JP5282105B2 - 病室用パネルユニット - Google Patents

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本発明は,設置や移動が容易な病室用パネルユニットに関する。
特許第4187173号公報には,病室用パネルユニットが開示されている。特許第4187173号公報に開示された病室用パネルユニットは,簡便な要素で十分な強度を有し,利便性の高い病室用ユニットである。
特許第4187173号公報
特許第4187173号公報に開示された病室用パネルユニットは,1ユニットを組み立てるために1日を要する。このため,緊急時にたくさんのユニットを提供できないという問題がある。
また,特許第4187173号公報に開示された病室用パネルユニットは,設置型のユニットなので,一度病室に設置してしまうとパネルユニットを再利用できないという問題がある。
そこで,本発明は,迅速に組み立てることができる病室用パネルユニットを提供することを目的とする。
また,本発明は,再利用可能な病室用パネルユニットを提供することを目的とする。
本発明は,基本的には,側壁用パネルにキャスタを設けて,側壁用パネルを移動可能にし,組み立てを行った後にはばきでキャスタを覆うことで,迅速に組み立てることができる病室用パネルユニットを提供できるという知見に基づく。
本発明は,基本的には,側壁用パネルを,スライドレール付の骨組みと,パネル部に分けて,骨組みを組み立てた後に,パネル部をスライドレールに取り付けることで,迅速に組み立てることができる病室用パネルユニットを提供できるという知見に基づく。
さらに,本発明は,側壁用パネルの接続部の一方にフックを取り付け,側壁用パネルの接続部のもう一方にフックと連結できるファスナーを設けることで,フック及びファスナーにより2つの側壁用パネルを固定でき,離脱させることができ,これにより再利用可能な病室用パネルユニットを提供できるという知見に基づく。
本発明の第1の側面は,病室用パネルユニットに関する。この病室用パネルユニットは,第1の側壁を構成する第1の側壁用パネル1と,第1の側壁用パネル1の端部と接続される第2の側壁を構成する第2の側壁用パネル2と,第2の側壁用パネル2の残りの端部と接続される第3の側壁を構成する第3の側壁用パネル3と,第3の側壁用パネル3の残りの端部と接続される第4の側壁を構成する第4の側壁用パネル4とを具備する。
そして,第1の側壁用パネル1は,第1の側壁用パネル1の下方部分に第1のキャスタ11を有する。また,好ましくは,第2の側壁用パネル2は,第2の側壁用パネル2の下方部分に第2のキャスタ12を有する。第3の側壁用パネル3は,好ましくは,第3の側壁用パネル3の下方部分に第3のキャスタを有する。第4の側壁用パネル4は,好ましくは,第4の側壁用パネル4の下方部分に第4のキャスタを有する。
また,第1の側壁用パネル1は,第1のキャスタ11を覆う,取り外し可能な第1のはばき13を有する。第2の側壁用パネル2は,好ましくは,第2のキャスタ12を覆う,取り外し可能な第2のはばき14を有する。第3の側壁用パネル3は,好ましくは,第3のキャスタを覆う,取り外し可能な第3のはばきを有する。第4の側壁用パネル4は,好ましくは,第4のキャスタを覆う,取り外し可能な第4のはばきを有する。
このように,本発明の病室用パネルユニットの側壁を構成する側壁用パネルはキャスタを有するため,移動することができる。しかも,本発明の病室用パネルユニット側壁用パネルは,キャスタを覆う取り外し可能なはばきを有するため,側壁を設置した後に外見上は通常の壁と同様の外観を有する。そして,はばきを取り外し,側壁用パネルを分離すると,側壁用パネルを移動させることができる。
本発明の第1の側面の好ましい態様は,第1の側壁用パネル1の下方部分に,高さ調節アジャスタ15をさらに有するものである。なお,第2の側壁用パネル2,第3の側壁用パネル3,及び第4の側壁用パネル4のいずれか又は2つ以上についても,高さ調整アジャスタが設けられていても良い。
