JP5279168B2 - インクジェット印刷用の顔料系インク - Google Patents

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Description

本出願は、2004年1月30日付けの出願番号第10/769,323号及び2004年4月20日付けの出願番号第10/828,580号の一部継続出願である。
本発明は、インクジェット印刷用のニュートラルカラーを生成するのに用いられる、ブラック及びグレーの顔料系インクに関する。
ハロゲン化銀による写真品質をインクジェット印刷において真に達成するには、複数の濃度のブラックインクを使用する必要がある。ブラックインクにおいては、粒子及びドットの可視性を減ずるために顔料の含有量を低減させることが必要であり、一方、高い光学濃度及び高い色域体積を得るために顔料の含有量を高めることが必要である。
写真印刷においては、通常、カーボンブラックがブラックインクの主要成分である。カーボンブラックに関する1つの基本的な限界は「褐色化」であり、これは、グレーインクにおける場合のように、それが低濃度で使用される際に褐色を帯びた薄い色調となることである。これは、写真等級のカーボンブラックについて特に当てはまる。
ブラックあるいはグレーのインクジェットインクにカーボンブラックを使用する場合に起きる前記問題を処理する1つの方法は、カラーマップ全体に複合ブラックを多量に用いることであった。複合ブラックは、ニュートラルグレー色を作るために、シアン、マゼンタ及びイエローインクの混合物を使用する用法である。複合ブラックは、既知の一連の問題を抱えている。しばしば、液滴重量の変化、ペン配向及びドット配置のエラーに起因して、影及び細線部において色のかぶり/変化が見られる。液滴重量及びインクにおける製造上の変動は、非ニュートラル白黒トーン及びカラーバランス問題に帰着する。これによってまた、密なループカラー補正及び/又は極度に厳しい製造許容度が要求されてきたのである。
インクジェットにおけるブラック及びグレーインクに関する前記問題を処理する別法は、4つの色調のグレーインクを使用することであった。これは、ユーザに様々な陰影のブラック(例えば、暖色ニュートラル、冷色ニュートラル、セレニウム、カーボンセピア)をもたらすものである。しかし、これらのインクは、光沢紙への定着性が乏しく且つ光沢をもたらさないため、光沢のある写真印刷には適当でなかった。同様のシステムが、染料系インクを用いて構築されているが、これらは、広範な媒体に印刷する際、耐久性がなく且つカラー問題を抱えている。
本発明は、写真品質のインクジェット印刷に使用することができる、ニュートラルブラックインク及びグレーインクを提供する。
一実施形態では、本発明は、インクジェット印刷用のニュートラルブラックインクを提供する。当該インクは、インクビヒクルと、カーボンブラック(K)、シアン顔料(C)、及びバイオレット顔料(V)もしくはマゼンタ顔料(M)のブレンド物とを含んで成り、
KCVブレンド物が、Cの重量パーセント=0.2407x(Kの重量パーセント)であり且つVの重量パーセント=0.188x(Kの重量パーセント)である組成物を含み、ここで各重量パーセント値は±10%の誤差限界を有し、
KCMブレンド物が、Cの重量パーセント=0.424x(Kの重量パーセント)であり且つMの重量パーセント=0.521x(Kの重量パーセント)である組成物を含み、ここで各重量パーセント値が±10%の誤差限界を有する、ニュートラルブラックインクである。
本発明によれば、写真品質のインクジェット印刷に使用することができる、顔料系のニュートラルブラックインク及びグレーインクを提供することができる。
本発明は、ブラック及びグレーインクジェットインク、詳細には、2つのグレーインク及び1つのブラックインクからなるセットに関連している。各構成インクは、単独であるいは2つもしくは3つのインクの組合せで使用する際に、又は在来のシアン、マゼンタ及びイエロー(CMY)との組合せで使用する際に、広範な媒体及び照明方式においてニュートラルである。非限定例として、これらのインクは、3インクグレースケール(白黒)印刷システム、6−インク印刷システム、8−インク印刷システムに使用することができる。それらは、カーボンブラックの優れたニュートラル性(neutrality)と褐色化低減又はブラック顔料のメタメリズム(metamerism)低減を実現するものである。褐色化は、比較的長波長の光線に対する吸収能の低下に起因して、褐色を帯びた薄い色調がカーボンブラックに現れることである。メタメリズムは、ブラック及びグレー顔料によって生じる不均一なスペクトル反射である。本願発明はまた、特に影部における画像品質、開ループニュートラル性(open loop neutrality)、粒状性、及び光沢均一性を著しく改善する。これらのニュートラルインクによって、カラーインクジェット装置による白黒印刷に関して1つの解法がもたらされる。
