JP6225158B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、装着時に下着の非肌対向面側で一対のウイング同士が重なり合う吸収性物品に関する。
特許文献1には、装着時に下着の非肌対向面側で一対のウイング同士が重なり合う吸収性物品が開示されている。特許文献1の各ウイングには、前後方向に延びる脆弱線が設けられている。
特許文献1の吸収性物品を下着に装着した状態では、本体部が下着の肌対向面に接合され、ウイングが下着の非肌対向面に接合される。着用者は、使用後に下着から吸収性物品を外す際に、一般的に下着の肌対向面側から本体部を把持し、下着から離れる方向に本体部を引っ張る。本体部が下着の肌対向面側から離れる方向に引っ張られることにより、脆弱部を介して本体部とウイングとが分離し、本体部が下着から外れる。
特表2003−527929号公報
特許文献1の吸収性物品の脆弱部は、分離可能に構成されており、力が加わった際に意図せずに裂けるおそれがあった。例えば、吸収性物品の装着時にウイングを下着の非肌対向面側に付けようとする際に、脆弱部を介してウイングが分離するおそれがあった。また、着用中に着用者の脚によって挟まれた際に、脆弱部を介してウイングが分離するおそれがあった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、装着時に下着の非肌対向面側で一対のウイング同士が重なり合う吸収性物品において、ウイングが意図せずに分離することを抑制することを目的とする。
本開示に係る吸収性物品(吸収性物品1)は、前後方向(前後方向L)と、前記前後方向と直交する幅方向(幅方向W)と、吸収体(吸収体30)を有する本体部(本体部2)と、前記本体部から幅方向外側に延出し、下着に装着された状態で互いに重なり合う一対のウイング(第1ウイング41、第2ウイング42)と、を備え、前記一対のウイングのうち少なくともいずれか一方のウイングは、前記前後方向に延びる引裂誘導部(引裂誘導部80)を有する吸収性物品であって、前記ウイングの前記前後方向に沿う引裂強度は、前記ウイングの前記幅方向に沿う引裂強度よりも低いことを要旨とする。
本開示によれば、装着時に下着の非肌対向面側で一対のウイング同士が重なり合う吸収性物品において、ウイングが意図せずに分離することを抑制できる。
一実施形態における吸収性物品の平面図である。 図1に示すA−A線に沿った吸収性物品の断面図である。 引裂強度の測定方法を説明するための図である。 図1の吸収性物品を下着に装着した第1装着状態の非肌対向面側から見た平面図である。 図1のA−A線を基準とした第1装着状態の吸収性物品の断面図である。 図1の吸収性物品を下着に装着した第2装着状態の非肌対向面側から見た平面図である。 図1のA−A線を基準とした第2装着状態の吸収性物品の断面図である。 第2装着状態の吸収性物品を取り外す作業を説明するための説明図である。 変形例1に係る吸収性物品の平面図である。 変形例2に係る吸収性物品の平面図である。 変形例3に係る吸収性物品の平面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
前後方向と、
前記前後方向に直交する幅方向と、
吸収体を有する本体部と、
前記本体部から幅方向外側に延出し、下着に装着された状態で互いに重なり合う一対のウイングと、を備え、
前記一対のウイングのうち少なくともいずれか一方のウイングは、前記前後方向に延びる引裂誘導部を有する吸収性物品であって、
前記ウイングの前記前後方向に沿う引裂強度は、前記ウイングの前記幅方向に沿う引裂強度よりも低い、吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、ウイングの前後方向に沿う引裂強度がウイングの幅方向に沿う引裂強度よりも低いため、ウイングは、前後方向に延びる引裂誘導部を介して引き裂かれ易い。ウイングは、引裂誘導部を介して分離することが可能となり、ウイングを分離して、吸収性物品を下着から容易に取り外すことができる。また、ウイングは、幅方向に沿って引き裂かれ難いため、ウイングを下着に装着する際や着用中にウイングが脚によって挟まれた際に引き裂かれ難く、装着時や着用中にウイングが意図せずに分離することを抑制できる。
かかる吸収性物品において、
