JPH07979Y2 - 棚を備えた什器 - Google Patents

棚を備えた什器

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JPH07979Y2
JPH07979Y2 JP8842292U JP8842292U JPH07979Y2 JP H07979 Y2 JPH07979 Y2 JP H07979Y2 JP 8842292 U JP8842292 U JP 8842292U JP 8842292 U JP8842292 U JP 8842292U JP H07979 Y2 JPH07979 Y2 JP H07979Y2
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JP
Japan
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curtain plate
shelf
shell
curtain
top plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8842292U
Other languages
English (en)
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JPH0652563U (ja
Inventor
稔 横田
文雄 小川
Original Assignee
エビスヤ工業株式会社
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Publication date
Application filed by エビスヤ工業株式会社 filed Critical エビスヤ工業株式会社
Priority to JP8842292U priority Critical patent/JPH07979Y2/ja
Publication of JPH0652563U publication Critical patent/JPH0652563U/ja
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  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば会議用のテー
ブルなどの棚を備えた什器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記テーブルなどには、棚を備え
たものが広く使用されており、この棚は、天板の下面に
吊持されたものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の天板の
下面に吊持された棚は、天板下方の空間が狭くなって、
テーブルなどの後側に位置したその使用者の膝が当たる
恐れがあり、また棚の天板への取付部が見えて外観がよ
くないという問題点があり、天板を脚部の前方に起こし
て折り畳むテーブルでは、折り畳み時に天板と共に棚も
起こされるという問題点もあった。
【0004】この考案は、前述した問題点を解決して、
天板下方の空間を広くし、使用者の膝が棚に当たる恐れ
を少なくし、また外観もよく、天板を脚部に対し前方に
起こして折り畳むものでも、天板の折り畳み時に棚が起
こされることのない、棚を備えた什器を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の棚を備えた什
器は、左,右脚柱の前面側に幕板シェルの左,右端部を
固定し、この幕板シェルの後面下部に棚の前部を支持さ
せ、この棚を前記幕板シェルに固定し、幕板シェルに、
この幕板シェルの前面および外周を覆う幕板カバーを嵌
合保持させ、幕板シェルと幕板カバーとによって形成し
た幕板内に前記棚の固定部および幕板シェルの取付部を
収容したものである。
【0006】
【作用】この考案の棚を備えた什器は、左,右脚部の前
面側に左,右端部を固定した幕板シェルの後面下部に棚
の前部を支持し、この棚を前記幕板シェルに固定したの
で、左,右脚部の上端部に支持した天板下方の空間が広
くなり、使用者の膝が棚の下方に位置してこれに当たり
にくくなり、天板を脚に対し前方に起こして折り畳むも
のでは、この折り畳み時に棚を倒す必要がなくなる。
【0007】また、幕板シェルの前面および外周を幕板
カバーで覆い、幕板シェルと幕板カバーとによって幕板
を構成したので、幕板の厚さが厚く、外観がよくなり、
幕板シェルを前記脚部に取り付ける取付部、および棚を
幕板シェルに固定する固定部を幕板シェルと幕板カバー
とで囲まれた幕板内に位置させることで、前記取付部お
