JP5280519B2 - 基板キャリア測定治具、衝突防止治具及びそれを用いた衝突防止方法 - Google Patents

基板キャリア測定治具、衝突防止治具及びそれを用いた衝突防止方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板キャリア測定治具、衝突防止治具及びそれを用いた衝突防止方法に係り、特に、300mm以上のウエファを収容するFOUPをロードポートに載置し、ロボットにてFOUP内のウエファをハンドリングする際に、ロボットがウエファに衝突するのを防ぐための衝突防止治具及びそれを用いた衝突防止方法に関するものである。
現在、300mmウエファのFOUPをロードポートのドックプレート(ドッキングテーブル)に載置する際、FOUP底面に設けた90°の角度を持つ逆V字状のV溝を、ドックプレートに設けた3本のキネマティックピンの上に載せて、X−Y−Z方向の位置決め(キネマティックカップリング)を行っている。
FOUPは樹脂の樹脂成型品であるため、V溝の角度公差にバラツキがあり、一部では公差が±5°を超える場合もある。一方、キネマティックピンは金属製であるが、その先端部、すなわちFOUP側のV溝が載る先端部の周縁は、V溝の両溝面(45°の傾斜部)に対する接触面圧を下げるために、大きな曲率を持つR部(面取り部)とされる。しかし、このピンのR部は複雑な形状のために、機械加工後に直接的に加工精度を測定することが非常に困難である。よって、現状では、複数のメーカで作るキネマティックピンを、真の加工精度がわからないまま、又は不安定な形状精度のまま使用している。ここで、異なるメーカが製造するピン間でバラツキがあるのは言うまでもなく、同じメーカのピンであってもロット間にてバラツキは存在するが、それらを確認する術がない。
また、FOUPは複数のFOUPメーカが、ロードポートは複数のロードポートメーカがそれぞれ製造しており、メーカの違いによる個体間のバラツキもある。また、経年使用に伴うV溝及びキネマティックピンの摩耗に起因する精度のバラツキもある。よって、任意のロードポートのドックプレートに任意のFOUPを載置し、キネマティックカップリングする場合、理論的には精度確保のできる位置決め方法であるが、現実には、精度バラツキが大きくなる部品要素同士の組み合わせであり、結果としてFOUPの高さ方向における精度確保が難しい位置決め方法である。
一方、現在、450mmウエファの様々な規格選定が進められているが、450mmウエファ用FOUPのスロット部におけるスロットピッチは、300mmウエファ用FOUPと同じ10mmを基準に(10mm超の場合でも可能な限り小さくなるよう)規格化が進められている。300mmウエファと450mmウエファとでウエファ厚さが同じであれば、スロットに収容されたウエファの物理現象としてのSag(=撓み)量が、450mmウエファでは300mウエファの約3倍以上になる。よって、450mmウエファ用FOUPにおいては、300mmウエファ用FOUPと比較してより高精度に高さ位置決めしないと、FOUP内に収容されたウエファに対してロボットが衝突する(割れが発生する)可能性が高くなる。300mウエファや450mmウエファは、最終プロセス後の製品価格が何千万円にも達する非常に高価な製品もあり、この衝突発生は、ロボットでウエファを扱う上で大きな損失を招く可能性がある。
FOUPのウエファ位置を測定する治具、キネマティックピンの形状を評価する治具、及びキネマティックピンの位置を評価する治具に関して、特許文献1記載の発明がある。
特許第3638245号公報
特許文献1記載の各治具を用いることで、ロードポートのキネマティックピン上にFOUPを載置した場合に、ウエファが収容される一対のスロット部(棚部)における基準となるスロットの、ウエファ位置(スロット高さ)を測定することはできる。しかしながら、特許文献1記載の各治具を用いても、一対のスロット部における任意のスロットが水平か否かについては判断できないという問題があった。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、基板キャリアの、基板が収容される一対のスロット部におけるスロット高さを測定可能で、かつ、任意のスロットが水平か否かの判断が可能な基板キャリア測定治具、衝突防止治具及びそれを用いた衝突防止方法を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明の請求項1に係る発明は、基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアの、スロット高さを測定する治具であって、前記基板キャリアの底面に設けられた3つのV溝に対応して配置された3つのキネマティックピンを有するキャリア載置部を備えたベース部材と、前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段と、前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段に、前記測定手段からの情報を書き込む書込手段と、を含むことを特徴とする基板キャリア測定治具である。
請求項2に係る発明は、基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアの、スロット高さを測定する治具であって、前記基板キャリアの底面に設けられた3つのV溝に対応して配置された3つのキネマティックピンを有するキャリア載置部を備えたベース部材と、前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段と、前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段の情報を読み取ると共に、前記測定手段からの情報をホストコンピュータに送信する読取送信手段と、を含むことを特徴とする基板キャリア測定治具である。
請求項3に係る発明は、基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアの、スロット高さを測定する治具であって、前記基板キャリアは、その底面に、少なくとも3つの突起部と少なくとも2つの逆漏斗状の凹部とを備え、前記各突起部はその先端に同一平面を形成する平坦面部をそれぞれ有し、前記各突起部の平坦面部が当接されるキャリア載置部を備え、そのキャリア載置部に、前記基板キャリアの底面に設けられた少なくとも2つの凹部に嵌入される少なくとも2つの位置決めピンを有するベース部材と、前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段と、前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段に、前記測定手段からの情報を書き込む書込手段と、を含むことを特徴とする基板キャリア測定治具である。
請求項4に係る発明は、基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアの、スロット高さを測定する治具であって、
前記基板キャリアは、その底面に、少なくとも3つの突起部と少なくとも2つの逆漏斗状の凹部とを備え、前記各突起部はその先端に同一平面を形成する平坦面部をそれぞれ有し、前記各突起部の平坦面部が当接されるキャリア載置部を備え、そのキャリア載置部に、前記基板キャリアの底面に設けられた少なくとも2つの凹部に嵌入される少なくとも2つの位置決めピンを有するベース部材と、前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段と、前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段の情報を読み取ると共に、前記測定手段からの情報をホストコンピュータに送信する読取送信手段と、を含むことを特徴とする基板キャリア測定治具である。
請求項5に係る発明は、前記ベース部材上における前記キャリア載置部の近傍に設けられ、前記測定手段の前記基準値を決める高さ基準部材、を更に含む請求項1から4いずれか1つに記載の基板キャリア測定治具である。
請求項6に係る発明は、前記測定手段は前記センサを上下方向に昇降させる昇降機構を備えた請求項1から4いずれか1つに記載の基板キャリア測定治具である。
請求項7に係る発明は、前記測定手段は、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて前記基準値からの高さ及び前記スロット水平度を測定する第1の測定センサと、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて前記スロットピッチを測定する第2の測定センサと、を備えた請求項1から4いずれか1つに記載の基板キャリア測定治具である。
請求項8に係る発明は、前記ベース部材上に設けられ、前記キャリア載置部に向かって前記第1の測定センサを進退自在にスライドさせるスライド装置、を更に含む請求項7に記載の基板キャリア測定治具である。
請求項9に係る発明は、前記第1の測定センサは、前記スライド装置に固定して設けられ、少なくとも1つのセンサ支持部材と前記センサ支持部材のキャリア載置部側に配設される2つの高さ・水平度センサとを備える請求項8に記載の基板キャリア測定治具である。
請求項10に係る発明は、前記第1の測定センサは、前記スライド装置に固定して設けられ、少なくとも1つのセンサ支持部材と前記センサ支持部材のキャリア載置部側に三角形の頂点を形成するよう配設される3つの高さ・水平度センサとを備える請求項8に記載の基板キャリア測定治具である。
請求項11に係る発明は、前記スライド装置は、前記キャリア載置部に向かってスライド自在なスライダと、前記スライダに立設され、前記センサ支持部材を水平に支持する垂直ガイド部材とを備える請求項9又は10に記載の基板キャリア測定治具である。
請求項12に係る発明は、前記スライド装置のスライド移動及び前記昇降機構の昇降駆動の少なくとも一方を調整する調整手段、を更に含む請求項6又は8に記載の基板キャリア測定治具である。
請求項13に係る発明は、ミニエンバイロメント内に配置されるロボットが、任意のロードポートのドックプレートに載置された任意の基板キャリア内に収容された基板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための治具であって、前記ロードポートに載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びドックプレートに設けられた3つのキネマティックピン全体の水平度を測定すべく、板状の部材で構成され、前記3つのキネマティックピンに対応して配置された3つのV溝を底面側に有すると共に、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンドの、任意の基準高さの水平面に対する離間距離を測定する少なくとも1つの変位センサを上面側に有する上側治具と、基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアのスロット高さを測定すべく、前記基板キャリアの底面に設けられた3つのV溝に対応して配置された3つのキネマティックピンを有するキャリア載置部を備えたベース部材、前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段、及び、前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段に、前記測定手段からの情報を書き込む書込手段、を含む下側治具と、で構成されることを特徴とする衝突防止治具である。
