JP2008208790A - スタータ - Google Patents

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JP2008208790A JP2007047399A JP2007047399A JP2008208790A JP 2008208790 A JP2008208790 A JP 2008208790A JP 2007047399 A JP2007047399 A JP 2007047399A JP 2007047399 A JP2007047399 A JP 2007047399A JP 2008208790 A JP2008208790 A JP 2008208790A
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Takahisa Inagaki
登久 稲垣
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Abstract

【課題】モータをフロントハウジングに固定するスルーボルト3の耐振性を向上でき、且つ、エンジンブロック8との干渉を回避できるスタータを提供する。
【解決手段】モータをフロントハウジングに固定する3本のスルーボルト3は、ヨークの内側に配置される1本のスルーボルト3Aと、ヨークの外側に配置される2本のスルーボルト3Bであり、この3本のスルーボルト3が周方向に略等間隔に配置されている。また、ヨークの内側に配置される1本のスルーボルト3Aは、モータの径方向エンジンブロック8側に配置され、ヨークの外側に配置される2本のスルーボルト3Bは、モータ4の径方向反エンジンブロック側に配置されている。さらに、ヨークの外側に配置される2本のスルーボルト3Bは、ヨークの内側に配置される1本のスルーボルト3Aより、JIS規格に示されるボルト径が1サイズ以上大きいものが使用されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁石界磁型モータを有し、このモータが3本のスルーボルトによりフロントハウジングに固定されたスタータに関する。
従来技術として、特許文献1に記載されたスタータがある。
このスタータは、磁気回路を形成するヨークの内周に複数の永久磁石を周方向等間隔に配置して界磁を構成する磁石界磁型モータを有し、このモータが2本のスルーボルトによってフロントハウジングに固定されている。
2本のスルーボルト100は、図4に示す様に、モータ110の径方向に対向する位置に配置されて、エンドフレーム120の後端からヨークの内側に挿通され、周方向に隣合う磁石と磁石との間を通って配置される。
特開2003−42042号公報
ところが、ヨークの内側にスルーボルト100を配置する構造では、スルーボルト100を配置できるスペース(磁石と磁石との間隔)が限定されるため、ボルト径の大きなスルーボルト100を使用することが困難である。その結果、極めて振動の高いエンジンにスタータが搭載された場合、その過度な振動によりスルーボルト100が折損する恐れがあった。
これに対し、図5に示す様に、2本のスルーボルト100をヨークの外側に配置することにより、ボルト径を1サイズ以上大きくして、スルーボルト100の耐振性を向上させることもできる。しかし、この場合、2本のスルーボルト100をヨークの外側に配置するため、スルーボルト100の軸力を受けるエンドフレーム120やヨークに変形が生じる恐れがあり、エンドフレーム120とヨークとの間に隙間が生じて防水性が低下する懸念があった。
また、スタータがエンジンブロックに近接して配置される場合には、少なくとも1本のスルーボルト100がエンジンブロックに干渉する問題が生じる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、スルーボルトの耐振性を向上でき、且つ、スルーボルトとエンジンブロックとの干渉を回避できるスタータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、磁気回路を形成するヨークの内周に複数の永久磁石を配置して界磁を構成する磁石界磁型モータを有し、このモータが3本のスルーボルトによりフロントハウジングに固定されると共に、モータの径方向片側がエンジンブロックに近接して配置されるスタータであって、3本のスルーボルトのうち、2本のスルーボルトは、ヨークの外側に配置され、残り1本のスルーボルトは、周方向に隣合う永久磁石同士の間を通ってヨークの内側に配置され、且つ、その1本のスルーボルトが、モータの径方向エンジンブロック側に配置され、ヨークの外側に配置される2本のスルーボルトが、モータの径方向反エンジンブロック側に配置されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、3本のスルーボルトを使用することにより、極めて振動の高いエンジンにスタータが搭載された場合でも、スルーボルトの折損を防止でき、2本のスルーボルトを使用した従来のスタータと比較して、耐振性が向上する。
