JP5278338B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体に画像を形成する時、画像を形成する際の画像品質を向上させるための補正処理を実行可能な画像形成装置に関する。
従来、印刷装置において印刷ジョブが連続的に実行される場合に、ジョブの途中や各ジョブ間でのキャリブレーションの実行、およびキャリブレーションの実行による印刷の中断をできるだけ抑制するとともに、印刷特性の低下を適切に防止するために、ジョブ終了後にキャリブレーションを実行していた。
特開2002−229278号公報
しかし、上記従来技術によると、抑制されたキャリブレーションは、ジョブの終了後に実行される。従って、例えばジョブの途中や各ジョブ間でのキャリブレーションを実行できる時間があっても、印刷が待機され無駄に時間が経過していた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、複数の画像データから成るジョブの途中や各ジョブ間での補正処理を実行可能な時間が発生した場合に、補正処理を実行する画像形成装置を提供するところにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、画像データに基づき被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部に前記画像データが記憶されているときに、画像形成部にて画像を形成する被記録媒体を所定の間隔で給紙する給紙部と、前記給紙部が、所定の間隔で被記録媒体を給紙しているか否か判断する給紙判断部と、前記給紙判断部が所定の間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していないと判断した場合に、前記給紙部が給紙を再開するまでの時刻である再開時刻を予測する予測部と、前記予測部が予測した再開時刻までに、前記補正実行部による補正処理を完了することが可能であるか否かを判断する補正可否判断部と、前記記憶部に画像データが記憶されているときに、前記給紙判断部が所定の間隔より長い間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していると判断したことに応じて、前記画像形成部が画像形成時の画像品質を向上するための複数の補正処理であって、互いに異なる時間で実行可能な補正処理のうち、前記予測部が予測した再開時刻までに、完了することが可能であると前記補正可否判断部が判断した補正処理を少なくとも1つ決定する決定部と、決定部が決定した前記補正処理を実行する補正実行部と、を備えることを特徴とするものである。
請求項記載の本発明は、前記補正実行部は互いに異なる時間で実行可能な複数の補正処理を実行可能であり、前記予測部が前記給紙部の再開時刻を予測できない場合に、前記補正実行部は短い時間で実行可能な補正処理を優先して実行することを特徴とするものである。
請求項記載の本発明は、画像データに基づき被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部に前記画像データが記憶されているときに、画像形成部にて画像を形成する被記録媒体を所定の間隔で給紙する給紙部と、前記給紙部が、所定の間隔で被記録媒体を給紙しているか否か判断する給紙判断部と、前記記憶部に画像データが記憶されているときに、前記給紙判断部が所定の間隔より長い間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していると判断したことに応じて、前記画像形成部が画像形成時の画像品質を向上するための補正処理を実行する補正実行部と、前記給紙判断部が所定の間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していないと判断した場合に、前記給紙部が給紙を再開するまでの時刻である再開時刻を予測する予測部と、前記予測部が予測した再開時刻までに、前記補正実行部による補正処理を実行することが可能であるか否かを判断する補正可否判断部と、を備え、前記補正可否判断部が補正処理を実行可能であると判断した場合、前記補正実行部が補正処理を実行し、前記補正実行部は互いに異なる時間で実行可能な複数の補正処理を実行可能であり、前記予測部が前記給紙部の再開時刻を予測できない場合に、前記補正実行部は短い時間で実行可能な補正処理を優先して実行することを特徴とする画像形成装置。
請求項記載の本発明は、前記補正実行部は、補正処理を複数に分割して実行可能であり、分割単位毎に補正処理を実行することを特徴とするものである。
請求項記載の本発明は、前記補正実行部による補正処理の実行を判断する補正実行条件が第一の閾値に達したことを検知する第一検知部を備え、前記第一検知部が第一の閾値に達したことを検知した場合に、前記給紙判断部が所定の間隔より長い間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していると判断したことに応じて、前記補正実行部が補正処理を実行することを特徴とするものである。
請求項記載の本発明は、前記補正実行条件が第二の閾値に達したことを検知する第二検知部を備え、前記第二検知部が第二の閾値に達したことを検知したことに応じて、前記給紙判断部の判断に関わらず前記補正実行部が補正処理を実行することを特徴とするものである。
請求項記載の本発明は、前記補正実行部は、前記画像形成部が画像形成時の画像の濃度品質を向上するための濃度補正処理と、前記画像形成部が画像形成時の画像を形成する位置品質を向上するための位置ずれ補正処理と、を補正処理として実行可能であり、前記補正実行部は、濃度補正処理を位置ずれ補正処理に対して優先して行うことを特徴とするものである。
請求項記載の本発明は、前記補正実行部により補正処理が実行された後、前記画像形成部が前記記憶部に記憶されている前記複数の画像データから構成される同一ジョブの最終頁の画像データに基づき画像形成を実行したことに応じて、前記補正実行部が補正処理を行ったことにより作成された補正値を更新することを特徴とするものである。
請求項1記載の画像形成装置によれば、画像形成中に次の給紙が所定の間隔より長い間隔で実行され待機している期間に補正処理を割り当てることで、画像形成が待機され無駄に経過する期間を補正処理の期間として有効に利用することができる。
また、請求項記載の画像形成装置によれば、画像形成中の再開時刻を予測可能なとき、画像形成が待機している期間内に収めて補正処理を実行することができるので、画像形成が待機している期間を超えて補正処理を実行して、画像形成の終了を遅らせることがないようにすることができる。
