JP5281264B2 - エレベータ扉に安全装置を備えるエレベータシステム - Google Patents

エレベータ扉に安全装置を備えるエレベータシステム Download PDF

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Description

本発明は、互いに上下に配置された複数の昇降路扉と、エレベータかごとを備え、昇降路扉が、水平方向に可動な昇降路扉パネルを有し、エレベータかごが、少なくとも1つの水平方向に可動なかご扉パネルを有するかご扉を備えるエレベータシステムに関する。エレベータ昇降路内に位置固定に配置された停止手段が、かご扉パネルへと固定された停止手段と協働して機能し、エレベータかごの静止位置が予定停止位置から或る程度外れた場合に、かご扉パネルの開放運動を制限する。
以下で、「予定停止位置」とは、エレベータかごの床面の高さが、その時点においてエレベータかごが近傍に存在している階の高さに正確に一致するようなエレベータかごの位置として理解される。
特開平04−080191号公報から、上述の特徴を有する安全装置を備えるエレベータシステムが知られている。このエレベータシステムにおいては、かご扉パネルに結合部材が設けられており、エレベータ昇降路の扉側の壁の方向に突き出して、エレベータかごが充分に正確に昇降路扉の高さまたは階の高さに存在するときに、かご扉パネルを対向して位置している昇降路扉パネルに結合させる。垂直方向において隣り合う昇降路扉の間には、常に、垂直に整列したストッパ板が、エレベータ昇降路の扉側の内壁に固定されている。これが、結合部材およびストッパ板の水平な突き出しが相互に重なりあうほどにエレベータかごが昇降路扉へと割り当てられた停止位置の下方へと外れて停止した場合に、昇降路扉パネルに固定された結合部材の開放運動を制限することによって、昇降路扉パネル自体の開放運動を制限する。特開平04−080191号公報による安全装置の目的は、すべての昇降路扉の敷居の下方に取り付けられている大きくて高価につく安全エプロンを、無用にすることにある。そのような安全エプロンは、乗客が予定停止位置よりも下方に静止しているかごのかご扉を開放した後に、エレベータかごと昇降路の扉側の壁との間に存在する空間へと落下する可能性をなくしている。
特開平04−080191号公報によるエレベータシステムにおいては、エレベータかごの位置が低すぎる場合に、エレベータかごと昇降路の壁との間の空間への乗客の落下が、エレベータかごが低すぎる高さに停止した場合には確かに防止される。しかしながら、エレベータが予定停止位置のはるかに上方に停止している場合には、かご扉および昇降路扉の開放は、防止も制限もされない。この状況において、エレベータかごの床から昇降路の床へと出ようと試みた乗客が、かご扉の敷居の下方に存在する昇降路扉の開口を通過して開いているエレベータ昇降路へと落下する危険が存在する。このようなエレベータ昇降路への落下は、実際に、エレベータ昇降路のかご扉の敷居へと、そこから下方へと少なくとも1mにわたって延伸する充分な高さの安全エプロンを取り付けることによって防止できる。しかしながら、このような安全エプロンは、最も下方の昇降路扉の高さから下方へと相応に深い昇降路ピットを必要とし、これは特定の建設の状況においては実現不可能であり、あるいは少なくともかなりの追加のコストを生じさせる。さらに、特開平04−080191号公報による解決策は、垂直方向において隣り合う昇降路扉の間の各空間に比較的長いストッパ板を必要とし、ストッパ板を扉側の昇降路の壁へと固定して整列させる必要があり、かなりの費用を伴う。さらに、階の間の距離が異なるエレベータシステムにおいて、ストッパ板の長さを階の距離に合わせて調節しなければならない点で、不都合である。比較的長い距離にわたって(例えば、数階分の高さにわたって)昇降路扉が存在しないエレベータシステムにおいては、そのような距離の全体にわたって延びるストッパ板を、設置しなければならない。
特開平04−080191号公報
本発明の目的は、上述の形式の安全装置を備えるエレベータシステムであって、上記欠点を有さないエレベータシステムを提案することにある。特には、たとえエレベータかごが予定停止位置のはるかに上方に停止した場合でも、乗客の安全が保証されるエレベータシステムを生み出さなければならない。しかしながら、上述した理由ゆえ、高さの大きな安全エプロンをかご扉の敷居の下方に取り付けることは避けなければならない。さらに、ここで提案される解決策は、材料および設置に関して少ない支出で実現可能でなければならず、階の距離が異なっていても、安全装置に異なる構成要素が必要であってはならない。
