JP5281524B2 - 吸収パッド - Google Patents

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Description

本発明は、着用者の排泄液を吸収する吸収パッドに関する。
従来、おむつとともに使用されて、おむつによる尿の吸収を補助する吸収パッドが知られている。このような吸収パッドの例として、特許文献1には、バックシートと液透性のトップシートとの間に吸収体が配置された、使い捨て補助パッドが記載されている。また、特許文献2には、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に複数の吸収体を並設し、吸収体間の接合部分にミシン目を施した吸収性物品が記載されている。
特許第4132465号公報 特開2008−73187号公報
おむつによる尿の吸収を適切に補助するためには、着用者の体型や、吸収パッドを配置する部位に応じて、吸収パッドの大きさや厚みを、変更することが望ましい。しかしながら、特許文献1の吸収パッドは、予め与えられたサイズのまま使用することが想定されている。このため、特許文献1の吸収パッドを小さいサイズに切断して使用することは、困難であった。
特許文献2の吸収性物品は、ミシン目により、各区画を他の区画から切り離しできるようになっている。しかしながら、特許文献2の吸収性物品は、区画間の接合部分に吸収体が配置されていない。このため、特許文献2の吸収性物品を、予め与えられたサイズのまま使用しようとすると、区画間の接合部分において尿の吸収力が弱い、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、予め与えられたサイズのままでも良好に排泄液を吸収することができ、かつ、必要に応じて小さいサイズに切断して使用することもできる吸収パッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、着用者の排泄液を吸収する吸収パッドであって、略平面状に配置された複数の吸収体と、前記複数の吸収体の一方の面を被覆する単一又は複数の液透過性の第1シートと、前記複数の吸収体の他方の面を被覆する単一又は複数の液透過性の第2シートと、を備え、前記第1シート及び前記第2シートの、隣り合う吸収体の間に位置する部分が、前記吸収体より第2シート側の空間へ引き出されており、前記隣り合う吸収体を互いに接近状態に維持する連結シートが、前記第1シートに固定されており、前記連結シートに、前記隣り合う吸収体の境界に沿ってのびる第1弱化線が形成されていることを特徴とする。
本願の第2発明は、第1発明の吸収パッドであって、前記連結シートは、液透過性のシートであることを特徴とする。
本願の第3発明は、第1発明又は第2発明の吸収パッドであって、前記連結シートの繊維の配向は、前記第1弱化線に沿う方向であることを特徴とする。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれかの吸収パッドであって、前記第1シート及び前記第2シートは、それぞれ、前記隣り合う吸収体の間に位置する部分を介して連続していることを特徴とする。
本願の第5発明は、第4発明の吸収パッドであって、前記第1シート及び前記第2シートに、前記隣り合う吸収体の境界に沿ってのびる第2弱化線が形成されていることを特徴とする。
本願の第6発明は、第5発明の吸収パッドであって、前記第1シート及び前記第2シートの繊維の配向は、前記第2弱化線に沿う方向であることを特徴とする。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明までのいずれかの吸収パッドであって、前記第1シート及び前記第2シートは、少なくとも、前記隣り合う吸収体の間に位置する部分において、互いに接合されていることを特徴とする。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれかの吸収パッドであって、前記連結シートの前記第1弱化線に沿う方向の長さは、前記吸収体の前記第1弱化線に沿う方向の長さよりも、長いことを特徴とする。
本願の第9発明は、第1発明から第8発明までのいずれかの吸収パッドであって、前記複数の吸収体は、一列に配列されていることを特徴とする。
本願の第10発明は、第1発明から第9発明までのいずれかの吸収パッドであって、前記複数の吸収体は、三角形状の吸収体を含むことを特徴とする。
本願の第1発明〜第10発明によれば、複数の吸収体が互いに接近した状態となっているため、排泄液を良好に吸収することができる。また、必要に応じて連結シートの第1弱化線を破断し、吸収パッドを小さいサイズに切断して使用することもできる。
特に、本願の第2発明によれば、連結シートが排泄液の透過を阻害してしまうことを抑制しつつ、隣り合う吸収体を接近状態に維持することができる。
特に、本願の第3発明によれば、連結シートを、第1弱化線に沿う方向に、より容易に破断できる。
特に、本願の第4発明によれば、第1シート及び第2シートが、それぞれ単一のシートであるため、より簡易な工程で吸収パッドを製造できる。
