JP5276401B2 - カード昇降装置およびカード発行回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カードが積層されて収納されるカード収納部内のカードを昇降させるカード昇降装置およびこのカード昇降装置を備えるカード発行回収装置に関する。
従来から、カセット(カートリッジ)内に積層されて収納されたカードを発行するカード発行装置が知られている。この種のカード発行装置は、カセット内に積層されたカードを昇降させる昇降装置を備えている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の昇降装置は、カードが載置されるリフト用のフレームと、このフレームを昇降させるための細長いラックと、ラックに噛み合うピニオンと、ピニオンを回転駆動するためのモータとを備えている。この昇降装置では、ラックの一端がリフト用のフレームに固定されており、リフト用のフレームの上方に配置されるピニオンの回転に伴って、フレームとともにフレームに載置されたカードが昇降する。
特開2001−118137号公報
上述のように、特許文献1に記載の昇降装置では、ラックとピニオンとによって、カードの昇降が行われている。そのため、ピニオンを回転駆動するためのモータ等の駆動機構が必要となり、装置の構成が複雑になる。また、特許文献1に記載の昇降装置では、カードを発行するたびにモータを起動し、ピニオンを回転させてカードを上昇させる必要がある。そのため、昇降装置の制御が煩雑となる。
そこで、本発明の課題は、簡易な構成でカードを適切に昇降させることが可能なカード昇降装置およびこのカード昇降装置を備えるカード発行回収装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のカード昇降装置は、カードが積層されて収納されるカード収納部と、カード収納部に収納されるカードを昇降させる昇降機構とを備え、昇降機構は、カード収納部に収納されるカードが載置される載置台と、載置台を上方向へ付勢する引張りコイルバネとを備え、引張りコイルバネの一端は、載置台に取り付けられ、引張りコイルバネの他端は、上下方向に移動可能なバネ端固定部材に取り付けられ、引張りコイルバネのバネ定数は、カードの単位厚さ当たりの重量と略等しくなっており、昇降機構は、さらに、上下方向におけるバネ端固定部材の位置を保持するための保持機構と、保持機構によるバネ端固定部材の保持状態を解除する解除機構とを備え、保持機構は、複数のラック歯を有し上下方向を長手方向として配置されるラックと、バネ端固定部材に相対移動可能な状態で取り付けられるとともにラック歯と係合する係合爪が形成されるラッチレバーと、係合爪をラック歯に向かって付勢する係合爪付勢部材とを備え、解除機構は、上下方向を軸方向として回動してラック歯と係合爪との係合を解除する方向に係合爪を移動させる解除部材と、駆動源を有し解除部材を回動させる回動機構とを備え、バネ端固定部材には、ラック歯と係合爪との係合を手動で解除するための取手部が形成され、ラッチレバーには、ラック歯と係合爪との係合を手動で解除するための取手部が形成され、バネ端固定部材の取手部とラッチレバーの取手部とが握られると、ラック歯と係合爪との係合が解除されることを特徴とする。
本発明のカード昇降装置では、昇降機構は、カード収納部に収納されるカードが載置される載置台を上方向へ付勢する引張りコイルバネを備え、この引張りコイルバネのバネ定数は、カードの単位厚さ当たりの重量と略等しくなっている。そのため、カード収納部の上端側からカードが取り出されると、取り出されたカードの枚数分だけ引張りコイルバネが縮んで、載置台に載置されたカードが上昇する。また、カード収納部にカードが収納されると、収納されたカードの枚数分だけ引張りコイルバネが伸びて、載置台に載置されたカードが下降する。したがって、カード収納部に収納されたカードのうちの一番上の(最上位の)カードの位置を一定に保つことが可能になる。あるいは、カードを取り出すためのローラ等に一定の圧力で最上位のカードを当接させることが可能になる。その結果、本発明では、引張りコイルバネを用いた簡易な構成で、カードを適切に昇降させることが可能になる。
また、本発明では、引張りコイルバネによって載置台が上方向へ付勢されているため、バネ定数の設定が比較的容易になる。また、引張りコイルバネのストロークを比較的長くすることが可能になり、カード収納部へのカードの収納枚数を増やすことが可能になる。また、本発明では、引張りコイルバネの一端が、載置台に取り付けられ、引張りコイルバネの他端が、上下方向に移動可能なバネ端固定部材に取り付けられているため、引張りコイルバネの他端の位置を任意に変えることが可能になる。したがって、引張りコイルバネの一端が取り付けられる載置台の位置を任意に変えることが可能になり、載置台に載置される最上位のカードの位置を任意に設定することが可能になる。その結果、カード収納部の上端側にカードの収納スペースを形成して、カード収納部にカードを収納することが可能になる。さらに、本発明では、昇降機構は、上下方向におけるバネ端固定部材の位置を保持するための保持機構と、保持機構によるバネ端固定部材の保持状態を解除する解除機構とを備えているため、保持機構によって、引張りコイルバネの他端が取り付けられるバネ端固定部材の位置を保持することができる。したがって、引張りコイルバネの一端が取り付けられる載置台に載置される最上位のカードの位置ずれを防止することが可能になる。また、解除機構を作用させて、バネ端固定部材を昇降可能な状態とすることができる。
また、本発明では、保持機構は、複数のラック歯を有し上下方向を長手方向として配置されるラックと、バネ端固定部材に相対移動可能な状態で取り付けられるとともにラック歯と係合する係合爪が形成されるラッチレバーと、係合爪をラック歯に向かって付勢する係合爪付勢部材とを備え、解除機構は、上下方向を軸方向として回動してラック歯と係合爪との係合を解除する方向に係合爪を移動させる解除部材と、解除部材を回動させる回動機構とを備えているため、複数のラック歯によって、上下方向における比較的広い範囲でバネ端固定部材を保持することが可能になる。また、複数のラック歯によって、バネ端固定部材の保持位置を細かく設定することが可能になる。すなわち、載置台に載置される最上位のカードの位置を細かく設定することが可能になる。
本発明において、昇降機構は、引張りコイルバネが吊り下げられる滑車を備えることが好ましい。このように構成すると、引張りコイルバネを上下方向で折り返すことができるため、上下方向でカード昇降装置を小型化することができる。
本発明において、バネ端固定部材は、たとえば、上下方向に所定の間隔をあけた状態で配置される少なくとも2個のプーリに架け渡されたベルトに取り付けられている。また、この場合には、プーリは、歯付きプーリであり、ベルトは、歯付きベルトであることが好ましい。このように構成すると、プーリとベルトとの間のすべりを防止することができるため、バネ端固定部材を精度良く昇降させることができる。