この目的は、エレベータ昇降路と、互いに上下に配置された複数の昇降路扉と、エレベータかごとを備え、それぞれの昇降路扉が、少なくとも1つの水平方向に可動な昇降路扉パネルを有し、エレベータかごが、少なくとも1つの水平方向に可動なかご扉パネルを有するかご扉を備えるエレベータシステムであって、垂直方向に延びるバリアレールが、ストッパ手段としてかご扉パネルに取り付けられており、互いに垂直方向に離間した2つの位置固定のストッパドグが、垂直方向において隣り合う昇降路扉の扉パネルの間で、エレベータかごの位置が予定停止位置から或る特定の最小距離だけ正または負の垂直方向に、すなわち上方または下方にずれている場合に常にストッパドグの一方がバリアレールしたがってかご扉パネルの水平方向の開放運動を制限するような高さに固定されている本発明によるエレベータシステムによって達成される。
本発明からもたらされる利点は、本質的には以下のとおりである。
エレベータかごの予定停止位置の外側への予期せぬ停止の場合、エレベータかごの位置が低すぎるときに、エレベータの乗客がエレベータかごと扉側の昇降路の壁との間に落下することがないように保護されるだけでなく、昇降路扉の敷居の近傍の階床へと落下して、そこから開いているエレベータ昇降路へと落下する危険からも保護される。この危険は、エレベータかごが予定停止位置よりも上方に停止した後で乗客はエレベータの扉を開くことができる場合に存在する。
かご扉の敷居の下方に取り付けられる150mm超の高さの安全エプロンをなくすことができ、これによって深さの浅い昇降路ピットを実現することが可能になる。
1mを超える長さのストッパ手段(すなわち、かご扉のバリアレール)は、1つだけでよく、他のストッパ手段(すなわち、位置固定のストッパドグ)は、典型的には50mm未満の短い長さでしかないため、安全装置を材料および設置に関して少ない支出で実現できる。したがって、ストッパドグは、本質的には正確な位置を保証することだけが必要であって、正確な垂直方向の整列は不要であるため、設置が容易である。
たとえ階の距離が異なっており、さらには昇降路扉なしの昇降路部分が比較的長くても、一定の長さの同型の位置固定のストッパ手段(ストッパドグ)を使用することが可能である。
本発明の目的の好都合な実施形態およびさらなる展開が、従属請求項に記載され、以下で説明される。
予定停止位置からはるかに離れて停止したエレベータかごから乗客を避難させる場合の利点が、ストッパドグが、開放運動の制限が少なくとも30mmのかご扉すき間が存在する場合にのみ生じるよう、バリアレールに対してかご扉パネルの開放方向にずらされて配置されている本発明の実施形態によってもたらされる。この手段によれば、上記状況において、依然として安全が保証される扉すき間幅の範囲内で、少なくとも1つのかご扉パネルを開き、さらに保守作業員によって該当の昇降路扉パネルを開くことができ、保守作業員が閉じ込められた乗客に対して予想される避難の手順について知らせることができ、例えば飲食物を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、位置固定のストッパドグが、例えば昇降路扉の敷居、鴨居、またはカバー部材など、昇降路扉の位置固定の部材へと固定される。したがって、ストッパ手段を、設置の際に昇降路の壁に固定する必要がなく、昇降路扉およびかご扉に対する位置を大きく変えることができる。したがって、設置の際の手の込んだ穿孔および整列の作業をなくすことができる。
好都合には、ストッパドグが、前方でエレベータかごがバリアレールおよびかご扉パネルの完全な開放運動がストッパドグによって防止される位置を占めている昇降路扉を、カム装置がもはやかご扉パネルと昇降路扉パネルとの間に係合しないほどにエレベータかごが予定停止位置から離れて停止しているならば、エレベータかごが保守作業員によって完全に開くことができるように位置している。エレベータかごが止められており、かご扉パネルが阻止されているときに、完全に開かれた昇降路扉を通って、保守作業員が、例えばかご扉の駆動部、かごの天井、あるいはエレベータかごの下方に存在するエレベータの構成要素へとアクセスすることができる。上述の結合装置を、エレベータかごが各階に停止したときに、昇降路扉パネルを解放して、昇降路扉パネルをかご扉パネルから開閉するが、そのような機能(係合)が予定停止位置のあたりの限られた領域においてのみ与えられる結合装置として理解すべきである。