前記ウイングを構成する資材の前記前後方向に沿う引裂強度は、前記ウイングを構成する資材の幅方向に沿う引裂強度よりも低いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ウイングを構成する資材が前後方向に沿って引き裂かれ易いため、ウイングの引裂箇所が前後方向に延び易くなり、第1ウイングが前後方向に沿った引裂箇所によって2つに分離しやすく、幅方向に引き裂かれて吸収体が露出することを防止できる。また、ウイングを構成する資材が幅方向に沿って引き裂かれ難いことにより、ウイングが幅方向に引き裂かれ難く、装着時や着用中にウイングが意図せずに分離することを抑制できる。
かかる吸収性物品において、
前記ウイングの前記幅方向に沿う引張強度は、前記ウイングの前記前後方向に沿う引裂強度よりも高いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ウイングの幅方向に沿う引張強度がウイングの前後方向に沿う引裂強度よりも高いため、ウイングが幅方向の力に対して破壊する前にウイングが前後方向に沿って破壊し易い。よって、吸収性物品を取り外す際に引裂誘導部に効率的に力がかかり、ウイングを容易に分離できる。
かかる吸収性物品において、
前記ウイングを構成する資材の少なくとも一つは、繊維で構成されたシートであり、
前記繊維の配向方向は、前記前後方向に沿うことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、繊維の配向方向が前後方向に沿うため、引裂誘導部による引裂箇所が前後方向に延び易く、ウイングの前後方向全域に引裂誘導部を設けない場合であってもウイング全体を容易に引き裂くことができる。
かかる吸収性物品において、
前記引裂誘導部を有する一方のウイングは、ウイング接合部を有し、
前記ウイング接合部と前記引裂誘導部との距離は、前記一方のウイングの基端部と前記引裂誘導部との距離よりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、着用者が下着から離れる方向に吸収体を含む本体部を引っ張ると、本体部とウイングとの間に引き裂く力がかかり、第1ウイングにおいては、第1ウイング接合部61近辺に力がかかりやすい。引裂誘導部80が第1ウイング41の基端部と比較して第1ウイング接合部61の近くに位置するため、引き裂く力を効率よく引裂誘導部80にかけて、第1ウイング41を容易に2つに分離できる。
また、着用者は、装着時にウイングの基端部をなぞって、ウイングを下着につける。引裂誘導部がウイングの基端部から比較的離れていることにより、装着時に着用者が引裂誘導部に触れ難くなり、装着時に意図せずに引裂誘導部が引き裂かれることを抑制できる。
かかる吸収性物品において、
前記一対のウイングは、肌面シートと非肌面シートを有し、
前記肌面シートと前記非肌面シートとが接合されたシート接合領域及び前記肌面シートと前記非肌面シートとが接合されていないシート非接合領域は、前記前後方向に延び、
前記引裂誘導部は、前記シート非接合領域に配置されることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、シート非接合領域は、シート接合領域と比較して引裂強度が低く、引裂誘導部によって引き裂かれ易い。引裂誘導部が比較的強度が低いシート非接合領域内に配置されているため、シート非接合領域内において第1ウイングが引き裂かれる。シート接合領域及びシート非接合領域が前後方向に延びるため、引裂箇所が前後方向に延び易くなる。
かかる吸収性物品において、
前記引裂誘導部は、前記前後方向に延びる開口を複数有するミシン目を含み、
前記開口は、前記ウイングの前後方向の端縁から前後方向に沿って間隔を空けて配列されており、
前記ウイングの前後方向の端縁側に位置する開口の前後方向の長さは、前記ウイングの前後方向の中央側に位置する開口の前後方向の長さよりも長いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ウイングの前後方向の端縁側に位置する開口部の前後方向の長さが比較的長いため、吸収性物品を取り外す動作の初期時にウイングを容易に分離できる。一方、ウイングの前後方向の中央に位置する開口部の寸法が比較的小さいため、装着時や着用時に力を受けやすいウイングの前後方向の中央が引き裂かれ難く、ウイングが意図せずに分離することをより効果的に抑制できる。