特に、本願の第5発明によれば、第2弱化線を破断することにより、第1シート及び第2シートを容易に切断できる。
特に、本願の第6発明によれば、第1シート及び第2シートを、第2弱化線に沿う方向に、より容易に切断できる。
特に、本願の第7発明によれば、第1シートと第2シートとが開いたり、第1シートと第2シートとの間から吸収体が漏れ出したりすることを、防止できる。
特に、本願の第8発明によれば、隣り合う吸収体を、安定して接近状態に維持することができる。
特に、本願の第9発明によれば、任意の箇所で第1弱化線を破断することにより、所望の長さの吸収パッドを得ることができる。また、切断方向が一方向のみとなるため、切断作業が容易となる。
特に、本願の第10発明によれば、吸収パッドを、鋭角を含む形状に切断できる。このため、切断後の吸収パッドを、狭い隙間にフィットさせることができる。例えば、切断後の吸収パッドを、着用者の大腿部とおむつとの隙間を埋めるために、使用することができる。
吸収パッドの斜視図である。 吸収パッドの平面図である。 吸収パッドを図2中のIII−III位置から見た断面図である。 連結シートを切断するときの様子を示した図である。 間隙部を切断するときの様子を示した図である。 折り畳まれた吸収パッドの斜視図である。 間隙部に第2ミシン目が形成された吸収パッドの平面図である。 3つの吸収体を有する吸収パッドの平面図である。 部分的に折り畳まれた吸収パッドの斜視図である。 三角形状の吸収体を有する吸収パッドの平面図である。 切断後の三角形状の吸収パッドの使用例を示した図である。 間隙部において第1シート及び第2シートが予め分離された吸収パッドの断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.一実施形態に係る吸収パッド>
図1は、本発明の一実施形態に係る吸収パッド1の斜視図である。図2は、吸収パッド1を第1シート11側から見た平面図である。また、図3は、吸収パッド1を図2中のIII−III位置から見た断面図である。
この吸収パッド1は、おむつの内側に敷いたり、おむつと着用者の肌との隙間に挿し込んだりして、おむつによる尿の吸収を補助するためのものである。おむつの着用者は、おむつとともに吸収パッド1を使用することにより、おむつからの尿の漏れ(隙間漏れや伝い漏れなど)を防止することができる。
図1〜図3に示したように、吸収パッド1は、液透過性の第1シート11及び第2シート12と、両シート11,12の間に挟まれた2つの吸収体21,22と、第1シート11に貼着された液透過性の連結シート41と、を備えている。おむつの着用者から排泄された尿が、第1シート11、第2シート12、又は連結シート41に接触すると、当該尿は、これらのシート11,12,41を透過して、吸収体21,22に吸収保持される。
第1シート11、第2シート12、及び連結シート41は、例えば、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布により構成される。また、第1シート11及び第2シート12は、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理して液透過性とした不織布により構成されていてもよい。
吸収体21,22は、それぞれ扁平な矩形状に形成されている。吸収体21,22は、各々の一端辺が隣り合い、全体として略同一平面上に位置するように、配置されている。吸収体21,22の一方の面(以下、「上面」という。)は、第1シート11に被覆されている。また、吸収体21,22の他方の面(以下、「下面」という。)は、第2シート12に被覆されている。
吸収体21,22は、例えば、顆粒状の高分子吸収体を平面状に分布させたものにより構成される。吸収体21,22は、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維などの親水性繊維の集合層に、顆粒状の高分子吸収体を混合した塊を、ティッシュペーパーなどの紙シート又は液透過性の不織布で被覆したものであってもよい。また、吸収体21,22は、一対の液透過性のシートの間に接着剤を介して高分子吸収体を固定した、シート状の吸収体であってもよい。
なお、吸収体21,22を、パルプ非存在の高分子吸収体により構成すれば、吸収体21,22を薄型化できる点で、好ましい。
図3に示したように、吸収体21,22は、第1シート11及び第2シート12の間に、接着剤31により固定されている。また、第1シート11及び第2シート12は、隣り合う吸収体21,22の間に位置する部分(以下、「間隙部13」という。)において、接着剤31を介して互いに接合されている。また、第1シート11及び第2シート12は、周縁部14においても、接着剤31を介して互いに接合されている。
第1シート11及び第2シート12と吸収体21,22との間には、間隙部13や周縁部14よりも低い密度で、接着剤31が塗布されている。これにより、第1シート11又は第2シート12から吸収体21,22への尿の透過が、接着剤31により阻まれることが、抑制されている。