請求項14に係る発明は、ミニエンバイロメント内に配置されるロボットが、任意のロードポートのドックプレートに載置された任意の基板キャリア内に収容された基板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための治具であって、前記ロードポートに載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びドックプレートに設けられた3つのキネマティックピン全体の水平度を測定すべく、板状の部材で構成され、前記3つのキネマティックピンに対応して配置された3つのV溝を底面側に有すると共に、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンドの、任意の基準高さの水平面に対する離間距離をそれぞれ測定する少なくとも1つの変位センサを上面側に有する上側治具と、基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアのスロット高さを測定すべく、前記基板キャリアの底面に設けられた3つのV溝に対応して配置された3つのキネマティックピンを有するキャリア載置部を備えたベース部材と、前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段と、前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段の情報を読み取ると共に、前記測定手段からの情報をホストコンピュータに送信する読取送信手段と、を含む下側治具と、で構成されることを特徴とする衝突防止治具である。
請求項15に係る発明は、ミニエンバイロメント内に配置されるロボットが、任意のロードポートのドックプレートに載置された任意の基板キャリア内に収容された基板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための治具であって、前記ロードポートに載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びドックプレートの水平度を測定すべく、板状の部材で構成され、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンドの、任意の基準高さの水平面に対する離間距離を測定する少なくとも1つの変位センサを上面側に有する上側治具と、基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアのスロット高さを測定すべく、前記基板キャリアは、その底面に、少なくとも3つの突起部と少なくとも2つの逆漏斗状の凹部とを備え、前記各突起部はその先端に同一平面を形成する平坦面部をそれぞれ有し、前記各突起部の平坦面部が当接されるキャリア載置部を備え、そのキャリア載置部に、前記基板キャリアの底面に設けられた少なくとも2つの凹部に嵌入される少なくとも2つの位置決めピンを有するベース部材、前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段、及び、前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段に、前記測定手段からの情報を書き込む書込手段、を含む下側治具と、で構成されることを特徴とする衝突防止治具である。
請求項16に係る発明は、ミニエンバイロメント内に配置されるロボットが、任意のロードポートのドックプレートに載置された任意の基板キャリア内に収容された基板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための治具であって、前記ロードポートに載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びドックプレートの水平度を測定すべく、板状の部材で構成され、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンドの、任意の基準高さの水平面に対する離間距離をそれぞれ測定する少なくとも1つの変位センサを上面側に有する上側治具と、基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアのスロット高さを測定すべく、前記基板キャリアは、その底面に、少なくとも3つの突起部と少なくとも2つの漏斗状の凹部とを備え、前記各突起部はその先端に同一平面を形成する平坦面部をそれぞれ有し、前記各突起部の平坦面部が当接されるキャリア載置部を備え、そのキャリア載置部に、前記基板キャリアの底面に設けられた少なくとも2つの凹部に嵌入される少なくとも2つの位置決めピンを有するベース部材、 前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段、前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段の情報を読み取ると共に、前記測定手段からの情報をホストコンピュータに送信する読取送信手段、を含む下側治具と、で構成されることを特徴とする衝突防止治具である。
請求項17に係る発明は、前記上側治具の、少なくとも1つの前記変位センサを、前記板状部材の上面における前記キネマティックピンに対応した位置に配置した請求項13から16いずれか1つに記載の衝突防止治具である。
請求項18に係る発明は、請求項1又は3に記載の基板キャリア測定治具を用いた衝突防止方法であって、任意の前記基板キャリアを前記基板キャリア測定治具に載せ、前記基板キャリア測定治具の前記測定手段にて前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するステップC、前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記書込手段にて前記ID情報保持手段に書き込むステップE1、任意の前記ロードポートにおける前記ドックプレートの基準高さを予め定めておき、そのロードポートのドックプレートに、前記ステップE1にてデータ書き込み済みの任意の前記基板キャリアを載置し、ロードポートにてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、予め定めておいた前記基準高さ及び前記ステップE1のデータをホストコンピュータに送信するステップF1、前記ホストコンピュータにて、前記送信された各データに基づいて前記ロボットのアクセス位置を決定し、そのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記ロードポートに載置された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行うことを特徴とする衝突防止方法である。
請求項19に係る発明は、請求項2又は4に記載の基板キャリア測定治具を用いた衝突防止方法であって、任意の前記基板キャリアを前記基板キャリア測定治具に載せ、前記基板キャリア測定治具の前記測定手段にて前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するステップC、前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記読取送信手段にてホストコンピュータに送信するステップE2、任意の前記ロードポートの前記ドックプレートに、前記ステップE2にてデータ送信済みの任意の前記基板キャリアを載置し、ロードポートにてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、前記ロードポートのID情報及び前記基板キャリアのID情報をホストコンピュータに送信するステップF2、前記ホストコンピュータにて、前記ステップE2の各データと予め設定しておいたロボットのアクセス基準値を照合し、前記ロボットのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記ロードポートに載置された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行うことを特徴とする衝突防止方法である。
請求項20に係る発明は、請求項13又は15に記載の衝突防止治具を用いた衝突防止方法であって、前記上側治具を任意の前記ロードポートにおける前記ドックプレートに載せ、3つの前記変位センサにてそれぞれ測定された前記水平面に対する離間距離に基づいて、そのロードポートに載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びキネマティックピン全体の水平度を求めるステップA、任意の前記基板キャリアを前記下側治具に載せ、前記下側治具の前記測定手段にて前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するステップC、前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記書込手段にて前記ID情報保持手段に書き込むステップE1、前記ステップAにてデータを求めた任意の前記ロードポートのドックプレートに、前記ステップE1にてデータ書き込み済みの任意の前記基板キャリアを載置し、ロードポートにてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、予め求めておいた前記ステップAのデータ及び前記ステップE1のデータをホストコンピュータに送信するステップF1、前記ホストコンピュータにて、前記送信された各データに基づいて前記ロボットのアクセス位置を決定し、そのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記ロードポートに載置された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行うことを特徴とする衝突防止方法である。
請求項21に係る発明は、請求項14又は16に記載の衝突防止治具を用いた衝突防止方法であって、前記上側治具を任意の前記ロードポートにおける前記ドックプレートに載せ、3つの前記変位センサにてそれぞれ測定された前記水平面に対する離間距離に基づいて、そのロードポートに載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びキネマティックピン全体の水平度を求めるステップA、任意の前記基板キャリアを前記下側治具に載せ、前記下側治具の前記測定手段にて前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するステップC、前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記読取送信手段にてホストコンピュータに送信するステップE2、前記ステップAにてデータを求めた任意の前記ロードポートのドックプレートに、前記ステップE2にてデータ送信済みの任意の前記基板キャリアを載置し、ロードポートにてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、前記ロードポートのID情報及び前記基板キャリアのID情報をホストコンピュータに送信するステップF2、前記ホストコンピュータにて、前記ステップE2の各データとステップAにて求めておいたロボットのアクセス基準値を照合し、前記ロボットのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記ロードポートに載置された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行うことを特徴とする衝突防止方法である。
本発明によれば、任意の基板キャリアの、基板を収容するための一対のスロット部におけるスロット高さを測定可能で、かつ、任意のスロットが水平か否かの判断が可能な基板キャリア測定治具が得られるという優れた効果を発揮する。
