JP5840504B2 - 電動モータ - Google Patents
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Description
また、この振動に耐え得るようにターミナルの肉厚を増大し、剛性を高めようとすると、ターミナルの周辺部品の取り付け状態も変更になり、他部品の形状も変更する必要があるという課題がある。
このため、周辺部品の形状を変更することなく、ターミナルボルトとブラシとの電気的接続状態を安定させることができる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動モータ1の一部断面側面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、電動モータ1は、例えば、二輪用のスターターモータとして用いられるものであって、車体に固定されるフロントブラケット2(図1における左側)と、フロントブラケット2に一端部が固定される円筒状のステータ3と、ステータ3の他端部を閉塞するリアブラケット4(図1における右側)と、ステータ3内に配置され、フロントブラケット2、及びリアブラケット4に回転自在に支持されるアーマチュア5とを有する。
リアブラケット4、フロントブラケット2は、導電性の材料、例えば、アルミのダイカストで製造されている。また、ヨーク21は、鉄で製造されている。
ブラシ32は、ホルダ部31内に配置されたスプリング33でコンミテータ12に向けて付勢されている。ブラシ32には、ピグテール34の一端が溶着などによって固定されている。ピグテール34は、ホルダ部31の側部に形成されたスリットから引き出される。
図3は、ターミナルボルト35の頭部41の平面図である。
図2、図3に示すように、ターミナルボルト35は、ボルト本体51とボルト本体51の基端に設けられ、ブラシホルダ30内に配置される頭部41とから成る。ボルト本体51は、リアブラケット4に形成された端子挿入孔42、ブラシホルダ30に形成された端子挿入孔43、及びターミナル36に形成された後述の端子挿入孔64を介し、内面側から外側へと突出している。
図4は、ターミナル36の斜視図、図5は、図4のB矢視図、図6は、図4のC矢視図、図7は、図4のD矢視図である。
図4〜図7に示すように、ターミナル36は、断面略L字状に屈曲形成されたものであって、第1プレート61と、第2プレート62と、これら第1プレート61の一面61Aと、第2プレート62の一面62Aとが互いに略直交する方向に沿って配置されるように連結する湾曲部63とが一連に形成されている。
尚、各プレート61,62の一面61A,62Aとは、ターミナル36の山折り側の外面をいう。すなわち、図5における第1プレート61にあっては、下側の面を一面61Aとし、図5における第2プレート62あっては、左側の面を一面62Aとする。
一方、第1プレート61の短手方向の幅W3は、ターミナルボルト35の頭部41における長側面41Aと頂部Tとの間の幅W4と略一致するように設定されている。このように、第1プレート61は、この外形状がターミナルボルト35の頭部41に対応するように形成されている。
また、第2プレートには、プラス側のブラシ32Bから延びるピグテール34が溶着などによって接続されている。
また、仮にターミナル36がターミナルボルト35を中心に回ってしまうようなことがあっても、ブラシホルダ30と第2プレート62との接触が回避され、湾曲部63が接触するので、ブラシホルダ30の根元にターミナル36が接触することになる。
例えば、上述の実施形態では、リアブラケット4を導電性の材料、例えば、アルミのダイカストで製造し、リアブラケット4に突設されたボス部25とブラシホルダ30に突設されたホルダボス30Aとによってアーマチュア5の回転軸10の他端を回転自在に支持する軸受けボスが構成された状態になっている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、リアブラケット4を非導電性の樹脂などで形成してもよい。
この場合、ブラシホルダ30にホルダボス30Aを形成する必要はない。このため、ボス部25単体で軸受けボスを構成した状態になり、頭部41の長側面41Aは、ボス部25に近接する位置まで延出した状態になる。
4 リアブラケット(エンドブラケット)
4B 底部
5 アーマチュア
10 回転軸
21 ヨーク
30 ブラシホルダ
30B ベース部
30C 壁部
32 ブラシ
32A マイナス側のブラシ
32B プラス側のブラシ
34 ピグテール
35 ターミナルボルト
36 ターミナル
41 頭部
60 ターミナルユニット
61 第1プレート
61A,62A 一面(面)
62 第2プレート
63 湾曲部
65 開口部
T 頂部
Claims (3)
- 有底円筒形状のエンドブラケットの内側からこのエンドブラケットを貫通して外部に突出するように設けられた給電用のターミナルボルトと、
前記エンドブラケットの内側に設けられたブラシホルダと、
前記ブラシホルダの内側に設けられたアーマチュアに電力を供給するためのブラシと、
前記ブラシと前記ターミナルボルトとを電気的に接続し、前記ブラシを外部電源に電気的に接続するためのターミナルと、
前記ブラシから、前記外部電源からの電力が供給されることにより、磁界を発生させる前記アーマチュアと、
このアーマチュアを回転自在に支持すると共に、磁極を有するヨークと、
を備え、
前記ブラシホルダは、
前記エンドブラケットの底部に配置されたベース部と、
前記ベース部の外周部から立ち上がる壁部と、
を有し、
前記ターミナルは、
前記ターミナルボルトの頭部が接続される第1プレートと、
前記ブラシから延びるピグテールが接続される第2プレートと、
前記第1プレートの面と、前記第2プレートの面とが、互いに略直交する方向に沿って配置されるように、前記第1プレートと前記第2プレートとを連結する湾曲部とを有し、
前記湾曲部が前記第2プレートの面よりも前記第1プレートの延出方向とは反対方向に向かって突出するように形成されており、
前記湾曲部は、前記第2プレートの面よりも前記ブラシホルダの前記壁部に近接配置されていることを特徴とする電動モータ。 - 前記頭部の外形状に対応するように前記第1プレートを形成し、
前記頭部の一方向の幅と、これに対応する前記第1プレートの一方向の幅とを略同一に設定すると共に、
前記頭部の一方向に直交する他方向の幅と、これに対応する前記第1プレートの他方向の幅とを略同一に設定したことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。 - 前記第1プレートの面と前記第2プレートの面とが直交するように前記ターミナルを形成する一方、前記頭部を、この頭部の一方向に長くなるように五角形状に形成し、
前記ターミナルボルトを、前記頭部の短手方向の頂部が前記第2プレート側に向くように配置し、
前記湾曲部に、前記頭部の頂部を受け入れ可能な開口部を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012003204A JP5840504B2 (ja) | 2012-01-11 | 2012-01-11 | 電動モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012003204A JP5840504B2 (ja) | 2012-01-11 | 2012-01-11 | 電動モータ |
Publications (2)
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JP2013143853A JP2013143853A (ja) | 2013-07-22 |
JP5840504B2 true JP5840504B2 (ja) | 2016-01-06 |
Family
ID=49040128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012003204A Active JP5840504B2 (ja) | 2012-01-11 | 2012-01-11 | 電動モータ |
Country Status (1)
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2012
- 2012-01-11 JP JP2012003204A patent/JP5840504B2/ja active Active
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