JP2003527929A - 取り外し可能で再取付可能な位置決めフラップを有する使い捨て吸収性物品 - Google Patents

取り外し可能で再取付可能な位置決めフラップを有する使い捨て吸収性物品

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JP2003527929A
JP2003527929A JP2001570217A JP2001570217A JP2003527929A JP 2003527929 A JP2003527929 A JP 2003527929A JP 2001570217 A JP2001570217 A JP 2001570217A JP 2001570217 A JP2001570217 A JP 2001570217A JP 2003527929 A JP2003527929 A JP 2003527929A
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    • A61F13/5605Supporting or fastening means specially adapted for sanitary napkins or the like
    • A61F13/5616Supporting or fastening means specially adapted for sanitary napkins or the like using flaps, e.g. adhesive, for attachment to the undergarment

Abstract

(57)【要約】 身体液を吸収するために、着用者の衣料の股部領域内で、且つ、着用者の身体に当ててまたは近くに隣接して配置する吸収性物品。吸収性物品は、着用者の吸収性物品の適切な配置且つ維持のために互いにオーバーラップして互いに取りつけられるように、及び、衣料の股パネルの縁の周りで折り曲げるように適合された、外側に延出する一対のサイドフラップを包含する。フラップの取付は、フラップの取付けと剥離と引き続く再取付けが可能であって、着用者が吸収性物品を再度配置することが可能な締結装置によってなされる。締結装置により、使用前の包装と便利な持ち運びのために物品を折り曲げることも可能になり、使用後の便利な物品処分のために物品を再度折り曲げることも可能になる。任意に、少なくとも1つのフラップを横断する脆弱線を設け、取り囲むフラップ組立体の分断を容易にして、使用後の物品をパンティから取り外すのを簡単にすること、且つ、フラップの横断方向伸張を可能にする伸張性区域をフラップ内に形成して、衣料の広い股パネルに適応し、物品を衣料に取り付ける際と使用中にフラップにかかる応力に適応することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、身体排出液を吸収するために使用者に着用されることを意図し、使
用者が着る衣料の上での所定の場所に保持するように適合させた、生理用ナプキ
ンなどの使い捨て吸収性物品に関する。特に本発明は、衣料の股部領域の周りを
通って互いに対して取り外し可能に取り付けることができ、引き続いて再度取り
付けて衣料に対する物品の再配置が可能であるサイドフラップを有する使い捨て
吸収性物品に関する。
【0002】 (発明の背景) 吸収した体液が下着の股部領域を汚すのを防ぐための横断方向外側に延出する
サイドフラップを有する、生理用ナプキンの形態の使い捨て吸収性物品は周知で
ある。 この点に関して、1987年8月18日にティルブルク(Van Tilburg)へ発
行された「フラップを有する成形された生理用ナプキン(Shaped Sanitary Napk
in With Flaps)」という名称の米国特許第4,687,478号には、ナプキ
ンに吸収されない体液により着用者の下着が汚れるのを防ぐサイドフラップを有
する、生理用ナプキンが示されている。そのフラップのそれぞれは2軸の可撓性
を有し、各フラップは、着用者の下着の股部領域で外側表面にフラップを連結す
るための、外側接着域を含む。 1986年5月20日にティルブルク(Van Tilburg)へ発行された「生理用
ナプキン(Sanitary Napkin)」という名称の米国特許第4,589,876号
は、着用者の身体と衣料がナプキンに吸収されない体液により汚れるのを防ぐサ
イドフラップを有する、生理用ナプキンを対象としている。そのフラップは、接
着要素を含み、可撓性折れ軸の周りで折れて、股部領域で着用者の下着の外側表
面と係合するようになっている。
【0003】 1986年8月26日にマッティングリ(Mattingly)へ発行された「生理用
ナプキン取り付け手段(Sanitary Napkin Attachment Means)」という名称の米
国特許第4,608,047号では、外側に延出するサイドフラップを有してそ
の1つまたは両方がフラップを互いに連結する接着要素を含む生理用ナプキンを
開示している。フラップ間の連結は、ナプキンを下着の股部領域の内部に位置決
めした後、フラップを下着股部領域の縁の周りを通して股部領域の外側に向く表
面上で合わせることにより行う。マッティングリは、使用を望むまで折りナプキ
ンを閉じた状態に保持するためにフラップを利用する、及びナプキンの使用後に
処分の目的で再度折るためにフラップを利用する、折り生理用ナプキンも開示し
ている。従来技術のナプキンは所期の機能を果たすのに概ね好適ではあるが、使
用前に便利に折って包装することができ、使用中および少なくとも一回の配置の
後にナプキンを確実に再配置することができ、使用後の便利な処分のために再折
りが可能な、改良した生理用ナプキンを提供するのが望ましい。
【0004】 したがって、本発明の一目的は、横断方向外側に延出したサイドフラップを有
し、サイドフラップが十分な大きさであって下着の股部領域の外側を通して互い
に対して取り付けることができ、その後、互いに対して取り外しその次に再度取
り付けてそれを維持できる、改良した使い捨て吸収性物品を提供することである
。 本発明の別の目的は、横断方向に延出したサイドフラップを有し、使用前にサ
イドフラップを吸収性物品の上に折り曲げてその物品に担持された吸収性材料を
保護することができ、物品の使用後に吸収性材料の上に折り曲げて互いに対して
取り付けできて、使用後の吸収性物品の、便利で衛生的な処分が可能な使い捨て
吸収性物品を提供することである。 本発明の更なる目的は、横断方向外側に延びたサイドフラップを有し、サイド
フラップが脆弱線を含んで、物品の使用後に連結したフラップを素早く容易に分
離することができ、使用後に衣料から、使用した物品を取り外すことを容易にす
る、使い捨て吸収性物品を提供することである。 本発明の更に別の目的は、横断方向外側に延出したサイドフラップを有し、フ
ラップの特定領域は伸張性があって必要に応じてフラップが伸びることができ、
特定の使用からフラップにかかる応力条件に適応することができる、使い捨て吸
収性物品を提供することである。
【0005】 (発明の概要) 端的に言えば、本発明の一態様により、使い捨て吸収性物品が提供される。そ
の物品は、身体排出液を受けて保持し、着用者に着用された下着が汚れるのを防
ぐため、着用者の身体に着用して位置決めするように適合されている。吸収性物
品は、吸収性物品を着用した時に着用者の衣料に面するように適合された後側表
面を有する液体不透過性バックシートと、吸収性物品を着用した時に着用者の身
体に面するように適合された前側表面とを含み、バックシートが長手方向に延出
する一対の側縁を含む。伸長した吸収性コアが、吸収性物品を着用中に着用者の
身体排出液を吸収するために設けられ、バックシートの前側表面の上に横たわる
関係に配置される。液体透過性トップシートが、吸収性コアの上に横たわり、吸
収性コアに面する後側表面と、物品を着用した時に着用者の身体に面して接触す
るように適合された前側表面とを有する。一対のサイドフラップが吸収性コアの
側縁から横断方向外側に延出し;各フラップが、吸収性物品を着用した時に着用
者の衣料に面するように適合された液体不透過性の外側表面と、吸収性物品を着
用した時に着用者の身体に面するように適合された内側表面とを有し;吸収性物
品のバックシートを下着の内股部表面に対する所望の位置に最初に置いた後、下
着股部領域のそれぞれの縁の周りで各フラップを折った時、フラップが少なくと
も部分オーバーラップ関係になることができる十分な距離を、各フラップが吸収
性コア長手方向軸から横断方向に延出し;少なくとも1つのサイドフラップが、
その少なくとも1つのサイドフラップ内に形成された、横断方向に間隔を置いて
長手方向に延出する複数の平行な峰と交互の平行な溝とで画定される弾性伸張性
の区域を有し、吸収性物品を下着の内部股部表面に対する所定の位置に配置した
時に、その少なくとも1つのサイドフラップにかかる応力に応じて、その少なく
とも1つのサイドフラップが弾性的に伸びることが可能となる。
【0006】 本発明の別の態様により、脆弱線が吸収性物品の少なくとも1つのサイドフラ
ップ内に形成されて、使用後に物品を素早く問題なく取り外すことが容易になる
。 本発明の更なる態様により、吸収性物品を折る方法が提供され、使用前と使用
後の両方で吸収性物品の身体接触表面を囲んで清潔さを維持する。
【0007】 (発明の詳細な説明) 本明細書で使用する次の用語は、以下に記す意味を有する: 「吸収性物品」は、身体滲出物と排出物を吸収して封じ込めるような身体上の
位置で、人に着用されるまたは人体の上に支持されることを意図する物品に対し
て適用する; 「使い捨て」は、洗濯すること、または違った吸収製品として再使用を可能に
するために処理するかまたは復旧することを意図せず、1回の使用の後に廃棄す
ることを意図し、好ましくはリサイクルするか、堆肥化するか、または環境に受
け入れられる方法で処分することを意図する、吸収性物品に対して適用する; 吸収性物品に適用する「一体型」は、調和された統一体を形成するように一緒
に合わせ結合された別個の部品からなり、意図した目的を果たすために別個のホ
ルダー及びパッドなどの付属品または離れた別個の部品を必要としない吸収性物
品を指す; 「生理用ナプキン」は、尿生殖部の通常外側の外から見える女性生殖器に隣接
する外陰部域に、女性により着用され、着用者の身体から生じる月経液、尿、及
びその他の膣排出物などの液体を吸収して封じ込めることを意図する一体型使い
捨て吸収性物品を指し;「パンティライナー」と呼ばれることもある物品などの
他の女性用衛生パッドまたは月経パッドや、失禁パッドと呼ばれることもある吸
収性パッドなどの他の吸収性物品や、着用者の膣裂溝の一部内に、且つ、一部外
に配置される陰唇間装置などを含む。
【0008】 吸収性物品の全体構造 本発明による使い捨て吸収性物品の好ましい一実施態様は、幾つかの図面に示
す型の構造を有することができる月経パッドまたは生理用ナプキンである。特に
図1と2を参照すると、本発明による一体型の使い捨て吸収性物品20が示され
る。物品20は、平らで薄くて可撓性のある液体透過性トップシート22と、ト
ップシート22より厚い液体吸収性コア22と、平らで薄い液体不透過性バック
シート26を含む。図2に見るように、物品20の主な外側に面する表面は、ト
ップシート22とバックシート26により画定される。吸収性コア24は、トッ
プシート22とバックシート26の間に配置される。吸収性物品20の使用中、
トップシート22は、液体が身体から排出される場所に近く隣接して、若しくは
着用者の体に押し付けてまたは隣接して配置することを意図されており、その結
果、排出された液体が、トップシート22を通過して、吸収性コア24に集めら
れ吸収される得る。
【0009】 吸収性物品20の使用中に、トップシート22は、液体が身体から排出される
地点に近く隣接して、若しくは着用者の体に押し付けてまたは隣接して配置する
ことを意図されてており、その結果、排出された液体が、トップシート22を通
過して、吸収性コア24に集められ吸収され得る。バックシート26は、着用者
の身体に対して最も外側にあり、吸収性コア24に吸収され運搬された液体が、
着用者が吸収性物品20に隣接して着用している衣料を濡らすのを防ぐように働
く。図1は、使用のために着用者の身体に隣接して配置する前の、平らに広げた
状態の、吸収性物品20の上平面図である。トップシート22は図を見る人に対
して最も上にあり、バックシート26は、最も下にある。したがって、図1に示
す吸収性物品20の向きでは、吸収性コア24の最も上側の液体吸収性表面28
は、トップシート22に接触している表面であり、また物品20を使用中に着用
者の身体に面して隣接する面であり、図1を見る人に面して示される。逆に、吸
収コア24の最も下の表面30は、吸収性物品20を使用中に着用者の身体から
離れるように面してバックシート26に接触しており、したがって最も下側の表
面30は図1では見ることができない。 図2は、吸収性物品20の全体構造、並びにトップシート22と吸収性コア2
4とバックシート26の相対位置を、より明瞭に示す断面図である。
【0010】 バックシートの構造 バックシート26は、液体(例えば、経血及び/または尿)不透過性であり、
吸収性コア24に吸収して収容された液体が、吸収性物品20に接触する可能性
があるパンツ、パジャマ、下着などの衣料物品を濡らすのを防ぐ。好ましくは、
バックシート26は、薄くて可撓性の液体不透過性プラスチックフィルムで製造
するが、その他の可撓性の液体不透過性の材料を使用することもできる。本明細
書で使用する用語「可撓性」は、順応性があり、人間身体の通常の形と外形に容
易に適合することができる材料について言う。したがって、バックシート26は
、柔らかい可撓性の液体不透過性織布または不織布材料で、あるいは、例えばポ
リエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性フィルムなどの可撓性の液体不透過
性ポリマーフィルムで、あるいはフィルム被覆不織布などの柔らかい可撓性の液
体不透過性複合材料で、製作することができる。好ましくは、バックシート26
は、厚さ約0.012mm(0.5ミル)〜約0.051mm(2.0ミル)の
薄いポリエチレンフィルムで形成する。好適なポリエチレンフィルムの例として
は、オハイオ州(Cincinnati, Ohio)のクロペイ社(Clopay Corporation)によ
り製造されてP18−0401の表記で販売されるフィルムがあり、インディア
ナ州(Terre Haute, Indiana)のトレドガー社(Tredegar Industries, Inc.)