本発明の第1の実施形態に係る基板キャリア測定治具の斜視図である。 図1の変形例である。 図1の基板キャリア測定治具を用いたFOUPの測定状態(高さ原点調整)を示す図である。 図1の基板キャリア測定治具を用いたFOUPの測定状態(スロット水平測定)を示す図である。 図1の基板キャリア測定治具を用いたFOUPの測定状態(スロット高さ測定)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る基板キャリア測定治具の斜視図である。 図6の基板キャリア測定治具を用いたFOUPの測定状態(スロット水平測定、スロット高さ測定)を示す図である。 図6における測定手段の、VIII方向矢視図である。 図8の変形例である。 図8の他の変形例である。 本発明の第3の実施形態に係る衝突防止治具における上側治具の斜視図である。 図11の上側治具の、XII方向矢視図である。 本発明の第3の実施形態に係る衝突防止治具における上側治具を、ロードポートに載置した状態を示す図である。 図11の上側治具を用い、ロードポートの測定状態(FOUPスロットの基準高さ及びキネマティックピン全体の水平度)を示す図である。 図1の基板キャリア測定治具を用いてFOUPを測定する際のフロー図である。 図11の上側治具を用いてロードポートを測定する際のフロー図である。 図1の基板キャリア測定治具を用いた衝突防止方法のフロー図である。 図1の基板キャリア測定治具及び図11の上側治具を用いた衝突防止方法のフロー図である。 基板キャリア測定治具にて、基板キャリアの基板水平度を測定する際の模式図である。 図11における上側治具の変形例である。 図11における上側治具の他の変形例である。 本発明の第9の実施形態に係る基板キャリア測定治具に用いられる基板キャリアの底面図である。 図22のXXIII−XXIII線断面図である。 本発明の第9の実施形態に係る基板キャリア測定治具の斜視図である。 本発明の第10の実施形態に係る基板キャリア測定治具の斜視図である。 本発明の第11の実施形態に係る衝突防止治具における上側治具の斜視図である。 図26の上側治具の、XXVII方向矢視図である。
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<基板キャリア測定治具>
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る基板キャリア測定治具の斜視図を図1に示す。
図1に示すように、本実施の形態に係る基板キャリア測定治具101は、基板11を収容する一対のスロット部12を有する基板キャリア(図1中ではFOUPの例を図示)10が載置され、そのスロット高さを測定するものであり、ベース部材21と、測定手段22と、書込手段23と、を含む。ここで、基板キャリア10における任意の段のスロット(図1中では最下段のスロット)には、基板11としてダミーウエファが収容されている。
平板状のベース部材21は、基板キャリア10の底面に設けられた3つのV溝(図示せず)に対応して配置された3つのキネマティックピン211を有するキャリア載置部210を備える。このキャリア載置部210の、基板キャリア10の背面側(図1中では左上側)に通常備えられるID情報保持手段(図示せず)と対向する位置に、そのID情報保持手段に測定データを書き込むための書込手段23が設けられる。この書込手段23は読み取り機能を有していてもよい。
測定手段22は、ベース部材21上に設けられ、両スロット部12における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサ250を有する。センサ250は、基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を、個別に測定するもの又はまとめて測定するもののいずれであってもよい。図1においては、センサ250は、両スロット部12における少なくとも一部の(任意の段の)スロット(例えば、最下段のスロット)について基準値からの高さ及びスロット水平度を測定する第1の測定センサ251と、両スロット部12における少なくとも一部のスロット(例えば、全スロット)についてスロットピッチを測定する第2の測定センサ252とを備える。基準値からの高さ及びスロット水平度はまとめて測定され、スロットピッチは独立して測定される。第1の測定センサ251及び第2の測定センサ252は、後述する各センサ支持部材241のキャリア載置部側端部(被支持端部と反対側の端部:以下、先端部という)に配設される。ここで、任意の段のスロットにおける水平度は、基板キャリア10の全体の水平度と、個別のスロットの水平度とを含む。
ベース部材21上には、第1及び第2の測定センサ251,252をキャリア載置部210に向かって進退自在にスライドさせるスライド装置230が更に設けられる。スライド装置230は、ベース部材21に対してスライド自在で、かつ、キャリア載置部210に向かって往復動されるスライダ231と、スライダ231に立設され、センサ支持部材241を水平に支持する垂直ガイド部材234とを備える。Y方向に延びる一対のセンサ支持部材241は、垂直ガイド部材234の内部に設けられる昇降機構(図示せず)によりZ方向に昇降自在とされる。また、スライダ231は、ベース部材21上にY方向に沿って配置された一対の直動ガイド232に沿って、スライダ231上に設けられる駆動手段233によりスライド自在とされる。
スライド装置230及び昇降機構は、図1中に二点鎖線で示す調整手段27に電気的に接続され、スライド移動及び昇降駆動が調整される。尚、スライド装置230におけるスライダ231のスライド移動は、作業員による手動スライドであってもよく、その場合、駆動手段233は不要となる。
また、ベース部材21上におけるキャリア載置部210と直動ガイド232,232との間に、前述した基準値を規定するための高さ基準部材(高さマスターブロック)26が設けられる。
第1の測定センサ251としては、前述した高さ基準部材上面を基準高さとし、そこからの高さ変位を高精度に測定できるものであればよく、例えば、非接触型の変位センサ(レーザ式や光学式)などが挙げられる。また、第2の測定センサ252としては、スロットの有無を検知できるセンサ、又は隣接するスロットとそれらの間に位置する部分(FOUP内壁)との距離の相違を検知できるセンサであればよく、例えば、光電センサ(反射型)、近接センサ(静電容量型)、変位センサ(非接触型)などが挙げられる。また、接触式のセンサであってもよい。また、第2の測定センサ252として、ラインセンサなどを用いてもよい。
また、図2に示すように、第1の測定センサ251を三角形の頂点を形成する位置に3つ配設するようにしてもよい。例えば、X方向両側のセンサ支持部材241,241の先端部近傍に、これらを連結する連結部材242が設けられ、この連結部材242に第3のセンサ支持部材243が設けられる。そして、X方向両側のセンサ支持部材241,241には第1及び第2の測定センサ251,252がそれぞれ配置され、X方向中央に位置するセンサ支持部材243には第1の測定センサ251のみが配置される。
本実施の形態に係る基板キャリア測定治具101によれば、任意の基板キャリア10について、第1の測定センサ251にて任意のスロットの基準値からの高さ及びスロット水平度が測定でき、第2の測定センサ252にて全スロット間のスロットピッチを測定することができる。
また、本実施の形態に係る基板キャリア測定治具101は、例えば、基板キャリア製造メーカでの製品検査、半導体デバイスメーカでの基板キャリア定期検査などに使用することができる。
本実施の形態においては、基板キャリア(FOUP)10のFOUPドア(図示せず)を開放したものを例に挙げて説明を行ったが、これに限定するものではない。例えば、基板キャリア測定治具101は、FOUPドア(図示せず)を開閉させるための開閉機構(図示せず)を有してもよい。これにより、FOUPのFOUPドアを取り外すことなく、FOUPを基板キャリア測定治具101のキャリア載置部210にセットするだけで、FOUPドアを開閉することができ、わざわざ作業者がFOUPドアを開閉させる必要がなく、全自動でFOUPの基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定することが可能となる。
また、本実施の形態においては、基板キャリア10としてFOUPを例に挙げて説明を行ったが、特にこれに限定するものではなく、基板11を収容、輸送、保管するための容器であれば、FOSB、オープンカセットなどであってもよい。基板11としては、半導体ウエファに限定するものではなく、矩形状のパネル基板などであってもよい。
<衝突防止治具>
(第2の実施形態)
本発明の、第2の実施の形態に係る衝突防止治具は、図1に示した第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101である下側治具と、図11に示したロードポート111に載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びドックプレート112に設けられた3つのキネマティックピン113全体の水平度を測定する上側治具120と、を組み合わせてなるものである。
上側治具120は、板状の部材121で構成され、ロードポート111の3つのキネマティックピン113に対応して配置されたV溝123を有する3つの突起122を底面側(図12中では上面側)に有すると共に、その上面(図11参照)近傍に進退自在にアクセスされるロボット110のハンド115の、任意の基準高さの水平面に対する離間距離を測定する少なくとも3つ(図11中では3つを図示)の変位センサ124を上面側に有する。3つの変位センサ124は、例えば、3つのキネマティックピン113の位置に対応した位置で、板状部材121の上面に配置される。ここで言う「ハンド115の任意の基準高さの水平面」とは、ハンド115の本体部下面、又はハンド115に載せられた基板(ダミーウエファ)11の下面のことである。
本実施の形態に係る衝突防止治具によれば、下側治具101にて、任意のFOUP10の基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度が測定でき、上側治具120にて、任意のロードポート111におけるドックプレート112の水平度が測定でき、そのドックプレートの基準高さを補正することができる。
また、本実施の形態に係る衝突防止治具は、例えば、半導体デバイスメーカでの後述するロボットアクセス位置の調整などに使用することができる。
本実施の形態においては、上側治具120が3つの変位センサ124を有する場合について説明を行ったが、これに限定するものではない。例えば、図20に示すように、1つの変位センサ124(図20中では左下に位置する変位センサ)の代わりに、位置決めピン501を設けるようにしてもよい。また、図21に示すように、2つの変位センサ124(図21中では上及び右下に位置する変位センサ)の代わりに、位置決めピン501をそれぞれ設けるようにしてもよい。これら位置決めピン501は、その先端が基板11の裏面に当接されるものであり、Z方向高さが変位センサ124よりも高くなるよう設けられる。図20においては、基板11の裏面を1個の位置決めピン501の先端に当接させることで、Z方向の基準高さは出るので、2個の変位センサ124でX軸周りのピッチング方向における水平度及びY軸周りのローリング方向における水平度を測定すればよい。また、図21においては、基板11の裏面を2個の位置決めピン501の先端に当接させることで、Y軸周りのローリング方向における水平度は出るので、1個の変位センサ124でX軸周りのピッチング方向における水平度を測定すればよい。
<衝突防止方法>
(第3の実施形態)
本発明の、第3の実施の形態に係る衝突防止方法は、第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101を用いるものである。
図15に示すように、先ず、基板キャリア測定治具101のセンサ250が初期化される(S151)。その後、任意の基板キャリア(図15ではFOUPを例示)10が下側治具101のキャリア載置部210に載せられる(図3参照;S152)。基板キャリア10の任意の段のスロット(例えば、最下段のスロット)には、基板(ダミーウエファ)11が収容されている。