真のAgX写真品質を達成するには、複数の濃度のブラックインクを使用すべきである。粒子及びドットの可視性を減ずるために少ない顔料含有量(グレーインク)が必要であり、一方、高い光学濃度、従って高い色域体積を得るためには高い顔料含有量が必要である。グレー濃度を増すと、より明るいインクからより暗いインクへの移行部において、感知し得る粒子が減る。
カーボンブラックは、当該用途におけるブラック及びグレーインクとして都合良く用いられてきた。カーボンブラックに関する1つの基本的な限界は、グレーインクにおける場合のように、それを低濃度で使用すると褐色を帯びた薄い色調をもたらすことである。これは、写真等級のカーボンブラックに関して特に当てはまる。
本発明では、写真用ブラックインク及びグレーインクを作るのに、顔料ブレンド対処法を用いる。シアン及びマゼンタ顔料を、定義された吸光度比もしくは一定の重量パーセント範囲にてカーボンブラック中にブレンドすることで、用紙上の陰影において完全にニュートラルな写真用ブラックインク、グレーインク、及びライトグレーインクを得ることができるであろう。加えて、得られるブラック又はグレーインクのスペクトル応答は、元の、連続的に希釈した(straight diluted)グレーインク又はブラックインクよりも著しくフラットであり、メタメリズムを著しく減じる。
本明細書で用いるとき、ニュートラルブラックインクとは、少なくともカーボンブラックと、通常はさらに、シアン顔料(C)、及びバイオレット顔料(V)もしくはマゼンタ顔料(M)のどちらかと、インクビヒクルとからなる組合せを意味する。以下の説明から分かるように、KCV又はKCMのいずれかからなるニュートラルブラックインクは、ニュートラルライトグレーインク、ニュートラルダークグレーインク及びニュートラルミディアムグレーインクと同じ顔料を含有する。換言すれば、本出願において定義されるように、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルグレーインクの他の色合いであってよく、実際にそう称し得る。
ニュートラルブラック、グレー及びライトグレーインクは、±10%の誤差の範囲内で、以下の1つを用いて得ることのできることが見出された。
1. インクビヒクル、カーボンブラック(K)、シアン顔料(C)及びバイオレット顔料(V)を含有するインクジェット印刷用ニュートラルブラックインク
ここで、Cの重量パーセント=0.2407x(Kの重量パーセント)であり且つVの重量パーセント=0.188x(Kの重量パーセント)である。
2. インクビヒクル、カーボンブラック(K)、シアン顔料(C)及びマゼンタ顔料(M)を含有するインクジェット印刷用ニュートラルブラックインク
ここで、Cの重量パーセント=0.424x(Kの重量パーセント)であり且つMの重量パーセント=0.521x(Kの重量パーセント)である。
3. 下記のインク
a)インクビヒクル及びカーボンブラック(K)を含有するニュートラルブラックインク、
b)インクビヒクル、カーボンブラック(K)、シアン顔料(C)及びバイオレット顔料(V)を含有するニュートラルブラックインクであって、ここで、Cの重量パーセント=0.2407x(Kの重量パーセント)であり且つVの重量パーセント=0.188x(Kの重量パーセント)である、ニュートラルブラックインク、
c)インクビヒクル、カーボンブラック(K)、シアン顔料(C)及びマゼンタ顔料(M)を含有するニュートラルブラックインクであって、ここで、Cの重量パーセント=0.424x(Kの重量パーセント)であり且つMの重量パーセント=0.521x(Kの重量パーセント)である、ニュートラルブラックインク、
のうち少なくとも2つからなる混合物を含有するインクジェット印刷用ニュートラルブラックインク。
本発明は、インクビヒクル、カーボンブラック(K)、シアン顔料(C)、及びバイオレット顔料(V)(もしくはマゼンタ顔料(M))を含有するインクジェット印刷用ニュートラルブレンドブラックインクに関する。実施例2で説明し且つ図3及び4において図示するように、ライトグレーインク、ミディアムグレーインク、及びダークグレーインクに関する目標濃度を一線に合わせて、ブラック顔料の所望の濃度に対する最適な比率を予測した。KCVブレンド物に関する最適比率は、±10%の誤差限界で、Cの重量パーセント=0.2407x(Kの重量パーセント)であり且つVの重量パーセント=0.188x(Kの重量パーセント)であった。KCMブレンド物に関する最適比率は、±10%の誤差限界で、Cの重量パーセント=0.424x(Kの重量パーセント)であり且つMの重量パーセント=0.521x(Kの重量パーセント)であった。また、上述のブレンド物のいずれか又は両方と、ニュートラルグレーインクとをブレンドして、その他のニュートラルブレンド物を得ることも可能である。