===本実施の形態に係る吸収性物品について===
(1)吸収性物品の構成
図1及び図2を参照して、一実施形態に係る吸収性物品1について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
図1は、一実施形態に係る吸収性物品1の展開平面図である。図2は、図1におけるA-A線に沿った断面図である。図1に示す展開平面図は、吸収性物品のウイングを展開した(折り返していない)展開状態の図である。吸収性物品1としては、パンティーライナー(おりものシート)や生理用ナプキンや失禁パッド等の任意の吸収性物品が想定される。本実施形態では、かかる吸収性物品1として生理用ナプキンが用いられるケースについて説明する。また、本実施の形態の生理用ナプキンは、昼用の生理用ナプキンであるが、夜用の生理用ナプキンであってもよい。
吸収性物品1は、前後方向Lと、前後方向Lに直交する幅方向Wと、厚み方向Tと、を有する。厚み方向Tは、肌対向面側T1及びその反対側である非肌対向面側T2を有する。前後方向は、吸収性物品の長手方向に沿う方向である。幅方向は、一対のウイングの前後方向の中心同士を結ぶ線に沿う方向である。
吸収性物品1は、吸収体30と、吸収体30よりも肌対向面側に位置する肌面シート10と、吸収体30よりも非肌対向面側に位置する非肌面シート20と、を少なくとも備える。
肌面シート10は、トップシート11とサイドシート12を有する。トップシート11は、吸収体30の肌対向面側を覆う。サイドシート12は、トップシート11の外側縁を覆い、トップシート11よりも幅方向外側に延出する。肌面シート10は、通常吸収性物品に使用されているものを使用することができ、例えば、繊維を含むシート材、又は開孔フィルムなどを用いることができる。繊維を含むシート材は、不織布及び紙を用いることができる。
非肌面シート20は、液不透過性のシートである。非肌面シート20は、少なくとも吸収体30の非肌対向面側を覆う。非肌面シート20は、通常吸収性物品に使用されているものを使用することができ、例えば、非通気性や通気性のフィルム、不織布等を用いることができる。
吸収体30は、パルプやSAP等の吸収材料を有する吸収コアと、吸収コアを覆うコアラップと、を有する。吸収体は、通常吸収性物品に使用されているものを使用することができ、例えば、吸収コアは、親水性繊維、高分子吸水ポリマー、またはこれらの組み合わせを用いることができ、コアラップは、ティッシュ、不織布を用いることができる。
吸収性物品1は、本体部2と、ウイング4と、を有する。本体部2は、吸収性物品1の幅方向Wの中央に位置し、前後方向Lに延びる。ウイング4は、本体部2の外側縁2Eよりも幅方向Wの外側に延出している。
本体部2は、トップシート11と、サイドシート12と、非肌面シート20と、吸収体30と、を含む。ウイング4は、サイドシート12と、非肌面シート20と、を有する。ウイング4の前後方向の中心4LCは、着用者の排泄口に対向して配置される排泄口対向域の前後方向の範囲内に位置する。ウイング4は、非肌面シート20側に折り返し可能に構成されており、装着時に下着の非肌対向面側に折り返される。ウイング4の構成については、後述にて詳細に説明する。
図2に示すように、非肌面シート20の非肌対向面には、吸収性物品を下着Sに止めるための接合部が設けられている。接合部は、本体部2に配置された本体接合部60と、ウイング4に配置されたウイング接合部と、を有する。接合部は、接着剤によって構成されていてもよいし、フックと係止システムのループとして機能するように構成されていてもよい。
(2)ウイングの構成
ウイング4は、一対のウイングとしての第1ウイング41と第2ウイング42を有する。第1ウイング41と第2ウイング42は、下着に装着された状態で互いに重なり合う。第1ウイング41と第2ウイング42が下着に装着された状態で互いに重なり合うために、第1ウイングの幅方向の長さ(ウイングの基端部からウイングの外側縁までの長さ)と第2ウイング42の幅方向の長さを合わせた合計長さは、第1ウイングの基端部と第2ウイング42の基端部との距離よりも長ければよく、第1ウイングの基端部と第2ウイング42の基端部との距離に対する1.2倍以上であることが好ましい。なお、ウイングの基端部は、ウイングの最も幅方向内側に位置する部分であり、本体部と交差する部分である。ウイングを下着の非肌対向面側に折り返す際は、ウイングの基端部が折り線となる。
