JP2010029360A - 男性用尿パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】装着が容易であるとともに、着用感に優れ、且つ生産性に優れた男性用尿パッドを提供する。
【解決手段】本発明の男性用尿パッド1aは、吸収体22と、吸収体の一方の表面を被覆するように配置されたトップシート18と、吸収体22の他方の表面を被覆するように配置されたバックシート20とを有する吸収性本体14を備え、吸収性本体14は、シート状に形成された吸収性本体前駆体の面上の点P1と、吸収性本体前駆体の外縁上の点P2及び点P3とによって囲われる第一の領域44において、少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合され、吸収性本体14が、バックシート20側の表面が突出するように湾曲し、トップシート18側の表面側に凹状の空間46を有する形状に形成されてなり、吸収性本体14を、凹状の空間46にて着用者の男性器を覆うように宛がって使用するものである。
【選択図】図1A

Description

本発明は、男性用尿パッドに関する。更に詳しくは、装着が容易であるとともに、着用感に優れ、且つ生産性に優れた男性用尿パッドに関する。
従来、乳幼児用、或いは高齢者・障害者等の成人用の吸収性物品として、吸収体、トップシート、及びバックシートを備えた使い捨ておむつや尿パッドが広く利用されている。そして、男性用に特化した吸収性物品として、男性器を被包して用いるタイプの男性用尿パッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。この男性用尿パッドは、従来の使い捨ておむつや尿パッドと同様に、吸収体、トップシート、及びバックシートを備えた吸収性物品であるが、単に着用者に宛がうのではなく、男性器を被包して用いる点に特徴がある。
例えば、図15に示す男性用尿パッド100は、表面シート102(例えば、トップシート)と、裏面シート104(例えば、バックシート)と、両シートの間の一部に介装された吸収体106とを備えており、更に裏面シート104側の表面に、装着用の粘着部108が形成されている。このような男性用尿パッド100は、その上端縁110が手前側(着用者の身体側)となるように男性器118の下側から宛がい、直線L,Lに沿って、パッドの右側縁112、左側縁114をパッド中央側に折り返した後、粘着部108を左側縁114側の表面シート102に対して固定した状態で用いられる。こうすることにより、男性用尿パッド100は、上端縁110側を開口部、下端縁116側を頂点とするコーン状(サック状)となるため、男性器118を被包することができる。なお、図15において、符号138は、パッド伸縮材を示す。
前記のような男性用尿パッドは男性器を被包した状態で用いるため、使い捨ておむつ、或いは単に下着やおむつ上に載置して用いる尿パッドと比較して、排泄物と着用者の肌との接触面積を少なくすることができる。従って、排泄物に起因するスキントラブルを減少させることが可能となるという利点がある。
また、例えば、表面シートと裏面シートとの間に配設された吸収体を有し、吸収体の外側(外縁)に、長手方向(左右方向)に沿ってフラップ部が形成され、そのフラップ部の長手方向の略中央部に切り込み部(スリット)が形成された男性用尿パッドも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
更に、男性用尿パッドとしては、男性器を被包することができるように、男性用尿パッドが袋状に成形されたものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−280727号公報 特開2001−129012号公報 特開平9−299392号公報
しかしながら、特許文献1及び2に示すような男性用尿パッドは、着用者の動作等によって男性器から尿パッドがずれたり外れたりし易く、尿漏れを惹起するおそれがあるという問題があった。また、このような男性用尿パッドは、装着に極めて手間が掛かるという問題もあった。
また、特許文献3に示すような男性用尿パッドは、構造が極めて複雑であるため、その製造が困難になったり、製造コストが上昇したりするという問題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、装着が容易であるとともに、着用感に優れ、且つ生産性に優れた男性用尿パッドを提供するものである。
本発明者は、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、シート状に構成された吸収性本体を、その面上の1点と、その点から吸収性本体の外縁上に放射状に伸びる2点とによって囲われた領域にて、吸収性本体の一部が重ね合わさるように接合し、その吸収性本体を、例えば、椀状や笠状の立体的構造を有する形状に形成することによって、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の男性用尿パッドが提供される。
