JP5274518B2 - ガス供給ユニット及びガス供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数種類のガスを切り換えて流通させるガス供給ユニットに関する。
従来、半導体製造工程等に用いられるガス供給ユニットとして、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載のものについて、図11〜13を参照して説明する。なお、図11はガス供給ユニットの平面図であり、図12は図11の12−12線断面図であり、図13は図11の13−13線断面図である。
このガス供給ユニット311では、キャリングガス入力ポート321sからキャリングガス出力ポート321eまで、1本のキャリングガス流路321が形成され、各弁ブロック320A〜320Dには、プロセスガス入力ポート322sからキャリングガス流路321へと連通するプロセスガス流路322が形成されている。
各弁ブロック320A〜320Dでは、開閉弁350によってボディ335内でプロセスガス流路322とキャリングガス流路321との連通・遮断が操作される。ボディ335の内部には逆「V」字型のブロック流路331が形成され、弁室324に連通したプロセスガス流路322が弁孔325を介して流路331に連通している。ベースブロック340には「V」字型のブロック流路332が間隔をおいて形成され、弁ブロック320A〜320Dの各ブロック流路331とベースブロック340のブロック流路332とが直列に接続されて1本のキャリングガス流路321を構成している。
国際公開第2004/036099号
ところで、特許文献1に記載のものは、開閉弁350が配置される側面部335aに対して垂直な側面部335cに、プロセスガス入力ポート322sが設けられているため、弁ブロック320A〜320Dの側方にプロセスガスポート322sを配置する空間を確保する必要がある。ここで、プロセスガス流路322を上記側面部335aに平行な側面部335bまで延ばして開口させることも考えられるが、その場合にはキャリングガス流路321とプロセスガス流路322A(二点鎖線で表示)との干渉が問題となる。したがって、弁ブロック320A〜320Dの幅(図13における左右方向の長さ)を縮小したり、ガス供給ユニット311を並列に配列して高集積化したりすることが困難である。
また、特許文献1に記載のものでは、各弁ブロック320A〜320Dのブロック流路331とベースブロック340のブロック流路332とがそれぞれ「V」字型に形成されて接続されている。しかしながら、こうした「V」字型で細い流路を長く形成する加工は容易ではない。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、複数の開閉弁が設けられたブロックの幅を縮小することができるとともに製造が容易であるガス供給ユニットを提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第1の発明は、内部に流路の設けられた流路ブロックを備え、前記流路は主流路と前記主流路にそれぞれ連通する複数の副流路とを含み、前記副流路毎に開閉弁を備え、前記開閉弁が対応する前記副流路と前記主流路とを遮断および連通するガス供給ユニットであって、前記流路ブロックは、長尺状に延びる直方体状に形成され、前記開閉弁が搭載された弁搭載面と前記副流路が開口した副流路開口面とを有し、前記弁搭載面および前記副流路開口面は互いに反対側に位置する面であり、前記開閉弁は、前記弁搭載面の長手方向に沿って直列に配置され、前記開閉弁の各弁室が前記弁搭載面に設けられ、前記副流路は、前記弁室の略中央に連通されるとともに前記弁搭載面から離間する方向へ延びて前記副流路開口面に開口し、前記主流路は、隣り合う前記開閉弁の前記弁室を接続しており、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の少なくとも一方に設けられた側面流路を含み、前記側面流路は、前記弁搭載面の長手方向に沿って延びる溝部と前記溝部の溝開口を覆う蓋部材とにより構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、副流路は前記流路ブロックの前記弁搭載面とは反対側の副流路開口面に開口しているため、開閉弁(弁室)が搭載された弁搭載面を幅方向から挟む両側面にプロセスガスの入力ポートを設ける必要がない。したがって、複数の開閉弁が設けられた流路ブロックの幅を縮小することができる。
そして、主流路は、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の少なくとも一方に設けられて前記弁搭載面の長手方向に沿って延びる側面流路を含んでいるため、主流路において側面流路以外の部分の長さを短くすることができる。ここで、側面流路は、前記弁搭載面の長手方向に沿って延びる溝部と前記溝部の溝開口を覆う蓋部材とにより構成されているため、側面流路が細く長い流路であっても容易に形成することができる。したがって、流路ブロックに主流路を容易に形成することができ、ひいてはガス供給ユニットを容易に製造することができる。さらに、側面流路は、流路ブロックの内部を側面(表面)まで流路として利用することができるため、流路ブロック内に流路を効率的に配置することができる。その結果、複数の開閉弁が設けられた流路ブロックの幅を縮小することができる。
