JP5547510B2 - 液吸収性パッド - Google Patents

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この発明は、液吸収性パッドに関し、特に、外装体にしっかりと固定するための技術に関する。
従来より、パンツ等の外装体の股部分に装着され、尿等を吸収する液吸収性パッドが知られている。このような液吸収性パッドは、裏面に外装体に対して接着性を有する止着部材が設けられており、この止着部材を介して外装体の股部に装着されて使用される。
また本願発明に関連する先行技術として、例えば特許文献1に記載のものがある。具体的に、特許文献1に記載された液吸収性パッドは、パッド本体部の両側部から側方に向かって延びるウイングが、外装体の股部に折り返されて股部に接着するものである。これにより、液吸収性パッドのパッド本体部が外装体の股部に固定される。
特開平09−94267号公報
ところが、上記特許文献1の液吸収性パッドの場合、着用者の動作(寝返りや歩行等)によって、外装体の股部に対するウイングの接着力が弱まり、パッド本体部がずれたりして外装体から外れるおそれがある。そのため、吸収しきれなかった尿等の体液が、液吸収性パッドから漏れるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、液吸収性パッドを外装体にしっかりと固定することが可能な技術を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、液体を吸収する液吸収性パッドであって、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に介在する吸収体とを有するパッド本体部と、前記パッド本体部の一方の側部に設けられ、前記パッド本体部の幅よりも長い第1ウイング部とを備え、前記第1ウイング部は、前記パッド本体部の他方の側部に接合する接合部を有し、かつ、複数の液透過性のシートを有し、当該複数の液透過性のシート間に、液体を補助的に吸収する補助吸収体が収納される収納構造を有している
また、第の態様は、第の態様に係る液吸収性パッドにおいて、前記第1ウイング部の表面に、前記収納構造に対して前記補助吸収体の出し入れを可能とする開口部が形成されている。
また、第の態様は、第の態様に係る液吸収性パッドにおいて、前記開口部が、前記第1ウイング部の表面のうち、前記パッド本体部の前記トップシートと同一側の面に形成されている。
また、第の態様は、第1から第の態様までのいずれか1態様に係る液吸収性パッドにおいて、前記他方の側部の表面のうち、前記第1ウイング部の前記接合部に接合する止着材を含む面ファスナが設けられている。
また、第の態様は、第の態様に係る液吸収性パッドにおいて、前記パッド本体部の前記他方の側部には、外側に向かって延びる第2ウイング部が形成されており、前記面ファスナが、前記第2ウイング部に設けられている。
また、第の態様は、第1から第の態様までのいずれか1態様に係る液吸収性パッドにおいて、前記第1ウイング部の付け根部分に、前記第1ウイング部を折り曲げ可能とする折り目が設けられている。
また、第の態様は、第の態様に係る液吸収性パッドにおいて、前記折り目に沿って、前記第1ウイング部が前記バックシート側へ折り曲げ可能とされている。
本発明の第1から第までの態様に係る液吸収性パッドによれば、第1ウイング部とパッド本体部との間に外装体の股部を挟んだ状態で、第1ウイング部をパッド本体部に接合させることが可能となり、液吸収性パッドを外装体にしっかりと固定できるという優れた効果を奏し得る。
また第1から7までの態様に係る液吸収性パッドによれば、第1ウイング部の内部に補助吸収体を収納することができるため、第1ウイング部を補助的に液吸収物品として使用することができるという優れた効果を奏し得る。
特に、第の態様に係る液吸収性パッドによれば、第1ウイング部で液体を補助的に吸収する場合には、開口部を介して補助吸収体を収納することができ、第1ウイング部でパッド本体部を外装体の股部にしっかりと固定する場合には、開口部を介して補助吸収体を抜き取ることができる。このように、開口部を設けることによって、第1ウイング部の使用用途に応じて、補助吸収体を第1ウイング部から出し入れすることが可能となる。