図1〜図3に示したように、第1シート11及び第2シート12の間隙部13は、吸収体21,22の下面側の空間へ引き出されている。そして、吸収体21と吸収体22とを互いに接近させた状態で、間隙部13を跨ぐように、第1シート11の上面に、連結シート41が貼着されている。これにより、隣り合う吸収体21,22が、互いに接近状態に維持されている。図3に示したように、連結シート41は、接着剤32を介して、第1シート11の上面に貼着されている。
このように、本実施形態では、隣り合う吸収体21,22が、互いに接近状態に維持されている。これにより、吸収体21と吸収体22との間の吸収力の弱い部分が、縮小されている。したがって、本実施形態の吸収パッド1は、着用者の尿を良好に吸収することができる。特に、本実施形態では、連結シート41として、液透過性のシートが使用されている。このため、連結シート41自体が尿の透過を阻害してしまうことを抑制しつつ、隣り合う吸収体21,22を接近状態とすることができる。
また、図1及び図2に示したように、連結シート41には、第1ミシン目411が形成されている。第1ミシン目411は、連結シート41のうち、第1シート11に貼着されていない部分に、形成されている。また、第1ミシン目411は、隣り合う吸収体21,22の境界に沿って、連結シート41の一方の端部から他方の端部までのびている。
使用者は、必要に応じて、第1ミシン目411を破断することにより、連結シート41を切断できる。使用者は、連結シート41を切断する際には、ハサミ等の器具を使用する必要はない。例えば、図4のように、吸収体21と吸収体22とを離間させるように、吸収パッド1を外側に引っ張れば、第1ミシン目411が破断され、これにより、連結シート41が切断される。
その後、使用者は、図5のように、第1シート11及び第2シート12の間隙部13を、例えばハサミで切断することができる。これにより、切断前の吸収パッド1より小さいサイズの2つの吸収パッドを得ることができる。
切断されていない吸収パッド1は、例えば、おむつの内側の比較的広い領域に敷いて、使用することができる。一方、切断後の吸収パッドは、例えば、着用者とおむつとの間の小さい隙間を埋めるために、使用することができる。
このように、使用者は、吸収パッド1を、予め与えられたサイズのままで使用することができるとともに、小さいサイズに切断して使用することもできる。すなわち、使用者は、吸収パッドのサイズを、状況に応じて選択することができる。これにより、着用者の体型や、吸収パッドを配置する部位に応じて、適当なサイズの吸収パッドを、無駄なく使用することができる。
また、上述の通り、第1シート11及び第2シート12は、間隙部13及び周縁部14において、互いに接合されている。このため、切断後の吸収パッドも、その周縁部において第1シート11と第2シート12とが接合された状態となっている。したがって、切断後の吸収パッドの周縁部において、第1シート11と第2シート12とが開いたり、切断後の吸収パッドの周縁部から吸収体21,22が漏れ出したりすることが、防止される。
また、使用者は、連結シート41を切断することなく、図6に示したように、吸収パッド1を折り畳んで使用することもできる。このようにすれば、2つの吸収体21,22が積層配置されるため、単位面積当たりの尿の吸収能力が向上する。使用者は、例えば、尿の漏れ量が多い箇所に、吸収パッド1を折り畳んで配置することができる。
図6のように吸収パッド1を折り畳む場合、連結シート41は、第1ミシン目411を境として、容易に折り畳まれる。すなわち、本実施形態において、第1ミシン目411は、連結シート41の切断を容易にする役割と、連結シート41の折り畳みを容易にする役割と、の双方を果たす。
また、本実施形態では、連結シート41の繊維の配向が、第1ミシン目411に沿う方向となっている。このため、使用者は、連結シート41を、第1ミシン目411に沿う方向に、より容易に切断できるとともに、第1ミシン目411を境として、連結シート411をより容易に折り畳むことができる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図7の吸収パッド1Aのように、第1シート11A及び第2シートの間隙部13Aに、第2ミシン目15Aを設けてもよい。図7の第2ミシン目15Aは、隣り合う吸収体21A,22Aの境界に沿って、第1シート11A及び第2シートの一方の端部から他方の端部までのびている。このようにすれば、第2ミシン目15Aを破断することにより、第1シート11A及び第2シートを容易に切断できる。使用者は、図4と同じように、吸収パッド1Aを外側に引っ張って連結シート41Aを切断した後、そのまま吸収パッド1Aをさらに外側に引っ張ることにより、第1シート11A及び第2シートを切断できる。したがって、連結シート41Aの切断だけではなく、第1シート11A及び第2シートの切断に関しても、ハサミ等の器具を使用する必要はない。
第2ミシン目15Aを設ける場合には、第1シート11A及び第2シートの繊維の配向を、第2ミシン目15Aに沿う方向としておくことが望ましい。このようにすれば、使用者は、第1シート11A及び第2シートを、第2ミシン目15Aに沿う方向に、より容易に切断できる。