第2の発明では、第1の発明において、前記側面流路は、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の一方の側面と他方の側面とに、前記弁搭載面の長手方向に沿って交互に設けられているため、弁搭載面の長手方向に関して隣り合う側面流路同士の干渉を避けることができる。したがって、主流路において形成が容易である側面流路の長さを長くすることができ、側面流路以外の部分の長さをより短くすることができる。
第3の発明では、第2の発明において、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の一方の側面と他方の側面とに設けられ且つ前記弁搭載面の長手方向に関して隣り合う前記側面流路は、前記弁搭載面の長手方向において前記弁室の設けられた位置で互いに重なり合う部分を有しているため、弁搭載面の幅方向に沿って延びる流路によって、弁室を介してこれらの重なり合う部分を接続することができる。したがって、側面流路と弁室とを接続する流路、すなわち主流路において側面流路以外の部分の長さを短くすることができる。
第4の発明では、第1の発明において、前記側面流路は、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面のうち一方の側面のみに設けられているため、側面流路を形成する際に流路ブロックを裏返して加工する必要がない。したがって、ガス供給ユニットを製造する作業性や加工性を向上させることができる。
第5の発明では、第1〜第4のいずれかの発明において、前記主流路は、同一の前記弁室に対して前記副流路と前記弁室との連通部を挟む位置にそれぞれ接続されているため、弁室内を流通するキャリングガス(パージガス)が副流路と弁室との連通部を経由し易くなる。すなわち、上流側の主流路から弁室に流入したキャリングガスは、副流路と弁室との連通部を経由して下流側の主流路へと直線的に流れ易くなる。したがって、副流路から弁室に流入するプロセスガスをキャリングガスによって運び易くなるとともに、プロセスガスが遮断された場合にパージガスによって弁室内のプロセスガスを速やかに排出することができる。
上述したように、本発明に係るガス供給ユニットでは、開閉弁(弁室)が設けられた弁搭載面を幅方向から挟む両側面にプロセスガスの入力ポートを設ける必要がないため、第6の発明のように、第1〜第5のいずれかの発明におけるガス供給ユニットを複数備え、前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面同士が互いに当接するように前記ガス供給ユニットを並列に配列することにより、1つ1つのガス供給ユニットの幅が縮小されるとともに、ガス供給ユニット同士の隙間を省略することができる。その結果、ガス供給装置を大幅に高集積化することができる。
第7の発明では、第1〜第5のいずれかの発明において、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面のうち、前記側面流路が設けられた部分にはヒータが設けられているため、側面流路とヒータとを近接させることができる。したがって、側面流路を流通するガスを効率的に加熱することができる。
第8の発明では、第1〜第5のいずれか発明におけるガス供給ユニットを複数備え、前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面同士が隣り合うように前記ガス供給ユニットを並列に配列し、前記隣り合うガス供給ユニットの前記側面に挟み込まれるようにヒータが設けられているため、1つのヒータによって隣り合うガス供給ユニットの双方を加熱することができる。さらに、第2の発明のように、前記側面流路は、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の一方の側面と他方の側面とに、前記弁搭載面の長手方向に沿って交互に設けられている場合であっても、2つの側面の双方に対してヒータが配置されるため、側面流路を流通するガスを効率的に加熱することができる。
本発明の第1実施形態に係るガス供給ユニットの平面図。 図1の2−2線断面図。 図1の3−3線断面について流路ブロックのみを示す断面図。 図3の4−4線断面について一部のみを代表して示す断面図。 本発明の第2実施形態に係るガス供給ユニットの平面図。 図5の6−6線断面図。 図6の7−7線断面について1つの流路ブロックを代表して示す断面図。 ガス供給ユニットの変形例を示す断面図。 流路ブロックの変形例を示す断面図。 流路ブロックの他の変形例を示す断面図。 従来のガス供給ユニットの平面図。 図11の12−12線断面図。 図11の13−13線断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具現化した第1施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、ガス供給装置10は、同じ構成のガス供給ユニット11を複数備えている。これらのガス供給ユニット11は互いに固定されており、全体として一体化されている。
ガス供給ユニット11は、長尺状に延びる直方体状に形成された流路ブロック20と、複数の開閉弁50(50A)とを備えている。流路ブロック20の上面20a(弁搭載面)には、開閉弁50が搭載されている。開閉弁50は、上面20aの長手方向に沿って直列に配置されている。開閉弁50は、略円柱状に形成されている。流路ブロック20の上面20aの幅は、開閉弁50の円形をなす上面の直径と略等しくされている。なお、開閉弁50は、流路ブロック20の上面20aの幅内に収まっていればよく、略円柱状の形状に限らず、四角柱状の形状等、任意の形状のものを採用することができる。