本発明はさらに、インクビヒクル、カーボンブラック、シアン顔料、及びマゼンタ顔料を含んでなるインクジェット印刷用のニュートラルブラックインクにも関する。当該インクのカーボンブラック:シアン顔料:マゼンタ顔料の吸光度比は0.176:0.075:0.052であり、ここで、各値は、1/5000希釈時、波長400〜700のピーク最大において測定され且つ各比の値は+/−25%の範囲にある。
本発明はまた、インクビヒクル、カーボンブラック、シアン顔料、及びバイオレット顔料を含んで成るインクジェット印刷用のニュートラルブラックインクにも関する。当該ニュートラルブラックインクのカーボンブラック:シアン顔料:バイオレット顔料の吸光度比は0.200:0.053:0.057であり、ここで、各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定され且つ各比の値は+/−25%の範囲にある。
本発明の他の好ましい実施形態では、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルミディアムグレーインクと一緒に印刷され、当該ニュートラルミディアムグレーインクは、インクビヒクル、カーボンブラック、シアン顔料、及びマゼンタ顔料を含んで成り且つカーボンブラック:シアン顔料:マゼンタ顔料の吸光度比は0.035:0.016:0.012であり、ここで、各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定され且つ各比の値は+/−25%の範囲にある。
本発明の別の好ましい実施形態では、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルミディアムグレーインクと一緒に印刷され、当該ニュートラルミディアムグレーインクは、インクビヒクル、カーボンブラック、シアン顔料、及びバイオレット顔料を含んで成り且つカーボンブラック:シアン顔料:バイオレット顔料の吸光度比は0.040:0.010:0.010であり、ここで、各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定され且つ各比の値は+/−25%の範囲にある。
本発明のさらに別の好ましい実施形態では、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルダークグレーインク及びニュートラルライトグレーインクと一緒に印刷され、
前記ニュートラルダークグレーインクは、インクビヒクル、カーボンブラック、シアン顔料、及びマゼンタ顔料を含んで成り且つカーボンブラック:シアン顔料:マゼンタ顔料の吸光度比は0.059:0.025:0.017であり、ここで、各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定され且つ各比の値は+/−25%の範囲にあり、
前記ニュートラルライトグレーインクは、インクビヒクル、カーボンブラック、シアン顔料、及びマゼンタ顔料を含んで成り且つカーボンブラック:シアン顔料:マゼンタ顔料の吸光度比は0.035:0.016:0.012であり、ここで、各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定され且つ各比の値は+/−25%の範囲にある。
本発明のさらに別の好ましい実施形態では、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルダークグレーインク及びニュートラルライトグレーインクと一緒に印刷され、
前記ニュートラルダークグレーインクは、インクビヒクル、カーボンブラック、シアン顔料、及びバイオレット顔料を含んで成り且つカーボンブラック:シアン顔料:バイオレット顔料の吸光度比は0.064:0.020:0.018であり、ここで、各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定され且つ各比の値は+/−25%の範囲にあり、
前記ニュートラルライトグレーインクは、インクビヒクル、カーボンブラック、シアン顔料、及びバイオレット顔料を含んで成り且つカーボンブラック:シアン顔料:バイオレット顔料の吸光度比は0.040:0.010:0.010であり、ここで、各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定され且つ各比の値は+/−25%の範囲にある。