次に、図3に示すように、垂直ガイド部材234の昇降機構(図示せず)を調整してセンサ支持部材241を高さ基準部材(高さマスターブロック)26に当接させ、基準高さの設定(ゼロ設定(h0))がなされる。その後、昇降機構を適宜調整し、図19に示すように、センサ支持部材241が最下段のスロット191に収容される基板11に干渉しない任意の高さ(基準高さ(h0)+h1)に調整される。その後、図4に示すように、スライド装置230を駆動手段233によりキャリア載置部210(図4中ではY方向)に向かって前進駆動させ、センサ支持部材241の先端部のセンサ250が基板キャリア10内に徐々に挿入される。この前進駆動に伴い、第1の測定センサ251と基板11の表面との離間距離(d1;図19参照)が走査、測定され、基板11の水平度、すなわち基板キャリア10の最下段のスロット水平度が測定される。また、任意の高さ(基準高さ+h1)と離間距離d1とから、基準値からの高さ(基準高さ+h1−d1)が求まり、結果的に最下段のスロット191のスロット高さが求まる(S153)。
次に、図5に示すように、センサ支持部材241の先端部のセンサ250を基板キャリア10内に挿入したままの状態で昇降機構を駆動させ、センサ支持部材241が図中のZ方向に上昇される。昇降機構の駆動装置は、例えば、サーボモータとされる。この上昇駆動に伴い、第2の測定センサ252にて、少なくとも一部のスロット(図5中では全スロット)のZ方向におけるスロット片の有無が検知される。この検知の際、基準値に基づいたサーボモータによる高さ情報により、スロットピッチが求まる(もしくは、最下段のスロット位置(高さ)から上方へ規格に基づいたスロットピッチを加算する等により全スロット位置を演算により求めるようにしてもよい;S154)。
前述したS153とS154により、基板キャリア10における全スロットについて基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度が測定される(ステップC)。
次に、得られた各スロットピッチの公差が、規定範囲内か否かが判断される(S155)。各スロットピッチの公差が規定範囲内と判断された場合(YESの場合)、その基板キャリア10は合格とされ、書込手段23にて、その基板キャリア10のID情報保持手段に、データ(基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度)が書き込まれる(S156)。一方、各スロットピッチの公差が規定範囲外と判断された場合(NOの場合)、その基板キャリア10は不合格とされ、書込手段23にて、その基板キャリア10のID情報保持手段に、NGデータが書き込まれる(S157)。このNGデータが書き込まれた基板キャリア10は、一部が欠損・破損しているおそれがあり、適宜、補修・廃棄される。
前述したS156とS157により、基板キャリア10全体の水平度及び両スロット部の各スロット高さが求められると共に、求められたデータが書込手段23にてID情報保持手段に書き込まれる(ステップE1)。ステップE1にて求められたデータは、基板キャリア測定治具101にて定性的に測定されるものであるため、従来法にて得られたデータ(治具を用いずに作業者が測定したデータ)と比較して、客観的で、高精度である。
次に、図17に示すように、任意のロードポート(LP)111におけるドックプレート112の基準高さを予め定めておき、そのロードポート111のドックプレート112に、ステップE1にてデータ書き込み済みの任意の基板キャリア10が載置される(S171)。ここで言う「基準高さを予め定め」は、既存の方法(例えば、作業者による治具を用いない手作業)でロードポートの高さ、水平の調整を行い、ドックプレート112の基準高さを所定の値に調整しておくことを示している。
次に、ロードポート111にてその基板キャリア10のID情報保持手段を読み込み、基板キャリア測定治具(下側治具)101にて測定されたスロット高さ(スロット高さデータA)が読み込まれる(S172)。そして、ロードポート111のID情報と共に、S172のスロット高さデータAがホストコンピュータ(図示せず)に送信される(ステップF1)。
ホストコンピュータには、ロードポート111のID情報に紐付けされた予め調整して求めておいたドックプレート112の基準高さ(ロボット110のアクセス基準値)が記憶されている。よって、ロードポート111のID情報が送信されることで、ロボットアクセス基準値が読み込まれる(S173)。この読み込み後、ホストコンピュータにて、スロット高さデータAとロボットアクセス基準値を照合し、ロボット110のアクセス位置が決定される。そのロボットアクセス位置がロボット110にティーチングされる(ステップG)。ここで、ロボットアクセス位置は、ロボットアクセス基準値がそのまま採用される場合と、ロボットアクセス基準値にスロット高さデータAの情報が加味されて再調整される場合とがある。
次に、ロードポート111にて基板キャリア10の開閉ドア(例えば、FOUPドア)を適宜開放した後、マッピングセンサにて、基板キャリア10内に収容される基板11のマッピングが開始される(S175)。このマッピングにより、各スロットの基板在席検知、スロットピッチ(ドックプレート112の基準高さを加味することで各スロットのスロット高さデータB)、及び基板の撓み量が測定される(S176)。尚、基板撓み量は、基板処理の進行により変化する(処理工程後で異なる)ので、事前に処理工程毎に測定しておいた撓み量をホストコンピュータに持たせておき、次工程での取り出し時に前工程までの撓み量データを加算させるようにしてもよい。
次に、S172のスロット高さデータAとS176のスロット高さデータBとが照合、演算され(S177)、基板11とロボット110とが干渉するか否か(換言すると、データA,Bの公差は規定範囲外か否か)が判断される(S178)。
基板11とロボット110とが干渉しないと判断された場合(又は公差が規定範囲内の場合:NOの場合)、ステップGのティーチングデータ(ロボットアクセス位置)はOKということであり、そのティーチングデータに基づいてロボット110による基板11の搬入出、すなわちティーチングデータに基づいてロボット110と任意のロードポート111に載置された任意の基板キャリア10との間で、基板11の出し入れが行われる(S179)。その後、基板搬入出が終了すると(S180)、ロードポート111にて基板キャリア10の開閉ドアを適宜閉塞し(S191)、基板キャリア10における基板搬入出処理が終了される(S192)。
ステップS178で、干渉は生じないレベルであるが、データA,Bの公差がやや大きいもの(例えば、任意の段のスロットが水平でない)については、図11に示したロボット110のハンド115を適宜ピッチング(図11中ではX軸周りに回転)及び/又はローリング(図11中ではY軸周りに回転)させることで、ロボットアクセス位置を微調整するようにしてもよい。これにより、ロボット110のハンド115と基板11との干渉を更に低減させることができる。また、スロット高さデータBを、現状を反映した新たなスロット高さデータAとして上書きするようにしてもよい。
一方、基板11とロボット110とが干渉すると判断された場合(又は公差が規定範囲外の場合:YESの場合)、その基板キャリア10はNG(基板処理終了)とされる(S193)。このNGとされた基板キャリア10は、例えば、何百回、何千回と使用したことによる経時摩耗などが考えられるので、その基板キャリア10は、ステップC、すなわち基板キャリア測定治具101による再測定ステップへ適宜搬送され、新しいスロット高さデータAが書き込まれる。場合によっては、不合格品として適宜補修・廃棄される。
本実施の形態に係る衝突防止方法によれば、基板キャリア測定治具101にて予め定性的に測定しておいた基板キャリア10のスロット高さデータ(公称データ)と、マッピングによる基板キャリア10の各基板高さデータ(現データ)とを照合し、撓み量が加味され、その結果に基づいたロボットアクセス位置(又は微調整されたロボットアクセス位置)にてロボット110が作動される。これによって、ミニエンバイロメント(図示せず)内に配置されるロボット110のハンド115にて、任意のロードポート111のドックプレート112に載置された任意の基板キャリア10(図1参照)内に収容された基板11を取り出す際に、ハンド115と基板11との干渉が生じるおそれはなく、ハンド115が基板11に衝突するのを防止することができる。
前述したように、本実施の形態においては、マッピングによる現データを取得し、その現データと予め測定しておいた公称データとを照合する場合を例に挙げて説明を行ったが、これに限定するものではない。例えば、マッピングの際に現データを取得することなく、公称データのみに基づいたロボットアクセス位置にてロボット110を作動させるようにしてもよい。これによって、マッピングセンサの昇降機構としてサーボモータを用いる必要はなく、安価なシリンダ機構を採用することができる。但し、この場合、基板キャリア10の公称データが、前述の現データと常時同じ値になるように、基板キャリア10の経時摩耗を定期的に検査する必要がある。
次に、本発明の他の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<衝突防止方法>
(第4の実施形態)
本発明の、第4の実施の形態に係る衝突防止方法は、第2の実施の形態に係る衝突防止治具(第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101及び上側治具120)による測定データを用いるものである。
本実施の形態に係る衝突防止方法と、第3の実施の形態に係る衝突防止方法との違いは、図11に示した上側治具120によるロードポート111のデータを測定するステップ、ロードポート111のロボットアクセス位置の読み込みステップであり、その他のステップは同じである。以下に、図16及び図18を用いて、上側治具120によるロードポート111の測定ステップ及びロードポート111のドックプレート112に基板キャリア10を搭載するステップ〜上側治具120にて決定したロードポート111のロボットアクセス位置の読み込みステップを説明し、これらを除くステップの説明は割愛する。
図16に示すように、先ず、上側治具120(図11参照)の3つの変位センサ124が初期化される(S161)。その後、その上側治具120が、任意のロードポート111のドックプレート112に載せられる(図13参照;S162)。
次に、基板(ダミーウエファ)11を載せたロボット110が、上側治具120上へ前進移動される(図14参照;S163)。この前進移動に伴い、変位センサ124と基板11の下面との離間距離が測定される(S164)。ここで、各変位センサ124による距離測定ができたか否か、すなわちロードポート111は傾いているか否かが判断される(S165)。
ロードポート111は傾いていないと判断された場合(YESの場合)、次の判断ステップ、すなわち各測定距離値は規定範囲内か否かというステップ(S167)に移る。一方、ロードポート111は傾いていると判断された場合(NOの場合)、ロードポート111の位置(もしくはキネマティックピンの高さ)調整がなされる(S166)。その後、再びS164に戻り、離間距離の測定がなされる。
各測定距離値が規定範囲内と判断された場合(YESの場合)、ドックプレート112とロボット110とは水平(又は限りなく水平)であるため、各測定距離値に基づいてロボットアクセス高さが求まり、そのロボットアクセス高さに基づいてロードポート111のロボットアクセス位置が決定される(S168)。一方、各測定距離値が規定範囲外と判断された場合(NOの場合)、ロードポート111の水平度(ロボットアクセス位置)が調整される(S169)。その後、再びS167に戻される。
前述したS164〜S169により、ドックプレート112の水平度(ロードポート111に載置される基板キャリア10のスロットの基準高さ及びキネマティックピン全体の水平度)が測定され、ロボットアクセス位置の決定がなされる(ステップA)。
