JPH10129857A - 発券機用のカードスタッカ - Google Patents
発券機用のカードスタッカInfo
- Publication number
- JPH10129857A JPH10129857A JP28950796A JP28950796A JPH10129857A JP H10129857 A JPH10129857 A JP H10129857A JP 28950796 A JP28950796 A JP 28950796A JP 28950796 A JP28950796 A JP 28950796A JP H10129857 A JPH10129857 A JP H10129857A
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- JP
- Japan
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- card
- case
- stacker
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スタッカのカード収納ケース内に積み上げ収納
したカードとケース側壁との擦れ合いによる摩擦を小さ
くしてカードの搬出トラブルを防ぐ。 【解決手段】カード発行機に搭載してカードを積み上げ
収納し、指令に基づくカード搬出機構の操作で最上位か
らカードを1枚ずつ払出す発券機用のカードスタッカ
で、カードスタッカ1が、上面開放形の収納ケース7
と、ケース内に積み上げたカード2をばね付勢で底部側
から押し上げるカード押上げステージ8aと、ケース上
端部に設置してカードを収納位置に係止保持する爪式カ
ードストッパ9を備え、上面開口部からケース内にカー
ドを押し込み装填して積み上げ収納するようにしたもの
において、収納ケースの入口断面積をカードの外形サイ
ズに対応して定め、その上面開口部から底部に向けて断
面が拡大するようにテーパを付した台形状ケースとして
カード/ケース側壁間の擦れ合いによる摩擦を小さく抑
える。
したカードとケース側壁との擦れ合いによる摩擦を小さ
くしてカードの搬出トラブルを防ぐ。 【解決手段】カード発行機に搭載してカードを積み上げ
収納し、指令に基づくカード搬出機構の操作で最上位か
らカードを1枚ずつ払出す発券機用のカードスタッカ
で、カードスタッカ1が、上面開放形の収納ケース7
と、ケース内に積み上げたカード2をばね付勢で底部側
から押し上げるカード押上げステージ8aと、ケース上
端部に設置してカードを収納位置に係止保持する爪式カ
ードストッパ9を備え、上面開口部からケース内にカー
ドを押し込み装填して積み上げ収納するようにしたもの
において、収納ケースの入口断面積をカードの外形サイ
ズに対応して定め、その上面開口部から底部に向けて断
面が拡大するようにテーパを付した台形状ケースとして
カード/ケース側壁間の擦れ合いによる摩擦を小さく抑
える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキー状のリフト
自動改札などを対象としたレジャー施設の自動ゲートシ
ステムに適用するカード発券機に搭載したカードスタッ
カに関する。
自動改札などを対象としたレジャー施設の自動ゲートシ
ステムに適用するカード発券機に搭載したカードスタッ
カに関する。
【0002】
【従来の技術】最近になり、カード応用システムの一例
として、スキー場でのリフト利用者に対し、チケット
(1回券,回数券,1日券)の代わりにリフトパス券と
してデーカ書換えが可能な耐候性の磁気カード,もしく
はICカード(一種のプリペートカード)を代金,預か
り金と引換えにスキー場内のカード発行機で発行し、こ
のカードでリフトのゲートを通過し、また利用者が退場
する際にはカードを場内のカード回収機に返却して預か
り金を受け取るようにしたスキー場向けのゲートシステ
ムが開発され、かつ本発明と同一出願人より特開平8−
106561号として提案されており、その全体のシス
テム,およびカード発行機,カード回収機などの詳細な
構造が前記公開公報に開示されている。
として、スキー場でのリフト利用者に対し、チケット
(1回券,回数券,1日券)の代わりにリフトパス券と
してデーカ書換えが可能な耐候性の磁気カード,もしく
はICカード(一種のプリペートカード)を代金,預か
り金と引換えにスキー場内のカード発行機で発行し、こ
のカードでリフトのゲートを通過し、また利用者が退場
する際にはカードを場内のカード回収機に返却して預か
り金を受け取るようにしたスキー場向けのゲートシステ
ムが開発され、かつ本発明と同一出願人より特開平8−
