JP5282674B2 - 定着装置,粘着剤塗布装置,および画像形成装置 - Google Patents

定着装置,粘着剤塗布装置,および画像形成装置 Download PDF

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この発明は、トナー画像を記録材に定着させる定着装置、その定着装置に搬送されるトナー画像が転写された記録材に粘着剤を塗布する粘着剤塗布装置、および上記定着装置や粘着剤塗布装置を備えた電子写真方式の複合機,複写機,ファクシミリ装置,プリンタ等の画像形成装置に関する。
上記のような画像形成装置では、原稿画像又は画像データに応じて副走査方向に回転する像担持体である感光体上(帯電装置によって予め一様に帯電されている)を露光装置により露光して静電潜像を形成させ、その静電潜像に現像装置によりトナーを付着させてトナー画像を形成し、そのトナー画像を転写装置により用紙等の記録材上に転写(形成)した後、その記録材上のトナー画像を定着装置(熱定着器)により定着させる一連の画像形成動作を行うようにしている(例えば特許文献1参照)。
ところで、このような画像形成装置に備えた定着装置では、例えば図14に示すように、ヒータ(加熱手段)1aによって加熱される回転可能な定着ローラ(定着部材)1と、その定着ローラ1に圧接して回転する加圧ローラ(加圧部材)2とを備え、記録材Sを定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップ部3を通過させ、熱と圧力の作用によりトナー画像Tを融解させて記録材Sに定着させるようにしている。
しかしながら、定着時にトナーは熱により溶解した時に粘性が発生するため、例えば図15に示すように、記録材Sがトナーの粘性による定着ローラ(加熱ローラ)1への強力な吸着力によって定着ローラ1に巻き込まれ、記録材Sを定着ローラ1から分離できないという問題があった。
そこで、この問題を解消するため、従来は分離用の爪を配置したりすることで、記録材と定着ローラとの分離を行ってきた。
また最近、記録材への縁無し印刷が要求されている。しかし、縁無し印刷においては記録材の搬送方向の先端部分までトナーが付着しているため、記録材と定着ローラとは更に分離し難く、分離は重要な課題となってくる。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、分離用の爪を用いなくても、また縁無し印刷を行う場合でも、記録材を定着部材から容易に分離できるようにすることを目的とする。
請求項1に係る定着装置は、加熱手段によって加熱される回転可能な定着部材と、該定着部材に圧接して回転する加圧部材とを有し、トナー画像が形成された記録材を上記定着部材と上記加圧部材とのニップ部を通過させて、熱と圧力の作用により上記トナー画像を上記記録材に定着させる定着装置において、上記ニップ部に上記記録材が到達する際に、該記録材のトナー画像が形成された面とは逆の面における該記録材の搬送方向(副走査方向)の先端部分に、熱又は圧力によって粘性が生じる物質を含んだ粘着剤を塗布する粘着剤塗布手段を設けたものである。
なお、上記粘着剤塗布手段に、上記加圧部材に対して当接および離間可能な粘着剤塗布部材を備えてもよい。
また、その粘着剤塗布部材を、上記加圧部材に対してそれぞれ当接および離間可能な複数の粘着剤塗布ローラとしてもよい。
さらに、その複数の粘着剤塗布ローラが互いに粘性の異なる粘着剤を塗布するとよい。
さらにまた、上記粘着剤として、上記記録材に形成されるトナー画像より融点が低いものを使用してもよい。
なお、上記定着装置内の上記粘着剤塗布手段の駆動を制御する制御手段を設け、該制御手段が、以下の(1)〜(5)のいずれかに示すようにしてもよい。
(1)上記記録材に形成されるトナー画像の濃度が所定値以上の場合に、上記粘着剤塗布手段に上記粘着剤の塗布を行わせる。
(2)上記記録材の搬送方向の先端部分にトナー画像が形成されるか否かによって、上記粘着剤塗布手段に上記粘着剤の塗布を行わせるか否かを判定する。
(3)上記記録材の搬送方向の先端側に形成されるトナー画像の濃度によって、上記粘着剤塗布手段による上記粘着剤の塗布時間を制御する。
(4)上記記録材の搬送方向の先端部分に形成されるトナー画像の上記搬送方向と直交する主走査方向の位置に応じて、上記粘着剤塗布手段によって上記粘着剤を塗布する上記主走査方向の位置を制御する。
(5)上記記録材の搬送方向の先端側に形成されるトナー画像の濃度に応じて、上記粘着剤塗布手段による上記粘着剤の塗布に用いる粘着剤塗布ローラを選択する。
請求項12に係る粘着剤塗布装置は、像担持体上に形成されたトナー画像を記録材上に転写する転写装置を備えると共に、加熱手段によって加熱される回転可能な定着部材と、該定着部材に圧接して回転する加圧部材とを有し、上記転写装置によってトナー画像が転写された記録材を上記定着部材と上記加圧部材とのニップ部を通過させて、熱と圧力の作用により上記トナー画像を上記記録材に定着させる定着装置を備える画像形成装置に搭載可能であり、上記ニップ部に上記記録材が到達する際に、該記録材のトナー画像が形成された面とは逆の面における該記録材の搬送方向の先端部分に、熱又は圧力によって粘性が生じる物質を含んだ粘着剤を塗布する手段を備えたものである。
この発明によれば、定着装置の定着部材と加圧部材とのニップ部にトナー画像が形成された記録材が到達する際に、その記録材のトナー画像が形成された面とは逆の面(裏面)におけるその記録材の搬送方向の先端部分に粘着剤を塗布することにより、定着装置の分離性を向上させることができるので、分離用の爪を用いなくても、また縁無し印刷を行う場合でも、記録材を定着部材から容易に分離することができる。
この発明の第1実施形態である電子写真方式を用いた画像形成装置の要部構成の一例を示す図である。 図1の記録材Sの搬送方向の先端側の余白部分の長さと記録材に転写されたトナー画像の濃度とそのトナーの粘性による定着ローラ1への記録材Sの吸着力との関係の一例を示す線図である。 図1の粘着剤塗布装置10を構成する粘着剤塗布ローラ11および離接機構を複数備えた例を示す斜視図である。 図1の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の第1例を示すフロー図である。 同じく粘着剤塗布装置10の駆動制御の第2例を示すフロー図である。
同じく粘着剤塗布装置10の駆動制御の第3例を示すフロー図である。 同じく粘着剤塗布装置10の駆動制御の第4例を示すフロー図である。 図1の記録材Sに転写されたトナー画像の濃度とそのトナーの粘性による定着ローラ1への記録材の吸着力との関係の一例を示す線図である。 図1の定着ローラ1への通電開始時から時間と定着ローラ1および加圧ローラ2の各表面温度とトナー融解温度領域と粘着剤温度領域との関係の一例を示す線図である。 この発明の第2実施形態である電子写真方式の画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。