請求項記載の画像形成装置によれば、画像形成中の待機する期間が予測できないときに、例えば、補正処理を実行しないと画像形成時の画像品質を低下させ良好な画像形成の結果を得られない。一方、画像形成中の待機する期間が予測できないときに単純に補正処理を実行すると、補正処理の実行時間によっては待機する期間を超えて補正処理を実行してしまう場合があり、画像形成の終了を遅らせることなる可能性がある。このため、短時間で実行できる補正処理を優先的に行うことで、良好な画像形成の結果を得られると共に、画像形成の終了が遅れることを抑制することができる。
請求項記載の画像形成装置によれば、画像形成中に次の給紙が所定の間隔より長い間隔で実行され待機している期間に補正処理を割り当てることで、画像形成が待機され無駄に経過する期間を補正処理の期間として有効に利用することができる。
また、画像形成中の再開時刻を予測可能なとき、画像形成が待機している期間内に収めて補正処理を実行することができるので、画像形成が待機している期間を超えて補正処理を実行して、画像形成の終了を遅らせることがないようにすることができる。
また、画像形成中の待機する期間が予測できないときに、例えば、補正処理を実行しないと画像形成時の画像品質を低下させ良好な画像形成の結果を得られない。一方、画像形成中の待機する期間が予測できないときに単純に補正処理を実行すると、補正処理の実行時間によっては待機する期間を超えて補正処理を実行してしまう場合があり、画像形成の終了を遅らせることなる可能性がある。このため、短時間で実行できる補正処理を優先的に行うことで、良好な画像形成の結果を得られると共に、画像形成の終了が遅れることを抑制することができる。
請求項記載の画像形成装置によれば、補正処理を分割単位毎に実行することで、補正処理の実行時間を短くすることができる。従って、補正処理を実行することにより画像形成の終了を遅らせることを抑制することができる。
請求項記載の画像形成装置によれば、第一の閾値に達したことにより画像形成中に次の給紙が所定の間隔より長い間隔で実行され待機している期間に補正処理を実行することで、補正処理の必要なタイミングで画像形成中の待機している期間に補正処理を実行することが可能である。
請求項記載の画像形成装置によれば、第二の閾値に達したことにより給紙判断部の判断に関わらず前補正処理を実行することで、本質的に補正処理の必要なタイミングで画像形成中の待機している期間とは関係なく補正処理を実行可能である。
請求項記載の画像形成装置によれば、濃度補正処理を位置ずれ補正処理よりも優先的に行うことにより濃度品質が向上し、位置ずれ補正処理の際に位置ずれを検出しやすくなる。このため、位置ずれの検出を失敗することを避けることができるので、補正処理にかかる時間を短縮することができる。
請求項記載の画像形成装置によれば、画像形成中に行われた補正処理によって作成された補正値をすぐに更新してしまうと、記憶部に記憶されている前記複数の画像データから構成される同一ジョブの画像データの間で画像品質の斑のある画像が形成されてしまう可能性があり、画像形成された被記録媒体の画像の見た目がよくない。このため、補正処理を行ったことにより作成された補正値を同一ジョブの最終頁の画像データに基づき画像形成を実行したことに応じて補正値を更新することで、同一のジョブ内での画像品質の斑を抑えることができる。
本発明の実施形態における画像形成装置の概略構成を示す側断面図 本発明の実施形態における画像形成装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態における補正処理の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態における猶予期間処理の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態における予測可能処理の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態における予測不可能処理の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態における補正処理の種類と実行時間との関係を示すテーブル
(プリンタの全体構成)
図1は、本実施形態のプリンタ1(本発明の画像形成装置の一例)の概略構成を示す側断面図である。このプリンタ1は、電子写真方式のカラープリンタである。なお、以下の説明では、同図における左側を前方とする。また、図1においては、各色間で同一の構成部品については一部符号を省略している。
プリンタ1は、本体ケーシング2を備えており、この本体ケーシング2の上面に上面カバー2A、後面にリアカバー2Bがそれぞれ開閉可能に設けられている。また、本体ケーシング2の底部には、複数の被記録媒体3を積載可能な供給トレイ4(本発明の給紙部の一例)が前方へ引き出し可能に装着されている。
供給トレイ4の前端部上方には供給ローラ5が設けられ、供給トレイ4に積載された被記録媒体3は、この給紙ローラ5によって上方のレジストローラ6へ送り出される。レジストローラ6は、被記録媒体3を画像形成部10のベルトユニット11上に搬送する。
画像形成部10(本発明の画像形成部、補正実行部の一例)は、ベルトユニット11、露光部17K,17Y,17M,17C、プロセス部19K,19Y,19M,19C、定着器31を備えている。
ベルトユニット11は、前後一対のベルト支持ローラ12A,12B間に環状のベルト13を張架した構成となっており、ベルト13が駆動されることによりベルト13上の被記録媒体3が後方に向けて搬送される。また、ベルト13の内側には、後述する各プロセス部19K〜19Cの感光ドラム28とベルト13を挟んで対向する位置にそれぞれ転写ローラ14が設けられている。
各露光部17K,17Y,17M,17Cは、上面カバー2Aの下面に支持されており、その下端部に複数のLEDが一列に並んで設けられたLEDヘッド18を備えている。露光部17K〜17Cは、それぞれ印刷する画像データに基づいて発光制御され、LEDヘッド18から対応する感光ドラム28の表面に一ライン毎に光を走査する。
ベルト13の下方には、ベルト13上に形成されるパターンの検出等に用いられる左右一対のパターンセンサ15が設けられている。パターンセンサ15は、ベルト13表面に光を照射して、その反射光をフォトトランジスタ等で受光し、その受光量に応じたレベルの信号を出力する。さらに、ベルトユニット11の下方には、ベルト13表面に付着したトナーや紙粉等を回収するクリーナ16が設けられている。
プロセス部19K,19Y,19M,19Cは、フレーム21と、このフレーム21に対して着脱可能な例えば4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つの現像カートリッジ22とを備えている。上面カバー2Aを開放すると、各露光部17K〜17Cが上面カバー2Aと共に上方に退避して、各プロセス部19K〜19Cが本体ケーシング2に対して個別に着脱可能となる。