特に、第の態様に係る液吸収性パッドによれば、第1ウイング部をパッド本体部のトップシート側に折り返した際に、開口部が第1ウイング部とパッド本体部との間に配置されるため、開口部から補助吸収体が脱落することを抑制することができるという優れた効果を奏し得る。
特に、第の態様に係る液吸収性パッドによれば、安価かつ容易に第1ウイング部を側部に係合させることができる。また、接合部の接合と剥離とを繰り返し行うことができるという優れた効果を奏し得る。
特に、第の態様に係る液吸収性パッドによれば、第2ウイング部を介して、第1ウイング部とパッド本体部とを容易に接合させることができるという効果を奏し得る。
特に、第の態様に係る液吸収性パッドによれば、折り目に沿って、第1ウイング部を自在に折り曲げることができ、第1ウイングをパッド本体部に容易に接合させることができるという優れた効果を奏し得る。
特に、第の態様に係る液吸収性パッドによれば、第1ウイング部をバックシート側へ容易に折り曲げることが可能となり、第1ウイング部とパッド本体部との間に、外装体の股部を挟みやすくなるという優れた効果を奏し得る。
第1実施形態に係る液吸収性パッドを示す全体斜視図である。 図1に示すII−II位置から見た液吸収性パッドの概略断面図である。 外装体に装着された液吸収性パッドを示す斜視図である。 図3に示すIV−IV位置から見た液吸収性パッド及び外装体の概略断面図である。 第1ウイング部に補助吸収体が収納された液吸収性パッドを示す斜視図である。 外装体に装着された液吸収性パッドを示す全体斜視図である。 図6に示すVII−VII位置から見た液吸収性パッド及び外装体の概略断面図である。 第2実施形態に係る液吸収性パッドを示す全体斜視図である。 外装体に装着された液吸収性パッドを示す概略断面図である。 外装体に装着された液吸収性パッドを示す概略断面図である。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成はあくまでも例示であって、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
{第1実施形態}
図1は、第1実施形態に係る液吸収性パッド100を示す全体斜視図である。図2は、図1に示すII−II位置から見た液吸収性パッド100の概略断面図である。液吸収性パッド100は、外装体9(例えば、パンツ等の下着類やおむつ等)の股部91に取り付けられるパッドである(図3参照)。液吸収性パッド100は、外装体9の内側において、股部91の前後方向に沿って配置されるパッド本体部10と、パッド本体部10の側部からその外側へ延びる第1ウイング部20とを有している。
{パッド本体部10}
図1に示すように、パッド本体部10は、平板状に形成されており、略平行に延びている両側の側辺を有している。この側辺の延びる方向は、パット本体部10の長手方向となっており、外装体9に装着される際に、この長手方向が、股部91の前後方向に一致するように構成されている。なお、以下の説明においては、パッド本体部10の長手方向を液吸収性パッド100の長手方向とし、この長手方向に直交する方向を液吸収性パッド100の幅方向として説明する。
パッド本体部10の裏側(バックシート12側)には、長手方向に沿って延びる一対の止着部101,101がホットメルト等の接着剤を介して取り付けられている。止着部101,101の表面には、接着性を有する糊が付着されており、これら止着部101,101が外装体9の股部91の内側に貼り付けられることで、パッド本体部10が外装体9に固定される。なお、止着部101,101の糊付着面には、液吸収性パッドが使用される際に剥がされる保護シート(図示せず。)が貼付される。この保護シートによって、止着部101,101の接着力が保護される。
パッド本体部10は、常温常圧下において液透過性を有するトップシート11と、常温常圧下において液不透過性を有するバックシート12とが、互いにホットメルト等の接着剤を介して接着された積層体として構成されている。
トップシート11は、例えば、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理して液透過性とした不織布により構成される。なお、トップシート11は、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布により構成されていてもよい。