図10の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の一例を示すフロー図である。 この発明の第3実施形態である電子写真方式を用いた画像形成装置の要部構成の一例を示す図である。 図12の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の一例を示すフロー図である。 従来の定着装置の構成およびその定着ローラおよび加圧ローラ等とトナー画像が転写された記録剤との位置関係を示す図である。 図10に示した定着装置による従来の問題点を説明するための図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の第1実施形態である電子写真方式を用いた画像形成装置における要部構成の一例を示す図であり、図14,図15に示す定着装置の構成と対応する構成には同一符号を付している。
この第1実施形態の画像形成装置が備える定着装置は、加熱手段であるヒータ1a(他の加熱手段でもよい)によって加熱される回転可能な定着部材である定着ローラ1と、その定着ローラ1に圧接して回転する加圧部材である加圧ローラ2と、粘着剤塗布手段である粘着剤塗布装置10とを備え、定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップ部3にトナー画像Tが形成された記録材Sが到達する際に、その記録材Sのトナー画像Tが転写(形成)された面とは逆の面(以下「裏面」ともいう)におけるその記録材Sの搬送方向の先端(以下「搬送方向」を省略して単に「先端」ともいう)部分に粘着剤塗布装置10により加圧ローラ2を介して粘着剤を塗布した後、記録材Sをニップ部3を通過させ、熱と圧力の作用によりトナー画像Tを融解させて記録材Sに定着させるようにしている。
粘着剤塗布装置10によって塗布する粘着剤は、熱又は圧力によって粘性が生じる物質を含んだものである。その物質としての熱可塑性を有する樹脂の一例を以下の(a)〜(c)に示す。
(a)ポリエステル樹脂、ポリスチレン、ポリ−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレンおよびその置換体の重合体。
(b)スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体。
(c)ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等。
粘着剤塗布装置10は、加圧ローラ2に対して当接および離間可能な粘着剤塗布部材である粘着剤塗布ローラ11と、その粘着剤塗布ローラ11を加圧ローラ2に対して当接および離間させる離接機構(後述するプランジャ15aを有するソレノイド15等からなる)とを備えている。
粘着剤塗布ローラ11は、例えば、粘着剤を含浸したローラであって、加圧ローラ2に当接(接触)するように配置されたものである。あるいは、粘着剤塗布ローラ11は、粘着剤を滲ませて塗布するローラであって、加圧ローラ2に当接するように配置されたものであってもよい。なお、粘着剤塗布ローラ11に代え、ローラ形状以外の粘着剤塗布部材を用いることも可能である。
粘着剤塗布ローラ11は、支持体12に回転可能に支持されている。この支持体12は、定着装置の図示しない筐体に固定された支軸(支点)13を中心として揺動可能に支持されている。
支持体12は、押圧用バネ14によって加圧ローラ2側に付勢されており、その付勢により粘着剤塗布ローラ11が加圧ローラ2に対して所定の押圧力で押圧されている。押圧用バネ14は、ソレノイド15のプランジャ15aの先端に固定されている。
ソレノイド15は、プランジャ15aを加圧ローラ2に対して接近および離間する矢示A方向に駆動させる。ソレノイド15の駆動制御は制御部20によって行われ、ソレノイド15の非通電(以下「通電オフ」ともいう)時にはプランジャ15aが突出するため、粘着剤塗布ローラ11は支軸13を中心として揺動し、加圧ローラ2に押し当てられる(当接される)。ソレノイド15の通電(以下「通電オン」ともいう)時には、プランジャ15aが退避するため、粘着剤塗布ローラ11は加圧ローラ2から離間する。
支持体12には、更に安定用バネ(引張バネ)16が取り付けられている。この安定用バネ16は、押圧用バネ14よりもバネ定数が小さく、一端が定着装置の図示しない筐体に固定され、他端において支持体12を引っ張るようになっている。この安定用バネ16は、ソレノイド15の通電オフ時に押圧用バネ14および支持体12を安定して保持するために設けられている。
ここで、記録材Sの先端側の余白部分(トナー画像Tがない部分)の長さと、記録材Sに転写されたトナー画像Tの濃度(トナー濃度)と、そのトナー画像Tの粘性による定着ローラ1への記録材Sの吸着力との関係について、図2を参照して説明する。なお、記録材Sの先端側の余白部分(以下「先端余白」という)の長さA〔mm〕とB〔mm〕の関係をA<Bと仮定する。
記録材Sの先端余白の長さがA〔mm〕以下の場合、トナー画像T(実際には記録材Sの先端側に位置する先端画像)の濃度に関係なく、分離補助が必要であり、記録材Sの裏面に粘着剤を塗布しなければ、記録材Sがニップ部3を通過する際に、記録材Sを定着ローラ1から分離できない。
一方、記録材Sの先端余白の長さがA〔mm〕を越えるB〔mm〕の場合、トナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕未満であれば、記録材Sの裏面に粘着剤を塗布しなくても、その記録材Sはニップ部3を通過する際に定着ローラ1から自然に分離される。トナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕以上(Y〔mg/mm〕を含む)であれば、記録材Sの裏面に粘着剤を塗布しなければ、記録材Sがニップ部3を通過する際に、記録材Sを定着ローラ1から分離できない。
このように構成された粘着剤塗布ローラ11および離接機構は、一組のみ備えるだけでなく、例えば図3に示すように複数組備えるようにしても構わない。また、図3の例は複数の粘着剤塗布ローラ11および離接機構を加圧ローラ2の軸方向(副走査方向と直交する主走査方向)に一列に配置したものであるが、加圧ローラ2の回転方向に一列に配置したり、あるいはそれらの配置を組み合わせてもよい。このような構成にすることで、その都度転写されたトナー画像の位置等に応じて最適の分離ができるように粘着剤の主走査方向の塗布位置等を後述する制御部20によって制御することができる。
制御部20は、CPU,ROM,RAMを含むマイクロコンピュータを使用したものであり、粘着剤塗布装置10の駆動を制御することができる。例えば、後述する図4〜図7に示すような制御を行うことにより、粘着剤の使用量や粘着剤の主走査方向の塗布位置等を最適化できる。この制御部20は、コントローラ21から後述する記録材Sに対する記録材Sに対する画像書き出し(画像書き込み開始)位置や記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分(先端画像)におけるトナー付着量を示す情報等の各種の情報を取得する。この制御部20は、定着装置内に備えても良いし、定着装置外に備えても良い。