次に、図18に示すように、ステップAにてドックプレート112の基準高さが測定された任意のロードポート(LP)111のドックプレート112に、第3の実施の形態で前述のステップE1にてデータ書き込み済みの任意の基板キャリア10が載置される(S171)。
次に、ロードポート111にてその基板キャリア10のID情報保持手段を読み込み、基板キャリア測定治具(下側治具)101にて測定されたスロット高さ(スロット高さデータA)が読み込まれる(S172)。そして、ロードポート111のID情報と共に、S172のスロット高さデータAがホストコンピュータ(図示せず)に送信される(ステップF1)。
ホストコンピュータには、ロードポート111のID情報に紐付けされ、ステップAにて測定されたドックプレート112の基準高さに基づくロードポート111のロボットアクセス位置(ロボット110のアクセス基準値)が記憶されている。よって、ロードポート111のID情報が送信されることで、ロボットアクセス基準値が読み込まれる(S183)。この読み込み後、ホストコンピュータにて、スロット高さデータAとロボットアクセス基準値を照合し、ロボット110のアクセス位置が決定される。そのロボットアクセス位置がロボット110にティーチングされる(ステップG)。ここで、ロボットアクセス位置は、ロボットアクセス基準値がそのまま採用される場合と、ロボットアクセス基準値にスロット高さデータAの情報が加味されて再調整される場合とがある。
本実施の形態に係る衝突防止方法によれば、任意のロードポート111に載置される基板キャリア10のスロットの基準高さ及びキネマティックピン全体の水平度が、上側治具120にて定性的に測定されるため、前述した第3の実施形態に係る衝突防止方法と比較して、ロボット110にティーチングされるロボットアクセス位置の精度がより向上する。
また、上側治具120にて定性的に測定された任意のロードポート111のデータと、基板キャリア測定治具101にて定性的に測定された任意の基板キャリア10のデータとを用いることで、任意のロードポート111に任意の基板キャリア10を載置した際、両者を組み合わせたときのデータが得られる。具体的には、両者を組み合わせることで、両者がそれぞれ持つ水平誤差が重畳するのか、それとも相殺するのかなどがわかるようになる。その結果、任意のロードポート111に任意の基板キャリア10を載置したときの正確なロボットアクセス位置が、更に高精度に得られる。
<衝突防止治具>
(第5の実施形態)
第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101は、測定手段22が、2つのセンサ250を備えるものであった。これに対して、第5の実施の形態に係る基板キャリア測定治具102は、図6に示すように、基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を1つのセンサ650にてまとめて測定する測定手段622を含むものである。第5の実施の形態におけるその他の構成は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、説明を割愛する。
測定手段622は、図7に示すように、基板キャリア10と対向する面側にセンサ650(図8参照)を有する。センサ650としては、例えば、ビジョンセンサ(例えば、CCDカメラ)が挙げられる。図8に示すように、センサ650を1個だけ配置する場合、図9に示すように、Z方向に並べて2個以上のセンサ650を配置する場合のいずれであってもよい。また、図9に示した複数のセンサ650をZ方向に並べて配置する代わりに、図10に示すように、測定手段622が、センサ650の支持部651をZ方向に昇降させる昇降機構625を備えてもよい。
第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101においては、第1の測定センサ251をスライド移動させる直動ガイド232及びスライド装置230、第1及び第2の測定センサ251,252を支持するセンサ支持部材241を必要としたが、本実施の形態においては、これらの装置構成が不要となる。
本実施の形態によれば、測定手段622が単一のセンサからなると共に、直動ガイド232、スライド装置230、及びセンサ支持部材241を必要としないので、装置構成が簡易、安価となる。すなわち、本実施の形態によれば、センサ650としてビジョンセンサを用い、スロットの右前端高さと左前端端高さ、及びスロットの前端高さと後端高さを撮像、測定(必要に応じてピント調整)することで、センサ650を走査させなくても、スロットの水平度を測定することが可能となる。また、センサ650としてビジョンセンサを用い、全スロットを撮像、測定することで、各スロットのスロット高さを測定することが可能となる。
(第6の実施形態)
第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101は、ベース部材21と、測定手段22と、書込手段23とを含むものであった。これに対して、第6の実施の形態に係る基板キャリア測定治具103は、第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101の書込手段23の代わりに、図2に示すように、読取送信手段323を含むものである。第6の実施の形態におけるその他の構成は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、説明を割愛する。
この読取送信手段323は、ベース部材21のキャリア載置部210に設けられ、基板キャリア10が備えるID情報保持手段の情報を読み取る読取部と、測定手段22による測定データをホストコンピュータ(図示せず)に送信する送信部とを備える。
本実施の形態によれば、基板キャリア10のID情報保持手段にデータを保持させる必要がないので、ID情報保持手段としてデータ記憶容量の少ない安価なもの、又はデータ書き込み不可能なもの(バーコードなど)を使用することができる。
前述した第2の実施の形態においては、衝突防止治具が、第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具(下側治具)101と、上側治具120とで構成される場合を例に挙げて説明を行ったが、これに限定するものではない。当然ながら、衝突防止治具は、第5の実施の形態に係る基板キャリア測定治具102からなる下側治具と上側治具120とで構成されるもの、又は第6の実施の形態に係る基板キャリア測定治具103からなる下側治具と上側治具120とで構成されるものであってもよい。
<衝突防止方法>
(第7の実施形態)
第3の実施形態に係る衝突防止方法は、第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101による測定データを用い、衝突防止を図るものであった。これに対して、本実施形態に係る衝突防止方法は、第6の実施の形態に係る基板キャリア測定治具103による測定データを用い、衝突防止を図るものである。
本実施の形態に係る衝突防止方法と、第3の実施の形態に係る衝突防止方法との違いは、図15に示したステップS152,S156,S157、及び図17に示したステップS172,S173であり、その他のステップは同じである。以下に、これらのステップのみを図15及び図17を参照しつつ説明し、これらを除くステップの説明は割愛する。
(ステップS151,S752):図15に示すように、先ず、基板キャリア測定治具103のセンサ150が初期化される(S151)。その後、任意の基板キャリア(図15ではFOUPを例示)10が下側治具103のキャリア載置部210に載せられる。このとき、この基板キャリア10におけるID情報保持手段のID情報が、読取送信手段323(図2参照)にて読み取られる(S752)。基板キャリア10の任意の段のスロット(例えば、最下段のスロット)には、基板(ダミーウエファ)11が収容されている。
(ステップS155,S756,S757):得られた各スロットピッチの公差が、規定範囲内か否かが判断される(S155)。各スロットピッチの公差が規定範囲内と判断された場合(YESの場合)、その基板キャリア10は合格とされ、読取送信手段323にて、その基板キャリア10のID情報と共にデータ(基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度)がホストコンピュータに送信される(S756)。一方、各スロットピッチの公差が規定範囲外と判断された場合(NOの場合)、その基板キャリア10は不合格とされ、読取送信手段323にて、その基板キャリア10のID情報と共にNGデータがホストコンピュータに送信される(S757)。このNGデータが書き込まれた基板キャリア10は、一部が欠損・破損しているおそれがあり、適宜、補修・廃棄される。
前述したS756とS757によりホストコンピュータに送信された各データから、基板キャリア10全体の水平度及び両スロット部の各スロット高さが求められ、ID情報と紐付けられ、保存される(ステップE2)。
(ステップS772,S173):図17に示すように、ロードポート111にて任意の基板キャリア10のID情報保持手段が読み込まれる(S772)。また、予め定めておいたドックプレート112の基準高さに基づくロードポート111のロボットアクセス位置が読み込まれる(S173)。その後、S772のID情報及びS173のデータがホストコンピュータ(図示せず)に送信され、ホストコンピュータにて、そのID情報と紐付けられた基板キャリア10のスロット高さ(スロット高さデータA)が読み出される(ステップF2)。
本実施の形態によれば、データの読み取り専用で、書き込み機能がないID情報保持手段を備えた基板キャリア10について、ハンド115が基板11に衝突するのを防止することができる。その他の作用効果については、前述した第3の実施形態に係る衝突防止方法と同様の作用効果を奏する。
(第8の実施形態)
第7の実施の形態に係る衝突防止方法は、第6の実施の形態に係る基板キャリア測定治具103のみによる測定データを用い、衝突防止を図るものであった。これに対して、本実施形態に係る衝突防止方法は、第6の実施の形態に係る基板キャリア測定治具103及び上側治具120による測定データを用い、衝突防止を図るものである。
本実施の形態に係る衝突防止方法は、第4の実施の形態に係る衝突防止方法との違いは、図18に示したステップS172,S183であり、その他のステップは同じである。以下に、これらのステップのみを図15及び図17を参照しつつ説明し、これらを除くステップの説明は割愛する。
(ステップS872,S183):ロードポート111にて任意の基板キャリア10のID情報保持手段が読み込まれる(S872)。また、ステップAにて測定されたドックプレート112の基準高さに基づくロードポート111のロボットアクセス位置が読み込まれる(S183)。その後、S872のID情報及びS183のデータがホストコンピュータ(図示せず)に送信され、ホストコンピュータにて、そのID情報と紐付けられた基板キャリア10のスロット高さ(基板キャリア測定治具(下側治具)103にて測定されたスロット高さデータA)が読み出される(ステップF2)。
本実施の形態によれば、データの読み取り専用で、書き込み機能がないID情報保持手段を備えた基板キャリア10について、ハンド115が基板11に衝突するのを防止することができる。その他の作用効果については、前述した第4の実施形態に係る衝突防止方法と同様の作用効果を奏する。
<基板キャリア測定治具>
(第9の実施形態)
第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101は、基板キャリア10の底面に設けられた3つのV溝に対応して配置された3つのキネマティックピン211を有するキャリア載置部210を備えたものであった。