本発明において、カード収納部に収納されるカードのうちの最上位のカードの位置が所定位置にあることを検出するための検出機構を備え、検出機構は、検出機構で検出される最上位のカードとカード収納部の上端との間に所定の隙間が生じるように配置されていることが好ましい。このように構成すると、カード収納部の上端側にカードの適切な収納スペースを形成することが可能になる。また、カード収納部の上端側にカードの収納スペースを精度良く形成することが可能になる。
本発明において、カード収納部の上端側には、カード収納部の上方から落下するカードを一方向に向かって寄せるための板バネが配置されていることが好ましい。このように構成すると、カード収納部の内壁と収納される複数のカードとの間の摩擦抵抗を軽減することが可能となり、カード収納部にカードを適切に収納することが可能になる。
すなわち、カードが、カード収納部の上方からランダムにカード収納部に落下すると、一方側の内壁に接触するカードと他方側の内壁に接触するカードといずれの内壁にも接触しないカードとがランダムに積層される。また、カードの積層枚数が増えるとカード間の摩擦抵抗が大きくなり、それぞれのカードは一方側または他方側にずれにくくなる。そのため、積層されたカードの全体は、カード収納部の一方側の内壁および他方側の内壁の両内壁から外力を受けた状態となり、カード収納部の内壁と収納される複数のカードとの間の摩擦抵抗が大きくなる。これに対して、落下するカードを一方向に向かって寄せるための板バネが配置されている場合には、カード収納部の他方側の内壁にカードが接触しにくくなるため、積層されたカードの全体が両内壁から外力を受けた状態とはなりにくい。したがって、カード収納部の内壁と収納される複数のカードとの間の摩擦抵抗を軽減することが可能となり、カード収納部にカードを適切に収納することが可能になる。
本発明のカード昇降装置は、カード収納部からカードを搬出するとともにカード収納部へカードを搬入するカード搬出搬入装置を備えるカード発行回収装置に用いることができる。このカード発行回収装置では、付勢部材を用いた簡易な構成で、カードを適切に昇降させることが可能になる。
以上のように、本発明のカード昇降装置およびカード発行回収装置では、付勢部材を用いた簡易な構成で、カードを適切に昇降させることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[カード発行回収装置の概略構成]
図1は、本発明の実施の形態にかかるカード発行回収装置1を示す斜視図である。図2は、図1に示すカード発行回収装置1の正面図である。図3は、図1に示すカード発行回収装置1の背面図である。
なお、以下の説明では、図1〜図3のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「前」側または「手前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側または「奥」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。
本形態のカード発行回収装置1は、カード2が積層されて収納されるカード収納部としてのカートリッジ3からカード2を発行するカード発行機能と、発行されたカード2を再利用するためにカード2をカートリッジ3に回収するカード回収機能とを備えている。
このカード発行回収装置1は、図1〜図3に示すように、カード2に記録された情報の再生および/またはカード2への情報の記録を行うカードリーダ4と、カートリッジ3に収納されたカード2をカードリーダ4に向けて搬出するとともにカードリーダ4からカートリッジ3に向けてカード2を搬入するカード搬出搬入装置5と、カートリッジ3に収納されたカード2を昇降させるカード昇降装置6とを備えている。カード昇降装置6は、カード搬出搬入装置5の下方に配置され、カードリーダ4は、カード搬出搬入装置5の左方に配置されている。
また、本形態のカード発行回収装置1は、不要、使用済みあるいはエラー等となったカード2を回収するためのリジェクトカード回収部7と、リジェクトカード回収部7にカード2を回収するための搬送路切替装置8とを備えている。搬送路切替装置8は、カードリーダ4とカード搬出搬入装置5との間に配置されている。また、リジェクトカード回収部7は、搬送路切替装置8の下方に配置されている。
カード2は、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードである。このカード2の表面には、たとえば、磁気情報が記録される磁気ストライプが形成されている。また、たとえば、カード2の表面には、ICチップが固定されている。なお、カード2には、通信用のアンテナが内蔵されても良い。また、カード2の表面には、感熱方式によって印字が行われる印字部が形成されても良い。また、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードであっても良いし、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
カードリーダ4は、カード2が挿入、排出されるカード挿入排出部9と、カードリーダ4内でカード2を搬送するためのカード搬送機構とを備えている。また、カードリーダ4は、磁気ヘッド、IC接点および/または通信用アンテナ等の情報の記録や再生を行うための記録再生手段を備えている。
リジェクトカード回収部7は、上端側が開口する箱状に形成されている。搬送路切替装置8は、カードリーダ4から排出されるカード2がカード搬出搬入装置5へ向かうように、または、リジェクトカード回収部7へ向かうように、搬送路を切り替える搬送路の切替手段を備えている。
[カード昇降装置の構成]
図4は、図1に示すカード昇降装置6の主要部を右手前側の下方から示す斜視図である。図5は、図1に示すカード昇降装置6の主要部を右奥側の上方から示す斜視図である。図6は、図1に示すカード昇降装置6の主要部を左奥側の上方から示す斜視図である。図7は、図1に示すカード昇降装置6の一部を左側から示す側面図である。図8は、図4に示すカートリッジ3を保持するカートリッジ保持機構53を含めたカード昇降装置6の一部を右奥側の上方から示す斜視図である。図9は、図4に示すカートリッジ3を取り外すときのカード昇降装置6の一部を右奥側の上方から示す斜視図である。
カード昇降装置6は、カートリッジ3と、カートリッジ3に収納されるカード2を昇降させる昇降機構11と、カートリッジ3を定位置で保持するためのカートリッジ保持機構53(図8、図9参照)とを備えている。
(カートリッジの構成)
カートリッジ3は、略角筒状に形成されており、その上端および下端は開口している。また、カートリッジ3の奥側面の左右方向の中間位置には、昇降機構11を構成する後述の載置台12の一部が通過する通過溝3aが上端から下端まで形成されている。カートリッジ3の下端の内周側には、収納されたカード2を保持するための縁部3bが形成されており、カード2は、カートリッジ3の上端からカートリッジ3内に収納される。また、カートリッジ3の手前側面には、取手部3cが形成されている。