第1ウイング41は、ウイング接合部としての第1ウイング接合部61と、引裂誘導部としての引裂誘導部80と、を有する。第2ウイング42は、ウイング接合部としての第2ウイング接合部62を有し、引裂誘導部を有しない。すなわち、引裂誘導部は、第1ウイング41のみに設けられる。引裂誘導部は、一対のウイングのうち少なくともいずれか一方のウイングに設けられていればよい。引裂誘導部80は、第1ウイング41の前端縁41FEから前後方向Lに延びる。ウイングの前端縁は、ウイングの外縁のうち、ウイングの前側の基端部から幅方向外側に延びる外縁である。
引裂誘導部80は、着用者がウイングを容易に引き裂くことができるように構成されており、具体的には、ミシン目、ウイングの前端縁から後方に向かって凹む凹部、資材の強度を周囲よりも低くした脆弱部、及びこれらの組み合わせによって構成される。ミシン目は、ウイングを構成するサイドシート及び非肌面シートを貫通した開口を有する。また、脆弱部は、第1ウイングを構成する資材を拡幅することによって目付を低下させた部分、非肌面シートに開口を設けずに肌面シートに開口を設け、周囲と比較して強度を低くした部分、エンボス等の方法によって熱及び圧力で資材の強度を低下させた部分を例示できる。第1ウイング41に引裂誘導部80が設けられているため、着用者が吸収性物品を取り外そうとして本体部2を引っ張ることにより、引裂誘導部80を介して第1ウイングを2つに分離することが可能となる。
引裂誘導部80は、前後方向Lに延びており、引裂誘導部80を介して引き裂かれた引裂箇所は、前後方向Lに延びる。引裂誘導部は、前後方向にのびていればよい。本体部をもって下着から引き剥がしたときに、力がかかりやすいためである。なお、引裂誘導部は、前後方向に傾いたものも、幅方向に引き裂かれなければ、含まれるものとする。引裂誘導部80の前端縁は、第1ウイング41の前端縁に一致していてよい。引裂誘導部80の前端縁と第1ウイング41の前端縁との距離が4mm以下の構成においては、引裂誘導部80の前端縁と第1ウイング41の前端縁とが一致している構成と同様の効果を奏し、引裂誘導部80を介して第1ウイング41を容易に分離することができる。引裂誘導部80の後端縁は、ウイング4の前後方向の中心4LCよりも後方に位置してよい。引裂誘導部の破断によって、第1ウイング41の前後方向の長さの半分以上の長さが引き裂かれる。着用者が更に本体部を引っ張ることにより、第1ウイングの前後方向の全域を容易に分断できる。
引裂誘導部80は、図1及び図2に示す第1ウイングの展開状態において、第1ウイング接合部61よりも幅方向内側に配置される。第1ウイング接合部61と引裂誘導部80との距離D11は、第1ウイング41の基端部41BEと引裂誘導部80との距離D12よりも短くてよい。着用者が本体部を下着から離れる方向に引っ張ると、本体部とウイングとの間に引き裂く力がかかり、第1ウイングにおいては、第1ウイング接合部61近辺に力がかかりやすい。引裂誘導部80が第1ウイング41の基端部と比較して第1ウイング接合部61の近くに位置するため、引き裂く力を効率よく引裂誘導部80にかけて、第1ウイング41を容易に2つに分離できる。また、着用者は、装着時にウイングの基端部をなぞって、ウイングを下着につける。引裂誘導部がウイングの基端部から比較的離れていることにより、装着時に着用者が引裂誘導部に触れ難くなり、装着時に意図せずに引裂誘導部が引き裂かれることを抑制できる。
第1ウイング41の展開状態において、第1ウイング41の基端部41BEと第2ウイング42の基端部42BEとの距離D13は、第1ウイング41の基端部41BEと引裂誘導部80との距離D12と、第2ウイング接合部62の外側縁と第2ウイング42の基端部42BEとの距離D14と、を合わせた距離よりも長くてよい。距離D12と距離D14を合わせた合計長さよりも距離D13が長いことにより、第2ウイング接合部62と引裂誘導部80は、第1装着状態において幅方向に必ず離間する。第2ウイング接合部62と引裂誘導部80とが重ならないため、第1ウイングは、引裂誘導部80を介して引き裂かれ易く、スムーズに2つに分離される。
距離D12と距離D14を合わせた距離と、距離D13と、の差は、3mm以上であってよい。距離D12と距離D14を合わせた距離と、距離D13と、の差が3mm未満であると、ウイングの基端部よりも幅方向内側を折り基点としてウイングを非肌面側に折り返した場合に、第1装着状態において第2ウイング接合部62が引裂誘導部80に重なり、引裂誘導部80が破断し難いことがある。