106561号として提案されており、その全体のシス
テム,およびカード発行機,カード回収機などの詳細な
構造が前記公開公報に開示されている。
【0003】かかるシステムでは、カード回収機にて回
収したカードのデータを一旦消去して使用不能な状態に
した上で、再度カード発行機に移し替えて発券するよう
にしてカードをリサイクル利用している。また、その際
にカード発行機,カード回収機にはカードスタッカを搭
載し、カード回収機では回収したカードを機内にセット
した空のスタッカ内にその都度1枚ずつ積み上げ収納
し、スタッカが満杯になったところで、スタッカをカー
ド回収機からカード発行機に移し替えて搭載セットし、
発券時にはスタッカからカードを一枚ずつ払出し、デー
タを新たに書き込んだ上で利用者に発行するようにして
いる。
収したカードのデータを一旦消去して使用不能な状態に
した上で、再度カード発行機に移し替えて発券するよう
にしてカードをリサイクル利用している。また、その際
にカード発行機,カード回収機にはカードスタッカを搭
載し、カード回収機では回収したカードを機内にセット
した空のスタッカ内にその都度1枚ずつ積み上げ収納
し、スタッカが満杯になったところで、スタッカをカー
ド回収機からカード発行機に移し替えて搭載セットし、
発券時にはスタッカからカードを一枚ずつ払出し、デー
タを新たに書き込んだ上で利用者に発行するようにして
いる。
【0004】ここで、前記のカード発行機の主要部,お
よび従来のカードスタッカの構成を図3,図4で説明す
る。まず、図3において、1は多数枚のカード(磁気カ
ード,もしくはICカード)2を一括して積み上げ収納
するカードスタッカ、3はカードスタッカ1を1基ずつ
所定のカード払出し位置に順送りするチェーン駆動式の
スタッカ搬送機構、4はカード2にデータの書き込み処
理を行う発券ユニット、5はスタッカ1と発券ユニット
3との間を連係するカード払出しシュータ、6はスタッ
カ1からカード2を1枚ずつ切り出して搬出するプッシ
ャ式のカード搬出機構である。
よび従来のカードスタッカの構成を図3,図4で説明す
る。まず、図3において、1は多数枚のカード(磁気カ
ード,もしくはICカード)2を一括して積み上げ収納
するカードスタッカ、3はカードスタッカ1を1基ずつ
所定のカード払出し位置に順送りするチェーン駆動式の
スタッカ搬送機構、4はカード2にデータの書き込み処
理を行う発券ユニット、5はスタッカ1と発券ユニット
3との間を連係するカード払出しシュータ、6はスタッ
カ1からカード2を1枚ずつ切り出して搬出するプッシ
ャ式のカード搬出機構である。
【0005】一方、カードスタッカ1は、図4(a) 〜
(c) で示すように、上面開放形の縦長なカード収納ケー
ス7と、該収納ケース7に内蔵してケース内に積み上げ
収納したカード2を底部側から上方に押し上げ付勢する
カード押上げ機構8と、収納ケース7の上部からケース
内に突き出してカード2を収納位置に係止保持する左右
一対のラチェット式係止爪としてなるカードストッパ9
から構成されている。ここで、カード収納ケース7カー
ド2の外形サイズよりも多少余裕を持たせて断面積を一
回り大きく設定した箱形ケースであり、該ケースの上部
側面には前記カード搬出機構6のプッシャ6aが出入す
る窓穴7a,およびシュータ5に通じるカード出口7b
が開口している。また、カード押上げ機構8はケース内
に収容した押上げステージ8aと、該ステージ8aに連
結して収納ケース7の側方に突き出した支持アーム8b
に一端を結合し、案内ローラ8cを経由して固定端との
間にU字状に張架した引っ張りばね(コイルばね)8d
とからなる。さらに、ラチェット式のカードストッパ9
は支軸9aに軸支され、通常は図示されてない付勢ばね
により図示の実腺位置に突き出して押上げ機構8のステ
ージ8a上に積み上げたカード2を収納位置に係止保持
しており、上方からカードストッパ9を下方に押し込む
と図示の鎖線位置に後退する。
(c) で示すように、上面開放形の縦長なカード収納ケー
ス7と、該収納ケース7に内蔵してケース内に積み上げ
収納したカード2を底部側から上方に押し上げ付勢する
カード押上げ機構8と、収納ケース7の上部からケース
内に突き出してカード2を収納位置に係止保持する左右
一対のラチェット式係止爪としてなるカードストッパ9
から構成されている。ここで、カード収納ケース7カー
ド2の外形サイズよりも多少余裕を持たせて断面積を一
回り大きく設定した箱形ケースであり、該ケースの上部
側面には前記カード搬出機構6のプッシャ6aが出入す
る窓穴7a,およびシュータ5に通じるカード出口7b
