JP3381619B2 - 展示パネル - Google Patents

展示パネル

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JP3381619B2
JP3381619B2 JP10988498A JP10988498A JP3381619B2 JP 3381619 B2 JP3381619 B2 JP 3381619B2 JP 10988498 A JP10988498 A JP 10988498A JP 10988498 A JP10988498 A JP 10988498A JP 3381619 B2 JP3381619 B2 JP 3381619B2
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泰久 松尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美術館等において
展示品を展示する際に好適に使用される展示パネルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の展示パネルとしては、展
示品をその表面に展示するが、鑑賞者が展示品に近づき
すぎることを防ぐために、防護柵を設けることが知られ
ている。また、美術館等の展示場においては、展示替え
が比較的頻繁に行われ、その展示替えの作業の便を向上
させるために、可動式の展示パネルを使用されることが
よくある。
【0003】しかして、係る従来の展示パネルは、展示
替えに合わせて、別途構成される防護柵を設置している
のが通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成した場合、展示替えの際に展示パネルの配置が変更
されると、その都度、防護柵を展示パネルの配置様式に
合わせて設置し直さなければならず、展示替え等の作業
に著しく時間と労力が必要になるという不具合が生じ
る。
【0005】また、展示替えの作業の便の向上を図るた
め、前述のように可動式の展示パネルがよく用いられる
が、このような展示パネルの場合、その本来の機能を最
大限発揮させるために、より大きく、より高い展示パネ
ルが求められる傾向にある。従来から、展示パネルのよ
うに可動式で据え置き型の家具は、転倒の危険性を大き
な不安材料としていた。この要因は、すなわち、移動さ
せ得ることを目的とする可動式据え置き型家具は、床固
定できないということに起因するものである。しかし
て、近来、より大型化が求められている展示パネルのよ
うなものにあっては、必然的に、より不安定な形状にな
る傾向にあり、それにしたがって、転倒の危険性も増大
しているという問題が発生している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を同時に解決
するために、本発明は、防護柵を別途設ける手間を軽減
するとともに、転倒の危険性も有効に低減できるように
した、新たな構造の展示パネルを提供しようとするもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、このような
展示パネルとしての一般的構成と機能を有するものにお
いて、パネル本体に、該パネル本体の下端に収納される
収納位置と該パネル本体の下端から鑑賞者側に突出する
使用位置との間で出入自在に補助脚を取付け、使用位置
にある前記補助脚に、鑑賞者が前記パネル本体に一定距
離以上接近することを禁止する防護柵を立設できるよう
に構成しているとともに、前記補助脚の基端を前記パネ
ル本体の底面に支軸を介して水平回動可能に枢支してい
ることを特徴とするものである。
【0008】このように構成すれば、展示品を展示して
いない場合や展示パネルを移動させる場合には、パネル
本体の下に補助脚を収容でき、展示品を展示している場
合には補助脚を有効に利用して、鑑賞者を展示パネルに
一定以上近づけさせない防護柵を設置することができ
る。しかも、その補助脚は、展示パネルの転倒を防止す
る手段としても機能させることができる。さらに、補助
脚のパネル本体からの出入動作をより簡単に、円滑に行
うとともに、使用位置においては展示パネルの転倒の危
険性を防止することもできる。
【0009】また、使用位置にある補助脚の上面に凹所
を設け、その凹所に前記防護柵の下端を嵌入できるよう
にしているので、補助脚を有効利用して、防護柵を設置
する作業にかかる労力を軽減し時間を削減し、別途防護