本形態のカートリッジ3は、カード昇降装置6の本体フレーム10(図1参照)に対して着脱可能となっている。具体的には、図8、図9に示すように、カートリッジ3は、本体フレーム10に回動可能に支持されるカートリッジ支持台91に載置された状態で、上端側に配置されるカートリッジ保持機構53によって保持されており、カートリッジ保持機構53を解放状態とすることで、本体フレーム10からカートリッジ3を取り外すことが可能となっている。
カートリッジ支持台91は、その下端側を支点として左右方向を軸方向とする回動が可能となるように、本体フレーム10に支持されている。図9に示すように、カートリッジ支持台91がその下端側を支点にして手前側に傾くと、本体フレーム10からのカートリッジ3の取り外しが可能となる。また、カートリッジ3が載置されるカートリッジ支持台91の載置面には、図8に示すように、後述の載置台12が通過可能な開口部91aが形成されている。
(昇降機構の構成)
図10は、図4に示す昇降機構11の一部を示す斜視図である。図11(A)は、図5に示す掛け具30を奥側から示す図、図11(B)は、図5に示す掛け具30を左側から示す図である。図12は、図4に示す保持機構20の主要部の拡大図である。図13は、図4に示す保持機構20および解除機構21を底面側から示す図である。図14は、図7のE部の拡大図である。図15は、図7のE部を左手前側の上方から示す拡大斜視図である。
昇降機構11は、カートリッジ3に収納されるカード2が載置される載置台12と、載置台12を上方向に付勢する付勢部材としての引張りコイルバネ13とを備えている。図10(B)に示すように、引張りコイルバネ13の一端は、載置台12に取り付けられている。また、引張りコイルバネ13は、カード昇降装置6の上端側に配置される滑車(具体的には、プーリ)14に吊り下げられている。
引張りコイルバネ13の他端は、図4に示すように、バネ端固定部材としての昇降部材15に取り付けられている。昇降部材15は、カード昇降装置6の上端側に配置されるプーリ16とカード昇降装置6の下端側に配置されるプーリ17とに架け渡されたベルト18に固定されており、昇降可能となっている。上述のように、引張りコイルバネ13の一端は載置台12に取り付けられ、引張りコイルバネ13の他端は昇降部材15に取り付けられているため、ベルト18が回転して、昇降部材15が昇降すると、載置台12は昇降部材15と上下逆方向に昇降する。
また、昇降機構11は、上端側に配置されるプーリ16を駆動するための駆動機構19と、上下方向における昇降部材15の位置を保持するための保持機構20と、保持機構20による昇降部材15の保持状態を解除して昇降部材15の昇降を可能とするための解除機構21とを備えている。
さらに、昇降機構11は、載置台12が下限にあること(すなわち、カートリッジ3内のカード2が満杯になったこと)を検出するためのセンサ22(図5参照)と、昇降部材15が下限にあることを検出するためのセンサ23(図5参照)と、カートリッジ3内に積層されるカード2のうちの最上位(一番上)のカード2が所定位置にあることを検出するための検出機構としてのセンサ24、25(図7参照)とを備えている。
載置台12は、図10に示すように、上下方向を軸方向として本体フレーム10に固定されたガイド軸27に沿って上下方向に移動可能となっており、載置されたカード2をカートリッジ3内で昇降させる。載置台12には、ガイド軸27に係合して載置台12を上下方向に案内するための複数のガイドローラ28が回動可能に取り付けられている。
この載置台12は、図10(A)に示すように、カートリッジ3の内部に配置される載置部12aと、カートリッジ3の外部に配置されガイドローラ28が取り付けられるローラ取付部12bと、載置部12aとローラ取付部12bとを繋ぐ接続部12cとから構成されている。接続部12cは、カートリッジ3の通過溝3aを通過するように配置されている。ローラ取付部12bの下端には、センサ22とともに載置台12が下限にあることを検出するための検出部12dが形成されている。また、引張りコイルバネ13の一端は、ローラ取付部12bに取り付けられている。
引張りコイルバネ13は、そのバネ定数がカード2の単位厚さ当たりの重量と略等しくなるように形成されている。
滑車14は、プーリ16が固定される回転軸29に軸受(図示省略)を介して回動可能に支持されている。プーリ16、17は、外周面に複数の歯が形成された歯付きプーリである。また、下端側に配置されるプーリ17は、ベルト18に所定の張力を与えるためのテンションプーリである。ベルト18は、内周面に複数の歯が形成された歯付きベルトである。このベルト18には、載置台12を強制的に下降させるための掛け具30が固定されている。具体的には、図5、図6に示すように、掛け具30が載置台12よりも上側に配置されるように、掛け具30がベルト18に固定されている。
掛け具30の上端側には、図11に示すように、載置台12のローラ取付部12bの上端に係合する爪部30aが2個形成されている。また、掛け具30の下端側は、ベルト18が固定されるベルト固定部30bとなっている。
駆動機構19は、モータ31と、モータ31の出力軸に固定されたプーリ32と、回転軸29の奥端に固定されたプーリ33と、プーリ32、33に架け渡されたベルト34とを備えている。本形態では、モータ31が駆動すると、ベルト18に動力が伝達され、ベルト18に固定された昇降部材15および掛け具30が昇降する。
昇降部材15は、上下方向を長手方向として本体フレーム10に固定された細長いガイド板36に沿って上下方向に移動可能となっている。昇降部材15には、ガイド板36の両側面に係合して昇降部材15を上下方向に案内するための複数のガイドローラ37が回動可能に取り付けられている。また、昇降部材15の下端側には、センサ23とともに昇降部材15が下限にあることを検出するための検出板38が取り付けられている。さらに、昇降部材15には、手前側に向かって突出する取手部15aが形成されており、この取手部15aには、後述のネジリコイルバネ41の一端側が係合している(図12参照)。
保持機構20は、図12に示すように、複数のラック歯39aが形成された細長い板状のラック39と、ラック歯39aに係合する係合爪40aが形成されたラッチレバー40とを備えている。ラック39は、上下方向を長手方向としてガイド板36に固定されている。ラッチレバー40は、昇降部材15に回動可能に取り付けられている。具体的には、図12、図13に示すように、ラッチレバー40は、左右方向を軸方向として昇降部材15に固定された固定軸42に回動可能に支持されている。
また、ラッチレバー40は、固定軸42に保持されるネジリコイルバネ41によって、昇降部材15に対して、ラック歯39aと係合爪40aとが係合する方向に付勢されている。具体的には、ネジリコイルバネ41の一端側は昇降部材15の取手部15aに下側から係合し、ネジリコイルバネ41の他端側は固定軸42の奥側でラッチレバー40に下側から係合しており、ラッチレバー40は、図12の反時計方向に付勢されている。本形態では、ラック歯39aと係合爪40aとが係合することで、上下方向における昇降部材15の位置が保持される。なお、本形態のネジリコイルバネ41は、ラック歯39aに向けて係合爪40aを付勢する係合爪付勢部材である。
