JP2590181Y2 - 箱形展示パネル - Google Patents

箱形展示パネル

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JP2590181Y2
JP2590181Y2 JP1992059993U JP5999392U JP2590181Y2 JP 2590181 Y2 JP2590181 Y2 JP 2590181Y2 JP 1992059993 U JP1992059993 U JP 1992059993U JP 5999392 U JP5999392 U JP 5999392U JP 2590181 Y2 JP2590181 Y2 JP 2590181Y2
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重十史 冨永
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重十史 冨永
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、箱形展示パネル本体
の厚みを可及的に薄く形成しても、これを起立した際又
は移動するに際に転倒しないようにした箱形展示パネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】絵画、掛軸等の美術品を展示するための
装置として、それ自体自立するものは、例えば図7に示
すように、展示パネル本体aの下部に、キャスタb付き
の脚cを配設したものが存在した。これは、展示パネル
本体aを薄く形成することができる反面、これの転倒を
防止するために、脚cをかなり長めに形成していたので
ある。その結果、この脚cは展示パネル本体aの表裏面
から、かなり長く飛出した衝立状の外観を呈していたの
である。
【0003】また図8に示すように、全体を箱形に形成
した展示パネル(箱形展示パネル)も存在する。すなわ
ち、同図において箱形展示パネル本体dの下面四偶にキ
ャスタbを配設したものであるが、これは転倒を防止す
る目的で、例えば横120cm、高さ210cmの場合
は、奥行が20〜30cm程度に形成されていたのであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記図7に示す衝立状
の展示パネルにあっては、展示パネル本体aが薄く形成
されているために、非常に軽量となって好ましいのであ
るが、一方では、絵画等の展示物も軽量でなければなら
ず、そのためには額縁等の重量を考慮すると、小さい絵
画等のみが展示対象となる。また脚cについては、これ
があまりにも飛出しているために、接近して鑑賞すると
きの障害又は躓きの原因になり、さらにはこの展示パネ
ルの収納(格納)時の空間使用の効率を低下させる原因
となっていたのである。
【0005】図8に示す箱形展示パネルにあっては、図
7に示すような飛出した脚が設けられていないために、
展示面の横及び高さを長くすると、奥行(厚さ)も長く
しなければ転倒防止を図ることができなく、したがって
結果的には、全体的形状が大となるのである。
【0006】このため重量も大となり、キャスタbを有
するとはいえ、移動時も困難となる。そのため若干薄め
に形成された事実もあったが、転倒事故を惹起し、これ
を防止するため、結局、厚く形成することが一般的とな
り、内部は中空ではあっても、重量の問題は依然として
残り、かつ不使用事の格納面積も広く確保しなければな
らなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこでこの考案に係る箱
形展示パネルは前記の課題を解決するために、回転自在
に連結し、かつ先端に車輪を配設した脚を箱形展示パネ
ル本体の展示面横方向一端部の底部に移動可能に配設す
るとともに、前記箱形展示パネル本体の他端部底部に
は、この箱形展示パネル本体の内外に出没する上下動自
在な車輪を配設し、かつ展示会場の床面に形成した固定
ピン挿入孔に係合可能な固定ピンを箱形展示パネル本体
の内部下方に着脱自在に配設したものである。
【0008】
【作用】すなわち、前記箱形展示パネル本体を起立させ
る場合は、箱形展示パネル本体の内部から底部を経由し
て展示会場の床面に形成してある固定ピン挿入孔に固定
ピンを挿入することによって自立固定せしめ、また移動
する場合は、前記固定ピンを除去し、脚を箱形展示パネ
ル本体の一端部から引き出すとともに、箱形展示パネル
本体の他端部に配設してある車輪を底部下方に降下せし
め、これらの車輪を利用して移動するようにしたもので
ある。
【0009】
【実施例】次にこの考案に係る箱形展示パネルの実施例
を図1乃至図6に基づいて述べると、1は中空状に形成
した箱形展示パネル本体であり、この箱形展示パネル本
体1の内部周囲には、これの軸材たる角パイプ2を配設
してある。
【0010】3は、2本の杆体3’,3”を回転自在に
連結して1本に形成した脚であり、4はこの脚3の先端
(杆体3’)に配設した車輪である。そして前記脚3
は、前記箱形展示パネル本体1の展示面一端部の底部に
配設してあるとともに、この脚3に配設した車輪4は車
輪としての機能を有するものであれば、いかなるもので
あってもよいが、図示するように自在キャスタとすれ
ば、その進行方向を自在に選択することができるので好
ましい。
【0011】また前記脚3は、前記のように2本の杆体
3’,3”を連結して1本に形成したものを2本平行に
用い、かつ、前記車輪4を配設してある杆体3’側を先
端とすれば、後端、すなわち杆体3”を箱形展示パネル
本体1の内部下方に収納し、かつ先端側がこの箱形展示
パネル本体1の内外に移動可能に構成してある。ここに
おいて移動可能とする具体的な一例としては、脚3の後
端側(杆体3”)にも車輪4’を配設し、かつ箱形展示
パネル本体1の底面と平行する前記角パイプ2に挿入す
るのである。
【0012】5は、前記車輪4(自在キャスタとした場
合の旋回部)に連結した螺杆であり、6はこの螺杆5に
固着したハンドルである。そして前記螺杆5は、脚3の
先端部分に形成した上下方向の螺孔に螺合しており、前
記ハンドル6を介して螺杆5を回転せしめれば、車輪4
は上下動することになるのである。
【0013】4”は、前記箱形展示パネル本体1の展示
面他端部の底部に配設した車輪であり、この車輪4”も
自在キャスタにすれば、その進行方向を自在に選択する
ことができる。またこの車輪4”は、前記箱形展示パネ
ル本体1の厚さ方向に収納することができる間隔を保持
して、例えば2個を共通した連結板7に配設するととも
に、この連結板7には、上端にハンドル6’を配設した
螺杆5’を回転自在に連結してある。
【0014】8は箱形展示パネル本体1の内部において
角パイプ2に掛け渡した支承板であり、前記螺杆5’
は、この支承板8に形成した螺孔に螺合してある。した
がって、このハンドル6’によって螺杆5’を回転せし
めると、連結板7を介して車輪4”を上下動せしめるこ
とが可能となる。
【0015】9は箱形展示パネル本体1の内部下方に着
脱自在に配設した固定ピン(又は固定螺子)であり、1
0は展示会場の床面11に形成した固定ピン挿入孔であ
る。12は箱形展示パネル本体1の展示面横方向両端部
の底部に形成した孔である。したがって、前記固定ピン
9はこの孔12を貫通して床面11に形成した固定ピン
挿入孔10に挿入(又は螺着)することができるのであ
る。
【0016】箱形展示パネル本体1を自立せしめる場合
には、車輪4を含む脚3全体を箱形展示パネル本体1の
内部に、またハンドル6’を回転することによって連結
板7を介して車輪4”を上昇させて箱形展示パネル本体
1の内部にそれぞれ収納し、前記固定ピン7を箱形展示
パネル本体1の内部から底部を貫通して展示会場の床面
に形成してある固定ピン挿入孔8に挿入する。
【0017】また箱形展示パネル本体1を移動するとき
は、前記固定ピン7を抜き取り、脚3を回転連結位置ま
で引き出し、2本並列している脚3を、線対称となるよ
うにL字状に回転する。またこの場合ハンドル6によっ
て螺杆5を回転せしめて車輪4を降下させ、また他方の
ハンドル6’で螺杆5’を回転させて車輪4”を降下さ
せ、もって箱形展示パネル本体1全体を床面から浮上さ
せるようにするのである。そしてそのままの状態で移動
させることができる。
【0018】尚、図中13は脚3及び固定ピン7を操作
する際に開閉する扉体であり、14はピクチャーレール
である。
【0019】
【考案の効果】前記のようにこの考案に係る箱形展示パ
ネルによれば、回転自在に連結し、かつ先端に車輪を配
設した脚を箱形展示パネル本体の展示面横方向一端部の
底部に移動可能に配設するとともに、前記箱形展示パネ
ル本体の他端部底部には、この箱形展示パネル本体の内
外に出没する上下動自在な車輪を配設し、かつ展示会場
の床面に形成した固定ピン挿入孔に係合可能な固定ピン
を箱形展示パネル本体の内部下方に着脱自在に配設して
あるので、前記箱形展示パネル本体を起立させる場合
は、箱形展示パネル本体の内部から底部を経由して展示
会場の床面に形成してある固定ピン挿入孔に固定ピンを
挿入することによって自立固定せしめ、また移動する場
合は、前記固定ピンを除去し、脚を箱形展示パネル本体
の一端部から引き出すとともに、箱形展示パネル本体の
他端部に配設してある車輪を底部下方に降下せしめ、こ
れらの車輪を利用して移動することができ、もって箱形
展示パネル本体の厚みを可及的に薄く形成しても、これ
を起立した際又は移動するに際に転倒することを防止で
きるという効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る箱形展示パネルの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1におけるA部の拡大縦断面図である。
【図3】図1におけるB部の拡大斜視図である。
【図4】脚を引き出しL字状に回動せしめた状態を示す
平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】車輪4”を降下させた状態を示す正面図であ
る。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 箱形展示パネル本体 2 角パイプ 3 脚 3’ 杆体 3” 杆体 4 車輪(自在キャスタ) 4’ 車輪 4” 車輪 5 螺杆 5’ 螺杆 6 ハンドル 6’ ハンドル 7 連結板 8 支承板 9 固定ピン 10 固定ピン挿入孔 11 床 12 孔 13 扉体 14 ピクチャーレール