柵を準備する手間を低減できるようになる。
【0010】補助脚の転倒防止機能をより確実に発揮さ
せるためには、補助脚に突没自在な補助脚アジャスタを
具備させ、収納位置では補助脚の出入動作等の妨げにな
らないように床から離間させておくとともに、使用位置
では補助脚を床に接地させておくことが有効である。
助脚のパネル本体からの出入動作をより簡単に、円滑に
行うとともに、収納位置においては補助脚を目立たない
ように収納し得るようにするためには、収納位置で補助
脚をパネル本体の幅方向と略平行になるように収容し得
るようにしておくことが望ましい。
【0011】この場合、さらに簡単に防護柵の設置作業
を行うためには、防護柵が、支柱と、その支柱の適当な
高さ位置に配設した掛止部と、少なくとも2本の支柱の
間に掛止部を介して架設される仕切材とを具備するもの
であることが有効である。一方、収納位置にある補助脚
を外部から有効に隠蔽し、意匠的外観を良好なものとす
るための態様として、パネル本体に、該パネル本体の下
端に収納される収納位置と該パネル本体の下端から鑑賞
者側に突出する使用位置との間で出入自在に補助脚を取
付け、使用位置にある前記補助脚に、鑑賞者が前記パネ
ル本体に一定距離以上接近することを禁止する防護柵を
立設できるように構成しているとともに、パネル本体の
下端に巾木を配設し、該巾木によって収納位置にある補
助脚を隠蔽し得るように構成しているものが考えられ
【0012】さらに、その巾木が、補助脚の出入動作の
妨げとならず、使用時には補助脚を固定する役割を果た
すと同時に意匠的外観を高められるようにするために
は、巾木に、補助脚の出入動作を妨げないように、適当
箇所に開閉自在に蝶着したはね上げ部を設けるとともに
そのはね上げ部に切欠を設け、補助脚の先端がパネル本
体から延出している使用位置では前記切欠を補助脚の外
周縁に係合させてはね上げ部により補助脚を固定するよ
うにしておくことが望ましい。
【0013】また、展示パネルが以上のような態様で実
施されるとともに、その可動性及び据え置きの機能を確
保しておくためには、パネル本体が、該パネル本体を移
動可能に支持するキャスタと、突出時に床に接地してパ
ネル本体の移動を制限し、展示様式を変更したり、収納
したりする際には床から離間する突没自在なアジャスタ
とを具備していることが好ましい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例の展示パネル1は図1、図2及び
図6に示すように、複数のパネル本体2を連設して、そ
れらの上縁2a及び下縁2cに笠木9及び巾木4を取付
け得るようにしているものである。そして、展示物Aを
前記パネル本体2の表面板21に展示し得るようにして
いる。
【0015】本実施例では、図1及び図2に示すよう
に、2枚のパネル本体2を側面22を突き合わせた状態
で図示しない連結部材を用いて面一に連設し、一方のパ
ネル本体2の側面22にはさらにパネル本体2と略直交
する方向に同じく図示しない連結部材によりエンドパネ
ル20を連設している。
【0016】パネル本体2は、図1、図3及び図4に示
すように、その上縁2a、側縁2b、下縁2cに沿って
配設された角パイプ状の枠体24と、その枠体24を両
側から挟着する格好で相対向し枠体24に保持された2
枚の表面板21と、その2枚の表面板21の間の空間に
内設した芯材25とにより構成されている。また、この
パネル本体2は、図3、図4及び図6に示すように、前
記枠体24の下部枠材26の底面26aの両端近傍の2
箇所に取付座板29を溶接等で固設し、この取付座板2
9の底面29aにパネル本体2を移動可能にするキャス
タ31と、展示位置で床Fに接地してキャスタ31の移
動を抑制する高さ調節可能なアジャスタ32とを具備し
ている。
【0017】このような構成において、本実施例は、パ
ネル本体2に補助脚5を取付け、この補助脚5を利用し
て、鑑賞者が一定以上パネル本体2に接近することを禁
止する防護柵6を容易に着脱可能にするとともに、この
補助脚5にパネル本体2の転倒を抑止する役割をも担わ
せるようにしている。すなわち補助脚5は、図3及び図
4に示すように、上壁51及び側壁52を下向きにコ字
型に連続開口するように一体的に形成したチャンネル状
の剛体であり、その底面の開口5aに補強板53を配設
し、その断面形状が略台形となるように側壁52間に剛
結してある。補助脚5の先端5bには、断面が補助脚5
と同様に略台形の合成樹脂製のキャップ54を嵌合して
いる。また、前記枠体24のうち下部を構成する下部枠