ラッチレバー40には、ラック歯39aと係合爪40aとの係合を解除するための突起部40bが形成されている。また、ラッチレバー40には、手前側に向かって突出する取手部40cが形成されている。この取手部40cは、昇降部材15の取手部15aと上下方向で重なるように配置されている。
解除機構21は、突起部40bに当接してラック歯39aと係合爪40aとの係合を解除する方向へ係合爪40aを移動させる解除部材44を備えている。解除部材44は、上下方向を軸方向として本体フレーム10に回動可能に支持される回動軸45に固定されている。また、回動軸45には、図4に示すように、回動軸45とともに解除部材44を回動させる回動機構46が連結されている。
解除部材44は、上下方向を長手方向とする細長い板状に形成されている。この解除部材44には、図13に示すように、突起部40bに当接する当接部44aが形成されている。当接部44aは、昇降部材15に取り付けられるラッチレバー40が上下方向のどの位置にあっても、突起部40bに当接するように、上下方向に長い長尺状に形成されている。
回動機構46は、回動軸45の下端側に連結されている。この回動機構46は、図13に示すように、駆動源となるソレノイド47と、レバー部材49、50と、連結板51とを備えている。レバー部材49は、略L形状に形成されており、その中心部を支点として回動可能となっている。このレバー部材49の一端は、ソレノイド47のプランジャーに回動可能に取り付けられている。レバー部材50は、直線状に形成されており、その一端は、レバー部材49の他端に回動可能に取り付けられている。連結板51は、回動軸45の下端側に固定されている。この連結板51には、レバー部材50の他端が回動可能に取り付けられている。
本形態では、ソレノイド47が駆動すると、上下方向を軸方向として解除部材44が回動する。解除部材44が回動すると、当接部44aに当接する突起部40bが当接部44aに押されるため、ラッチレバー40は、図12に示すように、ネジリコイルバネ41の付勢力に抗して、図12の時計方向に回動する。ラッチレバー40が回動すると、図12の二点鎖線で示すように、ラック歯39aと係合爪40aとの係合が解除されて、昇降部材15の昇降が可能になる。
なお、ユーザが取手部15a、40cを上下方向から握れば、ラッチレバー40は、ネジリコイルバネ41の付勢力に抗して、ラック歯39aと係合爪40aとの係合が解除される方向(すなわち、図12の時計方向)に回動する。すなわち、本形態では、手動でもラック歯39aと係合爪40aとの係合を解除することが可能になっている。
センサ22、23は、図5に示すように、カード昇降装置6の下端側に配置されている。センサ22は、発光素子と受光素子とが対向配置された透過型の光学センサであり、載置台12の検出部12dが発光素子と受光素子との間を遮ると、載置台12が下限にあることが検出される。センサ23は、センサ22と同様に、透過型の光学センサであり、検出板38が発光素子と受光素子との間を遮ると、昇降部材15が下限にあることが検出される。
センサ24、25は、発光素子と受光素子とが隣接配置された反射型の光学センサである。このセンサ24、25は、図14に示すように、上下方向に所定の間隔をあけた状態で、カード昇降装置6の上端側に配置されている。また、センサ24、25は、発光素子からの光がカートリッジ3の通過溝3aを通過するように配置されている。
本形態では、カードリーダ4からカートリッジ3内にカード2を搬入する際に、センサ24、25を利用して、上下方向におけるセンサ24とセンサ25との間にカートリッジ3内の最上位のカード2を配置する。すなわち、上側に配置されるセンサ24がカード2を検出せず、かつ、下側に配置されるセンサ25がカード2を検出するように、昇降部材15を昇降させ、載置台12を昇降させる。本形態では、図14に示すように、上下方向におけるセンサ24とセンサ25との間に配置された最上位のカード2とカートリッジ3の上端との間には所定の隙間が形成されている。この隙間は、カートリッジ3内にカード2を収納するための収納空間となる。
本体フレーム10の上端側には、図14、図15に示すように、板バネ48が固定されている。具体的には、板バネ48の一部がカートリッジ3の通過溝3aからカートリッジ3の内部に入り込むように、本体フレーム10に板バネ48が固定されている。より具体的には、センサ24、25の設置位置から上方に向かって狭い範囲で板バネ48の一部がカートリッジ3の内部に入り込むように、板バネ48が固定されている。この板バネ48は、カード2の搬入時にカートリッジ3の上方からカートリッジ3内に落下するカード2に接触して、落下するカード2をカートリッジ3の手前側に寄せる機能を果たしている。
本形態では、板バネ48のバネ力は、積層されるカード2の間の摩擦抵抗に抗して、板バネ48に接触するカード2を手前側に寄せることが可能となるように設定されている。また、板バネ48のバネ力は、落下するカード2の奥端が板バネ48に接触してもカード2の落下が妨げられないように設定されている。
以上のように構成されたカード昇降装置6では、カートリッジ3内からカードリーダ4に向けてカード2を搬出する際には、カード搬出搬入装置5を構成する後述の支持ローラ64、65(図20参照)にカートリッジ3内の最上位のカード2が所定の接触力で当接するように、載置台12が上昇する。すなわち、ソレノイド47を駆動して、昇降部材15の昇降動作が可能な状態とした後に、モータ31を起動する。モータ31が起動すると、昇降部材15が下降して、載置台12が上昇する。
また、カードリーダ4からカートリッジ3内にカード2を搬入する際には、カートリッジ3内の最上位のカード2がセンサ24とセンサ25との間に配置されて、カートリッジ3内にカード2の収納空間が形成されるように、載置台12が下降する。すなわち、ソレノイド47を駆動して、昇降部材15の昇降動作が可能な状態とした後に、モータ31を起動する。モータ31が起動すると、昇降部材15が上昇して、載置台12が下降する。
支持ローラ64、65にカートリッジ3内の最上位のカード2が所定の接触力で当接するように昇降部材15が下降した後、あるいは、カートリッジ3内にカード2の収納空間が形成されるように昇降部材15が上昇した後には、保持機構20が作用して、昇降部材15の位置が保持される。
また、本形態では、本体フレーム10からカートリッジ3を取り外す際には、載置台12の載置部12aがカートリッジ3の中から抜けて、カートリッジ3の下方に配置されるように、載置台12を強制的に下降させる。具体的には、ソレノイド47を駆動して、昇降部材15の昇降動作が可能な状態とした後に、モータ31を起動して、掛け具30を下降させ、掛け具30とともに載置台12を強制的に下降させる。
ここで、本形態の引張りコイルバネ13のバネ定数は、上述のように、カード2の単位厚さ当たりの重量と略等しくなっている。そのため、カード2の搬出時には、カートリッジ3から搬出されたカード2の枚数分だけ引張りコイルバネ13が縮んで、載置台12とともにカード2が上昇する。したがって、昇降部材15の位置を変えなくても、カートリッジ3内の最上位のカード2は支持ローラ64、65に常にほぼ一定の接触力で当接する。また、カード2の搬入時には、カートリッジ3内に搬入されたカード2の枚数分だけ引張りコイルバネ13が伸びて、載置台12とともにカード2が下降する。したがって、昇降部材15の位置を変えなくても、最上位のカード2の位置は、常にセンサ24とセンサ25との間になる。
