JP5262136B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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本発明は電子部品の製造方法に関し、詳しく、一対の基板が間隔を設けて配置され該基板間に振動空間が形成される電子部品の製造方法に関する。
従来、一対の基板が間隔を設けて配置され、基板間に振動空間が形成される電子部品が提案されている。
例えば図6の断面図に示す電子部品は、振動空間78を形成するように、素子用基板63とキャップ用基板68とが接合されている。図7は、接合直前の素子用基板63とキャップ用基板68とを示す断面図である。
図6及び図7に示すように、素子用基板63上には、素子部64、電極65,66及び素子側金属封止部67が形成されている。キャップ用基板68には、素子用基板63に形成された電極65,66及び素子側金属封止部67に対応する部分にコンタクトメタル71,77が形成され、素子用基板63に形成された電極65,66に対応する位置にはビアホール72が形成されている。ビアホール72の内周面には絶縁膜73が形成され、絶縁膜73の上に導電部材74が配置されている。導電部材74は、ビアホール72の底面に露出するコンタクトメタル71と、外部接続端子76と電気的に接続するための配線層71とに接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−173557号公報
このように基板に形成されたビアホールに絶縁膜を介して導電部材を配置する場合、図5(a)の断面図に模式的に示すように、ドライエッチングを用いて基板50にビアホール52を形成すると、ビアホール52の内周面54にスキャロップと呼ばれる荒れ(凹凸)が発生し、先端の角度が90度よりも小さい逆テーパーの凸部53ができることがある。
図5(b)の断面図に模式的に示すように、ビアホール52を形成した後に、CVD法を用いて絶縁膜としてSi酸化膜60を形成した場合、ビアホール52の内周面54の上にはスキャロップを反映してSi酸化膜60が成膜されるため、Si酸化膜60には、ビアホール52の内周面54の凸部53に沿って突出部62が形成される。
この後、図5(c)の断面図に模式的に示すように、ビアホール底部55のSi酸化膜をエッチングにより除去する際に、Si酸化膜60は、突出部62が他の部分よりも早い速度でエッチングされるため、凸部53付近の膜厚が他の部分よりも小さくなってしまう。このようにSi酸化膜60に局所的に薄い箇所ができると、電子部品は、静電気試験時に破壊しやすくなる。
本発明は、かかる実情に鑑み、一対の基板が間隔を設けて配置され該基板間に振動空間が形成される電子部品について、ビアホールが形成された基板とビアホール内に形成される導電部材との間の絶縁を強化することができる、電子部品の製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した電子部品の製造方法を提供する。
電子部品を製造する方法は、一方主面同士が間隔を設けて対向する第1及び第2の基板を備え、前記第1及び第2の基板が振動空間を隔てて対向する電子部品を製造する方法である。電子部品を製造する方法は、(a)前記第1の基板の前記一方主面にコンタクトメタルを形成する、コンタクトメタル形成工程と、(b)前記第1の基板の前記一方主面とは反対側の他方主面のビアホール開口部から前記コンタクトメタルに達するビアホールを形成し、該ビアホールの底面に前記コンタクトメタルを露出させる、ビアホール形成工程と、(c)前記ビアホールの内周面をエッチングして、前記ビアホール形成工程において前記内周面に形成された凸部の少なくとも先端側を除去する、エッチング工程と、(d)前記第1の基板の前記他方主面のうち少なくとも前記ビアホール開口部に接する部分と、前記ビアホールの前記内周面と、前記ビアホールの前記底面に露出する前記コンタクトメタルとに、酸化膜又は窒化膜からなる絶縁膜を形成する、絶縁膜形成工程と、(e)前記コンタクトメタルに形成された前記絶縁膜を除去する、絶縁膜除去工程と、(f)前記絶縁膜と前記絶縁膜が除去された前記コンタクトメタルとに配置され前記ビアホール開口部を介して前記コンタクトメタルに接続された導電部材を形成する、ビアホール導電形成工程とを備える。
