JP4722203B2 - 媒体カセット - Google Patents
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また、シャッタを備えた媒体カセットは、金庫施錠機構のロックレバーの係合可能なLアングルと連結ワイヤ等を介して連動するシャッタロックプレートと、シャーシに設けられたシャーシピンにより装置本体への媒体カセットの着脱にリンクプレート等を介して連動するロック解除ストッパとを備えたシャッタの開動作をロックするロック機構を設け、ロックレバーの開錠動作によりシャッタロックプレートの係合片をシャッタの凸部に係合させると共に、装置本体からの媒体カセットの取外によりシャーシピンによる押圧を解除してLアングルのロック解除動作を規制し、媒体カセットの開口部を覆うシャッタをロックして媒体カセットの取外時の安全性を確保している(例えば、特許文献2参照。)。
また、特許文献1の技術においては、収納部に媒体を装填するときに束にして整列させた状態で収納することが必要であるため、保守員は十分な注意を払って媒体の装填作業を行わなければならず、保守員の負担が増大すると共に整列させずに装填した場合には繰出不良や斜行等の原因になるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、媒体を整列させずに装填した場合においても容易に媒体を整列させることができる手段を提供することを目的とする。
また、媒体の装填時に錘を積層された最上位の媒体に確実に載置する手段を提供することを目的とする。
また、収納部の側壁板に設けたL字状のレールを、錘板を固定した錘アームの端部に設けた2個のアイドルローラで挟み込むと共に、錘アームに錘板の開動作時にレールの上面に当接して錘板の回動を係止する突起部を設けたことによって、カバーを閉じるだけで錘板を収納部に積層された最上位の媒体上に自動的に載置することができ、錘板を収納部に収納された媒体上に確実に載置して常に適切な押圧力を維持しながら繰出動作を良好に継続することができると共に、媒体装填時の作業性の向上を図ることができるという効果が得られる。
なお、図3は図2のB−B断面線に沿った断面図である。
図1において、1は媒体カセットである。
2は媒体カセット1のケースであり、媒体カセット1の内部と外部を隔絶する略6面体の筐体であって、図示しない施錠機構が設けられており、媒体Pの装填、回収の有資格者が所持する鍵により開錠可能なように構成されている。
また、収納部3には集積板4上に傾斜させて集積した媒体Pの傾斜方向へのずれを防止して媒体Pを整列させる前方整列板3aが設けられており、媒体Pを整列させながら媒体Pの下方への移動を案内する。
15は保護カバーであり、フィードローラ9の外側を覆う略円弧状断面のローラカバー部16と分離ギャップGの繰出方向下流を覆うように突出する板状のシャッタ部17およびローラカバー部16のシャッタ部17の反対側に設けられた平面の台形状を有する押え部18を有している。
図3において、21は保護カバー15の押え部18の台形状の平面に形成された段部であり、媒体カセット1の取外時にストッパ軸22に取付けられたストッパ23の先端が噛合う部位である。
ストッパ軸22は、フィードローラ9と繰出ローラ5の間に配置され、ケース2の図示しない支持部に回動可能に支持されている。
なお、図3に示すプッシュロッド25の位置は、媒体カセット1が装置本体に装着されたときの位置を示している。
なお、図3は媒体カセット1が装置本体から取外されたときの状態を示しており、プッシュロッド25による押圧が解除され、ストッパ解除レバー24がスプリング26の付勢力によりストッパ軸22を中心に回動し、ストッパ23の先端が保護カバー15の押え部18の段部21に噛合って、保護カバー15のシャッタ部17の先端部が支持シャフト14に当接して停止した状態である。
繰出検知レバー30の検知部31の反対側の端部は媒体Pの繰出時に媒体検知センサ33のセンサ部34の光軸を遮る遮蔽部32として機能し、常時は一端がケース2に固定され他端が繰出検知レバー30の遮蔽部32の腕に取付けられた引張りコイルスプリング等のスプリング35により収納部3とは反対方向に付勢されており、遮蔽部32の腕の端部がケース2に設けられた突当部36に当接して停止している。
42は通過検知センサであり、発光部と受光部とを搬送経路41を挟んで対向させた光学式のセンサであって、搬送ローラ40の搬送方向下流側に配置され、発光部から光を媒体Pが遮断したことを受光部が検知して媒体の通過を検知する。