ウイングを構成する資材の少なくとも一つは、繊維を有するシート材であって、繊維の配向方向は、前後方向Lに沿ってよい。繊維の配向方向が前後方向に沿うことにより、引裂誘導部による引裂箇所が前後方向に延び易く、ウイングの前後方向全域に引裂誘導部を設けない場合であってもウイング全体を容易に引き裂くことができる。
(3)ウイングの引裂強度
次いで、ウイングの引裂強度について説明する。第1ウイングは、装着時に意図せずに引裂誘導部を介して引き裂かれずに、取り外す際に引裂誘導部を介して容易に引き裂かれるように構成されており、所定の引裂強度を有する。
ウイングの前後方向に沿う引裂強度は、ウイングの幅方向に沿う引裂強度よりも低くてよい。第1ウイング41が前後方向に沿って引き裂かれ易いため、引裂誘導部を介して前後方向に沿って破断し易く、第1ウイング41をスムーズに2つに分離できる。また、ウイングが幅方向に沿って引き裂かれ難いため、ウイングを下着に装着する際や吸収性物品の着用中にウイングが幅方向に引き裂かれ難く、装着時や着用中にウイングが意図せずに分離することを抑制できる。また、ウイングを構成する資材の前後方向に沿う引裂強度は、ウイングを構成する資材の幅方向に沿う引裂強度よりも低くてよい。第1ウイング41を構成する資材が前後方向に沿って引き裂かれ易いことにより、第1ウイング41の引裂箇所は、前後方向に延び易くなり、幅方向に引き裂かれて吸収体が露出することを防止できる。第1ウイング41は、前後方向に沿った引裂箇所において2つに分離しやすくなる。
なお、ウイングの引裂強度は、引裂誘導部を有する状態における強度であり、ウイングを構成する資材の引裂強度は、引裂誘導部を設けていない状態における強度である。本実施の形態におけるウイングを構成する資材の強度は、サイドシート12と非肌面シートとを重ねた状態の強度である。
また、装着時に意図せずに引裂誘導部を介してウイングが引き裂かれないように、ウイングの幅方向に沿う引張強度は、ウイングの前後方向に沿う引裂強度よりも高くてよい。ウイングの幅方向に沿う引張強度がウイングの前後方向に沿う引裂強度よりも高いため、ウイングが幅方向の力に対して破壊する前にウイングが前後方向に沿って破壊し易い。よって、吸収性物品を取り外す際に引裂誘導部に効率的に力がかかり、ウイングを容易に分離できる。また、ウイングを構成する資材の幅方向に沿う引張強度は、ウイングを構成する資材の前後方向に沿う引張強度よりも高くてよい。好適には、ウイングの幅方向の引張強度は、2N/25mm以上であってもよい。当該構成によれば、ウイングが幅方向に引っ張られ際に破れ難く、装着時に意図せずに引裂誘導部を介してウイングが引き裂かれ難い。
図3は、引張強度の測定方法と、引裂強度の測定方法と、を説明するための図である。図3(a)は、引張強度を測定する測定方法と測定用試片とを示す図である。試片は、その長さ方向が前後方向又は幅方向と一致するように作成して、チャック間隔が20mmとなるように引張試験機に取り付ける。引張速度300mm/minで試片を引っ張って、破断に至るまでの最大荷重を求め、その値を引張強度とする。
図3(b)及び(c)は、ウイングについての引裂強度を測定する測定用試片と測定方法とを示す図である。試片は、その長さ方向とスリットの長さ方向とが吸収性物品の前後方向又は幅方向と一致するように作成して、それぞれのチャックに対して10mmのつかみしろを取り、チャック間隔が20mmとなるように引張試験機に取り付ける。引張速度300mm/minで試片を引っ張って、破断に至るまでの最大荷重を求め、その値を引裂強度とする。
(4)吸収性物品の取り外し態様
次いで、このように構成された吸収性物品を下着から取り外す態様について説明する。図4から図7は、吸収性物品を下着に装着した状態を示す。図4及び図5は、第1ウイング41が第2ウイング42の厚み方向Tの内側に配置されて、吸収性物品1が下着Sに装着された第1装着状態を示しており、図6及び図7は、第1ウイング41が第2ウイング42の厚み方向Tの外側に配置されて、吸収性物品1が下着に装着された第2装着状態を示す。図8は、第2装着状態の取り外し態様を模式的に示した図である。