また、3本のスルーボルトのうち、1本のスルーボルトをヨークの内側に配置すると共に、その1本のスルーボルトが径方向のエンジンブロック側に配置され、ヨークの外側に配置される2本のスルーボルトが径方向の反エンジンブロック側に配置されるので、スルーボルトがエンジンブロックに干渉することはない。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、3本のスルーボルトは、モータの周方向に略等間隔に配置されていることを特徴とする。
この場合、3本のスルーボルトをモータの周方向にバランス良く配置できるので、スルーボルトの軸力が加わるモータのヨークやエンドフレームの変形を抑制でき、防水性の悪化を防止できる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したスタータにおいて、ヨークの外側に配置される2本のスルーボルトは、ヨークの内側に配置される1本のスルーボルトより、JIS規格に定められたボルト径が1サイズ以上大きいことを特徴とする。
ヨークの内側に配置される1本のスルーボルトは、周方向に隣合う永久磁石と永久磁石との間を通すため、ボルト径に制約を受けるが、ヨークの外側に配置される2本のスルーボルトは、配置スペースに制約を受けないため、ヨークの内側に配置されるスルーボルトよりボルト径を大きくできる。これにより、更に耐振性を向上できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1はスタータ1の半断面図、図2はスタータ1の後側正面図である。
本実施例のスタータ1は、例えば、スノーモービルや水上バイク等に使用されるもので、図1に示す様に、フロントハウジング2と、このフロントハウジング2に3本のスルーボルト3(3A、3B)を締め付けて固定されるモータ4と、このモータ4に駆動される出力軸5と、この出力軸5の外周にクラッチ6と一体に配置されるピニオンギヤ7等より構成され、モータ4の径方向片側がエンジンブロック8に近接して配置されている(図2参照)。
フロントハウジング2には、エンジン側のスタータ取付け面にボルト(図示せず)で固定される突出部2aが設けられている。この突出部2aは、図2に示す様に、フロントハウジング2の径方向両側に1箇所ずつ、合計2箇所設けられ、それぞれボルトを締め付けるための螺子孔2bが形成されている。また、突出部2aとは異なる周方向の位置に、スルーボルト3を結合するための螺子孔(図示せず)が3箇所形成されている。
モータ4は、磁気回路を形成する円筒形状のヨーク9と、このヨーク9の内周に固定される複数の永久磁石10と、この磁石10の内周に所定のギャップを有して回転自在に配置される電機子11と、整流作用を行う整流子12とブラシ13と、ヨーク9の反フロントハウジング側の開口部を塞ぐエンドフレーム14等より構成される。
ヨーク9は、強磁性体である鉄等の板材を円筒形状に丸めて形成されたり、パイプ材から形成され、フロントハウジング2とエンドフレーム14との間に挟持される。磁石10は、図3に示す様に、ヨーク9の周方向に所定の間隔を開けて4個配置されている。
電機子11は、駆動トルクを出力する電機子軸15と、この電機子軸15の外周に圧入嵌合して固定される電機子鉄心16と、この電機子鉄心16に巻線される電機子コイル17とを有し、電機子軸15の一端側が軸受18を介してフロントハウジング2に回転自在に支持され、電機子軸15の他端側が軸受19を介してエンドフレーム14に回転自在に支持されている。
整流子12は、円筒状に配置した複数のセグメント(整流子片)を樹脂モールドして構成され、個々のセグメントがそれぞれ電機子コイル17に接続されている。
ブラシ13は、整流子12の外周上に配置される正極側ブラシ13と負極側ブラシ13とを有し、それぞれブラシホルダ20に保持されて、ブラシスプリング(図示せず)により整流子12の外周面に押圧されている。なお、正極側ブラシ13は、エンドフレーム14に取り付けられる外部端子21に接続され、この外部端子21を介してバッテリ(図示せず)から電流が供給される。負極側ブラシ13は、例えば、ブラシホルダ20が固定されるホルダプレート(図示せず)にアース接続されている。
出力軸5は、モータ4の電機子軸15と一体に設けられている。つまり、電機子軸15の一端側(反整流子側)を軸方向に延長して出力軸5を形成している。
クラッチ6は、出力軸5の外周にヘリカルスプライン嵌合して、出力軸5の回転をピニオンギヤ7に伝達すると共に、エンジンが始動してピニオンギヤ7がエンジンにより回されると、ピニオンギヤ7の回転が出力軸5に伝わらないように、ピニオンギヤ7から出力軸5へのトルク伝達を遮断する一方向クラッチ6として構成されている。