各現像カートリッジ22は、各色のトナーを収容するトナー収容室23や、供給ローラ24、現像ローラ25を備えている。また、フレーム21の下部には、感光ドラム28と、帯電器29とが設けられている。
トナー収容室23から放出されたトナーは、供給ローラ24の回転により現像ローラ25に供給され、供給ローラ24と現像ローラ25との間で正に摩擦帯電される。感光ドラム28の表面は、その回転に伴って、まず帯電器29により一様に正帯電された後、露光部17によって露光され、被記録媒体3に形成する画像に対応した静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ25の回転により、現像ローラ25上のトナーが感光ドラム28の表面に供給され、静電潜像がトナー像として可視像化される。
感光ドラム28上に担持されたトナー像は、ベルト13上の被記録媒体3が感光ドラム28と転写ローラ14との間の各転写位置を通る間に、転写ローラ14に印加される転写電圧によって被記録媒体3に順次重ねて転写される。トナー像が転写された被記録媒体3は、本体ケーシング2内の後部に設けられた定着器31に送り込まれ、そこでトナー像が被記録媒体3に対して熱定着される。被記録媒体3はその後、上方に搬送され、排出ローラ32によって本体ケーシング2の上面に排出される。
(画像形成装置の電気的構成)
本画像形成装置1は、コピー、画像形成、スキャン等の機能を備えた画像形成装置である。図2に示すように、画像形成装置1は、CPU40、ROM41、RAM42、NVRAM(不揮発性メモリ)43、画像形成部10、表示部47、操作部48、パターンセンサ15、スキャナ部50、タイマーカウンタ51等が接続された構成となっている。
ROM41には、後述する補正処理など、この画像形成装置の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU40(本発明の給紙判断部、予測部、補正可否判断部、第一検知部、第二検知部の一例)は、ROM41から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM42(本発明の記憶部の一例)又はNVRAM43に記憶させながら各部の制御を行う。
画像形成部10(本発明の画像形成部、補正部の一例)は、複数色の着色剤(トナー等)を用いて用紙に画像を形成する。
濃度カウンタ44は、前回の濃度補正処理実行からの経過時間、被記録媒体3の画像形成枚数、画像形成装置内の温度や湿度等の値を数える。また、位置カウンタ45は、前回の位置ずれ補正処理実行からの経過時間、被記録媒体3の画像形成枚数、画像形成装置内の温度や湿度等の値を数える。濃度カウンタ44で得られた値は濃度カウンタ値として、位置カウンタ45で得られた値は位置カウンタ値として、それぞれNVRAM43に記憶される。
また、画像形成装置1は、表示部47及び操作部48を備えている。表示部47は、ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部48は、複数のボタンを備え、ユーザが各種の指示を入力することが可能である。
パターンセンサ15は、後述する補正処理の実行時に、画像形成部10により形成されたパターンを検出する。スキャナ部50は、原稿を読み取ることで画像データを取得する。
タイマーカウンタ51は、位置ずれ補正処理の際に、レジストレーションパターンを形成するための露光が開始されるタイミングから、形成されたレジストレーションパターンがパターンセンサ15により検出されるまでのタイミングを計時する。
(補正処理及び猶予期間内の補正処理)
本実施形態の画像形成装置は、複数の補正処理を実行可能であり、例えば、濃度補正処理と位置ずれ補正処理を実行可能である。濃度補正処理と位置ずれ補正処理関しては、後述にて詳しく説明する。
各補正処理は異なる補正実行条件を有する。ここで、補正実行条件とは、画像品質を確保するために補正処理の必要な(もしくは補正処理の実行が望ましい)状態になっているかを判断するための条件であり、前回の補正処理実行からの経過時間、被記録媒体3の画像形成枚数、画像形成装置内の温度や湿度等の閾値である。この閾値は、メーカー等によって予め設定された値、もしくはユーザによって設定された値である。
通常、CPU40は、補正実行条件を満たす補正要求を発生させ、それに応じた補正処理を実行させる。複数の補正実行条件を満たす場合、複数の補正要求を発生させ、ROM41にあるプログラム等に従って順番に補正処理を実行する。
本実施形態では、濃度カウンタ値には前回の濃度補正処理が実行されてからの被記録媒体3の画像形成枚数が記憶され、位置カウンタ値には前回の位置ずれ補正処理が実行されてからの被記録媒体3の画像形成枚数が記憶されている。また、本実施形態の補正実行条件には、濃度カウンタ値及び位置カウンタ値に対して特定の閾値が設定されており、前回の補正処理が実行されてから濃度カウンタ値及び位置カウンタ値が当該特定の閾値になったことに応じて、補正処理が実行される。また、補正猶予期間は、濃度カウンタ値が第一の濃度閾値以上、第二の位置閾値未満、又は、位置カウンタ値が第一の位置閾値以上、第二の位置閾値未満である期間をいう。
例えば、濃度補正処理の場合、濃度カウンタ値が800枚(第一の濃度閾値)以上1000枚未満(第二の濃度閾値)のときに濃度補正処理の実行が望ましい状態と判断され、RAM42に画像データがあるにもかかわらず、給紙トレイ4から所定の間隔で被記録媒体3の給紙がされないとき(例えば、間欠印刷時)、濃度補正処理が実行される。
また、濃度カウンタ値が800枚(第一の濃度閾値)を越え、更に、濃度カウンタ値が1000枚(第二の濃度閾値)に達したときは、濃度の品質を確保するために濃度補正処理の必要な値に達したと判断して、RAM42に画像データがあっても画像形成を一時停止して、濃度補正処理を実行する。
一方、位置ずれ補正の場合、位置カウンタ値が900枚(第一の位置閾値)以上1000枚未満(第二の位置閾値)のときに位置ずれ補正処理の実行が望ましい状態と判断され、RAM42に画像データがあるにもかかわらず、給紙トレイ4から所定の間隔で被記録媒体3の給紙がされないとき(例えば、間欠印刷時)、位置ずれ補正処理が実行される。
また、位置カウンタ値が900枚(第一の位置閾値)を越え、更に、位置カウンタ値が1000枚(第二の位置閾値)に達したときは、画像位置の品質を確保するために位置ずれ補正処理の必要な値に達したと判断して、RAM42に画像データがあっても画像形成を一時停止して、位置ずれ補正処理を実行する。
(濃度補正処理について)
濃度補正処理は、各色のトナーの濃度の調整が色ごとにそれぞれ同じ方法で行われる。プロセス部19K〜19Cごとにキャリブレーションパターンがベルト13の外周面上に所定のタイミングごとに形成される。そのキャリブレーションパターンのうち、例えば、最初の5つのキャリブレーションパターンについては、その画像を構成する画素の間引き度が、例えば、0%,20%,40%,60%,80%の5段階に分けられたキャリブレーションパターンとして形成される。そして、そのキャリブレーションパターンが、それぞれパターンセンサ15によって読み取られ、各濃度の検出が行われる。