上記方法によれば、ビアホール形成工程後にビアホールの内周面に形成された凸部は、その後のエッチング工程において少なくとも先端側が除去されるため、絶縁膜形成工程で形成される絶縁膜が、絶縁膜除去工程においてビアホールの底面に形成された絶縁膜がエッチングにより除去される際に同時に除去されても、局所的に薄くなることを防止することができる。したがって、絶縁膜による絶縁性を高め、電子部品のサージ耐性の劣化を防止することができる。
記ビアホール形成工程において、前記ビアホールはICPエッチング法を用いて形成する。
ICP(Inductively Coupled Plasma;誘導結合プラズマ)エッチング法を用いて第1の基板にビアホールを形成すると、ビアホールの内周面に凸部が形成されやすいが、凸部の少なくとも先端側はエッチング工程で除去でき、絶縁膜に突出部が形成されないようにして電子部品のサージ耐性の劣化を防止することができるので、本発明の効果が特に顕著である。
好ましくは、前記絶縁膜が、SiO、SiNx、Ta、AlNのいずれかからなる。
この場合、ビアホールに形成する絶縁膜として無機絶縁膜を用いて導電部材と第1の基板とが絶縁されるため、絶縁膜が静電気試験に弱い有機絶縁膜である場合よりも、サージ耐性に強い電子部品を提供することができる。
好ましくは、前記第1の基板が、半導体又は金属である。
この場合、第1の基板は絶縁膜により絶縁が確保されるので、強度や熱膨張率などの特性が優れた半導体又は金属を第1の基板に用いることができる。また、強度や熱伝動などの特性が優れた半導体又は金属の第1の基板を酸化又は窒化することで絶縁膜を形成することもできる。
好ましくは、前記電子部品は、フィルタ、共振子又は発振子を含む。
この場合、第1の基板の絶縁性が確保できるので、良好な素子特性を得ることができる。なお、フィルタ、共振子、又は発振子を構成する部分は、第1の基板と第2の基板のいずれか一方又は両方に形成することができる。
本発明によれば、ビアホールの内周面に形成される凸部をエッチングで除去した後に絶縁膜を形成することで、絶縁膜が局所的に薄くなることを防止することができる。したがって、絶縁膜によるビアホールが形成された基板とビアホール内に形成された導電部材との間の絶縁を強化することができる。
以下、本発明の実施の形態として実施例を図1〜図4を参照しながら説明する。
まず、圧電デバイス10a,10bの構成について、図1の断面図を参照しながら説明する。
圧電デバイス10a,10bは、素子基板12と蓋基板20とが、間隔を設けて接合され、一方主面12a,20b同士が対向している。素子基板12と蓋基板20とは、振動空間を隔てて対向している。圧電デバイス10a,10bは、ほとんどの構成が同じであり、相違するのは、蓋基板20に形成される外部端子接続電極部23a,23bに関する部分のみである。
まず、圧電デバイス10a,10bの共通する構成について説明する。
素子基板12は、蓋基板20に対向する側の主面に、絶縁膜13、下部電極膜14、圧電膜15、上部電極膜16が形成されている。絶縁膜13は、空隙19を介して素子基板12から浮いている。この部分には、電極膜14,16の間に圧電膜15が挟まれた振動部11が形成され、素子基板12から音響的に分離され、BAW素子を構成している。圧電デバイス10a,10bは、フィルタ、共振子又は発振子を構成する1又は2以上のBAW素子を含む。
電極膜14,16の振動部11から離れた部分の上には、パッド17が形成されている。電極膜14,16は、振動部11とパッド17との間が素子配線となる。パッド17より外側には、素子基板12の蓋基板20に対向する側の主面上に、素子基板12の周縁に沿って全周に接合層18が形成されている。
蓋基板20は、素子基板12に対向する側の主面に絶縁膜20xが形成されている。絶縁膜20xの上(図では下)にコンタクトメタル30が形成され、コンタクトメタル30の上(図では下)にパッド27が形成されている。
蓋基板20には、強度や熱膨張率などの特性が優れた半導体又は金属を用いる。コンタクトメタル30は、難酸化材料又は難窒化材料、例えばPt、Pd、Au、又はそれらの1以上を含む合金からなる。パッド27は、素子基板12側のパッド17に接合される。