複数のガス供給ユニット11は、流路ブロック20の上面20aの幅方向(長手方向に直交する方向)において、互いの側面20c同士が当接している。すなわち、複数のガス供給ユニット11は、流路ブロック20において上面20aを幅方向から挟む両側面20c同士が互いに当接するように並列に配列されている。このため、ガス供給ユニット11が集積される方向、すなわち流路ブロック20の上面20aの幅方向において、流路ブロック20同士の間には隙間が形成されていない。
流路ブロック20の上面20aの長手方向の一端部には、キャリングガス(パージガス)の出力ポート29が設けられている。この出力ポート29と反対側の端部に設けられた開閉弁50Aはキャリングガスの流通状態を変更し、他の開閉弁50は各プロセスガスの流通状態を変更する。
次に、併せて図2,3を参照して、1つのガス供給ユニット11の構成について代表して説明する。なお、図2は図1の2−2線断面図であり、図3は図1の3−3線断面図について開閉弁50を省略して示している。
流路ブロック20の内部には、全体として流路ブロック20の長手方向(上面20aの長手方向)に延びるキャリングガス流路21(主流路)が設けられている。キャリングガス流路21において下流側の端部には、キャリングガスの出力ポート29が接続されている。キャリングガス流路21は、流路ブロック20において上面20aを幅方向から挟む両側面20cにそれぞれ設けられた側面流路25を含んでいる。側面流路25は、これらの両側面20cの一方の側面20cと他方の側面20cとに、上面20aの長手方向に沿って交互に設けられている。すなわち、側面流路25は、流路ブロック20において上面20aの長手方向に沿って千鳥状に設けられている。
流路ブロック20の内部には、キャリングガス流路21にそれぞれ連通する複数のプロセスガス流路22(副流路)が設けられている。プロセスガス流路22(22A)は、流路ブロック20の下面20b(副流路開口面)に開口している。プロセスガス流路22は、下面20bにおいて幅方向(図3の左右方向)の中央に開口している。すなわち、プロセスガス流路22の開口部は、流路ブロック20の幅方向において均等に配置されている。プロセスガス流路22は、上面20a及び下面20bに対して垂直に設けられている。
流路ブロック20の下面20bには、長尺状に延びる略直方体状の接続部材40がプロセスガス流路22毎に設けられている。接続部材40は、ボルト44によって流路ブロック20に固定されている。接続部材40の長手方向および幅方向は、流路ブロック20の長手方向および幅方向とそれぞれ一致している。接続部材40の幅は、流路ブロック20の幅と等しく設定されている。
接続部材40には、その下面から上面まで貫通する直線状の導入流路42(42A)が設けられている。導入流路42は、接続部材40の長手方向において中央に設けられるとともに、接続部材40の幅方向において中央に設けられている。そして、各導入流路42は流路ブロック20の各プロセスガス流路22に接続されている。すなわち、各導入流路42は、各プロセスガス流路22の延長線上に設けられている。これらの導入流路42及びプロセスガス流路22の接続部はガスケットによってシールされている。導入流路42の上流側の端部(接続部材40の下面)には、入力ポート42sが接続部材40の突出部として設けられている。導入流路42の入力ポート42sには、プロセスガスを供給する配管が接続される。また、開閉弁50に接続されている導入流路42A(実質的にはキャリングガス流路)の入力ポート42sには、キャリングガス(パージガス)を供給する配管が接続される。
上記側面流路25は、接続部材40を固定するボルト44と干渉しないように、流路ブロック20において下面20bから離間した位置に設けられている。換言すれば、側面流路25は、流路ブロック20において弁室24の近傍に設けられている。全ての側面流路25は、流路ブロック20において下面20b(上面20a)から同一の距離に設けられている。
流路ブロック20の上面20aには、流路ブロック20の長手方向(上面20aの長手方向)に沿って所定間隔で上記開閉弁50の弁室24が設けられている。そして、上記各プロセスガス流路22は各弁室24に連通されている。すなわち、開閉弁50は、プロセスガス流路22毎に設けられている。また、隣り合う開閉弁50の弁室24は、上記キャリングガス流路21によって接続されている。したがって、各プロセスガス流路22は、各弁室24を介してキャリングガス流路21に接続されている。
弁室24は、流路ブロック20の幅方向(流路ブロック20の上面20aの幅方向)において中央に設けられている。弁室24は、略円形の凹部として形成されている。そして、弁室24は、流路ブロック20の幅を縮小するために、流路ブロック20の幅方向の略全長にわたって設けられている。換言すれば、流路ブロック20の幅は、弁室24の径と略等しく又はそれよりも若干広く設定されている。弁室24の中央には、開閉弁50の弁体51が当接および離間する弁座24aが設けられている。弁座24aは、略円環状の突部として形成されている。