読み取られた各キャリブレーションパターンの濃度は、あらかじめ実験等で最適な濃度として求められたROM41等に設定値として記憶されている濃度基準値とそれぞれ比較され、これにより現像バイアステーブル(本発明の補正値の一例)を作成する(以下、現像バイアス補正処理という)。
また、現像バイアス補正処理とは別のキャリブレーションパターンを基に、画像データをページ記述言語(PDL)に変換する際に参照するガンマテーブル(本発明の補正値の一例)を作成する(以下、ガンマ補正処理という)。尚、本発明の濃度補正処理は現像バイアス補正処理とガンマ補正処理とから構成されている。
(位置ずれ補正処理について)
位置ずれ補正処理は、例えば、レジストレーションパターンの読み取りによって行われる。ベルト13の回転速度はあらかじめ実験等により分かっており、また、ベルト13に対する各プロセス部19K〜19Cの位置も実験等により分かっていることから、例えば、LEDヘッド18によりレジストレーションパターン250を形成するための露光が開始されたタイミングから、パターンセンサ15によりベルト13の回転方向におけるレジストレーションパターンの先端が検出されるタイミングまでの時間(位置検出時間)を、位置基準時間として、あらかじめ実験等で求めておく。
そして、NVRAM43にその位置基準時間を記憶させ、位置ずれ補正処理時にはタイマーカウンタ51によってその位置検出時間の計時を行わせることで、位置検出時間と位置基準時間とのずれに基づく調整が可能となる。さらに、パターンセンサ15がレジストレーションパターンの先端を検出したタイミングと、ベルト13の位置とを関連付けることにより、レジストレーションパターンのベルト13の外周面上における位置が特定できる。
上記のように、プロセス部19K〜19Cにより形成されるレジストレーションパターンのベルト13上の位置がそれぞれ特定されれば、プロセス部19K〜19C間相互の相対的なパターン形成位置の距離的なずれが分かる。
そこで、各色のうち任意のどれか1色のレジストレーションパターンを基準とし、その他の色の単色画像を形成するプロセス部19K〜19Cのそれぞれの距離的なずれから、あらかじめ分かっているベルト13の回転速度 に基づいて、それぞれの時間的なずれを
求める。この時間的なずれがわかれば、プロセス部19K〜19CのLEDヘッド18の露光のタイミングを、それぞれのずれの時間分ずらすことによって補正処理を行うことができる。
すなわち、あるプロセス部19において形成されたレジストレーションパターンが、基準としたレジストレーションパターンより被記録媒体3の搬送方向に対して後方にずれていれば、その距離的なずれとベルト13の回転速度とから求められた時間的なずれの分だけ早いタイミングに露光が開始されるようにする。距離的なずれが搬送方向の前方にずれていれば、そのずれから求められた時間的なずれの分、露光のタイミングを遅らせることで、各単色画像の相互の位置合わせの調整を行うことができるのである。
(補正処理)
画像形成装置1の動作を説明する。図3は補正処理の流れを示すフローチャートである。補正処理は、例えば、画像形成装置1が起動後、定期的にCPU11によって実行される。
CPU11は、プリンタ1に接続されているPC(図示せず)による遠隔操作や操作部48のボタン操作からジョブに対する画像形成の指示があった場合、画像形成部10により画像の形成が開始されたか判断する(S101)。尚、ジョブとは複数又は単数の画像データからなるデータである。ここで、画像の形成が開始されていないとCPU11が判断した場合(S101:NO)、補正処理を終了する。
一方、画像の形成が開始されたと判断された場合(S101:YES)、CPU11は濃度カウンタ値が800(本発明の第一の閾値の一例)以上に達しているかを判断する(S102)。濃度カウンタ値が800枚以上である場合(S102:YES)、更に、濃度カウンタ値が1000(本発明の第二の閾値の一例)以上であるか判断する(S103)。濃度カウンタ値が1000以上である場合(S103:YES)、CPU11は、画像形成部10に濃度補正処理を実行させる(S104)。濃度補正処理終了後、濃度カウンタ値を0にリセットする(S105)。
ここで濃度カウンタ値は、不揮発性のメモリNVRAM14に記憶されており、画像形成部10によって、画像を形成された被記録媒体3の枚数を濃度カウンタ44がカウントした値である。また、濃度カウンタ値における第一の濃度閾値である800という値が不揮発性のメモリNVRAM14に記憶されている。
CPU40は、濃度カウンタ値と第一の濃度閾値との大小を判断し、濃度カウンタ値が第一の閾値より大きければ、濃度カウンタ値が第一の濃度閾値を超えたと判断する。一方、濃度カウンタの値が第一の濃度閾値よりも小さければ、濃度カウンタ値が第一の濃度閾値を超えていないと判断する。尚、濃度カウンタ値における第二の濃度閾値である1000という値も第一の濃度閾値と同様に不揮発性のメモリNVRAM14に記憶されており、CPU40によって、同様の判断がなされる。
例えば、画像を形成された被記録媒体3の枚数が1000枚を超えると、CPU40は、濃度カウンタ値が濃度の品質を維持することが困難な値、すなわち、画像品質が損なわれる値になったと判断する。そして、RAM42に画像データがある場合でも、CPU40は、画像形成部10に画像形成を一時停止させ、濃度補正処理を実行させる。
S102において、濃度カウンタ値が800以上でない場合(S102:NO)、位置カウンタ値が900(本発明の第一の閾値の一例)以上であるか判断する(S107)。位置カウンタ値が900以上でない場合(S107:NO)、補正処理を終了する。
位置カウンタ値が900以上である場合(S107:YES)、位置カウンタ値が1000(本発明の第二の閾値の一例)以上であるか判断し(S108)、位置カウンタ値が1000以上である場合(S108:YES)、位置ずれ補正処理を実行する(S109)。位置ずれ補正処理実行後、位置カウンタ値を0にリセットする(S110)。
ここで位置カウンタ値は、不揮発性のメモリNVRAM43に記憶されており、画像形成部10によって、画像を形成された被記録媒体3の枚数を位置カウンタ45がカウントした値である。また、位置カウンタ値における第一の位置閾値である900という値が不揮発性のメモリNVRAM14に記憶されている。
