JP5280385B2 - スイッチ装置、スイッチ装置のレイアウト設計方法 - Google Patents

スイッチ装置、スイッチ装置のレイアウト設計方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数の差動スイッチを備えたスイッチ装置に関し、さらに詳しくは、スイッチ装置のレイアウト技術に関する。
近年、プラズマテレビ,液晶テレビ,有機ELテレビ,ブルーレイレコーダなどの映像機器や、無線LAN,PLC(Power Line Communication),ミリ波通信などの各種の通信方式を採用した通信機器などには、電流ステアリング型デジタル・アナログ変換器が利用されている。また、電流ステアリング型デジタル・アナログ変換器は、複数の電流源から供給される複数の出力電流を1対の出力ノードに選択的に出力するスイッチ装置を備えている(例えば、特許文献1の図1)。このスイッチ装置は、1対の差動トランジスタをそれぞれが含む複数の差動スイッチを備えており、差動スイッチの各々に含まれる1対の差動トランジスタのドレインは、1対の出力ノードにそれぞれ電気的に接続されている。
なお、このような複数の差動スイッチを備えるスイッチ装置は、HDMIインターフェイスのプリエンファシス回路(例えば、特許文献2の図5)やスルーレートコントロール回路など、その他の半導体集積回路にも利用されている。
米国特許第7,294,892号明細書 米国特許第7,408,387号明細書
しかしながら、複数の差動スイッチを半導体基板に形成した場合、差動スイッチの各々において1対の差動トランジスタの間に寄生バイポーラトランジスタが形成されるだけでなく、隣接する差動スイッチ間においても寄生バイポーラトランジスタが形成される場合がある。そのため、サージ破壊(サージ電圧によって寄生バイポーラトランジスタなどに大電流が流れて配線などが溶断しまうこと、例えば、ESD破壊など)に対する耐性を強化するために、これらの寄生バイポーラトランジスタに大電流が流れないように対策を施さなければならない。
そこで、この発明は、サージ破壊に対する耐性が強化されたスイッチ装置を提供することを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、スイッチ装置は、半導体基板に形成された複数の差動スイッチを備え、上記複数の差動スイッチの各々は、第1および第2の差動トランジスタを含み、上記複数の差動スイッチの各々において、上記第1の差動トランジスタのソースおよびドレインの一方は、第1の出力ノードに電気的に接続され、上記第1の差動トランジスタのソースおよびドレインの他方は、その差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、上記第1の差動トランジスタのゲートには、その差動スイッチに対応する第1の制御信号が与えられ、上記第2の差動トランジスタのソースおよびドレインの一方は、第2の出力ノードに電気的に接続され、上記第2の差動トランジスタのソースおよびドレインの他方は、その差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、上記第2の差動トランジスタのゲートには、その差動スイッチに対応する第2の制御信号が与えられ、上記複数の差動スイッチは、上記第1の差動トランジスタ同士が隣接し、且つ、上記第2の差動トランジスタ同士が隣接するように、上記半導体基板に配置されている。
上記スイッチ装置では、隣接する差動スイッチ間に形成された寄生バイポーラトランジスタのエミッタおよびコレクタは、同一の出力ノードに電気的に接続されることになるので、サージ電圧が印加されて第1の出力ノードと第2の出力ノードとの電圧差が大きくなった場合であっても、隣接する差動スイッチ間に形成された寄生バイポーラトランジスタに電流が流れない(または、流れにくい)。これにより、サージ破壊に対する耐性を強化することができる。
なお、上記スイッチ装置は、上記第1の差動トランジスタと上記第2の差動トランジスタとの間を遮るように、上記半導体基板に形成されたガードリングをさらに備えていても良い。
このように構成することにより、第1の差動トランジスタと第2の差動トランジスタとの間に形成された寄生バイポーラトランジスタに電流が流れない(または、流れにくい)ので、サージ破壊に対する耐性をさらに強化することができる。
この発明の別の局面に従うと、スイッチ装置のレイアウト設計方法は、第1および第2の差動トランジスタをそれぞれが含む複数の差動スイッチを備えたスイッチ装置のレイアウトを設計する方法であって、上記第1の差動トランジスタ同士が隣接し、且つ、上記第2の差動トランジスタ同士が隣接するように、上記複数の差動スイッチを配置するステップ(a)と、上記複数の差動スイッチの各々において、上記第1の差動トランジスタのソースおよびドレインの一方が、第1の出力ノードに電気的に接続され、上記第1の差動トランジスタのソースおよびドレインの他方が、その差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、上記第1の差動トランジスタのゲートに、その差動スイッチに対応する第1の制御信号が与えられ、上記第2の差動トランジスタのソースおよびドレインの一方が、第2の出力ノードに電気的に接続され、上記第2の差動トランジスタのソースおよびドレインの他方が、その差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、上記第2の差動トランジスタのゲートに、その差動スイッチに対応する第2の制御信号が与えられるように、配線を配置するステップ(b)とを備える。
上記レイアウト設計方法では、サージ破壊に対する耐性が強化されたスイッチ装置を設計できる。
以上のように、サージ破壊に対する耐性を強化することができる。
スイッチ装置を備えたデジタル・アナログ変換器の回路図。 スイッチ装置のレイアウト例1を示したレイアウト図。 図2のIII−III線における断面図。 スイッチ装置の比較例のレイアウト図。 図4のV−V線における断面図。 スイッチ装置のレイアウト例2を示したレイアウト図。 スイッチ装置のレイアウト例3を示したレイアウト図。 スイッチ装置のレイアウト例4を示したレイアウト図。 スイッチ装置のレイアウト例5を示したレイアウト図。 スイッチ装置のレイアウト例6を示したレイアウト図。 差動トランジスタの極性について説明するための図。 図11に示したスイッチ装置のレイアウト例を示したレイアウト図。 図12のXIII−XIII線における断面図。 スイッチ装置のレイアウト例7を示したレイアウト図。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