媒体Pを収納した媒体カセット1を装置本体に装着する場合は、媒体カセット1に設けられた駆動モータ7の電源ケーブルや媒体検知センサ33の信号線の図示しないコネクタ部が媒体カセット1を装置本体に装着することにより装置本体と接続されると共に、装置本体に設けられたプッシュロッド25がストッパ解除レバー24の他方の腕24bを押し上げてストッパ23による保護カバー15のロックを解除する。
そして、媒体カセット1からの媒体Pの繰出動作が開始されると、装置本体から駆動モータ7に電力が供給され、駆動モータ7が正転してギア列6を介して繰出ローラ5を繰出回転方向に回転させる。これに伴って駆動ベルト10で連結しているフィードローラ9が同方向に回転し、繰出ローラ5とフィードローラ9によって錘8等により押圧されている最下位の媒体Pが繰出方向に繰出され、分離ギャップGにより1枚に分離された媒体Pの先端が媒体繰出口13を覆っている保護カバー15のシャッタ部17と繰出検知レバー30の検知部31の交差部に当接する。
このとき正常な搬送が行われていれば、リターンスプリング28の付勢力により保護カバー15のシャッタ部17が支持シャフト14に当接した状態で停止しているので、ストッパ解除レバー24の他方の腕24bを押し上げていたプッシュロッド25による押圧が解除されると、ストッパ解除レバー24がスプリング26の付勢力によりストッパ軸22を中心に回動し、ストッパ23がその先端を保護カバー15の押え部18の段部21に噛合わせた状態で停止する。
その後、有資格者の保守員等が図示しない施錠機構を所持する鍵で開錠し、錘8を取出して複数の媒体Pを集積板4上に集積した後に最上位の媒体Pの上に錘8を載置して施錠機構を鍵で施錠する。
その後、保守員等により媒体カセット1が取外され、先端を突き出した状態で停止している媒体Pを抜取る等により通常の保守作業が行われる。
そして、繰出異常時の媒体カセット1の取出の履歴が装置本体に記録されているので、前記の不正行為を直ちに察知することができ、この抑止力により不正行為を未然に防止することができる。
上記に加えて、フィードローラ軸に回動可能に支持された保護カバーのローラカバー部のシャッタ部の反対側に段部を形成した押え部を設け、この段部に先端が噛合うストッパを回動させるストッパ軸とを設け、フィードローラ軸とストッパ軸との中心間距離をLとし、ストッパ軸の中心とストッパの先端との距離をMとし、フィードローラ軸の中心と段部との距離をNとしたときに、L<M+Nとなる関係にストッパ軸を配置してロック機構を構成したことによって、特別な動力によらずに媒体カセットの開口部である媒体繰出口がシャッタ部により覆われた状態でストッパにより自動的に保護カバー15の回動を防ぐことができ、シャッタ部を繰出回転方向に回動させて媒体繰出口を開放しようとしてもストッパの先端と段部との噛合を外すことができない状態にすることができると共に、機械的な構成でロック機構を構成することができ、ロック機構の信頼性を高めることができる。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、50はソレノイドであり、プランジャ51と、プランジャ51を外側に突出させる方向に付勢する圧縮コイルスプリング52とにより構成され、通電時に圧縮コイルスプリング52の付勢力に抗してプランジャ51を吸引するソレノイドである。
なお、本実施例の保護カバー15には、実施例1と同様のリターンスプリング28が設けられており、常時はその付勢力により保護カバー15を反繰出回転方向に回動させてシャッタ部17を支持シャフト14に当接させている。
本実施例のロック機構は、上記のソレノイド50とロック板53により構成され、ロックの解除はソレノイド50に通電することにより行われる。
上記の構成の作用について説明する。
このとき、媒体カセット1の媒体繰出口13は上記実施例1と同様に保護カバー15のシャッタ部17と繰出検知レバー30の検知部31とが交差して媒体繰出口13を覆った状態となっている。
そして、媒体カセット1からの媒体Pの繰出動作が開始されると、装置本体からソレノイド50と駆動モータ7に電力が供給され、ソレノイド50が通電状態となってプランジャ51を吸引し、ロック板53の先端を保護カバー15の押え部18上から退避させると共に、駆動モータ7が正転し、上記実施例1と同様にして繰出ローラ5とフィードローラ9により最下位の媒体Pが繰出方向に繰出され、分離ギャップGにより1枚に分離された媒体Pが図6に示すようにシャッタ部17と検知部31の交差部を押し広げて媒体繰出口13から繰出される。
なお、正常搬送の場合の一連の繰出動作の終了時および繰出異常の場合の繰出異常の検出時には、装置本体の図示しない制御部はソレノイド50を非通電として待機する。
媒体カセット1の収納部3に新たな媒体Pを収納する等の場合には、保守員等は装置本体の図示しない扉を開放して媒体カセット1を装置本体から取外す。