CPU40は、位置カウンタ値と第一の位置閾値との大小を判断し、位置カウンタ値が第一の位置閾値より大きければ、位置カウンタ値が第一の位置閾値を超えたと判断する。一方、位置カウンタの値が第一の位置閾値よりも小さければ、位置カウンタ値が第一の位置閾値を超えていないと判断する。尚、位置カウンタ値における第二の位置閾値である1000という値も第一の位置閾値と同様に不揮発性のメモリNVRAM14に記憶されており、CPU40によって、同様の判断がなされる。
例えば、画像を形成された被記録媒体3の枚数が1000枚を超えると、CPU40は、位置カウンタ45の値が位置ずれの品質を維持することが困難な値になったと判断する。そして、RAM42に画像データがある場合でも、CPU11は画像形成部10に画像形成を一時停止させ、位置ずれ補正処理を実行させる。
濃度カウンタ値が1000以上でない場合(S103:NO)、猶予期間処理を実行する(S106)。また、位置カウンタ値が1000以上でない場合(S108:NO)も、同様に、猶予期間処理を実行する(S106)。
濃度カウンタ値が800以上1000未満(S102:YES、S103:NO)又は、位置カウンタ値が900以上1000未満(S107:YES、S108:NO)である場合、補正処理を行うことで画像品質の向上に効果のある値(画像品質の向上が期待できる値)に達したと判断する。このため、濃度補正処理の実行(S104)や位置ずれ補正処理の実行(S109)よりも早く猶予期間処理(S106)の後述する濃度補正処理(S304)や位置ずれ補正処理(S312)等が行われる可能性がある。尚、猶予期間処理(S106)に関しては、後述にて詳しく説明する。
S105の処理、S110の処理、S106の処理に続いて、給紙トレイ4が被記録媒体3を給紙可能か判断(S111)し、給紙トレイ4が被記録媒体3を給紙可能でない場合(S111:NO)、S102に戻る。S111の判断では、例えば間欠印刷が発生することで、直ちに給紙トレイ4から被記録媒体3が給紙できない場合にNOと判断する。
給紙トレイ4が被記録媒体3を給紙可能な場合(S111:YES)、一枚分の被記録媒体3に画像形成部10が画像形成を実行する(S112)。続いて、画像形成の指示されたジョブ内の全ての画像データに対する画像形成が終了したか判断する(S113)。全ての画像データに対する画像形成が終了した場合(S113:YES)、濃度補正処理の実行(S104)と位置ずれ補正処理の実行(S109)の結果を用いてNVRAM43に既存の現像バイアステーブル、ガンマテーブル等を更新する(S114)。ここで、濃度補正処理の補正値と位置ずれ補正処理の補正値とは、各々、NVRAM43に格納されており、すでに格納されていた補正値が新たに作成された補正値に書き換えられる。このため、複数の画像データから構成されるジョブ内で、画像データ間で画像品質に斑ができることを防止できる。
一方、全ての画像データに対する画像形成が終了していない場合(S113:NO)、S102に戻り、上記判断を繰り返す。
(猶予期間処理)
図3のS106に示す猶予期間処理について、図4を参照して説明する。
本実施形態では、画像データがRAM42に記憶される構成となっており、CPU11は図4に示す猶予期間処理を開始すると、RAM42に画像データがあるか判断する(S201)。RAM42に画像データがない場合(S201:NO)、猶予期間処理を終了する。
RAM42に画像データがある場合(S201:YES)、続いて、給紙トレイ4から所定の間隔より長い間隔で被記録媒体3を給紙しているか判断する(S202)。給紙トレイ4から所定の間隔より長い間隔で被記録媒体3を給紙していない場合(S202:NO)、猶予期間処理を終了する。
尚、間隔とは、給紙トレイ4から被記録媒体3を給紙した後、次の被記録媒体3の給紙がされるまでの間のことをいい、例えば、連続して給紙されている被記録媒体3と被記録媒体3との間に発生する空き時間のことである。また、この間隔は、複数の画像データが被記録媒体3に画像形成をする間、定期的に発生する。
具体的には、上記した被記録媒体3の間隔は、被記録媒体3の先端を給紙センサ(図示せず)により検知することで、CPU40が把握可能である。この場合、給紙センサが被記録媒体3の先端を検知してから、次の被記録媒体3の先端を検知するまでの間が上記した間隔にあたる。
尚、所定の間隔とは、被記録媒体3が給紙トレイ4から一定の間隔で給紙される際の間隔を表しており、具体的には、給紙センサが被記録媒体3の先端を検知してから次の被記録媒体3の先端を検知する時の空き時間が5秒間隔で一定であるときが所定の間隔である。
尚、所定の間隔より長い間隔とは、画像データに対する画像形成が終了していないにも関わらず、所定の間隔(5秒間隔)より長い時間で給紙がされないためにできる間隔をいう。具体的には、給紙センサが被記録媒体3の先端を検知してから次の被記録媒体3の先端を検知するまでに30秒かかるような長い間隔であり、所定の間隔(5秒間隔)より長い不定期な給紙が定期的な給紙の間に割り込む場合が挙げられる。
給紙トレイ4から所定の間隔より長い間隔で被記録媒体3を給紙している場合(S202:YES)は、画像形成を実行すべき画像データがあるにも関わらず、一時的に画像形成が停止されている状態である。続いて、画像形成部10によって画像形成が再開される時刻である再開時刻が予測可能か判断し(S203)、再開時刻が予測可能な場合(S203:YES)、予測可能処理を実行し(S204)、猶予期間処理を終了する。
例えば、再開時刻が予測可能な場合は、普通紙から厚紙に用紙の種類が変更された場合が挙げられる。普通紙と厚紙とは、定着器31での定着温度やベルトユニット11等による被記録媒体3の搬送速度が異なるので、定着器31の定着温度やベルトユニット11等の搬送速度を変更するのに時間がかかる。
尚、普通紙へ定着させる温度と厚紙へ定着させる温度との温度差や温度を変更する際にかかる時間(温度変更時間)が予めNVRAM43に記憶されており、温度差と温度変更時間との積により定着器31の温度変更完了時が求められ、再開時刻の予測可能である。また、ベルトユニット11等の搬送速度の変化にかかる時間も実験等により予め知ることができるので、再開時刻の予測可能である。尚、予測可能処理(S204)に関しては、後述にて詳しく説明する。
S203において、再開時刻が予測不可能な場合(S203:NO)、予測不可能処理を実行し(S205)、猶予期間処理を終了する。例えば、再開時刻が予測不可能な場合として、画像形成部10が被記録媒体3に画像を形成しているときに、画像データの展開が間に合わず、給紙トレイ4から被記録媒体3を給紙できない場合が挙げられる。
この場合、画像データが大きいために画像データの展開に時間がかかっているのか、メモリがフルになっているために画像データの展開に時間がかかっているのか判断がつかず、画像データが展開される時刻を予測することは困難である。
他にも、コピー時に、スキャナ部50が記録媒体から画像データを読取る速度と、読取った画像データに基づき、画像形成部10が被記録媒体3に画像を形成する速度が異なる場合が挙げられる。尚、予測不可能処理(S205)に関しては、後述にて詳しく説明する。