デジタル・アナログ変換器)
図1は、スイッチ装置10を備えたデジタル・アナログ変換器1の構成例を示す。このデジタル・アナログ変換器1は、電流ステアリング型デジタル・アナログ変換器(Current Streering D/A Converter)であり、ここでは、8個のビット値IN0,IN1,…,IN7によって表現されたデジタルコード(8ビットのデジタルコード)を出力電圧VOUTに変換する。デジタル・アナログ変換器1は、スイッチ装置10の他に、バイアス回路11と、65個の電流源IS,IS,IS,…,IS65と、デコーダ12とを備える。
〔バイアス回路,電流源〕
バイアス回路11は、基準電流IRに応じたバイアス電圧VB1,VB2を生成する。電流源IS,IS,IS,…,IS65は、それぞれ、バイアス回路11からのバイアス電圧VB1,VB2に応じた出力電流I,I,I,…,I65を供給する。また、電流源IS,ISは、8ビットのデジタルコードの下位2ビット(例えば、ビット値IN0,IN1)に対応し、電流源IS,…,IS65は、デジタルコードの上位6ビット(例えば、ビット値IN2,…,IN7)に対応しており、出力電流I,Iは、1/2ずつ重み付けされた電流値を有し、出力電流 ,…, は、同一の電流値を有する。例えば、出力電流Iの電流値が“I”であるとすると、出力電流Iの電流値は“2×I”であり、出力電流 ,…, の各々の電流値は“4×I”である。
〔デコーダ〕
デコーダ12は、ビット値IN0,IN1,…,IN7によって表現されたデジタルコードに応じて、65本の制御信号DP1,DP2,…,DP65および65本の制御信号DN1,DN2,…,DN65を出力する。制御信号DN1,DN2,…,DN65は、それぞれ、制御信号DP1,DP2,…,DP65の反転信号に相当する。
〔スイッチ装置〕
スイッチ装置10は、65個の電流源IS,IS,…,IS65(入力ノードNIN,NIN,…,NIN65)にそれぞれ対応する65個の差動スイッチSW,SW,…,SW65を備える。差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々は、差動トランジスタT1,T2を含む。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65は、制御信号DP1,DP2,…,DP65および制御信号DN1,DN2,…,DN65にそれぞれ対応する。ここでは、差動トランジスタT1,T2は、Nチャネル型トランジスタによって構成されている。
《差動トランジスタT1》
差動スイッチSW,SW,…,SW65の差動トランジスタT1,T1,…,T1は、それぞれ、出力ノードOUTPに電気的に接続されたソースと、差動スイッチSW,SW,…,SW65に対応する電流源IS,IS,…,IS65に電気的に接続されたドレインと、差動スイッチSW,SW,…,SW65に対応する制御信号DP1,DP2,…,DP65が与えられるゲートとを有する。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65の差動トランジスタT1,T1,…,T1の各々のバックゲートには、接地電圧VSSが与えられている。出力ノードOUTPは、負荷抵抗を経由して接地ノード(接地電圧VSSが与えられるノード)に接続されている。
《差動トランジスタT2》
差動スイッチSW,SW,…,SW65の差動トランジスタT2,T2,…,T2は、それぞれ、出力ノードOUTNに電気的に接続されたソースと、差動スイッチSW,SW,…,SW65に対応する電流源IS,IS,…,IS65に電気的に接続されたドレインと、差動スイッチSW,SW,…,SW65に対応する制御信号DN1,DN2,…,DN65が与えられるゲートとを有する。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65の差動トランジスタT2,T2,…,T2の各々のバックゲートには、接地電圧VSSが与えられている。出力ノードOUTNは、接地ノードに接続されている。
デジタル・アナログ変換〕
例えば、デジタルコードのビット値(ビット値IN7,…,IN1,IN0)が“00001011”を示す場合、デコーダ12は、制御信号DP1,DP2,DP3,DP4および制御信号DN5,DN6…,DN65をハイレベル(例えば、電源電圧VDD)に設定し、制御信号DN1,DN2,DN3,DN4および制御信号DP5,DP6…,DP65をローレベル(例えば、接地電圧VSS)に設定する。これにより、差動スイッチSW,SW,SW,SWにおいて、差動トランジスタT1がオン状態になるとともに差動トランジスタT2がオフ状態となり、差動スイッチSW,SW,…,SW65において、差動トランジスタT1がオフ状態になるとともに差動トランジスタT2がオン状態となる。その結果、出力ノードOUTPには、出力電流I,I,I,Iの合計値(11×I)に応じた出力電圧VOUTが発生する。このようにして、デジタル・アナログ変換器1は、デジタルコードを出力電圧VOUTに変換する。
(スイッチ装置のレイアウト)
図2は、図1に示したスイッチ装置10のレイアウト例を示し、図3は、図2のIII−III線におけるスイッチ装置10の断面例を示している。なお、図2では、差動スイッチSW,SW,…,SW65の差動トランジスタT1,T1,…,T1のゲートに制御信号DP1,DP2,…,DP65をそれぞれ供給するための配線、および差動スイッチSW,SW,…,SW65の差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲートに制御信号DN1,DN2,…,DN65をそれぞれ供給するための配線については、図示を省略している。以降のレイアウト図(図4,図6〜図10,図12,図14)についても同様である。
スイッチ装置10は、半導体基板SUBに形成された差動スイッチSW,SW,…,SW65と、半導体基板SUBに形成されたガードリングGRとを備える。差動スイッチSW,SW,…,SW65は、差動トランジスタT1同士が隣接し、且つ、差動トランジスタT2同士が隣接するように、半導体基板SUBに配置されている。ガードリングGRは、差動トランジスタT1と差動トランジスタT2との間を遮るように、半導体基板SUBに形成されている。なお、差動スイッチSW,SW,…,SW65およびガードリングGRは、半導体基板SUBに形成されたウェルに形成されていても良い。
