JP5278950B2 - 圧電振動子のパッケージの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電振動子のパッケージの製造方法に関する。
近年、携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号等のタイミング源、リファレンス信号源等として水晶等を利用した圧電振動子が用いられている。この種の圧電振動子は、様々なものが知られているが、その1つとして、表面実装型の圧電振動子が知られている。この種の圧電振動子として、一般的に圧電振動片が形成された圧電基板を、ベース基板とリッド基板とで上下から挟み込むように接合した3層構造タイプのものが知られている。この場合、圧電振動片は、ベース基板とリッド基板との間に形成されたキャビティ(密閉室)内に収容されている。
また、近年では、上述した3層構造タイプのものではなく、2層構造タイプのものも開発されている。このタイプの圧電振動子は、ベース基板とリッド基板とが直接接合されることで2層構造になっており、両基板の間に形成されたキャビティ内に圧電振動片が収容されている。この2層構造タイプの圧電振動子は、3層構造のものに比べて薄型化された圧電振動子のパッケージを製造できる等の点において優れており、好適に使用されている。
この種の圧電振動子として、下記特許文献1に示されるように、ガラスもしくはセラミックスからなる基板(ベース基板)に貫通穴を設け、貫通穴の内面および貫通穴の周囲上下面もしくはそのいずれかの部分にパターニング等によって配線用金属を形成し、その貫通穴に合金を溶着して気密端子とし、基板面上に設置する水晶片(圧電振動片)が気密端子部の合金と直接もしくは基板面上の配線用金属を介して電気的接続する構成が知られている。この構成によれば、圧電振動子の外部から、気密端子、つまり基板を貫通するように形成された電極である貫通電極部を介して圧電振動片に所定の駆動電圧を印加可能とされている。
ところで、従来の圧電振動子のパッケージの製造方法では、ベース基板上に配線用金属が形成され、この配線用金属上を含むベース基板上にベース基板とリッド基板とを接合するための合金を含有する金属膜である接合膜が成膜されて製造されていた。
特開平6−283951号公報
しかしながら、上記従来の製造方法では、配線用金属と接合膜とをベース基板上にパターン状に形成する過程で、配線用金属の表面に接合膜が成膜される場合がある。この場合、製造過程における熱処理によって接合膜に含有される成分が配線用金属に拡散することがあり、これによって配線用金属の性質に影響を与えてしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は配線用金属への接合膜成分の拡散を好適に抑制できる圧電振動子のパッケージの製造方法の提供を図ることにある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法は、第1基板と第2基板とが接合膜を介して接合される圧電振動子のパッケージの製造方法であって、前記第1基板の面上に電気伝導性を有する導電層を積層する導電層積層工程と、前記導電層積層工程に続いて前記導電層の上面に第1レジストインクを含む第1レジストのパターンを積層する第1レジスト積層工程と、前記第1レジスト積層工程に続いて前記導電層を前記第1レジストのパターンと同形状のパターンに形成する導電層パターニング工程と、前記導電層パターニング工程に続いて前記第1基板及び前記第1レジストのパターンの上面に前記接合膜を積層する成膜工程と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、導電層の上面に第1レジストのパターンが積層されている状態で第1レジストの上面に接合膜が積層されるので、導電層と接合膜との間には第1レジストの層が介在されている。このため、成膜工程の後の工程において、接合膜の成分が導電層の上面に到達することが第1レジストの層によって抑制され、導電層の上面は第1レジストによって接合膜成分の拡散から保護されている。その結果、導電層の上面に接合膜の成分が拡散することが抑制できる。
また、本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法は、前記導電層積層工程が、前記第1基板の面上に前記第1基板との接着性の高い第1層を積層する第1層積層工程と、前記第1層の上面に電気伝導性を有しバンプが接合されるバンプ接合領域を有する第2層を積層する第2層積層工程と、を有することが好ましい。