バックシート12は、例えば、プラスチックフィルムにより構成されている。なお、プラスチックフィルムとその外側に貼着された柔軟性の高い不織布とにより構成されていてもよい。また、バックシート12は、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)を用いた撥水性の不織布により構成されていてもよい。
パッド本体部10は、トップシート11とバックシート12との間に、略矩形状の吸収体13が収納されている。吸収体13は、パッド本体部10を構成するトップシート11及びバックシート12の幅方向の長さよりも短くなっている。吸収体13は、ポリアクリル酸ナトリウムを顆粒状にした高分子吸収体(SAP:Superabsorbent Polymer)を透液性の補助シートに被覆した構造を有している。排泄された尿や下り物、経血等の体液は、トップシート11を浸透して吸収体13に到達し、高分子吸収体によって吸収される。
なお、吸収体13は、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維の集合層に、高分子吸収体を混合した塊を、ティッシュペーパー等の紙シートまたは透液性の不織布シートに貼り付けたものによって構成されていてもよい。ただし、吸収体13の嵩張りを抑制するためには、吸収体13を、パルプ非存在の高分子吸収体により構成することが望ましい。
{第1ウイング部20}
第1ウイング部20は、トップシート11と同様に液透過性を有する複数のシート21,22を、それぞれの周縁部分をホットメルト等の接着剤で接着した積層体として構成されている。パッド本体部10と第1ウイング部20とは、ホットメルト等の接着剤を介して、互いの側端部分同士が結合されている。シート21は、パッド本体部10のトップシート11と同一側の面(表面)を形成しており、シート22は、パッド本体部10のバックシート12と同一側の面(裏面)を形成している。
第1ウイング部20のパッド本体部10との結合する端部とは反対側の端部には、ホットメルト等の接着剤を介してシート21の表面に取り付けられた雄部材201(接合部)が設けられている。雄部材201は、具体的には、その表面に多数の鉤状のフック材が立設された構造を有している。
また、パッド本体部10の他方側(第1ウイング部20の反対側)の側端部には、ホットメルト等の接着剤を介してバックシート12の表面に取り付けられた雌部材202(被接合部)が設けられている。雌部材202は、具体的には、その表面に多数のループ材を有しており、このループ材と雄部材201のフック材とが係合することによって、雄部材201が雌部材202に接合する。また、第1ウイング部の端部を引っ張ることで、接合された雄部材201を雌部材202から引き剥がすことができる。このように、雄部材201及び雌部材202のそれぞれは、互いに接合する止着材を含んだ面ファスナを構成している。パッド本体部10と第1ウイング部20とを接合する部分を面ファスナで構成することによって、接合力の低減を抑制しつつ雄部材201及び雌部材202の係合及び剥離を繰り返すことができるとともに、液吸収性パッド100を安価に構成することができる。また、バックシート12に雌部材202が設けられることによって、ループ材等の止着材が肌に直接触れることを低減することができる。
なお、雄部材201と雌部材202とは、その位置を置換することが可能である。すなわち、雄部材201を雌部材202に置換し、雌部材202を雄部材201に置換してもよい。また、雄部材201及び雌部材202のそれぞれを、フック材及びループ材の双方を含む面ファスナで構成してもよい。また、バックシート12の外側表面を不織布とした場合には、雄部材201をバックシート12の任意の位置に係止させることが可能であり、雌部材202を省略することも可能である。このように雌部材202を省略する場合、バックシート12の部分が被接合部として機能することとなる。
パッド本体部10と第1ウイング部20とは、ホットメルト等の接着剤を介して互いに結合されている。なお、パッド本体部10と第1ウイング部20とは、このようなものに限られるものではなく、例えばヒートシール等の他の方法によって連結されていてもよい。このパッド本体部10に結合する第1ウイング部20の付け根部分に、長手方向に沿って延びる折り目L1が設定される。