本発明の好ましい実施形態では、カーボンブラックは、FW18、FW2、FW1、FW200(全てデグッサ社製);Monarch 1100、Monarch 700、Monarch 800、Monarch 1000、Monarch 880、Monarch 1300、Monarch 1400、Regal 400R、Regal 330R、Regal 660R(全てカボット社製);Reven 5750、Reven 250、Reven 5000、Reven 3500、Reven 1255、Reven 700(全てコロンビアカーボン社製)から成る群から選択される。
本発明の好ましい実施形態では、シアン顔料は、銅フタロシアニン顔料である。
本発明のさらに好ましい実施形態では、シアン顔料は、PB15:3、PB15:4、PB15:6、PB60、PB1、PB2、PB3、PB16、PB22、PB15:34から成る群から選択される。最も好ましい実施形態では、当該シアン顔料は、PB15:3又はPB15:4である。
本発明の別の好ましい実施形態では、バイオレット染料は、キナクリドン顔料である。
本発明のさらに別の好ましい実施形態では、マゼンタ顔料は、PR122、PR192、PR202、PR206、PR207、PR209、PR43、PR194、PR112、PR123、PR168、PR184、PR5、PR7、PR12、PR48、PR57、PR57:1から成る群から選択される。最も好ましい実施形態では、当該マゼンタ顔料はPR122である。
本発明の別の好ましい実施形態では、バイオレット染料は、キナクリドン又はジオキサジンをベースとする構造を有する。
本発明のさらに別の好ましい実施形態では、バイオレット顔料は、PV19、PV42、PV23、PV3、PV19、PV32、PV36、及びPV38から成る群から選択される。最も好ましい実施形態では、当該バイオレット顔料はPV23である。
本発明はまた、インクビヒクル、1.500〜2.500重量パーセントのカーボンブラック、0.638〜1.063重量パーセントのPB15:4シアン顔料、0.780〜1.300重量パーセントのPR122マゼンタ顔料を含んで成る、インクジェット印刷用のニュートラルブラックインクにも関連している。
本発明はまた、インクビヒクル、1.568〜2.613重量パーセントのカーボンブラック、0.377〜0.629重量パーセントのPB15:4シアン顔料、0.295〜0.491重量パーセントのPV23バイオレット顔料を含んで成る、インクジェット印刷用のニュートラルブラックインクにも関連している。
本発明の好ましい実施形態では、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルミディアムグレーインクと一緒に印刷され、当該ニュートラルミディアムグレーインクは、インクビヒクル、0.375〜0.625重量パーセントのカーボンブラック、0.152〜0.253重量パーセントのPB15:4シアン顔料、0.203〜0.339重量パーセントのPR122マゼンタ顔料を含んで成る。
本発明の好ましい実施形態では、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルミディアムグレーインクと一緒に印刷され、当該ニュートラルミディアムグレーインクは、インクビヒクル、0.314〜0.523重量パーセントのカーボンブラック、0.076〜0.126重量パーセントのPB15:4シアン顔料、0.059〜0.098重量パーセントのPV23バイオレット顔料を含んで成る。
本発明の別の好ましい実施形態では、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルダークグレーインク及びニュートラルライトグレーインクと一緒に印刷され、
前記ニュートラルダークグレーインクは、インクビヒクル、0.495〜0.825重量パーセントのカーボンブラック、0.210〜0.351重量パーセントのPB15:4シアン顔料、0.257〜0.429重量パーセントのPR122マゼンタ顔料を含んで成り、
前記ニュートラルライトグレーインクは、インクビヒクル、0.165〜0.275重量パーセントのカーボンブラック、0.070〜0.117重量パーセントのPB15:4シアン顔料、0.086〜0.143重量パーセントのPR122マゼンタ顔料を含んで成る。
本発明の別の好ましい実施形態では、ニュートラルブラックインクは、ニュートラルダークグレーインク及びニュートラルライトグレーインクと一緒に印刷され、
前記ニュートラルダークグレーインクは、インクビヒクル、0.517〜0.862重量パーセントのカーボンブラック、0.124〜0.207重量パーセントのPB15:4シアン顔料、0.097〜0.162重量パーセントのPV23バイオレット顔料を含んで成り、