(予測可能処理)
図4のS204に示す予測可能処理について、図5を参照して説明する。
CPU11は図5に示す予測可能処理を開始すると、再開時刻を予測する(S301)。再開時刻は、被記録媒体3が給紙された後、次の被記録媒体3の給紙が開始される時刻である。
続いて、濃度カウンタの値が800以上であるか判断する(S302)。濃度カウンタの値が800以上である場合(S302:YES)、再開時刻までに濃度補正処理が実行可能か判断する(S303)。再開時刻までに濃度補正処理が実行可能な場合(S303:YES)、濃度補正処理を実行し(S304)、濃度カウンタ値を0にリセットし(S305)、予測可能処理を終了する。
尚、S303の判断では、例えば、図7に示すような補正処理の種類と実行時間を参照可能なテーブルが予めNVRAM43に記憶されており、予測された再開時刻(S301)と現在時刻との差から再開時間を求め、再開時間と補正処理の種類に応じた実行時間との比較により、再開時刻までに補正処理の種類に応じた実行時間が収まるか判断する。具体的には、再開時間が30秒(濃度補正処理の実行時間)以上であれば、再開時刻までに濃度補正処理が実行可能と判断し、再開時間が30秒未満であれば、再開時刻までに濃度補正処理が実行不可能と判断する。
また、S302において、濃度カウンタ値が800以上でない場合(S302:NO)、再開時刻までに位置ずれ補正処理が実行可能であるか判断する(S311)。再開時刻までに、位置ずれ補正処理が実行可能であると判断された場合(S311:YES)、位置ずれ補正処理を実行し(S312)、位置ずれ補正処理実行後に位置カウンタ値を0にリセットし(S313)、予測可能処理を終了する。一方、再開時刻までに位置ずれ補正処理が実行不可能と判断された場合(S311:NO)、予測可能処理を終了する。
尚、S311の判断では、具体的には、再開時間が25秒(位置ずれ補正処理の実行時間)以上であれば、再開時刻までに位置ずれ補正処理が実行可能と判断し、再開時間が25秒未満であれば、再開時刻までに位置ずれ補正処理が実行不可能と判断する。
再開時刻までに位置ずれ補正処理が実行不可能と判断された場合(S311:NO)は、位置カウンタ値を変更することなく予測可能処理を終了し、再度S311にて同様の判断が行われ、再開時刻までに位置ずれ補正処理が実行可能であると判断される(S311:YES)か、位置カウンタ値が1000になるまで、位置ずれ補正処理は実行されない。
また、S303において、再開時刻までに濃度補正処理が実行不可能な場合(S303:NO)、再開時刻までに現像バイアス補正処理が実行可能であるか、更に現像バイアス補正処理が未処理であるか判断する(S306)。再開時刻までに現像バイアス補正処理が実行可能あり、且つ現像バイアス補正処理が未処理である場合(S306:YES)、現像バイアス補正処理を実行する(S307)。
尚、S306の判断では、具体的には、再開時間が20秒(現像バイアス補正処理の実行時間)以上であれば、再開時刻までに位置ずれ補正処理が実行可能と判断し、再開時間が20秒未満であれば、再開時刻までに現像バイアス補正処理が実行不可能と判断する。
一方、再開時刻までに現像バイアス補正処理が実行不可能である、又は現像バイアス補正処理が既に実行済みである場合(S306:NO)、続いて、再開時刻までにガンマ補正処理が実行可能であるか、更にガンマ補正処理が未処理であるか判断する(S308)。
再開時刻までにガンマ補正処理が実行可能であり、且つガンマ補正処理が未処理である場合(S308:YES)、ガンマ補正処理を実行する(S309)。再開時刻までにガンマ補正処理が実行不可能である、又はガンマ補正処理が既に実行済みである場合(S308:NO)、ガンマ補正処理を実行しない。
尚、S308の判断では、具体的には、再開時間が15秒(ガンマ補正処理の実行時間)以上であれば、再開時刻までに位置ずれ補正処理が実行可能と判断し、再開時間が15秒未満であれば、再開時刻までにガンマ補正処理が実行不可能と判断する。
再開時刻までにガンマ補正処理が実行不可能又はガンマ補正処理が既に実行済みである場合(S308:NO)、S307の処理、S309の処理に続いて、現像バイアス補正処理とガンマ補正処理と両方の補正処理が実行されたか判断する(S310)。現像バイアス補正処理とガンマ補正処理と両方の補正処理が実行された場合(S310:YES)、濃度カウンタ値を0にリセットし(S305)、予測不可能処理を終了する。現像バイアス補正処理とガンマ補正処理とのどちらか一方の補正処理のみ実行されている場合(S310:NO)、濃度カウンタ値を変更せずに、予測可能処理を終了する。
以上のように、現像バイアス補正処理とガンマ補正処理との、どちらの補正処理も完了したことに応じて濃度補正処理が完結する。この理由は、例えば現像バイアス補正処理が実行されたにも関わらず、ガンマ補正処理が実行されないと、適切なガンマテーブルが参照されずにPC上の画像データからPDLに変換されず、画像品質の低下の原因となる。また、現像バイアス補正処理がガンマ補正処理より先に行われると、転写するトナーの量が適切に調整され、ガンマ補正処理の精度が高まる。
他方、ガンマ補正処理が実行されたにも関わらず、現像バイアス補正処理が実行されないと、転写するトナーの量を増減させることによる濃度の調整が行われず、画像品質の低下の原因となる。
(予測不可能処理)
図4のS205に示す予測不可能処理について、図6を参照して説明する。
CPU11は図6に示す予測不可能処理を開始すると、まず濃度カウンタ値が800以上であるか判断する(S401)。濃度カウンタ値が800以上である場合(S401:YES)、ガンマ補正処理が実行済みであるか判断する(S402)。ガンマ補正処理が実行済みである場合(S402:YES)、現像バイアス補正処理を実行する(S403)。
一方、ガンマ補正処理が実行済みでない場合(S402:NO)、ガンマ補正処理を実行する(S404)。このため、再開時刻が予想できない場合であっても、現像バイアス補正処理に対して実行時間の短いガンマ補正処理(図7参照)を優先的に行うことで、良好な画像形成の結果を得られると共に、画像形成の終了が遅れることを抑制することができる。
S403、S404に続いて、現像バイアス補正処理とガンマ補正処理と両方の補正処理が実行されたか判断する(S405)。現像バイアス補正処理とガンマ補正処理と両方の補正処理が実行された場合(S405:YES)、濃度カウンタ値を0にリセットし、予測不可能処理を終了する。現像バイアス補正処理とガンマ補正処理とのどちらか一方の補正処理のみ実行された場合(S405:NO)、濃度カウンタ値を変更せずに、予測不可能処理を終了する。このため、現像バイアス補正処理とガンマ補正処理とのどちらか一方の補正処理しか実行されていない場合、次回、濃度カウンタ値が800(第一の濃度閾値)以上となるまで残りの一方の補正処理が実行されないという事態を回避することができる。