側壁用パネルの下方部分に,高さ調節アジャスタが存在するため,側壁用パネルを設置する位置においてキャスタを浮かすように調整することでパネルが移動する事態を防止できる。
本発明の第1の側面の好ましい態様は,第1のキャスタ11,第2のキャスタ12,第3のキャスタ及び第4のキャスタが,ボールキャスタのものである。ボールキャスタを用いることで,側壁用パネルの進行方向を自由にすることができる。これにより,わずかな隙間しかない場所においても,効果的に側壁用パネルを移動させることができる。
本発明の第1の側面の好ましい態様は,第1の側壁用パネル1が,第1の外枠21と,第1の外枠に取り付けられた第1のスライドレール22と,第1のスライドレール22に収納される第1のパネル23とを有する。第2の側壁用パネル2は,第2の外枠と,第2の外枠に取り付けられた第2のスライドレールと,第2のスライドレールに収納される第2のパネルとを有する。第3の側壁用パネル3は,好ましくは,第3の外枠と,第3の外枠に取り付けられた第3のスライドレールと,第3のスライドレールに収納される第3のパネルとを有する。そして,第4の側壁用パネル4は,好ましくは,第4の外枠と,第4の外枠に取り付けられた第4のスライドレールと,第4のスライドレールに収納される第4のパネルとを有する。
このように側壁用パネルを構成する外枠にスライドレールが設けられているので,パネルを別に運搬することができる。そして,側壁用パネルを設置する位置において,スライドレールを介して,パネルを装着することができる。
本発明の第1の側面の好ましい態様は,第1の側壁用パネル1と第2の側壁用パネル2の一方は,第1の側壁用パネル1と第2の側壁用パネル2の接続部分に,鍵部31を有するフック32を有する。第1の側壁用パネル1と第2の側壁用パネル2の残りの一方は,第1の側壁用パネル1と第2の側壁用パネル2の接続部分に,鍵部31と結合して,フック32をひきつけることができる係部33を有するとともに,係部33を鍵部31に結合させ,又は結合を解除できる開閉部34を有するファスナー35を有する。
なお,他の側壁パネル間も同様にフックとファスナーにより開放できる状態で接続されるものが好ましい。このように,側壁パネル間を固着せずに,取り外しできる状態とすることで,病室ユニットを移動させる際にも,側壁パネルを破壊せずに再利用することができることとなる。
本発明によれば,迅速に組み立てることができる病室用パネルユニットを提供することができる。
また,本発明によれば,再利用可能な病室用パネルユニットを提供することができる。
図1は,病室用パネルユニットの例を示す図である。 図2は,第1の側壁用パネルを説明するための図である。 図3は,側壁用パネルの下方部分を示す図である。 図4は,側壁用パネルの構造を説明するための図である。図4(a)は,パネルを装着する前の側壁用パネルの外枠を示す。図4(b)は,パネルを装着した後の側壁用パネルの外枠を示す。 図5は,側壁用パネル間の接続部を説明するための図である。 図6は,側壁用パネル間の接続の様子を説明するための図である。図6(a)は,接続前の状態を示す。図6(b)は,接続中の様子を示す。図6(c)は,接続後の様子を示す。 図7は,第1の側壁用パネル1に第2の側壁用パネル2の一部を接続する様子を示す図である。 図8は,第2の側壁用パネルを構成するモジュールを組み立てる工程を示す。 図9は,第2の側壁用パネルを構成するモジュールを組み立てる工程を示す。 図10は,第2の側壁用パネルの一部にはばきを設置した様子を示す。 図11は,第2の側壁用パネルの一部及び第1の側壁用パネルにはばきを設置した様子を示す。 図12は,第3の側壁用パネルを第2の側壁用パネルに接続した様子を示す。 図13は,第3の側壁用パネルの一部にモジュールを取り付けた様子を示す。 図14は,第1の側壁用パネルと第2の側壁用パネルにより形成される隅部分に三角コーナーを設置した様子を示す。 図15は,第1の側壁用パネルの端部にエンドパネルをはめた様子を示す。 図16は,第3の側壁用パネルの端部にロッカーを設置した様子を示す。 図17は,第3の側壁用パネル上のモジュールと連結したモジュールをロッカー上に設けた様子を示す。 図18は,ロッカーと接するように第4の側壁用パネルを設置した様子を示す。 図19は,第1の側壁用パネルと第4の側壁用パネルとを接続するレールを取り付けた様子を示す。
