JP2009208856A - エレベータのかご位置固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】かご固定機構を特別な設置用スペースを確保することなく、簡単な構成で安価に設置して乗りかごの着床時の位置を固定することができるエレベータのかご位置固定装置を提供する。
【解決手段】昇降路2の内壁面には乗場ドア装置8を支持する支持部材9が据え付けられ、この支持部材9に固定片13が取り付けられている。昇降路2内で昇降する乗りかご3はその出入口4を開閉するためのかごドア装置6を備えている。かごドア装置6は一対のドアパネル6aを備え、これらドアパネル6aが左右に移動することで出入口4が開閉される。ドアパネル6aの後縁部には固定片13に対応する係合部材15が取り付けられ、この係合部材15がドアパネル6aの戸開方向への移動に応じて固定片13に係合し、この係合で乗りかご3の上下の位置が固定される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、エレベータの乗りかごの戸開状態での上下移動を防止するエレベータのかご位置固定装置に関する。
建物に設置されるエレベータとしては、ロープ式や油圧式などがあり、ロープ式のエレベータでは巻上機に巻き掛けられたロープを介して乗りかごが昇降路内に吊り下げられ、前記巻上機による駆動で乗りかごが昇降路内で上下に昇降移動する。そして、乗りかごが建物のエレベータホールに着床して停止した際にドア装置が開き、乗りかごに対する乗客の乗り降りが可能となる。ロープ式のエレベータでは、乗りかごが所定の階床に着床する際に巻上機にブレーキがかけられ、乗りかごの位置が固定される。
しかしながら、乗りかごに対する乗客の乗り降りなどで乗りかごに加わる荷重が変動するため、巻上機にブレーキがかけられていても、ロープの伸びなどに起因して乗りかごが上下に揺れるように移動してしまうことがある。
また一般に、エレベータには、乗りかごのドア装置が開いた戸開状態のままで乗りかごが駆動されて上下に昇降移動するような危険を防止する安全機構が設けられているが、その安全機構が何らかの原因で故障して乗りかごが戸開状態のまま昇降移動するようなことがあれば重大な事故に繋がる恐れがある。
そこで、特開平10−59662号公報に見られるように、乗りかごのドア装置と連動して動作するかご固定機構を設け、乗りかごがエレベータホールに着床して停止し、ドア装置が戸開する際に、そのドア装置と連動して動作するかご固定機構を昇降路側の固定部に係合させ、この係合で乗りかごの上下移動を防止する技術が提案されている。
特開平10−59662号公報
ところで、特開平10−59662号公報のものでは、乗りかごの天井部にかご固定機構が設けられている。乗りかごの天井部には乗りかごを吊り下げるためのロープが配置されたり、保守作業員が乗る作業台が設置されたりして相当複雑な構造となっており、このためこの天井部にかご固定機構を設置するとなるとその組み付けに種々の困難が伴い、また天井部にその設置用のスペースを確保しなければならず、乗りかごの製造コストが増し、また乗りかごが大型化してしまう難点がある。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、かご固定機構を特別な設置用スペースを確保することなく、簡単な構成で安価にエレベータに設置して乗りかごの着床時の位置を固定することができるエレベータのかご位置固定装置を提供することにある。
請求項1の発明は、建屋のエレベータ乗場口をドアパネルの移動で開閉する乗場ドア装置と、建屋の昇降路壁面に取り付けられ、前記乗場ドア装置を支持する乗場ドア支持部材と、前記昇降路内で昇降移動する乗りかごに設けられ、その乗りかごの出入口をドアパネルの移動で開閉するかごドア装置と、前記乗りかごが前記エレベータ乗場口に着床して停止した際に前記乗りかごの位置を固定するかご固定機構とを備え、前記かご固定機構は、前記乗場ドア支持部材に設けられた固定部と、前記かごドア装置のドアパネルに設けられ、前記ドアパネルの戸開方向への移動に応じて前記固定部に係合することで前記乗りかごの位置を固定し、前記ドアパネルの戸閉方向への移動に応じて前記固定部との係合が外れる係合部材とを具備してなることを特徴としている。
