JP5268883B2 - 電解金めっき液及びそれを用いて得られた金皮膜 - Google Patents

電解金めっき液及びそれを用いて得られた金皮膜 Download PDF

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Description

本発明は、電解金めっき液、それを用いて得られた金皮膜、それを用いたニッケルめっき皮膜上の金皮膜の製造方法、及び、それを用いて得られたニッケルめっき皮膜上の金皮膜に関するものである。
ニッケル皮膜上にする金めっき(以下、「ニッケル/金めっき」と略記する)は、ニッケルの下地金属拡散バリア特性、金の優れた耐食性、耐熱性、機械特性、電気特性等の理由により、電子部品の端子接続部の表面を保護する用途に広く用いられており、適用される基板材料も、プラスチック、セラミックス、金属、フィルム等と多様である。
ニッケル/金めっき皮膜で被覆された接続端子部には半田ボールが搭載され、この半田ボールを融着させることにより他の電子部品と接続が行われる。接続に使用される半田ボールは、63質量%のスズと37質量%の鉛からなる組成の「スズ/鉛共晶半田ボール」が使用されるのが一般的であった。しかし、近年、環境保全の観点から鉛の使用が規制され、一般的に使用されていた「スズ/鉛共晶半田ボール」のかわりに、スズ/銀/銅等の組成の「鉛フリー半田ボール」が使用されることが多くなってきた。
以前のスズ/鉛共晶半田ボールに比べて鉛フリー半田ボールは、半田を融着するのに必要な温度が50℃程度高く設定されており、従来のニッケル/金めっきでは端子接続部の表面を保護する能力が充分ではなく、金めっき皮膜上に拡散してくる下地金属であるニッケル、銅等が、半田ボールを融着するときの温度が高くなることで、鉛フリー半田ボールを使用すると、スズ/鉛共晶半田ボールを使用した場合よりも表面が酸化されやすくなり、半田接続強度を低下させることが指摘されている。そして、半田接続強度が低下すると、半田ボールが脱落し、接続した電子部品間が断線してしまい、電子部品として機能しなくなってしまうという問題があった。
一方、半田接続強度の改良を目指した電解金めっき液としては、金皮膜の均一電着性を向上させたり、治具等から混入した不純物金属イオンの影響を受け難くしたものが、特許文献1及び特許文献2に開示されている。しかしながら、これらは何れも鉛フリー半田ボールを接続に使用した場合には接続強度が充分ではなかった。
特開平4−028894号公報 特開平7−062588号公報
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、鉛フリー半田ボールを接続に使用した場合であっても優れた半田接合強度を確保できる電解金めっき液を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、少なくとも、シアン化金塩と、特定の化学構造式を有する2種類のジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩を構成成分として含有する電解金めっき液を用いて金皮膜を形成すれば、鉛フリー半田ボールを接合に使用した場合であっても優れた半田接合強度が得られることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち本発明は、少なくとも、シアン化金塩、下記式(1)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩、及び、下記式(2)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩を含有することを特徴とする電解金めっき液を提供するものである。
Figure 0005268883
[式(1)中、−C2n−は、直鎖の又は側鎖を有していてもよいアルキレン基を示し、X及びXは、互いに同一であっても異なっていてもよい、H、Na、K又はNHを示し、nは0以上の自然数を示す。]
Figure 0005268883
[式(2)中、X及びXは、互いに同一であっても異なっていてもよい、H、Na、K又はNHを示し、Yは、水素原子、アルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。]
また本発明は、上記の電解金めっき液を用いて電解金めっきを行うことによって得られたことを特徴とする金皮膜を提供するものである。
また本発明は、上記の電解金めっき液を用いて、ニッケルめっき皮膜上に電解金めっきを行うことを特徴とする金皮膜の製造方法を提供するものである。
また本発明は、上記の電解金めっき液を用いて、ニッケルめっき皮膜上に電解金めっきを行うことによって得られたことを特徴とするニッケル皮膜上の金皮膜を提供するものである。
本発明によれば、近年の環境問題に配慮した鉛フリー半田ボールを使い電子部品を接続した場合であっても優れた半田接合強度が得られ、半田ボール脱落の危険が少ない金めっき皮膜を形成できる。また、ニッケルめっき皮膜上に、本発明の電解金めっきを行うことによって得られたニッケル皮膜上の金皮膜は、特に優れた半田接合強度が得られる。
実施例と比較例において半田ボール接合強度の測定に使用した半田ボールテスト基板を示す図である。 半田ボール接合強度の測定における、半田ボール搭載方法と引っ張り方向を示す図である。 実施例と比較例で測定された半田ボール接合強度を、統計解析ソフトウェアを用いて統計計算をした結果を示す図である。
以下、本発明について説明するが、本発明は以下の実施の具体的形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形して実施することができる。
本発明は、少なくとも、シアン化金塩、下記式(1)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩、及び、下記式(2)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩を含有することを特徴とする電解金めっき液である。
Figure 0005268883
[式(1)中、−C2n−は、直鎖の又は側鎖を有していてもよいアルキレン基を示し、X及びXは、互いに同一であっても異なっていてもよい、H、Na、K又はNHを示し、nは0以上の自然数を示す。]
Figure 0005268883