本発明によるエレベータシステムにおいては、製造コストおよび設置の費用に関するきわめて大きな利点が、すべてのストッパドグが、たとえ階の高さおよび扉の高さが異なっていても不変の寸法を有するという点からもたらされる。
好都合には、位置固定のストッパドグの高さが、50mm以下である。これにより、設置の際の整列作業、ならびに材料コストおよび輸送重量が、最小限にされる。
本発明によるエレベータシステムにおいては、バリアレールの長さをきわめて容易に決定できる。これは、常に、昇降路扉パネルの高さから、エレベータかごの実際の位置について許される予定停止位置からの上方および下方へのずれの合計を除いたものに等しい。このルールに従って設計されたバリアレールは、安全装置に予定される機能が依然として実現可能である最小限の長さを有する。
万が一にエレベータかごが、制御部の故障の結果として、かご扉が完全には閉じられていない状態で垂直移動を行って、ストッパドグの1つに衝突する場合に、エレベータシステムが大きく損傷することがないようにするために、位置固定のストッパドグは、例えば昇降路扉の位置固定の部材へと、或る特定の垂直力の作用のもとで垂直方向に移動できるように固定される。
エレベータシステムが配送されるときにバリアレールおよび/またはストッパドグがすでにかご扉パネルまたは昇降路扉の部材へと設置されていることで、設置および整列の作業において大きな省力を達成できる。
おそらくはいくつか存在するかご扉の少なくとも1つについて、対応する昇降路扉が比較的長い距離(例えば、数階分の高さ)にわたって存在しないエレベータシステムの場合には、該当の昇降扉のない領域に、従来技術において必要とされるような連続的なストッパ板に代えて、いくつかのストッパドグが、扉側の昇降路の壁に、最大でもバリアレールの長さに一致する間隔で取り付けられる。やはりこの手段によって、コストを大いに省くことができる。
本発明の例示的な実施形態を、添付の図面を参照することによって以下で説明する。
図1は、上述の従来技術によるエレベータシステムの垂直断面を図式的に示している。エレベータ昇降路101の扉側の昇降路の壁102が、互いに上下に配置された3つの昇降路扉103.1から103.3を備えて示されており、さらにエレベータかご105が、真ん中の昇降路扉103.2へと割り当てられた予定停止位置から大きく外れた2つの位置に示されている。エレベータかご105は、かご扉パネル107を有するかご扉106を備え、かご扉パネル107には、通常動作における扉の開放時にかご扉パネル107を昇降路扉パネル109.1から109.3に結合させる係合部材108が取り付けられている。互いに上下に配置されている昇降路扉103.1から103.3の間に位置する領域に、垂直に整列させたストッパ板110が、エレベータかご105が昇降路扉103.1から103.3へと割り当てられた予定停止位置から過剰に遠く下方に位置している場合(図1に示したエレベータかご105の位置のうちの下方の場合のように)に、係合部材108(したがって、かご扉パネル107)の開放運動を阻止または少なくとも制限するように、取り付けられている。
上記従来技術の説明によれば、上述の装置の目的は、エレベータかご105が昇降路扉へと割り当てられた予定停止位置の下方に位置しているときに乗客がかごの扉を開いた場合に、乗客がエレベータかご105と昇降路の扉側の壁102との間に存在する開いた空間へと落下する可能性をなくすことにある。しかしながら、ここに開示されている装置では、例えば乗客が昇降路扉103.2へと割り当てられた予定停止位置の比較的上方遠くに位置しているエレベータかご105から降車を試みた場合に、開いたかご扉106および開いた昇降路扉103.2を通ってエレベータ昇降路へと落下することを、防止することができない。図1に示したエレベータかご105の位置のうちの上方へと割り当てられた矢印Pが、そのような生じ得る落下の経路を示している。この落下の恐れを、実際には、きわめて長い安全エプロン117をかご扉の敷居116の下方に取り付けることによってなくすことができるが、これは、エレベータ昇降路の昇降路ピットを相応に深くしなければならないという重大な不利益を伴う。