請求項2の発明は、建屋のエレベータ乗場口をドアパネルの移動で開閉する乗場ドア装置と、建屋の昇降路壁面に取り付けられ、前記乗場ドア装置を支持する乗場ドア支持部材と、前記昇降路内で昇降移動する乗りかごに設けられ、その乗りかごの出入口をドアパネルの移動で開閉するかごドア装置と、前記かごドア装置を支持するかごドア支持部材と、前記乗場ドア装置のドアパネルをウエイトの重力を用いて戸閉方向に付勢する自閉装置と、前記乗りかごが前記エレベータ乗場口に着床して停止した際に前記乗りかごの位置を固定するかご固定機構とを備え、前記かご固定機構は、前記かごドア支持部材に設けられた固定部と、前記乗場ドア支持部材に設けられているとともに、前記自閉装置のウエイトにワイヤを介して連結され、前記乗場ドア装置におけるドアパネルの戸開時の前記ウエイトの移動に応じて前記固定部に係合することで前記乗りかごの位置を固定し、前記ドアパネルの戸閉時の前記ウエイトの移動に応じて前記固定部との係合が外れる係合部材とを具備してなることを特徴としている。
請求項3の発明は、建屋のエレベータ乗場口をドアパネルの移動で開閉する乗場ドア装置と、建屋の昇降路壁面に取り付けられ、前記乗場ドア装置を支持する乗場ドア支持部材と、前記昇降路内で昇降移動する乗りかごに設けられ、その乗りかごの出入口をドアパネルの移動で開閉するかごドア装置と、前記かごドア装置を支持するかごドア支持部材と、前記乗りかごが前記エレベータ乗場口に着床して停止した際に前記乗りかごの位置を固定するかご固定機構とを具備し、前記かご固定機構は、前記乗場ドア支持部材に設けられた固定部と、前記かごドア支持部材に設けられ、前記かごドア装置のドアパネルが前記かごドア支持部材に沿って戸開方向へ移動する動作に応じて前記固定部に係合することで前記乗りかごの位置を固定し、前記ドアパネルの戸閉方向への移動に応じて前記固定部との係合が外れる係合部材とを具備してなることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1ないし3に記載のかご位置固定装置において、前記固定部と係合部材との係合の有無を検出するための検出手段が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、かご固定機構を特別な設置用スペースを確保することなく、簡単な構成で安価にエレベータに設置して乗りかごの着床時の位置を固定することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3にはこの発明の第1の実施形態を示してある。図1には建屋のエレベータホールに設けられたエレベータ乗場口1を示してあり、この乗場口1の奥行側後方が昇降路2となっている。昇降路2内にはロープ(図示せず)を介して乗りかご3が吊り下げられ、この乗りかご3が昇降路2内で上下に昇降移動する。
乗りかご3は前面に出入口4を有し、この出入口4の前面側下部にはかごドア支持部材としての敷居5が水平に据え付けられ、この敷居5の上にかごドア装置6が配置されている。かごドア装置6は例えば一対のドアパネル6aを備え、これらドアパネル6aが前記敷居5に沿って左右に移動することで乗りかご3の出入口4が開閉される。
乗場口1の後部側には乗場ドア装置8が設けられている。この乗場ドア装置8は、昇降路2の内壁面に据え付けられた乗場ドア支持部材9を介して支持されている。乗場ドア支持部材9は水平に架設された敷居10と、この敷居10の両端部に設けられた補強用柱材11とを備え、前記敷居10の上に乗場ドア装置8が配置されている。乗場ドア装置8は例えば一対のドアパネル8aを備え、これらドアパネル8aが前記敷居10に沿って左右に移動することで乗場口1が開閉される。
乗りかご3が昇降路2内で昇降移動する際には、かごドア装置6および乗場ドア装置8が共に閉じており、乗りかご3が所定のエレベータホールに着床して停止した際に、図1に示すようにかごドア装置6と乗場ドア装置8が互いに対向し、この状態で乗りかご3に設けられた駆動源(図示せず)によりかごドア装置6および乗場ドア装置8が互いに連動するように駆動されて図2に示すように出入口4および乗場口1が開放され、これにより乗りかご3に対する乗客の乗り降りが可能となる。
昇降路2の内壁面に据え付けられた乗場ドア支持部材9の柱材11には、固定部としての固定片13が昇降路2の中央部側に突出するように締結固定されている。固定片13は、図3に示すように各柱材11の上下部に取り付けられ、これら固定片13に係合孔14が形成されている。なお、図3は図2中の矢視A方向から見た正面図である。