図8(A)及び(B)に示すように、吸収性物品1が下着Sに装着された状態で、本体部2は、下着Sの肌対向面側に接合され、一対のウイング4は、下着の非肌対向面側に接合されている。より詳細には、第1装着状態では、第1ウイング接合部61を介して第1ウイング41と下着Sとが接合され、第2ウイング接合部62を介して第1ウイング41と第2ウイング42とが接合されている。また、第2装着状態では、第2ウイング接合部62を介して第2ウイング42と下着Sとが接合され、第1ウイング接合部61を介して第1ウイング41と第2ウイング42とが接合されている。
吸収性物品1を取り外す際に、着用者は、一般に本体部2の前端縁を把持し、当該本体部2の前端縁を下着から離れる方向に引っ張る。一対のウイング4は、下着の非肌対向面側で互いに接合されているため、本体部2が下着から離れるときに下着に接合したままで維持しようとし、本体部2とウイング4の間に引き裂く力がかかる。このウイング4にかかる力は、着用者が把持する前側に強く作用し易い。第1ウイング41は、引裂誘導部80を介して引き裂かれる(図8(C)及び(D)参照)。着用者が更に本体部2を引っ張ると、図8(E)及びB(F)に示すように、第1ウイング41が前後方向Lに沿って2つに分離する。一方、第2ウイング42は、引裂誘導部80を有しないため、ウイングの前端縁から引き裂かれない。
第1装着状態において第1ウイング41が2つに分離すると、一方の第1ウイング(ウイングの基端部側)は、本体部2に連なり、他方の第1ウイング(ウイングの展開状態の外側縁側)は、第2ウイング接合部62を介して第2ウイング42に連なっている。着用者が更に吸収性物品を引っ張ると、第1ウイング接合部61と下着が分離するとともに、本体接合部60と下着とが分離し、吸収性物品全体が下着から外される。
また、第2装着状態において第1ウイング41が2つに分離すると、一方の第1ウイング(ウイングの基端部側)は、本体部に連なり、他方の第1ウイング(ウイングの展開状態の外側縁側)は、第1ウイング接合部61を介して第2ウイング42に連なっている。着用者が更に吸収性物品を引っ張ると、第2ウイング接合部62と下着が分離するとともに、本体接合部60と下着とが分離し、吸収性物品全体が下着から外される。
(5)変形例
次いで、図9から図11に基づいて、変形例に係る吸収性物品について説明する。なお、変形例の説明において、上述の実施形態同様の構成については、同符号を用いて説明を省略する。
図9は、変形例1に係る吸収性物品1Aの展開状態の平面図である。変形例1に係る吸収性物品1Aは、凹部からなる引裂誘導部81を有する。また、変形例1に係る吸収性物品1Aの第1ウイング41は、肌面シート10と非肌面シート20とが接合されたシート接合領域R1と、肌面シート10と非肌面シート20とが接合されていないシート非接合領域R2と、を有し、シート接合領域R1及びシート非接合領域R2が前後方向に延びている。
シート接合領域R1は、図9において斜線を付した領域である。シート接合領域R1は、HMA等の接着剤、熱溶着等によってシート同士が接合された領域である。
引裂誘導部81は、第1ウイング41の前端縁から後方に向かって凹む凹部である。引裂誘導部81は、シート非接合領域R2内に配置される。凹部は、ウイングの前端縁から後方に向かって凹むように構成されていればよく、円弧形状、台形形状、V字形状等、その形状限定されない。凹部の前後方向の長さ(凹部の深さ)は、1mm以上15mm以下であってよい。凹部の前後方向の長さが1mm以上であることにより、ウイングを引き裂くきっかけとなり易く、凹部の前後方向の長さが15mm以下であると予期せずウイングが引き裂かれてしまうためである。
シート非接合領域R2は、シート接合領域R1と比較して引裂強度が低く、引裂誘導部81によって引き裂かれ易い。引裂誘導部81が比較的強度が低いシート非接合領域R2内に配置されているため、シート非接合領域R2内において第1ウイングが引き裂かれる。シート接合領域R1及びシート非接合領域R2が前後方向に延びるため、引裂箇所が前後方向に延び易くなる。