また、蓋基板20の周縁に沿って全周に、絶縁膜20xの上(図では下)に接合層28が形成され、素子基板12側の接合層18に接合され、素子基板12に形成されたBAW素子を封止するようになっている。
蓋基板20には、蓋基板20を貫通するビアホール21が形成されている。
蓋基板20は、素子基板12とは反対側の表面20a及びビアホール21の内周面に、活性化状態にある酸素元素又は窒素元素を含むガスを用いて、絶縁膜32が形成されている。絶縁膜32は、コンタクトメタル30上には形成されていない。例えば、活性化状態にある酸素元素を含むガスを用いるとき、蓋基板20がSi基板の場合、酸化シリコンの絶縁膜32が形成される。蓋基板20がTi基板の場合、酸化チタンの絶縁膜32が形成される。蓋基板20がAl基板の場合、酸化アルミの絶縁膜32が形成される。
次に、圧電デバイス10a,10bの構成が相違する部分について説明する。
図1(a)に示した圧電デバイス10aでは、ビアホール21内に導電材22aが充填され、その上に、外部端子接続電極23aが形成されている。導電材22aは、ビアホール21の底部に露出したコンタクトメタル30に接続されている。ビアホール21内に充填された導電材22aの上に、平らな外部端子接続電極23aの代わりに、はんだボールを設けてもよい。あるいは、平らな外部端子接続電極23aの上に、はんだボールを設けてもよい。
図1(b)に示した圧電デバイス10bでは、ビアホール21の内周面に沿って、金属膜22bが配置され、ビアホール21の周囲に形成された外部端子接続電極23bと接続されている。金属膜22bは、ビアホール21の底部に露出したコンタクトメタル30に接続されている。外部端子接続電極23bの上に、はんだボールを設けてもよい。
次に、圧電デバイス10a,10bの製造工程について、図2〜図4の断面図を参照しながら説明する。図2〜図4は、ビアホール21付近の要部断面図である。
まず、図2(a)に示すように、素子基板12と蓋基板20とを、間隔を設けて接合する。素子基板12と蓋基板20とに、接合前に、予め構造部分を形成しておく。
すなわち、素子基板12については、素子基板12上に犠牲層を部分的に形成し、犠牲層及び素子基板12上に、絶縁膜13、下部電極膜14、圧電膜15、上部電極膜16を成膜した後、犠牲層を除去して空隙19を形成することにより、少なくとも一つの振動部11を形成する。そして、同じ導電性接着材を用いて、パッド17及び接合層18を形成する。
素子基板12には、例えば、厚さ300μm〜500μmのSi基板を用いる。圧電膜15には、例えば、ZnO、AlN、BaTiO、KNbO、PZTなどを用いる。各電極膜14,16には、例えば、Al、Au、Cu、Ir、Mo、Ni、Pd、Pt、Ta、Wなどの金属を用いる。パッド17と接合層18には、例えば、Cu、Au、Ni、Sn等の材料、あるいはそれらの積層体を用いる。
一方、蓋基板20については、蓋基板20の主面に、コンタクトメタル30を形成するとともに、コンタクトメタル30の上(図1において下)にパッド27を形成する。また、同じ面に接合層28を形成する。
蓋基板20には、例えば、絶縁膜20xとして熱酸化膜が形成された、厚さ300μm〜500μmの熱酸化Si基板を用いる。蓋基板20は、素子基板12と同一材料からなることが好ましい。同一材料であれば、線膨張係数が同じになり、温度変化があっても、素子基板12と蓋基板20とのパッド17,27や接合層18,28などの接合部分に無理な力が発生しないので、熱応力に強い圧電デバイス10a,10bを形成することができるからである。
パッド27と接合層28には、素子基板12のパッド17と接合層18と同じ導電接着材、例えば、Cu、Au、Ni、Sn等の材料、あるいはそれらの積層体を用いる。
コンタクトメタル30は、難酸化材料や難窒化材料を用いて形成する。例えば、蒸着、スパッタリング等の方法で、Pt,Pd,Au等の難酸化金属や難窒化金属、又はPt、Pd、Au等の難酸化金属や難窒化金属の1以上を含む合金で形成する。
そして、素子基板12のパッド17及び接合層18と、蓋基板20のパッド27及び接合層28の位置を合わせ、加熱及び加圧することにより、パッド17,27による電気的接合と接合層18,28による封止接合とを同時に行なう。このとき、パッド17,27及び接合層18,28の少なくとも一部にSnを用い、Snを他金属に拡散し、高融点化させることが好ましい。