かごドア装置6における各ドアパネル6aの後縁部には前記各固定片13に対応して板状の係合部材15が取り付けられ、戸閉状態の各ドアパネル6aが戸開方向に移動して戸開する際に各係合部材15が各固定片13の係合孔14に嵌まり込んで係合するようになっている。そして柱材11には、図1および図2に示すように前記係合孔14に対する係合部材15の係合の有無を検出する例えば光学式の検出センサ16が取り付けられている。
このような構成において、昇降移動している乗りかご3が所定の階のエレベータホールに着床して停止し、かごドア装置6および乗場ドア装置8のドアパネル6a,8aが互いに連動して戸開方向に移動すると、図2および図3に示すようにかごドア装置6におけるドアパネル6aの係合部材15が昇降路2側に固定されている固定片13の係合孔14に係合する。そして、ドアパネル6aの移動が停止し、乗りかご3の出入口4およびエレベータホールの乗場口1が戸開状態に保持され、この状態において乗りかご3に対する乗客の乗り降りが行なわれる。
乗りかご3に乗客が乗り降りする際には、乗りかご3に加わる荷重が変動する。しかし、乗りかご3におけるドアパネル6aの係合部材15が昇降路2の内壁面に締結固定されている柱材11の固定片13に係合しており、このため乗りかご3の上下の位置が固定され、乗客の乗り降りの荷重で乗りかご3が上下に移動したり、ずれ動いたりすることがない。
また、係合部材15と固定片13との係合により、かごドア装置6が戸開状態のままで誤って乗りかご3が昇降移動するようなこともない。
乗客の乗り降りが終了した後には、かごドア装置6および乗場ドア装置8が戸閉し、乗りかご3が次の目的階に向って移動する。かごドア装置6が戸閉する際には、ドアパネル6aの係合部材15が固定片13から離脱してその係合が外れ、したがって乗りかご3の移動が可能となる。
固定片13と係合部材15との係脱動作は検出センサ16により検出され、もし固定片13と係合部材15との係合が外れない検出状態のときに、乗りかご3に運転指令が出力されたとしてもそれが検出センサ16による信号に基づいてキャンセルされる。
この実施形態においては、乗りかご3の着床時の上下移動を抑えるかご固定機構が乗りかご3の天井部に設けられているのではなく、乗りかご3の前方部と乗場ドア支持部材9の柱材11との間の空きスペース部分に設けられており、このためかご固定機構設置用の特別のスペースを確保する必要がなく、またその組み付けも容易に行なえ、設置コストも低減する。
図4〜図8には第2の実施形態を示してある。なお、前記第1の実施形態の構成と対応する部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。この実施形態においては、乗場ドア装置8に設けられている自閉装置20を介してかご固定機構を動作させるようになっている。
一般に乗場ドア装置8には、そのドアパネル8aを戸閉方向にウエイト21の重力を用いて付勢する自閉装置20が設けられている。この自閉装置20は、一方のドアパネル8aの上部にワイヤ22を連結し、このワイヤ22の自由端側の端部にウエイト21を取り付けてなる。ワイヤ22は他方のドアパネル8aの配置側方向に水平に引き出されていると共にガイドローラ24を介して下方に垂れ下げられ、その下端部にウエイト21が取り付けられ、このウエイト21による重力でドアパネル8aが戸閉方向に付勢されている。そしてこの自閉装置20により、乗場ドア装置8の戸閉動作時に両ドアパネル8aの戸当り側の縁部が互いに確実に突き当って閉じ切るように操作される。ウエイト21は乗場ドア装置8の戸閉動作時には下降し、戸開動作時には上昇する。図4は乗場ドア装置8の戸閉時の状態を、図5は乗場ドア装置8の戸開時の状態をそれぞれ示してある。
なお、一対のドアパネル8aは互いに連動して動作するからその一方のドアパネル8aを自閉装置20により戸閉方向に付勢すれば、両ドアパネル8aの戸当り側の端部を突き当てることできる。
この実施形態においては、乗場口1の敷居10の一方側端部、すなわち前記ウエイト21の配置側の端部の内部にかご固定機構を構成する係合部材26が設けられている。この係合部材26は、図6および図7に示すようにL状に屈曲する板状をなし、その屈曲部に支軸27が設けられ、この支軸27を介して垂直軸回り方向に回動自在に支持されている。
係合部材26は、L状に屈曲する一方の板部が係合部26aで、他方の板部が操作部26bとなっており、通常時には係合部26aが敷居10の長手方向に沿うように配置されている。