により製造されて、XP−39385の表記で販売されるフィルムがある。ポリ
マーフィルムの形態で提供される場合は、バックシート26は、有利には、所定
のエンボスパターンでエンボス加工するか、またはマット仕上げして、より布様
の外観をその表面に形成することができる。更に、バックシート26は、任意選
択として、蒸気の通過を許す可撓性の液体不透過性材料で作ることもできる。し
たがって、このようなバックシートを使用すると通気性があるので、蒸気が吸収
性コア24を逃れてバックシート26を通過することができる一方、同時に、液
体または他の滲出物が吸収性コア24からバックシートを通過することは阻止さ
れる。
【0011】 吸収性コアの構造 吸収性コア24は、身体性液体(例えば、経血及び/または尿)を吸収し保持
できるものならば、どのような材料とすることもできる。例えば、吸収性コア2
4は、生理用ナプキン及び他の使い捨て吸収性物品で普通に見られる型の、幅広
い様々な液体吸収性材料で作ることができる。好適な吸収材料の特定の例として
は、一般に「エアフェルト」と呼ばれる粉砕木材パルプ、縮みセルロース詰め物
、コフォームを含むメルトブローポリマー類、化学的に剛化、修飾または架橋し
たセルロース繊維類、織縮ポリエステル繊維などの合成繊維類、ピートモス、テ
ィッシュラップ及びティッシュラミネートを含むティッシュ、吸収性フォーム類
、吸収性スポンジ類、超吸収体ポリマー類、吸収性ゲル材料、液体吸収可能ない
ずれかの同等材料、及び前記材料の組み合わせまたは混合物などが挙げられる。 吸収性コア24の構成と構造は、図面に示すものから変更することもできる。
例えば、吸収性コア24は、広く様々な大きさと形状に形成することができ、長
方形、楕円形、砂時計形、犬の骨形、非対称形などを含むもこれには限定されず
、また吸収性コア24の中心では隣接するその縁よりも厚い輪郭など、コアの様
々な部分で様々な厚さの区域を有することができる。更に、吸収性コア24は、
親水性勾配、超吸収性勾配、または低密度及び低平均坪量の獲得帯を有すること
ができ、あるいは1つ以上の追加の層または構造を含むこともできる。しかしな
がら好ましくは、吸収性コア24の液体吸収容量は、吸収性物品の予定する使用
期間と条件に基づく予想液体負荷に適合するように製作する。この点に関して、
吸収性コアの物理的な大きさと吸収容量は、失禁パッド、パンティライナー、標
準生理用ナプキン、または夜間用の生理用ナプキンなどの吸収性物品の様々な使
用条件に対応するように変更することができる。
【0012】 本発明による生理用ナプキン吸収性コアの形成に使用できる吸収性構造のさら
なる例は、1990年8月21日にオズボーン(Osborn)へ発行された「薄い可
撓性のある生理用ナプキン(Thin, Flexible Sanitary Napkin)」という名称の
米国特許第4,950,264号、1986年9月9日にワイスマン(Weisman
)らへ発行された「高密度吸収性構造(High-Density Absorbent Structures)
」という名称の米国特許第4,610,678号、1989年5月30日にアレ
マニー(Alemany)らへ発行された「低密度低坪量の獲得帯を有する高密度吸収
性部材(High Density Absorbent Members Having Lower Density and Lower Ba
sis Weight Acquisition Zones)」という名称の米国特許第4,834,735
号、及び1986年10月22日に出願人としてのプロクターアンドギャンブル
社(The Procter & Gamble Company)の名でデュエンク(Duenk)らを発明者と
して特定して公開された欧州特許出願番号0198683とに記載されている。
上記特許のそれぞれの開示は、完全に再記述したかの如く、参考として本明細書
に取り入れる。
【0013】 トップシートの構造 トップシート22は、順応性があり、柔らかな感触であり、着用者の皮膚を刺
激しないのが好ましく、当然液体透過性であって、液体(例えば、経血及び/ま
たは尿)が容易にその厚みを通過して吸収性コアへ入ることができる。好適なト
ップシート22は、広い範囲の液体透過性の材料により製作することができ、織
布材料または不織布材料、孔あき成形熱可塑性フィルム、孔あきプラスチックフ
ィルム、及び油圧成形熱可塑性フィルム等の高分子材料、多孔質発泡体、網状発
泡体、網状熱可塑性フィルム、及び熱可塑性スクリムが包含される。好適な織布
材および不織布材には、天然繊維(例えば、木繊維または木綿繊維)、合成繊維
(例えば、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維等の高分
子繊維)、または天然繊維と合成繊維の組み合わせが挙げられる。
【0014】 好ましいトップシート構造として、孔あき成形液体透過性フィルムがある。孔
あき成形フィルムがトップシートに好ましいのは、身体滲出物に透過性であるの
に、非吸収性であり、したがって湿ったと感じないからである。その上、かかる
フィルムは、通過した液体が吸収性コアから逆流しトップシートを通過して着用
者の身体を濡らすことが少ない傾向を、好都合にも示す。したがって、身体に接
触する孔あき成形フィルムの表面は乾燥したままであり、これにより身体汚れが
減少し、吸収性物品を着用している人にとり更に心地良い感触を起因する。好適
な孔あき成形フィルムに関しては、1975年12月30日にトンプソン(Thom
pson)へ発行された「テーパ付き毛管を有する吸収性構造(Absorptive Structu
res Having Tapered Capillaries)」という名称の米国特許第3,929,13
5号、1982年4月13日にムラン(Mullane)らへ発行された「汚れ防止ト
ップシートを有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article Havin
g A Stain Resistant Topsheet)」という名称の米国特許第4,324,246
号、1982年8月3日にラデル(Radel)らへ発行された「繊維様特性を示す
弾力性プラスチックウエブ(Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber-Like Pr
operties)」という名称の米国特許第4,342,314号、1984年7月3
1日にアール(Ahr)らへ発行された「非光沢視覚表面と布様触感を示す巨視的
に拡大された三次元プラスチックウエブ(Macroscopically Expanded Three-Dim
ensional Plastic Web Exhibiting Non-Glossy Visible Surface and Cloth-Lik
e Tactile Impression)」という名称の米国特許第4,463,045号、及び
1991年4月9日にベアード(Baird)へ発行された「多層高分子フィルム(M
ultilayer Polymeric Film)」という名称の米国特許第5,006,394号と
に記載されている。上記特許のそれぞれの開示は、完全に再記述したかの如くに
、参考として本明細書に取り入れている。
【0015】 本発明に好ましいトップシートとして、上記特許の1つまたは複数に記載され
ている孔あき成形フィルムがあり、またオハイオ州(Cincinnati, Ohio)のプロ
クター・アンド・ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)により製造販
売されている生理用ナプキンの一部に含まれているトップシートがあり、「DR
I−WEAVE」と呼ばれている。 本発明の殊に好ましい実施態様では、孔あき成形フィルムトップシートの身体
側表面は、親水性であり、身体表面が親水性でない場合に比べてより速い速度で
液体がトップシートを貫通するのを容易にする。トップシートのこの特性により
、月経または他の液体が予定どおりにトップシートの中を流れて吸収性コアに吸
収されるよりもむしろトップシートの表面から流れ去るという可能性を減少する
。好ましい一実施態様では、界面活性剤が孔あき成形フィルムトップシートの高
分子材料に取り込まれており、これに関しては1997年7月1日に発明者アジ
ズ(Aziz)他の名で公開された「不織布と穴あきフィルムカバーシートを有する
吸収性物品(Absorbent Article Having A Nonwoven and Apertured Film Cover
sheet)」という名称の米国法定発明登録番号H1,670に記載され、その特
許の開示を完全に再記述したかの如くに参考として本明細書に取り入れる。
【0016】 別法として、トップシートの身体に面する表面を1990年8月21日にオズ
ボーン(Osborn)へ発行された「薄い可撓性の生理用ナプキン(Thin, Flexible
Sanitary Napkin)」という名称の米国特許第4,950,254号に記載され
ているような方法で界面活性剤で処理することにより親水性とすることもでき、
、その特許の開示を完全に再記述したかの如くに参考として本明細書に取り入れ
ている。
【0017】 構造の幾つかの要素の組み立て トップシート22とバックシート26は、互いに同じ広がりであるのが好まし
く、結合シーム31に沿って互いに結合されたそれぞれの最外側縁を有し、結合
シーム31は吸収性コア24の周辺縁の外方向へか、または、隣接してか、いず
れかへ延出し、その結果、吸収性コア24がトップシート22とバックシート2
6の間に配置されて保持される。更に、バックシート26とトップシート22も
好ましくは、互いに吸収性コア24に、且つ吸収性コア24の外側で好適な取り
付け配置(図示せず)により結合され、好適な取り付け配置の幾つかは当業者に
は既知である。更に、バックシート26とトップシート22も好ましくは、互い
に吸収性コア24に、且つ吸収性コア24の外側で好適な取り付け配置(図示せ
ず)により結合され、好適な取り付け配置の幾つかは当業者には既知である。例
えば、バックシート26やトップシート22若しくは両方は、吸収性コア24に
、若しくはそれぞれ互いに、均一で厚い連続接着剤層、パターン化した不連続の
接着剤層、または間隔を置いた線、スパイラル、点、または他の間隔を置いた形
態の不連続接着剤域の配列で、固定することができる。この目的のために十分で
あると判明した接着剤としては、ミネソタ州(St. Paul, Minnesota)のフーラ
ー社(H. B. Fuller Company)によりHL−1258及びH−2031の表記で
製造されるものがある。
【0018】 バックシートとトップシートを結合する好ましい取付配置には、接着剤の開放
パターン網状フィラメントが含まれ,1986年3月4日にミネトラ(Minetola
)らへ発行された「使い捨て排出物封じ込め衣料(Disposable Waste-Containme
nt Garment)」という名称の米国特許第4,573,986号にて開示されてお
り、この特許の開示を完全に再記述したかの如くに本明細書に取り入れる。好適
な取付配置の別の形態の例としては、スパイラルパターンに渦を巻く数本の接着
剤フィラメントを含む開放パターン網状フィラメントがあり、1975年10月
7日にシュプラーグジュニア(Sprague, Jr.)へ発行された米国特許第3,91
1,173号と、1978年11月22日にジーカー(Ziecker)他へ発行され
た「接着剤スプレーガン及びノズル取付具(Adhesive Spray Gun and Nozzle At
tachment)」という名称の米国特許第4,785,996号と、1989年6月
27日にウェレニッツ(Werenicz)へ発行された「伸縮性の糸様または小リボン
様弾性要素を平らな基材に永久的に結合する方法並びにフォイルストリップのフ
ィルムにフリル部分を作るためのその使用(Process for the Permanent Joinin
g of Stretchable Threadlike or Small Ribbonlike Elastic Elements to a Fl
at Substrate, as well as Use Thereof for Producing Frilled Sections of F
ilm of Foil Strip)」という名称の米国特許第4,842,666号とに示さ
れる装置と方法から適用することができる。上記特許のそれぞれの開示は、完全
に再記述したかの如くに、参考として本明細書に取り入れる。
【0019】 あるいは、バックシートとトップシートと吸収性コアの間の取り付けは、熱接
着、圧力接着、超音波接着、動的機械的接着、または当業者既知の他の好適な取
付配置、及びいずれかのかかる取付の組合せの形態で実施することができる。 トップシート22、バックシート26、及び吸収性コア24は、様々な周知の
構成(所謂「筒」製品、または所謂「サイドフラップ」製品を含む)に形成し組
み立てることができるが、本発明の利点をもたらすための、かかる物品の幾つか
の要素の好ましい生理用ナプキンの構造的配置は、1990年8月21日にオス
ボーン(Osborn)へ発行された「薄い可撓性の生理用ナプキン(Thin, Flexible
Sanitary Napkin)」という名称の米国特許第4,950,264号と、198
4年1月10日にドスマレーズ(DesMarais)へ発行された「複合生理用ナプキ
ン(Compound Sanitary Napkin)」という名称の米国特許第4,425,130
号と、1982年3月30日にアール(Ahr)へ発行された「縁取りした使い捨
て吸収性物品(Bordered Disposable Absorbent Article)」という名称の米国
特許第4,321,924号と、1987年8月18日にティルブルク(Van Ti
lburg)へ発行された「フラップを有する形成された生理用ナプキン(Shaped Sa
nitary Napkin With Flaps)」という名称の米国特許第4,687,478号と
に記載される構造に、大略一致し得る。この点に関して、前記特許のそれぞれの
開示は、完全に再記述したかの如くに、参考として本明細書に取り入れる。
【0020】 液体輸送層 任意に、1つ以上の輸送層23(図2参照)を、トップシート22と吸収性コ
ア24との間に配置することができ、または輸送層をトップシート22の衣料に
面する表面に取り付けて、複合トップシートを形成することもできる。輸送層は
幾つかの機能を行うことができ、着用者が湿り感を経験する可能性を更に減少す
るために、吸収性コア24を着用者の皮膚からやや大きく距離を置くこと、及び
吸収性コア24の上表面28に沿い且つ横断する液体滲出物の横断方向輸送を毛
管効果により向上することも含まれる。吸収性コア24の表面上における液体滲
出物の横断方向輸送の向上すなわち毛管輸送は、これによって吸収性コア24の
内部への液体滲出物のより均一な配分が推進されるので、好ましい。その結果、
液体滲出物が最初に吸収性物品に接触した点における吸収性コアの局部範囲のみ
での吸収とは反対に、液体吸収に吸収性コア24の全体吸収容量が、輸送層23
によってさらに効率的に利用できるので、これがない場合に比べ、吸収性物品2
0を薄くすることが可能になる。本明細書でいう毛管効果には、吸収性コアに対
しての、吸収性コアの表面に沿った、及び吸収性コアの中へ入る、一次元、二次
元、または全次元(すなわち、X−Y平面及び/またはZ方向)での、液体輸送
を含む。
【0021】 輸送層23は、幾つかの様々な材料で製作することができ、ポリエステル、ポ
リプロピレン、またはポリエチレンを含むことができる合成繊維類の薄い不織布
ウエブまたは織布ウエブ、木綿またはセルロース等の天然繊維類、天然繊維類及
び合成繊維類のブレンド、及びいずれかの等価な材料または材料の組合せが含ま
れる。輸送層とトップシートの両方を有する生理用ナプキンの構造は、1990
年8月21日にオズボーン(Osborn)へ発行された「薄い可撓性の生理用ナプキ
ン(Thin, Flexible Sanitary Napkin)」という名称の米国特許第4,950,
264号と、1993年6月24日に国際公開番号WO93/11725にて公
開された「融着した層を有する吸収性物品(Absorbent Article Having Fused L
ayers)」という名称の公開済PCT出願番号PCT/US92/09716と
により完全に記載されている。上記公開のそれぞれの開示は、完全に再記述した
かの如くに、参考として本明細書に取り入れる。好ましい実施態様では、輸送層
23は、ウエブを相互接合するためのいずれかの従来手段により、最も好ましく
は融着によりトップシート22と接合しており、上記特定したPCT公開にさら
に完全に記載されている。
【0022】 追加的な吸収性シート 任意に、平らな薄い吸収性下側シートを、トップシート22とバックシート2
6の間に、特に外側に延出するサイドフラップ34と36により画定される区域
に、配置することができる。図1と2に示す実施態様では、トップシート22と
バックシート26の間に、かかる平らな薄い吸収性下側シート25を示す。吸収
性下側シート25は、身体側表面または各フラップの上に延出し、また吸収性コ
ア24の下にある。この位置的配置は、製造の便のために好ましい。これはまた
、追加的な吸収容量をもたらすことになり、吸収性物品の機能を強化する。吸収
性下側シート25は、吸収性コア24により吸収されなかった、または物品を着
用中に着用者の動きの結果として絞り出された身体液を吸収することができる。
吸収性下側シート25は、普通に圧縮性があって可撓性があり、着用者の皮膚を
刺激しない。吸収性下側シート25は、吸収性コア24の作成のために上記で特
定したどの材料からでも製作することができる。吸収性下側シート25は、望む
ならばティッシューペーパーで作っりフラップの全体の厚さを最小にすることも
できるが、望むならばより厚い吸収性材料とすることもできる。
【0023】 図1の実施態様の説明 図1を再度参照すると、生理用ナプキンの形態の吸収性物品20の実施態様が
示され、吸収性コア24は、伸長した形状で、長手方向中心軸38と横断方向中
心軸40を有する。図示のように、吸収性コア24は、各軸38と40の周りで
対称であり、円形端部42と44を有する。更に図1に見るように、吸収性コア
は、長手方向端部42と44において、中心45におけるよりも幅が広い。 本明細書で使用する用語「長手方向」は、起立した物品の着用者を通過し、着
用者を等しい左半分と右半分に二等分する垂直面と概ね一列になり(例えば、概
ね並行する)吸収製品20の平面内の線、軸線、または方向を指す。本明細書で
使用する用語「横断方向」及び「横断方向」は、互いに互換性があり、長手方向
の線、軸、または方向に概ね垂直な、吸収性物品20の平面内の、線、軸、また
は方向を指す。 好ましくは、各トップシート22とバックシート26のそれぞれの長さと寸法
は、吸収性コア24の対応する寸法よりも大きい寸法を有する。したがって、各
トップシート22とバックシート26は、吸収性コア24の各端部42と44、
並びに側縁46と48を越えて延出し、これによって吸収性物品20の外側また
は周辺部分のみならず、一対の横断方向外側に延出するサイドフラップ34と3
6を画定する。
【0024】 サイドフラップの構成と構造 サイドフラップ34と36は、吸収性コア24のそれぞれの側縁46と48に
隣接して且つ外側に延出する。吸収性物品20を下着の股部領域内で使用位置(
図6参照)に置く時、各フラップ46と48は着用者の下着すなわちパンティの
股部領域でそれぞれの脚部開口の内側縁を越えて緩く垂れ、その結果、パンティ
を着用した時フラップが着用者のパンティの各脚部開口でのそれぞれの内側縁と
着用者のそれぞれの大腿での内側部分の間に配置され、吸収性物品が着用者の身
体に隣接する好ましい位置となる。フラップ46と48がコアから外側に延出す
る横断方向距離は、各フラップをパンティの脚部開口でのそれぞれの内側縁の上
で折り曲げて、パンティ股部領域の外側に面する表面に対してフラップをオーバ
ーラップ関係に配置する時、フラップが少なくとも部分的にオーバーラップする
ことができるに十分な距離である。この点に関して、典型的な女性用パンティの
股部の幅は、さらに幅が広い国もあり得るも、概ね約5.0cm(1.9in.