前記ニュートラルライトグレーインクは、インクビヒクル、0.172〜0.287重量パーセントのカーボンブラック、0.041〜0.069重量パーセントのPB15:4シアン顔料、0.032〜0.054重量パーセントのPV23バイオレット顔料を含んで成る。
顔料系インクを使用する際、以下の3種の異なるブラックをしばしば用いる−写真印刷用の少なくとも2つ(フォトブラック及びグレー)と普通紙用の1つ(マットブラック)。フォトブラックは、光沢表面を備える写真用紙上で最も効率的にインクジェット印刷されるブラックインクである。フォトブラックインクは、マットブラックより小さいサイズのカーボンブラック顔料を含んでおり、従って、光沢紙上に印刷される際に有効である。マットブラックインクは、マット表面を備える普通紙又は写真用紙上で最も効率的にインクジェット印刷されるブラックインクである。マットブラックインクは、マット表面を備える普通紙又は写真用紙上での印刷において、その効率を高めるところの比較的大きなサイズのカーボンブラック顔料を含んでいる。
非限定例として、本発明のニュートラルインクは、3−インク、6−インク、又は8−インクのインクセットにおいて用いることができる。
3−インクのインクセットの一例は以下の通りである。
写真印刷用 − ニュートラルブラック、ニュートラルダークグレー及びニュートラルライトグレー
普通紙用 − ニュートラルブラック、ニュートラルダークグレー及びマットブラック
6−インクのインクセットの一例は以下の通りである。
写真印刷用 − ニュートラルブラック、ニュートラルダークグレー、ニュートラルライトグレー、シアン、マゼンタ(もしくはバイオレット)、及びイエロー。他のバリエーションとして、ライトグレーをライトマゼンタで置き換え、ライトシアン及びダークグレーを、それぞれ、ライトシアン及びライトマゼンタで置き換えたものが挙げられる。
普通紙用 − ニュートラルブラック、ニュートラルダークグレー、マットブラック、シアン、マゼンタ(もしくはバイオレット)、及びイエロー
8−インクのインクセットの一例は以下の通りである。
写真印刷用 − ニュートラルブラック、ニュートラルダークグレー、ニュートラルライトグレー、シアン、ライトシアン、マゼンタ(もしくはバイオレット)、ライトマゼンタ(もしくはライトバイオレット)、及びイエロー
普通紙用 − ニュートラルブラック、ニュートラルダークグレー、マットブラック、シアン、ライトシアン、マゼンタ(もしくはバイオレット)、ライトマゼンタ(もしくはライトバイオレット)、及びイエロー
染料をブレンドすることはインクジェット産業においては通常の手段であるとはいえ、顔料をブレンドすることは希であり且つ粒子コロイド安定性によって困難であるが、本発明においては光沢表面上でとりわけ高光沢性と耐久性をもたらすところの顔料を用いて達成している。本発明の顔料は共にブレンドされ、そして既知のポリマー及び特定の分散システムを用いて水溶液中に分散させることができる。そのような分散システムの1方式の例は、限定はしないが、顔料及び/又はカーボンブラックの表面に1種あるいは複数種のポリマーを付着させるか、又はそれらと会合させるものである。当該システムは、以下の特許又は特許出願に記載されている − 米国特許第6,506,240号、6,648,953号、及び米国特許出願第2001/0035110号(全てセイコーエプソン社に帰属)、米国特許第6,494,943号及び米国特許出願第2003/0205171号及び2002/0005146(全てカボット社に帰属)、米国特許第6,555,614号(大日本インク化学社に帰属)。前述の分散システムの別方式の非限定的な例には、顔料及び/又はカーボンブラックを1種あるいは複数種のポリマーでカプセル封止するものがある。当該システムは、以下の特許又は特許出願に記載されている − 米国特許第6,074,467号、5,741,591号、5,556,583号、4,740,546号、及び4,170,582号(全て大日本インク化学社に帰属)、及び米国特許出願第2003/0195274(セイコーエプソン社に帰属)。
本発明に使用される分散システムの好ましい実施形態では、顔料及び/又はカーボンブラックの表面に会合させる1つあるいは複数のポリマーは、アクリレートである。
完全なニュートラル性、褐色化の低減、並びに最小のメタメリズムを適度に実現可能であることに加えて、本発明のブレンドブラックインク及びグレーインクは、素晴らしい白黒印刷に対する1つの解法をもたらす。本発明はまた、閉ループカラー校正でプリンターの費用節減を実現するものである。さらに、ブレンドされたインクは、特に影部の画像品質、粒状性、及び光沢均一性を著しく改善する。KCMY複合物の代わりに当該ブレンドインクを使用することで、紙上の全インクフラックスも低減される。