ここでは、半導体基板SUBは、P型基板であり、差動トランジスタT1,T2(Nチャネル型トランジスタ)のドレインおよびソースは、N型拡散領域によって形成され、ガードリングGRは、P型拡散領域によって形成され、半導体基板SUBおよびガードリングGRには、接地電圧VSSが与えられている。なお、Nチャネル型の差動トランジスタT1,T2およびP型のガードリングGRは、半導体基板SUB(N型基板)に形成されたPウェルに形成されていても良い。
また、図2では、差動スイッチSW,SW,…,SW65は、X軸方向において同一線上に並ぶように、X軸方向に配列されている。差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2は、第2k番目(kは、自然数であり、ここでは、1≦k≦32)の差動スイッチSW2kに含まれる差動トランジスタT1が第2k−1番目の差動スイッチSW2k−1に含まれる差動トランジスタT1に隣接するとともに第2k番目の差動スイッチSW2kに含まれる差動トランジスタT2が第2k+1番目の差動スイッチSW2k+1に含まれる差動トランジスタT2に隣接するように、X軸方向に配列されている。
さらに、図2では、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲート長方向は、X軸方向に直交するY軸方向に一致している。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々に含まれる差動トランジスタT1,T2は、Y軸方向を軸として互いに線対称に配置されている。
〔寄生バイポーラトランジスタ〕
図3のように、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々において、差動トランジスタT1,T2のソース(2個のN型拡散領域)および半導体基板SUB(P型基板)によってNPN型の寄生バイポーラトランジスタTPAが形成されている。また、差動トランジスタT1と差動トランジスタT2との間には、ガードリングGRが形成されているので、寄生バイポーラトランジスタTPAのベース電圧は、ガードリングGRに与えられた電圧(ここでは、接地電圧VSS)に維持されることになる。したがって、サージ電圧が印加されて出力ノードOUTPと出力ノードOUTNとの電圧差が大きくなった場合(例えば、出力ノードOUTPにサージ電圧が印加された場合)であっても、寄生バイポーラトランジスタTPAに電流が流れない(または、流れにくい)。
また、差動スイッチSW2k−1と差動スイッチSW2kとの間において、差動スイッチSW2k−1,SW2kに含まれる差動トランジスタT1,T1のソース(2個のN型拡散領域)および半導体基板SUB(P型基板)によってNPN型の寄生バイポーラトランジスタが形成されている。この寄生バイポーラトランジスタのエミッタおよびコレクタは、共に、出力ノードOUTPに電気的に接続されていることになる。したがって、この寄生バイポーラトランジスタのエミッタ電圧およびコレクタ電圧は同一(または、ほぼ同一)であるので、サージ電圧が印加されて出力ノードOUTPと出力ノードOUTNとの電圧差が大きくなった場合であっても、この寄生バイポーラトランジスタに電流が流れない。このように、差動スイッチSW2k−1と差動スイッチSW2kとの間に形成された寄生バイポーラトランジスタの存在を無視することができる。
これと同様に、差動スイッチSW2kと差動スイッチSW2k+1との間において、差動スイッチSW2k,SW2k+1に含まれる差動トランジスタT2,T2のソース(2個のN型拡散領域)および半導体基板SUB(P型基板)によってNPN型の寄生バイポーラトランジスタが形成されている。この寄生バイポーラトランジスタのエミッタおよびコレクタは、共に、出力ノードOUTNに電気的に接続されていることになるので、サージ電圧が印加されて出力ノードOUTPと出力ノードOUTNとの電圧差が大きくなった場合であっても、寄生バイポーラトランジスタに電流が流れない。このように、差動スイッチSW2kと差動スイッチSW2k+1との間に形成された寄生バイポーラトランジスタの存在を無視することができる。
〔比較例〕
一方、図4のように、差動トランジスタT1と差動トランジスタT2とが隣接するように差動スイッチSW,SW,…,SW65が半導体基板SUBに配置されている場合、図5のように、差動スイッチSW2k−1,SW2k,SW2k+1の各々において寄生バイポーラトランジスタTPAが形成され、差動スイッチSW2k−1と差動スイッチSW2kとの間および差動スイッチSW2kと差動スイッチSW2k+1との間に寄生バイポーラトランジスタTPB,TPBが形成される。この場合、差動スイッチ間に形成される寄生バイポーラトランジスタTPBのエミッタおよびコレクタが互いに異なる出力ノードに電気的に接続されることになる。そのため、サージ電圧が印加されて出力ノードOUTPと出力ノードOUTNとの電圧差が大きくなった場合、寄生バイポーラトランジスタTPBに大電流が流れてしまう可能性がある。このように、寄生バイポーラトランジスタTPBの存在を無視することができないので、差動スイッチSW2k−1と差動スイッチSW2kとの間および差動スイッチSW2kと差動スイッチSW2k+1との間にも、ガードリングGRを形成しなければならない。または、差動スイッチSW2k−1,SW2k,SW2k+1との間に形成された寄生バイポーラトランジスタTPB,TPBに電流が流れない(または、流れにくくなる)ように、差動スイッチSW,SW,…,SW65の間隔D1を広くしなければならない。
以上のように、差動トランジスタT1同士が隣接し、且つ、差動トランジスタT2同士が隣接するように、差動スイッチSW,SW,…,SW65を半導体基板SUBに配置することにより、隣接する差動スイッチ間に形成された寄生バイポーラトランジスタに電流が流れないようにすることができる。これにより、サージ破壊(サージ電圧によって寄生バイポーラトランジスタなどに大電流が流れて配線などが溶断してしまうこと、例えば、ESD破壊など)に対する耐性を強化することができる。