液吸収性パッド100は、折り目L1に沿って、第1ウイング部20をパッド本体部10のトップシート11側及びバックシート12側に容易に折り曲げることができるように構成されている。第1ウイング部20は、バックシート12側に巻回されて使用される場合、パッド本体部10を外装体9に固定する固定手段として機能する。また、第1ウイング部20は、トップシート11側に巻回されて使用される場合、排泄された体液を補助的に吸収する吸収手段として機能する。以下において、これらの第1ウイング部20の機能を詳細に説明する。
図3は、外装体9に装着された液吸収性パッド100を示す斜視図である。また、図4は、図3に示すIV−IV位置から見た液吸収性パッド100及び外装体9の概略断面図である。なお、図3では、液吸収性パッド100が装着された外装体9の内部を斜め上方から見た様子を示している。また、図3及び図4では、第1ウイング部20を固定手段として機能させた様子を示している。
第1ウイング部20を固定手段として機能させる場合、図3及び図4に示すように、パッド本体部10が止着部101を介して外装体9の股部91に合わせられ、第1ウイング部20が、折り目L1に沿ってパッド本体部10のバックシート12側へ折り返され、股部91の外側に巻回される。そして、第1ウイング部20の雄部材201がパッド本体部10の雌部材202に係止される。
このように、第1ウイング部20をパッド本体部10の他方の側部に固定することによって、パッド本体部10と第1ウイング部20とが環状を形成する。このとき、パッド本体部10と第1ウイング部20との間において、股部91が挟持されることとなる。これにより、パッド本体部10を股部91にしっかりと固定することができ、パッド本体部10がずれたりして、液吸収性パッド100が外装体9から外れることを効果的に抑制することができる。
また、図1及び図2に示すように、第1ウイング部20の幅(詳細には、折り目L1から雄部材201までの幅方向に沿った距離d2)は、パッド本体部10の幅(詳細には、折り目L1から雌部材202までの幅方向に沿った距離d1)よりも長くなっている。これによれば、雄部材201を雌部材202に係止させたときに、パッド本体部10の形状が崩れることが抑制され、液吸収性パッド100を外装体9に良好に装着することができる。
以上が、第1ウイング部20を固定手段として機能させる場合の説明である。次に、第1ウイング部20を吸収手段として機能させる場合について説明する。
図5は、第1ウイング部20に補助吸収体13aが収納された液吸収性パッド100を示す斜視図である。図5に示すように、第1ウイング部20のシート21には、長手方向に沿って設けられた切り込みによって、開口部OP1が形成されている。開口部OP1は、第1ウイング部20の内部の空間S1と外部空間とを連通させるスリット状の孔となっている。
シート21とトップシート11とは、ともに液吸収性パッド100の同一側の面を形成しているため、開口部OP1は、トップシート11と同一側の面に形成されている。この開口部OP1を介して、シート21及びシート22で形成される空間S1に補助吸収体13aを挿入することが可能となっている。補助吸収体13aは、吸収体13と略同様の構成を有しているが、その大きさは、吸収体13よりも小さいものとなっている。第1ウイング部20は、このような補助吸収体13aを内部に収納することが可能な収納空間形成体を構成している。
また、図5に示すように、補助吸収体13aの長手方向に沿った長さは、開口部OP1の切り込みの長さよりも長くなっている。これによれば、補助吸収体13aが開口部OP1から抜け落ちることを抑制することができる。
図6は、外装体9に装着された液吸収性パッド100を示す全体斜視図である。また、図7は、図6に示すVII−VII位置から見た液吸収性パッド100及び外装体9の概略断面図である。なお、図6は、第1ウイング部20に補助吸収体13aを収納する液吸収性パッド100が取り付けられた外装体9の内部を、斜め上方から見た様子を示している。