図2は、エレベータシステムの昇降路の扉側の壁202(垂直方向に隣接する2つの昇降路扉203.1、203.2を備える)およびエレベータかご205(2つの異なる垂直位置に示されている)の垂直断面を図式的に示している。昇降路扉203.1、203.2はそれぞれ、昇降路扉敷居214を含む昇降路扉枠213上を水平移動可能な様相で案内される少なくとも1つの昇降路扉パネル209.1、209.2を含む。かご扉206は、かご扉敷居216を含むかご扉枠215上を水平移動可能な様相で案内される少なくとも1つのかご扉パネル207を含む。かご扉パネル207は、扉駆動部(図示せず)によって開閉される。かご扉パネルには、結合装置208(やはり、この図には示されていない)が取り付けられており、エレベータかごが各階に停止したとき、結合装置208を介して昇降路扉パネルが解放され、かご扉パネルから開閉される。
エレベータかご205が、図2の上部においては、予定停止位置のうちの上側の昇降路扉203.1へと割り当てられた1つに関し、そのような予定停止位置の下方に停止した状態に示されている。図2の下部においては、エレベータかご205が、下側の昇降路扉203.2へと割り当てられた予定停止位置の上方に停止した状態に示されている。図示の両方の停止状態においては、予定停止位置からの距離が、上述した安全上の理由のためにかご扉パネル207の開放を制限しなければならないほどに大きく、そのようなかご扉パネル207の開放の制限が、本発明によるエレベータシステムの場合には、後述の安全装置の助けによって達成される。
かご扉パネル207に、バリアレール208が固定され、かご扉パネル207の全高の大部分にわたって垂直方向に延びている。バリアレール208は、かご扉パネル207の昇降路扉側の表面から、かご扉パネルと昇降路扉パネル209.1、209.2との間に存在するすき間へと突き出しており、位置固定のストッパドグ210によってかご扉パネル207の開放運動を阻止できるよう、充分に広い垂直なストッパ面を形成している。本発明によるエレベータシステムにおいては、そのような2つの位置固定のストッパドグ210が、垂直方向において隣り合っている2つのそれぞれの昇降路扉203.1、203.2の間のすべての領域のそれぞれにおいて、或る相互の垂直距離に配置されている。これら位置固定のストッパドグ210は、好ましくは、垂直方向において、それぞれの上側の昇降路扉パネル209.1の下縁の下方、およびそれぞれの下側の昇降路扉パネル209.2の上縁の上方に可能な限り近く位置するように配置され、かご扉パネルの開放の方向におけるそれらの共有の垂直投影が、バリアレール208の垂直投影から所定の距離に位置するように配置されている。ストッパドグ210は、かご扉パネル207の昇降路扉側の表面までは達しないように、昇降路扉パネル209.1、209.2のかご扉側の表面を超えて突き出している(図3も参照のこと)。この構成では、万が一にエレベータかご205が予定停止位置の上方または下方へと遠く外れた場合、かご扉パネル207のわずかな開放運動の後にバリアレール208が位置固定のストッパドグ210のうちの1つに衝突することで、ストッパドグ210が、バリアレール208、したがってかご扉パネル207を停止させることができる。わずかな開放運動の長さは、かご扉パネルの開放の方向においてバリアレール208と位置固定のストッパドグ210との間に存在している上述の距離によって決定される。この距離は、好ましくは、エレベータかごが予定停止位置から過剰に外れて位置する場合に、かご扉パネルの開放の経路がわずかに少なくとも30mmのかご扉すき間にて制限されるように、選択される。
図2に示されているように、位置固定のストッパドグは、好ましくは、例えば昇降路扉の敷居214、昇降路扉枠213の各部材、あるいは昇降路扉のカバー部材204など、昇降路扉203.1、203.2の位置固定の部材へと固定される。
位置固定のストッパドグ210は、たとえエレベータかご205が昇降路扉の前でストッパドグ210がバリアレール208の(したがって、かご扉パネル207の)開放運動を制限する位置を占める場合でも、昇降路扉パネル209.1、209.2を完全に開くことができるよう、昇降路扉パネル209.1、209.2によって占められる空間の外側に配置される。しかしながら、この状況において昇降路扉パネルを完全に開くための必要条件は、かごの位置が予定停止位置から比較的大きく外れた結果として、エレベータかごの予定停止位置の領域においてかご扉パネルを昇降路扉パネルに結合させる結合装置220(図3を参照)が、もはや係合していないことである。
図2から、位置固定のストッパドグ210が、上記従来技術によるストッパ板と異なり、たとえ各階の高さおよび扉の高さが異なっていても常に不変の高さを有することが明らかである。ストッパドグの高さは、好ましくは50mmを超えない。したがって、材料および設置の費用が少なくなり、必要な材料の在庫も相応に単純化される。