)〜約7.5cm(2.95in.)の範囲の幅である。
【0025】 フラップ34と36は、少なくとも2つの目的に対して働く。第一に、フラッ
プは、着用者のパンティと着用者の大腿内側の間に配置されて、着用者の身体と
パンティが液体形態の身体滲出物で汚れるのを防ぐ。フラップは、パンティの脚
部開口の縁に沿って液体通過に対する障壁を形成することにより、その利点をも
たらす。第二に、オーバーラップしたフラップは、生理用ナプキンをパンティの
股部領域に沿って長手方向で適切な位置に保持する助けとなる。この点に関して
、1つまたは両方のフラップは、好適な取付手段を備え、フラップがパンティの
脚部開口での内側縁の周りでパンティの股部領域の外側表面に対して折り曲げら
れた後に、パンティの外側すなわち衣類に面する表面に隣接して互いに取り付く
ことができる。 本発明による生理用ナプキンに使用するに好適または適合可能なサイドフラッ
プを有する幾つかの生理用ナプキンの構造が、1987年8月18日にティルブ
ルク(Van Tilburg)へ発行された「フラップを有し形成された生理用ナプキン
(Shaped Sanitary Napkin With Flaps)」という名称の米国特許第4,687
,478号と、1986年5月20日にティルブルク(Van Tilburg)へ発行さ
れた「生理用ナプキン(Sanitary Napkin)」という名称の米国特許第4,58
9,876号と、1986年8月26日にマッティングリ(Mattingly)へ発行
された「生理用ナプキン取付手段(Sanitary Napkin Attachment Means)」とい
う名称の米国特許第4,608,047号とに開示されている。上記特許のそれ
ぞれの開示は、完全に再記述したかの如くに、参考として本明細書に取り入れる
【0026】 フラップ34と36は、トップシート22とバックシート26を作るのに使用
するものと類似の材料、並びにティッシュまたはこれら材料の組合せを含む様々
な好適な材料で、図1,3,及び4に示す形状を含む様々な形状に作ることがで
きる。 図1と2に示す実施態様では、フラップ34と36は、それぞれバックシート
26とトップシート22の横断方向延長部であり、概ね台形である。したがって
、フラップ34と36は、それぞれ2層構造であり、各フラップの身体接触表面
はトップシート22のものと同じ柔らかい材料であり、各フラップの衣料に面す
る表面はバックシート26のものと同じ材料である。このような2層構造は、フ
ラップの身体に接触する表面が、柔らかい、順応性のある、着用者の心地よさを
増す刺激のない感じをもたらす点で好ましい。そして、フラップの衣料に面する
表面の液体不透過性質により、着用者の衣服に対する追加的な防御がもたらされ
る。
【0027】 フラップ締結装置 図1に示すように、各フラップ34と36は、パンティの股部領域での最外側
表面の上に折り曲げ、これに対して配置した後にフラップを互いに固定するため
の、好適なフラップ締結装置のそれぞれの要素を伴う。締結装置は、第一の締結
要素52と第二の締結要素54を包含し、そのそれぞれが機械的締結要素を包含
し得る。本明細書で使用するとき用語「機械的締結要素」は、互いに機械的に係
合し、フラップがオーバーラップする程度の範囲に亘ってフラップが互いに対し
て取り付くことを可能にする締結要素を包含する。かかる機械的締結要素には、
VELCRO(登録商標)または他のフック・ループ型(hook- and loop-type
)ファスナー要素など、機械的な係合により位置可変の取付けを達成できる周知
のどの締結要素をも含む。かかるフック・ループ型ファスナー要素としては、1
991年10月22日にトーマス(Thomas)らへ発行された「機械的固定突起(
Mechanical Fastening Prong)」という名称の米国特許第5,085,247号
と、1992年5月26日にトーマス(Thomas)らへ発行された「機械的締結具
製造方法(Process for Producing a Mechanical Fastener)」という名称の米
国特許第5,116,563号とに開示されるものを含むる。本明細書で使用す
るとき「位置可変」締結要素は、締結具要素のオーバーラップ位置の範囲に亘っ
て互いに締結が可能であり、各締結具要素の相互に関する正確な位置決めを要し
ない、締結要素である。
【0028】 第一の締結具要素が機械的閉止要素を包含する場合、第二の締結具要素は、「
同一の」相補的な機械的締結要素を包含することができる。あるいは、第二の締
結具要素は、「全く異なった」相補的な機械的締結要素を包含することもできる
。 本明細書で使用する用語「相補的」を締結具装置に適用するとき、2構成要素
の締結装置の構成要素について言い、構成要素がその間に固定関係をもたらすよ
うに互いに係合可能であり、固定関係は構成要素の意図しない分離には抵抗する
が、構成要素に十分大きな分離力をかけると構成要素を手で分離することができ
るものである。構成要素は、それ自身に接着する接着剤のようにそれぞれが同じ
材料であってよく、あるいは、接着剤と接着剤が接着する表面のように、または
フック締結具要素とループ締結具要素のように、それぞれが異なる材料であって
もよい。
【0029】 本明細書で使用する用語「同一の」を相補的な機械的締結要素に適用するとき
、第一の締結具要素の係合要素と第二の締結具要素の係合要素が同じ構成を有し
、且つ、締結具要素を互いに保持するために連結するそれぞれの構造を有してい
る機械的な締結装置を特定する。かかる装置の例が、1982年4月16日にブ
ラウン(Brown)らへ発行された「締結具の形成に使用された2細片材料(Two S
trip Materials Used For Forming Fasteners)」という名称の米国特許第4,
322,875号に開示され、この開示は完全に再記述したかの如くに参考とし
て本明細書に取り入れる。 本明細書で使用する用語「異なる」を相補的な機械的締結要素に適用するとき
、例えばフックに基づく締結材料とループに基づく締結材料のように、第一の締
結具要素が第二の締結具要素と構造的に異なるがそれと係合可能である、機械的
締結装置を指す。例えば、第二の締結具要素がループに基づく締結材料の場合、
第一の締結具要素はフックに基づく締結材料であり、逆も成り立つ。 本明細書で使用するとき用語「フックに基づく締結材料」は、係合要素を有す
る材料を特定する。したがって、フックに基づく締結材料は、雄締結具と呼ぶこ
ともできる。用語「フック」の使用は、その係合要素が、ループに基づく締結材
料または別のフックに基づく締結材料など相補的な機械的閉止要素と係合するよ
うに適合されている限り、当業者に既知の係合要素等のどの好適な形状であって
もよいという意味で、非制限的であることは理解されるべきである。。
【0030】 フックに基づく締結材料は、これら要素間に確実な連結をもたらすために、ル
ープに基づく締結材料の繊維要素と機械的に係合するよう適合されているのが好
ましい。したがって、本発明によるフックに基づく締結材料は、広い範囲の材料
で作ることができる。好適な材料としては、ナイロン、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、またはこれら材料もしくは当業者に既知の他の好適な材料のいずれかの
組合せなどが挙げられる。好適なフックに基づく締結材料は、ミネソタ州(St.
Paul, Minnesota)のミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング
社(Minnesota Mining and Manufacturing Company)から購入可能なスコッチメ
イト(SCOTCHMATE)銘柄番号FJ3402で指定された材料の裏材から突き出た
幾つかの成形した係合要素を含む。係合要素は、フック、「T」、マッシュルー
ム、または当業者に既知の他のいずれかの効果的な形状などのどの形状であって
もよい。好適なフックに基づく締結材料が、1989年7月11日にスクリップ
ス(Scripps)へ発行された「改良した締結装置を有する使い捨ておむつ(Dispo
sable Diaper Having An Improved Fastening Device)」という名称の米国特許
第4,846,815号に開示され、この開示は完全に再記述したかの如くに参
考として本明細書に取り入れる。
【0031】 特に好ましいフックに基づく締結材料は、熱可塑性材料で形成された突起の配
列を含む。ホットメルト接着性熱可塑性材料、特にポリエステル及びポリアミド
ホットメルト接着剤は、フックに基づく締結材料の突起を形成するのに特によく
適する。突起は、変形したグラビア印刷法を使用して、熱可塑性材料を溶けた状
態にて個別の単位で基材に転写し、熱可塑性材料の一部が分裂する前に伸長可能
な方法で材料を分裂させ、伸びて溶けた材料を「凍結」すなわち固化して突起と
することにより、製造するのが好ましい。この好ましいフックに基づく締結材料
並びにかかるフックに基づく締結材料の製造方法及び製造装置は、1990年8
月8日に公開されプロクターアンドギャンブル社(The Procter & Gamble Compa
ny)が所有する欧州特許出願番号0381087に、より完全に記載され、この
特許の開示は完全に再記述したかのごとくに参考として本明細書に取り入れる。
【0032】 ループに基づく締結材料は、一般的に、相補的なフックに基づく締結材料の係
合要素と係合できる複数の繊維要素を供給する。ループに基づく締結要素は、広
い範囲の材料で製造することができ好ましくはループの形態である、繊維要素を
提供する。 ループに基づく締結要素を形成することができる好適な材料として
は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、これら材料の組合せ、及び当業
者に既知の他の好適な材料などが挙げられる。1つのかかる好適なループに基づ
く締結材料には、裏材から外側に突き出した多数の繊維ループが包含され、例え
ばミネソタ州(St. Paul, Minnesota)のミネソタ・マイニング・アンド・マニ
ュファクチャリング社(Minnesota Mining and Manufacturing Company)から購
入可能なスコッチメイト(SCOTCHMATE)銘柄ナイロン織りループ番号SJ340
1で指定された材料などがある。他の購入可能なループに基づく締結材料として
は、ナイロン裏材から外側に突き出した複数のナイロンフィラメントループを有
するトリコット編布が包含され、例えばノースカロライナ州(Greensboro, Nort
h Carolina)のギルフォード・ミルズ(Guilford Mills)から購入可能なループ
に基づく締結材料などがある。
【0033】 好適で比較的安価なループに基づく締結材料、及びかかるループに基づく締結
材料の製造方法が、1988年11月2日に公開されプロクターアンドギャンブ
ル社(The Procter & Gamble Company)が所有する欧州特許出願番号02891
98に記載され、この特許の開示は完全に再記述したかのごとくに参考として本
明細書に取り入れる。 ループに基づく締結材料は、織布もしくは不織布、またはいずれかの他の型の
当業者に既知の好適な繊維性材料もしくはループ含有材料であってもよい。ルー
プに基づく締結材料として使用するに好適な不織布材料の例は、吸収性物品20
のトップシート22として使用するに有効であると本明細書で特定したものを包
含する。本発明の好ましい一実施例では、ループに基づく締結材料が、トップシ
ート22を作る不織布材料である。
【0034】 第一の締結要素と第二の締結要素のそれぞれが、フックに基づく締結材料及び
ループに基づく締結材料を包含している機械的閉止要素を構成する締結装置の例
が、1989年9月26日にスクリップス(Scripps)へ発行された「使い捨て
吸収性物品用の接着剤テープ処分手段を有する機械的締結装置(Mechanical Fas
tening Systems With Adhesive Tape Disposal Means For Disposable Absorben
t Articles)」という名称の米国特許第4,869,724号に開示されている
。機械的閉止要素を利用する締結装置はまた、1989年7月11日にスクリッ
プス(Scripps)へ発行された「改良した固定装置を有する使い捨ておむつ(Dis
posable Diaper Having An Improved Fastening Device)」という名称の米国特
許第4,846,815号と、1990年1月16日にネストガード(Nestegar
d)へ発行された「改良したフック固定部分を有する使い捨ておむつ(Disposabl
e Diaper With Improved Hook Fastener Portion)」という名称の米国特許第4
,894,060号にも開示されている。接着閉止要素と機械的閉止要素の組合
せを有する一次締結装置が、1990年8月7日にバットレル(Battrell)へ発
行された「感圧接着剤締結具及びその製造方法(Pressure-Sensitive Adhesive
Fastener And Method of Making Same)」という名称の米国特許第4,946,
527号に開示されている。上記特許のそれぞれの開示は、完全に再記述したか
の如くに、参考として本明細書に取り入れる。
【0035】 別法として、締結装置は、接着材料の層を包含することができる。本発明で有
用な接着剤は、好ましくは周囲温度において軽い力をかけるだけで様々な型の表
面に接着するように処方された感圧接着剤である。接着剤取付層として本発明で
使用するのに特に好ましい接着剤として、当業者に既知のホットメルト感圧接着
剤がある。好適なホットメルト感圧接着剤の例として、クラトン(Kraton)を基
にして粘着付与剤と他の添加物を有する接着剤があり、例えば、ウィスコンシン
州(Elm Grove, Wisconsin)のフィンドレイ接着剤社(Findley Adhesives, Inc
.)からフィンドレイ(FINDLEY)990またはフィンドレイ(FINDLEY)H−2
085の商品名で販売されているものがある。
【0036】 好適な感圧接着剤のさらなる例としては、オハイオ州(Columbus, Ohio)のセ
ンチュリー接着剤社(Century Adhesives Corporation)により製造販売される
センチュリー(Century)A−305−IV、及びニュージャージー州(Bridgewat
er, New Jersey)のナショナルスターチアンドケミカル社(National Starch &
Chemical Company)により製造販売されるインスタントロック(Instant Lock)