材26の底面26aに、上向きコ字型に開口する剛性の
高い補助脚台座27をその上面271部分において溶接
等により剛設し、かつこの補助脚台座27の底面272
の略中央に円形の開口273を設けており、段付ボルト
7をその開口273に挿通して、上端7aを下部枠材2
6の底面26aに固着している。一方、補助脚5の上壁
51の基端5c側にも、円形の開口55を設けるととも
に、この上壁51の底面511にその開口55に一致す
るように肉厚のパイプ71を溶接し、これら開口55及
びパイプ71に前記段付ボルト7の下端7bを挿通し
て、その挿通端にワッシャ72及びナット73を締着し
ている。その際、前記補助脚台座27と補助脚5の間に
は前記段付ボルト7を挿通させた輪状のスペーサ74を
介在させており、また、補助脚5を上限まで上動させた
状態でナット73を緊締するとワッシャ72がパイプ7
1の下端面に当接するよりも先に段付ボルト7の段部に
当接するように設定してあり、このような構成によっ
て、補助脚5を、段付ボルト7を支軸にして円滑に水平
回動し得るように枢着している。さらに、補助脚台座2
7の側壁274にはロック穴82を有するL字金具81
が固設してあり、また、補助脚5には先端5bを鑑賞者
側に延出する使用位置X(図1、図3及び図6)に配設
した際に前記ロック穴82の真下に位置する部位にロッ
ク穴56が設けてあって、両ロック穴56、82にロッ
クピン83を挿通することによって、補助脚5の回動を
ロックできるようにしている。
【0018】また、補助脚5の先端5b側には、上壁5
1の底面511に固着して高ナット573が垂下させて
あり、この高ナット573に、接地板571及びボルト
部572からなる補助脚アジャスタ57のボルト部57
2を高さ調節可能に螺着している。しかして、使用位置
Xでは、図3に示すように接地板571を床Fに接地し
てパネル本体2の自立を補助し、パネル本体2の下端2
3に補助脚5を収納する収納位置Yでは、図4に示すよ
うに接地板571を床Fから離間してパネル本体2の移
動等の妨げにならないようにしている。
【0019】一方、この補助脚5に取付けられる防護柵
6は、図1及び図5に示すように、適当な高さ位置に掛
止部となるL字型のフック62を溶接等により固設した
一対の支柱61と、両支柱61の間にフック62を介し
て架設される仕切材たる仕切パイプ63とで構成され、
これら支柱61の上端、フック62の上端及び仕切パイ
プ63の先端にはそれぞれ合成樹脂製のキャップ61
1、621、631を嵌合している。そして、補助脚5
の上壁51の先端5b側に凹所58を設けておき、補助
脚5を回動し鑑賞者側にその先端5bを延出する際に、
補助脚5の凹所58に支柱61の下端61aを嵌入して
防護柵6を立設し得るようにしている。
【0020】また、本実施例の展示パネル1は、パネル
本体2の下端に巾木4を配設している。図3及び図4に
示すように、この巾木4は、下部枠材26に角パイプ状
の巾木取付座28を介して外側に向かって開口する係合
溝411を備えた座板41を取付け、この係合溝411
に、目隠し板422の上縁に係合片421を連設して構
成した巾木本体42を着脱可能に引っ掛けて、外部から
パネル本体2の下端23を隠蔽している。また、座板4
1は、その上向きにL字型に屈曲した部位が表面板21
の下端21aに係合してこれを担持する役割を兼ねてい
る。
【0021】しかして、巾木4の補助脚5が鑑賞者側に
回動する際に通過する部分には、巾木本体42を配設せ
ずに、座板41には巾木取付座28に固定した一部と表
面板21を保持する部分を残して開口43を設けてい
る。そして、その座板41に一片441を取付けた蝶番
44の他片442にはね上げ部45を蝶着し、補助脚5
を回動する際にはね上げ部45を持ち上げて、補助脚5
が通過し得るようにしている。さらに、このはね上げ部
45には、補助脚5の外周縁5dに係合し得る切欠45
1を設けており、補助脚5を鑑賞者側に延出した際に
は、はね上げ部45を下ろしてパネル本体2の下端23
を隠蔽するように構成している。このように構成するこ
とによって、補助脚5が使用位置X及び収納位置Yのど
ちらの状態にあっても、パネル本体2の下端23を外部
から隠蔽することが可能となる。もちろん補助脚5が回
動しない部分には、上述のような、座板41と巾木本体
42とからなる巾木4を取付けており、外部からパネル
本体2の下端23を隠蔽し得るようにしている。
【0022】以上のような構成からなる本実施例の展示