その後の有資格者による媒体Pの集積の作動は、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
この場合に、第3者が不正の目的で媒体カセット1を取外したとしても、1枚の媒体Pを抜取った後は、ソレノイド50が非通電とされてロック板53の先端が当接している保護カバー15の押え部18の外側形状がローラカバー部16と同じ円弧形状で形成されているので、リターンスプリング28の付勢力により保護カバー15が繰出回転方向に回動し、ロック板53の先端が押え部18上に位置してシャッタ部17が媒体繰出口13を覆った状態で自動的にロックされ、フィードローラ9や繰出ローラ5等が保護カバー15やケース2により覆われているのでその他の媒体Pの取出は不可能になる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、非通電時にプランジャが突出するソレノイドとこれにより駆動されるロック板とによりロック機構を構成したことによって、特別な動力によらずに媒体カセットの開口部である媒体繰出口がシャッタ部により覆われた状態でロック板により自動的に保護カバーの回動を防ぐことができ、シャッタ部を繰出回転方向に回動させて媒体繰出口を開放しようとしてもロック板の先端を押え部上から外すことができない状態にすることができると共に、機械的な構成でロック機構を構成することができ、ロック機構の信頼性を高めることができる。
また、本実施例および上記実施例1の繰出異常時において、制御部は繰出異常と判定したときに保守員等にその後の復旧等の措置を促すとして説明したが、制御部が繰出異常と判定したときに繰出ローラおよびフォードローラを媒体検知センサが媒体を検知しなくなるまで逆転させて媒体を収納部に戻すようにしてもよい。これにより媒体カセットの自動復旧が可能になる。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7、図8において、60は駆動モータであり、実施例1の駆動モータ7に比較して高速で正逆可能に回転するモータである。
本実施例のギア列6は、上記のウォーム61とウォームギア62を含んで構成された減速比の高いギア列である。
63はワンウェイクラッチであり、保護カバー15の一方の端部に設けられたハブ部65aにその外周面を固定してフィードローラ軸11と保護カバー15の間に装着されており、保護カバー15をフィードローラ軸11に対して反繰出回転方向(図7において反時計方向)にのみ回転可能に支持する。
また、フィードローラ軸11が繰出回転方向に回転している繰出動作時においては、媒体Pがシャッタ部17に当接する半径位置がフィードローラ9の半径より大きいためにワンウェイクラッチ63のフィードローラ軸11の外周面との接触部では、ワンウェイクラッチ63の内径部の周速度がフィードローラ軸11の外周面の周速度より遅くなり、保護カバー15がフィードローラ軸11に対して相対的に反繰出方向に回転するので、絶対系から見たときに保護カバー15の繰出方向への回動が可能になる。
本実施例のロック機構は、上記のワンウェイクラッチ63と、ウォーム61とウォームギア62を含んで高い減速比を有するギア列6と、駆動モータ60とから構成される。
上記の構成の作用について説明する。
媒体Pを収納した媒体カセット1を装置本体に装着する場合は、媒体カセット1に設けられた駆動モータ60の電源ケーブルや媒体検知センサ33の信号線の図示しないコネクタ部が媒体カセット1を装置本体に装着することにより装置本体と接続される。
媒体カセット1の収納部3に新たな媒体Pを収納する等の場合には、保守員等は装置本体の図示しない扉を開放して媒体カセット1を装置本体から取外す。
このとき正常な搬送が行われていれば、リターンスプリング28の付勢力により保護カバー15のシャッタ部17が支持シャフト14に当接した状態で停止して媒体カセット1の開口部である媒体繰出口13がシャッタ部17により覆われている。
このとき、フィードローラ軸11は駆動ベルト10を介してウォーム61とウォームギア62を含んで高い減速比、つまりフィードローラ軸11側から見れば高い増速比を有するギア列6と駆動モータ60とに連結しており、ウォームギア62側からウォーム61を回転させることは困難であるので、駆動モータ60の摩擦トルクに打ち勝って保護カバー15を回動させることが非常に困難となり、保護カバー15がロックされた状態となって媒体Pを不正に取出すことができない状態になる。
その後の有資格者による媒体Pの集積の作動は、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
