JP5129723B2 - 電動モータ - Google Patents
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Description
フロントブラケットには、エンジンのケースに内嵌可能な嵌合部が突設されており、この嵌合部がエンジンのケースに内嵌されることで、エンジンのケースにフロントブラケットが固定される。これによって、アーマチュアの回転軸とエンジンのクランクシャフトとを互いに連結することが可能になる。そして、回転軸がクランクシャフトを回転させることにより、エンジンを始動させるようになっている。
Oリング溝は、切削加工などを施すことによって形成される。すなわち、フロントブラケットは、例えば、アルミダイキャストから製造され、嵌合部に切削加工を施すことによってOリング溝が形成されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このように構成することで、従来のように切削加工を施すことなく、ブラケットの嵌合部にシール部材を装着する装着部を形成することができる。また、容易に立ち上がり部を形成することが可能になる。さらに、軸受けが受ける荷重が装着部に伝達され難くなり、装着部の変形を防止することができる。そして、軸受けの固定位置と装着部の形成位置とが軸方向で重なる場合と比較して嵌合部の外径を細径化することができる。また、容易に装着部を形成することができ、かつ容易に嵌合部の細径化を図ることができる。さらに、嵌合部の剛性を高めることができる。そして、より確実に製造コストを低減することができる。
このように構成することで、製造コストを低減し、かつ小型化できる電動モータを提供できる。
このように構成することで、さらに製造コストを低減できる。
このように構成することで、嵌合部の剛性を高めることができる。
このように構成することで、より確実に製造コストを低減することができる。
図1に示すように、電動モータ1は、例えば、二輪用のスタータモータとして用いられるものであって、円筒状に形成されたヨーク21と、ヨーク21に一体成形されエンジン60のケースに固定されるフロントブラケット2と、ヨーク21の一端を閉塞するリアブラケット4と、フロントブラケット2、およびリアブラケット4に回転自在に支持されるアーマチュア5とを有している。そして、アーマチュア5の回転軸10がエンジン60のクランクシャフトに連結されるようになっている。
また、ブラシ43にはピグテール45が接続されており、ピグテール45を介してブラシ43と給電端子46とが電気的に接続されるようになっている。給電端子46は、インシュレータ47を介してリアブラケット4の周壁4bから挿入されており、外側に露出した部分が不図示の電源に接続されている。
ヨーク21のリアブラケット4側端部には、リアブラケット4に印籠接合させるためのインロー部22aが形成されている。インロー部22aは、切削加工によって外径を縮径させた形状を有する。
嵌合部72は、ブラケット本体71から先端側(エンジン側)に向かって徐々に段差により縮径するように段付き状に形成されており、基端側、つまり、ブラケット本体71側から順に第一筒部73、第二筒部74、および第三筒部75を有している。エンジン60のケースにフロントブラケット2の嵌合部72が嵌合されることにより、フロントブラケット2が固定される。嵌合部72にはアーマチュア5の回転軸10が挿入され、回転軸10は嵌合部72を介してエンジン側に突出する。
第一筒部73よりも先端側であって段差により縮径された第二筒部74には、内周面に軸受け77が圧入固定されている。この軸受け77は、回転軸10を回転自在に支持するためのものである。
ここで、一対のカシメ用孔87a,87bは、スラストサポータ84の外形を面対称に分ける対称面F1,F2に対して非面対称に配置されている。より具体的には、図3(a)において、紙面左側に形成されているカシメ用孔87aは、本体部85の短手方向略中央に形成されている一方、紙面右側に形成されているカシメ用孔87bは、本体部85の短手方向略中央よりもやや下寄りに形成されている。
このように構成することによって、スラストサポータ84の表裏の向き、周方向の向きが決まるので、スラストサポータ84のブラケット本体71への誤組み付けを防止することができる。
まず、図4(a)に示すように、予備工程として、板金部材20をプレス加工によって深絞りした後、立ち上がり部78の形成箇所である嵌合部72の第三筒部75の先端側を第一金型91によって押し潰す。
このとき、フロントブラケット2の嵌合部72にOリング80が装着されているので、嵌合部72とエンジン60のケースとの間のシール性が高まり、エンジン60のケース内への塵埃などの侵入が防止される。
そして、Oリング80の位置を軸受け77の位置と軸方向で重なるように設定する場合と比較して、つまり、例えば、Oリング80を第二筒部74に設ける場合と比較して嵌合部72の細径化を図ることができる。
また、上述の実施形態では、第三筒部75の一部を全周に渡って剥離して立ち上がり部78を形成し、この立ち上がり部78と第二筒部74の段差面74aとによって第三筒部75の外周面にOリング80を装着するための装着部79を形成した場合について説明した。しかしながら、立ち上がり部78を第三筒部75の一部を剥離させることで形成しなくてもよい。例えば、ベローズを形成する場合のように、第三筒部75の一部を径方向に膨出させるようにして立ち上がり部78を形成してもよい。
そして、上述の実施形態では、嵌合部72とエンジン60のケースとの間のシール性を確保するために第三筒部75にOリング80を装着した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、シール性を確保できるものであれば、パッキンやガスケットなどを使用してもよい。
2 フロントブラケット(一方のブラケット)
4 リアブラケット(ブラケット)
5 アーマチュア
10 回転軸
20 板金部材
21 ヨーク
60 エンジン(外部機器)
71 ブラケット本体
72 嵌合部
73 第一筒部
74 第二筒部(大径筒部)
75 第三筒部(小径筒部)
74a,75a 段差面
77 軸受け
78 立ち上がり部
79 装着部
80 Oリング(シール部材)
Claims (3)
- 筒状のヨークと、
前記ヨークの両端を閉塞する一対のブラケットと、
前記一対のブラケットに回転自在に支持されるアーマチュアとを備え、
前記一対のブラケットのうちの一方のブラケットに、外部機器に嵌合可能な嵌合部を設け、
該嵌合部を前記外部機器に嵌合固定し、前記アーマチュアの回転力を前記外部機器に伝達する電動モータにおいて、
前記嵌合部は、
前記アーマチュアの回転軸を回転自在に支持するための軸受けが内嵌固定される大径筒部と、
この大径筒部よりも先端側に、前記大径筒部よりも段差により縮径するように形成された小径筒部とを有し、
前記小径筒部の外周面の一部を全周に渡って剥離させることによって立ち上がり部を形成し、この立ち上がり部と前記大径筒部の段差部とにより、前記小径筒部の全周に渡って溝状の装着部を形成し、
この装着部に、前記嵌合部と前記外部機器との間のシール性を確保するためのシール部材を全周に渡って設けたことを特徴とする電動モータ。 - 前記一方のブラケットは、板金部材にプレス加工を施すことによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
- 前記一方のブラケット、および前記ヨークは、前記板金部材にプレス加工を施すことによって一体成形されていることを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
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JP2008293390A JP5129723B2 (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 電動モータ |
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