34−2823がある。好適な接着剤締結具がまた、1990年4月17日にオ
ズボーンIII(Osborn, III)らへ発行された「フラップと応力除去手段を有する
生理用ナプキン(Sanitary Napkins Having Flaps and Stress Relief Means)
」という名称の米国特許第4,917,697号にて開示され、その開示は本明
細書前段において参考として取り入れている。本発明に関連して使用を意図する
感圧接着剤は、最初の接着取付結合が分離された後でも十分な粘着性を維持し、
十分に強い再取付結合ができる効果が残って、フラップを再び互いに確実に取り
付けることができる。
【0037】 感圧接着剤を吸収性物品に担持された接着剤層の形態で使用する場合、接着剤
が意図しない表面へ使用前に接触するのを防止するために、取り外し可能な剥離
ライナー細片で物品使用前の接着剤層をカバーすることができる。好適な剥離ラ
イナー細片として、BL30MG−A Silox E1/0及びBL30MG
−A Silox 4P/Oと呼ばれる購入可能な剥離ライナー細片が包含され
、ウィスコンシン州(Menasha, Wisconsin)のアクロシル社(Akrosil Corporat
ion)により製造販売されている。 第一の締結具要素が接着剤層である場合、第二の締結具要素は、剥離域である
のが好ましく、着用者が望むならば、締結具要素を分離して次に再取り付けでき
るようにする。接着剤がナプキンを所定の位置に保持するに十分な保持力でバッ
クシートに接着する型のものであり、しかもバックシートを破ることなく締結具
の連結を解除することができ、続いてナプキンを所定の場所に保持するに十分な
保持力で接着剤をバックシートに再取り付けできる場合、剥離域はバックシート
そのものとすることもできる。 接着剤とバックシートの配置が効率よく利用できるかどうかは、バックシート
材料の性質、その引張り強度、その表面の性質、バックシートから接着剤を剥離
するために必要な力によって決まる。バックシートが薄くて接着剤の第一締結具
要素をバックシートから取り外すことにより破れる可能性がある場合には、第二
の締結具要素は、強力な接着剤などでバックシートに確実に結合した、不連続の
別個の剥離層または剥離コーティングであるのが好ましい。剥離層または剥離コ
ーティングは、好ましくは、接着剤締結具要素が、剥離層に確実にしかし取り外
し可能に接着し、剥離層から取り外しでき、締結具要素を数回取り付け取り外し
した後でも、良い結合をもたらす十分な粘り強さで剥離層に再接着できる表面を
有する。
【0038】 締結装置要素は更に、接着剤締結具要素と機械的締結具要素の組合せを包含す
ることができる。例えば、締結具要素は、フックに基づく締結材料とフックに基
づく締結材料に併置した接着剤取付層などの組合せ締結具を包含することができ
、またはフックに基づく締結材料の一部の上にコートした接着剤層を有するフッ
クに基づく締結材料などの機械的閉止要素を包含することができる。機械的要素
と接着剤要素の組合せを有する締結具の例として、非平滑化表面を有する感圧接
着剤締結具があり、例えば1990年8月7日にバットレル(Battrell)へ発行
された「感圧接着剤締結具及びその製造方法(Pressure-Sensitive Adhesive Fa
stener And Method of Making Same)」という名称の米国特許第4,946,5
27号に開示され、その特許の開示を完全に再記述したかの如くに参考として本
明細書に取り入れている。 受動的に活性化可能であり取付位置可変の締結具をもたらす締結装置には、別
法として、当業者周知の型のいずれかの粘着性材料を更に包含することができる
。例えば、粘着性材料の一形態を、発泡体、クレープゴムまたはラテックスゴム
等のゴム、他の接着剤、または高静電荷ビニル材料の短冊形態で形成することが
できる。高静電荷ビニル材料の分離可能な締結具が、1990年12月25日に
マクローリン(McLaughlin)らへ発行された「分離可能な締結装置(Separable
Fastening Device)」という名称の米国特許第4,979,613号に更に完全
に記載され、この特許の開示を完全に再記述したかの如くに参考として本明細書
に取り入れる。
【0039】 締結装置要素は、吸収性物品20に結合した別個の要素を含むことも、あるい
は物品の他の要素の1つと結合した一体の要素とすることもできる。例えば、ト
ップシート22は、他の取付要素と機械的に係合できる不織布ウエブなどの材料
で作ることができ、その材料はフックに基づく締結具材料とすることができる。
更に、バックシート26は、織物パターンを有すると共にバックシートの衣料に
面する表面の一部の上にコートした接着剤層を有するウエブで形成して、機械的
要素と接着剤要素の組合せ締結具を形成することができ、例えば、本明細書前段
で参照したバットレル(Battrell)へ発行された米国特許第4,946,527
号に示されている。これらのケースのおのおのでの取付要素は、吸収性物品の他
の要素と一体である。あるいは、取付要素は、吸収性物品に結合した別個の短冊
または当て布を包含することができる。 好ましい一実施態様では、第一の取付要素は、バックシートに結合したフック
に基づく締結材料の別個の当て布を包含してバックシートの外側表面の一部を形
成し、一方、第二の取付要素は、トップシート22の一部を形成する一体要素で
ある。
【0040】 ナプキン使用のための位置決め 使用に際して、吸収性物品は、既知のいずれかの保持または支持手段により、
着用者の身体に関して望みの位置に保持することができる。しかし好ましくは、
吸収性物品が図1と2に示す生理用ナプキン20の形態の場合、ナプキン20は
、着用者の下着すなわちパンティの中の股部領域での内側表面上に置かれ、ナプ
キンのバックシートの外側に面する表面上に担持された接着剤などの好適な締結
装置によりその場所に保持される。 図5は、パンティ60の断片の部分斜視図であり、股部領域62を示す。パン
ティ60は、前パネル64と、後パネル66から構成され、これらそれぞれの間
を前パネル64と後パネル66を連結する狭く長い股パネル68が延出する。更
に、パンティ60は、右脚部開口部70と左脚部開口部72を包含する。右脚部
開口部70は右側股縁74を画定し、左脚部開口部72は左側股縁76を画定す
る。図6は、パンティの股部領域62の中の作用位置にあるナプキン20をパン
ティ60と共に示す。
【0041】 生理用ナプキン20に担持された接着剤により、ナプキン20をパンティ60
の内側の股部領域62に便利に効果的に取り付けることができる。したがって、
図2にてより明瞭に示すように、バックシート26の外側の衣料に面する表面5
6の少なくとも一部は、好適な接着剤層58でコートされているのが好ましい。
当業者に既知のどの接着剤または膠でも、ナプキン20をパンティ60の内側の
股部領域62に取り付けるために使用できるが、感圧接着剤が好ましい。好適な
感圧接着剤として、オハイオ州(Columbus, Ohio)のセンチュリー接着剤社(Ce
ntury Adhesives Corporation)により製造されるセンチュリー(CENTURY)A−
305−IV、及びニュージャージー州(Bridgewater, New Jersey)のナショ
ナルスターチアンドケミカル社(National Starch & Chemical Company)により
製造されるインスタントロック(INSTANT LOCK)34−2823が挙げられる。
他の好適な接着剤締結装置が、1990年4月17日にオズボーンIII(Osbo
rn, III)らへ発行された「フラップと応力除去手段を有する生理用ナプキン(S
anitary Napkins Having Flaps and Stress Relief Means)」という名称の米国
特許第4,917,697号にて開示され、その開示は完全に再記述したかの如
くに参考として本明細書に取り入れる。
【0042】 好ましくは、取り外し可能な剥離ライナー細片59を、使用前の生理用ナプキ
ンの接着剤層58に対して覆ってカバーする関係に配置する。剥離ライナー細片
59は、接着剤層58の乾燥を防ぎ、清潔を保ち、ナプキンを使用のために配置
する前にパンティの股部領域以外の表面への接着を防ぐように働く。好適な剥離
ライナーの細片として、BL30MG−A Silox E1/0及びBL30
MG−A Silox 4P/Oと呼ばれる購入可能な剥離ライナー細片があり
、ウィスコンシン州(Menasha, Wisconsin)のアクロシル社(Akrosil Corporat
ion)により製造販売されている。他の好適な剥離ライナーが、本明細書前段で
参照した米国特許第4,917,697号に開示されている。
【0043】 生理用ナプキン20は、剥離ライナー細片59を取り外して、次にナプキンを
パンティ60の股部領域62の内側表面に対して図6に概略示す位置に置き、そ
の結果、接着剤層58が股部領域62でパンティ内側表面に接触し接着して、ナ
プキンをパンティの内部の所望の位置に維持することにより、配置し使用する。
パンティ内におけるナプキンの位置決め中に、サイドフラップ34と36は、そ
の間のいずれかの連結からも、どの別個の連結部材からも解放され、ナプキン2
0から垂れ下がってそれぞれの脚部開口部72と70へ延出するままとする。こ
のように配置すると、各サイドフラップ34と36は、それぞれの股縁76と7
4の上で横たわり、これらの縁を液体不透過性バックシート26でカバーし、こ
れらが吸収性コア24に保持された液体と接触するのを防ぐ。次に、股部領域の
所定の位置にあるナプキンをパンティと共に通常の方法で身に付けることによっ
て、着用者の脚がそれぞれの脚部開口へ延出し、そしてパンティを普通の着用位
置に引き上げることで、ナプキン20が着用者の膣裂溝に隣接して配置される。
必要または希望があれば、ナプキン20の位置は、股パネル68の内側表面に接
着結合保持しているナプキン20を剥離して、ナプキン20を股パネル68に関
して再配置し、次に再びナプキン20を股パネル68の内側表面に対して押しつ
けてその間に接着剤結合を再確立することにより、調整することができる。
【0044】 ナプキン20を最も効果的な吸収と心地よさが得られるよう適切に配置した後
、締結具要素52と54に担持されこれまで取り外されてないどの剥離細片をも
取り外す。最初に、フラップ34を、第一の締結具要素52が外側を向くように
股部パネル68の外側表面に対して置き、次にフラップ36をフラップ34の最
外側表面に対して置くと、その結果、締結具要素52と54が互いに緊密に接触
する。次に、ナプキン20を、パンティ60の内部の好ましい操作位置に、確実
に位置決めする。 ナプキン20を位置決めした後に、またはしばらく着用した後に、パンティ6
0に対するまたは着用者の膣裂溝に対するナプキンの位置が、液の効果的な吸収
のために適切でない場合、あるいは、多分最初に適切に位置決めしてなかったた
めに、ナプキンが以前の好ましい位置からずれた場合、ナプキンを容易に再位置
決めして再取り付けすることができる。そうするためには、フラップの相互連結
を解除し、ナプキンの接着剤域58をパンティの内側表面の股部域から連結解除
して、ナプキン20を所望の新しい位置に再位置決めする。その次に、接着剤層
58を再び股パネル68の内側表面に対して押しつけて、接着剤層58がパンテ
ィの内側表面で股部領域62に接触して接着し、ナプキンをパンティ内の所望の
新しい位置に保持する。次に、フラップを、以前と同じ方法で再取り付けする。
締結具要素は確実な再取付が効果的にできるようなものであるので、再取り付け
したナプキンは、新しい位置にとどまって、適切に機能し続ける。
【0045】 締結具要素の代替位置の説明 図1と2に示す実施態様では、第一の締結具要素52と第二の締結具要素54
は概ね長方形であり、各締結具要素はナプキン20の異なる主要面上に配置され
る。フラップ34に担持される第一の締結具要素52は、トップシート22の身
体に面する表面に配設されるが、フラップ36に担持される第二の締結具要素5
4は、バックシート26の衣料に面する表面56に配置される。また、図1に示
すように、各締結具要素52と54は、伸長した形態であり、それぞれが、吸収
性コア24の長手方向軸38に概ね平行な長手方向軸を有する。 締結具要素52は、感圧接着剤の層、フック・ループ型締結システムのフック
要素もしくはループ要素、またはフラップ34に担持された両面粘着テープの一
片である得る固定部材の形態とすることができる。両面粘着テープの形態である
場合、締結具要素52は、その外側に面する表面に感圧接着剤コーティングを有
し、好ましくは使用前のナプキンの接着剤コーティングの上にあってこれを保護
する剥離カバー細片53を包含する。同様に、締結具要素52が感圧接着剤の層
の形態である場合、これにも剥離カバー細片が含まれ、接着剤層をカバーして保
護することができる。締結具要素52は、約0.5インチ〜約3インチ程度の長
手方向長さと、約0.25インチ〜約1インチ程度の横断方向幅を有することが
できる。締結具要素52の長さと幅は、ナプキン長手方向中心線38に関する締
結具要素の横断方向位置を、フラップをオーバーラップ関係にした時、締結具要
素52と54が互いに少なくとも部分表面接触になるための適切な位置決めばか
りでなく、横断方向、フラップの形状にも影響される。
【0046】 第二の締結具要素54は、フック・ループファスナー装置の相補的な部分であ
り得、または感圧接着剤支持表面の取付け、剥離、及び再取付けが可能な剥離域
とすることができる、接触表面の形態で有り得る。第一の締結具要素52と同様
に、第二の締結具要素54も、伸長した形態とすることができ、ナプキンの長手
方向中心線38に関する締結具要素の横断方向位置並びにフラップの形状に影響
される長さと幅を有することができる。この点に関して、第二の締結具要素54
の長さは約0.5インチ〜約3インチ、幅は約0.25インチ〜約1インチとす
ることができる。あるいは、第一の締結具要素52が確実にかつ解放可能にバッ
クシート表面に連結可能ならば、第二の締結具要素54は、追加の要素は何も無
しに、バックシート26の衣料に面する表面56とすることができる。
【0047】 第一の締結具52と第二の締結具要素54の長手方向中心線38に関する横断
方向間隔は、部分的には、パンティ股幅の範囲によって決まる。本明細書で最初
に記したように、パンティ股幅は変化可能であり、一般的には、パンティの大き
さによって決まる。その結果、締結具要素間の間隔は、約4インチ〜約6.5イ
ンチ程度とすることができる。しかしながら、バックシート表面56そのものが
第二の締結具要素である場合には、各フラップをパンティの股部領域のそれぞれ
の縁に折り曲げた時、第一の締結具要素がフラップ36の最外側表面に接触する