ただし、第1シート、第2シート、及び連結シートの繊維の配向は、必ずしも第1ミシン目や第2ミシン目に沿う方向でなくてもよい。例えば、第1シート、第2シート、及び連結シートの繊維の配向が、第1ミシン目や第2ミシン目に直交する方向であってもよい。
また、上記の実施形態では、連結シート41は、第1シート11の全幅に亘って設けられていたが、連結シート41は、第1シート11の幅方向の一部分のみに設けられていてもよい。すなわち、連結シート41の第1ミシン目411に沿う方向の長さが、第1シート11の同方向の長さより、短くてもよい。ただし、吸収体21,22を安定して接近状態に維持するためには、連結シート41の第1ミシン目411に沿う方向の長さが、吸収体21,22の同方向の長さより、長いことが望ましい。
また、上記の実施形態では、第1シート11と第2シート12との間に、2つの吸収体21,22が配置されていたが、第1シート11と第2シート12との間に、3つ以上の吸収体が配置されていてもよい。例えば、図8の吸収パッド1Bのように、第1シート11Bと第2シートとの間に、3つの吸収体21B〜23Bが配置されていてもよい。
図8の例では、吸収体21Bと吸収体22Bとの間において、第1シート11B及び第2シートが下面側へ引き出され、吸収体21Bと吸収体22Bとを接近状態に維持する連結シート41Bが、第1シート11Bの上面に貼着されている。また、吸収体22Bと吸収体23Bとの間において、第1シート11B及び第2シートが下面側へ引き出され、吸収体22Bと吸収体23Bとを接近状態に維持する連結シート42Bが、第1シート11Bの上面に貼着されている。そして、連結シート41B及び連結シート42Bには、隣り合う吸収体の境界に沿ってのびる第1ミシン目411B,421Bが、それぞれ形成されている。
図8のように、複数の吸収体を一列に配列すれば、任意の間隙部において連結シート、第1シート、及び第2シートを切断することにより、所望の長さの吸収パッドを得ることができる。また、連結シート、第1シート、及び第2シートの切断方向は一方向のみとなり、かつ、切断すべき長さも一辺分のみとなるため、吸収パッドの切断作業が容易となる。
また、3つ以上の吸収体を配置した場合、吸収パッドを部分的に折り畳んで使用することが可能となる。図9は、図8の吸収パッド1Bを、第1ミシン目421Bを境として折り畳んだ状態を示した斜視図である。図9の例では、吸収パッド1Bに含まれる3つの吸収体21B〜23Bのうち、2つの吸収体22B,23Bが積層された状態となっている。このようにすれば、例えば、尿の漏れ量が多い箇所に、積層された2つの吸収体22B,23Bを配置し、尿の漏れ量が少ない箇所に残りの1つの吸収体21Bを配置する、といった使用の仕方が可能となる。
また、上記の実施形態では、平面視において矩形状の吸収体21,22が使用されていたが、各吸収体の形状は、矩形以外の形状であってもよい。例えば、図10の吸収パッド1Cのように、第1シート11Cと第2シートとの間に、平面視において三角形状の2つの吸収体21C,22Cが配置されていてもよい。
図10の例では、2つの吸収体21C,22Cは、平面視において略直角二等辺三角形状となっており、その斜辺同士が対向するように、配置されている。そして、吸収体21Cと吸収体22Cとの間において、第1シート11C及び第2シートが下面側へ引き出され、吸収体21Cと吸収体22Cとを接近状態に維持する連結シート41Cが、第1シート11Cの上面に貼着されている。そして、連結シート41Cには、隣り合う吸収体の境界に沿ってのびる第1ミシン目411Cが形成されている。
図10のように、三角形状の吸収体を含むようにすれば、吸収パッドを、鋭角を含む形状に切断できる。このため、切断後の吸収パッドを、狭い隙間にフィットさせることができる。例えば、図11に示したように、切断後の吸収パッドを、着用者の大腿部とおむつとの隙間を埋めるために、使用することができる。
また、上記の実施形態や変形例では、吸収パッドに含まれる複数の吸収体の形状や大きさが同じであったが、1つの吸収パッドに、形状や大きさの異なる2種類の吸収体が含まれていてもよい。例えば、1つの吸収パッドに、平面視において矩形状の吸収体と、平面視において三角形状の吸収体とが、混在していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例では、第1シート及び第2シートが、それぞれ、間隙部を介して連続していた。すなわち、第1シート及び第2シートが、それぞれ単一のシートであった。第1シート及び第2シートをそれぞれ単一のシートとすれば、吸収パッドを簡易な工程で製造できるメリットがある。しかしながら、第1シート及び第2シートは、必ずしも単一のシートでなくてもよい。
