JP5284425B2 - 屋根架構体の支持構造 - Google Patents

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本発明は、屋根架構体の支持構造に関し、三方または四方を複数の建物で囲まれた中庭や吹き抜け、例えば、ホテルや高層建築などの複数の建物で囲まれた中庭の上に、これら周囲の建物に支持させて屋根の骨組となる屋根架構体を架け渡す場合に適用される。
ホテルや大規模商業施設、あるいはオフィスビル、マンション等の建物の設計に際し、三方または四方を複数の建物で囲まれた広い空間をガラスやアクリルパネル等の光を通す材質の屋根で覆って中庭(アトリウム)として利用する試みが広く行われている。
ところで、三方または四方を複数の建物で囲まれた空間に、これら周囲の建物に支持させて屋根の骨組となる屋根架構体を架け渡すには、各建物の揺れ方(固有周期)が異なることから、屋根架構体の支承部は周囲の建物の揺れに自由に追従できるような構造にする必要がある。
従来、この種の屋根架構体の支承部は、下部構造の建物に対して屋根架構体の相対水平変位を許容するように構成されており、例えば、図7に図示するように建物側に設置された下部支承部30と建物に対して相対水平変位が可能なように屋根架構体側に設置された上部支承部31とから構成されている。
下部支承部30は、建物の梁などの構造体32に下部ベースプレート33を設置し、この下部ベースプレート33の上に複数の下部リブプレート34を設置し、さらにこの下部リブプレート34の上に敷きプレート35を設置することにより構成されている。
下部ベースプレート33と敷きプレート35は矩形板状に形成されており、また下部ベースプレート33はその各四隅部を貫通する複数のアンカーボルト36によって建物の構造体32に固定されている。
下部リブプレート34は、下部ベースプレート33の上に下部ベースプレート33および敷きプレート35の各辺と平行に設置され、全体が平面十字形に形成されている。また、下部リブプレート34と下部ベースプレート33および敷きプレート35は、それぞれ互いに溶接することにより一体的に接合されている。
さらに、敷きプレート35の隣接する二枚の下部リブプレート34,34によって四つの領域に仕切られた各領域部分に下部ルーズ孔37が形成されている。下部ルーズ孔37は隣接する二枚の下部リブプレート34,34のうちの一方の下部リブプレート34と平行な長軸を有する長孔に形成されている。
一方、上部支承部31は、敷きプレート35の上に上部ベースプレート38を設置し、この上部ベースプレート38の上に複数の上部リブプレート39を設置することにより構成されている。上部ベースプレート38は敷きプレート35と同様に矩形板状に形成されている。
また、上部リブプレート39は、上部ベースプレート38の各辺と平行に設置され、全体が平面十字形に形成されている。また、上部リブプレート39は上部ベースプレート38の上に溶接することにより一体的に接合されている。そして、上部リブプレート39の上に球継手42を介して屋根架構体の骨組43が接合されている。
さらに、上部ベースプレート38の隣接する二枚の上部リブプレート39,39によって仕切られた各領域部分に上部ルーズ孔40がそれぞれ形成されている。上部ルーズ孔40は、敷きプレート35に形成された下部ルーズ孔37の長軸と直交する方向に長軸を有する長孔に形成されている。
そして、下部ルーズ孔37と上部ルーズ孔40を貫通する複数の接合ボルト41によって下部支承部30の上に上部支承部31が連結されており、また下部ルーズ孔37と上部ルーズ孔40が互いに直交する方向に長軸を有して形成されていることにより、上部支承部31は下部支承部30の上を二方向にスライドすることができ、これにより屋根が周囲の建物の揺れに自由に追従することができる。
特許第3992410号公報 特開平5−306547号公報 実公平7−38488号公報
しかし、図7に図示するような構造の支承部では、連結ボルトを通すための下部ルーズ孔37と上部ルーズ孔40を上部ベースプレート38と敷きプレート35の双方に、互いに直交する方向に長軸を有して設ける必要があるため、下部リブプレート34を従来通りに平面十字型に設置すると、ルーズ孔37と40は支承部の中心から離れた位置に設ける必要がある。