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に連結し、かつ先端に車輪を配
    設した脚を箱形展示パネル本体の展示面横方向一端部の
    底部に移動可能に配設するとともに、前記箱形展示パネ
    ル本体の他端部底部には、この箱形展示パネル本体の内
    外に出没する上下動自在な車輪を配設し、かつ展示会場
    の床面に形成した固定ピン挿入孔に係合可能な固定ピン
    を箱形展示パネル本体の内部下方に着脱自在に配設した
    ことを特徴とする箱形展示パネル。
  2. 【請求項2】 脚は、2本並行に配設するとともに、こ
    の2本の脚は、互いに線対称となるL字状に回動する請
    求項1記載の箱形展示パネル。
  3. 【請求項3】 脚は、箱形展示パネル本体の骨組みを構
    成する軸材内を移動可能に配設した請求項1又は請求項
    2記載の箱形展示パネル。
  4. 【請求項4】 脚における箱形展示パネル本体内に常時
    収納されている部分に、車輪を配設した請求項1、請求
    項2又は請求項3記載の箱形展示パネル。
  5. 【請求項5】 固定ピンは、箱形展示パネル本体の展示
    面横方向両端部に配設した請求項2、請求項2、請求項
    3又は請求項4記載の箱形展示パネル。
  6. 【請求項6】 固定ピンは螺子とし、固定ピン挿入孔は
    螺孔とした請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又
    は請求項5記載の箱形展示パネル。
  7. 【請求項7】 車輪は、自在キャスタとした請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6
    記載の箱形展示パネル。
  8. 【請求項8】 脚先端に配設した車輪は、昇降装置によ
    り上下動可能にした請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の箱形展
    示パネル。
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