この場合、第1基板の面と第2層との間に第1基板との接着性の高い第1層が介在されていることによって第1基板と導電層との接着性を高めることができる。
また、本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法は、前記第2層が金を含有することが好ましい。
この場合、第2層が金を含有しているので、電気伝導性が高いとともに耐腐食性が高い。
また、本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法は、前記成膜工程の後に、前記接合膜の上面に第2レジストインクを含む第2レジストのパターンを積層する第2レジスト積層工程と、前記第2レジスト積層工程の後に、前記接合膜を前記第2レジストのパターンと同形状に形成する接合膜パターニング工程と、を有することが好ましい。
この場合、第2レジスト積層工程と接合膜パターニング工程とによって接合膜を前記第2レジストのパターンと同形状の所定の形状に形成することができる。
また、本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法は、前記接合膜パターニング工程の後に、前記第1レジスト及び前記第2レジストを共に除去するレジスト除去工程を有することが好ましい。
この場合、接合膜がパターニングされた後に第1レジストが除去されることで、導電層の上面に接合膜が接触することがない。したがって、導電層の上面における接合膜成分の拡散量を低く抑えることができる。
また、本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法は、前記レジスト除去工程が、前記第1基板上の前記第1レジスト及び前記第2レジストに対してレジスト剥離液を塗布するレジスト剥離液塗布工程と、前記導電層の表面を洗浄するArプラズマアッシング工程と、を有することが好ましい。
この場合、第1レジストと第2レジストとを剥離した後に導電層の表面が洗浄され、導電層の表面に残留する第1レジスト及び第2レジストを除去することができる。このため、導電層の表面におけるバンプ等の接合性への悪影響を抑制することができる。
また、本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法は、前記レジスト除去工程が、前記第1基板上の前記第1レジスト及び前記第2レジストを除去するとともに前記導電層の表面を洗浄するOプラズマアッシング工程を有することが好ましい。
この場合、Oプラズマアッシング工程によってレジストの除去と導電層の表面の洗浄とが同時に行われる。したがって製造工程を簡略化することができる。
本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法によれば、導電層の上面が第1レジストによって接合膜成分の拡散から保護されているので、配線用金属である導電層への接合膜成分の拡散を好適に抑制できる。
さらに、導電層を保護するための層として、導電層をパターニングするための第1レジストが兼用されているので、導電層を保護するために追加的な工程を必要とせず、製造方法が煩雑になるのを抑制しつつ導電層の品質を高く保つことができる。
本発明の1実施形態の圧電振動子を示す斜視図である。 同圧電振動子の側面断面図である。 同圧電振動子を分解して示す斜視図である。 本発明の圧電振動子のパッケージの製造方法における一過程を示す斜視図である。 同製造方法における製造の一過程を示す断面図である。 同製造方法における製造の一過程を示す断面図である。 同製造方法における製造の一過程を示す断面図である。 同製造方法における製造の一過程を示す断面図である。 同製造方法における製造の一過程を示す断面図である。 同製造方法における製造の工程を示すフローチャートである。 同製造方法における製造の工程を示すフローチャートである。 同製造方法における製造の工程を示すフローチャートである。 同製造方法の変形例における製造の工程を示すフローチャートである。
以下、本発明の1実施形態の圧電振動子についてその概略構成を図1から図3を参照して説明する。
図1は、圧電振動子1を示す斜視図である。図1に示すように、圧電振動子1は、ベース基板(第1基板)2とリッド基板(第2基板)3とで2層からなる箱状のパッケージ5が構成されている。ベース基板2及びリッド基板3は、ガラス材料、例えばソーダ石灰ガラスからなる透明な絶縁基板であり、互いに重ね合わせ可能な大きさで板状に形成されている。また、ベース基板2の外表面には、長手方向の両端部に離間して配置された二つの外部電極部38、39が設けられている。