これに伴い、上部ベースプレート38と敷きプレート35のサイズをかなり大きくする必要があり、また、アンカーボルト36と接合ボルト41が平面上同じ位置に設置されるため、その干渉を避ける必要から敷きプレート35を高く設置する必要があり、このため、支承部全体が大型化して設置が困難になることがあるだけでなく、製作コストが大幅に嵩む等の課題があった。
本発明は、以上の課題を解決すべく従来の支持構造を改良発展させたもので、下部構造の揺れに対する追従効果が大きく、しかもコンパクトにかつ廉価に製作できる屋根架構体の支持構造を提供することを目的とするものである。
本願の請求項1記載の発明は、下部構造体に設置される下部支承部と当該下部支承部において前記下部構造体に対する相対水平変位を許容するように前記下部構造体に支持される屋根架構体に設置される上部支承部とから構成されてなる屋根架構体の支持構造において、
下部支承部は下部構造体に複数のアンカーボルトによって固定された下部ベースプレートと、当該下部ベースプレートの上に設置された下部リブプレートと、当該下部リブプレートの上に設置された敷きプレートを備え、前記上部支承部は前記敷きプレートの上に設置された上部ベースプレートを備え、前記敷きプレートと上部ベースプレートには互いに交差する方向に長軸を有する下部ルーズ孔と上部ルーズ孔をそれぞれ備え、前記上部支承部は上部ルーズ孔と下部ルーズ孔を貫通する接合ボルトによって下部支承部の上にスライド可能に接合され、前記下部リブプレートは交差する複数のウェブプレートから構成され、前記下部ルーズ孔は下部リブプレートの隣接する二枚のウェブプレートの間に前記アンカーボルトと重ならないように設けられていることを特徴とするものである。
本発明は、屋根架構体の支承部を可能な限りコンパクトな形態にすることにより、支承部の設置を容易にすると共に製作コストの低減を可能にしたものである。
本発明によれば、下部リブプレートの隣接する二枚のウェブプレートの間に下部ルーズ孔を設けることにより、下部ルーズ孔を支承部の中心部近くに設けることができ、これにより敷きプレートを小さくでき支承部全体をコンパクトな形態にすることができる。
さらに、下部リブプレートの中心(複数のウェブプレートの交差部)を通る線上に長軸を有するように下部ルーズ孔を設ければ、下部ルーズ孔は支承部のさらに中心近くに設けることができ、敷きプレートをさらに小さくすることができて支承部全体をコンパクトにすることができる。
また、接合ボルトとアンカーボルトが平面上重ならないように配置することで、敷きプレートを嵩上げしてアンカーボルトをかわす必要もないので、支承部全体の高さもかなり低く抑えることができる。
なお、この場合の下部リブプレートは、平面に見てX型または十字型などの配置があるが、X型配置が最も好ましい。また、アンカーボルトは、下部リブプレートがX型配置の場合、各ウェブプレートの延長線上に配置することにより接合ボルトとの重なりを容易に回避することができる。
また特に、下部リブプレートがX型配置の場合、接合ボルトは原則4本
配置とするのが望ましいが、強度的に特に問題がないときは支承部中心の両側に対称に2本配置でもよい。
本願の請求項2記載の発明は、下部構造体に設置される下部支承部と当該下部支承部において前記下部構造体に対する相対水平変位を許容するように前記下部構造体に支持される屋根架構体に設置される上部支承部とから構成されてなる屋根架構体の支持構造において、
下部支承部は下部構造体に複数のアンカーボルトによって固定された下部ベースプレートと、当該下部ベースプレートの上に設置された下部リブプレートと、当該下部リブプレートの上に設置された敷きプレートを備え、前記上部支承部は前記敷きプレートの上に設置された上部ベースプレートを備え、前記敷きプレートと上部ベースプレートにはそれぞれ互いに交差する方向に長軸を有する下部ルーズ孔と上部ルーズ孔を備え、前記上部支承部は上部ルーズ孔と下部ルーズ孔を貫通する接合ボルトによって下部支承部の上にスライド可能に接合され、前記下部リブプレートはリング状または井桁状に形成され、前記下部ルーズ孔は下部リブプレートの外側に前記アンカーボルトと重ならないように設けられていることを特徴とするものである。