以下,実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。本発明は,以下の実施例に限定されるものではなく,当業者に自明な範囲で適宜修正したものも本発明に含まれる。
本発明の第1の側面は,病室用パネルユニットに関する。病室用パネルユニットは,特許第4187173号公報に開示されたように,たとえば,病院内に設置され,擬似個室を形成することができる複数のパネルを有するユニットシステムである。
図1は,病室用パネルユニットの例を示す図である。この病室用パネルユニットは,第1の側壁を構成する第1の側壁用パネル1と,第1の側壁用パネル1の端部と接続される第2の側壁を構成する第2の側壁用パネル2と,第2の側壁用パネル2の残りの端部(第2の側壁用パネル2の端部のうち第1の側壁用パネル1と反対側の端部)と接続される第3の側壁を構成する第3の側壁用パネル3と,第3の側壁用パネル3の残りの端部(第3の側壁用パネル3の端部のうち第2の側壁用パネル2と反対側の端部)と接続される第4の側壁を構成する第4の側壁用パネル4とを具備する。第1の側壁用パネル1と第2の側壁用パネル2とは,好ましくは,垂直となるように設置される。第2の側壁用パネル2と第3の側壁用パネル3とは,好ましくは,垂直となるように設置される。第3の側壁用パネル3と第4の側壁用パネル4とは,好ましくは,垂直となるように設置される。
図1に示す病室用ユニットは,2つの隣接する病室とすることができる病室用ユニットの例である。しかしながら,本発明の病室用ユニットは,一部屋ごとであってもよいし,さらに複数の病室が設けられるものであってもよい。図1は,2部屋が一体となったユニットを示している。よって,第3の側壁用パネル3と隣室の側壁用パネルのひとつは,一体のように描かれているが,別々であってもよい。また,第4の側壁用パネル4は,2つの部屋で共有する形を取っているが,一部屋ごとの病室用ユニットにおいては,その半分の部分のみが第4の側壁用パネルを構成してもよい。
図1の例では,第2の側壁用パネル2がさらに3つのパネルにより構成されている。このように,各側壁用パネルは1枚の外枠からなるものである必要はなく,複数の外枠を有する側壁用パネルの集合体であっても良い。
本発明の病室用パネルユニットにおける側壁用パネルの高さは,特に限定されないが,それを設置する屋内の天井高(床から天井までの高さ)を考慮して決定すればよい。建築基準法で居室として必要な天井高は2m10cm以上,住宅金融公庫の融資基準では2m30cm以上と定められており,最近のマンションでは,2.4m以上が一般的になってきている。また,スラブと天井板の間に十分な厚さがあり,二重床・二重天井となっている場合,くぼみが設けてある可能性があり,その際の天井高は2m80cm程度である。よって,本発明の病室用パネルユニットに係る壁面用パネルの高さも1m50cm以上2m80cm以下があげられ,1m80cm以上2m50cm以下でもよく,1m80cm以上2m以下でもよい。
また,本発明の病室用パネルユニットに係る側壁用パネルの幅は,以下の要件を考慮して決定すればよい。シングル用ベッドは横幅が1m程度,縦幅が2m程度である。さらに,最低限のスペースとして,ベッドの側面に収納や物置に使用できる机またはタンス等を置くスペースとして60cm程度を確保し,また他方のベッドの側面に通路等のスペースとして60cm程度を確保する必要である。さらに,日本家屋の寸法上の特徴を考慮すれば,日本家屋は3尺×6尺(半間×1間,91cm×1m82cm)という寸法が全ての基本となっており,それらを考慮すれば,側壁用パネルの幅を1.5m以上5m以下,好ましくは1m80cm以上2m80cm以下とすることが好ましい。また,側壁用パネルの幅を1m80cm以上3m以下とすることが好ましい。