[1] 吸収体と、前記吸収体の一方の表面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の他方の表面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを有する吸収性本体を備え、前記吸収性本体は、シート状に形成された吸収性本体の前駆体(吸収性本体前駆体)の面上の点P1と、前記吸収性本体前駆体の外縁上の点P2及び点P3とによって囲われる第一の領域において、少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合され、前記吸収性本体が、前記バックシート側の表面が突出するように湾曲し、前記トップシート側の表面側に凹状の空間を有する形状に形成されてなり、前記吸収性本体を、前記凹状の空間にて着用者の男性器を覆うように宛がって使用する男性用尿パッド。
[2] 前記吸収性本体は、前記吸収性本体前駆体の面上の前記点P1を起点とし、前記第一の領域の面積を二等分する線に沿って、前記吸収性本体前駆体の前記バックシート側の表面側に向けて山折りに折り曲げられ、前記第一の領域における前記トップシート側の表面の対向する面が接合されてなる前記[1]に記載の男性用尿パッド。
[3] 前記吸収性本体は、前記吸収性本体前駆体の面上の前記点P1から前記吸収性本体前駆体の外縁に向けて、前記第一の領域が切断され、前記切断により分断された前記第一の領域が重ね合わされて接合されてなる前記[1]に記載の男性用尿パッド。
[4] 前記吸収性本体は、前記吸収性本体前駆体の面上の点P4と、前記吸収性本体前駆体の外縁上の点P5及び点P6とによって囲われる第二の領域において、少なくとも一部が更に重ね合わされた状態で接合されてなる前記[1]〜[3]のいずれかに記載の男性用尿パッド。
[5] 前記吸収性本体は、前記点P1及び前記点P4のそれぞれが、前記吸収性本体前駆体の表面の中心点を通過し且つ前記吸収性本体前駆体の表面の面積を二等分する線上に位置するように構成されてなる前記[4]に記載の男性用尿パッド。
[6] 前記吸収性本体は、前記点P1から、前記トップシート側の前記凹状の空間の開口部外縁までの最短距離L1よりも、前記点P4から、前記トップシート側の前記凹状の空間の開口部外縁までの最短距離L2が長くなるように構成されてなる前記[5]に記載の男性用尿パッド。
[7] 前記吸収性本体は、前記バックシート側の表面に、前記吸収性本体を着脱可能に固定するための固定部を更に有してなる前記[1]〜[6]のいずれかに記載の男性用尿パッド。
本発明の男性用尿パッドは、吸収性本体のトップシート側の表面側に形成された凹状の空間にて着用者の男性器を覆うように宛がって使用することができるため、装着が容易であるとともに、着用感に優れている。また、構造が簡素で、シート状の吸収性本体の前駆体を用いて、上述した着用者の男性器を覆うような空間を有する立体的構造を簡便に形成することができ、生産性に優れたものである。
以下、本発明の男性用尿パッドを実施するための最良の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える男性用尿パッドを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[1]本発明の構成:
本発明の男性用尿パッドは、例えば、図1A及び図1Bに示すように、吸収体22と、吸収体22の一方の表面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシート18と、吸収体22の他方の表面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシート20とを有する吸収性本体14を備えた男性用尿パッド1であって、この吸収性本体14は、図1Cに示すように、シート状に形成された吸収性本体の前駆体14a(以下、「吸収性本体前駆体」ということがある)の面上の点P1と、吸収性本体前駆体14aの外縁42上の点P2及び点P3によって囲われる第一の領域44において、少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合され、図1A及び図1Bに示すように、吸収性本体14が、バックシート20側の表面が突出するように湾曲し、トップシート18側の表面側に凹状の空間46を有する形状に形成されてなり、吸収性本体14を、凹状の空間46にて着用者の男性器を覆うように宛がって使用する男性用尿パッド1aである。
ここで、図1Aは、本発明の男性用尿パッドの一の実施形態を模式的に示す斜視図であり、図1Bは、図1Aに示す男性用尿パッドの側面図である。また、図1Cは、本発明の男性用尿パッドの一の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。
このような本発明の男性用尿パッドは、吸収性本体のトップシート側の表面側に形成された凹状の空間にて着用者の男性器を覆うように宛がって使用することができるため、装着が容易であるとともに、着用感に優れている。また、構造が簡素で、シート状の吸収性本体前駆体を用いて、上述した着用者の男性器を覆うような空間を有する立体的構造を簡便に形成することができ、生産性に優れたものである。
図1A及び図1Bに示す男性用尿パッド1aにおける吸収性本体14は、図1C示すように、吸収性本体前駆体14aの面上の点P1と、この点P1から吸収性本体前駆体14aの外縁42上に放射状に伸びた点P2及び点P3とによって囲われる第一の領域44が、前記点P1を起点とし、第一の領域44の面積を二等分する線54に沿って、吸収性本体前駆体14aのバックシート20側の表面側に向けて山折りに折り曲げられ、第一の領域44におけるトップシート18側の表面の対向する面が接合されてなるものである。