本発明は、請求項1記載の発明と同様に屋根架構体の支承部を可能な限りコンパクトな形態にすることにより、支承部の施工を容易にすると共に製作コストの削減を可能にしたものである。
本発明によれば、下部リブプレートが強度的にきわめて有効な環状(リング状)に形成されていることにより敷きプレートを小さくすることができ、これにより支承部全体をコンパクトな形態にすることができる。
また、接合ボルトとアンカーボルトが平面上重ならないように配置することで、敷きプレートを嵩上げしてアンカーボルトをかわす必要もないので、支承部全体の高さもかなり低く抑えることができる。
なお、この場合の下部リブプレートは、平面に見て矩形配置や円形配置、あるいは井桁配置、さらには五角形、六角形、八角形など多角形配置があるが、特に矩形配置と円形配置は、円形鋼管や角形鋼管を適当な寸法に切断することにより容易に得ることが可能なため好ましい。また、アンカーボルトと接合ボルトとの重なりも容易に回避することができる。
請求項1記載の発明によれば、下部リブプレートの隣接する二枚のウェブプレートの間に下部ルーズ孔を設けることにより、下部ルーズ孔を支承部の中心部近くに設けることができ、これにより敷きプレートを小さくでき支承部全体をコンパクトな形態にすることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、下部リブプレートが強度的にきわめて有効な環状(リング状)に形成されていることにより、敷きプレートを小さくすることができ、これにより支承部全体をコンパクトな形態にすることができる。
また、いずれの発明においても、接合ボルトとアンカーボルトが平面上重ならないように配置することで、敷きプレートを嵩上げしてアンカーボルトをかわす必要もないので、支承部全体の高さもかなり低く抑えることができる。
複数の建物で囲まれた中庭の上に周囲の建物に支持させて設置された屋根の骨組となる屋根架構体を示す側面図である。 屋根架構体の支承部を示し、(a)は側面図、(b)は図(a)におけるイ−イ線断面図、(c)はロ−ロ線断面図、(d)はハ−ハ線断面図である。 屋根架構体の支承部を示し、(a)は側面図、(b)は図(a)におけるイ−イ線断面図、(c)はロ−ロ線断面図、(d)はハ−ハ線断面図である。 屋根架構体の支承部を示し、(a)は側面図、(b)は図(a)におけるイ−イ線断面図、(c)はロ−ロ線断面図、(d)はハ−ハ線断面図である。 屋根架構体の支承部を示し、(a)は側面図、(b)は図(a)におけるイ−イ線断面図、(c)はロ−ロ線断面図、(d)はハ−ハ線断面図である。 屋根架構体の支承部を示し、(a)は側面図、(b)は図(a)におけるイ−イ線断面図、(c)はロ−ロ線断面図、(d)はハ−ハ線断面図である。 屋根架構体の支承部の従来例を示し、(a)は側面図、(b)は図(a)におけるイ−イ線断面図、(c)はロ−ロ線断面図、(d)はハ−ハ線断面図である。
図1と図2(a)〜(d)は、本発明の一実施形態を示し、図において、隣接する建物1と建物2との間に中庭(アトリウム)3が設けられ、中庭3の上方に屋根の骨組となるトラス構造の屋根架構体4が架け渡されている。
屋根架構体4の一端側は、建物1の屋上部分にローラ支持構造の支承部5によって支持され、他端側は建物2の屋上部分にピン支持構造の支承部6によって支持されており、特に支承部5は建物1側に設置された下部支承部7と屋根架構体4側に設置された上部支承部8とから構成されている。
下部支承部7は、梁や柱などの構造体9に設置された下部ベースプレート10と、下部ベースプレート10の上に設置された下部リブプレート11と、下部リブプレート11の上に設置された敷きプレート12とから構成されている。
下部ベースプレート10は矩形板状に形成され、四隅を貫通する複数のアンカーボルト13によって構造体9に固定されている。下部リブプレート11は、一枚のウェブプレート11aと二枚のウェブプレート11b,11bとから平面に見てほぼX形状に形成されている。
ウェブプレート11aは、側面から見て上端側を底辺とすると等辺台形状に形成され、下部ベースプレート10の中心を通る一方の対角線上に設置されている。
ウェブプレート11bは、側面から見て上端側を底辺とする直角台形状に形成され、下部ベースプレート10の中心を通る他方の対角線上に設置されている。二枚のウェブプレート11b,11bはウェブプレート11aの両側にウェブプレート11aを挟んでウェブプレート11aとX形状に交差した状態で設置されている。