図6及び図7に示すように、第1ウイング部20を吸収手段として機能させる場合には、補助吸収体13aが収納された第1ウイング部20が、折り目L1に沿って、パッド本体部10のトップシート11側へ折り返される。そして第1ウイング部20がパッド本体部10のトップシート11に重ねられた状態で、第1ウイング部20の雄部材201がパッド本体部10の裏側(バックシート12側)に設けられた雌部材202に係止される。この場合、折り目L1から雄部材201までの幅方向に沿った長さを、折り目L1から雌部材202までの幅方向に沿った長さよりも長くすることで、パッド本体部10の形状が崩れることを抑制することができる。これにより、パッド本体部10を外装体9に良好に装着することができる。
また、図7に示すように、本実施形態では、開口部OP1を第1ウイング部20のシート21に設けているため、第1ウイング部20がトップシート11側に折り返された際に、開口部OP1がパッド本体部10によって塞がれることとなる。これによれば、液吸収性パッド100が外装体9に装着された際に、補助吸収体13aが開口部OP1を介して脱落することを効果的に抑制することができる。
また、パッド本体部10に内蔵された吸収体13の長手方向に沿う部分の長さは、第1ウイング部20の長手方向に沿う部分の長さよりも長くなっている。これによれば、吸収体13が第1ウイング部20からはみ出すため、第1ウイング部20の補助吸収体13aで吸収しきれない体液を、パッド本体部10の吸収体13において吸収することが可能となる。
以上のように、第1ウイング部20を補助的な吸収手段として使用する場合には、開口部OP1を介して補助吸収体13aを収納することができる。また、第1ウイング部20を固定手段として機能させる場合には、開口部OP1を介して補助吸収体13aを抜き取ることもできる。このように、開口部OP1を設けることによって、第1ウイング部20の使用用途に応じて、補助吸収体13aを第1ウイング部20から出し入れ自在とすることができる。
{第2実施形態}
次に、第2実施形態に係る液吸収性パッド100Aについて説明する。図8は、第2実施形態に係る液吸収性パッド100Aを示す全体斜視図である。なお、本実施の形態の説明において、第1実施形態で説明した各構成と同様の機能を有する要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
液吸収性パッド100Aには、パッド本体部10Aの両側の側部のうち、第1ウイング部20が設けられた部分とは反対側の側部から、幅方向に沿って外側へ延びる第2ウイング部がさらに形成されている。第2ウイング部30は、長手方向において、第1ウイング部20の位置に対応した位置に設けられている。
本実施形態に係るパッド本体部10Aは、パッド本体部10と同様に、トップシート11Aとバックシート12Aとが互いにホットメルト等の接着剤を介して積層された積層体として構成されている。ただし、これらのトップシート11A及びバックシート12Aは、トップシート11及びバックシート12に第2ウイング部30を形成する部分を付加した形状を有している。なお、第2ウイング部30は、パッド本体部10と一体的に構成されていてもよいが、別体として構成されていてもよい。
液吸収性パッド100Aでは、雌部材202が第2ウイング部30のバックシート12Aに設けられている。また、パッド本体部10Aに結合する第2ウイング部30の付け根部分には、長手方向に沿って延びる折り目L2が設けられている。この折り目L2に沿って、第2ウイング部30をパッド本体部10のトップシート11側及びバックシート12側の双方に容易に折り曲げることができる。
図9及び図10は、外装体9に装着された液吸収性パッド100Aを示す概略断面図である。なお、図9は、第1ウイング部20を固定手段として使用する状態を示しており、図10は、第1ウイング部20を補助的な吸収手段として使用する状態を示している。
図9及び図10に示すように、第1ウイング部20の雄部材201を第2ウイング部30の雌部材202に係止させることによって、第1ウイング部20を固定手段または補助的な吸収手段として機能させることができる。特に、パッド本体部10Aの側端部から側方に延びる第2ウイング部30を形成することによって、第1実施形態の場合に比べて、第1ウイング部20の長さを短くすることができる。