即ち、この男性用尿パッド1aは、第一の領域44における山折り線(線54)により、吸収性本体前駆体14aの外縁42上の点P2と点P3とが重なり合うように第一の領域44が二つ折りに折り曲げられて接合部52aが形成され、吸収性本体14が笠状の立体構造を形成している。
本発明において、「吸収性本体」とは、図1Aに示すように、吸収体22と、吸収体22の一方の表面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシート18と、吸収体22の他方の表面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシート20とを構成要素として有し、吸収体22がトップシート18とバックシート20との間に挟み込まれた状態で固定され、パッド状に一体化された部材のことをいう。
また、「吸収性本体の前駆体(吸収性本体前駆体)」とは、吸収体と、トップシートと、バックシートとを有し、上記した第一の領域における接合がなされる前のシート状の吸収性本体のことをいう。本発明の男性用尿パッドにおいては、このようなシート状の吸収性本体前駆体の上記第一の領域の少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合されることによって、笠状や椀状等の立体構造を有する吸収性本体を形成している。
なお、上記した接合部52a(図1A及び図1B参照)は、例えば、ホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いて接着することによって形成することができる。また、この接合部52aは、例えば、ヒートシールをはじめとする熱や超音波等により溶着して形成することもできる。
なお、本発明の男性用尿パッドは、上記第一の領域において、吸収性本体前駆体の少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合されて、着用者の男性器を覆うような立体構造が形成されたものであれば、上述したように第一の領域を山折りにして、吸収性本体前駆体の一部が接合されたものでなくともよい。
例えば、図2A〜図2Cに示すように、吸収性本体14が、吸収性本体前駆体14aの面上の点P1から吸収性本体前駆体14aの外縁42に向けて、第一の領域44を分断するように切断され、切断により分断された第一の領域44a,44bが重ね合わされて接合されてなる男性用尿パッド1bであってもよい。
即ち、図2A〜図2Cに示す男性用尿パッド1bは、第一の領域44を二つに分断するように吸収性本体前駆体14aに切れ目58を入れ、分断された二つの第一の領域44a,44bが重ね合わされて接合されて接合部52bが形成され、吸収性本体14が笠状の立体構造を形成している。
ここで、図2Aは、本発明の男性用尿パッドの他の実施形態を模式的に示す斜視図であり、図2Bは、図2Aに示す男性用尿パッドの側面図である。また、図2Cは、本発明の男性用尿パッドの他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。なお、図2A〜図2Cにおいて、図1に示す男性用尿パッド1aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
このように、本発明の男性用尿パッドは、点P1、点P2、及び点P3によって囲われる上記第一の領域において、シート状に構成された吸収性本体前駆体の少なくとも一部が重なり合うように接合されることにより、トップシート側の表面側に凹状の空間を有する立体構造が形成されたものであれば、図1A及び図1Bに示す男性用尿パッド1aと同様の効果、即ち、装着が容易であるとともに、着用感に優れ、且つ、構造が簡素で、シート状の吸収性本体前駆体を用いて、着用者の男性器を覆うような空間を有する立体的構造を簡便に形成することができ、生産性に優れるという効果を奏するものとなる。
また、本発明の男性用尿パッドは、例えば、図3A〜図3Cに示すように、吸収性本体14が、吸収性本体前駆体14aの面上の点P1から吸収性本体前駆体14aの外縁42に向けて、第一の領域44の一部を切り取るように切断され(切り欠き部59)、切断により分断された二つの第一の領域44a,44bが重ね合わされて接合されてなる男性用尿パッド1cであってもよい。
このように、上記第一の領域を切断する場合には、単に、点Pから吸収性本体前駆体の外縁に向けて切り込みを入れるのではなく、第一の領域の一部を、例えば、点P2〜点P3間が直線の場合には三角形に、また、点P2〜点P3間が円弧状の場合には扇形に切り取るように切断され、切断により分断された残りの第一の領域44a,44bが重ね合わされて接合されることにより笠状の立体構造が形成されていてもよい。
ここで、図3Aは、本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図であり、図3Bは、図3Aに示す男性用尿パッドの側面図である。また、図3Cは、本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。なお、図3A〜図3Cにおいて、図1に示す男性用尿パッド1aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