また、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々の間に形成された寄生バイポーラトランジスタに電流が流れないので、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々の間隔D1を狭くすることができる。例えば、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々の間にガードリングGRを形成しなくても良いので、差動スイッチSW,SW,…,SW65の間隔D1を差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々における差動トランジスタT1,T2の間隔D2よりも狭くすることができる。これにより、スイッチ装置の占有面積を縮小できる。
また、差動トランジスタT1と差動トランジスタT2との間を遮るようにガードリングGRを形成することにより、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々に形成された寄生バイポーラトランジスタTPAに電流が流れない(または、流れにくくなる)ようにすることができ、サージ破壊に対する耐性をさらに強化できる。また、ガードリングGRを形成しない場合よりも、差動トランジスタT1,T2の間隔D2を狭くすることができるので、スイッチ装置の占有面積をさらに縮小できる。
なお、ガードリングGRを形成せずに、寄生バイポーラトランジスタTPAに電流が流れない(または、流れにくくなる)ように、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々において差動トランジスタT1,T2の間隔D2を広げても良い。このように構成した場合も、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々の間に形成された寄生バイポーラトランジスタに電流が流れない(または、流れにくい)ので、図4の場合よりもサージ破壊に対する耐性を強化することができる。また、図4の場合よりも、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々の間隔D1を狭くすることができるので、スイッチ装置の占有面積を縮小できる。
(差動トランジスタの構成)
なお、図6のように、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々において、差動トランジスタT1は、複数(ここでは、4個)の単位トランジスタT11,T11,…,T11によって構成されていても良いし、差動トランジスタT2は、複数(ここでは、4個)の単位トランジスタT21,T21,…T21によって構成されていても良い。図6では、単位トランジスタT11,T11,…,T11および単位トランジスタT21,T21,…,T21は、Nチャネル型トランジスタによって構成されている。
差動スイッチSW2kにおいて、単位トランジスタT11,T11,…,T11の各々は、出力ノードOUTPに電気的に接続されたソースと、差動スイッチSW2kに対応する入力ノードNIN2kに電気的に接続されたドレインと、差動スイッチSW2kに対応する制御信号DP2kが与えられるゲートとを有し、単位トランジスタT21,T21,…,T1の各々は、出力ノードOUTNに電気的に接続されたソースと、差動スイッチSW2kに対応する入力ノードNIN2kに電気的に接続されたドレインと、差動スイッチSW2kに対応する制御信号DN2kが与えられるゲートとを有する。その他の差動スイッチSW,…,SW2k−1,SW2k+1,…,SW65についても同様である。
また、図6では、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々において、単位トランジスタT11,T11,…,T11および単位トランジスタT21,T21,…,T21の各々のゲート長方向は、Y軸方向に一致している。さらに、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々において、単位トランジスタT11,T11,…,T11および単位トランジスタT21,T21,…,T21は、X軸方向において単位トランジスタT11,T11,…,T11および単位トランジスタT21,T21,…,T21がそれぞれ対向するように、Y軸方向に配列されている。
(差動スイッチの配置)
なお、図7のように、スイッチ装置10は、差動スイッチSW,SW,…,SW65に加えて、差動スイッチSWA,SWA,…,SWA65をさらに備えていても良い。図7では、差動スイッチSW,SW,…,SW65,SWA,SWA,…,SWA65は、X軸方向およびY軸方向をそれぞれ行方向および列方向とするn行m列(ここでは、2行65列)のマトリクス状に配置されている。
図7では、差動スイッチSWA,SWA,…,SWA65は、入力ノードNIA,NIA,…,NIA65(例えば、出力電流IA,IA,…,IA65がそれぞれ供給される入力ノード)にそれぞれ対応する。入力ノードNIN,NIN,…,NIN65,NIA,NIA,…,NIA65は、入力ノードNIN,NIA,NIN,NIA,…,NIN65,NIA65の順番で並ぶように、X軸方向に配列されている。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65と同様に、差動スイッチSWA,SWA,…,SWA65の差動トランジスタT1,T1,…,T1のゲートには、差動スイッチSWA,SWA,…,SWA65に対応する第1の制御信号(65本の制御信号)がそれぞれ与えられ、差動スイッチSWA,SWA,…,SWA65の差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲートには、差動スイッチSWA,SWA,…,SWA65に対応する第2の制御信号(65本の制御信号)がそれぞれ与えられる。
差動スイッチの行(ここでは、差動スイッチSW,SW,…,SW65が属する行および差動スイッチSWA,SWA,…,SWA65が属する行)の各々において、その行に属する差動スイッチに含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2は、第2k番目の差動スイッチ(SW2kまたはSWA2k)に含まれる差動トランジスタT1が第2k−1番目の差動スイッチ(SW2k−1またはSWA2k−1)に含まれる差動トランジスタT1に隣接するとともに第2k番目の差動スイッチに含まれる差動トランジスタT2が第2k+1番目の差動スイッチ(SW2k+1またはSWA2k+1)に含まれる差動トランジスタT2に隣接するように、X軸方向に配列される。