また、図9に示すように、雄部材201及び雌部材202を係合させたときの、第1ウイング部20及び第2ウイング部30で形成される帯部分の回りの長さは、パッド本体部10の幅方向の長さよりも長くなることが望ましい。これによれば、パッド本体部10Aの形状が崩れることを抑制することができ、パッド本体部10Aを外装体9に良好に装着することができる。なお、第2ウイング部30の幅方向の長さは、特に限定されるものではないが、第1ウイング部20の幅方向の長さよりも短くして、液吸収性パッド100Aが大きくなることを抑制することが望ましい。
また、図10に示すように、補助吸収体13aが収納された第1ウイング部20を、トップシート11上に折り返して固定する場合、補助吸収体13aを使用者の股にフィットさせるためには、トップシート11上において、雄部材201と雌部材202の係合部分を嵩張らせないことが望ましい。そのため、図8に示すように、第1ウイング部20の幅(詳細には、第1ウイング部20の付け根部分から雄部材201までの幅方向に沿った距離d2A)が、パッド本体部10Aの幅(詳細には、第1ウイング部20の付け根部分から第2ウイング部30の付け値部分までの幅方向に沿った距離d1A)よりも長いことが好ましい。これによれば、図10に示すように、雄部材201と雌部材202とが、トップシート11上の位置で係合することを抑制することができる。
以上のように、本実施形態の液吸収性パッド100Aによれば、パッド本体部10Aに第1ウイング部20及び第2ウイング部30を設けることによって、パッド本体部10Aを外装体9の股部91にしっかりと固定することが可能となる。また、第1ウイング部20を補助的な吸収手段として機能させることもできる。
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能であり、上記実施形態にて説明した各構成は、互いに矛盾の生じない限り、適宜組み合わせたり、または省略したりすることができる。
100,100A 液吸収性パッド
10,10A パッド本体部
11,11A トップシート
12,12A バックシート
13 吸収体
13a 補助吸収体
20 第1ウイング部
201 雄部材
202 雌部材(面ファスナ)
21,22 シート
30 第2ウイング部
9 外装体
91 股部
L1,L2 折り目
OP1 開口部
S1 空間

Claims (7)

  1. 液体を吸収する液吸収性パッドであって、
    液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に介在する吸収体とを有するパッド本体部と、
    前記パッド本体部の一方の側部に設けられ、前記パッド本体部の幅よりも長い第1ウイング部と、
    を備え、
    前記第1ウイング部は、前記パッド本体部の他方の側部に接合する接合部を有し、かつ、複数の液透過性のシートを有し、当該複数の液透過性のシート間に、液体を補助的に吸収する補助吸収体が収納される収納構造を有する液吸収性パッド。
  2. 請求項1に記載の液吸収性パッドにおいて、
    前記第1ウイング部の表面に、前記収納構造に対して前記補助吸収体の出し入れを可能とする開口部が形成されている液吸収性パッド。
  3. 請求項2に記載の液吸収性パッドにおいて、
    前記開口部が、前記第1ウイング部の表面のうち、前記パッド本体部の前記トップシートと同一側の面に形成されている液吸収性パッド。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の液吸収性パッドにおいて、
    前記他方の側部の表面のうち、前記第1ウイング部の前記接合部に接合する止着材を含む面ファスナが設けられている液吸収性パッド。
  5. 請求項4に記載の液吸収性パッドにおいて、
    前記パッド本体部の前記他方の側部には、外側に向かって延びる第2ウイング部が形成されており、
    前記面ファスナが、前記第2ウイング部に設けられている液吸収性パッド。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載の液吸収性パッドにおいて、
    前記第1ウイング部の付け根部分に、前記第1ウイング部を折り曲げ可能とする折り目が設けられている液吸収性パッド。
  7. 請求項6に記載の液吸収性パッドにおいて、
    前記折り目に沿って、前記第1ウイング部が前記バックシート側へ折り曲げ可能とされている液吸収性パッド。
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