また、図1A及び図1Bに示す男性用尿パッド1aは、シート状の吸収性本体前駆体14a(図1C参照)として、その表面形状が円形のものを用いた場合の例を示しているが、例えば、シート状の吸収性本体前駆体として、その表面形状が四角形、五角形、六角形等の多角形のものや、その表面形状が楕円形等のものを用いた男性用尿パッドであってもよい。
例えば、図4に示す男性用尿パッド1dは、長方形の吸収性本体14の前駆体(吸収性本体前駆体)を用いた場合の例を示し、図5に示す男性用尿パッド1eは、楕円形の吸収性本体14の前駆体(吸収性本体前駆体)を用いた場合の例を示し、図6に示す男性用尿パッド1fは、五角形の吸収性本体14の前駆体(吸収性本体前駆体)を用いた場合の例を示し、図7に示す男性用尿パッド1gは、六角形の吸収性本体14の前駆体(吸収性本体前駆体)を用いた場合の例を示している。ここで、図4〜図7は、本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。なお、図4〜図7において、図1に示す男性用尿パッド1aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
また、本発明の男性用尿パッドにおいては、例えば、図8A及び図8Bに示すように、吸収性本体前駆体14aが、点P1を起点とし第一の領域44の面積を二等分する線に対称に、吸収性本体前駆体14aの外縁から内側に向かって二箇所以上(図8Aにおいては二箇所)の切り欠き部59a,59bが形成されるように切断され、切断により分断された第一の領域44c,44d,44eが重ね合わされて接合されてなる男性用尿パッド1mであってもよい。
この図8Bに示す男性用尿パッド1mにおいては、切断により分断された左右の第一の領域44c,44eが、中央の第一の領域44dの一部を覆うように重ね合わされて接合部が形成されている。
また、図8A及び図8Bにおいては、第一の領域44が曲線状に切り取られて、外周がR状の切り欠き部59a,59bが形成された場合の例を示しているが、切断の軌跡については、上記曲線状に限定されることはない。
ここで、図8Aは、本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図であり、図8Bは、図8Aに示す吸収性本体前駆体からなる男性用尿パッドを示す平面図である。
更に、本発明の男性用尿パッドにおいては、例えば、図9A及び図9Bに示すように、シート状に形成された吸収性本体前駆体14aの面上の点P1と、吸収性本体前駆体14aの外縁42上の点P2及び点P3によって囲われる第一の領域44において、少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合される場合に、接合部52aの境界部分が曲線状に構成されていてもよい。
図9Bに示す男性用尿パッド1nは、点P1から吸収性本体前駆体14aの外縁42上に放射状に伸びた点P2及び点P3とによって囲われる第一の領域44中の、点P1と、点P2及び点P3とを結ぶ二本の曲線によって構成される部位(図9Aにおける斜線部分)が、前記点P1を起点とし、第一の領域44の面積を二等分する線54に沿って、吸収性本体前駆体14aのバックシート20側の表面側に向けて山折りに折り曲げられ、第一の領域44におけるトップシート18側の表面の対向する面が接合されてなるものである。これにより、男性用尿パッド1nの第一の領域44が重ね合わされて形成された側面の傾斜部分が曲線となり、着用感に優れた男性用尿パッド1nとすることができる。
ここで、図9Aは、本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図であり、図9Bは、図9Aに示す吸収性本体前駆体からなる男性用尿パッドを示す側面図である。
また、本発明の男性用尿パッドにおいては、点P1と点P2とを結ぶ線分P1P2の長さと、点P1と点P3とを結ぶ線分P1P3との長さが同じであることが好ましい。即ち、点P1が、点P2と点P3とから等距離に位置することが好ましい。このように構成することによって、男性用尿パッドが、線分P1P2と線分P1P3とによってなす角の二等分線を中心軸とした対称的な立体構造(即ち、着用者に対して左右対称な構造)となり、着用者の男性器を覆うように宛がって使用する場合に、良好な着用感を得ることができる。
また、本発明の男性用尿パッドにおいては、点P1が、吸収性本体前駆体の表面の中心点を通過し且つ吸収性本体前駆体の表面の面積を二等分する線上に位置することが好ましい。このように構成することによって、男性用尿パッドが、上記面積を二等分する線を中心軸として対称的な立体構造(即ち、着用者に対して左右対称な構造)となり、着用者の男性器を覆うように宛がって使用する場合に、良好な着用感を得ることができる。
また、本発明の男性用尿パッドは、上記点P1が、笠状の立体構造における頂部となっているが、この点P1は、吸収性本体前駆体の中心点に必ずしも位置していなくともよい。図1A〜図1Cにおいては、点P1が吸収性本体前駆体14aの中心点から、弧P2P3側にずれた箇所に位置しており、笠状の立体構造における頂部(点P1)が、点P2及び点P3側にずれた立体構造、即ち、斜錐体となっている。
このように構成することによって、例えば、斜錐体における側面の傾斜が急になる側を、着用者の股下部側に宛がって使用することにより、睾丸を含めた男性器全体を良好に覆うことができ、着用感に優れるとともに、男性用尿パッドからの尿漏れを有効に防止することができる。例えば、図1A及び図1Bに示す男性用尿パッド1aにおいては、点P1と点P2を結ぶ線分を含む斜面側を、着用者の股下部側に宛がって使用することが好ましい。