差動スイッチの列(ここでは、差動スイッチSW,SWAが属する列,…,差動スイッチSW2k−1,SWA2k−1が属する列,差動スイッチSW2k,SWA2kが属する列,差動スイッチSW2k+1,SWA2k+1が属する列,…,差動スイッチSW65,SWA65が属する列)の各々において、その列に属する差動スイッチに含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2は、X軸方向において差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2がそれぞれ対向するように、Y軸方向に配列される。
また、図7では、差動スイッチSW,SW,…,SW65,SWA,SWA,…,SWA65の各々において、差動トランジスタT1は、複数の単位トランジスタ(図7では、2個の単位トランジスタT11,T11)によって構成され、差動トランジスタT2は、複数の単位トランジスタ(図7では、2個の単位トランジスタT21,T21)によって構成されている。なお、図7において、差動トランジスタT1,T2の各々は、単一のトランジスタによって構成されていても良い。
また、入力ノードの総数を“130個(=65個+65個)”として説明したが、入力ノードの総数が“65個”である場合(例えば、図1に示したデジタル・アナログ変換器1に適用される場合)、スイッチ装置10は、入力ノードNIN,NIN,…,NIN65のうち奇数番目の入力ノードNIN,NIN,…,NIN65(33個の入力ノード)にそれぞれ対応する33個の差動スイッチSW,SW,…,SW33と、偶数番目の入力ノードNIN,NIN,…,NIN64(32個の入力ノード)にそれぞれ対応する32個の差動スイッチSWA,SWA,…,SWA32とを備えていても良い。
(差動トランジスタのゲート長方向)
なお、図8のように、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲート長方向は、X軸方向に一致していても良い。
また、図9のように、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々において、差動トランジスタT1は、複数の単位トランジスタ(図9では、2個の単位トランジスタT11,T11)によって構成されていても良いし、差動トランジスタT2は、複数の単位トランジスタ(図9では、2個の単位トランジスタT21,T21)によって構成されていても良い。図9では、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々において、単位トランジスタT11,T11,…,T11および単位トランジスタT21,T21,…,T21の各々のゲート長方向は、X軸方向に一致している。また、図9では、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる単位トランジスタT11,T11,…,T11および単位トランジスタT21,T21,…,T21は、X軸方向において同一線上に並ぶように、X軸方向に配列されていている。
また、図10のように、スイッチ装置10は、図9に示した差動スイッチSW,SW,…,SW65に加えて、差動スイッチSWA,SWA,…,SWA65をさらに備えていても良い。図10では、差動スイッチSW,SW,…,SW65,SWA,SWA,…,SWA65は、X軸方向およびY軸方向をそれぞれ行方向および列方向とするn行m列(ここでは、2行65列)のマトリクス状に配置されている。また、図10では、差動スイッチSWA,SWA,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲート長方向(単位トランジスタT11,T11,…,T11および単位トランジスタT21,T21,…,T21のゲート長方向)は、X軸方向に一致している。なお、図10において、差動トランジスタT1,T2の各々は、単一のトランジスタによって構成されていても良い。
(差動トランジスタの極性)
また、図11のように、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々に含まれる差動トランジスタT1,T2は、Pチャネル型トランジスタによって構成されていても良い。
図11では、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1のドレインは、出力ノードOUTPに電気的に接続され、差動トランジスタT1,T1,…,T1のソースは、それぞれ、差動スイッチSW,SW,…,SW65に対応する入力ノードNIN,NIN,…,NIN65に電気的に接続され、差動トランジスタT1,T1,…,T1のゲートには、それぞれ、差動スイッチSW,SW,…,SW65に対応する制御信号DP1,DP2,…,DP65が与えられる。差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT2,T2,…,T2のドレインは、出力ノードOUTNに電気的に接続され、差動トランジスタT2,T2,…,T2のソースは、それぞれ、差動スイッチSW,SW,…,SW65に対応する入力ノードNIN,NIN,…,NIN65に電気的に接続され、差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲートには、それぞれ、差動スイッチSW,SW,…,SW65に対応する制御信号DN1,DN2,…,DN65が与えられる。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2のバックゲートには、電源電圧VDDが与えられる。
図12は、図11に示したスイッチ装置のレイアウト例を示し、図13は、図12のXIII−XIII線におけるスイッチ装置の断面例を示している。ここでは、半導体基板SUBは、N型基板であり、差動トランジスタT1,T2(Pチャネル型トランジスタ)のドレインおよびソースは、P型拡散領域によって形成され、ガードリングGRは、N型拡散領域によって形成され、半導体基板SUBおよびガードリングGRには、電源電圧VDDが与えられている。なお、Pチャネル型の差動トランジスタT1,T2およびN型のガードリングGRは、半導体基板SUB(P型基板)に形成されたNウェルに形成されていても良い。