ニュートラルミディアムグレーインクを、カーボンブラック(0.5wt%)、シアン顔料(0.202wt%のPB15:4)、及びマゼンタ顔料(0.271wt%のPR122)をビヒクルと共にブレンドすることによって構成した。ニュートラルミディアムグレーインクブレンドの色、即ちカラーマップ上で213と示すドット、を試験し、その結果を図2に示すカラーマップ上にプロットした。
比較例として、図1は、カラーマップ上の2つの在来グレーインク、即ち113及び115、の褐色化を示す。2つのグレーインク、即ち113及び115は、純カーボンブラックから作製した。113はEpson2200Grayであり、115は1wt%のBP1100である。当該グラフは、或る区画に関して単位面積当りのインク容積を増加させた際の、当該区画における色の変化を表すものである。
図2は、上述のようにして作製したニュートラルミディアムグレーインクのニュートラル性を示す。あるいは、本発明のブレンド物は、カラーマップの固有要求を満足すべく任意のL値を達成するよう作製することもできる。本発明のブレンド物における広い混合比範囲は、マップの“a”及び“b”面において横方向に、またL軸に沿っても広がることができる。
ブラック、シアン、バイオレットからなる顔料ブレンド物(KCV)、及びブラック、シアン、マゼンタからなる顔料ブレンド物(KCM)に関して、異なる重量パーセント組成を有する一連のインクを得た。次いで、これらのインクを用いて、単位面積当りのインクの量を変えて(0〜180ng/300dpi)、一連のカラー区画を印刷した。L色空間を用いて、D50(5000°Kの昼光を表す) 2°光線でこれらの区画の色を測定した。媒体のホワイト位置から、所望のブラック位置、即ちL=5、a=0、b=−2までのデータにわたって、理論線を引いた。各データ位置からこの理論線までの残余を計算した。Minitabソフトウェアを用いて、1つのモデルをこの残余データに適合させ、当該理論線からの最小の残余を生ずるであろうところのブレンド物を予測した。Minitabモデルを用いて予測された最適比率から目標K(ライトグレー、ミディアムグレー、ダークグレー)濃度を有するインクを得、試験した。その結果、これらのインクがニュートラルであることが示された。次いで、ライトグレー、ミディアムグレー、及びダークグレーに関する目標濃度を1つの線に合わせて(直線近似して)、所望濃度のブラック顔料に対する最適な比率を予測した。
ニュートラルブラック顔料系インクに関して推奨されるKCV及びKCMのブレンド比率を得た。これらのデータを表1に示す。
Figure 0005279168
KCV及びKCMの両ブレンド物に関するこれらの重量パーセント値を、シアン及びバイオレット(マゼンタ)に関しては或る1つの軸上に図示し、ブラックの重量パーセント値に関しては他の軸上に図示する際、両ブレンド物に関して直線近似関係(linear fit)が得られた。
KCVブレンド物に関しては、図3に示すグラフから、シアン重量パーセント=0.2407xブラック重量パーセント且つバイオレット重量パーセント=0.188xブラック重量パーセントという直線近似関係が得られた。シアンの重量値を示す点は、線313上の四角として示している。バイオレットの重量値を示す点は、線315上の丸として示している。これらの値は、±10%の誤差限界下にある。
KCMブレンド物に関しては、図4に示すグラフから、シアン重量パーセント=0.424xブラック重量パーセント且つマゼンタ重量パーセント=0.521xブラック重量パーセントという直線近似関係が得られた。シアンの重量値を示す点は、線415上の丸として示している。マゼンタの重量値を示す点は、線413上の四角として示している。これらの値は、±10%の誤差限界下にある。
図5に示すように、K(カーボンブラック)(点513)、C(シアン顔料 PB15:4)(点519)及びM(マゼンタ顔料 PR122)(点521)のブレンド物のターゲット領域を、個々の未ブレンドのK、C及びMのポイント位置(K=513、C=519、M=521)に対して示すべく、aの色空間でグラフをプロットしたものである。未ブレンドのK、C及びMの点から三角形(その境界を515と表示)を定義し、その内部がニュートラルにブレンドされたK、C及びM点に関するターゲット(ターゲット中央を517と表示)である。