次いで、図2(b)に示すように、蓋基板20と素子基板12とが接合した状態のまま、蓋基板20の素子基板12とは反対側の表面20aを、研削、研磨、RIE(反応性イオンエッチング)、ウェットエッチング等の方法で、又は、それらの方法を組み合わせて加工し、薄くする。例えば、研削で、接合前の厚みが300μm〜500μmの蓋基板20を、100μm以下に薄くする。なお、研削で薄くした蓋基板20をさらに薄くする場合には、機械的負荷の小さいRIE等を用いる。
次いで、図2(c)に示すように、蓋基板20のコンタクトメタル30の直上部分にレジストを用いて加エマスク40を形成し、ICP(Inductively Coupled Plasma;誘導結合プラズマ)エッチング法で、ビアホール21を形成し、ビアホール21の底部に絶縁膜20xを露出させる。その後、加工マスク40を除去する。
次いで、図2(d)及び図4(a)に示すように、ビアホール20の開口部21aの周囲に、ビアホール20の開口部21aよりも大きい開口部を有する加エマスク42を、レジストを用いて形成し、RIE、ウェットエッチング、レーザー加工などの方法で、図4(b)に示すように、ビアホール21の内周面21sに形成された凸部29a,29bの少なくとも先端側を除去する。このとき同時に、ビアホール21の底部の絶縁膜20xも除去し、絶縁膜20xにもビアホール21xを形成し、ビアホール21xの底部にコンタクトメタル27を露出させる。
次いで、図3(e)及び図4(c)に示すように、蓋基板20の表面20a、ビアホール21の内周面、及びビアホール21から露出したコンタクトメタル30に、プラズマCVD法を用いてSiOからなる絶縁膜32を形成する。絶縁膜32は、SiOに限らず、SiN、AlN、Ta等の無機膜であれば何でもよい。ビアホール21の内周面21sの凸部の少なくとも先端側が除去された上に絶縁膜32が形成されるので、絶縁膜には突出部が形成されない。
次いで、図3(f)に示すように、ビアホール21の開口部に、ビアホール21の開口部とほぼ同一の開口部を有するレジストを用いて加エマスク(図示せず)を形成し、RIE、ウェットエッチング、レーザー加工などの方法で、ビアホール21から露出したコンタクトメタル30上に形成されたSiOからなる絶縁膜32を除去した後、加工マスクを除去する。
なお、アスペクト比の大きい形状のビアホール及びその周辺部にCVDを用いて成膜した場合、ビアホール周辺の第1の基板の表層、ビアホールの底部、ビアホールの内周面の順に、成膜される厚みが小さくなるため、加工マスクを用いずに、ビアホール底部をエッチングすることも可能である。
このとき、絶縁膜32には加工速度が速い突出部が形成されないので、ビアホール底部21tの絶縁膜以外の絶縁膜32が、局所的に薄くなることを防止することができる。したがって、絶縁膜32による絶縁を強化し、サージ耐性の劣化を防止することができる
次いで、図3(g)に示すように、蓋基板20に形成した絶縁膜32の上に、導電膜34を形成する。次いで、図3(h)に示すように、ビアホール21の内部を、めっき、導電性ペーストなどの導電材36で充填して、その上に外部端子接続電極23a(図1(a)参照)を形成する。微小なビアホール21を充填する場合には、めっきが望ましい。
あるいは、ビアホール21の絶縁膜32の上に、例えば、スパッタリング、蒸着、めっきなどを用いて金属膜22b(図1(b)参照)を形成すると同時に、蓋基板20の表面20a側のビアホール21近傍部分の絶縁膜32の上に、外部端子接続電極23b(図1(b)参照)を形成する。
次いで、図示していないが、素子基板12の蓋基板20とは反対側の裏面12b(図1参照)を、研削、研磨、RIE、ウェットエッチング等の方法で、又は、それらの方法を組み合わせて、薄くする。例えば、研削の場合、厚み300μm〜500μmの素子基板12を、100μm以下に薄くする。さらに薄くする場合には、機械的負荷の小さいRIE等を用いる。
次いで、ダイシング等の方法で集合基板を切断してチップを切り出し、圧電デバイス10a,10bが完成する。
圧電デバイス10a,10bは、絶縁膜32が形成され、蓋基板20の絶縁性が確保されるので、良好な素子特性となる。