乗場口1の敷居10の側面には係合部材26と対向するスリット状の開口28が形成され、乗りかご3の敷居5の側面には固定部として前記開口28と対向可能なスリット状の係合孔29が形成されている。
そして乗りかご3の敷居5が乗場口1の敷居10と対向する状態で係合部材26が図6において時計方向に回動した際に、係合部26aが開口28を通して敷居10の側面から突出するとともに、図7に示すように敷居5の係合孔29に嵌合して係合するようになっている。そして敷居5の内部には係合孔29に対する係合部26aの係合の有無を検出する例えば光学式の検出センサ32が設けられている。
係合部材26の操作部26bにはワイヤ30が取り付けられている。このワイヤ30は敷居10の端部外方に引き出されているとともに、ガイドローラ31を通してウエイト21の下端部に接続され、ウエイト21が上昇するときにワイヤ30の張力で係合部材26が一方向に引っ張られて時計方向に回動するようになっている。係合部材26には図8に示すようにスプリング35が設けられ、このスプリング35により係合部材26が反時計方向に弾性的に付勢されている。通常時には係合部材26がストッパピン36に当接することでその反時計方向の回動範囲が規制されている。
この実施形態の場合には、昇降移動している乗りかご3が所定の階のエレベータホールに着床して停止すると、乗場口1の敷居10と乗りかご3の敷居5とが互いに対向し、この状態で駆動源の駆動力でかごドア装置6および乗場ドア装置8の各ドアパネル6a,8aが戸開方向に移動する。そして、ドアパネル8aの移動で自閉装置20のウエイト21が上昇する。
ウエイト21の上昇でワイヤ30が引っ張られ、その張力で係合部材26がスプリング35の弾性力に抗して時計方向に回動し、この回動で係合部材26の係合部26aが敷居10の側面から突出するとともに、乗りかご3の敷居5の係合孔29に嵌合して係合し、この係合で乗りかご3の上下の位置が固定される。
この状態で乗りかご3に対する乗客の乗り降りが行なわれるが、乗りかご3の位置が固定されているから、乗客の乗り降りの荷重で乗りかご3が上下に移動したり、ずれ動いたりすることがない。また、係合部材26と係合孔29との係合により、かごドア装置6が戸開状態のままで誤って乗りかご3が昇降移動するようなこともない。
乗客の乗り降りが終了した後には、駆動源による駆動でかごドア装置6および乗場ドア装置8が戸閉する。乗場ドア装置8のドアパネル8aが戸閉方向に移動する際には、自閉装置20のウエイト21が下降し、この下降でワイヤ30が弛緩して係合部材26がスプリング35の弾性力で反時計方向に回動し、この回動で係合部26aが乗りかご3の敷居5の係合孔29から離脱して乗場口1の敷居10内に納まり、ストッパピン36に当接して停止する。
また、ドアパネル8aが戸閉方向に移動する際には、ウエイト21の重力がドアパネル8aに対する戸閉力として加わり、これにより戸閉方向に移動する両ドアパネル8aの戸当り側の縁部が互いに確実に突き当って乗場口1を確実に閉じ切ることができる。そしてこの状態で、乗りかご3が運転され、次の目的階に向って移動する。
係合部材26の係合部26aと乗りかご3の敷居5の係合孔29との係脱動作は検出センサ32により検出され、もし係合部26aと係合孔29との係合状態が外れない検出状態のときに、乗りかご3に運転指令が出力されたとしてもそれが検出センサ32による信号に基づいてキャンセルされる。
この実施形態においても、乗りかご3の着床時の移動を抑えるかご固定機構を乗りかご3の天井部に設けるのではなく、乗場口1の敷居10の空きスペースの部分に設けており、このためかご固定機構設置用の特別のスペースを確保する必要がなく、またその組み付けも容易に行なえ、設置コストも低減する。
図9〜図11には第3の実施形態を示してある。この実施形態においては、乗りかご3の敷居5の内部にかご固定機構を構成する係合部材40が設けられている。この係合部材40はL状に屈曲する板材からなり、その屈曲部に支軸41が取り付けられ、この支軸41を介して垂直軸回り方向に回転自在に支持されている。
乗りかご3の敷居5および乗場口1の敷居10の上面には、それぞれガイド溝43,44を構成する凹部がその長手方向に沿って形成されている。敷居5の上に配置されたかごドア装置6のドアパネル6aおよび敷居10の上に配置された乗場ドア装置8のドアパネル8aの下端面にはそれぞれガイドシュー45,46が取り付けられ、これらガイドシュー45,46がガイド溝43,44内に摺動自在に嵌合され、これらガイドシュー45,46を介してドアパネル6a,8aがガイド溝43,44に沿って移動するようにガイドされる。