上述したように、側面流路25は、流路ブロック20の両側面20cの一方の側面20cと他方の側面20cとに、上面20aの長手方向に沿って交互に設けられている。このため、上流側のキャリングガス流路21と下流側のキャリングガス流路21とが同一の弁室24に接続される部分において、隣り合う側面流路25同士が干渉することを避けることができる。換言すれば、上流側の側面流路25と下流側の側面流路25とが一方の側面20cのみに設けられる場合には、これらの側面流路25同士が干渉しないように、側面流路25の長さを短くする又は上面20aから各側面流路25までの距離を異ならせる必要がある。
弁室24の中央、すなわち弁座24aで囲まれる部分に上記プロセスガス流路22が連通されている。プロセスガス流路22は、流路ブロック20の上面20aから離間する方向へ延びている。プロセスガス流路22は直線状に形成されており、円形の断面を有している。各プロセスガス流路22は、各弁室24との接続部付近が他の部分よりも細くなるように、すなわち各弁室24との接続部付近の流路断面積が他の部分の流路断面積よりも小さくなるように形成されている。このため、流路ブロック20の幅を縮小する上で弁座24aの径を小さくすることができる。
開閉弁50は、電磁駆動式の弁であり、コイル52への通電制御を通じて弁体51を往復駆動する。そして、弁室24に設けられた弁座24aに弁体51が当接および離間することにより、上記プロセスガス流路22と弁室24とが遮断および連通される。なお、開閉弁50は、電磁駆動式の弁に限らず、エアオペレイト式の弁や圧電素子駆動式の弁等、任意の型式のものを採用することもできる。
次に、図3,4を参照して、キャリングガス流路21の構成について詳細に説明する。なお、図4は図3の4−4線断面について一部のみを代表して示す断面図である。
キャリングガス流路21は、上記側面流路25と接続流路27とにより構成されている。側面流路25と比べて接続流路27は非常に短く形成されている。
上述したように、側面流路25は、流路ブロック20において上面20aを幅方向から挟む両側面20c、すなわち上面20aに垂直な側面20cにそれぞれ設けられている。側面流路25は、流路ブロック20の長手方向に沿って延びる溝部25aと溝部25aの溝開口を覆う蓋部材25bとにより構成されている。溝部25aは、側面20cの表面を切削することにより形成されており、所定の幅および深さを有している。蓋部材25bは、溝部25aに沿って延びており、側面流路25を流通するガスが漏れないように溶接等により流路ブロック20に固定されている。蓋部材25bの表面は、流路ブロック20の側面20cの表面と一致している。このため、両側面20cは全体として平面に形成されている。したがって、複数の流路ブロック20を側面20c同士が互いに当接するように並列に配列する場合に、それらの流路ブロック20の間に隙間が形成されることを抑制することができる。
溝部25aは、溝部25aがプロセスガス流路22に干渉しないとともに、流路ブロック20の幅方向に関して、弁室24と溝部25aとが重なりを有するように設けられている。さらに、溝部25aは、流路ブロック20の長手方向(上面20aの長手方向)に関して、弁室24と溝部25aとが重なりを有するように設けられている。そして、流路ブロック20の両側面20cの一方の側面20cと他方の側面20cとに設けられ且つ流路ブロック20の長手方向に関して隣り合う側面流路25は、流路ブロック20の長手方向おいて弁室24の設けられた位置で互いに重なり合う重なり部分25dを有している。このため、流路ブロック20の幅方向(上面20aの幅方向)に沿って延びる接続流路27によって、弁室24を介して2つの重なり部分25dを接続することができる。詳しくは、溝部25aと弁室24とが、上面20aに垂直な接続流路27によって接続されている。接続流路27は、略円形の断面を有しており、一定の径で形成されている。
同一の弁室24に接続される2つの接続流路27、すなわち上流側のキャリングガス流路21及び下流側のキャリングガス流路21は、弁室24においてプロセスガス流路22と弁室24との連通部を挟む位置にそれぞれ接続されている。換言すれば、上流側の接続流路27と弁室24との連通部、プロセスガス流路22と弁室24との連通部、及び下流側の接続流路27と弁室24との連通部が直線上に並んでいる。このため、プロセスガス流路22から弁室24に流入するプロセスガスは、上流側の接続流路27から弁室24に流入して弁室24から下流側の接続流路27へ流出するキャリングガスによって運ばれ易くなる。また、開閉弁50によってプロセスガスが遮断された場合には、上流側の接続流路27から弁室24に流入するキャリングガスが、弁座24aの周囲を流通して弁室24から下流側の接続流路27へ流出する。このため、弁室24内にプロセスガスが残留することを抑制することができる。
このように構成されたガス供給ユニット11において、複数のプロセスガス流路22のうち、ガス供給ユニット11の長手方向においてキャリングガスの出力ポート29と反対側の端部に設けられたプロセスガス流路22Aはキャリングガス(パージガス)の流路として用いられる。そして、このプロセスガス流路22Aに対応する開閉弁50Aによって、キャリングガスが遮断および流通される。その他のプロセスガス流路22には各プロセスガスが供給され、それぞれに対応する開閉弁50によって各プロセスガスが遮断および流通される。また、並列に配列されたガス供給ユニット11によってガス供給装置10が構成され、全体としてキャリングガス及びプロセスガスの流通状態が制御される。なお、キャリングガス流路21にキャリングガスを流通させず、プロセスガス及びパージガスの流路として用いてもよい。