が開口している。また、カード押上げ機構8はケース内
に収容した押上げステージ8aと、該ステージ8aに連
結して収納ケース7の側方に突き出した支持アーム8b
に一端を結合し、案内ローラ8cを経由して固定端との
間にU字状に張架した引っ張りばね(コイルばね)8d
とからなる。さらに、ラチェット式のカードストッパ9
は支軸9aに軸支され、通常は図示されてない付勢ばね
により図示の実腺位置に突き出して押上げ機構8のステ
ージ8a上に積み上げたカード2を収納位置に係止保持
しており、上方からカードストッパ9を下方に押し込む
と図示の鎖線位置に後退する。
【0006】そして、カード回収機で回収したカード2
をスタッカ1に収納する際には、カード2をハンドリン
グして収納ケース7の上方からプッシャ操作で1枚ずつ
押し込み、左右のカードストッパ9の間をすり抜けてケ
ース内に積み上げ収納する。一方、カード発行機でスタ
ッカ1からカード2を払出す場合には、スタッカ1を図
3に示したカード払出し位置にセットした上で、発券指
令に基づきカード搬出機構6のプッシャ6aを往復動操
作し、スタッカ1の最上位に並ぶカード2を側方から出
口へ押し出し、シュータ5を経て発券ユニット4に送出
する。また、最上位のカードが搬出されると、これに追
随して2枚目以降のカードが押上げ機構8のステージ8
aと一緒に引っ張りばね8dの付勢により上昇し、再び
搬出待機状態に戻る。
をスタッカ1に収納する際には、カード2をハンドリン
グして収納ケース7の上方からプッシャ操作で1枚ずつ
押し込み、左右のカードストッパ9の間をすり抜けてケ
ース内に積み上げ収納する。一方、カード発行機でスタ
ッカ1からカード2を払出す場合には、スタッカ1を図
3に示したカード払出し位置にセットした上で、発券指
令に基づきカード搬出機構6のプッシャ6aを往復動操
作し、スタッカ1の最上位に並ぶカード2を側方から出
口へ押し出し、シュータ5を経て発券ユニット4に送出
する。また、最上位のカードが搬出されると、これに追
随して2枚目以降のカードが押上げ機構8のステージ8
aと一緒に引っ張りばね8dの付勢により上昇し、再び
搬出待機状態に戻る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のスタッカ構造では、カードの搬出動作面で次記のよ
うな問題点がある。すなわち、先記のようにカード回収
機において、回収したカードを1枚ずつスタッカ1の収
納ケース7にカード2を上方から押し込み装填する場合
に、カードの装填位置のばらつきから図4(b) で示すよ
うにカード2が不揃いに重なり合って積み上げ収納され
た状態になると、カード2の周縁が収納ケース7の側壁
面に擦れ合い、多数枚のカード2が積み上げ収納された
状態ではカード/ケース壁間に大きな摩擦抵抗力が働く
ようになる。このために、押上げステージ8aがカード
2の搬出動作に追随してカードをスムーズに押し上げら
れなくなり、その結果としてカードの搬出不能となるト
ラブルが生じることがある。
来のスタッカ構造では、カードの搬出動作面で次記のよ
うな問題点がある。すなわち、先記のようにカード回収
機において、回収したカードを1枚ずつスタッカ1の収
納ケース7にカード2を上方から押し込み装填する場合
に、カードの装填位置のばらつきから図4(b) で示すよ
うにカード2が不揃いに重なり合って積み上げ収納され
た状態になると、カード2の周縁が収納ケース7の側壁
面に擦れ合い、多数枚のカード2が積み上げ収納された
状態ではカード/ケース壁間に大きな摩擦抵抗力が働く
ようになる。このために、押上げステージ8aがカード
2の搬出動作に追随してカードをスムーズに押し上げら
れなくなり、その結果としてカードの搬出不能となるト
ラブルが生じることがある。
【0008】本発明は、上記の点にかんがみなされたも
のであり、その目的は前記課題を解決し、スタッカのカ
ード収納ケース内に積み上げ収納したカードの詰まりを
防いでカードを円滑に搬出できるよう改良した発券機用
のカードスタッカを提供することにある。
のであり、その目的は前記課題を解決し、スタッカのカ
ード収納ケース内に積み上げ収納したカードの詰まりを
防いでカードを円滑に搬出できるよう改良した発券機用
のカードスタッカを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、上部側面にカード出口を開口した
上面開放形のカード収納ケースと、該収納ケース内に積
み上げ収納したカードをばね付勢により底部側から上方
へ押し上げるカード押上げ機構と、収納ケースの上端部
に設置してカードをケース内の収納位置に係止保持する
左右一対のラチェット式カードストッパとを具備し、上