一方、S401において、濃度カウンタ値が800以上でない場合(S401:NO)、位置ずれ補正処理を実行し(S407)、位置ずれ補正処理終了後に位置カウンタ値を0にリセットし(S408)、予測不可能処理を終了する。
(本実施形態の効果)
補正処理を実行する画像形成装置1において、画像形成中に給紙トレイ4から次の被記録媒体3の給紙が所定の間隔で実行されない待機している時間に補正処理を割り当てることで、画像形成部10が待機され無駄に経過する時間を補正処理の時間として有効に利用することができる。
また、待機している時間内に補正処理を実行することにより、例えば現像ローラ25の回転数により現像カートリッジ22の寿命が決められている場合、トナーを使用せずに現像ローラ25を回転させることで現像ローラ25を含めた画像形成部10の動作を検査する、いわゆるガラ回しの処理等の回数を減らすことで、現像ローラ25の回転数が減り、現像カートリッジ22の寿命を延ばすことができる。このため、トナーがトナー収容室23にあるにも関わらず、現像カートリッジ22の寿命のために被記録媒体に画像の形成ができなくなる状況を回避し、無駄になるトナー量を減らすことができる。
また、CPU40が画像形成中の再開時刻を予測可能なとき、画像形成部10が待機している時間内に収めて補正処理を実行することができるので、画像形成部10が待機している時間を超えて補正処理を実行して、画像形成の終了を遅らせることがないようにすることができる。
また、CPU40が画像形成中の再開時刻を予測できないときであっても、補正処理を実行しないと、画像形成時の画像品質を低下させ良好な画像形成の結果を得られない。一方、CPU40が画像形成中の再開時刻を予測できないときに補正処理を実行すると、例えばその補正処理の実行時間が長時間使用する処理であると、待機する時間を超えて補正処理を実行する場合があり、画像形成の終了を遅らせることなる。このため、CPU40が短時間で実行できる補正処理を優先的に行わせることで、良好な画像を得られると共に、画像形成の終了が遅れることを抑制することができる。
また、CPU40が濃度補正処理を例えば現像バイアス補正処理とガンマ補正処理との分割単位毎に実行させることで、濃度補正処理の実行時間を短くすることが出来る。従って、所定の間隔を超える補正処理を実行して、画像形成の終了を遅らせることを抑制することができる。
また、CPU40が補正実行条件を満たす第一の閾値に達したと判断したことにより画像形成部10が補正処理を行うことで、補正の必要なタイミングで画像形成部10が適切な補正を実行することが可能である。
また、CPU40が第二の閾値に達したと判断したことにより、給紙センサの判断に関わらず前補正処理を実行することで、本質的に補正処理の必要なタイミングで画像形成中の待機している期間とは関係なく補正処理を実行可能である。
例えば、第二の閾値を第一の閾値より大きい値に設定することで、濃度カウンタ値や位置カウンタ値が第一の閾値より大きく第二の閾値よりも小さいときは、補正処理の必要なタイミングで適切な補正処理を実行することが可能な補正処理を猶予する期間(補正猶予期間)を設定することができ、第二の閾値より大きいときは、強制的に補正処理を実行する。従って、段階的に補正処理が実行可能となる。
また、濃度補正処理を位置ずれ補正処理よりも優先的に行うことにより濃度品質が向上し、パターンセンサ15が位置ずれ補正処理の際に、位置ずれを検出しやすくなる。このため、位置ずれの検出を何回も繰り替えし行うことを避けることができるので、補正処理にかかる時間を短縮することができる。
被記録媒体3に画像を形成している途中に行われた補正処理によって作成された補正値をすぐに更新してしまうと、RAM42に記憶されている前記複数の画像データから構成される同一ジョブの画像データの間で画像の品質に斑のある画像が形成されてしまう可能性があり、画像が形成された被記録媒体の画像の見た目がよくない。このため、補正処理を行ったことにより作成された補正値を同一ジョブの最終頁の画像データに基づき画像の形成を実行したことに応じて更新することで、同一のジョブ内での画像品質の斑を抑えることができる。
<他の実施形態>
(1)図2のブロック図において、画像データやユーザ設定を記録するのは、RAM42やNVRAM43に限らず、ハードディスク等の記録媒体であってもよい。
(2)本実施形態では、プロセス部19K〜19Cごとにキャリブレーションパターンやレジストレーションパターンがベルト13の外周面上に所定のタイミングごとに形成される実施形態となっているが、感光ドラム28にキャリブレーションパターンやレジストレーションパターンが形成される実施形態であってもよい。
(3)図6もしくは図7のガンマ補正処理は更に色ごとに分割する実施形態であってもよい。例えば、4色のカラーコピー機能を有する画像形成装置では、ガンマ補正処理は、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の色ごとに実行可能である。色ごとに実行するガンマ補正処理は、4色まとめてガンマ補正処理を実行する場合に比べ、画像形成部10がパターン形成を行うパターン数が減り、パターンセンサ15で検知するパターン数も減るので、時間の短縮が可能となる。
(4)図4〜6の位置ずれ補正処理は主走査方向位置ずれ補正処理と副走査方向位置ずれ補正処理との2種類があり、同時に実行される場合が多いが、主走査方向位置ずれ補正処理と副走査方向位置ずれ補正処理とに分割する実施形態であってもよい。
(5)本実施形態では、現像バイアス補正処理とガンマ補正処理との実行の順序は決められていないが、現像バイアス補正処理をガンマ補正処理より先に行う実施形態であってもよい。この場合、転写するトナーの量が適切に調整され、ガンマ補正処理の精度が高めることができる。
例えば、図5において、S306とS308の間に、新たに現像バイアス処理が実行されているか否かを判断する判断処理を加え、現像バイアス処理が実行されている場合はS308に処理が移行し、現像バイアス処理が実行されていない場合はS310に処理が移行する。
(6)本実施形態では、第一の濃度閾値又は、第一の位置閾値を超えて間欠印刷となった場合、濃度補正処理や位置ずれ補正処理を行う実施形態となっているが、間欠印刷となったことで、強制的に濃度補正処理や位置ずれ補正処理を行う実施形態としてもよい。例えば、図3に示す補正処理を実行せず、画像形成中に図4に示す猶予期間処理を実行する。
(7)本実施形態では、被記録媒体3と次の被記録媒体3を給紙する際に所定の間隔以上の時間がかかる場合に補正処理を行っていたが、画像データから構成されるジョブとジョブの間に所定の間隔以上の時間がかかる場合に補正処理を行ってもよい。