以上詳述した本実施形態は以下の利点を有する。
プロセスガス流路22は、流路ブロック20において開閉弁50(弁室24)が搭載された上面20aとは反対側の下面20bに開口しているため、上面20aに対して垂直な側面20cにプロセスガスの入力ポートを設ける必要がない。したがって、複数の開閉弁50が設けられた流路ブロック20の幅を縮小することができる。
そして、キャリングガス流路21は、流路ブロック20において上面20aを幅方向から挟む両側面20cの少なくとも一方に設けられて流路ブロック20の長手方向(上面20aの長手方向)に沿って延びる側面流路25を含んでいる。このため、キャリングガス流路21において側面流路25以外の部分である接続流路27の長さを短くすることができる。ここで、側面流路25は、流路ブロック20の長手方向に沿って延びる溝部25aと溝部25aの開口を覆う蓋部材25bとにより構成されているため、側面流路25が細く長い流路であっても容易に形成することができる。したがって、流路ブロック20にキャリングガス流路21を容易に形成することができ、ひいてはガス供給ユニット11を容易に製造することができる。さらに、側面流路25は、流路ブロック20の内部を側面20c(表面)まで流路として利用することができるため、流路ブロック20内に流路を効率的に配置することができる。その結果、流路ブロック20の幅を縮小することができる。
側面流路25は、流路ブロック20において上面20aを幅方向から挟む両側面20cの一方の側面20cと他方の側面20cとに、流路ブロック20の長手方向に沿って交互に設けられているため、流路ブロック20の長手方向に関して隣り合う側面流路25同士の干渉を避けることができる。したがって、キャリングガス流路21において形成が容易である側面流路25の長さを長くすることができ、側面流路25以外の部分である接続流路27の長さをより短くすることができる。
流路ブロック20の長手方向に関して隣り合う側面流路25は、流路ブロック20の長手方向おいて弁室24の設けられた位置で互いに重なり合う重なり部分25dを有しているため、流路ブロック20の幅方向(上面20aの幅方向)に沿って延びる流路によって、弁室24を介してこれらの重なり部分25dを接続することができる。したがって、側面流路25と弁室24とを接続する接続流路27、すなわちキャリングガス流路21において側面流路25以外の部分の長さを短くすることができる。
上流側および下流側のキャリングガス流路21は、同一の弁室24に対してプロセスガス流路22と弁室24との連通部を挟む位置にそれぞれ接続されているため、弁室24内を流通するキャリングガスがプロセスガス流路22と弁室24との連通部を経由し易くなる。すなわち、上流側のキャリングガス流路21から弁室24に流入したキャリングガスは、プロセスガス流路22と弁室24との連通部を経由して下流側のキャリングガス流路21へと直線的に流れ易くなる。したがって、プロセスガス流路22から弁室24に流入するプロセスガスをキャリングガスによって運び易くなるとともに、プロセスガスが遮断された場合に弁室24内のプロセスガスを速やかに排出することができる。
本実施形態のガス供給ユニット11では、開閉弁50(弁室24)が搭載された上面20aに対して垂直な側面20cにプロセスガスの入力ポートを設ける必要がない。そして、ガス供給装置10は、複数のガス供給ユニット11を備え、上面20aを幅方向から挟む両側面20c同士が互いに当接するようにガス供給ユニット11を並列に配列している。このため、1つ1つのガス供給ユニット11の幅が縮小されるとともに、ガス供給ユニット11同士の隙間を省略することができる。その結果、ガス供給装置10を大幅に高集積化することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具現化した第2施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。第2実施形態では、図5に示すように、流路ブロック120の両側面120cのうち一方の側面120cのみに側面流路125が設けられている点で第1実施形態と相違している。なお、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付することにより説明を省略する。
ガス供給ユニット111は、長尺状に延びる直方体状に形成された流路ブロック120と、複数の補助流路ブロック60と、複数の開閉弁50(50A)とを備えている。流路ブロック120の上面には、各補助流路ブロック60を介して各開閉弁50が搭載されている。補助流路ブロック60及び開閉弁50は、流路ブロック120の上面の長手方向(流路ブロック120の長手方向)に沿って直列に配置されている。
補助流路ブロック60は、長尺状に延びる略直方体状に形成されている。補助流路ブロック60は、流路ブロック120の上面に固定されている。補助流路ブロック60の長手方向および幅方向は、流路ブロック120の長手方向および幅方向とそれぞれ一致している。補助流路ブロック60の幅は、流路ブロック120の幅と等しく設定されている。上記開閉弁50は、各補助流路ブロック60の上面120a(弁搭載面)にそれぞれ搭載されている。流路ブロック120及び補助流路ブロック60を併せて全体の流路ブロックとみなしたときに、各補助流路ブロック60の各上面120aを併せて全体の流路ブロックの上面(弁搭載面)とみなすことができる。全体の流路ブロックの長手方向および幅方向は、流路ブロック120の長手方向および幅方向とそれぞれ一致している。