また、ベース基板2とリッド基板3との間には、接合膜35が介在されており、ベース基板2とリッド基板3とが気密に接合されている。本実施形態では、接合膜35は、アルミニウム、クロムと珪素の合金、あるいはチタンなど、金属を含有する構成とすることができる。
図2は、圧電振動子1の側面断面図である。図2に示すように、リッド基板3には凹部3aが形成されており、ベース基板2とリッド基板3との間にはキャビティCが形成されている。キャビティCの内部には、ベース基板2上に形成された内部電極部36と、内部電極部36に電気的に接続された圧電振動片4が収納されている。なお、内部電極部36と圧電振動片4との接続には金属バンプBが用いられている。金属バンプBには、ハンダや金等の電気伝導性を有する素材を使用することができる。
また、ベース基板2には、ベース基板2の厚さ方向に貫通して配置された貫通電極部32、33が設けられている。貫通電極部32、33は、一端が内部電極部36、37にそれぞれ電気的に接続されており、他端がベース基板2の外表面に形成され引き出し配線部40a、41aに電気的に接続されている。
貫通電極部32は、ベース基板2の厚さ方向に貫通する貫通孔30、31の内部に、導通性の芯材部7と、芯材部7の周囲に充填された筒体6とを有する。本実施形態では、貫通孔30、31はベース基板2のキャビティC側の内径が細くなる円錐台形状の穴部として形成されている。筒体6は、芯材部7を支持すると共に貫通孔30、31を密封するためのものであり、例えばペースト状のガラスフリットを焼成して形成することができる。
図3は、圧電振動子1を分解して示す斜視図である。図3に示すように、ベース基板2上において、内部電極部36は、直接あるいはベース基板2上の引き回し配線部36cを通じて貫通電極部32、33に接続されている。圧電振動片4は、例えば水晶、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウム等の圧電材料から形成された音叉型の振動片であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。なお、圧電振動片は音叉型に限られるものではなく、他の圧電振動片を採用することもできる。
内部電極部36は、電気伝導性が高く、かつ耐腐食性が高い素材が好ましい。本実施形態では内部電極部36は金を含有している。なお、内部電極部36は金単体からなる構成であってもよい。また、詳細は後述するが、内部電極部36はベース基板2の面上に配置された第1層37(図9参照)の上面に積層されている。
本実施形態では、ガラス系基板であるベース基板2に対して接着性が高いクロムを含有する第1層37(クロム層)を介して第2層36(内部電極部36、金層)を積層することで、導電層34をベース基板2に対して強固に接着させることができる。
以下では、本実施形態の圧電振動子のパッケージの製造方法について図4〜図12を参照して説明する。図4〜図9は本実施形態の圧電振動子のパッケージの製造方法における製造の一過程をそれぞれ示す図であり、図10〜図12は同製造方法における製造工程を示すフローチャートである。
図4は、例えばソーダ石灰ガラス等を含有し、後にベース基板2となるベース基板用ウエハ40を加工する工程の一過程を示す斜視図である。図4に示すように、ベース基板用ウエハ40を貫通する一対の貫通孔30、31が複数形成される(図10に示すガラス基板形成工程S1)。なお、図4に示す破線Mはベース基板2の外部形状となる線であって、ベース基板用ウエハ40を切断する際の切断線である。
図5は、貫通孔30、31部分を拡大して示すベース基板用ウエハ40の断面図である。ガラス基板形成工程S1に続いて、複数の貫通孔30、31内に芯材部7及び上述のガラスフリットが充填され、ベース基板用ウエハごと焼成されることによってガラスフリットからなる筒体6を有する貫通電極部32(33)が形成される(図10に示す貫通電極形成工程S2)。
続いて、ベース基板用ウエハ40の面上に上述の導電層34を積層する(図10に示す導電層積層工程S3)。本実施形態では、導電層34は上述のように第1層37(クロム層)と第2層36(金層)とを有する多層構造(例えば図9参照)であり、ベース基板用ウエハ40の面上に第1層37(クロム層)を積層し(図11に示す第1層積層工程S31)、続いて第1層37の上面に第2層36(金層)を積層する(図11に示す第2層積層工程S32)。このため、第1層37(クロム層)はベース基板用ウエハ40に強固に接着され、第2層36は第1層37に強固に接着される。