<まとめ> 以上のように、ビアホールの内周面に形成される凸部の少なくとも先端側をエッチングで除去した後に絶縁膜を形成することで、絶縁膜が局所的に薄くなることを防止することができる。したがって、絶縁膜によるビアホールが形成された基板とビアホール内に形成される導電部材との間の絶縁を強化することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
例えば、本発明は、センサ、フィルタ、共振子、発振子など、基板にビアホールが形成された種々の電子部品に適用することができる。
例えば、ビアホール内に配置する導電部材は、蒸着やスパッタリングに比べて低い温度で形成することが可能であるため、例えば熱に弱いセンサを製造する場合に好適である。フィルタ、共振子、又は発振子の場合、絶縁膜によって第1の基板(蓋基板)の絶縁性が確保できるので、良好な素子特性を得ることができる。なお、センサ、フィルタ、共振子、発振子などを構成する部分は、第1の基板(蓋基板)と第2の基板(素子基板)のいずれか一方又は両方に形成することができる。
また、本発明は、BAWデバイス(フィルタ、共振子、発振子など)に限らず、SAW(弾性表面波)デバイス(フィルタ、共振子、発振子など)などの圧電デバイスにも、適用することができる。
圧電デバイスの断面図である。(実施例) 製造工程を示す要部断面図である。(実施例) 製造工程を示す要部断面図である。(実施例) 製造工程を模式的に示す要部断面図である。(実施例) 製造工程を模式的に示す要部断面図である。(参考例) 圧電デバイスの断面図である。(実施例) 圧電デバイスの断面図である。(実施例)
符号の説明
10a,10b 圧電デバイス
12 素子基板(第2の基板)
12a 表面(一方主面)
14 下部電極膜
15 圧電膜
16 上部電極膜
17 パッド
18 接合層
20 蓋基板(第1の基板)
20b 裏面(一方主面)
21,21x ビアホール
22a 導電材(導電部材)
22b 金属膜(導電部材)
23a,23b 外部端子接続電極
30 コンタクトメタル
32 絶縁膜
34 導電膜(導電部材)
36 導電材(導電部材)

Claims (4)

  1. 一方主面同士が間隔を設けて対向する第1及び第2の基板を備え、前記第1及び第2の基板が振動空間を隔てて対向する電子部品を製造する方法であって、
    前記第1の基板の前記一方主面にコンタクトメタルを形成する、コンタクトメタル形成工程と、
    前記第1の基板の前記一方主面とは反対側の他方主面のビアホール開口部から前記コンタクトメタルに達するビアホールを形成し、該ビアホールの底面に前記コンタクトメタルを露出させる、ビアホール形成工程と、
    前記ビアホールの内周面をエッチングして、前記ビアホール形成工程において前記内周面に形成された凸部の少なくとも先端側を除去する、エッチング工程と、
    前記第1の基板の前記他方主面のうち少なくとも前記ビアホール開口部に接する部分と、前記ビアホールの前記内周面と、前記ビアホールの前記底面に露出する前記コンタクトメタルとに、酸化膜又は窒化膜からなる絶縁膜を形成する、絶縁膜形成工程と、
    前記コンタクトメタルに形成された前記絶縁膜を除去する、絶縁膜除去工程と、
    前記絶縁膜と前記絶縁膜が除去された前記コンタクトメタルとに配置され前記ビアホール開口部を介して前記コンタクトメタルに接続された導電部材を形成する、ビアホール導電形成工程と、
    を備え
    前記ビアホール形成工程において、前記ビアホールはICPエッチング法を用いて形成することを特徴とする、電子部品の製造方法。
  2. 前記絶縁膜が、SiO、SiNx、Ta、AlNのいずれかからなることを特徴とする、請求項に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記第1の基板が、半導体又は金属であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記電子部品は、フィルタ、共振子又は発振子を含むことを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
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