これに対して、図24に示すように、本実施形態に係る基板キャリア測定治具501は、底面401に平坦な突起部402を有する基板キャリア400のためのものである。本実施形態に係る基板キャリア測定治具501の基本的な構成は、第1の実施の形態に係る基板キャリア測定治具101と同じであるため、以下において、同様の構成については詳細な説明を省略し、構成が異なる部分のみを説明する。
先ず、本実施形態に係る基板キャリア測定治具501に用いられる基板キャリア400は、基板キャリア測定治具501のキャリア載置部210上に水平に載置、位置決めされ、その内部に基板11が収容されるものである。基板キャリア400の底面(キャリア本体の底部)401には、図22及び図23に示すように、先端に平坦面部452が形成された突起部(検出パッド)402と、逆漏斗状の凹部(位置決め穴)403が設けられる。3つの突起部402は、その平坦面部452が同一平面を形成している。また、突起部402は、図22に示すように、三角形の頂点を形成する位置関係にて、基板キャリア400の載置部401に設けられる。また、凹部403は、図23に示すように、穴奥側(図23中では上側)に向かって先細りとなるテーパ状に形成されるピンガイド部413と、ピンガイド部413の穴奥側から連続して垂直上向きに形成されるピン嵌入部(垂直穴部)414とで構成される。
この基板キャリア400が載置される本実施形態に係る基板キャリア測定治具501のキャリア載置部210の載置面には、載置面よりも上方に突出させて垂直上向きに設けられる位置決めピン511が2つ設けられる。尚、載置面に、載置面よりも上方に突出され、かつ、載置面よりも下方に没入自在なドグセンサ(在席検出部)512を設けてもよい。
キャリア載置部210と基板キャリア400との位置決め構造は、位置決めピン511と凹部403との係合、及びキャリア載置部210の載置面と突起部402の平坦面452との当接、にて構成される。位置決めピン511は、凹部403と対向する位置に設けられる。また、ドグセンサ512を設ける場合、ドグセンサ512は、突起部402と対向する位置に設けられる。
本実施の形態に係る基板キャリア測定治具501によれば、任意の基板キャリア400について、第1の測定センサ251にて任意のスロットの基準値からの高さ及びスロット水平度が測定でき、第2の測定センサ252にて全スロット間のスロットピッチを測定することができる。
(第10の実施形態)
第9の実施の形態に係る基板キャリア測定治具501は、ベース部材21と、測定手段22と、書込手段23とを含むものであった。
これに対して、図25に示すように、本実施形態に係る基板キャリア測定治具503は、基板キャリア測定治具501の書込手段23の代わりに、第6の実施の形態に係る基板キャリア測定治具103における読取送信手段323を設けたものである。読取送信手段323については、第6の実施の形態において詳述しているため、詳細な説明の記載は省略する。
本実施の形態によれば、基板キャリア400のID情報保持手段にデータを保持させる必要がないので、ID情報保持手段としてデータ記憶容量の少ない安価なもの、又はデータ書き込み不可能なもの(バーコードなど)を使用することができる。
<衝突防止治具>
(第11の実施形態)
本発明の、第11の実施の形態に係る衝突防止治具は、図24に示した第9の実施の形態に係る基板キャリア測定治具501である下側治具と、図26に示したロードポート111に載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びドックプレート112の水平度を測定する上側治具520と、を組み合わせてなるものである。
上側治具520は、図27に示すように、板状の部材121で構成され、その下面に、ロードポート111の2つの位置決めピン513に対応して配置された2つの逆漏斗状の凹部(位置決め穴)523と、先端に平坦面部552が形成された断面長円状の3つの突起部(検出パッド)522と、を有する。3つの突起部522は、その平坦面部552が同一平面を形成している。これらの突起部522及び凹部523の基本的な構成は、図22に示した突起部402及び凹部403と同じであるため、詳細な説明の記載は省略する。
また、上側治具520は、図26に示すように、その上面近傍に進退自在にアクセスされるロボット110のハンド115の、任意の基準高さの水平面に対する離間距離を測定する少なくとも3つ(図26中では3つを図示)の変位センサ124を上面側に有する。3つの変位センサ124は、例えば、3つの突起部522の位置に対応した位置で、板状部材121の上面に配置される。ここで言う「ハンド115の任意の基準高さの水平面」とは、ハンド115の本体部下面、又はハンド115に載せられた基板(ダミーウエファ)11の下面のことである。
上側治具520をドックプレート112上に載せた際、同一平面上にある3つの突起部522の平坦面部552がドックプレート112に着座、当接される。ここで、上側治具520の平坦面部552は、上側治具520の下面に対して平行とされる。また、上側治具520は、板状部材121で構成されるものであり、上下面の平行出しを精度良く行うことは容易であるため、上側治具520において上下面及び平坦面部552は平行である。したがって、上側治具520をドックプレート112上に載せ、3つの変位センサ124により、ロボット110のハンド115の、任意の基準高さの水平面に対する離間距離を測定することで、任意の基準高さの水平面に対するドックプレート112の傾き具合(水平度)を検出することができる。
ここで、基板11として450mmウエファを、基板キャリア400として450mmFOUPを用いる場合、300mmウエファ及び300mmFOUPでは今まであまり問題にされてこなかったロードポート111におけるドックプレート112の水平度の精度が、非常に重要となってくる。
なぜなら、従来、ロードポート111は、据え付け時に位置決め、ドックプレート112の水平出しの調整がなされ、据え付け後にドックプレート112の水平度の再調整を行うことはなかった(又は殆どなかった)。450mmFOUPは、300mmFOUPと比べて重量が大幅に増すため、ドックプレート112上へのFOUPの搬入、搬出を繰り返すことで、ドックプレート112の水平度が変化するおそれがある。また、450mmウエファのサイズ及び撓み量は、従来の300mmウエファのそれと比べて大きくなる。
よって、ドックプレート112の水平度が精度よく出ていないと、ロボットハンド115がウエファへ衝突し易くなったり、ウエファをFOUPに収容する際にウエファがFOUPに衝突し易くなったりする。その結果、ウエファの損傷を招くおそれがあり、非常に高価なウエファの歩留まりが悪化するおそれがある。
ここで、例えば、前述した第2の実施形態における衝突防止治具の上側治具120は、ドックプレート112の水平度だけを測定するものではない。すなわち、上側治具120をドックプレート112の3つのキネマティックピン113上に載せることで、上側治具120の水平度が、3つの変位センサ124及びロボットハンド115により測定される。この時、水平度の変化の大部分は、各キネマティックピン113の先端面により形成される面(以下、水平面という)の水平度が、各ピンの経時摩耗に伴って変化することによる。しかし、この時の上側治具120による水平度の測定は、ドックプレートの水平度が重畳されて(合算されて)いることから、水平面の水平度だけを測定するものでもない。つまり、上側治具120は、ドックプレート112の水平度と水平面の水平度とが合わさってなる水平度(重畳水平度)を測定するものであり、厳密にはドックプレート112の水平度だけを測定できない。
一方、本実施の形態に係る衝突防止治具の上側治具520をドックプレート112上に載置する際、位置決めピン513が多少摩耗していたとしても、上側治具520のZ方向における位置決めに対する影響は略ないとみなせる。加えて、前述したように、上側治具520は、上面及び下面が平行に保たれていることから、上側治具520をドックプレート112上に置くことで、ドックプレート112の水平度が上側治具520の上面にそのまま反映される。このため、上側治具520の上面にロボットハンド115をアクセスさせ、3つの変位センサ124により、基板11の下面との離間距離を測定することで、基板11の傾き、換言するとドックプレート112の水平度(傾き)が測定される。この測定結果に基づいて、ロードポート111の位置決めの再調整を行うことで、ドックプレート112の水平度を調整することが可能となる。また、ドックプレート112の水平度を調整する代わりに、基板11をFOUPに入れる際に、ロボットハンド115をドックプレート112の水平度に追従させて傾けるようにしてもよい。
このように上側治具520を用いることで、ドックプレート112の水平度の傾きを検知できるため、ロボットハンド115を基板11へ衝突させたり、基板11をFOUPに収容する際に基板11がFOUPに衝突したりするおそれがなくなる。その結果、基板11に損傷が生じるおそれが著しく減少するため、非常に高価な基板11の歩留まりが向上する。
尚、本実施の形態においては、衝突防止治具の上側治具520が、図24に示した基板キャリア400の底面401と同じ底面構造を有する場合を例に挙げて説明を行ったが、特に限定するものではない。例えば、上側治具520の底面に突起部522を設けることなく、凹部523のみを有する平坦な底面構造としてもよい。これによって、上側治具520の構造が更に簡略化されるので、上側治具520の加工コストを低減することができ、本実施の形態に係る衝突防止治具のコストダウンを図ることができる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定されることは言うまでもない。
10 FOUP(基板キャリア)
11 基板
12 スロット部
21 ベース部材
22 測定手段
23 書込手段
101 基板キャリア測定治具
210 キャリア載置部
211 キネマティックピン
250 センサ

Claims (27)

  1. ロボットが、任意のキャリア載置台に載置された任意の基板キャリア内に収容された基 板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための衝突防止方法 であって、
    前記基板が収容される一対のスロット部を有する前記基板キャリアにおける少なくとも 一部のスロットについて、予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びス ロット水平度を測定するステップC、
    前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各 スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記基板キャリアが備えるID情報保 持手段に書込手段にて書き込むステップE1、
    前記基板キャリアが載置される任意の前記キャリア載置台の基準高さを予め定めておき 、そのキャリア載置台に、前記ステップE1にてデータ書き込み済みの任意の前記基板キ ャリアを載置し、キャリア載置台にてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと 共に、予め定めておいた前記基準高さ及び前記ステップE1のデータをホストコンピュー タに送信するステップF1、
    前記ホストコンピュータにて、前記送信された各データに基づいて前記ロボットのアク セス位置を決定し、そのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、
    前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記キャリア載置台に載置 された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行う
    ことを特徴とする衝突防止方法。
  2. ロボットが、任意のキャリア載置台に載置された任意の基板キャリア内に収容された基 板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための衝突防止方法 であって、