位置にある限り、第一の締結具要素がどこに位置しているかは重要ではない。そ
の上、ナプキンをパンティに連結する場合には、このナプキン実施態様のフラッ
プ連結は、特定の折り手順、具体的には、フラップ34をパンティの股部領域の
外側表面の上に折った後フラップ36を折り、第一の締結具要素52がフラップ
36の表面を向いて、2つのフラップの間に確実な連結をもたらすことができる
ようにするという手順に従ってなされなければならないことは明白であろう。
【0048】 図7と8に示す本発明の他の実施態様では、ナプキン100のフラップ34と
36のそれぞれは、2つの締結具要素102と104を保持する。特定のフラッ
プにより担持されている締結具要素は、同じ型の締結具要素とすることができ、
あるいは図7と8に示すように、相補的な要素とすることもできる。いずれの場
合でも、1つの締結具要素を1つのフラップの身体に面する表面上に配置し、相
補的または連携する締結具要素をもう1つのフラップの対向する側すなわち衣料
に面する表面に配置する。本発明のこの実施態様により、いずれのフラップでも
最初に折り曲げて、次にもう1つのフラップと少なくとも部分的にオーバーラッ
プ関係で連結することが可能になる。これにより、図1と2に示す本発明の実施
態様を適切に効果的に利用するに必要な、着用者が特定の手順でフラップを折り
曲げる必要性がなくなり、フラップ取り付け方法が簡単になる。再度、使用する
締結具要素は、以前に記述した締結装置のどの相補的な要素であってもよい。 図7と8に示すように、各フラップが担持する2つの締結具要素は、互いに整
列しており、互いに同じ大きさである。それぞれのフラップの相互連結した締結
具要素によりフラップを所望のオーバーラップ位置に連結して維持できる限り、
それぞれの締結具要素は、希望するどんな大きさ、形状、及び配置とすることも
できる。図7と8にまた示すように、締結具要素102と104は、感圧接着剤
域であって、それぞれの剥離細片106と108によりカバーすることができる
。しかし先に記したように、他の形態の相補的な締結具要素を使用することもで
きる。
【0049】 本発明の更に別の実施態様を、図9と10に示す。この実施態様では、ナプキ
ン110の締結具要素102と104は、図7と8に示す実施態様のように、フ
ラップの両表面に配置されている。しかし、図9と10の実施態様では、伸長し
た第一の締結具要素102と伸張した第二の締結具要素104は、互いに同じ広
がりではなく、その代わり互いに角度的に回転していて、この例では90°の角
度に回転している。この位置配置により、フラップ34と36は、それぞれのフ
ラップの中心線を互いに注意深く整列し、それぞれの相補的な締結装置要素を確
実にオーバーラップさせる必要が無く、容易に固定することができる。当業者に
理解されるであろうように、特定のフラップ上に担持される締結具要素間の角度
関係は、締結具要素が互いに角度を持って配置される限り、望むならば、90°
でなくてもよい。締結具要素のこの角度関係により、フラップの取付が容易にな
り、またフラップをパンティの股部領域の縁の上に折った後でフラップに担持さ
れる相補的な締結具要素がたとえ互いに多少ずれていても、フラップを互いに取
り付けることが可能になる。
【0050】 本発明の更に別の実施態様を図11と12に示し、これでは、ナプキン112
の締結装置要素102と104は、互いに関して図9と同じ相対角度関係で配置
されているが、各締結具要素の軸が図9の実施態様の位置と比べて45°回転さ
れていることだけ異なる。図9の実施態様の場合と同じく、図11の実施態様の
締結具要素の向きにより、数多くのフラップ相対位置の可能性に対して、それぞ
れの締結具要素が少なくとも部分的にオーバーラップする機会が大きくなるので
、フラップの中心線を注意深く整列するまたは締結具要素を注意深く整列する必
要無しに、フラップを互いに連結することが可能になる。 図13から16に示すナプキン構造では、フラップは、ナプキンのバックシー
トに取り付けられた、離れた、別個の横断方向に延出する1つ以上の部材により
形成される。その上、図示のように、離れたフラップ部材は、望むならば、吸収
性コアの横断方向軸40と整列する長手方向軸を有することができる。しかし、
その位置は、これらの実施態様を満足に機能させるに不可欠ではなく、フラップ
部材は、ナプキン吸収性コアの長手方向中心線に沿って希望する便利ないかなる
位置にでも配置することができる。
【0051】 図13と14に示す実施態様では、非一体成形の別個の単一片のフラップ材料
80が、ナプキン114のバックシート側上で、ナプキン114を横切って延出
する。フラップ材料片80は、それぞれのフラップを画定するものであり、また
、バックシートを作るのに利用するものとは違う材料も包含する数多くの材料の
いずれからでも作ることができる。例えば、この目的に好適な材料として、19
96年9月24日にワインバーガー(Weinberger)らへ発行された「伸張性領域
を備え下着をカバーする構成要素を有する吸収性物品(Absorbent Articles Hav
ing Undergarment Covering Components with Zones of Extensibility)」とい
う名称の米国特許第5,558,663号に記載されるものが挙げられ、この特
許の開示を完全に再記述したかの如くに参考として本明細書に取り入れる。また
、「非一体成形」にて、フラップがバックシート材料の延長部ではないことを意
味する。
【0052】 フラップに別個の材料片を使用することは、全く異なった利点をもたらす。ま
ず第一に、非一体フラップにより、更に広い範囲の可能性あるフラップ材料を、
フラップを形成するのに利用できる。かかる可能性あるフラップ材料は、より良
い心地と柔らかさをもたらす型である可能性があり、またはバックシートとトッ
プシートの材料の延長部である一体形成フラップよりも安価な型である可能性が
ある。第二に、非一体フラップにより、同じ生産ラインをフラップ無しの生理用
ナプキンの製造に容易に利用でき、次に離れた片の材料を取り付けるに好適なフ
ラップ追加装置を加えることにより、離れた片の材料により画定される一対のフ
ラップを有する生理用ナプキンの製造に同じ生産ラインを利用することができる
という点で、製造工程に更なる自由度を得ることができる。 図15と16に示す実施態様では、1つがナプキン116のそれぞれの側から
外方向に延出する2つの別個のフラップ部材82と84が提供される。フラップ
82と84は、図13と14に示す単一のフラップ部材80の文脈の中で特定し
たものと同じ材料で作ることができ、バックシート26に同じ方法で固定するこ
とができる。しかしながら図15と16の実施態様では、各フラップ82と84
は、個別に成形して、ナプキン長手方向中心線38の横断方向外側にあるそれぞ
れの位置でバックシート26の衣料に面する表面56に固定する。
【0053】 伸張性フラップ区域を有するナプキン 本発明のさらなる実施態様を図17から23に示す。これらさらなる各実施態
様では、各フラップの別個の部分に横断方向伸張性を付与し、これにより、フラ
ップのその特定部分でのフラップ材料の制限された量の横断方向伸びが可能にな
り、ナプキンをパンティ股部領域の所望の作用位置に配置した時にフラップにか
かる特定の応力に、またはナプキンを着用して使用中にフラップにかかる応力に
、応答して適応する。 パンティ股部領域内に配置して着用した時、生理用ナプキンは着用者身体の隣
接する構造表面へ順応するので、パンティ股部とナプキンの長手方向で、パンテ
ィ股部がとるのと概ね同じU形状をとる。同様に、フラップ並びにフラップとナ
プキンバックシートの主部分との間の連結する結合区域はまた、ナプキン長手方
向で通常U形状をとる傾向がある。その結果、フラップをそれぞれのU形状の股
縁74と76(図5と6参照)の上に折り曲げた時、吸収性コアの長手方向軸に
平行な平面内で見た時のナプキンのU形状折れ線、並びにフラップの折り曲げ及
び取り付け操作の間のフラップにかかる力は、フラップに引張り応力を課し、そ
の応力は各折れ線の長手方向端部で最大である。
【0054】 フラップを有する生理用ナプキンのこの領域に於ける応力を除去する一方法は
、フラップ折れ線に隣接してV形ノッチを形成することを包含し、「フラップと
応力除去手段を有する生理用ナプキン(Sanitary Napkins Having Flaps and St
ress Relief Means)」という名称の米国特許第4,917,697号に記載さ
れており、この特許は本明細書においてこれより前に参照してその開示を参考と
して本明細書に組み込んだ。 図17と18に示す実施態様では、ナプキン118は、複数の別個の間隔を置
いて長手方向に延出する峰88および溝90を包含し、これらは、吸収性コア2
4から横断方向外側の位置で、及び使用中にフラップ折れ線を包含するか、また
はこれに隣接するであろうナプキンの一般域に沿って、各フラップ中に形成され
る。図示のように、峰88は、実質的に同じ長さであり、介在する溝90により
互いに横断方向に間隔を置く。峰と溝はまた、互いに概ね並行であり、吸収性コ
ア24の長手方向軸38と実質的に平行である。また図17に示すように、溝9
0は、隣接する平行な峰88の間を延出し、その結果断面では図18に示すよう
に、交互にある峰88と溝90が、プリーツ域、コルゲート、または波形域を各
フラップ内に画定する。
【0055】 峰と溝の形成は、エンボス加工により、またはフラップ材料を変形して、かか
る峰と溝の要素を成形する類似の技法を使用することにより、実施することがで
きる。好適な峰と溝の形状、並びにこれらを形成する方法と装置は、1996年
5月21日にチャッペル(Chappell)らへ発行された「弾性様挙動を示すウエブ
材料(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」という名称の米国
特許第5,518,801号と、1992年10月20日にブエル(Buell)ら
へ発行された「増分的に延出するゼロひずみ伸張積層ウエブのための不均一方法
で異なる程度の弾性を付与する方法(Method for Incrementally Stretching a
Zero Strain Stretch Laminate Web to Impart Elasticity Thereto)」という
名称の米国特許第5,156,793号と、1992年12月1日にウェーバー
(Weber)らへ発行された「増分的に延出するゼロひずみ伸張積層ウエブのため
の弾性を付与する方法(Method for Incrementally Stretching a Zero Strain
Stretch Laminate Web to Impart Elasticity Thereto)という名称の米国特許
第5,167,897号に開示されている。これら特許のそれぞれの開示は、完
全に再記述したかの如くに参考として本明細書に取り入れる。
【0056】 図17に示す位置に線状の峰と溝の局所パターンを形成することにより、各フ
ラップが吸収性コア24に関連して制限内の距離で横断方向への弾性的延伸性が
可能になる。伸張性の程度は、フラップ材料の性質並びに峰と溝の構成と間隔に
よって決まる。峰の大きさと間隔は、1995年8月10日に国際公開番号WO
95/20931にて公告された「吸収性物品(Absorbent Articles)」という
名称の公開済PCT出願番号PCT/US95/01472に開示されるものと
することができ、この発明の開示を完全に再記述したかの如くに参考として本明
細書に取り入れる。 峰88と溝90がナプキンの長手方向にフラップの長手方向全長に沿って延出
するので、フラップの部分は、峰と溝の全長に沿って異なる距離を伸びることが
でき、ナプキン横断軸40の方向に均一である必要はない。そのかわり、ナプキ
ンをパンティに連結する時に及びナプキンの使用中に、フラップの様々な部分に
かかるかもしれない様々なレベルの応力に適応するために、伸張力を、横断方向
軸40に関して鋭角にフラップにかけることができる。峰88と溝90は、図1
9,21,及び23に示すように、フラップの長手方向全寸法より短い距離を延
出するように形成することもできる。この点に関して、長手方向に配置された峰
と溝によって、フラップが、ナプキンに対して横断方向に伸びるまたは延出する
ことが可能になり、必要に応じ、広いものから狭いものまでパンティの特定の股
部幅に対応が可能になり、パンティの股部幅に関係なく依然としてパンティ股部
領域の外側表面上にオーバーラップ関係で配置し得る。
【0057】 図19と20に示す実施態様では、ナプキン120は、図17のものと構造的
には類似であるが、ナプキン120のフラップ34と36のそれぞれの小さな別
個の部分に形成された、追加の伸張性区域94を包含する。伸張性区域94は、
概ね三角形であり、それぞれの中心線が吸収性コア24の長手方向軸38へ直角
の方向に延出するように配置された平行な峰と溝を有する。図示のように、それ
ぞれの峰の長さは、ナプキン20の端部42及び44から吸収性コア24の横断
方向軸40の方向へ増加する。 図19に示す伸張性区域94を画定する峰および溝は、図17の峰88および
溝90のものと同様な横断面外観を有することができ、これにより、これら区域
に囲まれた局所領域でフラップ材料が長手方向に伸びることが可能になり、ナプ
キンの取り付けと使用中の特定の条件の結果としてフラップにかかることがある
様々な方向の応力に、フラップが応答して対応することができる。この点に関し
て、伸張性区域94は、ナプキンの長手方向で限られた程度の伸張性を可能にし
、フラップとバックシート26の長手方向先端の交差部で応力除去点をもたらす
ように働く。伸張性区域94は、次の特許の開示に類似した型の応力除去を提供
することを指向しており、オズボーンIII(Osborn, III)他に発行されたその米
国特許第4,917,697号では、各フラップのそれぞれの長手方向端部に応
力除去ノッチが設けられており、この特許は本明細書の前段で特定して参照した
【0058】 横断方向伸張性と、局所的に角度を持って配置された伸張性区域とを有するナ
プキンのさらなる実施態様を、図21から24に示す。図21のナプキン122
と図23のナプキン124のそれぞれは、図17に示すナプキン118と同じ基
本全体構造を有することができる。 図21と22に示すように配置した伸張性区域96は、複数の平行な間隔を置
く峰および溝を包含するという点で、図19に示す伸張性区域94と構造的に概
ね類似である。しかし、伸張性区域96は、図19に示す伸張性区域94のもの
とは向きが異なる峰および溝を含む。図21の伸張性区域は、図19に示す伸張
性区域の全体的位置と同様に、フラップの長手方向端部とナプキン本体との交点
に、ナプキン縁に隣接して形成される。しかし、図21の実施態様では、峰およ