本発明の病室用パネルユニットに係る側壁用パネルの厚さは,適宜調整すればよい。側壁用パネルの厚さは,強度や防音性,重量などの観点から適宜調整すればよく,具体的には1cm以上10cm以下があげられ,3cm以上10cm以下が好ましく4cm以上5cm以下でもよい。また,側壁用パネルの厚さは,その内面に仕切り部を具備する場合は,側壁用パネルの厚さより厚くすることが望ましい。具体的な厚さとして,5cm以上30cm以下があげられ,5cm以上20cm以下が好ましく5cm以上10cm以下でもよい。
遮音性を確保するため,骨組を表面材と裏打材で挟んだ構造のパネルを用いた場合,パネルの厚さとして50mm以上70mm以下が好ましい。これにより,パネルの材質によるがパネルの遮音性能は500hzで45dB程度となり,仮に壁面用パネルを天井に接地させて,出入口として用いる仕切り部を閉じた場合,会議室等と同様の遮音性能を有する。よって,それ相当の音量を発生させる医療機器を用いた場合でも,隣室への騒音の影響を防ぐことができる。
基本的な壁面用パネルの製造法としては,二枚の表面材としてのパネルの間にペーパーコアを挟み,フレームとしてアルミ押切形材を用いる。下側には,巾木とその位置や高さの微調整のための巾木ジャッキを巾木の上部であり,二枚の表面材の間に内在させる。上側のフレームとして場合によっては天井レール等を用いてもよい。また,両側には柱や連結材の役目を果たすポストを用い,ポストカバーを用いてその継ぎ目をカバーする。光彩を得るためにガラスを用いる場合には,その四隅にガラスキーパーを用いフレーム,天井レール,ポスト間に固定することができる。
図2は,第1の側壁用パネルを説明するための図である。図2に示されるように,第1の側壁用パネル1は,第1の側壁用パネル1の下方部分に第1のキャスタ11を有する。第1の側壁用パネル1の下方部分とは,側壁用パネルを上方から見たときにキャスタが見えないような位置を意味する。キャスタは,側壁用パネルの下端部に取り付けられているものが好ましい。なお,図2の左部分には,後に病室ユニットの組み立て工程を説明するために,隣室を形成する側壁用パネルのひとつもあわせて描画されている。
発明の第1の側面の好ましい態様は,第1のキャスタ11,第2のキャスタ12,第3のキャスタ及び第4のキャスタが,ボールキャスタのものである。ボールキャスタを用いることで,側壁用パネルの進行方向を自由にすることができる。これにより,わずかな隙間しかない場所においても,効果的に側壁用パネルを移動させることができる。ボールキャスタは,たとえば特許4260065号公報,及び特許4323373号公報に開示されるとおり既に知られている。
また,第2の側壁用パネル2も,好ましくは,第2の側壁用パネル2の下方部分に第2のキャスタ12を有する。第3の側壁用パネル3は,好ましくは,第3の側壁用パネル3の下方部分に第3のキャスタを有する。第4の側壁用パネル4は,好ましくは,第4の側壁用パネル4の下方部分に第4のキャスタを有する。
また,第1の側壁用パネル1は,第1のキャスタ11を覆う,取り外し可能な第1のはばき13を有する。第2の側壁用パネル2は,第2のキャスタ12を覆う,取り外し可能な第2のはばき14を有する。第3の側壁用パネル3は,第3のキャスタを覆う,取り外し可能な第3のはばきを有する。第4の側壁用パネル4は,第4のキャスタを覆う,取り外し可能な第4のはばきを有する。
図1に示されるようにはばき21は,側壁用パネル1の下部分に存在する空間をふさぐように設けられる。これにより,側壁用パネルが外観上固定壁のように見えるため,患者(看者)に安心感を与えることができる。
図2に示す例では,第1の側壁用パネル1の下方部分に,高さ調節アジャスタ15をさらに有する。なお,第2の側壁用パネル2,第3の側壁用パネル3,及び第4の側壁用パネル4のいずれか又は2つ以上についても,高さ調整アジャスタが設けられていても良い。