    前記基板が収容される一対のスロット部を有する前記基板キャリアにおける少なくとも 一部のスロットについて、予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びス ロット水平度を測定するステップC、
    前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各 スロット高さを求めると共に、求められたデータを読取送信手段にてホストコンピュータ に送信するステップE2、
    任意の前記キャリア載置台に、前記ステップE2にてデータ送信済みの任意の前記基板 キャリアを載置し、キャリア載置台にてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込む と共に、前記キャリア載置台のID情報及び前記基板キャリアのID情報をホストコンピ ュータに送信するステップF2、
    前記ホストコンピュータにて、前記ステップE2の各データと予め設定しておいたロボ ットのアクセス基準値を照合し、前記ロボットのアクセス位置をロボットにティーチング を行うステップG、
    前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記キャリア載置台に載置 された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行う
    ことを特徴とする衝突防止方法。
  3. ロボットが、任意のキャリア載置台に載置された任意の基板キャリア内に収容された基 板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための衝突防止方法 であって、
    前記キャリア載置台に載置される前記基板キャリアのスロットの基準高さ及びキャリア 載置台の水平度を求めるステップA、
    前記基板が収容される一対のスロット部を有する前記基板キャリアにおける少なくとも 一部のスロットについて、予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びス ロット水平度を測定するステップC、
    前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各 スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記基板キャリアが備えるID情報保 持手段に書込手段にて前記書き込むステップE1、
    前記ステップAにてデータを求めた任意の前記キャリア載置台に、前記ステップE1に てデータ書き込み済みの任意の前記基板キャリアを載置し、キャリア載置台にてその基板 キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、予め求めておいた前記ステップAのデー タ及び前記ステップE1のデータをホストコンピュータに送信するステップF1、
    前記ホストコンピュータにて、前記送信された各データに基づいて前記ロボットのアク セス位置を決定し、そのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、
    前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記キャリア載置台に載置 された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行う
    ことを特徴とする衝突防止方法。
  4. ロボットが、任意のキャリア載置台に載置された任意の基板キャリア内に収容された基 板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための衝突防止方法 であって、
    前記キャリア載置台に載置される前記基板キャリアのスロットの基準高さ及びキャリア 載置台の水平度を求めるステップA、
    前記基板が収容される一対のスロット部を有する前記基板キャリアにおける少なくとも 一部のスロットについて、予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びス ロット水平度を測定するステップC、
    前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各 スロット高さを求めると共に、求められたデータを読取送信手段にてホストコンピュータ に送信するステップE2、
    前記ステップAにてデータを求めた任意の前記キャリア載置台に、前記ステップE2に てデータ送信済みの任意の前記基板キャリアを載置し、キャリア載置台にてその基板キャ リアのID情報保持手段を読み込むと共に、前記キャリア載置台のID情報及び前記基板 キャリアのID情報をホストコンピュータに送信するステップF2、
    前記ホストコンピュータにて、前記ステップE2の各データとステップAにて求めてお いたロボットのアクセス基準値を照合し、前記ロボットのアクセス位置をロボットにティ ーチングを行うステップG、
    前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記キャリア載置台に載置 された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行う
    ことを特徴とする衝突防止方法。
  5. 前記ステップCにおける基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度は、 前記基板キャリアが載置されるキャリア載置部を備えたベース部材、及び
    前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロ ットについて、予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平 度を測定するセンサを有する測定手段
    を備える下側治具、
    によって測定される
    請求項1又は3に記載の衝突防止方法。
  6. 前記ステップCにおける基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度は、 前記基板キャリアが載置されるキャリア載置部を備えたベース部材、及び
    前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロ ットについて、予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平 度を測定するセンサを有する測定手段
    を備える下側治具、
    によって測定される
    請求項2又は4に記載の衝突防止方法。
  7. 前記ステップE1における書き込みは、
    前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保 持手段に、前記測定手段からの情報を書き込む前記書込手段
    を備える下側治具、
    によってなされる
    請求項5に記載の衝突防止方法。
  8. 前記ステップE2における送信は、
    前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保 持手段の情報を読み取ると共に、前記測定手段からの情報をホストコンピュータに送信す る前記読取送信手段
    を備える下側治具、
    によってなされる
    請求項6に記載の衝突防止方法。
  9. 前記ステップAにおける基板キャリアのスロットの基準高さ及びキャリア載置台の水平 度は、
    板状の部材で構成され、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンド の、任意の基準高さの水平面に対する離間距離を測定する少なくとも1つの変位センサを 上面側に有する上側治具、
    によって測定される
    請求項3又は4に記載の衝突防止方法。
  10. 前記キャリア載置台は、ロードポートのドックプレートであり、
    そのドックプレート上に前記上側治具が載置され、3つの前記変位センサにてそれぞれ 測定された前記水平面に対する離間距離に基づいて、前記ロードポートに載置される前記 基板キャリアのスロットの基準高さ及びキネマティックピン全体の水平度を求める
    請求項9に記載の衝突防止方法。
  11. 前記ベース部材上における前記キャリア載置部の近傍に設けられ、前記測定手段の前記基準値を決める高さ基準部材、
    を更に含む
    請求項5又は6に記載の衝突防止方法
  12. 前記測定手段は前記センサを上下方向に昇降させる昇降機構を備えた
    請求項5又は6に記載の衝突防止方法
  13. 前記測定手段は、
    前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて前記基準値からの高さ及び前記スロット水平度を測定する第1の測定センサと、
    前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて前記スロットピッチを測定する第2の測定センサと、
    を備えた
    請求項5又は6に記載の衝突防止方法
  14. 前記ベース部材上に設けられ、前記キャリア載置部に向かって前記第1の測定センサを進退自在にスライドさせるスライド装置、
    を更に含む
    請求項13に記載の衝突防止方法
  15. 前記第1の測定センサは、前記スライド装置に固定して設けられ、少なくとも1つのセンサ支持部材と前記センサ支持部材のキャリア載置部側に配設される2つの高さ・水平度センサとを備える
    請求項14に記載の衝突防止方法
  16. 前記第1の測定センサは、前記スライド装置に固定して設けられ、少なくとも1つのセンサ支持部材と前記センサ支持部材のキャリア載置部側に三角形の頂点を形成するよう配設される3つの高さ・水平度センサとを備える
    請求項14に記載の衝突防止方法
  17. 前記スライド装置は、前記キャリア載置部に向かってスライド自在なスライダと、前記スライダに立設され、前記センサ支持部材を水平に支持する垂直ガイド部材とを備える
    請求項15又は16に記載の衝突防止方法
  18. 前記スライド装置のスライド移動及び前記昇降機構の昇降駆動の少なくとも一方を調整する調整手段、
    を更に含む
    請求項12又は14に記載の衝突防止方法
  19. ロボットが、任意のキャリア載置台に載置された任意の基板キャリア内に収容された基板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための治具であって、
    前記キャリア載置台に載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びキャリア載置 の水平度を測定すべく、
    板状の部材で構成され、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンドの、任意の基準高さの水平面に対する離間距離をそれぞれ測定する少なくとも1つの変位センサを上面側に有する上側治具と、
    基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアのスロット高さを測定すべく、
    前記基板キャリアが載置されるキャリア載置部を備えたベース部材、
    前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段、及び、
    前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段に、前記測定手段からの情報を書き込む書込手段、
    を含む下側治具と、
    で構成される
    ことを特徴とする衝突防止治具。