図2から、バリアレール210に必要な最小長さの決定を、きわめて容易に導き出すことができる。これは、少なくとも、昇降路扉パネル209.1、209.2の高さから、エレベータかごの実際の位置について許される予定停止位置からの上方および下方へのずれの合計を除いたものに常に等しい。バリアレール210の長さの決定にこのルールを使用することで、安全装置に意図される機能を考えられる最小のバリアレールの長さにて実現できることが保証される。
図3は、図2に示したエレベータシステムのかご扉/昇降路扉の構成の水平断面III−IIIを図式的に示している。昇降路の扉側の壁202、下方に昇降路扉敷居214を位置させつつ水平に移動できる2つの昇降路扉パネル209.1、昇降路扉パネルに対応し、下方にかご扉敷居216を位置させている2つのかご扉パネル207、ならびにエレベータかご205の一部分を、見て取ることができる。それぞれがかご扉パネル207の一方へと固定されている2つの垂直方向(すなわち、図面の紙面に直角)に延びるバリアレールが、208で指し示されている。昇降路扉の敷居214には、エレベータかごが昇降路扉へと割り当てられた予定停止位置の下方へと過剰に外れて位置する場合にバリアレール208(したがって、かご扉パネル207)の開放経路を制限する2つのストッパドグ210が、扉パネルの開放の方向に或る距離だけバリアレール208に対してずらされて配置され、位置固定の様相で固定されている。結果として、この状況において依然として可能な開放経路は、エレベータ昇降路への乗客の落下を防止するために充分狭いが、保守作業員と閉じ込められた乗客との間でやり取りが可能であって、例えば乗客へと飲食物を提供できるドアすき間幅である。さらに図3には、それぞれ対応するかご扉パネルおよび昇降路扉パネルの間に配置され、図2に関連して上述され、モータによって駆動されるかご扉パネル207の扉の動きを昇降路扉パネル209.1へと伝達する2つの結合装置218が図式的に示されている。
図4および図5(断面V−V)には、ストッパドグ210を昇降路扉パネル209を案内する昇降路扉の敷居214へと固定する好都合な実施形態が示されている。ブロック状のストッパドグ210が、昇降路扉の敷居214の前側の壁214.1の約1mmの深さの垂直溝220内を案内される。ストッパドグ210には、垂直方向に連続的に延びるT字形のT溝221が設けられている。このT溝に、T溝に合わせたできるだけ小さい高さのボルト頭部を有し、軸部が昇降路扉の敷居214の前側の壁214.1に穿けられた穴223を通って挿入される専用のボルト222が挿入されている。セルフロック式のナット224および板ばね225によって、この専用のボルト222が昇降路扉の敷居214へと固定され、したがってボルト222によってストッパドグ210が昇降路扉の敷居214へと固定される。図示の固定においては、垂直溝220にて水平方向、すなわち通常の場合にバリアレール208が作用する方向の案内が行われるため、ストッパドグ210が大きな荷重に耐えることができる。しかしながら、垂直力を作用させることで、ストッパドグ210を垂直溝に沿って固定位置から押し動かすことができ、必要な垂直力は、板ばね225の予張力によって決まる。この固定方法によれば、エレベータ制御部の機能不良の結果として、エレベータかご205が垂直方向に移動しており、かご扉パネル207が少なくとも部分的に開かれ、バリアレール208が1つ以上のストッパドグ210へと衝突する場合に、ストッパドグが大いに好都合であり得る。図示のようなストッパドグの固定の実施形態によれば、エレベータシステムの大きな損傷を回避することが可能である。
例えば昇降路扉の枠213の鴨居や昇降路扉のカバー部材204など、昇降路扉203.1、203.2の各部材に対しても、ストッパドグについて同様に構成された固定が当然ながら実現可能である。
知られている従来技術によるエレベータシステムの垂直断面を図式的に示している。エレベータかごが、昇降路扉へと割り当てられた予定停止位置から上方および下方に外れた2つの位置に示されている。 本発明によるエレベータシステムの垂直断面を図式的に示す。エレベータかごが、昇降路扉へと割り当てられた予定停止位置から上方および下方に外れた2つの位置に示されている。 図2に示したエレベータシステムのかご扉/昇降路扉の構成の水平断面を示す。 本発明によるエレベータシステムの昇降路扉の敷居へのストッパドグの固定を示す。 図4による固定の水平断面を示す。