コントローラ21は、画像データをコントロールするものであり、例えばスキャナ等の画像読取装置によって原稿から読み取った画像データを画像メモリに展開した後、あるいはホストコンピュータからの印刷データ(文字コード等)を画像データとして画像メモリに展開した後、画像メモリに展開した画像データを作像ユニット22の光源(露光装置)へ送出する。また、画像メモリに展開した画像データに基づいて、その記録材Sに対する画像書き出し位置や記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を計算する。
作像ユニット22では、コントローラ21からの画像データに応じて副走査方向(記録材Sの搬送方向)に回転する像担持体である感光体上(帯電装置によって予め一様に帯電されている)をLD(レーザダイオード)又はLED(発光ダイオード)等の発光素子を用いた光源により露光して静電潜像を形成させ、その静電潜像に現像装置によりトナーを付着させてトナー画像Tを形成し、そのトナー画像Tを転写装置により用紙等の記録材S上に転写(形成)させる。
作像ユニット22によって転写された記録材S上のトナー画像Tは、上述した定着装置により定着される。
ここで、記録材Sに対する画像書き出し位置およびトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を計算(予測)する処理等について、もう少し詳しく説明する。
コントローラ21は、画像メモリに展開した画像データより、発光素子の発光の有無を解析する。この解析の結果より、発光素子の発光開始タイミング、つまり記録材Sに対する画像書き出し位置を予測することができる。そして、この予測した記録材Sに対する画像書き出し位置により、上述した先端余白の長さを計算することができる。先端余白の長さが予め設定された所定の閾値〔mm〕以上の場合、先端余白に対応する期間内に発光素子が発光せず、先端余白となる記録材Sの先端部分にトナーが付着しないため、記録材Sの定着ローラ1からの分離に有利である。
また、画像メモリに展開した画像データより、記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分(実際にはトナー画像Tの先端位置から所定長の範囲)に対応する期間内における発光素子の発光量を解析する。この解析の結果より、記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を予測することができる。そのトナー付着量は発光素子の発光量と比例関係にあり、その発光量から予測可能である。また、トナー画像Tの先端部分における濃度は、トナー付着量と比例関係にあるため、予測したトナー付着量から求めることができる。よって、発光素子の発光量が予め設定された閾値以上であれば、記録材Sの定着ローラ1からの分離が困難と判断することもできる。
なお、作像ユニット22内の転写装置によってトナー画像Tが転写された記録材Sの先端位置およびトナー画像Tの先端位置を検出する位置検出センサを設け、そのセンサによる検出の結果に基づいて、記録材Sの先端部分におけるトナー付着の有無を判断することもできる。更に、記録材S上に転写されるトナー濃度を検出するトナー濃度検出センサを設け、そのトナー濃度検出センサによる検出結果に基づいて、トナー画像Tの先端部分における濃度を計算することもできる。
図4は、図1の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の第1例を示すフローチャートである。ここで使用する粘着剤塗布装置10は、粘着剤塗布ローラ11および離接機構を一組のみ備えたものでよい。
制御部20は、図4に示すように、コントローラ21から記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を示す情報を取得し、その情報に基づいて記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度(実際にはトナー画像Tの先端部分の濃度)を計算することにより、そのトナー画像Tの濃度がX(所定値)〔mg/mm〕以上か否かを判断する。なお、コントローラ21で記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度を計算し、その計算結果であるトナー画像Tの濃度を示す情報を制御部20が取得するようにしてもよく、以降の制御においても実施できる。
そして、記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕以上の場合に、粘着剤塗布装置10に粘着剤の塗布を行わせる。つまり、ソレノイド15への通電をオフにして、プランジャ15aを突出させることにより、粘着剤塗布ローラ11を加圧ローラ2に当接させる。そして、粘着材塗布ローラ11が加圧ローラ2に当接することで、粘着剤が加圧ローラ2を介して記録材Sの裏面の先端部分に塗布される。その後、ソレノイド15への通電をオンにして、プランジャ15aを退避させることにより、粘着剤塗布ローラ11を加圧ローラ2から離間させる。
図5は、図1の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の第2例を示すフローチャートである。ここで使用する粘着剤塗布装置10は、粘着剤塗布ローラ11および離接機構を一組のみ備えたものでよい。
制御部20は、図5に示すように、コントローラ21から記録材Sに対する画像書き出し位置を示す情報を取得し、その情報に基づいて先端余白の長さを計算することにより、記録材Sの先端部分にトナー画像Tが転写されるか(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下か)否かを判断し、トナー画像Tが転写される場合(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下の場合)に、粘着剤塗布装置10に粘着剤の塗布を行わせる。なお、コントローラ21で先端余白の長さを計算し、その計算結果である先端余白の長さを示す情報を制御部20が取得するようにしてもよく、以降の制御においても実施できる。
図6は、図1の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の第3例を示すフローチャートである。ここで使用する粘着剤塗布装置10は、粘着剤塗布ローラ11および離接機構を一組のみ備えたものでよい。
制御部20は、図6に示すように、コントローラ21から記録材Sに対する画像書き出し位置を示す情報を取得し、その情報に基づいて先端余白の長さを計算することにより、記録材Sの先端部分にトナー画像Tが転写されるか(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下か)否かを判断する。
そして、記録材Sの先端部分にトナー画像Tが転写される場合(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下の場合)に、コントローラ21から記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を示す情報を取得し、その情報に基づいて記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度を計算することにより、そのトナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕以上か否かを判断して、X〔mg/mm〕以上の場合に、粘着剤塗布装置10に粘着剤の塗布を行わせる。