この場合に、第3者が不正の目的で媒体カセット1を取外したとしても、1枚の媒体Pを抜取った後は保護カバー15がリターンスプリング28の付勢力により反繰出回転方向に回動してシャッタ部17が媒体繰出口13を覆った状態となり、上記と同様に保護カバー15が自動的にロック状態となるのでその他の媒体Pの取出は不可能になる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、フィードローラ軸に保護カバーを反繰出回転方向にのみ回転させるワンウェイクラッチを介して装着し、フィードローラ軸と駆動モータとを減速比の高いギア列で連結したロック機構を設けたことによって、特別な動力によらずに媒体カセットの開口部である媒体繰出口がシャッタ部により覆われた状態で自動的にロック状態とすることができ、シャッタ部を繰出回転方向に回動させて媒体繰出口を開放しようとしても保護カバーの回動を非常に困難な状態にすることができ、ロック板の先端を押え部上から外すことができない状態にすることができると共に、特別なリンク機構等を設けなくても機械的な構成でロック機構を構成することができ、ロック機構の信頼性を高めることができる。
また、本実施例に実施例1および実施例2で説明した通常の駆動モータと平歯車によるギア列を用いる場合には、ギア列に繰出方向のみに回転を許容するラチェット機構を設けるとよい。これによっても本実施例と同様のロック機構とすることができ、同様の効果を得ることができる。
図9、図10、図11において、101は媒体カセットである。
102は媒体カセット101のボックスであり、媒体カセット101の下部を覆う6面体であって、図10に示すように上面側が開放され、その正面板102aおよび裏面板102bには上方から下方に向う略対角線に沿って斜めに切欠かれた斜面103aが形成されている。
また、スタッカ106には集積板106a上に傾斜させて集積した媒体Pの傾斜方向へのずれを防止して媒体Pを整列させる前方整列板108aが設けられており、媒体Pを整列させながら媒体Pの下方への移動を案内する。
109は繰出ローラであり、それぞれのスタッカ106の底部に設けられ、媒体Pの搬送が容易なようにその外周面の一部または全部にゴム等の摩擦係数の大きい摩擦部材が取付けられており、図示しない動力伝達機構を介して図示しない駆動モータにより正逆回転可能に駆動され、通常は繰出回転方向(図9において時計方向)に回転して媒体Pの自重により押圧されている最下位の媒体Pを繰出方向に搬送する。
111はハードゲートであり、媒体カセット101の開口部である媒体繰出口112の前方整列板108a、108bの下方にフィードローラ110と対向して配置され、フィードローラ110との間でスタッカ106から繰出される媒体Pを1枚ずつに分離する分離ギャップGを形成する。
図10において、114はカバー104の上面板104cに設けられた仕切板であり、前方のスタッカ106の裏面壁板である前方整列板108bに設けられたボックス102の正面板102aの斜面103a等と同様に設けられた斜面103cに沿うように形成された斜面103dを有する台形形状の板部材であって、前方整列板108bと同列に配置されている。
整列ガイド120の長手方向の長さは、対向するスタッカ106の一方の側壁板106bと略同等の長さに形成され、その下端部は他方の側壁板106cに設けられた切欠部121に遊嵌している。
上記の構成の作用について説明する。
媒体カセット101に媒体Pを補充するために媒体Pを装填する場合は、有資格者の保守員等が図示しない施錠機構を所持する鍵で開錠してカバー104を回転支点軸105を中心に回動させ、カバー104を開けて複数の媒体Pを集積板106a上に装填した後にカバー104を閉じて施錠機構を鍵で施錠する。
このような媒体Pの整列状態は、覗き窓122により容易に確認することができる。
以上説明したように、本実施例では、媒体カセットをボックスとカバーで構成し、カバーの側面板に整列ガイドを設けたことによって、媒体を整列させずに装填した場合においても媒体の装填後にカバーを閉めるだけで容易に媒体を整列させることができる。
なお、上記実施例4と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
図13において、125は圧縮コイルスプリング等のバネ部材であり、カバー104の側面板104dと整列ガイド120との間に配置され、整列ガイド120をスタッカ106の一方の側壁板106bの側へ移動させる方向、つまり媒体Pを繰出方向の直交方向に押圧する方向の付勢力を発揮する。
上記の構成の作用について説明する。
媒体カセット101に媒体Pを装填する場合は、有資格者の保守員等は上記実施例4と同様にしてカバー104を開けて複数の媒体Pを装填した後にカバー104を閉じて施錠機構を鍵で施錠する。
なお、上記実施例4と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