び溝は同じ長さであり、それぞれの峰と溝の中心線は、長手方向軸38並びに横
断方向軸40の両方に対して鋭角で配置される。
【0059】 図23と24に示すナプキン実施態様では、伸張性区域98は、概ね三角形で
あり、複数の間隔を置いた平行な峰と溝により画定される。峰および溝は、ナプ
キン長手方向軸及び横断方向軸に対して鋭角で配置される。伸張性区域98の峰
および溝の配置および長さは、峰および溝がナプキン124の外側縁31の近辺
ではより長く、それぞれの中心線に直角である内側方向に向けては、長さが徐々
に減少するようになっている。図示のように、峰および溝は、二等辺三角形の形
態の伸張性区域98を画定するが、図23に示すような向きの峰中心線を有する
、他の概ね三角形の伸張性区域も使用可能である。
【0060】 ナプキンを折る方法 本発明と関連して利用するのが好ましいフラップ締結装置に、取外し可能及び
再取付け可能の属性があるので、ナプキンを折れ形態に保持するために、フラッ
プと締結装置を有利に使用することができる。使用前に、ナプキンをより小さな
、よりコンパクトな大きさに折ることによって、ナプキンを販売前の包装目的の
ためにより便利に取り扱うことができ、使用者が希望するならば1つ以上をハン
ドバッグに入れて持ち運ぶことができる。使用後には、ナプキンを再び折り曲げ
、使用後のナプキンを便利に衛生的に処理することができる。これまで述べてき
た図1と2に示すフラップと締結装置の構造を有する中では、本発明によるナプ
キン20が、包装と持ち運びに更に便利な、よりコンパクトで概ね長方形の構造
をもたらす方法で折られる。 図25には、端部44をいずれかの便利な折れ線に沿って吸収性コア24の上
に横たわるように横断方向軸40に向かって内側に折り曲げたた後の、折り手順
の第一ステップ完了後のナプキン20を示す。折れ線は、端部44の外側縁と横
断方向軸40との間にあって横断方向に延出するいずれかの便利な線とすること
ができるが、端部44の少なくとも一部がフラップ34と36の間になるように
選択するのが好ましい。
【0061】 折り手順の第二のステップとして、ナプキン20の端部42を、端部42の最
外側縁と横断方向軸40との間にあるいずれかの便利な折れ線の周りで折り曲げ
ることにより、吸収性コア24の上に横たわるように内側に折り曲げる。ここで
再び、折れ線は、端部42の少なくとも一部がフラップ34と36の間になるよ
うに選択する。折り手順の第二のステップ後のナプキンを示す図26に見られる
ように、ナプキン20のそれぞれの端部42と44は、吸収性コア24の上に内
側に折り曲げた時、端部42を最も上にして部分的にオーバーラップ関係にある
。しかし望むならば、ナプキンのそれぞれの端部42と44の両方を折り曲げた
後に、端部42と44の最外側縁が互いに間を置くようにフラップ折れ線を選択
することができ、あるいは、それぞれの端部42と44の最外側縁がオーバーラ
ップ関係よりも、接触関係にあるように折れ線を選択することもできる。端部4
2と44が重ならない関係にある後者2つの折り返し後のナプキン端部位置は、
内側に折り曲げた時に部分的に重なる端部を有する折りナプキンの厚さに比べて
、完全に折り曲げた後のナプキン全体の厚さが減少するように働く。
【0062】 図27に示すように、折り手順の次のステップは、フラップ36を、すでに内
側に折り曲げた端部42と44の上に、内側に折り曲げることである。その後、
すでに内側に折り曲げた端部42と44のそれぞれの上とフラップ36の一部の
上に、フラップ34を内側に折り曲げ、その結果、締結具要素52と54が互い
に係合して、ナプキンの折り重なった部分をそれぞれの折り重なった位置に保持
し、図28に示す完成した折りナプキンを形成する。図1と2に示し本発明の文
脈の中で前述したフラップ締結装置を折り操作の中で利用して、2つのフラップ
を内側に折り曲げた端部42と44の上で互いに固定し、これにより、ナプキン
が図1と2に示すように平らで開いた形にあるよりも便利な大きさの、使用者が
ハンドバックへ入れて持ち運びができる、閉じた自蔵型のナプキンがもたらされ
る。
【0063】 ナプキン20が図28に示すように折り曲げた状態にある時、折り曲げたナプ
キンの外側に面する各表面は、バックシート26の衣料に面する表面56の一部
、またはフラップ34と36の衣料に面する表面の一部であり、したがって、ナ
プキンの身体に面する表面のそれぞれは、折り曲げた物品の内部にあって露出せ
ず、使用前のナプキン吸収部分の清潔さを維持すると共に使用後に再折り曲げ後
の清潔さを維持し、使用したナプキンを適切な処理ができるまで便利に持ち運ぶ
ことが可能になる。
【0064】 追加実施態様 ナプキンを使用前と使用後の両方に便利な形に折ることを容易にする、本発明
の別の実施態様を図29から32に示す。この実施態様では、ナプキン130の
端部126と128におけるそれぞれの衣料に面する表面は、締結装置の一対の
第一の締結具要素132を包含し、ナプキン130のそれぞれの端部で吸収性コ
ア24の長手方向軸38のそれぞれの側に1つの締結具要素を配置する。連携す
る一対の相補的な第二の締結具要素134を、サイドフラップ136と138の
それぞれの身体に面する表面上に設ける。各フラップ上の第二の締結具要素13
4は、図29に示すように、吸収性コア24の横断方向軸40のそれぞれの側に
、互いに間を置く関係に配置する。この実施態様では、使用前に締結具要素を露
出せずに折り曲げた状態で適合するため、接着剤含有域をカバーするための別個
の剥離細片を必要としない。その結果、この折り曲げ状帯の実施態様では、粘着
性表面が露出せず、接着剤必要量の減少と別個の剥離細片の除去によるコスト低
減をもたらす。
【0065】 図29に示すナプキン130の折り手順は、図1と2のナプキン20に対する
図25から28に示した手順と類似である。折り手順には、ナプキン130の各
端部126と128を横断方向軸40に概ね平行に延出する折れ線の周りに順次
内側に折り曲げるステップが包含され、その結果、各端部が図30に示すように
吸収性コア24の上に横たわる。図30に示すように、ナプキンの各端部126
と128のそれぞれの最外側縁は、好ましくはオーバーラップ条件ではなく、接
触関係か、または図31に示す折りナプキンの右側面図に見えるように、互いに
わずかに間を置くことができる。 両端部126と128を内側に折り曲げた後
に、各フラップ136と138を長手方向軸38と概ね平行に延出するそれぞれ
の好適な折り曲げ線の周りで個々に内側に折り曲げると、隣接する第一の締結具
要素132と第二の締結具要素134が互いに接触して、図32に示す形態の完
全に閉じて折り込まれた組立体を形成し、その組立体ではフラップ136と13
8が重なり合っておらず、完全に折り曲げたナプキンの全体の厚さが最小となる
。ナプキンのそれぞれの端部とフラップに関して一対の締結具132と134と
の関連で例示し記述したが、望むならば、図示した一対の締結具要素に対して、
単一の締結具要素(図示せず)に置き換えることもできる。
【0066】 本発明の別の実施態様を図33と34に示し、この図では端部142において
端部144よりも幅が広い非対称ナプキン140を示す。広い方の端部142は
、外側に延出する突出部146と148を包含し、使用する拡大端部を有する非
対称吸収性コア150を可能にすることにより、大きな吸収領域と吸収容積を収
容する。吸収性コア150は、横断方向軸40に関しては非対称であるのが好ま
しいが、長手方向軸38に関しては対称であるのが好ましい。各突出部146と
148は、突出部の衣料に面する表面上に、1つの締結具要素152を担持する
。同様に、ナプキン140の対向する狭い方の端部144は、その端部の衣料に
面する表面上に一対の横断方向に間隔を置いた相補的締結具要素154を包含し
、締結具要素154は突出部146と148のそれぞれのバックシート側に担持
された締結具要素152と相補的であり係合可能である。この点に関して、望む
ならば、単一の伸張した締結具要素(図示せず)であってコア150の長手方向
軸に関して横断方向に延出する長手方向軸を有するものを、2つの間隔を置いた
締結具要素154の替わりに設けることもできる。
【0067】 図33の実施態様の突出部146と148,端部142と144,並びにフラ
ップ156と158は、内側に折り曲げて、図25から28に大略示す折り手順
と同様の方法により閉じて折り曲げたナプキンを形成することができる。しかし
、最初に、突出部146と148を、長手方向軸38に関して概ね平行な方向に
延出するそれぞれの折れ線の周りでそれぞれ内側に順次折り曲げ、その結果、各
突出部がそれぞれの締結具要素152を図34に示すように上に向けて吸収性コ
ア150の上に横たわる。突出部146と148を折り曲げた後、これらはオー
バーラップ関係にはなく、その最外側縁は図34に示すように互いに間隔を置く
ことができるが、望むならば、折り曲げた突出端の最外側縁が互いに接触しても
よい。 突出部146と148を内側に折り曲げた後、次に狭い端部144を、概ね横
断方向に延出する折れ線の周りで内側に折り曲げて、吸収性コア150の上に横
たえる。狭い端部144を折り曲げた後、狭い端部144に担持された締結具要
素154は、図34に示すように上を向く。更に、狭い端部144は、折り曲げ
た後に、狭い端部144に担持された締結具要素154が突出部146および1
48に担持された締結具要素152と係合できるような向きとするのが好ましい
【0068】 次に、突出部146及び148を包含する広い端部142を、横断方向に延出
する折れ線の周りで内側に折り曲げて、吸収性コア150の上に横たえる。折れ
線は、広い端部142を折り曲げた時、突出部146および148に担持された
締結具要素152が、折り曲げた狭い端部144の上側に向く表面上のそれぞれ
の相補的な締結具要素154の上に横たわるように、選択するのが好ましい。折
り曲げた広い端部142を折り曲げた狭い端部144に押し付けると、それぞれ
の締結具要素152及び154は、互いに係合し、図35に示すように、ナプキ
ン140の広い端部および狭い端部を部分的にオーバーラップ関係に保持して維
持する。その後、図36に示すように、フラップ158を、折り曲げた端部14
2の上に内側に折り曲げて、フラップ158に担持された締結具要素154を露
出し、次に、図37に示すように、フラップ156をフラップ158の上に内側
に折り曲げ、その結果、フラップ156に担持された締結具要素152がフラッ
プ158に担持された締結具要素154と係合して、折り曲げたナプキンを確実
に折り状態に保持する。
【0069】 コンパクトな自蔵包装に折り曲げることができて、締結具カバー細片または、
剥離細片を必要としないフラップを包含する本発明の更に別の実施多様を図38
に示す。生理用ナプキン200は、身体に面する表面と、衣料に面する表面と、
衣料に面する表面を画定する液体不透過性バックシート202と、伸張した吸収
性コア204と、身体に面する表面を画定する液体透過性トップシート206と
、横断方向外側に延出する一対のフラップ208及び209とを包含するという
点で、図1及び2に示すナプキンと構造的に類似である。吸収性コア204は、
普通「ミニパッド」と呼ばれる市販のナプキンと同程度の、薄い全体構造とする
ことができる。 フラップ208及び209のそれぞれは、ナプキン200の身体に面する表面
上で長手方向に間隔を置く関係に配置した、一対の第一の締結具要素210を含
む。フラップ208および209はまた、第一の締結具要素210の間に配置し
た、第二の締結具要素211を含む。フラップ208上では、締結具要素211
はフラップの衣料に面する側の上にあり、フラップ209上では、締結具要素2
15はフラップの身体に面する側の上にある。好ましくは、締結具要素210及
び211は、感圧接着剤の領域である。
【0070】 図38の実施態様はまた、ナプキン200の第一の長手方向端部214に隣接
して剥離細片213の衣料に面する表面上で、横断方向に間隔を置く関係に配置
した一対の第三の締結具要素212と、ナプキン200の第二の長手方向端部2
18に隣接したバックシートの衣料に面する表面上で、横断方向に間隔を置く関
係に配置された一対の第四の締結具要素216とを包含する。締結具要素212
及び216も、感圧接着剤領域であるのが好ましい。図示する2つの個々の横断
方向に間隔を置く接着剤領域の替わりに、望むならば代替配置として、単一の伸
張した接着剤領域であってナプキンの長手方向軸に関して横断方向に延出する長
手方向軸を有するものを、設けることができる。 ナプキン200を、コンパクトな自蔵包装に折り曲げる操作ステップは、図2
5から28に示したものと類似である。まず、各端部214及び218を、それ
ぞれの想像的な折線228及び230の周りでそれぞれ矢224及び226で示
す方向へ個々に内側に折り曲げると、端部214及び218は図39に示すよう
になり、各端部が吸収性コア204の上に横たわるが、必ずしも相互にオーバー
ラップ関係ではない。端部214及び218を上述の方法で折り曲げた時、第三
の締結具要素212および第四の締結具要素216は、図39に示すように吸収
性コア204の身体に面する表面と同じ方向に、上を向いて露出する。
【0071】 次に、フラップ208を、矢220で示す方向へ内側に折り曲げると、折り曲
げた端部214及び218の一部の上に横たわって、締結具要素211が上を向
く。次に同様に、フラップ209を、矢222で示す方向へ内側に折り曲げると
、折り曲げた端部214及び218の一部の上に横たわって、図40に示すよう
に締結具要素215が上を向く。そのように折り曲げた時、各フラップ208及
び209の第一の締結具210は、第三の締結具要素212及び第四の締結具要
素216のそれぞれに係合して取り外し可能に接着し、締結具要素211及び2
15が互いに係合して、折り曲げた要素群を折り曲げた状態に維持する。 その結果得られた折り曲げナプキンは、便利な大きさであり、各締結具要素が
折り曲げたナプキンの中に収容され、露出した締結具要素はない。更に、吸収性
コアの身体に面する表面は、折り曲げたナプキンの中に完全に収容されて、ナプ
キン使用前の吸収性コアの清潔さを維持し、ナプキン使用後の吸収性コアを実質
的にカバーする。 図25,29,33,及び38に示すナプキン実施態様が、フラップと端部接
着剤領域をカバーする剥離ライナーシートを必要としないことは、完全に折り曲
げた状態で、これら実施態様のそれぞれに、外側に面する接着剤領域がないこと
から明白であろう。
【0072】 フラップ分断実施態様 本発明の更に別の実施態様では、図41に示すように、フラップ34と36の
少なくとも1つは、フラップを横切って延出する脆弱線160を包含し、この脆
弱線は、ナプキンの長手方向軸に概ね平行な方向へ延出するような向きとするこ