図7は、図1の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の第4例を示すフローチャートである。図8は、図1の記録材Sに転写されたトナー画像Tの濃度とそのトナーの粘性による定着ローラ1への記録材Sの吸着力との関係の一例を示す線図である。ここで使用する粘着剤塗布装置10は粘着剤塗布ローラ11および離接機構を2組備えたものとし、その各粘着剤塗布ローラ11(「11a,11b」とする)を互いに粘性の異なる粘着剤を塗布するものとする。また、粘着剤塗布ローラ11aによって塗布する粘着剤を粘着剤A、粘着剤塗布ローラ11bによって塗布する粘着剤を粘着剤Bとする。この場合、粘着剤Aの粘性より粘着剤Bの粘性がより高いものとする。
制御部20は、図7に示すように、コントローラ21から記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を示す情報を取得し、その情報に基づいて記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度を計算することにより、そのトナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕未満か否かを判断し、X〔mg/mm〕未満でなければ(X〔mg/mm〕以上であれば)、記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕以上Y未満か否かを判断する。
そして、記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕以上Y〔mg/mm〕未満の場合には、粘着剤塗布装置10の粘着剤塗布ローラ11aによって粘着剤Aの塗布を行わせる。記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕以上Y〔mg/mm〕未満でない場合、つまりY〔mg/mm〕以上の場合には、粘着剤塗布装置10の粘着剤塗布ローラ11bによって粘着剤Bの塗布を行わせる。
なお、制御部20が、記録材Sの先端側に転写されるトナー画像(トナー画像Tの先端部分)の濃度によって、粘着剤塗布装置10による粘着剤の塗布時間(記録材Sの先端からの長さ)を制御することも可能である。この制御を行う場合に使用する粘着剤塗布装置10は、粘着剤塗布ローラ11および離接機構を一組のみ備えたものでよい。
また、制御部20が、記録材Sの先端側に転写されるトナー画像の主走査方向の位置に応じて、粘着剤塗布装置10によって粘着剤を塗布する主走査方向の位置を制御することもできる。この制御を行う場合に使用する粘着剤塗布装置10は、粘着剤塗布ローラ11および離接機構を図3に示したように加圧ローラ2の軸方向(主走査方向)に複数組備える必要がある。
さらにまた、粘着剤としては記録材Sに転写されるトナー画像Tより融点が低いものがよい。加圧ローラ2にはヒータ等の加熱手段を有していないため、例えば図9に示すように定着ローラ1側と加圧ローラ2側では温度差が生じる。つまり、トナー画像Tが転写された面(表面)とは逆の面(裏面)は、表面に対して温度が低くなる。なお、図9は、図1の定着ローラ1への通電開始時からの時間と定着ローラ1および加圧ローラ2の各表面温度とトナー融解温度領域と粘着剤融解温度領域との関係の一例を示す線図である。
よって、裏面に塗布する熱可塑性の粘着剤の融点が表面のトナーと同等もしくはそれ以上の場合は、裏面の粘着剤が融解しない可能性があり、粘着剤としての役割を果たさない可能性がある。そこで、粘着剤の融点がトナーの融点より低くなるように粘着剤を構成する物質を選択するとよい。
第1実施形態によれば、定着装置を構成するヒータ(加熱手段)内蔵の定着ローラ(定着部材)と加圧ローラ(加圧部材)とのニップ部にトナー画像が形成された記録材が到達するより前に、その記録材のトナー画像が形成された面(表面)とは逆の面(裏面)におけるその記録材の先端部分に粘着剤塗布装置によって粘着剤を塗布することにより、定着装置の分離性を向上させることができる。つまり、トナーの溶解で発生する粘性に起因する定着ローラへの記録材の巻き込みを、その裏面側に粘性を持たして記録材両面の密着力の均等を計ることにより防止し、定着装置の分離性を向上させることができる。よって、分離用の爪を用いなくても、また縁無し印刷を行う場合でも、記録材を定着ローラから容易に分離することができる。
また、粘着剤塗布装置に加圧ローラに対してそれぞれ当接および離間可能な複数の粘着剤塗布ローラを備え、例えば記録材の先端側に転写されるトナー画像の主走査方向の位置に応じて、粘着剤塗布装置によって粘着剤を塗布する主走査方向の位置を制御することにより、記録材の表面のトナー位置に対して、有効かつ必要最低限の粘着剤のみを使用することが可能になる。
さらに、複数の粘着剤塗布ローラが互いに粘性の異なる粘着剤を塗布するものとし、記録材の先端側に転写されるトナー画像の濃度(トナー付着量)に応じて粘着剤の塗布に用いる粘着剤塗布ローラを選択することにより、記録材両面の最適な密着力の均等を得ることができ、記録材を定着ローラからより確実に分離することが可能になる。
さらにまた、記録材の表面のトナー濃度からその表面の定着ローラへの密着力を予測(計算)可能とし、そのトナー濃度が所定値以上の濃度になった場合(記録材表面の定着ローラへの密着力が所定値になった場合)に、分離性を確保するために記録材の裏面に粘着剤を塗布することにより、記録材両面の密着力の均等を得ることができ、有効かつ必要最低限の粘着剤のみを使用することができる。
また、分離性に影響のある記録材の先端部分にトナー画像が形成されるか否か(又は記録紙の先端側に転写されるトナー画像の濃度)によって、粘着剤塗布装置に粘着剤の塗布を行わせるか否かを判定するようにしても、有効かつ必要最低限の粘着剤のみを使用することができる。
さらに、粘着剤塗布ローラによる粘着剤の塗布を一定時間を行うのではなく、記録材の先端側に形成されるトナー画像の濃度によって、粘着剤塗布装置による粘着剤の塗布時間(粘着剤塗布ローラと加圧ローラの接する時間)を制御するようにしても、有効かつ必要最低限の粘着剤のみを使用することができる。
さらにまた、粘着剤塗布装置によって塗布する粘着剤として、記録材に転写されるトナー画像より融点が低いものを使用すれば、より確実に分離性を向上させることができるので、分離用の爪を用いなくても、また縁無し印刷を行う場合でも、記録材を定着ローラからより一層容易に分離することが可能になる。
なお、図1に示したような粘着剤塗布装置を、定着装置に対して着脱可能に備えるためにユニット化することも可能である。その場合、粘着剤塗布装置を制御する制御部を粘着剤塗布装置内に備えても良いし、粘着剤塗布装置外に備えても良い。
図10は、この発明の第2実施形態である電子写真方式を用いた画像形成装置の全体構成の一例を示す図であり、図1,図14,図15と同じ部分および対応する部分には同一符号を付している。なお、図10は画像形成装置における各部の位置関係を示すものであり、この発明が図示しているタンデム直接転写方式/AIO(All−in−One)カートリッジタイプの画像形成装置に限定されるわけではない。また、図示の都合上、作像ユニット22をその構成要素(AIOカートリッジ102Bk,102M,102C,102Y,光源103等)と別に図示したが、実際にはその構成要素は作像ユニット22に備えてある。