次に、図6を併せて参照して、1つのガス供給ユニット111の構成について代表して説明する。なお、図6は図5の6−6線断面図である。
流路ブロック120の内部には、全体として流路ブロック120の長手方向に延びるキャリングガス流路121(主流路)が設けられている。キャリングガス流路121において下流側の端部には、キャリングガスの出力ポート29が接続されている。キャリングガス流路121は、流路ブロック120において上面を幅方向から挟む両側面120c、すなわち流路ブロック120の上面(補助流路ブロック60の上面120a)に垂直な両側面120cのうち一方の側面120cのみに設けられた側面流路125を含んでいる。側面流路125は、流路ブロック120の長手方向に沿って延びている。
流路ブロック120及び補助流路ブロック60の内部には、キャリングガス流路121に連通するプロセスガス流路22及び補助プロセスガス流路62(副流路)がそれぞれ設けられている。プロセスガス流路22と補助プロセスガス流路62とは直列に接続されており、これらの接続部はガスケットによりシールされている。プロセスガス流路22の基本的な構成は、第1実施形態のプロセスガス流路22と同一であるため、ここでは説明を省略する。補助プロセスガス流路62は、補助流路ブロック60の下面から上面に向けて直線状に延びている。補助プロセスガス流路62は、補助流路ブロック60の長手方向において中央に設けられるとともに、補助流路ブロック60の幅方向において中央に設けられている。各補助プロセスガス流路62は、各プロセスガス流路22の延長線上に設けられている。
補助流路ブロック60の上面120aには、上記開閉弁50の弁室124が設けられている。弁室124の基本的な構成は、第1実施形態の弁室24と同一であるため、ここでは説明を省略する。そして、上記各補助プロセスガス流路62は各弁室124に連通されている。すなわち、開閉弁50は、補助プロセスガス流路62(プロセスガス流路22)毎に設けられている。プロセスガス流路22は、補助プロセスガス流路62を介して弁室124に接続されている。また、隣り合う開閉弁50の弁室124は、上記キャリングガス流路121によって接続されている。したがって、各プロセスガス流路22及び補助プロセスガス流路62は、各弁室124を介してキャリングガス流路121に接続されている。開閉弁50は、弁体51により補助プロセスガス流路62(プロセスガス流路22)と弁室124とを遮断および連通する。
上述したように、キャリングガス流路121は、流路ブロック120の両側面120cのうち一方の側面120cのみに設けられた側面流路125を含んでいる。側面流路125は、流路ブロック120の長手方向に沿って延びている。ここで、上流側の側面流路125と下流側の側面流路125とが同一の弁室124に接続される部分において、これらの側面流路125同士の干渉を避けるために、これらの側面流路125が互いに離間して設けられている。そして、これらの側面流路125は、流路ブロック120の内部に設けられた接続流路127a,127bと、補助流路ブロック60の内部に設けられた補助接続流路67とを介して、開閉弁50の弁室124に接続されている。補助接続流路67は、流路ブロック120の長手方向に沿うとともに補助流路ブロック60の下面に対して斜め方向へ直線状に延びている。この場合であっても、キャリングガス流路121は、流路ブロック120の長手方向に延びる側面流路125を含んでいるため、補助接続流路67の長さが長くなることを抑制することができる。接続流路127bと補助接続流路67との接続部はガスケットによりシールされている。
同一の弁室124に接続される2つの補助接続流路67、すなわち上流側のキャリングガス流路121及び下流側のキャリングガス流路121は、弁室124において補助プロセスガス流路62と弁室124との連通部を挟む位置にそれぞれ接続されている。このため、補助プロセスガス流路62から弁室124に流入するプロセスガスは、上流側の補助接続流路67から弁室124に流入して弁室124から下流側の補助接続流路67へ流出するキャリングガスによって運ばれ易くなる。また、開閉弁50によってプロセスガスが遮断された場合には、弁室124内にプロセスガスが残留することを抑制することができる。
次に、図7を併せて参照して、側面流路125及び接続流路127a,127bの構成について詳細に説明する。なお、図7は、図6の7−7線断面について1つの流路ブロック120を代表して示す断面図である。
上記キャリングガス流路121は、側面流路125と接続流路127a,127bと補助接続流路67とにより構成されている。側面流路125と比べて接続流路127a,127b及び補助接続流路67は短く形成されている。
側面流路125は、流路ブロック120の両側面120cのうち一方の側面120cのみに設けられている点と、第1実施形態の側面流路25よりも短く形成されている点とを除いて、第1実施形態の側面流路25と基本的に等しい構成を有している。側面流路125は、流路ブロック120の長手方向に沿って延びる溝部125aと、溝部125aの溝開口を覆う板状の蓋部材125bとにより構成されている。