係合部材40は、L状に屈曲する一方の板部が係合部40aで、他方の板部が操作部40bとなっている。敷居5の一側面には係合部材40の係合部40aに対向する開口47が、ガイド溝43の凹部一側面には係合部材40の操作部40bに対向する開口48がそれぞれ形成され、さらに乗場口1の敷居10における一側面には、乗りかご3の敷居5の開口47と対向可能でかつ係合部材40の係合部40aと係脱可能な固定部としてのスリット状の係合孔49が形成されている。
係合部材40にはスプリング50が設けられ、このスプリング50により係合部材40が図10および図11における時計方向に弾性的に付勢されている。係合部材40は、かごドア装置6が戸閉状態にある通常時には、図10に示すようにスプリング50の付勢力で操作部40bが開口48を通してガイド溝43の内部に突出し、係合部40aが敷居5の内部に収納された状態にある。また、乗場口1の敷居10の内部には、図9に示すように係合孔49に対する係合部40aの係合の有無を検出する例えば光学式の検出センサ51が設けられている。
この実施形態の場合には、昇降移動している乗りかご3が所定の階のエレベータホールに着床して停止すると、乗場口1の敷居10と乗りかご3の敷居5とが互いに対向し、この状態で駆動源の駆動力でかごドア装置6および乗場ドア装置8の各ドアパネル6a,8aが戸開方向に移動する。
かごドア装置6のドアパネル6aが敷居5の端部近くにまで移動すると、ドアパネル6aのガイドシュー45が係合部材40の操作部40bに当接し、さらにドアパネル6aが移動することにより係合部材40がスプリング50の付勢力に抗して図11に示すように反時計方向に回動し、この回動で係合部40aが開口47を通して敷居5の側面から突出するとともに、乗場口1の敷居10の係合孔49に嵌合して係合し、この係合で乗りかご3の上下の位置が固定される。
この状態で乗りかご3に対する乗客の乗り降りが行なわれるが、乗りかご3の位置が固定されているから、乗客の乗り降りの荷重で乗りかご3が上下に移動したり、ずれ動いたりすることがない。また、係合部材40と係合孔49との係合により、かごドア装置6が戸開状態のままで誤って乗りかご3が昇降移動するようなこともない。
乗客の乗り降りが終了した後には、駆動源による駆動でかごドア装置6および乗場ドア装置8が戸閉する。かごドア装置6のドアパネル6aが戸閉方向に移動する際には、ドアパネル6aのガイドシュー45が係合部材40の操作部40bから離れ、これに応じて係合部材40がスプリング50の付勢力で時計方向に回動し、この回動で操作部40bが開口48を通してガイド溝43の内部に突出するとともに、係合部40aが乗場口1の敷居10の係合孔49から離脱して乗りかご3の敷居5内に収納される。なお、係合部材40の時計方向の回動範囲は、操作部40bが開口48の縁部に当接することにより規制される。そしてこの状態で、乗りかご3が運転され、次の目的階に向って移動する。
係合部材40の係合部40aと乗場口1の敷居10の係合孔49との係脱動作は検出センサ51により検出され、もし係合部40aと係合孔49との係合状態が外れない検出状態のときに、乗りかご3に運転指令が出力されたとしてもそれが検出センサ51による信号に基づいてキャンセルされる。
この実施形態においても、乗りかご3の着床時の移動を抑えるかご固定機構を乗りかご3の天井部に設けるのではなく、乗りかご3の敷居5の空きスペースの部分に設けており、このためかご固定機構設置用の特別のスペースを確保する必要がなく、またその組み付けも容易に行なえ、設置コストも低減する。
なお、前記各実施形態においては、かごドア装置および乗場ドア装置がそれぞれ一対のドアパネルを備え、その両ドアパネルが左右に移動する両開き式のドア装置としたが、例えば1枚のドアパネルを備え、その1枚のドアパネルが左右に移動する片開き式のドア装置を採用するような場合であってもよい。
この発明の第1の実施形態に係るかご固定装置の作動前の状態を示す断面図。 この発明の第1の実施形態に係るかご固定装置の作動時の状態を示す断面図。 図2中の矢視A方向から見た正面図。 この発明の第2の実施形態に係るかご固定装置の作動前の状態を示す正面図。 この発明の第2の実施形態に係るかご固定装置の作動時の状態を示す正面図。 この発明の第2の実施形態に係るかご固定装置の作動前の状態を示す断面図。 この発明の第2の実施形態に係るかご固定装置の作動時の状態を示す断面図。 この発明の第2の実施形態に係るかご固定装置の係合部材を示す平面図。 この発明の第3の実施形態に係るかご固定装置の作動前の状態を示す断面図。 この発明の第3の実施形態に係るかご固定装置の作動前の状態を示す平面図。 この発明の第3の実施形態に係るかご固定装置の作動時の状態を示す平面図。