導電層積層工程S3に続いて、導電層34の上面、すなわち第2層36の上面36aに第1レジストインクで所定の回路形状を描画し、第1レジストインクを含む第1レジストのパターンを積層し(図10に示す第1レジスト積層工程S4)、導電層34を第1レジストのパターンと同形状のパターンに形成する(図10に示す導電層パターニング工程S5)。
導電層パターニング工程S5における具体的なパターニング方法は、例えばフォトリソグラフィー及びウェットエッチング(あるいはドライエッチング)による方法を挙げることができる。この際に、フォトレジストは露光された際に溶解性が低下するネガ型であってもよく、また露光された際に溶解性が高まるポジ型であってもよい。
図6は、導電層パターニング工程S5が完了した直後の状態を模式的に示した断面図である。図6に示すように、導電層パターニング工程S5が完了したとき、ベース基板用ウエハ40の面上には、第1層37、第2層36、第1レジストのパターン21の順でこれらが積層されている。
導電層パターニング工程S5に続いて、ベース基板用ウエハ40及び第1レジストのパターン21の上面に接合膜35を積層する(図10に示す成膜工程S6)。このとき、接合膜35は第2層36の側面36bには接触しているものの、上面36aでは第2層36と接合膜35との間に第1レジストのパターン21が介在されており、接触されていない。
成膜工程S6では、接合膜35を所定の厚さまで成膜する際にベース基板用ウエハ40、第1層37、第2層36、第1レジストのパターン21のすべての温度が上昇することがある。このとき、接合膜35の成分の一部が溶解し、周囲へ拡散する。
図7は、成膜工程S6の間で、上記の温度上昇が起こった状態を模式的に示した断面図である。接合膜35の成分の一部は、接合膜35が接触している部分を通じて拡散する。図7に示すように、例えば第2層36においては、接合膜35と接している側面36bでは接合膜35の成分の拡散が生じている。しかしながら、第1レジストのパターン21と接している上面36aからは接合膜35の成分は拡散していない。
成膜工程S6の後に、接合膜35の上面に第2レジストインクを含む第2レジストのパターン22を積層し(図10に示す第2レジスト積層工程S7)、接合膜35を第2レジストのパターン22と同形状に形成する(図10に示す接合膜パターニング工程S8)。図8は、接合膜パターニング工程S8が完了した状態を模式的に示す断面図である。図8に示すように、接合膜パターニング工程S8が完了したときには、ベース基板用ウエハ40の上面では接合膜35が所定のパターンに形成されている。これは、例えば図3に示すようにベース基板2の面上で内部電極部36(第2層36)を囲繞するパターンなど、ベース基板2とリッド基板3とを接合させるために適したパターンとすることができる。
接合膜パターニング工程S8の後に、第1レジストのパターン21及び第2レジストのパターン22を共に除去する(図10に示すレジスト除去工程S9)。本実施形態では、レジスト除去工程S9は、ベース基板用ウエハ40上の第1レジストのパターン21及び第2レジストのパターン22を剥離するレジスト剥離液を塗布し(図12に示すレジスト剥離液塗布工程S91)、レジスト剥離液塗布工程S91によって露出された導電層34の表面である第2層36の上面36aにアルゴンプラズマを当てて第2層36の上面36aを洗浄する(図12に示すArプラズマアッシング工程S92)。
図9は、レジスト除去工程S9が完了した状態を模式的に示す断面図である。図9に示すように、第1レジスト及び第2レジストが除去された後のベース基板用ウエハ40の面上には、第1層37と第2層36とがこの順に積層された導電層34と、接合膜35の層とがそれぞれ形成されている。
レジスト除去工程S9が完了したあと、図示しない後工程によって第2層36の上面にバンプB(図3参照)を設ける。バンプBには、例えば金を含有するバンプを使用することができる。また、バンプBの形成方法は、第2層36の上面36aにおける所定の位置(金パッド部)に金線を溶接するスタッドバンプ法を採用することができる。
さらに、圧電振動片4をバンプBを介して上記金パッド部に接続し、接合膜35を介してベース基板2とリッド基板3とを気密に接合してパッケージ5を構成する。
以上説明したように、本実施形態に係る圧電振動子のパッケージの製造方法によれば、導電層パターニング工程S5に続いて、第2層36の上面36aに第1レジストのパターン21を残留させたまま成膜工程S6を行っている。このため、第2層36の上面36aと接合膜35との間には第1レジストのパターン21が介在されており、第2層36の上面36aは接合膜35の成分の拡散から保護されている。その結果、導電層34への接合膜成分の拡散を好適に抑制できる。