  20. ロボットが、任意のキャリア載置台に載置された任意の基板キャリア内に収容された基板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための治具であって、
    前記キャリア載置台に載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びキャリア載置 の水平度を測定すべく、
    板状の部材で構成され、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンドの、任意の基準高さの水平面に対する離間距離をそれぞれ測定する少なくとも1つの変位センサを上面側に有する上側治具と、
    基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアのスロット高さを測定すべく、
    前記基板キャリアが載置されるキャリア載置部を備えたベース部材、
    前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段、及び、
    前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段の情報を読み取ると共に、前記測定手段からの情報をホストコンピュータに送信する読取送信手段、
    を含む下側治具と、
    で構成される
    ことを特徴とする衝突防止治具。
  21. ロボットが、任意のキャリア載置台に載置された任意の基板キャリア内に収容された基板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための治具であって、
    前記キャリア載置台に載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びキャリア載置 の水平度を測定すべく、
    板状の部材で構成され、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンドの、任意の基準高さの水平面に対する離間距離をそれぞれ測定する少なくとも1つの変位センサを上面側に有する上側治具と、
    基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアのスロット高さを測定すべく、
    前記基板キャリアは、その底面に、少なくとも3つの突起部と少なくとも2つの逆漏斗状の凹部とを備え、前記各突起部はその先端に同一平面を形成する平坦面部をそれぞれ有し、
    前記各突起部の平坦面部が当接されるキャリア載置部を備え、そのキャリア載置部に、前記基板キャリアの底面に設けられた少なくとも2つの凹部に嵌入される少なくとも2つの位置決めピンを有するベース部材、
    前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段、及び、
    前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段に、前記測定手段からの情報を書き込む書込手段、
    を含む下側治具と、
    で構成される
    ことを特徴とする衝突防止治具。
  22. ロボットが、任意のキャリア載置台に載置された任意の基板キャリア内に収容された基板を取り出す際に、前記ロボットが前記基板に衝突するのを防止するための治具であって、
    前記キャリア載置台に載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びキャリア載置 の水平度を測定すべく、
    板状の部材で構成され、その上面近傍に進退自在にアクセスされる前記ロボットのハンドの、任意の基準高さの水平面に対する離間距離をそれぞれ測定する少なくとも1つの変位センサを上面側に有する上側治具と、
    基板が収容される一対のスロット部を有する基板キャリアのスロット高さを測定すべく、
    前記基板キャリアは、その底面に、少なくとも3つの突起部と少なくとも2つの漏斗状の凹部とを備え、前記各突起部はその先端に同一平面を形成する平坦面部をそれぞれ有し、
    前記各突起部の平坦面部が当接されるキャリア載置部を備え、そのキャリア載置部に、前記基板キャリアの底面に設けられた少なくとも2つの凹部に嵌入される少なくとも2つの位置決めピンを有するベース部材、
    前記ベース部材上に固定して設けられ、前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するセンサを有する測定手段、及び、
    前記ベース部材の前記キャリア載置部に設けられ、前記基板キャリアが備えるID情報保持手段の情報を読み取ると共に、前記測定手段からの情報をホストコンピュータに送信する読取送信手段、
    を含む下側治具と、
    で構成される
    ことを特徴とする衝突防止治具。
  23. 前記上側治具の、少なくとも1つの前記変位センサを、前記板状部材の上面で、前記キ ャリア載置台における前記基板キャリアの位置決めのためのピンの位置に対応した位置に配置した
    請求項19から22いずれか1つに記載の衝突防止治具。
  24. 請求項5、6、7いずれか1つに記載の下側治具を用いた衝突防止方法であって、
    任意の前記基板キャリアを前記下側治具に載せ、前記下側治具の前記測定手段にて前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するステップC、
    前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記書込手段にて前記ID情報保持手段に書き込むステップE1、
    任意のロードポートにおけるドックプレートの基準高さを予め定めておき、そのロードポートのドックプレートに、前記ステップE1にてデータ書き込み済みの任意の前記基板キャリアを載置し、ロードポートにてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、予め定めておいた前記基準高さ及び前記ステップE1のデータをホストコンピュータに送信するステップF1、
    前記ホストコンピュータにて、前記送信された各データに基づいて前記ロボットのアクセス位置を決定し、そのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、
    前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記ロードポートに載置された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行う
    ことを特徴とする衝突防止方法。
  25. 請求項5、6、8いずれか1つに記載の下側治具を用いた衝突防止方法であって、
    任意の前記基板キャリアを前記下側治具に載せ、前記下側治具の前記測定手段にて前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するステップC、
    前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記読取送信手段にてホストコンピュータに送信するステップE2、
    任意のロードポートのドックプレートに、前記ステップE2にてデータ送信済みの任意の前記基板キャリアを載置し、ロードポートにてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、前記ロードポートのID情報及び前記基板キャリアのID情報をホストコンピュータに送信するステップF2、
    前記ホストコンピュータにて、前記ステップE2の各データと予め設定しておいたロボットのアクセス基準値を照合し、前記ロボットのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、
    前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記ロードポートに載置された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行う
    ことを特徴とする衝突防止方法。
  26. 請求項19又は21に記載の衝突防止治具を用いた衝突防止方法であって、
    前記上側治具を任意のロードポートにおけるドックプレートに載せ、3つの前記変位センサにてそれぞれ測定された前記水平面に対する離間距離に基づいて、そのロードポートに載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びキネマティックピン全体の水平度を求めるステップA、
    任意の前記基板キャリアを前記下側治具に載せ、前記下側治具の前記測定手段にて前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するステップC、
    前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記書込手段にて前記ID情報保持手段に書き込むステップE1、
    前記ステップAにてデータを求めた任意の前記ロードポートのドックプレートに、前記ステップE1にてデータ書き込み済みの任意の前記基板キャリアを載置し、ロードポートにてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、予め求めておいた前記ステップAのデータ及び前記ステップE1のデータをホストコンピュータに送信するステップF1、
    前記ホストコンピュータにて、前記送信された各データに基づいて前記ロボットのアクセス位置を決定し、そのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、
    前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記ロードポートに載置された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行う
    ことを特徴とする衝突防止方法。
  27. 請求項20又は22に記載の衝突防止治具を用いた衝突防止方法であって、
    前記上側治具を任意のロードポートにおけるドックプレートに載せ、3つの前記変位センサにてそれぞれ測定された前記水平面に対する離間距離に基づいて、そのロードポートに載置される基板キャリアのスロットの基準高さ及びキネマティックピン全体の水平度を求めるステップA、
    任意の前記基板キャリアを前記下側治具に載せ、前記下側治具の前記測定手段にて前記両スロット部における少なくとも一部のスロットについて予め定めておいた基準値からの高さ、スロットピッチ、及びスロット水平度を測定するステップC、
    前記ステップCのデータに基づいて、前記スロットの水平度及び前記両スロット部の各スロット高さを求めると共に、求められたデータを前記読取送信手段にてホストコンピュータに送信するステップE2、
    前記ステップAにてデータを求めた任意の前記ロードポートのドックプレートに、前記ステップE2にてデータ送信済みの任意の前記基板キャリアを載置し、ロードポートにてその基板キャリアのID情報保持手段を読み込むと共に、前記ロードポートのID情報及び前記基板キャリアのID情報をホストコンピュータに送信するステップF2、
    前記ホストコンピュータにて、前記ステップE2の各データとステップAにて求めておいたロボットのアクセス基準値を照合し、前記ロボットのアクセス位置をロボットにティーチングを行うステップG、
    前記ティーチングデータに基づいて、前記ロボットと任意の前記ロードポートに載置された任意の前記基板キャリアとの間で、基板の出し入れを行う
    ことを特徴とする衝突防止方法。
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