符号の説明
101 エレベータの昇降路
102、202 昇降路の扉側の壁
103、203 昇降路扉
105、205 エレベータかご
106、206 かご扉
107、207 かご扉パネル
108 係合部材
109、209 昇降路扉パネル
110 ストッパ板
116 かご扉の敷居
117 安全エプロン
204 カバー部材
208、218 結合装置
210 ストッパドグ
213 昇降路扉の枠
214 昇降路扉の敷居
214.1 昇降路扉の敷居の前側の壁
215 かご扉の枠
216 かご扉の敷居
220 垂直溝
221 T溝
222 ボルト
223 穴
224 ナット
225 板ばね

Claims (8)

  1. エレベータ昇降路(101)と、互いに上下に配置された複数の昇降路扉(203.1、203.2)と、エレベータかご(205)とを備え、昇降路扉(203.1、203.2)が、少なくとも1つの水平方向に可動な昇降路扉パネル(209.1、209.2)を有し、エレベータかご(205)が、少なくとも1つの水平方向に可動なかご扉パネル(207)を有するかご扉(206)を備えるエレベータシステムであって、
    かご扉パネル(207)に、垂直方向に延びるバリアレール(208)が固定されており、
    隣接する昇降路扉(203.1、203.2)の昇降路扉パネル(209.1、209.2)の間を垂直方向に広がる領域に、垂直方向において互いに離間した2つのストッパドグ(210)が、エレベータかご(205)の位置が予定停止位置から或る特定の最小距離だけ正または負の垂直方向にずれている場合に常に2つのストッパドグ(210)の一方がバリアレール(208)したがってかご扉パネル(207)の水平方向の開放運動を制限するように、位置を固定されて配置されており、位置を固定されたストッパドグ(210)が、所定の垂直力の作用のもとで垂直方向に移動できるように固定されていることを特徴とする、エレベータシステム。
  2. 位置を固定されたストッパドグ(210)が、開放運動の制限が少なくとも30mmのかご扉すき間が存在する場合にのみ生じるよう、かご扉パネル(207)の開放方向にバリアレール(208)に対してずらされて配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 位置を固定されたストッパドグ(210)が、昇降路扉(203.1、203.2)の位置が固定された部材へと固定されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のエレベータシステム。
  4. ストッパドグ(210)が、たとえエレベータかご(205)が1つのストッパドグ(210)がバリアレール(208)およびかご扉パネル(207)の開放運動を制限する位置を占めている場合でも、昇降路扉パネル(209.1、209.2)をかご扉パネル(207)に結合させるべく存在する結合装置(218)がもはや係合していない限りは、昇降路扉パネル(209.1、209.2)を完全に開くことができるように配置されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  5. ストッパドグ(210)が、階の高さおよび扉の高さが異なっていても常に不変の寸法を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  6. 位置を固定されたストッパドグ(210)の高さが、50mm以下であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  7. バリアレール(208)の長さが、少なくとも、昇降路扉パネル(209.1、209.2)の高さから、エレベータかご(205)の実際の位置について許される予定停止位置からの上方および下方へのずれの合計を除いたものに等しいことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  8. バリアレールおよび/またはストッパドグ(210)が、エレベータシステムが配送されるときに既にかご扉パネル(207)または昇降路扉(203.1、203.2)の部材へと設置済みであることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載のエレベータシステム。
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