さらに、導電層34を保護するための層として、導電層34をパターニングするための第1レジストのパターン21が兼用されているので、導電層を保護するために追加的な工程を必要とせず、製造方法が煩雑になるのを抑制しつつ導電層の品質を高く保つことができる。
また、導電層34の第2層36として金を含有する金層が採用され、第2層36の上面36aへの接合膜35の成分の拡散が抑制されているので、バンプBを金線を用いたスタッドバンプ法によって構成する場合にバンプの接合性への悪影響を抑制することができる。
(変形例)
以下では本実施形態の変形例について図13を参照して説明する。
本変形例では、レジスト除去工程S9において、レジスト剥離液塗布工程S91及びArプラズマアッシング工程S92に代えて、ベース基板用ウエハ40の第1レジストのパターン21及び第2レジストのパターン22を除去するとともに第2層36の上面36aを洗浄するOプラズマアッシング工程S191を備える。
この場合、Oプラズマアッシング工程S191によってレジストの除去と導電層34の表面の洗浄とが同時に行われる。
本変形例では、レジストを剥離して第2層36の上面を洗浄するのを1工程で完了することができる。したがって圧電振動子のパッケージの製造方法を簡略化することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 圧電振動子
2 ベース基板(第1基板)
3 リッド基板(第2基板)
5 パッケージ
21 第1レジストのパターン
22 第2レジストのパターン
34 導電層
35 接合膜
36 第2層(金層、内部電極部)
37 第1層(クロム層)
B バンプ
S3 導電層積層工程
S31 第1層積層工程
S32 第2層積層工程
S4 第1レジスト積層工程
S5 導電層パターニング工程
S6 成膜工程
S7 第2レジスト積層工程
S8 接合膜パターニング工程
S9 レジスト除去工程
S91 レジスト剥離液塗布工程
S92 Arプラズマアッシング工程
S191 Oプラズマアッシング工程

Claims (7)

  1. 第1基板と第2基板とが接合膜を介して接合される圧電振動子のパッケージの製造方法であって、
    前記第1基板の面上に電気伝導性を有する導電層を積層する導電層積層工程と、
    前記導電層積層工程に続いて前記導電層の上面に第1レジストインクを含む第1レジストのパターンを積層する第1レジスト積層工程と、
    前記第1レジスト積層工程に続いて前記導電層を前記第1レジストのパターンと同形状のパターンに形成する導電層パターニング工程と、
    前記導電層パターニング工程に続いて前記第1基板及び前記第1レジストのパターンの上面に前記接合膜を積層する成膜工程と、
    を備える圧電振動子のパッケージの製造方法。
  2. 前記導電層積層工程が、
    前記第1基板の面上に前記第1基板との接着性の高い第1層を積層する第1層積層工程と、
    前記第1層の上面に電気伝導性を有しバンプが接合されるバンプ接合領域を有する第2層を積層する第2層積層工程と、
    を有する請求項1に記載の圧電振動子のパッケージの製造方法。
  3. 前記第2層が金を含有する請求項2に記載の圧電振動子のパッケージの製造方法。
  4. 前記成膜工程の後に、
    前記接合膜の上面に第2レジストインクを含む第2レジストのパターンを積層する第2レジスト積層工程と、
    前記第2レジスト積層工程の後に、前記接合膜を前記第2レジストのパターンと同形状に形成する接合膜パターニング工程と、
    を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧電振動子のパッケージの製造方法。
  5. 前記接合膜パターニング工程の後に、前記第1レジスト及び前記第2レジストを共に除去するレジスト除去工程を有する請求項4に記載の圧電振動子のパッケージの製造方法。
  6. 前記レジスト除去工程が、
    前記第1基板上の前記第1レジスト及び前記第2レジストに対してレジスト剥離液を塗布するレジスト剥離液塗布工程と、
    前記導電層の表面を洗浄するArプラズマアッシング工程と、
    を有する請求項5に記載の圧電振動子のパッケージの製造方法。
  7. 前記レジスト除去工程が、
    前記第1基板上の前記第1レジスト及び前記第2レジストを除去するとともに前記導電層の表面を洗浄するOプラズマアッシング工程を有する請求項5に記載の圧電振動子のパッケージの製造方法。
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