流路ブロック120の長手方向において側面流路125の端部には、流路ブロック120の幅方向へ延びる接続流路127aが連通されている。接続流路127aは、側面流路125(溝部125a)との連通部から、流路ブロック120の幅方向の中央まで直線状に延びている。このため、側面流路125の溝部125aを形成した後に、側面120cの方向からドリル等によって接続流路127aを形成することができる。
流路ブロック120の幅方向の中央において、接続流路127aの端部には上記接続流路127bの端部が連通されている。この接続流路127bは、流路ブロック120の幅方向に延びる接続流路127aとの連通部から、補助流路ブロック60の方向へ直線状に延びて流路ブロック120の上面に開口している。このため、流路ブロック120の上面の方向からドリル等によって接続流路127bを形成することができる。接続流路127bは、補助流路ブロック60の上面120a(流路ブロック120の下面120b)に対して垂直に配置されている。そして、接続流路127bは、補助流路ブロック60に設けられた上記補助接続流路67に接続されている。
このように構成されたガス供給ユニット111においても、第1実施形態のガス供給ユニット11と同様にキャリングガス及びプロセスガスの流通状態が制御される。
以上詳述した本実施形態は以下の利点を有する。なお、第1実施形態と異なる利点のみを記載する。
側面流路125は、流路ブロック120の両側面120cのうち一方の側面120cのみに設けられているため、側面流路125を形成する際に流路ブロック120を裏返して加工する必要がない。したがって、ガス供給ユニット111を製造する作業性や加工性を向上させることができる。
上記実施形態に限定されず、例えば次のように実施することもできる。
キャリングガス流路121の上流側および下流側の端部を流路ブロック120の長手方向の端面に開口させてもよい。この場合には、プロセスガス流路22Aからプロセスガスを流入させて、開閉弁50Aはプロセスガスを遮断および連通させることとなる。なお、キャリングガスの流通状態を変更する開閉弁は、ガス供給ユニット11(111)とは別に設けるようにすればよい。
第1実施形態のガス供給ユニット11において、開閉弁50の搭載された上面20aに垂直な2つの側面20cに、流路ブロック20の長手方向に沿って交互に設けられた側面流路25は、流路ブロック20の長手方向おいて弁室24の設けられた位置で互いに重なり合う重なり部分25dを有していなくてもよい。図8に示すように、こうした構成であっても、接続流路227を流路ブロック20の幅方向に適宜延長することによって、側面流路25と弁室24とを接続することができる。
図9に示すように、流路ブロック20の両側面20cのうち一方の側面20cのみに側面流路25が設けられている構成において、補助流路ブロック60を介すことなく、側面流路25と弁室24とが接続流路227により接続されるようにしてもよい。
弁室24(124)によって接続されたキャリングガス流路21(121)は、弁室24(124)においてプロセスガス流路22(補助プロセスガス流路62)と弁室24(124)との接続部を挟む位置に接続されていたが、このような配置に必ずしも限定されない。なお、隣り合う溝部25a及び蓋部材25bを一体化することでキャリングガス流路21(121)を連通させ、キャリングガス流路21(121)が、各弁室24(124)に1箇所でのみ連通する構成を採用することもできる。
図10に示すように、流路ブロック20の上面20aに垂直な側面20cのうち、側面流路25が設けられた部分にはヒータ70が設けられている構成を採用することもできる。ここでは、2つの側面20cの略全体にヒータ70を設けるようにしている。こうした構成によれば、側面流路25とヒータ70とが近接することとなるため、側面流路25を流通するガスを効率的に加熱することができる。また、流路ブロック20の2つの側面20cに、流路ブロック20の長手方向に沿って交互に設けられた側面流路25に対応させて、2つの側面20cに流路ブロック20の長手方向に沿って交互にヒータ70を設けるようにしてもよい。第2実施形態の流路ブロック120においては、側面流路125が一方の側面120cのみに設けられているため、その側面流路125が設けられた一方の側面120cのみにヒータを設けるようにしてもよい。さらに、図10に示すように、流路ブロック20の長手方向に延びる薄板状又は薄膜状にヒータ70を形成することにより、ガス供給ユニット11の幅が拡大することを抑制することができる。
流路ブロック20(120)の両側面20c(120c)同士が隣り合うように複数のガス供給ユニット11(111)を並列に配列し、隣り合うガス供給ユニット11(111)の側面20c(120c)に挟み込まれるようにヒータを設けるようにしてもよい。こうした構成によれば、1つのヒータによって隣り合うガス供給ユニット11(111)の双方を加熱することができる。さらに、第1実施形態のガス供給ユニット11のように、側面流路25は、2つの側面20cに流路ブロック20の長手方向に沿って交互に設けられている場合であっても、2つの側面20cの双方に対してヒータが配置されるため、側面流路25を流通するガスを効率的に加熱することができる。すなわち、側面流路25が流路ブロック20の両側面20cに設けられた構成であっても、側面流路25が一方の側面20cのみに設けられた構成と同数のヒータで側面流路25を流通するガスを加熱することができる。
図1,5において、複数のガス供給ユニット11(111)の出力ポート29を接続して、複数のガス供給ユニット11(111)の組み合わせによりガスの種類や流量を制御することもできる。