ピニオンギヤ7は、出力軸5が回転すると、慣性によりクラッチ6と一体に出力軸5上を反モータ方向(図示左方向)へ移動して、エンジンのリングギヤ(図示せず)に噛み合ってリングギヤを駆動する。
次に、スルーボルト3について説明する。
スルーボルト3は、軸部の先端側に雄ねじが形成され、その雄ねじをフロントハウジング2の螺子孔にねじ込み、エンドフレーム14に設けられたボルト受け部14aにボルト頭部3aを押し付けて軸力(締め付け力)を発生させることにより、モータ4をフロントハウジング2に固定している。
本実施例のスタータ1に使用されるスルーボルト3は、図3に示す様に、ヨーク9の内側で周方向に隣合う磁石10と磁石10との間を軸方向に挿通して配置される1本のスルーボルト3Aと、ヨーク9の外側に配置される2本のスルーボルト3Bであり、この3本のスルーボルト3が周方向に略等間隔に配置されている。
また、ヨーク9の内側に配置される1本のスルーボルト3Aは、図2に示す様に、モータ4の径方向エンジンブロック8側に配置され、ヨーク9の外側に配置される2本のスルーボルト3Bは、モータ4の径方向反エンジンブロック側に配置されている。
さらに、ヨーク9の外側に配置される2本のスルーボルト3Bは、ヨーク9の内側に配置される1本のスルーボルト3Aより、JIS規格に示されるボルト径が1サイズ以上大きいものが使用されている。一例として、ヨーク9の外側に配置される2本のスルーボルト3BにはM6サイズ、ヨーク9の内側に配置される1本のスルーボルト3AにはM5サイズが使用される。
(実施例1の効果)
本実施例のスタータ1は、3本のスルーボルト3によってモータ4をフロントハウジング2に固定しているので、極めて振動の高いエンジンにスタータ1が搭載された場合でも、スルーボルト3の折損を防止できる。特に、ヨーク9の外側に配置される2本のスルーボルト3Bは、ヨーク9の内側に配置される1本のスルーボルト3Aより、ボルト径が1サイズ以上大きいため、耐振性を向上できる。
また、3本のスルーボルト3のうち、1本のスルーボルト3Aがヨーク9の内側に配置され、且つ、その1本のスルーボルト3Aが径方向のエンジンブロック8側に配置されるので、図2に示す様に、スタータ1がエンジンブロック8に近接して配置される場合でも、スルーボルト3がエンジンブロック8に干渉することはない。
さらに、3本のスルーボルト3は、モータ4の周方向に略等間隔にバランス良く配置されるので、スルーボルト3の軸力が加わるモータ4のヨーク9やエンドフレーム14の変形を抑制でき、防水性の悪化を防止できる効果もある。
スタータの半断面図である。 スタータの後側正面図である。 モータの径方向断面図である。 スタータの後側正面図である(従来技術)。 スタータの後側正面図である(従来技術)。
符号の説明
1 スタータ
2 フロントハウジング
3 スルーボルト
3A ヨークの内側に配置される1本のスルーボルト
3B ヨークの外側に配置される2本のスルーボルト
4 モータ
8 エンジンブロック
9 ヨーク
10 永久磁石

Claims (3)

  1. 磁気回路を形成するヨークの内周に複数の永久磁石を配置して界磁を構成する磁石界磁型モータを有し、このモータが3本のスルーボルトによりフロントハウジングに固定されると共に、前記モータの径方向片側がエンジンブロックに近接して配置されるスタータであって、
    前記3本のスルーボルトのうち、2本のスルーボルトは、前記ヨークの外側に配置され、残り1本のスルーボルトは、周方向に隣合う前記永久磁石同士の間を通って前記ヨークの内側に配置され、且つ、その1本のスルーボルトが、前記モータの径方向エンジンブロック側に配置され、前記ヨークの外側に配置される2本のスルーボルトが、前記モータの径方向反エンジンブロック側に配置されていることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項1に記載したスタータにおいて、
    前記3本のスルーボルトは、前記モータの周方向に略等間隔に配置されていることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項1または2に記載したスタータにおいて、
    前記ヨークの外側に配置される2本のスルーボルトは、前記ヨークの内側に配置される1本のスルーボルトより、JIS規格に定められたボルト径が1サイズ以上大きいことを特徴とするスタータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015098837A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社デンソー スタータモータ

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