JP5283283B2 - モータ、モータ内蔵ローラおよびローラコンベア装置 - Google Patents
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Description
図7に示すように、筺体91内には、減速機95と、固定子92と、回転子に連結された出力軸93等を有している。減速機95と固定子92は、筺体91内に圧入されており、筺体91に強固に固定されている。
また、モータ内蔵ローラ80は、減速機95と固定子92が、筺体91に強固に固定されていることにより、モータ90を分解して整備(潤滑油の注入、巻線の交換等)することが、困難である。例えば、モータ90を長期間使用することにより、固定子92が筺体91に固着することもある。この場合、固定子92を筺体91から無理に引き剥がそうとして、固定子92が破損することもある。
また、モータ内蔵ローラ80の製造段階において、減速機95と固定子92とを、筺体91内に圧入するためには、数種類の工具や機器が必要であり、手間が掛かる。
図1に示すように、モータ1は、円筒状を成した筺体10を有している。軸方向において、筺体10の一方の端部からは出力軸2が突出しており、他方の端部には電源部23を有している。
図2に示すように、筺体10は、2つの筺体片11,12によって構成されている。モータ1は公知のそれと同様に、筺体10の内部に、減速機3と、固定子4と、出力軸5を有している。
蓋部材24の内部には、図示しない軸受28を有している。すなわち、蓋部材24が軸受28を有することにより、蓋部材24は固定軸25に対して相対的に回転可能である。さらに、蓋部材24は歯車29に対しても相対的に回転可能である。
電源ケーブル26は、コネクタ27を有している。
なお、筺体片11,12は、孔17を有している。孔17は、減速機3と固定子4とが有する突起部と、略合致する大きさを有している。孔17は、減速機3と固定子4とが有する突起部と合致することにより、筺体10内で減速機3と固定子4とが回転することを防止できる。また、孔17は、減速機3と固定子4とが有する突起部と合致することにより、筺体片11,12に減速機3と固定子4とを組み立てる際に、各々の位置決めが可能である。
孔17は、筺体片11,12の内側15と外側16とを連通している。孔17は、鉛直方向において、筺体片11,12の略中央に位置している。また、孔17は、軸方向において、くびれ部14の近傍に位置している。
筺体片11,12は、高い剛性を有し、且つ耐腐食性に優れた金属で構成されることが好ましい。
減速機3と、固定子4とは、出力軸5を介して接続されている。なお、固定子4と、蓋部材24とは、歯車29を介して接続されている。
接続されている減速機3と固定子4は、両側から筺体片11,12で覆われている。なお、減速機3と固定子4とに設けられた図示しない突起部は、筺体片11,12が有する孔17に嵌められている。
筺体片11,12は、組み合わされて、筺体10を成している。筺体片11,12同士は、くびれ部14に設けられた締結金具20によって結束されている。
締結金具20は、くびれ部14の全周を締結しており、締結金具20の端部同士は接合されている。締結金具20の端部同士は、溶接等の接合手段で接合しても良い。
筺体10は、出力軸2,5と同軸円状となるように配置されている。筺体10の一方側の端部からは、出力軸2が突出している。筺体10の他方側の端部には、電源部23が接続されている。
コネクタ27を有していない側の電源ケーブル26の端部は、固定子4の基板に接続されている。
図3に示すように、モータ内蔵ローラ30は、モータ1と、ローラ本体31と、出力板32と、蓋部材33とを有している。
ローラ本体31は公知のそれと同様に、両端が開放された管状を成している。ローラ本体31は、高い剛性を有し、且つ耐腐食性に優れた金属で構成されることが好ましい。
蓋部材33は、固定軸35を有している。蓋部材33の内部には、図示しない軸受34を有している。すなわち、蓋部材33が軸受34を有することにより、蓋部材33は固定軸35に対して相対的に回転可能である。
出力板32は、円板状を成している。出力板32は、モータ1の出力軸2からの出力を、ローラ本体31に伝達するための結合部材である。換言すれば、出力板32は、出力軸2の回転速度と、ローラ本体31の回転速度とを同期させるための部材である。
出力板32は、ローラ本体31の内径と略同一の外径を有している。出力板32の内径は、出力軸2の外形と合致する形状を有している。
モータ1は、ローラ30の一方の端部から、ローラ30内に挿入されている。ローラ30の一方の端部には、モータ1の蓋部材24が係止している。
モータ1の出力軸2には、出力板32が接続されている。このことにより、モータ1とローラ本体31とは、出力板32を介して接続されている。
ローラ30の他方の端部には、蓋部材33が挿入され、係止している。
すなわち、図4に示すように、モータ内蔵ローラ30は、前記の各部材が一体化され、管状を成している。ローラ本体31の両端部からは、固定軸25,35が突出している。
モータ内蔵ローラ30に対して、電源ケーブル26から電源を供給すると、モータ1の出力軸2が回転する。すると、出力軸2は出力板32を介してローラ本体31に接続されていることから、ローラ本体31が回転する。この時、ローラ本体31は、固定軸25,35に対して、相対的に回転する。これは、蓋部材24,33が軸受28,34を有しているからである。換言すれば、ローラ本体31が回転しても、固定軸25,35は回転しない。なお、モータ1については、出力軸2が回転しても、筺体10は回転しない。
図5(a)に示すように、ローラコンベア装置40は、モータ内蔵ローラ30と、フレーム41,42と、フリーローラ43を有している。
フリーローラ43は公知のそれと同様に、モータ等の動力機構を持たないローラである。フリーローラ43は、ローラ本体44を有している。ローラ本体44の両端部には、図示しない蓋部材45を有している。蓋部材45は、図示しない軸受46と固定軸47とを有している。すなわち、蓋部材45が軸受46を有することにより、蓋部材45は固定軸47に対して相対的に回転可能である。よって、ローラ本体44は固定軸47に対して相対的に回転可能である。
図5(b)に示すように、フレーム41,42の側面には、孔48を有している。孔48は、モータ内蔵ローラ30と、フリーローラ43とを回動可能に支持するためのものである。
また、筺体10は、締結金具20を工具類で切断するだけで、筺体片11,12を引き離すことができる。このことにより、筺体10の分解をより容易に行うことができる。
また、モータ1の耐振動性を高め、制振構造とするため、筺体片11,12と、減速機3と固定子4との間に、緩衝材を設けても構わない。
2,5 出力軸
10 筺体
11,12 筺体片
20 締結金具(締結手段)
30 モータ内蔵ローラ
40 ローラコンベア装置
Claims (4)
- モータ内蔵ローラに搭載されるモータであって、
前記モータは、出力軸と、筺体とを有し、
前記筺体は、軸方向において、少なくとも2分割された筺体片を組み合わせて成り、
前記筺体は、帯状の締結手段で全周にわたって締結されていることを特徴とするモータ。 - 前記筺体は、円筒状を成しており、
前記筺体は、くびれ部を有し、
前記くびれ部は、筺体の他の外周面よりも縮径しており、
前記締結手段は、くびれ部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。 - 請求項1又は2に記載のモータを搭載することを特徴とするモータ内蔵ローラ。
- 請求項3に記載のモータ内蔵ローラを有することを特徴とするローラコンベア装置。
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JP2010087160A JP5283283B2 (ja) | 2010-04-05 | 2010-04-05 | モータ、モータ内蔵ローラおよびローラコンベア装置 |
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JP2010087160A JP5283283B2 (ja) | 2010-04-05 | 2010-04-05 | モータ、モータ内蔵ローラおよびローラコンベア装置 |
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Family Applications (1)
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