図13のように、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々において、差動トランジスタT1,T2のドレイン(2個のP型拡散領域)および半導体基板SUB(N型基板)によってPNP型の寄生バイポーラトランジスタTPCが形成されている。また、差動トランジスタT1と差動トランジスタT2との間にガードリングGRが形成されているので、差動トランジスタT1,T2の間隔が広くなっている。したがって、サージ電圧が印加されて出力ノードOUTPと出力ノードOUTNとの電圧差が大きくなった場合であっても、寄生バイポーラトランジスタTPCに電流が流れない(または、流れにくい)。
また、差動スイッチSW2k−1と差動スイッチSW2kとの間において、差動スイッチSW2k−1,SW2kに含まれる差動トランジスタT1,T1のドレイン(2個のP型拡散領域)および半導体基板SUB(N型基板)によってPNP型の寄生バイポーラトランジスタが形成されている。この寄生バイポーラトランジスタのエミッタおよびコレクタは、共に、出力ノードOUTPに電気的に接続されていることになるので、サージ電圧が印加されて出力ノードOUTPと出力ノードOUTNとの電圧差が大きくなった場合であっても、この寄生バイポーラトランジスタに電流が流れない。このように、差動スイッチSW2k−1と差動スイッチSW2kとの間に形成された寄生バイポーラトランジスタの存在を無視することができる。
また、差動スイッチSW2kと差動スイッチSW2k+1との間において、差動スイッチSW2k,SW2k+1に含まれる差動トランジスタT2,T2のドレイン(2個のP型拡散領域)および半導体基板SUB(N型基板)によってPNP型の寄生バイポーラトランジスタが形成されている。この寄生バイポーラトランジスタのエミッタおよびコレクタは、共に、出力ノードOUTNに電気的に接続されていることになるので、サージ電圧が印加されて出力ノードOUTPと出力ノードOUTNとの電圧差が大きくなった場合であっても、寄生バイポーラトランジスタに電流が流れない。このように、差動スイッチSW2kと差動スイッチSW2k+1との間に形成された寄生バイポーラトランジスタの存在を無視することができる。
なお、図12において、差動トランジスタT1は、複数の単位トランジスタT11,T11,…,T11によって構成されていても良いし、差動トランジスタT2は、複数の単位トランジスタT21,T21,…,T21によって構成されていても良い(例えば、図6)。この場合、単位トランジスタT11,T11,…,T11および単位トランジスタT21,T21,…,T21は、Pチャネル型トランジスタによって構成され、差動スイッチSW2kにおいて、単位トランジスタT11,T11,…,T11の各々は、出力ノードOUTPに電気的に接続されたドレインと、差動スイッチSW2kに対応する入力ノードNIN2kに電気的に接続されたソースと、差動スイッチSW2kに対応する制御信号DP2kが与えられるゲートとを有し、単位トランジスタT21,T21,…,T1の各々は、出力ノードOUTNに電気的に接続されたドレインと、差動スイッチSW2kに対応する入力ノードNIN2kに電気的に接続されたソースと、差動スイッチSW2kに対応する制御信号DN2kが与えられるゲートとを有する。その他の差動スイッチSW,…,SW2k−1,SW2k+1,…,SW65についても同様である。
また、図12において、差動スイッチSW,SW,…,SW65は、X軸方向およびY軸方向をそれぞれ行方向および列方向とするn行m列のマトリクス状に配置されていても良い(例えば、図7)。さらに、図12において、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲート長方向は、X軸方向に一致していても良いし、Y軸方向に一致していても良い。
(差動スイッチの配置)
また、図14のように、差動スイッチSW,SW,…,SW65は、X軸方向において同一線上に並ぶように、X軸方向に配列され、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2は、Y軸方向において差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2がそれぞれ対向するように、X軸方向に配列されていても良い。
なお、図14において、差動トランジスタT1は、複数の単位トランジスタT11,T11,…,T11によって構成されていても良いし、差動トランジスタT2は、複数の単位トランジスタT21,T21,…,T21によって構成されていても良い。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65は、X軸方向およびY軸方向をそれぞれ行方向および列方向とするn行m列のマトリクス状に配置されていても良い。さらに、図14において、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1および差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲート長方向は、Y軸方向に一致していても良いし、X軸方向に一致していても良い。また、図14において、差動スイッチSW,SW,SW,…,SW65の各々に含まれる差動トランジスタT1,T2は、Pチャネル型トランジスタによって構成されていても良い。
(スイッチ装置のレイアウト設計方法)
次に、スイッチ装置のレイアウト設計方法について説明する。なお、このレイアウト設計方法は、コンピュータ(例えば、パーソナル・コンピュータや、ワークステーションなど)がレイアウト設計プログラムを実行することによって実現されても良い。このレイアウト設計プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(例えば、ハードディスク,フレキシブルディスク,CD−ROM,DVDなど)に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行されても良い。また、このレイアウト設計プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布されたものであっても良い。
《素子配置》