パネル1を使用するときには、以下の手順に従って実施
する。まず、パネル本体2をキャスタ31により移動し
て、所望の展示様式に配置し、アジャスタ32のねじを
回転して接地させ、その位置にパネル本体2を据え置
く。このパネル本体2と同時に使用する他のパネル本体
2を側面22どうしで連結して、展示パネル1を構成す
る。このとき補助脚5は、パネル本体2の下端23に収
納される収納位置Y(図4及び図6)にあり、巾木4で
外部から隠蔽されているので、移動の際に足を引っ掛け
るなどの妨げにならない。勿論、収納場所で嵩張りの原
因とならない点においても同様である。
【0023】所望の位置に据え置いた各パネル本体2の
巾木4の一部に、蝶着により開閉自在に配設したはね上
げ部45を持ち上げて開き、下部枠材26の底面26a
に固設した段付ボルト7を中心にその段付ボルト7に基
端5cを軸着した補助脚5を回動して、先端5bをパネ
ル本体2の幅方向と略直交する方向すなわち観覧者側に
延出する。しかして、補助脚固定座27に固設したL型
金具81に設けたロック穴82と補助脚5の上壁51に
設けたロック穴56とにロックピン83を挿通して補助
脚5の回動を不能にするとともに、はね上げ部45を下
ろして切欠451を補助脚5の外周縁5dに係合する。
このような構成により、使用位置Xにおいても、図3に
想像線で示すように、巾木4を下ろして閉止することに
よって、パネル本体2の下端23を外部から隠蔽するこ
とができ、意匠的な外観を極めて良好に保つことができ
る。
【0024】次いで、図1に示すように、補助脚5の上
壁51に設けた凹所58に、防護柵6の支柱61の下端
61aを嵌入して立設し、他のパネル本体2の補助脚5
にも同様にして、少なくとも2本以上の支柱61に固設
したL字型フック62に仕切パイプ63を架設して、鑑
賞者が展示パネル2に接近するのを禁止する防護柵6を
完成する。このような構成により、補助脚5を防護柵6
の支持部材として有効利用でき、防護柵6として別途に
用意する手間を軽減するので、設置作業の労力、時間、
費用を削減することができる。
【0025】さらにまた、補助脚5にはねじ機構8を有
する補助脚アジャスタ57を設けているので、収納位置
Yでは、接地板571を床Fから離間しておくとパネル
本体2の移動に補助脚5が支障をきたすことはなく、ま
た、回動操作中は補助脚5を容易に回動することがで
き、使用位置Xでは、接地板571を床Fに接地してお
くとパネル本体2の自立を補助するとともに、転倒を有
効に防止することが可能になる。
【0026】また、この展示パネル1の展示様式を変更
したり、収納したりする際には、上述の手順を逆に行え
ばよい。なお、各部の具体的構成は、上記実施例に限定
されるものではない。ただし、以下の変形例中、上記実
施例と同一の部材であるものについては、同一の符号を
付すこととする。例えば、はね上げ部45に十分な強度
があるときには、はね上げ部45の切欠451と補助脚
5の外周縁5dとを係合させることにより、補助脚5を
回動不能にすることができるので、補助脚5は前述のL
字金具81、ロック穴56、82やロックピン83を配
設しないものであってもよい。また、はね上げ部45を
蝶着する位置や方法も、前記実施例に限定されず、その
機能を損なわないような適当な位置に適当な方法でこの
はね上げ部45を蝶着したものであってもよい。
【0027】また、一パネル本体2に複数の補助脚5を
配設し、使用位置Xにおいては、一パネル本体2だけで
防護柵6を立設できるようにしたものや、一支柱61に
複数のフック62を配設し、一支柱61に複数の仕切材
63を使用できるようにしたものも、変形例として挙げ
られる。また、補助脚5の出入動作を、使用位置Xと収
納位置Yとの間でスライド式に伸縮自在に出入でき得る
ようなものを採用してもよい。
【0028】一パネル本体2の両方の表面板21に掲示
物Aを掲示する必要がある場合には、はね上げ部45を
両方の巾木4に配置するとともに、補助脚5の上壁51
の長手方向の略中心を回動可能に軸支し、凹所58を補
助脚5のパネル本体2から延出した両先端5bに設けた
ものであれば、その両方に防護柵6を立設できるように
することができる。
【0029】また、防護柵6の仕切材としては、仕切パ
イプ63の代わりとなるようなロープを用いてもよい。
この場合、図7に防護柵16の変形例として示すよう
に、支柱161に固接する掛止部(フック)162は、
重量の軽いものを載置するので、比較的細身のものを用