よび固定部が外部から見えず、外観がよい。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1,図2において、1は左,右脚部であり、こ
れらの脚部1は側面ほぼL字型に形成され、脚部1の前
端部に後倒れに配置された鋼製の角パイプからなる脚柱
2の下端部に後方に水平に延びる下部材3が固定され、
脚柱2の上端部には、天板4の前後方向中間部裏面が図
示省略した折り畳み機構を介して支持されている。な
お、天板4の折り畳み機構は、左,右脚柱2内に天板起
倒時の緩衝用シリンダー機構と、天板4を起こす方向に
付勢するスプリングとが設けられている。
【0009】左,右脚部1の脚柱2前面には、上,下取
付座5が溶接などによって固定され、取付座5またはこ
れらと脚柱2とは鋼板からなる幕板シェル6の左,右端
部がそれぞれビス7によって前側から締め付け固定され
ている。
【0010】図3,図4にも示すように、幕板シェル6
は上,下縁に前方に直角に屈曲するフランジ部6aが形
成され、幕板シェル6の前面には、横断面がフランジ7
a付き溝型の補強部材8がフランジ8aのスポット溶接
などによって、上,下2箇所に固着され、補強部材8は
幕板シェル6の全長にわたって左,右方向に延びてい
る。また、幕板シェル6は、上縁が水平に倒れた使用状
態の天板4下方に隙間を有して配置され、下縁が脚柱2
の中央より下方に配置されている。
【0011】幕板シェル6の後面下部には鋼板の曲げ加
工品からなる棚9の前側壁9aが支持され、棚9が幕板
シェル6の下方に固定されている。すなわち、棚9は断
面ほぼ溝型に形成されて左右方向に延び、上部間に丸棒
状のステー10が渡し掛けられて左右方向の複数箇所に
配置されている。ステー10は棚9の前,後側壁9a,
9bに溶接などの手段によって固着され、ステー10の
前端部が幕板シェル6の下部に形成された孔6bに挿通
されて前方に突出し、これらの突出部10aに螺合させ
たナット11が締め付けられることで、棚9は、前側壁
9aが幕板シェル6の後面下部に支持されて、幕板シェ
ル6に固定されている。
【0012】なお、棚9は、前側壁9a上方に後側壁9
bが延び、後側壁9bは、上縁部,左右端部以外の大部
分に多数の小孔9cが形成され、後側壁9bが脚柱2後
縁より幾分前方に配置されていると共に、棚9の左,右
両端と左,右脚柱2の対向面との間には隙間が形成され
ている。
【0013】幕板シェル6に、これの前面および外周部
を覆う幕板カバー12が強制嵌合され、幕板カバー12
は、全周に後方に直角に屈曲するフランジ12aが形成
された鋼板などの弾性を有する板状材から形成され、幕
板カバー12のフランジ部12aによって幕板シェル6
のフランジ部6aが外周側から弾性保持され、幕板シェ
ル6と幕板カバー12とを主要部材として幕板13が構
成されている。
【0014】そして、幕板シェル6と幕板カバー12と
で囲まれた内部に、幕板シェル6を取付座5などに固定
するビス7の頭部、幕板シェル6の補強部材8、および
棚9を幕板シェル6に固定するためのステー10の突出
部10a、突出部10aに締め付けたナット11が収容
されている。
【0015】なお、図1,図2において、14は天板4
の裏面に固定し、天板4側を前記折り畳み機構を介して
脚柱2側に係合させる左,右天板フレーム、15は折り
畳み機構のロックハンドル、16は左,右ロックハンド
ル15を連動させる連動軸(図示省略)を覆って左,右
天板フレーム14間に設けたカバーパイプ、17,18
は左,右脚部1の下部材3に装着した前部,後部キャス
ターである。
【0016】前述のように構成した実施例のテーブル
は、図1,図2に示す天板4を倒して水平にした状態で
使用し、不使用時にはロックハンドル15を回動させ、
天板4側と脚柱2との係合を外し、折り畳み機構のスプ
リング動作などによって、図1の鎖線に示すように天板
4を脚柱2の前側に起こして立てた折り畳み状態とし、
必要に応じて前記キャスター17,18により適所に移
動させる。また、使用時はテーブルを移動前の位置に戻
し、ロックハンドル15を回動させ、天板4と脚注2と
の折畳み状態でのロックを解除し天板4を持って水平に
倒し、前記ハンドル15の回動によって天板4側を脚柱
2側に係合させて使用する。
【0017】この実施例によるテーブルは、脚部1を側
面L字状に形成し、脚柱2を後倒れに傾斜させ、棚9を
幕板13の後面下部に固定したので、棚9の後側壁9b
を脚柱2の後面に対しやや前方に配置したこともあっ
て、使用状態の天板4後縁に対し棚9が前方に離れた位
置にあり、天板4下方の空間が充分に広くなっている。
【0018】また、この実施例によるテーブルは、幕板
シェル6を脚柱2の前面に取付座5を介して固定し、幕
板シェル6の前面に上,下補強部材8を固定し、幕板シ