K、C(PB15:4)及びM(PR122)のブレンド物を、実施例5で検討するa色空間の判定基準に基づいて、そのニュートラル性に関して測定した。各ブレンドを、重量パーセントによる組成と吸光度比による組成の両方に関して同定した。2色を組み合わせた印刷(ニュートラルブラック(フォトブラック)とニュートラルミディアムグレー)、並びに3色を組み合わせた印刷(ニュートラルブラック(フォトブラック)、ニュートラルダークグレー、及びニュートラルライトグレー)に関して、最もニュートラルなブレンド物を両方で得た。当該ブレンド物における各顔料の量の上限及び下限もまた、各ブレンド物のニュートラル性の測定中心の+/−25%をとることで計算した。各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定した。その測定から得られたデータを、それぞれ、2色及び3色の組合せ印刷に関するデータを示すところの、以下の表2及び表3に示す。Lの色空間に関しては、a=0、b=2である。可能な最低のLが望まれたので.Lを5未満にとった。カーボンブラックの使用量は、可能である限り最大とした。
Figure 0005279168
Figure 0005279168
図6は、2つのインクのインクジェット印刷サンプルに関する、反射率対光波長をプロットしたものである。当該インクの一方は、希釈したカーボンブラックをベースとしたブラックインク(615と表示)であり、他方は、本用途の好ましい実施形態、即ちカーボンブラックをマゼンタ(PR122)及びシアン(PB15:4)顔料とブレンドし且つ本発明に従ってポリマーで分散したニュートラルダークグレーインク(613と表示)であった。図6に示す値によれば、ニュートラルダークグレーインクに対する0.64というΔE値に比較して、希釈ブラックインクに関しては1.58というΔE値が得られた。ΔEは、一対の着色サンプル間における知覚される色差を定量的に表示するように考えられたものである。ΔEは、CIEDE2000色差方程式(参照することで本明細書に取り入れることとする、CIE Technical Report ISBN 3 901 906 08 8,CIE 142−2001において説明されている)を用いて計算した。メタメリズムは、あるライト条件下では互いに一致するが、別のライト条件下では互いに一致しないところの色差であるという事実に基づけば、ΔEによりメタメリズムを測定することができる。詳細には、D50(5000°Kの昼光を表す)及び次にF11(広輝度昼光蛍光源を表す)の測色用の光を想定して、スペクトルデータをLの測定値に変換し、そして前述のCIEDE2000方程式を用いて2値間のΔEを計算した。メタメリズムの測定値として、グレー及びブラックに対する1というΔE値は、概略、人間の肉眼にとってかろうじて僅かに認識できる色差を意味する。それ故、図6記載の上記データから、本発明のグレーインクが、在来のブラックインクよりも、認識し得るほど低いメタメリズムを示すことが立証された。
K、C(PB15:4)、及びV(PV23)のブレンド物を、実施例5で検討したL色空間の判定基準に基づいて、そのニュートラル性について測定した。各ブレンド物を、重量パーセントによる組成と吸光度比による組成の両方に関して同定した。2色を組み合わせた印刷(ニュートラルブラック(フォトブラック)とニュートラルミディアムグレー)、並びに3色を組み合わせた印刷(ニュートラルブラック(フォトブラック)、ニュートラルダークグレー、及びニュートラルライトグレー)に関して、最もニュートラルなブレンド物を両方で得た。当該ブレンド物における各顔料の量の上限及び下限もまた、各ブレンド物のニュートラル性の測定中心の+/−25%をとることで計算した。各値は、1/5000希釈時、波長400〜700間のピーク最大において測定した。その測定から得られたデータを、それぞれ、2色及び3色の組合せ印刷に関するデータを示すところの、以下の表4及び表5に示す。Lの色空間に関しては、a=0、b=2である。可能な最低のLが望まれたので.Lを5未満にとった。カーボンブラックの使用量は、可能である限り最大とした。
Figure 0005279168
Figure 0005279168
図7は、2つのインクのインクジェット印刷サンプル関する反射率対光波長をプロットしたものである。当該インクの一方は、希釈したカーボンブラックをベースとするブラックインク(717と表示)であり、他方は、本出願の好ましい実施形態、即ちカーボンブラックをバイオレット(PV23)及びシアン(PB15:4)顔料とブレンドし且つ本発明に従ってポリマーで分散させたニュートラルダークグレーインク(715と表示)であった。当該ブレンド物は、D50の照明条件下で、a=0.1及びb=0.7を与えた。図7に示す値から、この顔料組合せに関する最適な混合は、37.2部のライトグレー、2.7部のライトシアン、及び1部のバイオレットであることが測定された。詳細には、D50(5000°Kの昼光を表す)の測色用光を想定して、スペクトルデータをL値へと変換した。このように、図8の上記データによって、本発明のグレーインクは、在来のブラックインクよりも著しく低い褐色化を呈することが立証された。