いることができる。またこの支柱161及び掛止部16
2の先端には、それぞれ平型のキャップ1611、16
21のようなものも用いることができる。
【0030】その他の各部の具体的な構成についても、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明はパネル本
体に、該パネル本体の下端に収納される収納位置と該パ
ネル本体の下端から鑑賞者側に突出する使用位置との間
で出入自在に補助脚を取付け、使用位置にある前記補助
脚に、鑑賞者が前記パネル本体に一定距離以上接近する
ことを禁止する防護柵を立設できるように構成している
とともに、前記補助脚の基端を前記パネル本体の底面に
支軸を介して水平回動可能に枢支し、さらに先端をパネ
ル本体の幅方向と略直交する方向に延出させた使用位置
にある補助脚の上面に凹所を設け、その凹所に前記防護
柵の下端を嵌入できるようにしていることを特徴とする
展示パネルであり、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0032】すなわち、前記補助脚をこのように構成す
ることにより、展示品を展示していない場合や展示パネ
ルを移動させる場合には、パネル本体の下に補助脚を収
容でき、展示品を展示している場合には、その補助脚の
作用により展示パネルの転倒を防止できるとともに、補
助脚を有効に利用して、鑑賞者が展示パネルに一定以上
近づくことを禁止する防護柵を設置することができる。
したがって、このような構成によれば、使用位置におい
て補助脚に防護柵の支持部材としての機能を持たせると
同時に、転倒防止の機能を持たせて転倒の危険性を低減
させることができ、また、目立たないように収納するこ
とも可能となる。さらに、展示パネルの転倒防止装置や
防護柵を別途に用意する手間や、コストを低減すること
も可能である。また、補助脚の基端を前記パネル本体の
底面に支軸を介して水平回動可能に枢支し、使用位置で
補助脚の先端をパネル本体の幅方向と略直交する方向に
延出させているので、その転倒の危険性を確実に回避す
ることが可能であり、また、補助脚のパネル本体からの
出入動作をより簡単に、円滑に行うことができる。 加え
て、使用位置にある補助脚の上面に凹所を設け、その凹
所に前記防護柵の下端を嵌入できるようにしているの
で、防護柵を設置する作業にかかる時間と労力を大幅に
削減することができる。
【0033】補助脚に突没自在な補助脚アジャスタを具
備させておけば、使用位置において補助脚を床に接地さ
せてその転倒防止機能をより有効に作用させることがで
きるとともに、収納位置では移動等の妨げにならないよ
うに床から離間させておくことができる。収納位置で補
助脚をパネル本体の幅方向と略平行になるように収容し
得るように構成した展示パネルであれば、収納時には補
助脚を外部から目立たないように収納できるので美観を
損なわないようにすることができる。
【0034】また、このようなものの場合、防護柵が、
支柱と、その支柱の適当な高さ位置に配設した掛止部
と、少なくとも2本の支柱の間に掛止部を介して架設さ
れる仕切材とを具備するものであれば、さらに簡単に防
護柵の設置作業を行うことができ、また、その撤去作業
にもさほど労力を要しない。また、このように簡単な防
護柵で構成してもその役割を十分果たすことができるの
で、コストを低減することも可能である。
【0035】パネル本体に、該パネル本体の下端に収納
される収納位置と該パネル本体の下端から鑑賞者側に突
出する使用位置との間で出入自在に補助脚を取付け、使
用位置にある前記補助脚に、鑑賞者が前記パネル本体に
一定距離以上接近することを禁止する防護柵を立設でき
るように構成しているとともに、パネル本体の下端に巾
木を配設し、その巾木によって収納位置にある補助脚を
隠蔽し得るようにした展示パネルでは、補助脚を外部か
ら確実に隠蔽することができ、意匠的外観を良好なもの
とすることができる。特に、その巾木に補助脚の出入動
作を妨げないように、適当箇所に開閉自在に蝶着したは
ね上げ部を設けるとともにそのはね上げ部に切欠を設
け、補助脚の先端がパネル本体から延出している使用位
置では前記切欠を補助脚の外周縁に係合させてはね上げ
部により補助脚を固定することによって、その巾木が、
補助脚の出入動作の妨げとならず、使用時には補助脚を
固定する役割を果たすことができると同時に意匠的外観
を高められる。
【0036】また、パネル本体が、該パネル本体を移動
可能に支持するキャスタと、突出時に床に接地してパネ