そして、ウェブプレート11aとウェブプレート11bは下部ベースプレート10の上に一体的に溶接され、さらに二枚のウェブプレート11bはウェブプレート11aの側面部にそれぞれ一体的に溶接されている。
敷きプレート12は、下部ベースプレート10より大きい矩形板状に形成されている。また、二枚のウェブプレート11aと11bによって仕切られた各領域部分に下部ルーズ孔14がそれぞれ形成されている。下部ルーズ孔14は、敷きプレート12の中心を通り、かつウェブプレート11aとウェブプレート11b間を二等分する線上に長軸を有して形成されている。
上部支承部8は、敷きプレート12の上に設置された上部ベースプレート15と、この上部ベースプレート15の上に設置された上部リブプレート16とから構成されている。
上部ベースプレート15は、敷きプレート12より小さい矩形板状に形成されている。上部リブプレート16は、下部リブプレート11と同様に一枚のウェブプレート16aと二枚のウェブプレート16bとから平面に見てほぼX形状に形成されている。
ウェブプレート16aは、側面から見て下端側を底辺とすると等辺台形状に形成され、上部ベースプレート15の中心を通る一方の対角線上に設置されている。ウェブプレート16bは、側面から見て下端側を底辺とすると直角台形状に形成され、上部ベースプレート15の中心を通る他方の対角線上に、ウェブプレート16aを挟んでかつウェブプレート16aと交差した状態で設置されている。
そして、ウェブプレート16aとリブプレート16bは上部ベースプレート15の上に一体的に溶接され、さらに二枚のウェブプレート16bはウェブプレート16aの側面部にそれぞれ一体的に溶接されている。
そして、上部リブプレート16の上に球継手19を介して屋根架構体4の骨組4aが接合されている。なお、屋根架構体4を形鋼で形成し、上部リブプレート16の上に形鋼からなる弦材などを介して接合することも可能である。
また、ウェブプレート16aと16bによって仕切られた各領域部分に上部ルーズ孔17が形成されている。上部ルーズ孔17は、上部ベースプレート15の各辺と平行に、かつ下部ルーズ孔14と直角に交差する方向に長軸を有して形成されている。
そして、下部支承部7と上部支承部8は、双方の対応する下部ルーズ孔14と上部ルーズ孔17間を貫通する複数の接合ボルト18によって接合されている。
また、下部ルーズ孔14と上部ルーズ孔17が互いに直交する方向に長軸を有して形成されていることにより、上部支承部8は下部支承部7の上を二方向にスライドすることができ、これにより屋根架構体4が建物1,2の揺れに自由に追従することができる。
なお、下部支承部7と上部支承部8間のスライド部は、敷きプレート12と上部ベースプレート15との間にシートプレートとスライデングパットを介在する等して水平方向の摩擦抵抗が低減されるように構成されている。
図3(a)〜(d)は、本発明の他の実施形態を示し、図1,2で説明した実施形態において敷きプレート12と上部ベースプレート15を入れ替え、図1,2の実施形態における敷きプレート12が上部ベースプレート15として、上部ベースプレート15が敷きプレート12としてそれぞれ設置されている。その他の構成は、図1,2の実施形態で説明した通りである。
図4(a)〜(d)は、同じく本発明の他の実施形態を示し、下部リブプレート11は平面に見て井桁状に形成され、敷きプレート12の下部ルーズ孔14は下部リブプレート11の外側に形成されている。
詳しく説明すると、下部リブプレート11は複数のウェブプレートから形成され、各辺のウェブプレートは下部ベースプレート10および敷きプレート12の周縁部近くに、下部ベースプレート10および敷きプレート12の各辺と平行に、かつ両端部が下部ベースプレート10および敷きプレート12の各四隅部分において直角に交差した状態で設置されている。
また、敷きプレート12の下部ルーズ孔14は、下部リブプレート11の外側領域部分に敷きプレート12の各辺と平行な長軸を有して形成されている。そして、下部ルーズ孔14と上部ベースプレート15の対応する各上部ルーズ孔17間に接合ボルト18が装着されている。その他の構成は、図2(a)〜(d)の実施形態で説明した通りである。