図3は,側壁用パネルの下方部分を示す図である。図3に示されるように,側壁用パネルに下端部には,ボールキャスタ11と高さ調節アジャスタ15が設けられている。高さ調節アジャスタは,設置するための設置部と,設置部と接続された胴体部とを有する。そして,胴体部は,回転する向きにより,側壁パネルの上方又は下方へと移動する。側壁用パネルの下方部分に,高さ調節アジャスタが存在するため,側壁用パネルを設置する位置においてキャスタを浮かすように調整することでパネルが移動する事態を防止できる。
図2中符号16は,側壁用パネルの下方部分に存在するはばき固定部である。はばき固定部16が存在するため,この部分にはばきをはめて固定することができる。また,はばき固定部は,側壁用パネルの下端部に接続されているため,この部分が錘となって,側壁用パネルを固定した際に,側壁用パネルが安定する。このため,はばき固定部は,鉄製などの金属製であることが好ましい。はばき固定部は,たとえば,側壁用パネルの下部の面積の1/3以上9/10以下,好ましくは1/2以上4/5以下を占めるように設けられている。
図4は,側壁用パネルの構造を説明するための図である。図4(a)は,パネルを装着する前の側壁用パネルの外枠を示す。図4(b)は,パネルを装着した後の側壁用パネルの外枠を示す。図4に示されるように,側壁用パネルは,外枠21と,第1の外枠に取り付けられた第1のスライドレール22と,第1のスライドレール22に収納される第1のパネル23とを有する。スライドレールは,たとえば,外枠の両面に設けられている。スライドレールは,外枠の横方向に渡って設けられた枠である。一方,図4(b)に示されるように,パネルは,スライドレールの形状に合うような溝(パネルレール溝)が設けられている。これにより,スライドレールは,上下2つのスライドレールがペアになって,間に挿入されるパネルを保持する。
第2の側壁用パネル2は,第2の外枠と,第2の外枠に取り付けられた第2のスライドレールと,第2のスライドレールに収納される第2のパネルとを有する。第3の側壁用パネル3は,第3の外枠と,第3の外枠に取り付けられた第3のスライドレールと,第3のスライドレールに収納される第3のパネルとを有する。そして,第4の側壁用パネル4は,第4の外枠と,第4の外枠に取り付けられた第4のスライドレールと,第4のスライドレールに収納される第4のパネルとを有する。
このように側壁用パネルを構成する外枠にスライドレールが設けられているので,パネルを別に運搬することができる。そして,側壁用パネルを設置する位置において,スライドレールを介して,パネルを装着することができる。
図5は,側壁用パネル間の接続部を説明するための図である。図6は,側壁用パネル間の接続の様子を説明するための図である。図6(a)に示されるように,第1の側壁用パネル1は第2の側壁用パネル2との接続部分に,鍵部31を有するフック32を有する。第2の側壁用パネル2は,第1の側壁用パネル1との接続部分に,鍵部31と結合して,フック32をひきつけることができる係部33を有するファスナー35を有する。さらに,このファスナー35は,係部33を鍵部31に結合させ,又は結合を解除できる開閉部34を有する。
第1の側壁用パネル1と第2の側壁用パネル2とを接続する場合は,図5に示されるように第1の側壁用パネル1と第2の側壁用パネル2とを近づける。そして,図6(a)に示されるように,接続部の位置を調整する。そして,図6(b)に示されるように,フック32の鍵部31に,ファスナー35の係部33を引っ掛ける。その後,図6(c)に示されるように,開閉部34を倒すことで,鍵部31を引き寄せてフック32とファスナー35とを固定することができる。なお,開閉部34を立てることで,係部33の引寄せが解放される。
次に,病室用パネルユニットの組立工程例を説明する。この例は,2つの連続した個室を形成する病室用パネルユニットの組み立て工程例である。各モジュールを組み立てる順番は,以下に説明する組み立て例に限定されるものではない。