符号の説明
1…エレベータ乗場口
2…昇降路
3…乗りかご
4…出入口
5…敷居(かごドア支持部材)
6…かごドア装置
6a…ドアパネル
8…乗場ドア装置
8a…ドアパネル
9…乗場ドア支持部材
10…敷居
11…補強用柱材
13…固定片(固定部)
15…係合部材
16…検出センサ
20…自閉装置
21…ウエイト
26…係合部材
29…係合孔(固定部)
32…検出センサ
40…係合部材
43…ガイド溝
45…ガイドシュー
49…係合孔(固定部)
51…検出センサ

Claims (4)

  1. 建屋のエレベータ乗場口をドアパネルの移動で開閉する乗場ドア装置と、
    建屋の昇降路壁面に取り付けられ、前記乗場ドア装置を支持する乗場ドア支持部材と、
    前記昇降路内で昇降移動する乗りかごに設けられ、その乗りかごの出入口をドアパネルの移動で開閉するかごドア装置と、
    前記乗りかごが前記エレベータ乗場口に着床して停止した際に前記乗りかごの位置を固定するかご固定機構と、
    を備え、
    前記かご固定機構は、
    前記乗場ドア支持部材に設けられた固定部と、
    前記かごドア装置のドアパネルに設けられ、前記ドアパネルの戸開方向への移動に応じて前記固定部に係合することで前記乗りかごの位置を固定し、前記ドアパネルの戸閉方向への移動に応じて前記固定部との係合が外れる係合部材と、
    を具備してなることを特徴とするエレベータのかご位置固定装置。
  2. 建屋のエレベータ乗場口をドアパネルの移動で開閉する乗場ドア装置と、
    建屋の昇降路壁面に取り付けられ、前記乗場ドア装置を支持する乗場ドア支持部材と、
    前記昇降路内で昇降移動する乗りかごに設けられ、その乗りかごの出入口をドアパネルの移動で開閉するかごドア装置と、
    前記かごドア装置を支持するかごドア支持部材と、
    前記乗場ドア装置のドアパネルをウエイトの重力を用いて戸閉方向に付勢する自閉装置と、
    前記乗りかごが前記エレベータ乗場口に着床して停止した際に前記乗りかごの位置を固定するかご固定機構と、
    を備え、
    前記かご固定機構は、
    前記かごドア支持部材に設けられた固定部と、
    前記乗場ドア支持部材に設けられているとともに、前記自閉装置のウエイトにワイヤを介して連結され、前記乗場ドア装置におけるドアパネルの戸開時の前記ウエイトの移動に応じて前記固定部に係合することで前記乗りかごの位置を固定し、前記ドアパネルの戸閉時の前記ウエイトの移動に応じて前記固定部との係合が外れる係合部材と、
    を具備してなることを特徴とするエレベータのかご位置固定装置。
  3. 建屋のエレベータ乗場口をドアパネルの移動で開閉する乗場ドア装置と、
    建屋の昇降路壁面に取り付けられ、前記乗場ドア装置を支持する乗場ドア支持部材と、
    前記昇降路内で昇降移動する乗りかごに設けられ、その乗りかごの出入口をドアパネルの移動で開閉するかごドア装置と、
    前記かごドア装置を支持するかごドア支持部材と、
    前記乗りかごが前記エレベータ乗場口に着床して停止した際に前記乗りかごの位置を固定するかご固定機構と、
    を具備し、
    前記かご固定機構は、
    前記乗場ドア支持部材に設けられた固定部と、
    前記かごドア支持部材に設けられ、前記かごドア装置のドアパネルが前記かごドア支持部材に沿って戸開方向へ移動する動作に応じて前記固定部に係合することで前記乗りかごの位置を固定し、前記ドアパネルの戸閉方向への移動に応じて前記固定部との係合が外れる係合部材と、
    を具備してなることを特徴とするエレベータのかご位置固定装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のかご位置固定装置において、
    前記固定部と係合部材との係合の有無を検出するための検出手段が設けられていることを特徴とするエレベータのかご位置固定装置。
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