面開口部から収納ケース内にカードを押し込み装填して
積み上げ収納するようにしたカードスタッカにおいて、 1)カード収納ケースの入口側上部域の断面積をカード
の外形サイズに対応して定め、該上部域を除くケースの
下部域断面を拡大した構成とし、具体的にはカード収納
ケースを、その上面開口部から底部に向けて断面が拡大
するようにテーパを付した台形状のケースとして構成す
ることができる。
に、本発明によれば、上部側面にカード出口を開口した
上面開放形のカード収納ケースと、該収納ケース内に積
み上げ収納したカードをばね付勢により底部側から上方
へ押し上げるカード押上げ機構と、収納ケースの上端部
に設置してカードをケース内の収納位置に係止保持する
左右一対のラチェット式カードストッパとを具備し、上
面開口部から収納ケース内にカードを押し込み装填して
積み上げ収納するようにしたカードスタッカにおいて、 1)カード収納ケースの入口側上部域の断面積をカード
の外形サイズに対応して定め、該上部域を除くケースの
下部域断面を拡大した構成とし、具体的にはカード収納
ケースを、その上面開口部から底部に向けて断面が拡大
するようにテーパを付した台形状のケースとして構成す
ることができる。
【0010】2)カード収納ケースの上部側壁面上にカ
ード整列用のビードを形成する。前項1)の構成によれ
ば、ラチェット式のカードストッパを押し退け、上面入
口を通過して収納ケース内に配置したカード押上げ機構
のステージ上に積み上げ収納されたカードは、そのカー
ド周縁とケースの側壁との間に遊び間隙が残っているの
でケース壁に擦れ合うことがない。したがって、ステー
ジはカード/収納ケース間の摺動摩擦抵抗の影響を殆ど
受けることなく、カード発行機の発券動作に追随してス
ムーズにカードを上方へ押し上げることができ、ケース
内でのカード詰まりによる搬出トラブルが回避される。
ード整列用のビードを形成する。前項1)の構成によれ
ば、ラチェット式のカードストッパを押し退け、上面入
口を通過して収納ケース内に配置したカード押上げ機構
のステージ上に積み上げ収納されたカードは、そのカー
ド周縁とケースの側壁との間に遊び間隙が残っているの
でケース壁に擦れ合うことがない。したがって、ステー
ジはカード/収納ケース間の摺動摩擦抵抗の影響を殆ど
受けることなく、カード発行機の発券動作に追随してス
ムーズにカードを上方へ押し上げることができ、ケース
内でのカード詰まりによる搬出トラブルが回避される。
【0011】また、前項2)の構成によれば、カードを
上方から収納ケース内に装填する際に、カードはその上
面入口を通過する過程で上部壁面上に形成したビードの
規制を受けて個々のカードが整列するように修正され
る。これにより、収納ケース内でカード押上げ機構のス
テージ上に積み上げた状態では、カード/ケース側壁の
間の摺動摩擦抵抗は小さくなり、1)項と同様にカード
詰まりによる搬出トラブルを回避できる。
上方から収納ケース内に装填する際に、カードはその上
面入口を通過する過程で上部壁面上に形成したビードの
規制を受けて個々のカードが整列するように修正され
る。これにより、収納ケース内でカード押上げ機構のス
テージ上に積み上げた状態では、カード/ケース側壁の
間の摺動摩擦抵抗は小さくなり、1)項と同様にカード
詰まりによる搬出トラブルを回避できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。なお、各実施例の図中で図4に対応す
る同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例1〕図1は本発明の請求項1、2に対応する実
施例を示すものである。この実施例においては、カード
スタッカ1のカード収納ケース7が、その上面開口部か
ら底部に向けて断面が拡大するようにテーパを付した台
形状のケースとしてなる。なお、図中でD1 は収納ケー
ス7の上部入口(括れ部)の断面幅,D2 はケース底部
側の断面幅であり、ここでD2 >D1 となるようにケー
ス側壁が底部に向けて末広がりに傾斜している。
づいて説明する。なお、各実施例の図中で図4に対応す
る同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例1〕図1は本発明の請求項1、2に対応する実
施例を示すものである。この実施例においては、カード
スタッカ1のカード収納ケース7が、その上面開口部か
ら底部に向けて断面が拡大するようにテーパを付した台
形状のケースとしてなる。なお、図中でD1 は収納ケー
ス7の上部入口(括れ部)の断面幅,D2 はケース底部