(カートリッジ保持機構の構成)
図16は、図8に示すカートリッジ保持機構53がカートリッジ3を保持している状態を示す図である。図17は、図8に示すカートリッジ保持機構53がカートリッジ3を解放している状態を示す図である。
カートリッジ保持機構53は、図8および図16等に示すように、本体フレーム10にセットされたカートリッジ3の上端側を保持するロックレバー54を備えている。ロックレバー54は、奥端側に配置される固定軸55に回動可能に支持されている。固定軸55は、左右方向を軸方向として、本体フレーム10に固定されている。本形態では、図16に示すように、ロックレバー54がカートリッジ3の手前側に係合している状態が、カートリッジ保持機構53によるカートリッジ3の保持状態である。また、この保持状態からロックレバー54が図16の時計方向に回動すると、本体フレーム10からのカートリッジ3の取り外しが可能な解放状態となる(図17参照)。
また、カートリッジ保持機構53は、載置台12の載置部12aがカートリッジ3の内部に配置されているカード昇降装置6の動作状態で、本体フレーム10からカートリッジ3が取り外されないようにするために、ロックレバー54に係合してロックレバー54の誤動作を防止する誤動作防止レバー56を備えている。さらに、カートリッジ保持機構53は、ロックレバー54と誤動作防止レバー56とが係合する方向にロックレバー54および誤動作防止レバー56を付勢する引張りコイルバネ57と、ロックレバー54と誤動作防止レバー56との係合状態が解除されていることを検出するためのセンサ58とを備えている。
ロックレバー54は、手前端に配置される取手部54aと、取手部54aの右端から奥側に向かって形成される右側面部54bと、取手部54aの左端から奥側に向かって形成される左側面部54cを備えている。右側面部54bの奥端および左側面部54cの奥端側に、固定軸55が挿通されている。取手部54aの奥端には、カートリッジ3の上方への抜けを防止する抜け防止片54dが形成されている。右側面部54bには、誤動作防止レバー56に形成される後述の係合凸部56aが係合する係合凹部54eが奥側に向かって窪むように形成されている。また、右側面部54bには、引張りコイルバネ57の一端が取り付けられている。
誤動作防止レバー56は、左右方向を軸方向として本体フレーム10に固定される固定軸59に回動可能に支持されている。誤動作防止レバー56は、ロックレバー54の係合凹部54eに係合する係合凸部56aと、センサ58とともにロックレバー54と誤動作防止レバー56との係合状態が解除されていることを検出するための検出部56bと、昇降部材15に取り付けられたラッチレバー40が上端側まで上昇したときにラッチレバー40の上端が当接する当接部56cとを備えている。
係合凸部56aは、誤動作防止レバー56の上端側に形成されている。検出部56bおよび当接部56cは、奥側に向かって突出するように形成されている。検出部56bの手前端部分には、固定軸59が挿通される貫通孔が形成されている。また、この貫通孔の上方に引張りコイルバネ57の他端が取り付けられている。
センサ58は、発光素子と受光素子とが対向配置された透過型の光学センサであり、誤動作防止レバー56の検出部56bが発光素子と受光素子との間を遮ると、係合凹部54eと係合凸部56aとの係合が解除されていることが検出される。なお、本形態では、検出部56bが発光素子と受光素子との間を遮っている状態では、載置台12の載置部12aはカートリッジ3の中から抜けて、カートリッジ3の下方に配置されている。すなわち、センサ58は、載置部12aがカートリッジ3から退避していることを検出する機能を果たしている。
以上のように構成されたカートリッジ保持機構53では、カード昇降装置6の上端側に配置されるロックレバー54がカートリッジ3に手前側に係合することで、カートリッジ支持台91に載置されたカートリッジ3が定位置で保持される。この保持状態では、図16に示すように、係合凹部54eと係合凸部56aとが係合している。そのため、ユーザがロックレバー54の取手部54aを掴んで上側に持ち上げようとしても、ロックレバー54を時計方向へ回動させることはできず、取手部54aは持ち上がらない。すなわち、この保持状態では、本体フレーム10からのカートリッジ3の取り外しが可能となる方向へロックレバー54を回動させることはできない。なお、この保持状態では、誤動作防止レバー56の検出部56bは、センサ58の発光素子と受光素子との間から外れている。
本体フレーム10からカートリッジ3を取り外す際には、上述のように、載置台12の載置部12aがカートリッジ3の中から抜けて、カートリッジ3の下方に配置されるように、掛け具30を下降させて、載置台12を強制的に下降させる。載置台12が下降すると、昇降部材15とともにラッチレバー40が上昇して、図17に示すように、ラッチレバー40の上端が誤動作防止レバー56の当接部56cに当接する。ラッチレバー40の上端が当接部56cに当接すると、固定軸59を中心として反時計方向に誤動作防止レバー56が回動して、係合凹部54eと係合凸部56aとの係合が解除される。
係合凹部54eと係合凸部56aとの係合が解除されると、固定軸55を中心とした時計方向へのロックレバー54の回動が可能となり、ユーザが取手部54aを掴んで上側に持ち上げると、ロックレバー54が時計方向に回動して、ロックレバー54がカートリッジ3の手前側から外れる。ロックレバー54がカートリッジ3の手前側から外れると、本体フレーム10からカートリッジ3を取り外すことが可能な解放状態となる。なお、この解放状態では、検出部56bは、センサ58の発光素子と受光素子との間を遮っている。
この解放状態で、ユーザがカートリッジ3の取手部3cを掴んで手前側に引くと、カートリッジ3が載置されたカートリッジ支持台91がその下端側を回動中心として手前側に傾き、本体フレーム10からカートリッジ3を斜め上方へ引抜くことが可能になる。
[カード搬出搬入装置の構成]
図18は、図1に示すカード搬出搬入装置5の要部の斜視図である。図19は、図1に示すカード搬出搬入装置5の要部の平面図である。図20は、図19のF−F方向からカード搬出搬入装置5の要部の概略構成を示す正面図である。なお、以下の説明では、図13における時計方向を時計方向、反時計方向を反時計方向とする。
カード搬出搬入装置5は、カード2に当接してカード2を搬送する搬送ローラ61と、搬送ローラ61に対向配置される対向ローラ62と、カード2の搬出時にカートリッジ3から搬送ローラ61に向けてカード2を送り出す取出ローラ63と、カード2の搬出時にカートリッジ3内の最上位のカード2の上面に当接して最上位のカード2を支持する支持ローラ64、65とを備えている。取出ローラ63および支持ローラ64、65は、カートリッジ3の上方に配置されている。搬送ローラ61および対向ローラ62は、取出ローラ63および支持ローラ64、65の左方に配置されるとともに、カートリッジ3の上方から外れた位置に配置されている。