ル本体の移動を制限し、展示様式を変更したり、収納し
たりする際には床から離間する突没自在なアジャスタと
を具備しているものであれば、展示パネルに要求される
可動性及び据え置きの機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る展示パネルの一実施例を示す正面
斜視図。
【図2】同実施例における背面斜視図。
【図3】同実施例における使用位置を示す要部拡大断面
図。
【図4】同実施例における収納位置を示す要部拡大断面
図。
【図5】同実施例において特に防護柵の構成を示す模式
図。
【図6】同実施例を模式的に示す平面図。
【図7】防護柵の変形例を示す模式図。
【符号の説明】
1…展示パネル 2…パネル本体 4…巾木 5…補助脚 6…防護柵 7…支軸(段付ボルト) 23…下端 31…キャスタ 32…アジャスタ 45…はね上げ部 57…補助脚アジャスタ 58…凹所 61…支柱 62…掛止部(フック) 63…仕切材(仕切パイプ) 451…切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 96/04 A47G 5/00 E04B 2/74 E04H 17/00 G09F 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル本体に、該パネル本体の下端に収納
    される収納位置と該パネル本体の下端から鑑賞者側に突
    出する使用位置との間で出入自在に補助脚を取付け、使
    用位置にある前記補助脚に、鑑賞者が前記パネル本体に
    一定距離以上接近することを禁止する防護柵を立設でき
    るように構成しているとともに、 前記補助脚の基端を前記パネル本体の底面に支軸を介し
    て水平回動可能に枢支し、 さらに先端をパネル本体の幅方向と略直交する方向に延
    出させた使用位置にある補助脚の上面に凹所を設け、そ
    の凹所に前記防護柵の下端を嵌入できるようにしている
    ことを特徴とする 展示パネル。
  2. 【請求項2】補助脚が、使用位置においては伸長して床
    に接地しパネル本体の自立を補助するとともに、収納位
    置においては床から離間し得るように突没自在に構成さ
    れた補助脚アジャスタを具備することを特徴とする請求
    項1記載の展示パネル。
  3. 【請求項3】収納位置で補助脚をパネル本体の幅方向と
    略平行になるように収容し得るように構成していること
    を特徴とする請求項1又は2記載の展示パネル。
  4. 【請求項4】前記防護柵が、支柱と、その支柱の適当な
    高さ位置に配設した掛止部と、少なくとも2本の支柱の
    間に掛止部を介して架設される仕切材とを具備している
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の展示パネ
    ル。
  5. 【請求項5】パネル本体に、該パネル本体の下端に収納
    される収納位置と該パネル本体の下端から鑑賞者側に突
    出する使用位置との間で出入自在に補助脚を取付け、使
    用位置にある前記補助脚に、鑑賞者が前記パネル本体に
    一定距離以上接近することを禁止する防護柵を立設でき
    るように構成しているとともに、 パネル本体の下端に巾木を配設し、該巾木によって収納
    位置にある補助脚を隠蔽し得るように構成していること
    を特徴とする展示パネル。
  6. 【請求項6】前記巾木に前記補助脚の出入動作を妨げな
    いように、適当箇所に開閉自在に蝶着したはね上げ部を
    設けるとともに、そのはね上げ部に切欠を設け、補助脚
    の先端がパネル本体から延出している使用位置では前記
    切欠を補助脚の 外周縁に係合させてはね上げ部により補
    助脚を固定するように構成していることを特徴とする請
    求項5記載の展示パネル。
  7. 【請求項7】パネル本体が、該パネル本体を移動可能に
    支持するキャスタと、突出時に床に接地してパネル本体
    の移動を制限し、展示様式を変更したり、収納したりす
    る際には床から離間する突没自在なアジャスタとを具備
    していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又
    は6記載の展示パネル。
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