図10は、変形例2に係る吸収性物品1Bの展開状態の平面図である。変形例2に係る吸収性物品1Bは、ミシン目と凹部を含む引裂誘導部82を有する。引裂誘導部82は、第1ウイング41の前端縁41FE及び後端縁41REに位置する凹部と、当該凹部と凹部との間で連続的に延びるミシン目と、によって構成されている。変形例2に係る吸収性物品が下着に装着された状態で、着用者が、本体部を下着から離れる方向に引っ張ると、ウイングに引き裂く力がかかる。ウイングに引き裂く力がかかることにより、当該引き裂く力が第1ウイングの凹部の窪みにかかり、凹部を始点としてミシン目が破断する。または、着用者が、本体部を下着から離れる方向に引っ張ると、第1ウイングの前端縁に伝達した力が凹部に到達し、当該力の方向が凹部で変化して捻じれが生じ、凹部を始点としてミシン目が破断する。なお、引裂誘導部の凹部は、第1ウイング41の前端縁41FEのみに設けられていてもよい。凹部は、ウイングを引き裂くきっかけとなるため、第1ウイング41の前端縁41FEのみに凹部を有する構成においても、第1ウイングを前側から容易に引き裂くことができる。
第1ウイング41は、前後方向Lの中心4LCに向かって凸形状の括れ70を有する。引裂誘導部82は、括れ70の領域に設けられている。第1ウイング41は、括れ70の領域よりも幅方向内側に、第1ウイング41の前後方向Lの中心から外側に向かって凸形状の凸領域72を有する。括れ70の領域は、第1ウイング41の外形線41FEが、前後方向Lの中心4LCに向かって凸になっている領域である。括れ70の領域の、幅方向Wの内側の境界は、第1ウイング41の外形線41FE上の変曲点であってよい。なお、引裂誘導部80が括れ70の領域の境界位置に設けられている場合も、引裂誘導部80は括れ70の領域に設けられているものとする。なお、本実施形態のように凹部からなる引裂誘導部82の場合、引裂誘導部82の幅方向両側又は幅方向片側のウイングの外形が括れ70の領域(ウイングの前後方向の中心4LCに凸形状の領域)であるときに、引裂誘導部82は、括れ70の領域に設けられているものとする。
第1ウイング41は、括れ70の領域よりも幅方向内側に、第1ウイング41の前後方向Lの中心から外側に向かって凸形状の凸領域72を有する。凸形状の凸領域72の、幅方向Wの外側の境界は、第1ウイング41の外形線41FE上の変曲点であってよい。
括れ70の領域の幅方向Wの外側縁は、第1ウイング接合部61の、幅方向W内側の端辺よりも外側に達していてよく、第1ウイング接合部61の、幅方向Wの外側の端辺よりも外側に達していてもよい。これにより、吸収性物品を下着から取り外す際に第1ウイング接合部61に集中する力を引裂誘導部80にかかり易くすることができる。
吸収性物品を下着から取り外す際に、使用者は、一般的に本体部2の端縁を把持し、本体部2の端縁を下着から離れる方向に引っ張る。本体部2が下着から離れると、一対のウイング41,42が本体部2側に引っ張られる。括れ70の領域よりも幅方向内側には、第1ウイング41の前後方向Lの中心から外側に向かって凸形状の凸領域72が設けられている。使用者が本体部2側に引っ張ると、この前後方向Lに膨らんだ凸領域72が、凸領域72よりも幅方向外側の部分、すなわち括れ70の領域を幅方向内側へ引っ張る。その一方で、ウイング41,42の幅方向外側部であってウイング同士が接合するウイング重なり部分は、凸領域72から引っ張られる力に抵抗して下着の非肌面側に留まろうとし、ウイング重なり部分に力がかかる。このウイング41,42にかかる力は、前後方向Lに膨らんだ凸領域72から括れ70の位置に集中し易い。引裂誘導部80が括れ70の位置に存在することによって、ウイング41,42が引っ張られる力によって引裂誘導部80が引き裂かれ易くなる。
また、変形例2の引裂誘導部82は、引裂誘導部82は、第1ウイング41の前端縁41FEから後端縁41REまで連続して設けられている。昼用のナプキン等、前側と後側の形状が同じ吸収性物品においては、着用者が前後を逆に装着することがある。第1ウイング41の前端縁から後端縁まで引裂誘導部82が設けられていることにより、前後逆に装着された場合であっても、着用者の前側に引裂誘導部82が配置され、引裂誘導部82を介して第1ウイング41を破断できる。
図11は、変形例3に係る吸収性物品1Cの展開状態の平面図である。変形例3に係る吸収性物品1Cには、第1ウイング41と第2ウイング42の両方に引裂誘導部が設けられている。第1ウイング41には、前側引裂誘導部83が設けられ、第2ウイング42には、後側引裂誘導部84が設けられている。後側引裂誘導部84は、第2ウイング42の後端縁42REから前後方向に延びる。後側引裂誘導部84は、前側引裂誘導部と同様に、ミシン目、凹部、脆弱部、及びこれらの組み合わせによって構成できる。