この画像形成装置100は、図10に示すように、搬送ベルト101に沿って複数色の電子写真プロセス部(画像形成部)であるAIOカートリッジ102Bk,102M,102C,102Yが並べられた構成を備えるものであり、所謂、タンデムタイプといわれるものである。
搬送ベルト101は、矢示方向(反時計回り)に回動し、その回動方向の上流側から順に、複数のAIOカートリッジ102Bk,102M,102C,102Yが配列されている(この順序でなくても構わない)。
これら複数のAIOカートリッジ102Bk,102M,102C,102Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。AIOカートリッジ102Bkはブラックのトナー画像を、AIOカートリッジ102Mはマゼンタのトナー画像を、AIOカートリッジ102Cはシアンのトナー画像を、AIOカートリッジ102Yはイエローのトナー画像をそれぞれ形成する。
以下の説明では、AIOカートリッジ102Bkについて具体的に説明するが、他のAIOカートリッジ102M,102C,102YはAIOカートリッジ102Bkと同様であるので、そのAIOカートリッジ102M,102C,102Yの各構成要素については、AIOカートリッジ102Bkの各構成要素に付したBkに替えて、M,C,Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト101は、回転駆動される図示しない駆動ローラと搬送ベルトテンションローラとに巻回されたエンドレスのベルトである。駆動ローラは、図示しない駆動源である駆動モータにより回転駆動される。
AIOカートリッジ102Bkは、像担持体である感光体、この感光体の周囲に配置された帯電手段である帯電器、現像手段である現像器(現像装置)、クリーニング手段であるクリーナーブレード等から構成されている。
光源103は、露光手段であり、各AIOカートリッジ102Bk,102M,102C,102Yが形成する画像色に対応する露光光であるレーザ光を照射するように構成されている。
画像形成に際し、AIOカートリッジ102Bk内の感光体の外周面は、暗中にて帯電器により一様に帯電された後、光源103からのブラック画像に対応するレーザ光により露光され、静電潜像が形成される。
AIOカートリッジ102Bk内の現像器は、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、このことにより感光体上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体と搬送ベルト101とが接する位置で、転写手段である転写ローラ(転写装置)104Bkの働きにより搬送ベルト101によって搬送される記録材S上に転写される。この転写により、搬送ベルト101によって搬送される記録材S上にブラックのトナーによる画像が形成される。
トナー画像の転写が終了した感光体は、外周面に残留した不要なトナーをクリーナーブレードにより除去された後、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、AIOカートリッジ102Bkでブラックのトナー画像を転写された記録材Sは、搬送ベルト101によって次のAIOカートリッジ102Mに搬送される。
AIOカートリッジ102Mでは、AIOカートリッジ102Bkでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が転写手段である転写ローラ104Mにて記録材S上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
記録材Sは、さらに次のAIOカートリッジ102C,102Yに順次搬送され、同様の動作により、AIOカートリッジ102C内の感光体上に形成されたシアンのトナー画像と、AIOカートリッジ102Y内の感光体上に形成されたイエローのトナー画像とが、転写手段である転写ローラ104C,104Yにて転写ベルト5上に重畳されて転写される。
こうして、記録材S上にフルカラーの画像が形成される。
このフルカラーの重ね画像が形成された記録材Sは、定着手段である定着装置105へ向けて搬送される。
なお、画像形成に際して、ブラックのみの画像形成の場合には、転写ローラ104M,104C,104Yがそれぞれ対応する感光体から離間された位置に退避し、前述の画像形成プロセスをブラックの場合のみ行う。
画像形成時の用紙搬送動作に際して、給紙トレイ106に収納された記録材Sは、最も上のものから図示しない給紙ローラを回転駆動することにより順に送り出され、搬送パス107を通して図示しないレジストローラの位置にて停止して待機する。その停止タイミングは、記録材Sの先端がレジストセンサ108によって検知(検出)されてから所定時間経過した時点となる。
レジストローラの駆動開始は、AIOカートリッジ102Bk内の感光体上のトナー画像と転写ローラ104Bk上で、トナー画像と記録材Sの位置が重なり合うようなタイミングで行われる。このとき、レジストローラは回転駆動することで記録材Sを送り出す。
レジストローラにて送り出された記録材Sは、転写ローラ104BkにてAIOカートリッジ102Bk内の感光体上のトナー画像が転写された後、転写ローラ104M,102C,102YにてAIOカートリッジ102M,102C,102Y内の感光体上のトナー画像が順次転写された後、後述する粘着剤塗布装置10等を通過して定着装置105へ搬送される。そして、定着装置10における定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップ部3を通過させることにより、熱および圧力の作用によって記録材S上に転写されたトナー画像が定着され、当該画像形成装置100の外部に排紙される。つまり、感光体上のトナー画像が順次転写された後、定着装置105に到達される際に、粘着剤塗布装置10によって記録材Sに粘着剤が塗布される。
この第2実施形態の画像形成装置100では、転写ローラ104Yと定着装置105との間に、記録材Sのトナー画像が転写された面とは逆の面(裏面)におけるその記録材Sの先端部分に、熱又は圧力によって粘性が生じる物質からなる粘着剤を塗布する粘着剤塗布装置10を設けている。この第2実施形態では、転写ローラ104Yと定着装置105との間の搬送ガイド109にスリット109aを設け、そのスリット109aより粘着剤塗布ローラ11をそのスリット109aを通過する記録材Sに対して当接および離間させる離接機構を有することを特徴としている。
粘着剤塗布ローラ11については、「粘着剤を滲ませて塗布するローラ」又は「粘着剤が表面を覆っているブラシローラタイプローラ」のいずれでもよい。なお、粘着剤塗布ローラ11に代え、ローラ形状以外の粘着剤塗布部材を用いることも可能である。
粘着剤塗布ローラ11は、支持体12に回転可能に支持されている。この支持体12は、画像形成装置100の図示しない筐体に固定された支軸13を中心として揺動可能に支持されている。