また、カード搬出搬入装置5は、搬送ローラ61、対向ローラ62および取出ローラ63を回転駆動するモータ66と、モータ66からの動力を搬送ローラ61、対向ローラ62および取出ローラ63へ伝達する動力伝達機構67とを備えている。さらに、カード搬出搬入装置5は、取出ローラ63がホームポジションにあることを検出するためのセンサ68を備えている。
本形態では、搬送ローラ61が時計方向に回転するときに、カートリッジ3に収納されるカード2がカードリーダ4に向けて搬出される。また、搬送ローラ61が反時計方向に回転するときに、カードリーダ4からカートリッジ3に向けてカード2が搬入される。
搬送ローラ61は、カード搬送搬入装置5のフレーム(図示省略)に回転可能に支持される回転軸69に固定されている。対向ローラ62は、回転軸70に固定されている。回転軸70は、支持フレーム71に軸受を介して回転可能に支持されている。支持フレーム71は、回転軸70の左方に配置される回転軸73を回動中心としてカード搬送搬入装置5のフレームに対して回動可能となっている。回転軸73は、カード搬送搬入装置5のフレームに回転可能に支持されている。
支持フレーム71の左端側の下端には、カード搬送搬入装置5のフレームに一端が取り付けられた2個の引張りコイルバネ74の他端が取り付けられており、支持フレーム71は、図20に示すように、回転軸73を中心として、反時計方向に付勢されている。すなわち、対向ローラ62は、搬送ローラ61に向かって下側から付勢されている。なお、本形態の搬送ローラ61および対向ローラ62は、半径が一定の丸ローラである。
取出ローラ63は、カード搬送搬入装置5のフレームに回転可能に支持される回転軸75に固定されている。また、支持ローラ64は、回転軸75に回転可能に支持されている。この支持ローラ64は、半径が一定の丸ローラである。一方、取出ローラ63の外周側は、その回転中心に対して所定の角度範囲で形成される大径部63aと、大径部63aよりも半径の小さな小径部63bとによって構成されている。
大径部63aの半径は、支持ローラ64の半径よりも大きくなっている。また、小径部63bの半径は、支持ローラ64の半径よりも小さくなっている。すなわち、大径部63aの半径は、支持ローラ64に当接する最上位のカード2の上面に大径部63aが接触可能な大きさとなっており、小径部63bの半径は、支持ローラ64に当接する最上位のカード2の上面に小径部63bが接触できない大きさとなっている。
手前側に配置される取出ローラ63には、センサ68とともに取出ローラ63のホームポジションを検出するための検出部63cが手前側に向かって突出するように形成されている。
支持ローラ65は、取出ローラ63の右方に配置されるとともに、支持フレーム76の左端に回転可能に支持されている。支持ローラ65は、半径が一定の丸ローラである。支持フレーム76は、カード搬送搬入装置5のフレームの右端側に固定された固定軸77に回動可能に支持されている。また、支持フレーム76は、図示を省略するバネによって、固定軸77を中心として、反時計方向に付勢されている。すなわち、支持ローラ65は、図13に示すように、カード2の搬出時に最上位のカード2に当接する方向に付勢されている。
動力伝達機構67は、モータ66の出力軸に固定されたプーリ78と、回転軸69の奥端側に固定されたプーリ79と、回転軸73の奥端側に出力側が固定されたトルクリミッタ80と、トルクリミッタ80の入力側に固定されたプーリ81と、回転軸73の中心部に固定されるプーリ82と、回転軸70の中心部に固定されるプーリ83とを備えている。プーリ78、79、81には、ベルト84が架け渡され、プーリ82、83には、ベルト85が架け渡されている。
トルクリミッタ80は、モータ66から対向ローラ62に伝達される動力の大きさに応じてモータ66から対向ローラ62に伝達される動力を断続する。すなわち、トルクリミッタ80は、モータ66からの所定値を超えるトルクを対向ローラ62に伝達せずに、モータ66と対向ローラ62との間でスリップするように構成されている。また、プーリ83は、内部にワンウェイクラッチが内蔵されたワンウェイプーリである。具体的には、プーリ83は、時計方向に空転するように構成されたワンウェイプーリである。
上述のように、プーリ78、79、81には、ベルト84が架け渡され、プーリ82、83には、ベルト85が架け渡されている。そのため、本形態の対向ローラ62は、モータ66の動力によって搬送ローラ61の回転方向と同方向へ回転可能となっている。ただし、上述のように、本形態のプーリ83は、時計方向に空転するように構成されたワンウェイプーリである。そのため、搬送ローラ61が反時計方向に回転するときには、搬送ローラ61に向かって付勢される対向ローラ62は、搬送ローラ61に追従して時計方向に回転する。
また、本形態のトルクリミッタ80は、搬送ローラ61が時計方向に回転する場合において、搬送ローラ61と対向ローラ62との間に1枚のカード2が挟まれているときには、モータ66から対向ローラ62への動力伝達を切断し、搬送ローラ61と対向ローラ62との間に2枚のカード2が挟まれているときには、モータ66から対向ローラ62へ動力を伝達するように構成されている。
したがって、本形態では、搬送ローラ61が時計方向に回転する場合において、搬送ローラ61と対向ローラ62との間に1枚のカード2が挟まれているときには、対向ローラ62は、搬送ローラ61に追従して反時計方向に回転する。一方、搬送ローラ61と対向ローラ62との間に2枚のカード2が挟まれているときには、対向ローラ62にモータ66の動力が伝達され、対向ローラ62は、搬送ローラ61と同じ時計方向に回転する。
また、動力伝達機構67は、回転軸69の中心部に固定される歯車86と、歯車86に噛み合う歯車87と、回転軸75の中心部に固定され歯車87に噛み合う歯車88とを備えている。そのため、取出ローラ63は、モータ66の動力によって搬送ローラ61の回転方向と同方向へ回転する。
センサ68は、発光素子と受光素子とが対向配置された透過型の光学センサであり、取出ローラ63の検出部63cが発光素子と受光素子との間を遮ると、取出ローラ63がホームポジションにあることが検出される。
以上のように構成されたカード搬出搬入装置5では、以下のように、カートリッジ3内からカードリーダ4へのカード2の搬出動作およびカードリーダ4からカートリッジ3内へのカード2の搬入動作が行われる。
カード2を搬出する際には、上述のように、支持ローラ64、65にカートリッジ3内の最上位のカード2が所定の接触力で当接するように、載置台12が上昇する。この状態で、搬送ローラ61および取出ローラ63が時計方向に回転すると、大径部63aが最上位のカード2の上面に当接して、取出ローラ63が搬送ローラ61に向けてカード2を送り出し、カード2は、搬送ローラ61と対向ローラ62との間に挟まれる。このとき、対向ローラ62は、上述のように、搬送ローラ61に追従して反時計方向に回転している。
なお、2枚のカード2が搬送ローラ61と対向ローラ62との間に挟まれると、上述のように、対向ローラ62は、搬送ローラ61と同じ時計方向に回転する。すなわち、対向ローラ62は、カード2を搬入する方向に回転する。そのため、対向ローラ62に接触する上から2枚目のカード2(最上位のカード2の直下のカード2)は、カートリッジ3内に戻される。