図14、図15において、130は錘板であり、集積板106a上に集積された媒体Pを押圧する錘部材であって、集積板106a上に集積された最上位の媒体Pの上に載置される。
錘アーム133のレール131側の端部には、図16に示すように上下方向に所定の間隔Hを隔ててレール131の側板131aを挟み込むアイドルローラ134、135がそれぞれの支持軸134a、135aに回転自在に支持されて設けられており、錘板130を固定した錘アーム133を昇降自在に支持している。また錘アーム133の上部には突起部136が設けられており、媒体Pの装填時にレール131の上面131bに当接して錘板130の回動を係止する。
上記の構成の作用について説明する。
媒体カセット101に媒体Pを装填する場合は、有資格者の保守員等は上記実施例4と同様にしてカバー104を開け、錘アーム133により錘板130を持上げて図17に示す矢印F方向に回動させて錘アーム133の突起部136をレール131の上面131bに当接させて係止した後に、複数の媒体Pをスタッカ106の集積板106a上に装填する。
このようにして収納された媒体Pの繰出動作が開始されると、繰出ローラ109、フィードローラ110が繰出回転方向に回転し、最下位の媒体Pが分離ギャップGにより1枚ずつに分離されて順次に図示しない本体装置の搬送路に繰出されていく。
以上説明したように、本実施例では、スタッカの側壁板に設けた錘板の昇降を案内するL字状のレールの側板を、錘板を固定した錘アームの端部に設けた2個のアイドルローラで挟み込むと共に、錘アームに錘板の開動作時にレールの上面に当接して錘板の回動を係止する突起部を設けたことによって、カバーを閉じるだけで錘板をスタッカに積層された最上位の媒体上に自動的に載置することができ、錘板を最上位の媒体に確実に載置して常に適切な押圧力を維持しながら繰出動作を良好に継続することができると共に、媒体装填時の作業性の向上を図ることができる。
2 ケース
3 収納部
3a、108a、108b 前方整列板
4、106a 集積板
5、109 繰出ローラ
6 ギア列
7、60 駆動モータ
8 錘
9、110 フィードローラ
10 駆動ベルト
11 フィードローラ軸
12、111 ハードゲート
13、112 媒体繰出口
14 支持シャフト
15 保護カバー
16 ローラカバー部
17 シャッタ部
17a 切欠部
18 押え部
19 爪部
20 クリップ
21 段部
22 ストッパ軸
23 ストッパ
24 ストッパ解除レバー
24a、24b 腕
25 プッシュロッド
26、35 スプリング
28 リターンスプリング
30 繰出検知レバー
31 検知部
32 遮蔽部
33 媒体検知センサ
34 センサ部
36 突当部
40 搬送ローラ
41 搬送経路
42 通過検知センサ
50 ソレノイド
51 プランジャ
52 圧縮コイルスプリング
53 ロック板
61 ウォーム
62 ウォームギア
63 ワンウェイクラッチ
65a、65b ハブ部
66 貫通孔
102 ボックス
102a、104a 正面板
102b、104b 裏面板
103a、103b、103c、103d 斜面
104 カバー
104c 上面板
104d 側面板
105 回転支点軸
106 スタッカ
106b、106c 側壁板
113 ガイド板
114 仕切板
120 整列ガイド
121 切欠部
122 覗き窓
125 バネ部材
130 錘板
131 レール
131a 側板
131b 上面
132 切欠部
133 錘アーム
134、135 アイドルローラ
134a、135a 支持軸
136 突起部
Claims (3)
- 媒体を収納する収納部を備えた媒体カセットにおいて、
前記収納部の下部を覆うボックスと、
前記ボックスに回動自在に支持され、前記ボックスの上部を覆うカバーと、
前記カバーの側面板に設けられ、前記収納部に装填された媒体を整列させる整列ガイドと、
前記収納部の側壁板に設けられたL字状のレールと、
前記収納部に収納された媒体を押圧する錘板と、
前記錘板を固定した錘アームと、
前記錘アームの前記レール側の端部に設けられ、前記レールを挟み込むアイドルローラと、
前記錘アームに設けられ、前記錘板の開動作時に前記レールの上面に当接して前記錘板の回動を係止する突起部と、を設けたことを特徴とする媒体カセット。 - 請求項1において、
前記カバーの側面板に、媒体の整列状態を確認するための覗き窓を設けたことを特徴とする媒体カセット。 - 請求項1または請求項2において、
前記カバーの側面板と前記整列ガイドとの間に、媒体を繰出方向の直交方向に押圧する方向の付勢力を有するバネ部材を配置したことを特徴とする媒体カセット。
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