11…ガス供給ユニット、20…流路ブロック、20a…弁搭載面としての上面、20c…側面、21…主流路としてのキャリングガス流路、22…副流路としてのプロセスガス流路、24…弁室、25…側面流路、50…開閉弁。

Claims (7)

  1. 内部に流路の設けられた流路ブロックを備え、前記流路は主流路と前記主流路にそれぞれ連通する複数の副流路とを含み、前記副流路毎に開閉弁を備え、前記開閉弁が対応する前記副流路と前記主流路とを遮断および連通するガス供給ユニットであって、
    前記流路ブロックは、長尺状に延びる直方体状に形成され、前記開閉弁が搭載された弁搭載面と前記副流路が開口した副流路開口面とを有し、前記弁搭載面および前記副流路開口面は互いに反対側に位置する面であり、
    前記開閉弁は、前記弁搭載面の長手方向に沿って直列に配置され、前記開閉弁の各弁室が前記弁搭載面に設けられ、
    前記副流路は、前記弁室の略中央に連通されるとともに前記弁搭載面から離間する方向へ延びて前記副流路開口面に開口し、
    前記主流路は、隣り合う前記開閉弁の前記弁室を接続しており、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の少なくとも一方に設けられた側面流路を含み、前記側面流路は、前記弁搭載面の長手方向に沿って延びる溝部と前記溝部の溝開口を覆う蓋部材とにより構成されており、
    前記側面流路は、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の一方の側面と他方の側面とに、前記弁搭載面の長手方向に沿って交互に設けられ、
    前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の一方の側面と他方の側面とに設けられ且つ前記弁搭載面の長手方向に関して隣り合う前記側面流路は、前記弁搭載面の長手方向において前記弁室の設けられた位置で互いに重なり合う部分を有している
    ことを特徴とするガス供給ユニット。
  2. 前記側面流路は、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面のうち一方の側面のみに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガス供給ユニット。
  3. 前記主流路は、同一の前記弁室に対して前記副流路と前記弁室との連通部を挟む位置にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガス供給ユニット。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガス供給ユニットを複数備え、前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面同士が互いに当接するように前記ガス供給ユニットを並列に配列したことを特徴とするガス供給装置。
  5. 前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面のうち、前記側面流路が設けられた部分にはヒータが設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のガス供給ユニット。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガス供給ユニットを複数備え、前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面同士が隣り合うように前記ガス供給ユニットを並列に配列し、
    前記隣り合うガス供給ユニットの前記側面に挟み込まれるようにヒータが設けられていることを特徴とするガス供給装置。
  7. 内部に流路の設けられた流路ブロックを備え、前記流路は主流路と前記主流路にそれぞれ連通する複数の副流路とを含み、前記副流路毎に開閉弁を備え、前記開閉弁が対応する前記副流路と前記主流路とを遮断および連通するガス供給ユニットであって、
    前記流路ブロックは、長尺状に延びる直方体状に形成され、前記開閉弁が搭載された弁搭載面と前記副流路が開口した副流路開口面とを有し、前記弁搭載面および前記副流路開口面は互いに反対側に位置する面であり、
    前記開閉弁は、前記弁搭載面の長手方向に沿って直列に配置され、前記開閉弁の各弁室が前記弁搭載面に設けられ、
    前記副流路は、前記弁室の略中央に連通されるとともに前記弁搭載面から離間する方向へ延びて前記副流路開口面に開口し、
    前記主流路は、隣り合う前記開閉弁の前記弁室を接続しており、前記流路ブロックにおいて前記弁搭載面を幅方向から挟む両側面の少なくとも一方に設けられた側面流路を含み、前記側面流路は、前記弁搭載面の長手方向に沿って延びる溝部と前記溝部の溝開口を覆う蓋部材とにより構成されており、
    前記主流路は、同一の前記弁室に対して前記副流路と前記弁室との連通部を挟む位置にそれぞれ接続され、
    上流側の前記主流路と前記弁室との連通部、前記副流路と前記弁室との連通部、および下流側の前記主流路と前記弁室との連通部が直線状に並んでいることを特徴とするガス供給ユニット。
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