また、本発明の男性用尿パッドにおいては、図1Aに示すように、吸収性本体14が、バックシート20側の表面に、吸収性本体14を、着脱可能に固定するための固定部56を更に有してなることが好ましい。このように構成することによって、男性用尿パッド1aを、下着等の衣類や、おむつ等の吸収性物品の内側に固定して使用することが可能となる。
このような固定部としては、例えば、粘着テープやメカニカルファスナー等を挙げることができる。このような固定部を更に有するものであることにより、本発明の男性用尿パッドを、衣類やおむつ等の内面に固定することができ、男性用尿パッドの位置ずれを有効に防止することができる。
上記した「メカニカルファスナー(面状ファスナーとも称される)」とは、機械的結合を用いた面状ファスナーであり、例えば、表面に多数の突起(鉤状、きのこ状、錨状等)が形成された凸部材(フック材)と、表面にループ状の繊維が配置された凹部材(ループ材)とを組み合わせたもの等が用いられることが多い。このファスナーは、ループ材の表面にフック材を重ね合わせ、フック材の多数の突起をループ材の表面に係合させることにより、両部材を着脱可能な状態に、且つ強固に固着させることができるものである。メカニカルファスナーのフック材は、これと対応するメカニカルファスナーのループ材以外にも、織布、不織布、フェルト、パイル等の繊維状の表面を有する素材にも係合させることが可能であるので、繊維状の表面を有する素材からなる衣類やおむつに対して係合させて固定することができる。
固定部としての粘着テープは、衣類やおむつ等の内部に配置して使用する公知の吸収性物品(例えば、インナーパッド、補助パッドとも称されるシート状の尿パッド)の固定部として利用される粘着テープ等を好適に用いることができる。なお、このような粘着テープは、使用前に粘着力が低下することを防止するために、粘着部位を保護しておくことが好ましい。
このような固定部の大きさや配置する位置については、男性用尿パッドを衣類やおむつ等の内面に固定することができ、男性用尿パッドの位置ずれが生じない程度の結合力が得られるものであれば特に制限はなく、例えば、吸収性本体のバックシート側の表面全域に配置してもよいし、吸収性本体のバックシート側の表面の一部に配置してもよい。図1Aに示す男性用尿パッド1aにおいては、男性用尿パッド1aの装着時における、上下方向の中心軸に対して、左右の領域にそれぞれ一つずつ矩形の固定部56が配置された場合の例を示している。
また、本発明の男性用尿パッドは、例えば、図10A〜図10Cに示すように、シート状に形成された吸収性本体前駆体14aの面上の点P1と、吸収性本体前駆体14aの外縁42上の点P2及び点P3とによって囲われる第一の領域44において、少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合されるとともに、吸収性本体前駆体14aの面上の点P4と、吸収性本体前駆体14aの外縁42上の点P5及び点P6とによって囲われる第二の領域45においても、少なくとも一部が更に重ね合わされた状態で接合され、吸収性本体14が、バックシート20側の表面が突出するように湾曲し、トップシート18側の表面側に凹状の空間46を有する形状に形成されてなる男性用尿パッド1hであってもよい。
即ち、本発明の男性用尿パッドにおいては、二以上の領域(例えば、上記した第一の領域と第二の領域)において、それぞれその一部が重ね合わされた状態で接合されることによって立体構造が形成されていてもよい。
図10A及び図10Bに示す男性用尿パッド1hは、第一の領域44と第二の領域45の二つの領域にて接合部52が形成され、吸収性本体14が椀状の立体構造を形成している。ここで、図10Aは、本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図であり、図10Bは、図10Aに示す男性用尿パッドの側面図である。また、図10Cは、本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。
なお、この図10A及び図10Bに示す男性用尿パッド1hは、第一の領域44及び第二の領域45が、図1Aに示す男性用尿パッド1aと同様に、それぞれの領域の面積を二等分する線54,55に沿って、バックシート20側の表面側に向けて山折りに折り曲げられて接合部52を形成しているが、例えば、図2A〜図2Cに示すような構成、即ち、図示は省略するが、吸収性本体前駆体の面上の点P1及び点P4のそれぞれから吸収性本体前駆体の外縁に向けて、対応する第一の領域及び第二の領域を分断するように切断され、切断により分断された第一の領域及び第二の領域のそれぞれが重ね合わされて接合されてなる男性用尿パッドであってもよい。
また、図10A及び図10Bに示す男性用尿パッド1hのように、第一の領域44と第二の領域45の二つの領域にて接合部52が形成され、吸収性本体14が椀状の立体構造を形成している場合においても、使用する吸収性本体前駆体14a(図10C参照)の形状については特に制限はない。例えば、図11に示す男性用尿パッド1iは、長方形の吸収性本体14の前駆体(吸収性本体前駆体)を用いた場合の例を示し、図12に示す男性用尿パッド1jは、楕円形の吸収性本体14の前駆体(吸収性本体前駆体)を用いた場合の例を示し、図13に示す男性用尿パッド1kは、五角形の吸収性本体14の前駆体(吸収性本体前駆体)を用いた場合の例を示し、図14に示す男性用尿パッド1lは、六角形の吸収性本体14の前駆体(吸収性本体前駆体)を用いた場合の例を示している。ここで、図11〜図14は、本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。なお、図11〜図14において、図10Aに示す男性用尿パッド1hの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