さらに、取出ローラ63が時計方向に回転すると、大径部63aが最上位のカード2から離れる。大径部63aから離れたカード2は、搬送ローラ61と対向ローラ62とによって搬出される。また、大径部63aから最上位のカード2が離れると、次の最上位のカード2の上面は、支持ローラ64、65に当接する。この状態で、取出ローラ63が回転しても、支持ローラ64、65に当接する最上位のカード2の上方を小径部63bが通過するため、取出ローラ63は次の最上位のカード2の上面に接触しない。
取出ローラ63が一回転すると、最上位のカード2の右端が搬送ローラ61と対向ローラ62との間から抜けて、カード2の搬出動作が終わる。
カード2を搬入する際には、上述のように、カートリッジ3内の最上位のカード2がセンサ24とセンサ25との間に配置されてカートリッジ3内にカード2の収納空間が形成されるように、載置台12が下降する。この状態で、搬送ローラ61および取出ローラ63が反時計方向に回転すると、搬送ローラ61と対向ローラ62との間にカード2が挟まれて、カード2がカートリッジ3に向けて搬入される。このとき、対向ローラ62は、上述のように、搬送ローラ61に追従して時計方向に回転している。
さらに、搬送ローラ61および対向ローラ62が回転して、カード2が右方向へ搬送されると、搬送ローラ61と対向ローラ62との間からカード2の左端が抜ける。搬送ローラ61と対向ローラ62との間から抜けたカード2は、カートリッジ3内に落下していく。なお、落下していくカード2は、上述のように、板バネ48によって、カートリッジ3の手前側に寄せられる(図14参照)。
[本形態の主な効果]
以上説明したように、本形態では、カートリッジ3内のカード2が載置される載置台12が引張りコイルバネ13で上方向へ付勢されている。また、引張りコイルバネ13のバネ定数は、カード2の単位厚さ当たりの重量と略等しくなっている。そのため、上述のように、カード2の搬出時には、カートリッジ3から搬出されたカード2の枚数分だけ引張りコイルバネ13が縮んで、載置台12とともにカード2が上昇する。したがって、昇降部材15の位置を変えなくても、カートリッジ3内の最上位のカード2は支持ローラ64、65に常にほぼ一定の接触力で当接する。また、カード2の搬入時には、カートリッジ3内に搬入されたカード2の枚数分だけ引張りコイルバネ13が伸びて、載置台12とともにカード2が下降する。したがって、昇降部材15の位置を変えなくても、最上位のカード2の位置は、常にセンサ24とセンサ25との間になる。このように、本形態では、引張りコイルバネ13を用いた簡易な構成で、カード2の搬出時およびカード2の搬入時にカード2を適切に昇降させることができる。
特に本形態では、引張りコイルバネ13によって載置台12を上方向に付勢しているため、板バネ等の他の付勢部材によって載置台12を上方向に付勢する場合と比較してバネ定数の設定が容易になる。また、他の付勢部材によって載置台12を上方向に付勢する場合と比較して、引張りコイルバネ13の場合には、そのストロークを長くすることができるため、カートリッジ3へのカード2の収納枚数を増やすことができる。
本形態では、引張りコイルバネ13は、カード昇降装置6の上端側に配置される滑車14に吊り下げられている。すなわち、引張りコイルバネ13は滑車14によって上下方向で折り返されている。そのため、引張りコイルバネ13のバネ定数を小さくするために引張りコイルバネ13の長さが長くなる場合であっても、上下方向でカード昇降装置6を小型化することができる。
本形態では、引張りコイルバネ13の他端は、昇降部材15に取り付けられている。そのため、引張りコイルバネ13の他端の位置を任意に変えることができ、引張りコイルバネ13の一端が取り付けられる載置台12の位置を任意に変えることができる。したがって、載置台12に載置される最上位のカード2の位置を任意に設定することができ、上述のように、カートリッジ3の上端側にカード2の収納スペースを形成してカートリッジ3にカード2を収納することができる。
本形態では、昇降部材15が固定されるベルト18は歯付きベルトであり、また、ベルト18が架け渡されるプーリ16、17は歯付きプーリである。そのため、プーリ16、17とベルト18との間のすべりを防止することができ、昇降部材15を精度良く昇降させることができる。
本形態では、昇降機構11は、上下方向における昇降部材15の位置を保持するための保持機構20を備えている。そのため、保持機構20によって、引張りコイルバネ13の他端が取り付けられる昇降部材15の位置を保持して、引張りコイルバネ13の一端が取り付けられる載置台12の位置ずれを防止することができる。すなわち、載置台12に載置される最上位のカード2の位置ずれを防止することができる。また、昇降機構11は、保持機構20による昇降部材15の保持状態を解除するための解除機構21を備えているため、保持機構20で保持される昇降部材15を昇降可能な状態とすることができる。
本形態では、互いに係合するラック歯39aおよび係合爪40aによって、上下方向における昇降部材15の位置が保持されている。そのため、複数のラック歯39aによって、上下方向における比較的広い範囲で昇降部材15を保持することが可能になる。また、複数のラック歯39aによって、昇降部材15の保持位置を細かく設定することができる。したがって、載置台12に載置される最上位のカード2の位置を細かく設定することができる。
本形態では、上下方向におけるセンサ24とセンサ25との間に配置された最上位のカード2とカートリッジ3の上端との間には所定の隙間が形成されるように、センサ24、25が配置されている。そのため、センサ24、25での検出結果に基づいてモータ31を駆動させることで、カートリッジ3の上端側にカード2の適切な収納スペースを形成することができる。
本形態では、カートリッジ3の上端側に、カード2の搬入時にカートリッジ3の上方からカートリッジ3内に落下するカード2を手前側に寄せる板バネ48が配置されている。そのため、カートリッジ3の前後方向の内壁と収納される複数のカード2との間の摩擦抵抗を軽減することができ、カートリッジ3にカード2を適切に収納することができる。
すなわち、カード2が、カートリッジ3の上方からランダムにカートリッジ3に落下すると、手前側の内壁に接触するカード2と奥側の内壁に接触するカード2といずれの内壁にも接触しないカード2とがランダムに積層される。また、カード2の積層枚数が増えるとカード2の間の摩擦抵抗が大きくなり、それぞれのカード2は一方側または他方側にずれにくくなる。そのため、積層されたカード2の全体は、カートリッジ3の前後方向の内壁から外力を受けた状態となり、カートリッジ3と収納される複数のカード2との間の摩擦抵抗が大きくなる。これに対して、本形態では、カートリッジ3の奥側の内壁にカード2が接触しにくくなるため、積層されたカード2の全体がカートリッジ3の前後方向の内壁から外力を受けた状態とはなりにくい。したがって、本形態では、カートリッジ3の前後方向の内壁と収納される複数のカード2との間の摩擦抵抗を軽減することができ、カートリッジ3にカード2を適切に収納することができる。