まず、差動トランジスタT1同士が隣接し、且つ、差動トランジスタT2同士が隣接するように、差動スイッチSW,SW,…,SW65を配置する(例えば、図2,図6〜図10,図12,図14のように配置する)。ここで、差動トランジスタT1と差動トランジスタT2との間を遮るようにガードリングGRを配置しても良い。
《配線配置》
次に、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1のソース(図12の場合は、ドレイン)および差動トランジスタT2,T2,…,T2のソース(図12の場合は、ドレイン)が出力ノードOUTPおよび出力ノードOUTNにそれぞれ電気的に接続されるように、配線を配置する。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1のドレイン(図12の場合は、ソース)および差動トランジスタT2,T2,…,T2のドレイン(図12の場合は、ソース)が入力ノードNIN,NIN,…,NIN65にそれぞれ電気的に接続されるように、配線を配置する。さらに、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1のゲートに制御信号DP1,DP2,…,DP65がそれぞれ与えられ、差動スイッチSW,SW,…,SW65に含まれる差動トランジスタT2,T2,…,T2のゲートに制御信号DN1,DN2,…,DN65がそれぞれ与えられるように、配線を配置する。
以上のようにスイッチ装置のレイアウトを設計することにより、サージ破壊に対する耐性が強化されたスイッチ装置を設計することができる。また、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々の間隔D1を狭くすることができるので、スイッチ装置の占有面積を縮小できる。
(その他の実施形態)
以上の説明において、デジタル・アナログ変換器1は、デジタルコードを単一の出力電圧VOUTに変換するものであっても良いし、デジタルコードを1対の出力電圧からなる差動電圧に変換するものであっても良い。この場合、出力ノードOUTNは、負荷抵抗を経由して接地ノードに接続されていても良い。
また、差動トランジスタT1,T2がNチャネル型トランジスタによって構成される場合に、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1のドレインを出力ノードOUTPに電気的に接続し、差動トランジスタT2,T2,…,T2のドレインを出力ノードOUTNに電気的に接続し、差動トランジスタT1,T1,…,T1のソースおよび差動トランジスタT2,T2,…,T2のソースを入力ノードNIN,NIN,…,NIN65に電気的に接続しても良い。これと同様に、差動トランジスタT1,T2がPチャネル型トランジスタによって構成される場合に、差動スイッチSW,SW,…,SW65の各々に含まれる差動トランジスタT1,T1,…,T1のソースを出力ノードOUTPに電気的に接続し、差動トランジスタT2,T2,…,T2のソースを出力ノードOUTNに電気的に接続し、差動トランジスタT1,T1,…,T1のドレインおよび差動トランジスタT2,T2,…,T2のドレインを入力ノードNIN,NIN,…,NIN65に電気的に接続しても良い。例えば、図1に示した電流源IS,IS,…,IS65の各々がN型電流源である場合(電流源IS,IS,…,IS65の各々がNチャネル型トランジスタによって構成される場合)、差動トランジスタT1,T1,…,T1,差動トランジスタT2,T2,…,T2,電流源IS1,IS2,…,IS65,および出力ノードOUTP,OUTNを上述のように接続しても良い。
さらに、以上の説明において、隣接する差動トランジスタT1,T1のゲート幅は、互いに同一であっても良いし、互いに異なっていても良い。これと同様に、隣接する差動トランジスタT2,T2のゲート幅は、互いに同一であっても良いし、互いに異なっていても良い。例えば、第2k番目の差動スイッチSW2kに含まれる差動トランジスタT1が複数の単位トランジスタT11,T11,…,T11(図6)によって構成され、第2k−1番目の差動スイッチSW2k−1に含まれる差動トランジスタT1が単一のトランジスタ(図2)によって構成されていても良い。
なお、差動スイッチおよび電流源の個数が“65個”である場合を例に挙げて説明したが、差動スイッチおよび電流源の個数は、65個よりも多くても良いし、65個よりも少なくても良い。
また、スイッチ装置は、図1に示した電流ステアリング型のデジタル・アナログ変換器だけでなく、HDMIインターフェイスのプリエンファシス回路やスルーレートコントロール回路など、その他の半導体集積回路にも適用可能である。
以上説明したように、上述のスイッチ装置は、サージ破壊に対する耐性を強化できるので、電流ステアリング型デジタル・アナログ変換器,プリエンファシス回路,スルーレートコントロール回路などに好適である。
1 デジタル・アナログ変換器
10 スイッチ装置
11 バイアス回路
IS〜IS65 電流源
12 デコーダ
SW〜SW65 差動スイッチ
T1,T2 差動トランジスタ
SUB 半導体基板
GR ガードリング

Claims (13)

  1. 半導体基板に形成された複数の差動スイッチを備え、
    前記複数の差動スイッチの各々は、第1および第2の差動トランジスタを含み、
    前記複数の差動スイッチの各々において、
    前記第1の差動トランジスタのソースおよびドレインの一方は、第1の出力ノードに電気的に接続され、前記第1の差動トランジスタのソースおよびドレインの他方は、当該差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、前記第1の差動トランジスタのゲートには、当該差動スイッチに対応する第1の制御信号が与えられ、
    前記第2の差動トランジスタのソースおよびドレインの一方は、第2の出力ノードに電気的に接続され、前記第2の差動トランジスタのソースおよびドレインの他方は、当該差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、前記第2の差動トランジスタのゲートには、当該差動スイッチに対応する第2の制御信号が与えられ、
    前記複数の差動スイッチは、前記第1の差動トランジスタ同士が隣接し、且つ、前記第2の差動トランジスタ同士が隣接するように、前記半導体基板に配置されている