第2ウイング42に後側引裂誘導部84を有することにより、前後逆に装着された場合であっても、第1ウイング41の前側引裂誘導部83と第2ウイング42の後側引裂誘導部84のいずれかが着用者の前側に配置される。そのため、前後逆に装着された場合であっても、本体部2と一対のウイング4の両方を容易に外すことができる。
また、着用者によっては、使用後に吸収性物品を取り外す際に、本体部2の後側を把持し、本体部を下着から離れる方向に引っ張ることがある。このように後側から本体部2を引っ張った場合であっても、第2ウイング42が2つに分離する。そのため、取り外し作業を前後逆に行った場合であっても、本体部2と一対のウイング4の両方を容易に外すことができる。
前側引裂誘導部83及び後側引裂誘導部84は、ミシン目によって構成されている。ミシン目は、前後方向に延びる開口を複数有する。前側引裂誘導部83の開口は、ウイングの前端縁から前後方向に沿って間隔を空けて配列されている。後側引裂誘導部84の開口は、ウイングの後端縁から前後方向に沿って間隔を空けて配列されている。ウイングの前後方向の端縁(前端縁及び後端縁)側に位置する開口85の前後方向の長さL85は、ウイングの前後方向の中央側に位置する開口86の前後方向の長さL86よりも長い。
ウイングの前後方向の端縁側に位置する開口部の前後方向の長さが比較的長いため、吸収性物品を取り外す動作の初期時にウイングを容易に分離できる。一方、ウイングの前後方向の中央に位置する開口部の寸法が比較的小さいため、装着時や着用時に力を受けやすいウイングの前後方向の中央が引き裂かれ難く、ウイングが意図せずに分離することをより効果的に抑制できる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1、1A、1B、1C :吸収性物品
2 :本体部
4 :ウイング
41 :第1ウイング
42 :第2ウイング
10 :肌面シート
11 :トップシート
12 :サイドシート
20 :非肌面シート
30 :吸収体
61 :第1ウイング接合部
62 :第2ウイング接合部
80、81、82、83、84 :引裂誘導部
R1 :シート接合領域
R2 :シート非接合領域
L :前後方向
T :厚み方向
T1 :肌対向面側
T2 :非肌対向面側
W :幅方向

Claims (4)

  1. 前後方向と、
    前記前後方向に直交する幅方向と、
    吸収体を有する本体部と、
    前記本体部から幅方向外側に延出し、下着に装着された状態で互いに重なり合う一対のウイングと、を備え、
    前記一対のウイングのうち少なくともいずれか一方のウイングは、前記前後方向に延びる引裂誘導部を有する吸収性物品であって
    前記ウイングの前記前後方向に沿う引裂強度は、前記ウイングの前記幅方向に沿う引裂強度よりも低く、
    前記ウイングを構成する資材の前記前後方向に沿う引裂強度は、前記ウイングを構成する資材の幅方向に沿う引裂強度よりも低く、
    前記引裂誘導部を有する一方のウイングは、ウイング接合部を有し、
    前記ウイング接合部と前記引裂誘導部との距離は、前記一方のウイングの基端部と前記引裂誘導部との距離よりも短い、吸収性物品。
  2. 前記ウイングを構成する資材の少なくとも一つは、繊維を含むシート材であり、
    前記繊維の配向方向は、前記前後方向に沿う、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記一対のウイングは、肌面シートと非肌面シートを有し、
    前記肌面シートと前記非肌面シートとが接合されたシート接合領域及び前記肌面シートと前記非肌面シートとが接合されていないシート非接合領域は、前記前後方向に延び、
    前記引裂誘導部は、前記シート非接合領域に配置される、請求項1又は請求項に記載の吸収性物品。
  4. 前記引裂誘導部は、前記前後方向に延びる開口を複数有するミシン目を含み、
    前記開口は、前記ウイングの前記前後方向の端縁から前記前後方向に沿って間隔を空けて配列されており、
    前記ウイングの前記前後方向の端縁側に位置する前記開口の前記前後方向の長さは、前記ウイングの前記前後方向の中央側に位置する前記開口の前記前後方向の長さよりも長い、請求項1から請求項のいずれかに記載の吸収性物品。
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