図5(a)〜(d)は、同じく本発明の他の実施形態を示し、下部リブプレート11は平面に見て正方形状に形成され、敷きプレート12の下部ルーズ孔14は下部リブプレート11の外側に形成されている。
詳しく説明すると、下部リブプレート11は複数のウェブプレートから形成され、各辺のウェブプレートは下部ベースプレート10および敷きプレート12の周縁部近くに、下部ベースプレート10および敷きプレート12の各辺と平行に設置されている。
また、敷きプレート12の下部ルーズ孔14は、下部リブプレート11の外側領域部分に敷きプレート12の各辺と平行な方向に長軸を有して形成されている。そして、下部ルーズ孔14と上部ベースプレート15の対応する各上部ルーズ孔17間に接合ボルト18が装着されている。その他の構成は、図2(a)〜(d)の実施形態で説明した通りである。
図6(a)〜(d)は、同じく本発明の他の実施形態を示し、下部リブプレート11は、平面に見て円形状に形成され、敷きプレート12の下部ルーズ孔14は下部リブプレート11の外側に形成されている。
また、下部ルーズ孔14は、下部リブプレート11の外側領域部分に敷きプレート12の各辺と平行な方向に長軸を有して形成されている。そして、下部ルーズ孔14と上部ベースプレート15の対応する各上部ルーズ孔17間に接合ボルト18が装着されている。その他の構成は、図2(a)〜(d)の実施形態で説明した通りである。
本発明は、下部構造の建物の揺れに対する追従効果が大きく、しかもコンパクトにかつ低コストで製作できる屋根架構体の支持構造を提供することができる。
1 建物(下部構造体)
2 建物(下部構造体)
3 中庭(アトリウム)
4 屋根架構体
5 支承部
6 支承部
7 下部支承部
8 上部支承部
9 構造体
10 下部ベースプレート
11 下部リブプレート
12 敷きプレート
13 アンカーボルト
14 下部ルーズ孔
15 上部ベースプレート
16 上部リブプレート
17 上部ルーズ孔
18 接合ボルト
19 球継手

Claims (2)

  1. 下部構造体に設置される下部支承部と当該下部支承部において前記下部構造体に対する相対水平変位を許容するように前記下部構造体に支持される屋根架構体に設置される上部支承部とから構成されてなる屋根架構体の支持構造において、
    下部支承部は下部構造体に複数のアンカーボルトによって固定された下部ベースプレートと、当該下部ベースプレートの上に設置された下部リブプレートと、当該下部リブプレートの上に設置された敷きプレートを備え、前記上部支承部は前記敷きプレートの上に設置された上部ベースプレートを備え、前記敷きプレートと上部ベースプレートには互いに交差する方向に長軸を有する下部ルーズ孔と上部ルーズ孔をそれぞれ備え、前記上部支承部は上部ルーズ孔と下部ルーズ孔を貫通する接合ボルトによって下部支承部の上にスライド可能に接合され、前記下部リブプレートは交差する複数のウェブプレートから構成され、前記下部ルーズ孔は下部リブプレートの隣接する二枚のウェブプレートの間に前記アンカーボルトと重ならないように設けられていることを特徴とする屋根架構体の支持構造。
  2. 下部構造体に設置される下部支承部と当該下部支承部において前記下部構造体に対する相対水平変位を許容するように前記下部構造体に支持される屋根架構体に設置される上部支承部とから構成されてなる屋根架構体の支持構造において、
    下部支承部は下部構造体に複数のアンカーボルトによって固定された下部ベースプレートと、当該下部ベースプレートの上に設置された下部リブプレートと、当該下部リブプレートの上に設置された敷きプレートを備え、前記上部支承部は前記敷きプレートの上に設置された上部ベースプレートを備え、前記敷きプレートと上部ベースプレートにはそれぞれ互いに交差する方向に長軸を有する下部ルーズ孔と上部ルーズ孔を備え、前記上部支承部は上部ルーズ孔と下部ルーズ孔を貫通する接合ボルトによって下部支承部の上にスライド可能に接合され、前記下部リブプレートはリング状または井桁状に形成され、前記下部ルーズ孔は下部リブプレートの外側に前記アンカーボルトと重ならないように設けられていることを特徴とする屋根架構体の支持構造。
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