支持体12は、押圧用バネ14によってスリット109a側に付勢されており、これにより粘着剤塗布ローラ11がスリット109aを通過する記録材Sに対して所定の押圧力で押圧される。この押圧用バネ14は、ソレノイド15のプランジャ15aの先端に固定されている。
ソレノイド15は、プランジャ15aをスリット109aを通過する記録材Sに対して接近および離間する方向に駆動する。ソレノイド15の駆動制御は、制御部20によって行われ、ソレノイド15の通電オフ時にはプランジャ15aが突出するため、粘着剤塗布ローラ11は支軸13を中心として揺動し、スリット109aを通過する記録材Sに押し当てられる。ソレノイド15の通電オン時には、プランジャ15aが退避するため、粘着剤塗布ローラ11はスリット109aを通過する記録材Sから離間する。
支持体12には、更に安定用バネ(引張バネ)16が取り付けられている。この安定用バネ16は、押圧用バネ14よりもバネ定数が小さく、一端が画像形成装置の図示しない筐体に固定され、他端において支持体12を引っ張るようになっている。この安定用バネ16は、ソレノイド15の通電オフ時に押圧用バネ14および支持体12を安定して保持するために設けられている。
制御部20は、CPU,ROM,RAMを含むマイクロコンピュータを使用したものであり、粘着剤塗布装置10の駆動を制御することができる。例えば後述する図11に示すような制御を行うことにより、粘着剤の使用量や粘着剤の主走査方向の塗布位置等を最適化できる。この制御部20は、コントローラ21から後述する記録材Sに対する画像書き出し位置や記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を示す情報等の各種の情報を取得する。
コントローラ21は、画像データをコントロールするものであり、例えばスキャナ等の画像読取装置によって原稿から読み取った画像データを画像メモリに展開した後、あるいはホストコンピュータからの印刷データ(文字コード等)を画像データとして画像メモリに展開した後、画像メモリに展開した画像データ(実際には各色の画像データ)を作像ユニット22内の光源103へ送出する。また、画像メモリに展開した画像データに基づいて、その記録材Sに対する画像書き出し位置や記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を計算する。
作像ユニット22では、コントローラ21からの画像データに応じてAIOカートリッジ102Bk,102M,102C,102Y内の各感光体上をそれぞれLD又はLED等の発光素子を用いた光源103により露光して静電潜像を形成させ、その各静電潜像にそれぞれ対応する現像装置によりトナーを付着させてトナー画像を形成し、その各トナー画像を転写ローラ104Bk,104M,104C,104Yにより記録材S上に順次転写させる。
作像ユニット22によって転写された記録材S上のトナー画像は、上述した定着装置105により定着される。
図11は、図10の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の一例を示すフローチャートである。
制御部20は、図11に示すように、コントローラ21から記録材Sに対する画像書き出し位置を示す情報を取得し、その情報に基づいて先端余白の長さを計算することにより、記録材Sの先端部分にトナー画像が転写されるか(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下か)否かを判断し、トナー画像が転写される場合(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下の場合)に、ソレノイド15への通電をオフにする。それによって、プランジャ15aが突出するため、粘着剤塗布ローラ11がスリット109aを通過する記録材Sに接触可能になる。
次に、以下の(A1)〜(A3)又は(B1)〜(B3)に示す3つの条件により、以下の計算式によって粘着剤塗布ローラ11による記録材Sへの粘着剤の塗布タイミングを計算する。
(A1)記録材Sの搬送速度
(A2)転写ローラ104Y(転写R4)へのバイアス印加タイミング
(A3)転写ローラ104Yと粘着剤塗布ローラ11(塗布R)との間の距離
この3つの条件を用いる場合の計算式は、以下に示す通りである。
{(転写R4と塗布R間の距離)/(搬送速度)}+転写R4バイアス印可タイミング
(B1)記録材Sの搬送速度
(B2)記録材Sの先端部のレジストセンサ108(レジスト)の通過タイミング
(B3)レジストセンサ108と粘着剤塗布ローラ11との間の距離
この3つの条件を用いる場合の計算式は、以下に示す通りである。
{(レジストと塗布R間の距離)/(搬送速度)}+レジスト通過タイミング
制御部20は、次に粘着剤塗布ローラ11による記録材Sへの粘着剤の塗布タイミング、つまり記録材Sの先端部がスリット109aを通過するタイミングで、その先端部(実際には裏面先端)が粘着剤塗布ローラ11に接触して粘着剤が塗布されるため、その直後にソレノイド15への通電をオンにする。それによって、プランジャ15aが退避するため、粘着剤塗布ローラ11がスリット109aを通過する記録材Sから離間し、接触不可となる。よって、記録材Sの先端部にのみ粘着剤が塗布されることになる。
なお、この制御では、コントローラ21から記録材Sに対する画像書き出し位置を示す情報を取得し、その情報に基づいて先端余白の長さを計算することにより、記録材Sの先端部分にトナー画像が転写されるか(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下か)否かを判断するようにしたが、コントローラ21から記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を示す情報を取得し、その情報に基づいて記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度を計算することにより、そのトナー画像の濃度がX(所定値)〔mg/mm〕以上か否かを判断し、X〔mg/mm〕以上の場合に、ソレノイド15への通電をオフにするようにしてもよい(図4参照)。
あるいは、コントローラ21から記録材Sに対する画像書き出し位置を示す情報を取得し、その情報に基づいて先端余白の長さを計算することにより、記録材Sの先端部分にトナー画像が転写されるか(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下か)否かを判断し、トナー画像が転写される場合(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下の場合)に、コントローラ21から記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を示す情報を取得し、その情報に基づいて記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度を計算することにより、そのトナー画像Tの濃度がX〔mg/mm〕以上か否かを判断して、X〔mg/mm〕以上の場合に、ソレノイド15への通電をオフにするようにしてもよい(図6参照)。