ェル6の前面および外周部をフランジ部12a付きの幕
板カバー12によって覆って幕板13を構成したので、
幕板13の厚さが厚く、幕板シェル6が取付座5の厚さ
だけ前方に離れていることもあって、幕板13自体も体
裁がよい。
【0019】そして、幕板シェル6と幕板カバー12と
によって囲まれた内部に、幕板シェル6を脚柱2に取り
付けるためのビス7、棚板9を幕板シェル6に取り付け
るためのステー10の突出部10a、突出部10aに螺
合したナット11が収容され、これらが幕板13の外部
から見えない上に、幕板シェル6の外周に幕板カバー1
2のフランジ部12aを嵌合弾持させたので、幕板カバ
ー12を取り付ける部材も幕板13外から見えないの
で、外観がよい。
【0020】しかも、この実施例によるテーブルは、幕
板13に棚9を固定してあるため、天板4を起倒させる
時に、天板に棚を設けたものではこれらが一体に回動す
るのと異なり、棚9が回動しないことで、棚9の重量分
だけ小さい力で天板4を回動させることができ、天板4
の起立状態で棚9が邪魔になることもない。さらに、棚
9の左,右端と脚柱2の対向面との間には隙間が形成し
てあるので、棚9内にごみなどが入った場合に、これを
左,右両端から前記隙間を経て棚9外に排除できる。
【0021】この考案において、脚部は、側面L字状に
形成し、脚柱を後倒れにしたものに限られることなく、
脚柱の前方に下部材の前端が若干突出したものや、脚柱
が直立したものにも適用でき、左,右脚柱が前,後2本
ずつあるものにも適用できる。
【0022】この考案において、幕板は、左,右端部が
左,右脚部から左,右に突出したものや、左,右端部を
左,右脚部の外側面から後方に適宜の角度で後方に折り
曲げたものでもよく、幕板カバーのみを左,右に突出さ
せたり、後方に折り曲げたりしてもよい。
【0023】この考案において、棚は鋼板など金属板の
曲げ加工品に限られるものではなくパイプなどを従来の
ものと同様に格子状に固定したものなど構成,形状を変
更でき、棚の幕板シェルへの固定手段も適宜変更でき
る。そして、この考案は、会議用のテーブルに限られる
ことなく、事務用,家庭用のテーブル、机など棚を備え
た什器に広く適用できる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したとおり、この考案の棚を備
えた什器は、左,右脚部の前面側に左,右端部を固定し
た幕板シェルの後面下部に棚の前部を支持し、この棚を
前記幕板シェルに固定したので、左,右脚部の上端部に
支持した天板下方の空間が広くなり、使用者の膝が棚の
下方に位置してこれに当たりにくくなり、天板を脚に対
し前方に起こして折り畳むものでは、この折り畳み時に
棚を倒す必要がなくなる。
【0025】また、幕板シェルの前面および外周を幕板
カバーで覆い、幕板シェルと幕板とによって幕板を構成
したので、幕板の厚さが厚く、外観がよくなり、幕板シ
ェルを前記脚部に取り付ける取付部、および棚を幕板シ
ェルに固定する固定部を幕板シェルと幕板カバーとで囲
まれた幕板内に位置させることで、前記取付部および固
定部が外部から見えず、外観がよいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る棚を備えた什器を示
した概略側面図
【図2】図1の概略背面図
【図3】図1の要部の拡大縦断側面図
【図4】図3の分解斜視図
【符号の説明】
1 脚部 2 脚柱 3 下部材 4 天板 5 取付座 6 幕板シェル 7 ビス 8 補強部材 9 棚 10 ステー 10a ステーの突出部 11 ナット 12 幕板カバー 13 幕板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左,右脚柱の前面側に幕板シェルの左,
    右端部を固定し、この幕板シェルの後面下部に棚の前部
    を支持させ、この棚を前記幕板シェルに固定し、幕板シ
    ェルに、この幕板シェルの前面および外周を覆う幕板カ
    バーを嵌合保持させ、幕板シェルと幕板カバーとによっ
    て形成した幕板内に前記棚の固定部および幕板シェルの
    取付部を収容したことを特徴とする棚を備えた什器。
JP8842292U 1992-12-24 1992-12-24 棚を備えた什器 Expired - Lifetime JPH07979Y2 (ja)

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JPH0652563U JPH0652563U (ja) 1994-07-19
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