また、上述したように第二の領域においても接合部が形成されている場合、男性用尿パッドを構成する吸収性本体は、点P1及び点P4のそれぞれが、吸収性本体前駆体の表面の中心点を通過し且つ吸収性本体前駆体の表面の面積を二等分する線上に位置するように構成されてなることが好ましい。このように構成することによって、上記二等分する線を中心軸として対称的な立体構造(即ち、着用者に対して左右対称な構造)となり、着用者の男性器を覆うように宛がって使用する場合に、良好な着用感を得ることができる。
なお、本発明の男性用尿パッドは、上述したように着用者に対して左右対称の立体構造であることは好ましい形態の一つではあるが、着用者の上下方向については、必ずしも対称的な立体構造である必要はない。例えば、着用者の股下部側においては、尿漏れ防止のために、凹状の空間の深さが相対的に深くなるように構成されていてもよい。
例えば、本発明の男性用尿パッドにおいては、図10Bに示すように、点P1から、トップシート18側の凹状の空間46の開口部外縁47までの最短距離L1よりも、点P4から、トップシート18側の凹状の空間46の開口部外縁47までの最短距離L2が長くなるように構成することが好ましい。このように構成することによって、例えば、男性用尿パッド1hを、吸収性本体14の点P1側が着用者の股下部側に配置されるように宛がって使用することにより、着用感に優れるとともに、男性用尿パッド1hからの尿漏れを有効に防止することができる。
また、図示は省略するが、本発明の男性用尿パッドは、吸収性本体が、上述した第一の領域及び第二の領域の他に、第三の領域等の更に他の領域が設けられ、三つ以上の領域にて、それぞれ少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合されて、バックシート側の表面が突出するように湾曲し、トップシート側の表面側に凹状の空間を有する形状に形成されてなるものであってもよい。
このように、吸収性本体に三つ以上の領域が設けられる場合においても、その領域(例えば、第三の領域)は、これまでに説明した第一の領域及び第二の領域と同様の構成されていることが好ましい。
以下、本発明の男性用尿パッドを構成する各構成要素について更に具体的に説明する。
[1−1]吸収体:
吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを、SAPとしてはポリアクリル酸ナトリウムを、親水性シートとしてはティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。また、吸収体の型崩れ対策として、熱融着繊維等の合成繊維を含んだものであってもよい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
吸収体は、トップシートとバックシートの間の少なくとも一部に介装されることが好ましい。通常、吸収体は、トップシートとバックシートの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシートとバックシートの間に介装される。従って、吸収体の周縁部にはトップシートとバックシートの間に吸収体が介装されていないフラップ部が形成されることになる。
吸収体は、その全体が親水性シートによって包み込まれていることが好ましい。このような構成は、吸収体からSAPが漏洩することを防止し、吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。
吸収体の形状については特に制限はないが、吸収性本体の外縁側に、トップシートとバックシートによって形成されたフラップ部が均一の幅で形成されるように、吸収性本体の形状に対応したものであることが好ましい。
なお、吸収体には、その一方の表面側に(例えば、吸収体とトップシートとの間に)、尿を拡散させるためのシート(セカンドシート)を付帯的に配置してもよい。このセカンドシートを付設すると、排尿量が多い場合や複数回の排尿により吸収体に多くの尿が吸収された状態で更に排尿があった場合などでも、尿の吸収速度が低下し難く、吸収速度の低下による尿の漏れを防止することが可能となる。
セカンドシートを構成する材料としては、親水性で液透過性の材料、例えば、織布、不織布、多孔性プラスチック、フラッフパルプ等を挙げることができる。これらの構成素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン、パルプ、或いはこれらの複合繊維等を挙げることができる。パルプとしては、カーリーセルロースファイバー等のけん縮繊維を好適に用いることができる。
[1−2]トップシート:
トップシートは、吸収体の一方の表面(男性用尿パッドを装着した際に、着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その裏面側に配置された吸収体に、着用者の尿を吸収させる必要から、その少なくとも一部(全部ないし一部)が液透過性材料により構成される。通常、少なくとも吸収体の表面近傍については、着用者の尿を透過させ得る液透過性の材料によって構成される。少なくとも一部が液透過性材料により構成されている限り、必ずしもトップシート全体が液透過性材料で構成されている必要はない。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。不織布の種類についても特に制限はなく、エアースルー(カード熱風)、カードエンボス、スパンボンド等の各種製法によって製造された従来公知の不織布を好適に用いることができる。また、トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。
[1−3]バックシート:
バックシートは、吸収体の他方の表面(男性用尿パッドを装着した際に、着用者の着衣側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿が男性用尿パッドの外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができ、中でも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、男性用尿パッドの内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
また、バックシートは、例えば、液不透過性フィルムに不織布を貼り付けたフィルム(例えば、クロスライクフィルム)からなるものも好適に用いることができる。このような素材のフィルムをバックシートとして用いることによって、男性用尿パッドの端部がめくれてしまった場合であっても、着用者のスキントラブルを有効に防止することができる。
[1−4]吸収性本体:
本発明の男性用尿パッドにおいては、トップシート、バックシート及び吸収体を、吸収・保持機能を担う「吸収性本体」という一つの部材として構成し、この吸収性本体が、バックシート側の表面が突出するように湾曲し、トップシート側の表面側に凹状の空間を有する形状に形成されて男性用尿パッドを形成している。
この吸収性本体は、吸収体の一方の表面(男性用尿パッドを装着した際に、着用者の肌側に位置する面)側にトップシート、他の表面(男性用尿パッドを装着した際に、着用者の着衣側に位置する面)側にバックシートが配置されたものであり、トップシートとバックシートとの間に吸収体が介装された構造となっている。例えば、図1Aに示す男性用尿パッド1aは、トップシート18とバックシート20の間に吸収体22を挟み込み、吸収体22の周縁部を封着することによって、トップシート18とバックシート20との間に吸収体22が介装された構造の吸収性本体14を構成した例である。
本発明の男性用尿パッドの吸収性本体は、立体構造が形成される前のシートの吸収性本体前駆体を用いて、その面上の点P1と、この点P1から吸収性本体前駆体の外縁上に放射状に伸びた点P2及び点P3とによって囲われる第一の領域において、少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合されて立体構造が形成されている。
吸収性本体の大きさについては特に制限はなく、少なくとも、着用者(男性)の男性器を覆うことが可能なサイズに構成されていればよい。
[2]男性用尿パッドの製造方法:
以下、本発明の男性用尿パッドを製造する方法の一例を、図1Aに示す男性用尿パッド1aを製造する場合の例により説明する。
まず、バックシート20の上面に、親水性シートに包まれた吸収体22を配置し、更にその上面にトップシート18を配置する。次いで、吸収体22の周縁部をトップシート18とバックシート20とで挟み込むように封着することによって、シート状の吸収性本体前駆体を得る。
次に、得られた吸収性本体前駆体を、その面上の点P1を起点とし、前記点P1と、吸収性本体前駆体の外縁上の点P2及び点P3とによって囲われる第一の領域の面積を二等分する線に沿って、バックシート側の表面側に向けて山折りに折り曲げる。その後、第一の領域におけるトップシート側の表面の対向する面を接合し、図1Aに示すような、バックシート20側の表面が突出するように湾曲し、トップシート18側の表面側に凹状の空間46を有する形状に形成された吸収性本体14を形成する。
次に、得られた吸収性本体14のバックシート20側の表面に、吸収性本体14を着脱可能に固定するための固定部56(例えば、粘着シート)を配設して男性用尿パッド1aを製造する。
なお、図2Aに示すような男性用尿パッド1bを製造する場合には、シート状の吸収性本体前駆体の面上の点P1から吸収性本体前駆体の外縁に向けて、第一の領域を切断し、切断により分断された第一の領域を重ね合わせて接合することによって、同様の立体構造を有する吸収性本体を形成することができる。
また、本発明の男性用尿パッドは、図10Aに示すように、第一の領域44以外に、第二の領域45を設け、この第二の領域45においても、上記第一の領域44と同様の方法によって、少なくとも一部を重ね合わせて接合することによって、立体構造を有する吸収性本体14を形成することもできる。
本発明の男性用尿パッドは、乳幼児用ないしは介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の尿パッドとして利用することが可能である。そして、本発明の男性用尿パッドは、装着が容易であるとともに、着用感に優れているので、高齢者・障害者等に特に好適に用いることができる。