また、記録材Sの先側に転写されるトナー画像の濃度によって、粘着剤塗布ローラ11による粘着剤の塗布時間(記録材Sの先端からの長さ)を制御することも可能である。
さらにまた、粘着剤としては記録材Sに転写されるトナー画像より融点が低いものがよい。
第2実施形態によれば、転写ローラ(他の転写装置でもよい)と定着装置との間に設けた粘着剤塗布装置を構成する粘着剤塗布ローラおよびその接離機構によって、記録材のトナー画像が形成された面とは逆の面におけるその記録材の先端部分に粘着剤を塗布することにより、定着装置の分離性を第1実施形態より向上させることができる。つまり、第1実施形態による粘着剤を加圧ローラに塗布する方式においては、記録材に塗布しきれなかった粘着剤が定着ローラ(加熱ローラ)側に回りこみ、画像表面に異常が発生する可能性があったが、第2実施形態によれば、粘着剤が画像表面側に回りこむ可能性がなく、画像面の異常なく確実に分離性を向上させることができる。
図12は、この発明の第3実施形態である電子写真方式の画像形成装置の要部構成の一例を示す図であり、図10と同じ部分および対応する部分には同一符号を付している。なお、第3実施形態は、第2実施形態とは、粘着剤塗布装置の構成および制御が異なるが、それ以外は同じなので、図10を再度使用する。但し、この発明がタンデム直接転写方式/AIOカートリッジタイプの画像形成装置に限定されるわけではない。
この第3実施形態の画像形成装置では、粘着剤塗布装置10′を、トナー画像と同極性(−)の電荷を持つ粘着剤を塗布する手段とし、粘着剤塗布部材である粘着剤塗布ローラ11′を、スリット109aを通してそのスリット109aを通過する記録材Sに当接する位置に配置し、スリット109aを通して粘着剤塗布ローラ11′に対向する位置にバイアス印加手段であるコロナ放電器18を備えていることを特徴とする。
コロナ放電器18は、スリット109aを通過する記録材Sの表面に対してトナー画像とは逆極性のバイアス(+)を印加する。
粘着剤塗布ローラ11′は、粘着剤供給部19からトナー画像と同極性(−)の電荷を持つ粘着剤(例えば透明トナー)が供給され、その粘着剤で表面(外周面)が覆われるようになっている。
図13は、図12の制御部20による粘着剤塗布装置10の駆動制御の一例を示すフローチャートである。
制御部20は、コントローラ21から記録材Sに対する画像書き出し位置を示す情報を取得し、その情報に基づいて先端余白の長さを計算することにより、記録材Sの先端部分にトナー画像Tが転写されるか(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下か)否かを判断し、トナー画像が転写される場合(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下の場合)に、以下の(C1)〜(C3)又は(D1)〜(D3)に示す3つの条件により、以下の計算式によって粘着剤塗布ローラ11′による記録材Sへの粘着剤の塗布タイミングを計算する。
(C1)記録材Sの搬送速度
(C2)転写ローラ104Y(転写R4)へのバイアス印加タイミング
(C3)転写ローラ104Yと粘着剤塗布ローラ11′(塗布R)との間の距離
この3つの条件を用いる場合の計算式は、以下に示す通りである。
{(転写R4と塗布R間の距離)/(搬送速度)}+転写R4バイアス印可タイミング
(D1)記録材Sの搬送速度
(D2)記録材Sの先端部のレジストセンサ108(レジスト)の通過タイミング
(D3)レジストセンサ108と粘着剤塗布ローラ11′との間の距離
この3つの条件を用いる場合の計算式は、以下に示す通りである。
{(レジストと塗布R間の距離)/(搬送速度)}+レジスト通過タイミング
制御部20は、次に粘着剤塗布ローラ11′による記録材Sへの粘着剤の塗布タイミング、つまり記録材Sの先端部がスリット109aを通過するタイミングで、コロナ放電器18をオンにしてスリット109aを通過する記録材Sの先端部(表面先端)に対してバイアス(+)を印加させる。それによって、スリット109aを通過する記録材Sの先端部(裏面先端)に粘着剤塗布ローラ11′によって粘着剤が塗布される。
続いて、(C1)又は(D1)に示した記録材Sの搬送速度より粘着剤を塗布する期間を計算し、その期間を経過した後、コロナ放電器18をオフにしてスリット109aを通過する記録材Sへのバイアス(+)の印加を停止させる。それによって、その記録材Sの裏面への粘着剤塗布ローラ11′による粘着剤の塗布が行われなくなる。よって、記録材Sの先端部にのみ粘着剤が塗布されることになる。
なお、この制御では、コントローラ21から記録材Sに対する画像書き出し位置を示す情報を取得し、その情報に基づいて先端余白の長さを計算することにより、記録材Sの先端部分にトナー画像Tが転写されるか(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下か)否かを判断するようにしたが、コントローラ21から記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を示す情報を取得し、その情報に基づいて記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度を計算することにより、そのトナー画像の濃度がX(所定値)〔mg/mm〕以上か否かを判断し、X〔mg/mm〕以上の場合に、コロナ放電器18をオンにするようにしてもよい(図4参照)。
あるいは、コントローラ21から記録材Sに対する画像書き出し位置を示す情報を取得し、その情報に基づいて先端余白の長さを計算することにより、記録材Sの先端部分にトナー画像が転写されるか(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下か)否かを判断し、トナー画像が転写される場合(記録材Sの先端余白がA〔mm〕以下の場合)に、コントローラ21から記録材Sに転写されるトナー画像Tの先端部分におけるトナー付着量を示す情報を取得し、その情報に基づいて記録材Sに転写されるトナー画像Tの濃度を計算することにより、そのトナー画像の濃度がX〔mg/mm〕以上か否かを判断して、X〔mg/mm〕以上の場合に、コロナ放電器18をオンにするようにしてもよい(図6参照)。
また、記録材Sの先端側に転写されるトナー画像の濃度によって、粘着剤塗布ローラ11′による粘着剤の塗布時間(記録材Sの先端からの長さ)を制御することも可能である。
さらにまた、粘着剤としては記録材Sに転写されるトナー画像より融点が低いものがよい。
第3実施形態によれば、転写ローラ(他の転写装置でもよい)と定着装置との間に設けた粘着剤塗布装置を構成する粘着剤塗布ローラおよびコロナ放電器によって、記録材のトナー画像が形成された面とは逆の面におけるその記録材の先端部分に粘着剤を塗布することにより、定着装置の分離性を第2実施形態より向上させることができる。つまり、第2実施形態の構成においては、粘着剤塗布ローラと記録材との直接接触による塗布を行うため、粘着剤の正確な制御が極めて困難であるが、第3実施形態の構成においては、バイアス制御によって粘着剤の塗布量を制御できるため、より正確な塗布量で最小限の粘着剤で分離性を向上させることができる。