例えば、図4において、複数のジョブがあるか判断し、複数のジョブがある場合は、所定の間隔以上でジョブが実行されているか判断する。所定の間隔以上でジョブが実行されていると判断された場合、画像形成部10によって画像形成が再開される時刻である再開時刻が予測可能か判断する(S203)。再開時刻が予測可能な場合(S203:YES)、予測可能処理を実行し(S204)、猶予期間処理を終了する。
(8)本実施形態では、図4において、再開時刻が予測可能か判断する(S203)実施形態としているが、再開時刻を予測せずに補正処理を行ってもよい。具体的には、S203の処理を省略してS202にてYESの判断をした後に、S203の処理を省略し、図6に示す予測不可能処理を実行する。
(9)本実施形態では、濃度カウンタ値又は位置カウンタ値が1000になった場合、RAM42に画像データがあっても画像形成を一時停止して、濃度補正処理又は位置ずれ補正処理を実行していたが、RAM42にある画像データのうち画像形成の指示のあった全ての画像データに対して画像形成を実行した後に、濃度補正処理又は位置ずれ補正処理を実行してもよい。
1 画像形成装置
4 給紙トレイ
10 画像形成部
40 CPU
41 ROM 42 RAM
43 NVRAM

Claims (8)

  1. 画像データに基づき被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記画像データが記憶されているときに、画像形成部にて画像を形成する被記録媒体を所定の間隔で給紙する給紙部と、
    前記給紙部が、所定の間隔で被記録媒体を給紙しているか否か判断する給紙判断部と、
    前記給紙判断部が所定の間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していないと判断した場合に、前記給紙部が給紙を再開するまでの時刻である再開時刻を予測する予測部と、
    前記予測部が予測した再開時刻までに、前記補正実行部による補正処理を完了することが可能であるか否かを判断する補正可否判断部と、
    前記記憶部に画像データが記憶されているときに、前記給紙判断部が所定の間隔より長い間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していると判断したことに応じて、前記画像形成部が画像形成時の画像品質を向上するための複数の補正処理であって、互いに異なる時間で実行可能な補正処理のうち、前記予測部が予測した再開時刻までに、完了することが可能であると前記補正可否判断部が判断した補正処理を少なくとも1つ決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記補正処理を実行する補正実行部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正実行部は互いに異なる時間で実行可能な複数の補正処理を実行可能であり、
    前記予測部が前記給紙部の再開時刻を予測できない場合に、前記補正実行部は短い時間で実行可能な補正処理を優先して実行することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 画像データに基づき被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記画像データが記憶されているときに、画像形成部にて画像を形成する被記録媒体を所定の間隔で給紙する給紙部と、
    前記給紙部が、所定の間隔で被記録媒体を給紙しているか否か判断する給紙判断部と、
    前記記憶部に画像データが記憶されているときに、前記給紙判断部が所定の間隔より長い間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していると判断したことに応じて、前記画像形成部が画像形成時の画像品質を向上するための補正処理を実行する補正実行部と、
    前記給紙判断部が所定の間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していないと判断した場合に、前記給紙部が給紙を再開するまでの時刻である再開時刻を予測する予測部と、
    前記予測部が予測した再開時刻までに、前記補正実行部による補正処理を実行することが可能であるか否かを判断する補正可否判断部と、
    を備え、
    前記補正可否判断部が補正処理を実行可能であると判断した場合、前記補正実行部が補正処理を実行し、
    前記補正実行部は互いに異なる時間で実行可能な複数の補正処理を実行可能であり、
    前記予測部が前記給紙部の再開時刻を予測できない場合に、前記補正実行部は短い時間で実行可能な補正処理を優先して実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記補正実行部は、補正処理を複数に分割して実行可能であり、分割単位毎に補正処理を実行することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正実行部による補正処理の実行を判断する補正実行条件が第一の閾値に達したことを検知する第一検知部を備え、
    前記第一検知部が第一の閾値に達したことを検知した場合に、前記給紙判断部が所定の間隔より長い間隔で前記給紙部が被記録媒体を給紙していると判断したことに応じて、前記補正実行部が補正処理を実行することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正実行条件が第二の閾値に達したことを検知する第二検知部を備え、
    前記第二検知部が第二の閾値に達したことを検知したことに応じて、前記給紙判断部の判断に関わらず前記補正実行部が補正処理を実行することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記補正実行部は、前記画像形成部が画像形成時の画像の濃度品質を向上するための濃度補正処理と、前記画像形成部が画像形成時の画像を形成する位置品質を向上するための位置ずれ補正処理と、を補正処理として実行可能であり、
    前記補正実行部は、濃度補正処理を位置ずれ補正処理に対して優先して行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記補正実行部により補正処理が実行された後、前記画像形成部が前記記憶部に記憶されている前記複数の画像データから構成される同一ジョブの最終頁の画像データに基づき画像形成を実行したことに応じて、前記補正実行部が補正処理を行ったことにより作成された補正値を更新することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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