とができる。ナプキンは、図1と2に示すような全体構造を有することができ、
脆弱線160は、直線であっても、湾曲していても、あるいは、直線と湾曲の両
成分を包含することもできる。
【0073】 図41は、パンティ60の股部領域での最外側表面の部分図であり、ナプキン
(図示せず)が股部領域の最内側表面に対する位置にある。フラップ34及び3
6は、パンティ股部領域で脚部開口でのそれぞれの縁76及び74の上に折り曲
げて、1つ以上の締結具要素54により互いに取り付けてあり、図39ではその
1つの締結具要素だけを示す。脆弱線160により、使用後のナプキンの取り外
しを容易にすることができ、着用者が締結具要素54でフラップを互いに連結解
除する必要がなくなる。ナプキンの取り外しは、脆弱線160を包含するフラッ
プを、この例ではフラップ34を、手で引き裂くことによりなされる。引き裂き
は脆弱線160に沿って行われ、フラップ34を分断して、ナプキンをパンティ
股部領域で所定の位置に保持する助けとなるフラップ相互連結を解放し、これに
よって、締結具要素54でフラップを互いに連結解除する必要なしに、パンティ
からナプキンを取り外すことが容易になる。脆弱線160は、フラップ34、フ
ラップ36、またはその両方を画定する材料内に形成された線であるのが好まし
く、これにより、脆弱線160を形成しているフラップを使用者が容易に分断す
ることが可能になる。
【0074】 脆弱線160は、フラップ材料厚さが減少した狭い線の形態の刻み目線とする
ことができ、熱、圧力、または熱と圧力の組合せによりフラップ材料に型押しす
ることができ、その結果、フラップ材料をその線に沿って過度の作用力なしに容
易に引き裂くことが可能になる。好ましくは、脆弱線160は、その線の分断を
望むまで、脆弱線を形成さしているフラップを、単一片として維持するに十分な
構造的完全性を保持する。代替構造の実施態様として、脆弱線160は、一連の
間隔を置いて整列したいずれか好適な形状のエンボスであって、これらが共に一
連の間隔を置く薄くて弱化した領域を、フラップ材料に画定するものとすること
ができる。更なる代替としては、脆弱線160は、フラップ材料を貫いて延出す
る一連の間隔を置いて整列した線状の切れ目により画定することができ、あるい
はフラップ材料を貫いて延出する穿孔のような一連の整列した非線状の切れ目も
しくは小さな開口で形成することもでき、いずれか所望の効果的な形態とするこ
ともできる。図41に示すように、フラップ34に設けた脆弱線160は、フラ
ップ材料を貫いて延出する一連の間隔を置いて整列した線状切れ目であり、フラ
ップ36に設けた脆弱線161は、フラップ材料の厚さを薄くした線により画定
される刻み目線である。追加として、図39には2つの異なる構造の脆弱線を有
するものを単に例示の目的で示すが、2つの脆弱線を設ける場合、同じ構造であ
るのが好ましいことは理解されるべきである。好ましい形態では、ナプキンは、
使用後のナプキンの、所望な容易な取り外しをもたらす単一の脆弱線のみを有す
ることが必要である。
【0075】 好ましくは、脆弱線は、脆弱線を設けているフラップの衣料に接する表面の液
体不透過性質を維持するために、減少されたフラップ材料の厚さの刻み目線とな
る。しかしいずれにしても、着用者が、過度の作用力なしに容易にフラップを引
き裂いて、フラップ34及び36の取り囲み組立体を脆弱線に沿って分断し、使
用後のナプキンをより便利により早く取り外すことができるように脆弱線を形成
する。
【0076】 フラップ連結片実施態様 本発明の別の実施態様を図42に示し、この図もパンティ60の股部領域最外
表面の部分図であり、ナプキン(図示せず)が股部領域で最内表面に対する位置
にある。図42に示す実施態様では、ナプキンフラップ162及び164は、パ
ンティ60の股部領域縁74及び76の上に折り曲げた時、交わることはないが
、その代わり、別個の連結片166により結合される。各フラップは、フラップ
の最外端部に隣接する身体に接する表面上に、すなわち締結装置の1要素168
を担持することができる。連結片166は、フラップに担持された相補的締結具
要素168に接触して係合するように適合し配置された、一対の相補的な締結具
要素170を包含することができる。相補的な締結具要素は、望むならば、フッ
ク・ループ型ファスナーとすることができる。あるいは、連結片もしくはフラッ
プ、またはその両方に、フラップと連結片間の相互連結を可能にする、接着剤領
域を設けることもできる。 連結片166は、図示のように、概ね長方形とすることができ、または、正方
形、円、楕円などのいずれか他の便利で効果的な形状とすることができ、また自
支持するに十分な強度を有するいずれかの柔らかな可撓性のある材料で作ること
ができる。かかる連結片は、洗濯可能で再使用可能に作ることができ、取り付け
安全性を増すために強化した締結装置を取り入れることができる。
【0077】 連結片166を作ることができる材料としては、バックシート材料、並びにバ
ックシート材料とトップシート材料の組合せが挙げられる。この点に関して、バ
ックシート材料またはバックシート材料とトップシート材料の重ね合わせのウエ
ブからナプキン構成要素を切り出した後に残る、バックシート材料またはバック
シートにトップシートを取り付けた材料の残部細片を、適当な大きさに切断して
、連結片として使用することもできる。好ましくは、連結片は、環境に害を与え
ずに容易に処分できる材料で形成する。 連結片は、再使用可能な耐久性材料で作ることもできる。その場合、単一の連
結片を幾つかのナプキンと共に包装して、コストを下げることもできる。 本発明の特定の実施態様を例示して説明してきたが、本発明の精神から逸脱す
ることなく種々の他の変形及び変更の実施が可能であることは、当業者にとり明
らかであろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのそのような変形と変更
を、付随する請求項に包含することを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による生理用ナプキンの上面図であり、ナプキンは、1つ
のフラップ上に接着剤領域を有し、もう1つのフラップ上に接触領域を有するサ
イドフラップを包含する。
【図2】 図1に示す生理用ナプキンの線2−2から見る拡大断面図である
【図3】 サイドフラップの別の構成を示す上面図断片である。
【図4】 サイドフラップの更に別の構成を示す、図3と同様な断片図であ
る。
【図5】 パンティの股部領域の斜視図断片であり、この中に本発明による
生理用ナプキンを配置して使用することができる。
【図6】 パンティ内の所定の位置にある生理用ナプキンを示す図4と同様
な図である。
【図7】 本発明による生理用ナプキンの別の実施態様の上面図であり、ナ
プキンがサイドフラップを包含し、各フラップ上に接着剤領域と接触領域の両方
を有する。
【図8】 図7に示す生理用ナプキンの線8−8に沿って見る断面図である
【図9】 本発明の生理用ナプキンの更なる実施態様の上面図であり、ナプ
キンがサイドフラップを包含し、各フラップ上に接着剤領域と接触領域の両方を
有し、接着剤領域と接触領域が互いに関して異なる向きになっている。
【図10】 図9に示す生理用ナプキンの線10−10に沿って見る断面図
である。
【図11】 本発明による生理用ナプキンの更に別の実施態様の上面図であ
り、ナプキンがサイドフラップを包含し、各フラップ上に接着剤領域と接触領域
の両方を有し、接着剤領域と接触領域が、図9の実施態様に示すそれらの位置か
ら、それぞれ90°回転している。
【図12】 図11に示す生理用ナプキンの線12−12に沿って見る断面
図である。
【図13】 本発明による生理用ナプキンの別の実施態様の上面図であり、
ナプキンが、ナプキンに取り付けられた別個の横断片により画定されるサイドフ
ラップを包含する。
【図14】 図13に示す生理用ナプキンの線14−14に沿って見る断面
図である。
【図15】 本発明による生理用ナプキンの更に別の実施態様の上面図であ
り、ナプキンが、ナプキンに取り付けられた個々の横断片によりそれぞれ画定さ
れる、サイドフラップを包含する。
【図16】 図15に示す生理用ナプキンの線16−16に沿って見る断面
図である。
【図17】 本発明による生理用ナプキンの別の実施態様の上面図であり、
ナプキンが、局所伸張性領域の一形態をそれぞれ有するサイドフラップを包含す
る。
【図18】 図17に示す生理用ナプキンの線18−18に沿って見る断面
図である。
【図19】 本発明による生理用ナプキンの更なる実施態様の上面図であり
、ナプキンが、局所伸張性領域の別形態をそれぞれ有するサイドフラップを包含
する。
【図20】 図19に示す生理用ナプキンの線20−20に沿って見る断面
図である。
【図21】 本発明による生理用ナプキンの別の実施態様の上面図であり、
ナプキンが、局所伸張性領域の更に別の形態をそれぞれ有するサイドフラップを
包含する。
【図22】 図21に示す生理用ナプキンの線22−22に沿って見る断面
図である。
【図23】 本発明による生理用ナプキンの更なる実施態様の上面図であり
、ナプキンが、局所伸張性領域の更なる形態をそれぞれ有するサイドフラップを
包含する。
【図24】 図23に示す生理用ナプキンの線24−24に沿って見る断面
図である。
【図25】 本発明の生理用ナプキンの、ナプキンを自蔵包装に折ための折
り操作の様々な段階の上面図である。
【図26】 本発明の生理用ナプキンの、ナプキンを自蔵包装にるための折
り操作の様々な段階の上面図である。
【図27】 本発明の生理用ナプキンの、ナプキンを自蔵包装に折る折り操
作の様々な段階の上面図である。
【図28】 本発明の生理用ナプキンの、ナプキンを自蔵包装に折る折り操
作の様々な段階の上面図である。
【図29】 本発明の生理用ナプキンの別の形態の上面図である。
【図30】 図29に示す生理用ナプキンを便利な自蔵包装に形成するため
の折り操作の2段階後の上面図である。
【図31】 図30に示す生理用ナプキンの右側面図である。
【図32】 図29から32に示す生理用ナプキンの、自蔵包装に折り込ん
だ後の上面図である。
【図33】 本発明の生理用ナプキンの別の形態の上面図である。
【図34】 図33に示す生理用ナプキンの、図33のナプキンを便利な自
蔵包装に形成する折り操作の3段階後の上面図である。
【図35】 折り操作の4つ目の折り後の、図34と同様な上面図である。
【図36】 折り操作の5つ目の折り後の、図35と同様な上面図である。
【図37】 図33から36に示すナプキンの、自蔵包装に折り曲げた後の
上面図である。
【図38】 本発明の生理用ナプキンの別の形態の上斜視図である。
【図39】 図38のナプキンの、端部を内側に折り曲げた後の上面図であ
る。
【図40】 図38のナプキンの、内側に折り曲げたた端部の上にフラップ
を折り曲げたた後の上斜視図である。
【図41】 本発明による生理用ナプキンのフラップが互いに取り付けてあ
り、ナプキンを下着から取り外すためにフラップを分離することを容易にする脆
弱線を示している下着の股部領域を見る図である。
【図42】 図41と同様な図であるが、折り曲げた一対のフラップをまた
がる別個の取付片を包含する本発明の別の実施態様を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 13/551 A41B 13/02 H 13/56 A61F 13/18 350 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ハモンズ、ジョン・リー アメリカ合衆国、オハイオ州 45011、ハ ミルトン、ダスト・コマンダー・コート 7379 (72)発明者 オルセン、ロブ・エリック アメリカ合衆国、オハイオ州 45208、シ ンシナイティ、ガースキー・レーン、3214 (72)発明者 カーステンス、ジェリー・イー アメリカ合衆国、オハイオ州 45069、ウ ェスト・チェスター、ウェザーリントン・ ドライブ 7451 Fターム(参考) 3B029 BD01 BD12 BD13 BD17 BD21 4C003 CA01 DA06 FA02 HA04 4C098 AA09 CC02 CC03 CC04 CC05 CC07 CC08 CC10 CC14 CC15 CE02 CE07 DD01 DD02 DD03 DD10 DD12 DD13 DD22 DD23 DD25 DD26 DD28 DD30 【要約の続き】 することも可能である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体排出液を受けて保持し、着用者に着用された下着が汚れ
    ることを防ぐために着用され、着用者の身体に関して位置決めするように適合さ
    れた使い捨て吸収性物品であって、前記吸収性物品は: a.該吸収性物品を着用した時に着用者の衣料に面するように適合された
    後側表面と、該吸収性物品を着用した時に該着用者の身体に面するように適合さ
    れた前側表面とを有し、長手方向に延出する一対の側縁を含む液体不透過性バッ
    クシート; b.該吸収性物品を着用中に該着用者の身体排出液を吸収するための、該
    バックシートの該前側表面に対して上に横たわる関係に位置決めされた、長手方
    向軸と横断方向軸を有する伸長した吸収性コア; c.該吸収性コアの上に横たわった、該吸収性コアに面する後側表面と、
    該物品を着用した時に該着用者の身体に面して該着用者の身体に接触するように
    適合された前側表面とを有する液体透過性トップシート; d.一対のサイドフラップであって、該吸収性コアの側縁から横断方向外
    側に延出し、それぞれのフラップが、該吸収性物品を着用した時に該着用者の衣
    料に面するように適合された液体不透過性外側表面と、該吸収性物品を着用した
    時に該着用者の身体に面するように適合された内側表面とを有する、一対のサイ
    ドフラップを含み、該フラップのそれぞれが、該吸収性物品の該バックシートを
    該下着の内側股部表面に対して所望な位置に最初に置いた後、該下着の該股部領
    域のそれぞれの縁の周りでそれぞれの該フラップを折り曲げた時に、該フラップ
    が少なくとも部分的にオーバーラップ関係にあることを可能にするに十分な距離
    を、該吸収性コアの長手方向軸から横断方向に延出し、少なくとも1つのサイド
    フラップが、該少なくとも1つのサイドフラップ内に形成される横断方向に間隔
    を置いて長手方向に延びる複数の平行な第一の峰および交互に平行な溝により画
    定される、弾性的伸張性の第一の領域を有し、該吸収性物品を該下着の該内側股
    部表面に対して所定の位置においた時に該少なくとも1つのサイドフラップにか
    かる圧力に応じて該少なくとも1つのサイドフラップが弾性的に伸びることを可