図2に示すように,第1の側壁用パネル1を設置場所へ移動させる(ステップ1)。この工程は,まず,外枠を設置場所へ移動させ,その後外枠にパネルをはめてもよい。パネルは,後のステップにおいて外枠にはめても良い。
図7は,第1の側壁用パネル1に第2の側壁用パネル2の一部を接続する様子を示す図である。図7に示すように,第1の側壁用パネル1に,第2の側壁用パネル2の一部を接続する(ステップ2)。接続の様子は,図5及び図6で説明したとおりである。なお,側壁用パネルの上部のみならず,下部もフックとファスナーを用いて固定する。
図8及び図9は,第2の側壁用パネルを構成するモジュールを組み立てる工程を示す。図8及び図9に示されるように,第2の側壁用パネルは複数のモジュールにより形成されている。そして,第2の側壁用パネルを構成するモジュールを順に組み立てる(ステップ3及びステップ4)。この際,第2の側壁用パネル2の下部に存在する第2のキャスタ12は露出している。
図10は,第2の側壁用パネルの一部にはばきを設置した様子を示す。図10に示されるように,第2のキャスタ12を外部から視認できないように,第2の側壁用パネルの下部にはばき22を設置する(ステップ5)。なお,この工程では,第2の側壁用パネルを構成する外枠に,パネルを装着する。
図11は,第2の側壁用パネルの一部及び第1の側壁用パネルにはばきを設置した様子を示す。図11に示されるように,キャスタ11,12を外部から視認できないように,第1の側壁用パネルの下部にはばき21を設置するとともに,第2の側壁用パネルの下部にはばき22を設置する(ステップ6)。
図12は,第3の側壁用パネルを第2の側壁用パネルに接続した様子を示す。図12に示されるように,第3の側壁用パネル3を含むデスクユニットを,第2の側壁用パネル2に接続する(ステップ7)。図12に示されるように,第3の側壁用パネル3は,第1の側壁用パネル1と平行になるようにされている。そして,第3の側壁用パネル3と第1の側壁用パネル1とは,第2の側壁用パネル2を介して一体となっている。
図13は,第3の側壁用パネルの一部にモジュールを取り付けた様子を示す。図13に示されるように,第3の側壁用パネル3のうち,第2の側壁用パネルと接続されている部分を含む部分にモジュールを取り付ける(ステップ8)。このモジュールは,第2の側壁用パネル2と第3の側壁用パネル3との接続を固定するものである。接続部には先に説明したフックとファスナーが設けられる。これにより,モジュールも第2の側壁用パネル及び第3の側壁用パネルと取り外し可能となる。
図14は,第1の側壁用パネルと第2の側壁用パネルにより形成される隅部分に三角コーナーを設置した様子を示す。図14に示されるように,第1の側壁用パネルと第2の側壁用パネルにより形成される隅部分に三角コーナーを設置する(ステップ9)。三角コーナー41は,2つの側壁用パネル間に設置されて,2つの側壁用パネルを安定化させる。三角コーナーの例は,直角三角柱状のボックスである。そして,図14に示す例では,三角コーナー上にモニタが設置されている。
図15は,第1の側壁用パネルの端部にエンドパネルをはめた様子を示す。図15に示されるように,第1の側壁用パネルの端部にエンドパネル43をはめる(ステップ10)。これにより,第1の側壁用パネルが壁のような外観を呈するようになる。
図16は,第3の側壁用パネルの端部にロッカーを設置した様子を示す。図16に示されるように,第3の側壁用パネルの端部にロッカー45を設置する(ステップ11)。
図17は,第3の側壁用パネル上のモジュールと連結したモジュールをロッカー上に設けた様子を示す。図17に示されるように,第3の側壁用パネル上のモジュールと連結したモジュールをロッカー上に設ける(ステップ12)。このモジュールは,後述するロッカー上のモジュールと連結され,第4の側壁用パネルを固定する機能を有する。