なお、図10又は図12に示したような粘着剤塗布装置を、画像形成装置に対して着脱可能に備えるためにユニット化することも可能である。その場合、粘着剤塗布装置を制御する制御部を粘着剤塗布装置内に備えても良いし、粘着剤塗布装置外に備えても良い。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、分離用の爪を用いなくても、また縁無し印刷を行う場合でも、記録材を定着部材から容易に分離することができる。この発明を利用すれば、分離性を向上させた定着装置および画像形成装置を提供することができる。
1:定着ローラ 1a:ヒータ 2:加圧ローラ 3:ニップ部
10,10′:粘着剤塗布装置 11,11′:粘着剤塗布ローラ 12:支持体
13:支軸 14:押圧用バネ 15:ソレノイド 15a:プランジャ
16:安定用バネ 18:コロナ放電器 19:粘着剤供給部 20:制御部
21:コントローラ 22:作像ユニット 101:搬送ベルト
102Bk,102M,102C,102Y:AIOカートリッジ 103:光源
104Bk,104M,104C,104Y:転写ローラ 105:定着装置
106:給紙トレイ 108:レジストセンサ 109:搬送ガイド
109a:スリット
特開2003−316197号公報

Claims (16)

  1. 加熱手段によって加熱される回転可能な定着部材と、該定着部材に圧接して回転する加圧部材とを有し、トナー画像が形成された記録材を前記定着部材と前記加圧部材とのニップ部を通過させて、熱と圧力の作用により前記トナー画像を前記記録材に定着させる定着装置において、
    前記ニップ部に前記記録材が到達する際に、該記録材のトナー画像が形成された面とは逆の面における該記録材の搬送方向の先端部分に、熱又は圧力によって粘性が生じる物質を含んだ粘着剤を塗布する粘着剤塗布手段を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、
    前記粘着剤塗布手段は、前記加圧部材に対して当接および離間可能な粘着剤塗布部材を有することを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2記載の定着装置において、
    前記粘着剤塗布部材は、前記加圧部材に対してそれぞれ当接および離間可能な複数の粘着剤塗布ローラであることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項3記載の定着装置において、
    前記複数の粘着剤塗布ローラは、互いに粘性の異なる粘着剤を塗布することを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に定着装置において、
    前記粘着剤は、前記記録材に形成されるトナー画像より融点が低いことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、
    前記定着装置内の前記粘着剤塗布手段の駆動を制御する制御手段を設け、
    該制御手段は、前記記録材に形成されるトナー画像の濃度が所定値以上の場合に、前記粘着剤塗布手段に前記粘着剤の塗布を行わせることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6記載の画像形成装置において、
    前記定着装置内の前記粘着剤塗布手段の駆動を制御する制御手段を設け、
    該制御手段は、前記記録材の搬送方向の先端部分にトナー画像が形成されるか否かによって、前記粘着剤塗布手段に前記粘着剤の塗布を行わせるか否かを判定することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項6記載の画像形成装置において、
    前記定着装置内の前記粘着剤塗布手段の駆動を制御する制御手段を設け、
    該制御手段は、前記記録材の搬送方向の先端側に形成されるトナー画像の濃度によって、前記粘着剤塗布手段による前記粘着剤の塗布時間を制御することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項3記載の定着装置を備えた画像形成装置であって、
    前記定着装置内の前記粘着剤塗布手段の駆動を制御する制御手段を設け、
    該制御手段は、前記記録材の搬送方向の先端側に形成されるトナー画像の前記搬送方向と直交する主走査方向の位置に応じて、前記粘着剤塗布手段によって前記粘着剤を塗布する前記主走査方向の位置を制御することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項4記載の定着装置を備えた画像形成装置であって、
    前記定着装置内の前記粘着剤塗布手段の駆動を制御する制御手段を設け、
    該制御手段は、前記記録材の搬送方向の先端側に形成されるトナー画像の濃度に応じて、前記粘着剤塗布手段による前記粘着剤の塗布に用いる粘着剤塗布ローラを選択することを特徴とする画像形成装置。
  12. 像担持体上に形成されたトナー画像を記録材上に転写する転写装置を備えると共に、加熱手段によって加熱される回転可能な定着部材と、該定着部材に圧接して回転する加圧部材とを有し、前記転写装置によってトナー画像が転写された記録材を前記定着部材と前記加圧部材とのニップ部を通過させて、熱と圧力の作用により前記トナー画像を前記記録材に定着させる定着装置を備える画像形成装置に搭載可能であり、
    前記ニップ部に前記記録材が到達する際に、該記録材のトナー画像が形成された面とは逆の面における該記録材の搬送方向の先端部分に、熱又は圧力によって粘性が生じる物質を含んだ粘着剤を塗布する手段を有することを特徴とする粘着剤塗布装置。
  13. 請求項12記載の粘着剤塗布装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13記載の画像形成装置において、
    前記粘着剤塗布装置は、前記転写装置と前記定着装置との間に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14記載の画像形成装置において、
    前記転写手段と前記定着手段との間の搬送ガイドにスリットを設け、
    前記粘着剤塗布装置は、前記スリットを介して該スリットを通過する前記記録材に対して当接および離間可能な粘着剤塗布部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項14記載の画像形成装置において、
    前記転写装置と前記定着装置との間の搬送ガイドにスリットを設け、
    前記粘着剤塗布装置は、前記トナー画像と同極性を持つ前記粘着剤を塗布する装置であり、前記粘着剤塗布部材が、前記スリットを通して該スリットを通過する前記記録材に当接する位置に配置され、前記スリットを通して前記粘着剤塗布部材に対向する位置に、該スリットを通過する前記記録材に対して前記トナー画像とは逆極性のバイアスを印加するバイアス印加手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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