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の差動トランジスタと前記第2の差動トランジスタとの間を遮るように、前記半導体基板に形成されたガードリングをさらに備える
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記複数の差動スイッチは、第1の方向に配列され、
    前記複数の差動スイッチに含まれる第1および第2の差動トランジスタは、第2k番目の差動スイッチに含まれる第1の差動トランジスタが第2k−1番目の差動スイッチに含まれる第1の差動トランジスタに隣接するとともに第2k番目の差動スイッチに含まれる第2の差動トランジスタが第2k+1番目の差動スイッチに含まれる第2の差動トランジスタに隣接するように、前記第1の方向に配列される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1または2において、
    前記複数の差動スイッチは、第1の方向および前記第1の方向に直交する第2の方向をそれぞれ行方向および列方向とするマトリクス状に配置され、
    前記差動スイッチの各行において、当該行に属する差動スイッチに含まれる第1および第2の差動トランジスタは、第2k番目の差動スイッチに含まれる第1の差動トランジスタが第2k−1番目の差動スイッチに含まれる第1の差動トランジスタに隣接するとともに前記第2k番目の差動スイッチに含まれる第2の差動トランジスタが第2k+1番目の差動スイッチに含まれる第2の差動トランジスタに隣接するように、前記第1の方向に配列され、
    前記差動スイッチの各列において、当該列に属する差動スイッチに含まれる第1および第2の差動トランジスタは、前記第1の方向において当該第1および第2の差動トランジスタがそれぞれ対向するように、前記第2の方向に配列される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項3または4において、
    前記複数の差動スイッチに含まれる第1および第2の差動トランジスタのゲート長方向は、前記第1の方向に直交する第2の方向に一致している
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項3または4において、
    前記複数の差動スイッチに含まれる第1および第2の差動トランジスタのゲート長方向は、前記第1の方向に一致している
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記複数の差動スイッチの各々に含まれる第1の差動トランジスタおよび第2の差動トランジスタは、それぞれ、複数の第1の単位トランジスタおよび複数の第2の単位トランジスタによって構成され、
    前記複数の差動スイッチの各々において、
    前記複数の第1の単位トランジスタの各々のソースおよびドレインの一方は、前記第1の出力ノードに電気的に接続され、前記複数の第1の単位トランジスタの各々のソースおよびドレインの他方は、当該差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、前記複数の第1の単位トランジスタの各々のゲートには、当該差動スイッチに対応する第1の制御信号が与えられ、
    前記複数の第2の単位トランジスタの各々のソースおよびドレインの一方は、前記第2の出力ノードに電気的に接続され、前記複数の第2の単位トランジスタの各々のソースおよびドレインの他方は、当該差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、前記複数の第2の単位トランジスタの各々のゲートには、当該差動スイッチに対応する第2の制御信号が与えられる
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    前記複数の差動スイッチに含まれる第1および第2の差動トランジスタは、それぞれ、Nチャネル型トランジスタによって構成される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    前記複数の差動スイッチに含まれる第1および第2の差動トランジスタは、それぞれ、Pチャネル型トランジスタによって構成される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  10. 請求項1または2において、
    前記複数の差動スイッチは、第1の方向に配列され、
    前記複数の差動スイッチに含まれる第1および第2の差動トランジスタは、第1の方向に直交する第2の方向において当該第1および第2の差動トランジスタがそれぞれ対向するように、前記第1の方向に配列される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  11. 第1および第2の差動トランジスタをそれぞれが含む複数の差動スイッチを備えたスイッチ装置のレイアウトを設計する方法であって、
    前記第1の差動トランジスタ同士が隣接し、且つ、前記第2の差動トランジスタ同士が隣接するように、前記複数の差動スイッチを配置するステップ(a)と、
    前記複数の差動スイッチの各々において、前記第1の差動トランジスタのソースおよびドレインの一方が、第1の出力ノードに電気的に接続され、前記第1の差動トランジスタのソースおよびドレインの他方が、当該差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、前記第1の差動トランジスタのゲートに、当該差動スイッチに対応する第1の制御信号が与えられ、前記第2の差動トランジスタのソースおよびドレインの一方が、第2の出力ノードに電気的に接続され、前記第2の差動トランジスタのソースおよびドレインの他方が、当該差動スイッチに対応する入力ノードに電気的に接続され、前記第2の差動トランジスタのゲートに、当該差動スイッチに対応する第2の制御信号が与えられるように、配線を配置するステップ(b)とを備える
    ことを特徴とするレイアウト設計方法。
  12. 請求項11に記載のレイアウト設計方法をコンピュータに実行させるレイアウト設計プログラム。
  13. 請求項12に記載のレイアウト設計プログラムを格納する記録媒体。
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