    能にした使い捨て吸収性物品。
  2. 【請求項2】 該平行な峰が、該吸収性コアの長手方向軸に平行に延びる、
    請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  3. 【請求項3】 前記吸収性物品は、更に、該少なくとも1つのサイドフラッ
    プ内に形成された第二のグループの複数の交互の峰および溝を有する第二の伸張
    性領域を含み、該第二の伸張性領域を画定する該峰および溝が該第一の伸張性領
    域の長手方向端部に隣接して位置決めされる、請求項1に記載の使い捨て吸収性
    物品。
  4. 【請求項4】 身体排出液を受けて保持し、着用者に着用された下着が汚れ
    ることを防ぐために、着用して着用者の身体に関して位置決めするように適合さ
    れた使い捨て吸収性物品であって、前記吸収性物品は: a.該吸収性物品を着用した時に着用者の衣料に面するように適合された
    後側表面と、該吸収性物品を着用した時に該着用者の身体に面するように適合さ
    れた前側表面とを有し、長手方向に延出する一対の側縁を含む液体不透過性バッ
    クシート; b.該吸収性物品を着用中に該着用者の身体排出液を吸収するための、該
    バックシートの該前側表面に対して上に横たわる関係に位置決めされた、長手方
    向軸と横断方向軸を有する伸長した吸収性コア; c.該吸収性コアの上に横たわった、該吸収性コアに面する後側表面と、
    該物品を着用した時に該着用者の身体に面して該着用者の身体に接触するように
    適合された前側表面とを有する液体透過性トップシート; d.該吸収性コアの該側縁から横断方向外側に延出し、それぞれのフラッ
    プが、該吸収性物品を着用した時に該着用者の衣料に面するように適合された液
    体不透過性外側表面と、該吸収性物品を着用した時に該着用者の身体に面するよ
    うに適合された内側表面とを有する一対のサイドフラップを含み、 該フラップ
    のそれぞれが、該吸収性物品の該バックシートを該下着の内側股部表面に対して
    所望の位置に最初に置いた後、該下着の股部領域のそれぞれの縁の周りでそれぞ
    れの該フラップを折り曲げた時に、該フラップが少なくとも部分的にオーバーラ
    ップ関係にあることを可能にするに十分な長手方向軸からの横断方向広がりを有
    し、前記吸収性物品は更に、 e.少なくとも1つのフラップの該フラップ外側表面上に位置決めされ、
    該フラップそれぞれを該下着の該股部領域の周りで折り曲げた後、該少なくとも
    1つのフラップの締結具要素ともう1つの該フラップの締結具の間で接触するこ
    とができる締結具要素であって、少なくとも1つのサイドフラップが、該吸収性
    コア長手方向軸に通常平行な方向に該フラップを横断して延出する脆弱線を含み
    、該少なくとも1つのフラップを該脆弱線に沿って分断することができ、該接触
    しているフラップの分離を容易にして、該吸収性物品を該下着から取り外すこと
    を可能にする、使い捨て吸収性物品。
  5. 【請求項5】 身体排出液を受けて保持し、着用者に着用された下着が汚れ
    ることを防ぐために着用して、着用者の身体に関して位置決めするように適合さ
    れた使い捨て吸収性物品であって、前記吸収性物品は: a.身体液を吸収するために該着用者の該身体に隣接して位置決めするよ
    うに適合された吸収性コアと、該吸収性コアの上に横たわり、衣料に面する側を
    有して、該吸収性コアと該物品の該着用者に着用された衣料との間に位置決めす
    るように適合され、該衣料に面する側が該着用者の身体から離れて面する液体不
    透過性バックシートとを有する本体部分; b.一対のサイドフラップであって、該吸収性物品の該本体部分から横断
    方向外側に延出し、該衣料の股部領域の股縁部分が該吸収性コアに保持されなか
    った身体液により汚れるのを防ぐために、該フラップが該股部領域の外側表面の
    上に延出して該股部領域で該股縁部分を覆うことができる十分な横断方向長さを
    有し、該サイドフラップそれぞれが該物品の該衣料に面する側上で該フラップの
    横断方向最外縁に隣接して第一の締結具要素を担持する、一対のサイドフラップ
    ;及び c.該サイドフラップを該衣料の該股部領域縁の上に折り曲げた後に、該
    フラップの外側に面する表面の間で延出して接触するに十分な長さを有する連結
    部材であって、該連結部材は該フラップを該衣料の該股部領域に関連して折り曲
    げた状態に保持して、該物品を該衣料に関連して所望の位置に維持するための該
    第一の締結具要素と解放可能で係合可能な一対の間隔を置いた第二の締結具要素
    ; を含む。
  6. 【請求項6】 身体排出液を受けて保持し、着用者に着用された下着が汚れ
    ることを防ぐために着用して、着用者の身体に関して位置決めするように適合さ
    れた使い捨て吸収物品であって、前記吸収性物品は: a.該吸収性物品を着用した時に着用者の衣料に面するように適合された
    後側表面と、該吸収性物品を着用した時に該着用者の身体に面するように適合さ
    れた前側表面とを有し、長手方向に延出する一対の側縁を含む液体不透過性バッ
    クシート; b.該吸収性物品を着用中に該着用者の身体排出液を吸収するための、該
    バックシートの該前側表面に対して上に横たわる関係に位置決めされた、長手方
    向軸と横断方向軸を有する伸長した吸収性コア; c.該吸収性コアの上に横たわる、該吸収性コアに面する後側表面と、該
    物品を着用した時に該着用者の身体に面して該着用者の身体に接触するように適
    合された前側表面とを有する液体透過性トップシート; を含み、該吸収性コアが、横断方向軸について非対称であり、第一の長手方向端
    部で、該コアの第二の対向する長手方向端部での該コアの相当する幅よりも長い
    距離を、コア長手方向軸に関して横断方向外側に延びる一対の吸収性材料の突出
    部を含んで、該コアの該第一の長手方向端部で追加の吸収容量を提供し、各突出
    部が、該物品を着用した時に該着用者の下着に面する外側の衣料に面する表面と
    、該突出部のそれぞれの衣料に面する表面上に担持された第一のコア締結具要素
    ;とを含み、更に、該コアの該第二の長手方向端部が、該物品を着用した時に該
    着用者の下着に面する外側の衣料に面す表面と、該第二の長手方向端部に隣接し
    て該コアの該衣料に面する表面上に担持された少なくとも1つの第二のコア締結
    具要素とを含み、該少なくとも1つの第二のコア締結具要素が、該物品の使用前
    と使用後に該コアを折り曲げた状態で解放可能に保持するために、該第一のコア
    締結具要素のそれぞれと解放可能に係合可能である使い捨て吸収性物品。
  7. 【請求項7】 身体排出液を受けて保持し、着用者に着用された衣料が汚れ
    ることを防ぐために着用して、着用者の身体に関して位置決めするように適合さ
    れた使い捨て吸収性物品であって、前記吸収性物品は: a.該吸収性物品を着用した時に着用者の衣料に面するように適合された
    後側表面と、該吸収性物品を着用した時に該着用者の身体に面するように適合さ
    れた前側表面とを有し、長手方向に延出する一対の側縁を含む液体不透過性バッ
    クシート; b.該吸収性物品を着用中に該着用者の身体排出液を吸収するための、該
    バックシートの該前側表面に対して上に横たわる関係に位置決めされ、長手方向
    軸と横断方向軸を有する伸長した吸収性コア; c.該吸収性コアの上に横たわる、該吸収性コアに面する後側表面と、該
    物品を着用した時に該着用者の身体に面して該着用者の身体に接触するように適
    合された前側表面とを有する液体透過性トップシート; d.該吸収性コアの該側縁から横断方向外側に延び、それぞれのフラップ
    が、該吸収性物品を着用した時に該着用者の衣料に面するように適合された液体
    不透過性外側表面と、該吸収性物品を着用した時に該着用者の身体に面するよう
    に適合された内側表面とを有する一対のサイドフラップ; を含み、該フラップのそれぞれが、該吸収性物品の該バックシートを該下着の内
    側股部表面に対して所望の位置に最初に置いた後、該下着の該股部領域のそれぞ
    れの縁の周りでそれぞれの該フラップを折り曲げた時に、該フラップが少なくと
    も部分的にオーバーラップ関係にあることを可能にするに十分な長手方向軸から
    の横断方向の広がりを有し、前記吸収性物品は更に、 e.各フラップの該内側表面上に位置決めされた少なくとも1つの第一の
    締結具要素、及び該物品の該外側表面上にその各長手方向端部に隣接して位置決
    めされた、該少なくとも1つの第一の締結具要素に相補的な少なくとも1つの第
    二の締結具要素を含み; 該第一の締結具要素と該第二の締結具要素が、互いに対して取り付け可能であっ
    て、互いから取り外し可能であって、引き続いて再度互いに対して取り付け可能
    であり、これにより、使用前の該コアを保護するために、該物品の該端部および
    該フラップを該吸収性コアの上に折り曲げることができ、使用後の物品を衛生的
    に処分するために、該物品の該端部および該フラップを使用後の該吸収性コアの
    上に折り曲げることができる、使い捨て吸収性物品。
  8. 【請求項8】 該少なくとも1つの第一の締結具要素が一対の間隔を置いた
    第一の締結具要素であり、該少なくとも1つの第二の締結具要素が一対の間隔を
    置いた第二の締結具要素である、請求項33の使い捨て吸収性物品。
  9. 【請求項9】 使用前および使用後に便利に持ち運ぶために、使い捨て吸収
    性物品を折り曲げる方法であって、該物品は、身体に面する表面および衣料に面
    する表面と、第一の狭い端部および吸収性材料を含んで横断方向外側に延出する
    一対の突出部により画定される第二の広い端部とを有する伸長した吸収性コアを
    含み、該物品は、該吸収性コアの該第一の端部および該第二の端部の間に位置決
    めされると共に、該吸収性コアの長手方向軸に沿って該突出部から間隔を置く一
    対の横断方向外側に延出する第一のサイドフラップと、第二のサイドフラップと
    を有するものであって、前記方法は: a.第一のコア締結具要素を各突出部の衣料に面する表面上に設けること
    ; b.少なくとも1つの第二のコア締結具要素を該コアの該第一の端部で該
    衣料に面する表面上に設けること; その際、該第一のコア締結具要素と該第二のコア締結具要素が互いに解放可能に
    係合可能であり、 c.第一のフラップ締結具要素を該第一のフラップの該身体に面する表面
    上に設けること、および第二のフラップ締結具要素を該第二のフラップの該衣料
    に面する表面上に設けること; その際、該第一のフラップ締結具要素と該第二のフラップ締結具要素が互いに解
    放可能に係合可能であり、 d.該突出部のそれぞれを該コアの該第二の端部で該コア長手方向軸に向
    かって内側に折って該コアの上に横たえること; e.該コアの該第一の端部を該コアの該折り曲げた第二の端部に向かって
    折って、該少なくとも1つの第二のコア締結具要素を該第一のコア締結具要素と
    対向する関係にすること; f.対向する該第一のコア締結具要素と該第二のコア締結具要素を共に押
    して、それらを互いに係合させると共に該コアを折り曲げた状態に維持して、該
    伸張した吸収性コアの該身体に面する表面を該折り曲げたコアの中に内蔵するこ
    と; g.該第二のフラップを内側に折り曲げ、該折り曲げたコアの上に横たえ
    て、該第二のフラップ締結具要素を該折り曲げたコアの外側に向けること; h.該第一のフラップを内側に折り曲げ、折り曲げた該第二のフラップの
    上に横たえて、該第一のフラップ締結具要素と該第二のフラップ締結具要素を対
    向する関係にすること;及び i.対向する該第一のフラップ締結具要素と該第二のフラップ締結具要素
    を共に押して、それらを互いに係合させると共にフラップを折り曲げた状態に維
    持して、使用前および使用後の便利で衛生的な取り扱いのために包んだ吸収性物
    品を提供すること;のステップを含む、使い捨て吸収性物品を折る方法。
  10. 【請求項10】 使用前および使用後に便利に持ち運ぶために、使い捨て吸
    収性物品を折り曲げる方法であって、該物品は、中央に位置決めされた吸収性コ
    アを有する伸張した本体を含み、該伸張した本体が、身体に面する表面および衣
    料に面する表面および第一の端部および第二の端部と、該伸張した本体の該第一
    の端部と該第二の端部の間に位置決めされた一対の横断方向外側に延出する第一
    および第二のサイドフラップと、該伸張した本体の各端部で該衣料に面する表面
    上の第一の本体締結具要素と、該第一のフラップの該身体に面する表面上の第一
    のフラップ締結具要素および該第二のフラップの該衣料に面する表面上の第二の
    フラップ締結具要素とを有し、該第一のフラップ締結具要素および該第二フラッ
    プ締結具要素が解放可能に係合可能であるものであって、前記方法は: a.該伸張した本体の該第一の端部を、物品の横断方向軸に向かって、該
    物品の横断方向軸と該伸張した本体の該第一の端部との間に位置する想像上の折
    り曲げ線の周りで内側に折り曲げ、該伸張した本体の一部の上に横たえて、該第
    一のコア締結具要素を該伸張した本体に関して上方向に向けること; b.該コアの該第二の端部を、該物品の横断方向軸に向かって、該物品の
    横断方向軸と該伸張した本体の該第二の端部との間に位置する想像上の折り曲げ
    線の周りで内側に折り曲げて、該伸張した本体の一部の上に横たえ、該第二の本
    体締結具要素を該伸張した本体に関して上方向に向けること; c.該第一のフラップを内側に折り曲げて、該コアの上に横たえ、該第一
    の締結具要素を該折り曲げたコアに関して外側に向けること; d.該第二のフラップを内側に折り曲げて、該折り曲げた第一のフラップ
    の上に横たえ、該第一のフラップ締結具要素を該第二のフラップに接触し係合さ
    せて、該第一のフラップと該第二のフラップを折り曲げた状態に維持し、これに
    より、該伸張した吸収性コアの該本体に面する表面を、折り曲げたコアの中に内
    蔵して、使用前と使用後の便利で衛生的な取り扱いのために包んだ吸収性コアを
    提供すること。
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