例えば、図12の吸収パッド1Dのように、第1シート及び第2シートが、間隙部13Dにおいて予め分離されていてもよい。図12の例では、第1シート11Dは、別体の2枚の第1シート111D,112Dで構成されている。また、第2シート12Dは、別体の2枚の第2シート121D,122Dで構成されている。そして、第1シート111Dと第2シート121Dとの間に吸収体21Dが配置されており、第1シート112Dと第2シート122Dとの間に吸収体22Dが配置されている。このようにすれば、吸収パッド1Dを切断して使用する際に、連結シート41Dのみを切断すればよいこととなる。したがって、吸収パッド1Dの切断作業が、より容易となる。
また、上記の実施形態や変形例では、弱化線としてミシン目が設けられていたが、本発明の第1弱化線及び第2弱化線は、ミシン目に限定されるものではない。第1弱化線及び第2弱化線は、第1シート及び第2シートを部分的に弱化させて、吸収パッドの切断や折り畳みを容易にするものであればよい。例えば、ミシン目に代えて、超音波融着、熱融着、エンボス加工等による弱化線が形成されていてもよい。
また、上記の実施形態や変形例では、連結シートが、接着剤を介して、第1シートの上面に貼着されていたが、本発明の連結シートは、他の方法により第1シートに固定されていてもよい。例えば、連結シートが、熱シールや縫合等により、第1シートに固定されていてもよい。
また、上記の実施形態や変形例の吸収パッドは、おむつとともに使用されて補助的に尿を吸収するものであったが、本発明の吸収パッドは、おむつとは別に使用されるものであってもよい。また、本発明の吸収パッドは、尿以外の排泄液を吸収するものであってもよい。
また、本発明の吸収パッドは、成人を対象としたものであってもよく、幼児を対象としたものであってもよい。
1,1A,1B,1C,1D 吸収パッド
11,11A,11B,11C,11D,111D,112D 第1シート
12,12D,121D,122D 第2シート
13,13D 間隙部
14,14D 周縁部
15A 第2ミシン目
21,22,21A,22A,21B,22B,23B,21C,22C,21D,22D 吸収体
31,32,31D,32D 接着剤
41,41A,41B,42B,41C,41D 連結シート
411,411B,421B,411C 第1ミシン目

Claims (10)

  1. 着用者の排泄液を吸収する吸収パッドであって、
    略平面状に配置された複数の吸収体と、
    前記複数の吸収体の一方の面を被覆する単一又は複数の液透過性の第1シートと、
    前記複数の吸収体の他方の面を被覆する単一又は複数の液透過性の第2シートと、
    を備え、
    前記第1シート及び前記第2シートの、隣り合う吸収体の間に位置する部分が、前記吸収体より第2シート側の空間へ引き出されており、
    前記隣り合う吸収体を互いに接近状態に維持する連結シートが、前記第1シートに固定されており、
    前記連結シートに、前記隣り合う吸収体の境界に沿ってのびる第1弱化線が形成されていることを特徴とする吸収パッド。
  2. 請求項1に記載の吸収パッドであって、
    前記連結シートは、液透過性のシートであることを特徴とする吸収パッド。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の吸収パッドであって、
    前記連結シートの繊維の配向は、前記第1弱化線に沿う方向であることを特徴とする吸収パッド。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の吸収パッドであって、
    前記第1シート及び前記第2シートは、それぞれ、前記隣り合う吸収体の間に位置する部分を介して連続していることを特徴とする吸収パッド。
  5. 請求項4に記載の吸収パッドであって、
    前記第1シート及び前記第2シートに、前記隣り合う吸収体の境界に沿ってのびる第2弱化線が形成されていることを特徴とする吸収パッド。
  6. 請求項5に記載の吸収パッドであって、
    前記第1シート及び前記第2シートの繊維の配向は、前記第2弱化線に沿う方向であることを特徴とする吸収パッド。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の吸収パッドであって、
    前記第1シート及び前記第2シートは、少なくとも、前記隣り合う吸収体の間に位置する部分において、互いに接合されていることを特徴とする吸収パッド。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の吸収パッドであって、
    前記連結シートの前記第1弱化線に沿う方向の長さは、前記吸収体の前記第1弱化線に沿う方向の長さよりも、長いことを特徴とする吸収パッド。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の吸収パッドであって、
    前記複数の吸収体は、一列に配列されていることを特徴とする吸収パッド。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載の吸収パッドであって、
    前記複数の吸収体は、三角形状の吸収体を含むことを特徴とする吸収パッド。
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