側の断面幅であり、ここでD2 >D1 となるようにケー
ス側壁が底部に向けて末広がりに傾斜している。
【0013】かかる構成によれば、ラチェット式カード
ストッパ9を押し退け、上方から上面入口を通過して収
納ケース7の内方に押し込み装填されたカード2に多少
の位置のばらつきがあっても、押上げステージ8aの上
に積み上げ収納された状態では、ケース入口側の上部域
を除いてカード2の周縁とケース側壁の内壁面との間に
は遊び間隙gが残存して擦り合うことが殆どなくなる。
したがって、カード2と収納ケース7の側壁との間に作
用するカードの摺動摩擦力は僅少となり、押上げ機構の
ステージ8aは発券動作に追随してステージ上に積み上
げたカード2をスムーズにカードストッパ9に向けて押
し上げることができ、これによりケース内部でのカード
詰まりに起因する搬出トラブルが回避される。
ストッパ9を押し退け、上方から上面入口を通過して収
納ケース7の内方に押し込み装填されたカード2に多少
の位置のばらつきがあっても、押上げステージ8aの上
に積み上げ収納された状態では、ケース入口側の上部域
を除いてカード2の周縁とケース側壁の内壁面との間に
は遊び間隙gが残存して擦り合うことが殆どなくなる。
したがって、カード2と収納ケース7の側壁との間に作
用するカードの摺動摩擦力は僅少となり、押上げ機構の
ステージ8aは発券動作に追随してステージ上に積み上
げたカード2をスムーズにカードストッパ9に向けて押
し上げることができ、これによりケース内部でのカード
詰まりに起因する搬出トラブルが回避される。
【0014】〔実施例2〕図2(a),(b) は本発明の請求
項3に対応する実施例を示すものである。この実施例に
おいては、カード収納ケース7の上部側で側壁面上に装
填カードの整列用として表面が滑らかな縦向きのビード
10がケース内方に向けて膨出形成されている。
項3に対応する実施例を示すものである。この実施例に
おいては、カード収納ケース7の上部側で側壁面上に装
填カードの整列用として表面が滑らかな縦向きのビード
10がケース内方に向けて膨出形成されている。
【0015】かかる構成によれば、カード2を上方から
収納ケース7に装填する際に、カードはその上面入口を
通過する過程で前記ビード10の規制を受けて個々のカ
ード2が上下で整列するように修正され、左右へのばら
つきが殆どなるなる。これにより、収納ケース7の内方
でカード押上げ機構のステージ8a上に積み上げた状態
では、その入口側でカード2の周縁とビード10とが局
部的に擦り合うだけであり、ビード10より下方のケー
ス下部域ではカード2とケース側壁との間に遊び間隙g
が残存して擦り合うことがなくなる。したがって、カー
ド/ケース側壁の間の摺動摩擦抵抗は僅少となり、先記
した実施例1と同様にカード詰まりによる搬出トラブル
が回避できる。
収納ケース7に装填する際に、カードはその上面入口を
通過する過程で前記ビード10の規制を受けて個々のカ
ード2が上下で整列するように修正され、左右へのばら
つきが殆どなるなる。これにより、収納ケース7の内方
でカード押上げ機構のステージ8a上に積み上げた状態
では、その入口側でカード2の周縁とビード10とが局
部的に擦り合うだけであり、ビード10より下方のケー
ス下部域ではカード2とケース側壁との間に遊び間隙g
が残存して擦り合うことがなくなる。したがって、カー
ド/ケース側壁の間の摺動摩擦抵抗は僅少となり、先記
した実施例1と同様にカード詰まりによる搬出トラブル
が回避できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、カードスタッカの収納ケース内でカードを押上げ機
構のステージ上に積み上げ収納した状態で、カードとケ
ース側壁との間の摺動摩擦抵抗を僅少に抑えることがで
き、これにより発券動作に追随してカードをスムーズに
押し上げることができ、ケース内部でのカード詰まりに
起因する搬出トラブルのおそれがない信頼性の高いカー
ドスタッカを提供することができる。
ば、カードスタッカの収納ケース内でカードを押上げ機
構のステージ上に積み上げ収納した状態で、カードとケ
ース側壁との間の摺動摩擦抵抗を僅少に抑えることがで
き、これにより発券動作に追随してカードをスムーズに
押し上げることができ、ケース内部でのカード詰まりに
起因する搬出トラブルのおそれがない信頼性の高いカー
ドスタッカを提供することができる。
【図1】本発明の実施例1に対応するカードスタッカの
構成断面図
構成断面図
【図2】本発明の実施例2に対応するカードの構成図で
あり、(a) は縦断面図、(b) は要部構造の拡大斜視図
あり、(a) は縦断面図、(b) は要部構造の拡大斜視図