本発明の男性用尿パッドの一の実施形態を模式的に示す斜視図である。 図1Aに示す男性用尿パッドの側面図である。 本発明の男性用尿パッドの一の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。 本発明の男性用尿パッドの他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 図2Aに示す男性用尿パッドの側面図である。 本発明の男性用尿パッドの他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 図3Aに示す男性用尿パッドの側面図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。 図8Aに示す吸収性本体前駆体からなる男性用尿パッドを示す平面図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。 図9Aに示す吸収性本体前駆体からなる男性用尿パッドを示す側面図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 図10Aに示す男性用尿パッドの側面図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態における吸収性本体前駆体を示す平面図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の男性用尿パッドの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 従来の男性用尿パッドを示す平面図であり、尿パッドを表面シート側から見た状態を示す一部切り欠き平面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1l,1m,1n:男性用尿パッド、14:吸収性本体、14a:吸収性本体前駆体、18:トップシート、20:バックシート、22:吸収体、42:外縁(吸収性本体前駆体の外縁)、44,44a,44b,44c,44d,44e:第一の領域、45,45a,45b:第二の領域、46:凹状の空間、47:開口部外縁、52,52a,52b:接合部、54:第一の領域の面積を二等分する線、55:(第二の領域の)面積を二等分する線、56:固定部、58:切れ目、59,59a,59b:切り欠き部、100:男性用尿パッド、102:表面シート、104:裏面シート、106:吸収体、108:粘着部、110:上端縁、112:右側縁、114:左側縁、116:下端縁、118:男性器。

Claims (7)

  1. 吸収体と、前記吸収体の一方の表面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の他方の表面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを有する吸収性本体を備え、
    前記吸収性本体は、シート状に形成された吸収性本体の前駆体(吸収性本体前駆体)の面上の点P1と、前記吸収性本体前駆体の外縁上の点P2及び点P3とによって囲われる第一の領域において、少なくとも一部が重ね合わされた状態で接合され、前記吸収性本体が、前記バックシート側の表面が突出するように湾曲し、前記トップシート側の表面側に凹状の空間を有する形状に形成されてなり、
    前記吸収性本体を、前記凹状の空間にて着用者の男性器を覆うように宛がって使用する男性用尿パッド。
  2. 前記吸収性本体は、前記吸収性本体前駆体の面上の前記点P1を起点とし、前記第一の領域の面積を二等分する線に沿って、前記吸収性本体前駆体の前記バックシート側の表面側に向けて山折りに折り曲げられ、前記第一の領域における前記トップシート側の表面の対向する面が接合されてなる請求項1に記載の男性用尿パッド。
  3. 前記吸収性本体は、前記吸収性本体前駆体の面上の前記点P1から前記吸収性本体前駆体の外縁に向けて、前記第一の領域が切断され、前記切断により分断された前記第一の領域が重ね合わされて接合されてなる請求項1に記載の男性用尿パッド。
  4. 前記吸収性本体は、前記吸収性本体前駆体の面上の点P4と、前記吸収性本体前駆体の外縁上の点P5及び点P6とによって囲われる第二の領域において、少なくとも一部が更に重ね合わされた状態で接合されてなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の男性用尿パッド。
  5. 前記吸収性本体は、前記点P1及び前記点P4のぞれぞれが、前記吸収性本体前駆体の表面の中心点を通過し且つ前記吸収性本体前駆体の表面の面積を二等分する線上に位置するように構成されてなる請求項4に記載の男性用尿パッド。
  6. 前記吸収性本体は、前記点P1から、前記トップシート側の前記凹状の空間の開口部外縁までの最短距離L1よりも、前記点P4から、前記トップシート側の前記凹状の空間の開口部外縁までの最短距離L2が長くなるように構成されてなる請求項5に記載の男性用尿パッド。
  7. 前記吸収性本体は、前記バックシート側の表面に、前記吸収性本体を着脱可能に固定するための固定部を更に有してなる請求項1〜6のいずれか一項に記載の男性用尿パッド。
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