本形態では、カートリッジ保持機構53は、カートリッジ3を定位置で保持するロックレバー54に係合してロックレバー54の誤動作を防止する誤動作防止レバー56を備えている。また、載置台12の載置部12aをカートリッジ3の下方に配置する際に上端側まで上昇するラッチレバー40を利用して、誤動作防止レバー56を回動させ、ロックレバー54と誤動作防止レバー56との係合を解除している。そのため、誤動作防止レバー56を回動させるための機構を別途設ける必要がなくなり、カード昇降装置6の構成を簡素化することができる。
[他の実施の形態]
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、引張りコイルバネ13は、滑車14に吊り下げられている。この他にもたとえば、引張りコイルバネ13が滑車14に吊り下げられずに、昇降部材15が載置台12の上方に配置されても良い。また、上述した形態では、引張りコイルバネ13の他端は、昇降部材15に取り付けられているが、引張りコイルバネ13の他端がベルト18に直接、取り付けられても良い。
なお、カード発行回収装置1がカード2の発行機能のみを有する場合には、引張りコイルバネ13の代わりに、圧縮コイルバネによって載置台12が上方向に付勢されても良い。この場合には、圧縮コイルバネは載置台12の下側に配置される。また、この場合には、圧縮コイルバネのバネ定数は、カード2の単位厚さ当たりの重量と略等しく設定される。また、圧縮コイルバネに代えて、他のバネや弾性部材等によって載置台12を上方向へ付勢することも可能である。
本発明の実施の形態にかかるカード発行回収装置を示す斜視図である。 図1に示すカード発行回収装置の正面図である。 図1に示すカード発行回収装置の背面図である。 図1に示すカード昇降装置の主要部を右手前側の下方から示す斜視図である。 図1に示すカード昇降装置の主要部を右奥側の上方から示す斜視図である。 図1に示すカード昇降装置の主要部を左奥側の上方から示す斜視図である。 図1に示すカード昇降装置の一部を左側から示す側面図である。 図4に示すカートリッジを保持するカートリッジ保持機構を含めたカード昇降装置の一部を右奥側の上方から示す斜視図である。 図4に示すカートリッジを取り外すときのカード昇降装置の一部を右奥側の上方から示す斜視図である。 図4に示す昇降機構の一部を示す斜視図である。 (A)は、図5に示す掛け具を奥側から示す図、(B)は、図5に示す掛け具を左側から示す図である。 図4に示す保持機構の主要部の拡大図である。 図4に示す保持機構および解除機構を底面側から示す図である。 図7のE部の拡大図である。 図7のE部を左手前側の上方から示す拡大斜視図である。 図8に示すカートリッジ保持機構がカートリッジを保持している状態を示す図である。 図8に示すカートリッジ保持機構がカートリッジを解放している状態を示す図である。 図1に示すカード搬出搬入装置の要部の斜視図である。 図1に示すカード搬出搬入装置の要部の平面図である。 図19のF−F方向からカード搬出搬入装置の要部の概略構成を示す正面図である。
符号の説明
1 カード発行回収装置
2 カード
3 カートリッジ(カード収納部)
6 カード昇降装置
5 カード搬出搬入装置
11 昇降機構
12 載置台
13 引張りコイルバネ(付勢部材)
14 滑車
15 昇降部材(バネ端固定部材)
16、17 プーリ(歯付きプーリ)
18 ベルト(歯付きベルト)
20 保持機構
21 解除機構
24、25 センサ(検出機構)
39 ラック
39a ラック歯
40a 係合爪
41 ネジリコイルバネ(係合爪付勢部材)
44 解除部材
46 回動機構
48 板バネ

Claims (7)

  1. カードが積層されて収納されるカード収納部と、前記カード収納部に収納される前記カードを昇降させる昇降機構とを備え、
    前記昇降機構は、前記カード収納部に収納される前記カードが載置される載置台と、前記載置台を上方向へ付勢する引張りコイルバネとを備え、
    前記引張りコイルバネの一端は、前記載置台に取り付けられ、
    前記引張りコイルバネの他端は、上下方向に移動可能なバネ端固定部材に取り付けられ、
    前記引張りコイルバネのバネ定数は、前記カードの単位厚さ当たりの重量と略等しくなっており、
    前記昇降機構は、さらに、上下方向における前記バネ端固定部材の位置を保持するための保持機構と、前記保持機構による前記バネ端固定部材の保持状態を解除する解除機構とを備え、
    前記保持機構は、複数のラック歯を有し上下方向を長手方向として配置されるラックと、前記バネ端固定部材に相対移動可能な状態で取り付けられるとともに前記ラック歯と係合する係合爪が形成されるラッチレバーと、前記係合爪を前記ラック歯に向かって付勢する係合爪付勢部材とを備え、
    前記解除機構は、上下方向を軸方向として回動して前記ラック歯と前記係合爪との係合を解除する方向に前記係合爪を移動させる解除部材と、駆動源を有し前記解除部材を回動させる回動機構とを備え、
    前記バネ端固定部材には、前記ラック歯と前記係合爪との係合を手動で解除するための取手部が形成され、
    前記ラッチレバーには、前記ラック歯と前記係合爪との係合を手動で解除するための取手部が形成され、
    前記バネ端固定部材の前記取手部と前記ラッチレバーの前記取手部とが握られると、前記ラック歯と前記係合爪との係合が解除されることを特徴とするカード昇降装置。
  2. 前記昇降機構は、前記引張りコイルバネが吊り下げられる滑車を備えることを特徴とする請求項1記載のカード昇降装置。
  3. 前記バネ端固定部材は、上下方向に所定の間隔をあけた状態で配置される少なくとも2個のプーリに架け渡されたベルトに取り付けられていることを特徴とする請求項1または2記載のカード昇降装置。
  4. 前記プーリは、歯付きプーリであり、前記ベルトは、歯付きベルトであることを特徴とする請求項3記載のカード昇降装置。
  5. 前記カード収納部に収納される前記カードのうちの最上位のカードが所定位置にあることを検出するための検出機構を備え、
    前記検出機構は、前記検出機構で検出される前記最上位のカードと前記カード収納部の上端との間に所定の隙間が生じるように配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカード昇降装置。
  6. 前記カード収納部の上端側には、前記カード収納部の上方から落下する前記カードを一方向に向かって寄せるための板バネが配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のカード昇降装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のカード昇降装置と、前記カード収納部から前記カードを搬出するとともに前記カード収納部へ前記カードを搬入するカード搬出搬入装置とを備えることを特徴とするカード発行回収装置。
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