【図3】カードスタッカを搭載したカード発行機内の要
部構造図
部構造図
【図4】図3におけるカードスタッカの従来構造図であ
り、(a) は上面図、(b) は縦断正面図、(c) は縦断側面
図
り、(a) は上面図、(b) は縦断正面図、(c) は縦断側面
図
1 カードスタッカ 2 カード 3 スタッカ搬送機構 4 発券ユニット 6 カード搬出機構 7 カード収納ケース 8 カード押上げ機構 8a 押上げステージ 9 ラチェット式カードストッパ 10 ビード
Claims (3)
- 【請求項1】カード発行機に搭載して多数枚の磁気カー
ド,もしくはICカードを一括して積み上げ収納し、カ
ード発行指令に基づくカード搬出機構の操作により最上
位からカードを1枚ずつ機内の発券ユニットに向けて払
出す発券機用のカードスタッカであり、該カードスタッ
カが、上部側面にカード出口を開口した上面開放形のカ
ード収納ケースと、該収納ケース内に積み上げ収納した
カードをばね付勢により底部側から上方へ押し上げるカ
ード押上げ機構と、収納ケースの上端部に設置してカー
ドをケース内の収納位置に係止保持する左右一対のラチ
ェット式カードストッパとを具備し、上面開口部から収
納ケース内にカードを押し込み装填して積み上げ収納す
るようにしたものにおいて、カード収納ケースの入口側
上部域の断面積をカードの外形サイズに対応して定め、
該上部域を除くケースの下部域断面を拡大して構成した
ことを特徴とする発券機用のカードスタッカ。 - 【請求項2】請求項1記載のカードスタッカにおいて、
カード収納ケースが、その上面開口部から底部に向けて
断面が拡大するようにテーパを付した台形状ケースとし
てなることを特徴とする発券機用のカードスタッカ。 - 【請求項3】カード発行機に搭載して多数枚の磁気カー
ド,もしくはICカードを一括して積み上げ収納し、カ
ード発行指令に基づくカード搬出機構の操作により最上
位からカードを1枚ずつ機内の発券ユニットに向けて払
出す発券機用のカードスタッカであり、該カードスタッ
カが、上部側面にカード出口を開口した上面開放形のカ
ード収納ケースと、該収納ケース内に積み上げ収納した
カードをばね付勢により底部側から上方へ押し上げるカ
ード押上げ機構と、収納ケースの上端部に設置してカー
ドをケース内の収納位置に係止保持する左右一対のラチ
ェット式カードストッパとを具備し、上面開口部から収
納ケース内にカードを押し込み装填して積み上げ収納す
るようにしたものにおいて、カード収納ケースの上部側
壁面上にカード整列用のビードを形成したことを特徴と
する発券機用のカードスタッカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28950796A JPH10129857A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 発券機用のカードスタッカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28950796A JPH10129857A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 発券機用のカードスタッカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129857A true JPH10129857A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17744170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28950796A Pending JPH10129857A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 発券機用のカードスタッカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10129857A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020073768A (ko) * | 2001-03-16 | 2002-09-28 | 주식회사 케이디이컴 | 카드 발매기 |
JP2004087632A (ja) * | 2002-08-26 | 2004-03-18 | Nec Engineering Ltd | 電子装置の筐体構造 |
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