図18は,ロッカーと接するように第4の側壁用パネルを設置した様子を示す。図18に示されるように,ロッカー45と接するように第4の側壁用パネル4を設置する(ステップ13)。図18に示されるように,第4の側壁用パネル4は,第2の側壁用パネル2と平行になるように設置される。また,第4の側壁用パネル4は,第2の側壁用パネル2に比べて短い。そして,第4の側壁用パネル4は,第1の側壁用パネル1とは直接接続されていない。これにより,第1の側壁用パネル1と第4の側壁用パネル4との間の空間を個室への入り口として利用することができる。
図19は,第1の側壁用パネルと第4の側壁用パネルとを接続するレールを取り付けた様子を示す。図19に示されるように,第1の側壁用パネル1と第4の側壁用パネル4とを接続するレール47を取り付ける(ステップ14)。
カーテンレールは,特許第4187173号公報の図7及び段落[0039]〜[0043]に説明されているように,レール把持部と,レール把持部により把持されるレールと,レールに取り付けられるカーテンとを有するものが好ましい。
本発明の病室用パネルユニットは,簡易かつ利便性が高い簡易病室を作成できるので,医療用の建設業などの分野で好適に利用される。
1 第1の側壁用パネル
2 第2の側壁用パネル
3 第3の側壁用パネル
4 第4の側壁用パネル
11 第1のキャスタ
12 第2のキャスタ
13 第1のはばき
14 第2のはばき
15 高さ調節アジャスタ
21 第1の外枠
22 第1のスライドレール
23 第1のパネル
31 鍵部
32 フック
33 係部
34 開閉部
35 ファスナー

Claims (4)

  1. 第1の側壁を構成する第1の側壁用パネル(1)と;
    前記第1の側壁用パネル(1)の端部と接続される第2の側壁を構成する第2の側壁用パネル(2)と;
    前記第2の側壁用パネル(2)の残りの端部と接続される第3の側壁を構成する第3の側壁用パネル(3)と;
    前記第3の側壁用パネル(3)の端部と接続される第4の側壁を構成する第4の側壁用パネル(4)と;
    を具備する,病室用パネルユニットであって,
    前記第1の側壁用パネル(1)は,第1の側壁用パネル(1)の下方部分に第1のキャスタ(11)を有し,
    前記第2の側壁用パネル(2)は,第2の側壁用パネル(2)の下方部分に第2のキャスタ(12)を有し,
    前記第1の側壁用パネル(1)は,前記第1のキャスタ(11)を覆う,取り外し可能な第1のはばき(13)を有し,
    前記第2の側壁用パネル(2)は,前記第2のキャスタ(12)を覆う,取り外し可能な第2のはばき(14)を有し,
    前記第1の側壁用パネル(1)は,上部パネルと,下部パネルと,第1の外枠(21)と,前記上部パネルの下方に設けられ前記第1の外枠に取り付けられた上部スライドレールと,前記下部パネルの上方に設けられ前記第1の外枠に取り付けられた下部スライドレールと,前記上部スライドレール及び前記下部スライドレールの間に保持される第1のパネル(23)とを有する,
    病室用パネルユニット。
  2. 前記第1の側壁用パネル(1)は,第1の側壁用パネル(1)の下方部分に,高さ調節アジャスタ(15)をさらに有する,請求項1に記載の病室用ユニット。
  3. 前記第1のキャスタ(11),及び前記第2のキャスタ(12)ボールキャスタである,
    請求項1に記載の病室用パネルユニット。
  4. 前記第1の側壁用パネル(1)と前記第2の側壁用パネル(2)の一方は,前記第1の側壁用パネル(1)と前記第2の側壁用パネル(2)の接続部分に,鍵部(31)を有するフック(32)を有し,
    前記第1の側壁用パネル(1)と前記第2の側壁用パネル(2)の残りの一方は,前記第1の側壁用パネル(1)と前記第2の側壁用パネル(2)の接続部分に,前記鍵部(31)と結合して,前記フック(32)をひきつけることができる係部(33)を有するとともに,前記係部(33)を前記鍵部(31)に結合させ,又は結合を解除できる開閉部(34)を有するファスナー(35)を有する,
    請求項1に記載の病室用パネルユニット。
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