ニュートラルミディアムグレーを得るために用いるカーボンブラック、バイオレット及びシアンに関して色々な割合を試験し、その結果をカラーマップ上で813(ニュートラル性ターゲット)、815(純ブラック)、818(バイオレット増加)、819(シアン増加)、及び821(最大シアン及びバイオレット)と表示されたドットとしてプロットした。当該マップを図8に示す。
図8は、カラーマップ上のドットとしてニュートラルミディアムグレーインクのカーボンブラック、シアン及びバイオレットの種々のブレンド物の位置を示している。カーボンブラックのみの場合、ドット(815)は、頂点近くa軸上のやや右側に集まる。カーボンブラックにシアンを付加すると、ドット(819)は、マップ上の対角線NEからSW方向へシフトする傾向があった。カーボンブラックにバイオレットを付加したとき、ドット(817)は、対角線上でNWからSEへとシフトする傾向があった。最適なブレンドに到達した際、マップ上のドット(813)位置は、a=0、b=−2、即ちニュートラル性ターゲットに接近した。最大のシアン及びバイオレットを付加したとき、ドット(821)は、マップの底辺へとシフトした。
純カーボンブラックから作製された2つのグレーインクの褐色化を示すa色空間のグラフ 本発明のブレンドされたニュートラルグレーインクのニュートラル性を示すa色空間のグラフ シアン及びバイオレット顔料の最適な重量パーセントを、ブラックの重量パーセントの関数として示すグラフ シアン及びマゼンタ顔料の最適な重量パーセントを、ブラックの重量パーセントの関数として示すグラフ K(カーボンブラック)、C(シアン顔料)及びM(マゼンタ顔料)のブレンド(本発明の実施形態)物のターゲット点対個々の未ブレンドのK、C及びMの点の位置を示すa色空間のグラフ 2つのインク、ニュートラルグレー(本発明の実施形態)及び希釈ブラックのインクジェット印刷サンプル関する、反射率対光波長をプロットしたグラフ ブレンドしたニュートラルグレーインク(本発明の実施形態)のニュートラル性を示すa色空間のグラフ 2つのインク(カーボンブラック、シアン及びバイオレットの混合物を含むインクとカーボンブラックのみを含むインク)のインクジェットサンプルに関する、反射率対光波長をプロットしたグラフ

Claims (6)

  1. インクジェット印刷用のニュートラルグレーインクであって、
    インクビヒクルと、
    カーボンブラック(K)、シアン顔料(C)及びバイオレット顔料(V)のブレンド物と、
    を含んで成り、
    前記Cの重量パーセント=0.2407×(前記Kの重量パーセント)であり且つ前記Vの重量パーセント=0.188×(前記Kの重量パーセント)であり、ここで各重量パーセント値は±10%の誤差限界を有する、ニュートラルグレーインク。
  2. 前記ニュートラルグレーインクが、ニュートラルミディアムグレーインクであり、
    前記Kの重量パーセントが、0.314〜0.523である、請求項1に記載のニュートラルグレーインク。
  3. 前記ニュートラルグレーインクが、ニュートラルダークグレーインクであって、
    前記Kの重量パーセントが、0.517〜0.862である、請求項1に記載のニュートラルグレーインク。
  4. 前記ニュートラルグレーインクが、ニュートラルライトグレーインクであって、
    前記Kの重量パーセントが、0.172〜0.287である、請求項1に記載のニュートラルグレーインク。
  5. ニュートラルブラックインクと、請求項2に記載のニュートラルミディアムグレーインク、請求項3に記載のニュートラルダークグレーインク及び請求項4に記載のニュートラルライトグレーインクからなる群から選択される少なくとも1つのインクとを含むインクジェット印刷用インクセットであって、
    前記ニュートラルブラックインクが、
    インクビヒクルと、
    カーボンブラック(K)、シアン顔料(C)及びバイオレット顔料(V)のブレンド物と、
    を含んで成り、
    前記Cの重量パーセント=0.2407×(前記Kの重量パーセント)であり且つ前記Vの重量パーセント=0.188×(前記Kの重量パーセント)である組成物を含み、ここで各重量パーセント数が±10%の誤差限界を有する、インクセット。
  6. 前記ニュートラルブラックインクにおいて、
    Kの重量パーセントが、1.568〜2.613である、請求項5に記載のインクセット。
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