[式(2)中、X及びXは、互いに同一であっても異なっていてもよい、H、Na、K又はNHを示し、Yは、水素原子、アルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。]
本発明の電解金めっき液は、シアン化金塩を含有することが必須である。該シアン化金塩は、本発明の電解金めっき液の金源として用いられる。ここで「シアン化金塩」とは、「シアン化金酸塩」、「テトラシアノ金酸塩」と同義である。シアン化金塩は1種の使用に限定されず2種以上を併用することができる。
該シアン化金塩としては、シアン化金アルカリ金属又はシアン化金アンモニウムが好ましい。また、該シアン化金塩の金の価数(酸化数)としては、1価又は3価のどちらでも使用可能であるが、金の析出効率の観点から1価が好ましい。すなわちシアン化第1金塩が好ましい。
該シアン化金塩の具体例としては、例えば、シアン化第1金ナトリウム、シアン化第1金カリウム、シアン化第1金アンモニウム、シアン化第2金ナトリウム、シアン化第2金カリウム、シアン化第2金アンモニウム等が挙げられる。このうち、金の析出効率等のめっき性能、コスト、入手の容易さ等の観点から、シアン化第1金ナトリウム、シアン化第1金カリウム又はシアン化第1金アンモニウムが好ましく、更に同様の観点からシアン化第1金カリウムが特に好ましい。
本発明の電解金めっき液中の該シアン化金塩の含有量は特に限定はなく、後述するフラッシュ電解金めっきと厚付け電解金めっきの場合で最適含有量が異なるが、その何れであっても、電解金めっき液全体に対して、金属金として、通常0.05g/L〜50g/L、好ましくは0.1g/L〜30g/L、特に好ましくは0.5g/L〜20g/Lである。電解金めっき液中の金属金の含有量が少なすぎると、黄金色の金めっきが困難になる場合があり、また、フラッシュ電解金めっき液としての使用も困難になる場合がある。一方、電解金めっき液中の金属金の含有量が多すぎる場合は、電解金めっき液としての性能には特に問題はないが、金属金は非常に高価な金属であり、めっき液中に含有した状態で保存するのは不経済となる場合がある。
上記のシアン化金塩についての記載は、本発明の電解金めっき液中に存在する形態を特定するものであるが、本発明の電解金めっき液の調液の際に、溶解させる原料として、上記のシアン化金塩を用いることも好ましい。
本発明の電解金めっき液には、上記式(1)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩(以下、「ジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩」を「ジカルボン酸(塩)」と略記する場合がある)、及び、上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)を含有することが必須である。これらは何れも電解金めっき液中において、少なくとも電導塩として機能する。式(1)で示されるジカルボン酸(塩)及び式(2)で示されるジカルボン酸(塩)の両方を含有させることによって、鉛フリー半田ボールを用いた場合であっても、優れた半田接合強度が得られる金めっき皮膜が得られるようになり、ニッケル皮膜上の金皮膜において、特に優れた半田接合強度の改良がなされる。
上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)において、−C2n−は側鎖を有していてもよいアルキレン基、すなわち、直鎖構造でも側鎖構造でもよいアルキレン基を示す。また、X及びXは、互いに同一であっても異なっていてもよい、H、Na、K又はNHを示す。H、Na、K又はNHは、電解金めっき液中で、上記したシアン化金塩や後記する「式(2)で表されるジカルボン酸(塩)」等と、陽イオンが交換した状態で存在していてもよい。
上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)において、nは0以上の自然数を示すが、0〜8の範囲の自然数が好ましく、0〜6の範囲の自然数が特に好ましく、0〜4の範囲の自然数が更に好ましい。nが大きすぎると、水への溶解度が低くなり所定の濃度にできなかったり、入手が困難になる場合がある。
また、上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)は、式(1)中の−C2n−が直鎖構造を有するアルキレン基であるものが、良好なめっき性能、水への溶解度、入手の容易さ等の点で好ましい。
上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)は、1種の使用に限定されず2種以上を併用することができる。
上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)の具体例としては、例えば、シュウ酸、シュウ酸ナトリウム、シュウ酸カリウム、シュウ酸アンモニウム、マロン酸、マロン酸ナトリウム、マロン酸カリウム、マロン酸アンモニウム、コハク酸、コハク酸ナトリウム、コハク酸カリウム、コハク酸アンモニウム、グルタル酸、グルタル酸カリウム、グルタル酸ナトリウム、グルタル酸アンモニウム、アジピン酸、アジピン酸ナトリウム、アジピン酸カリウム、アジピン酸アンモニウム、ピメリン酸、ピメリン酸ナトリウム、ピメリン酸カリウム、ピメリン酸アンモニウム、スベリン酸、スベリン酸ナトリウム、スベリン酸カリウム、スベリン酸アンモニウム、アゼライン酸、アゼライン酸ナトリウム、アゼライン酸カリウム、アゼライン酸アンモニウム、セバシン酸、セバシン酸ナトリウム、セバシン酸カリウム、セバシン酸アンモニウム、1−メチルエチレンジカルボン酸、1−メチルエチレンジカルボン酸ナトリウム、1−メチルエチレンジカルボン酸カリウム、1−メチルエチレンジカルボン酸アンモニウム、1−メチル−1,3−プロパンジカルボン酸、1−メチル−1,3−プロパンジカルボン酸ナトリウム、1−メチル−1,3−プロパンジカルボン酸カリウム、1−メチル−1,3−プロパンジカルボン酸アンモニウム、1,1−ジメチル−1,3−プロパンジカルボン酸、1,1−ジメチル−1,3−プロパンジカルボン酸ナトリウム、1,1−ジメチル−1,3−プロパンジカルボン酸カリウム、1,1−ジメチル−1,3−プロパンジカルボン酸アンモニウム、2−メチル−1,3−プロパンジカルボン酸、2−メチル−1,3−プロパンジカルボン酸ナトリウム、2−メチル−1,3−プロパンジカルボン酸カリウム又は2−メチル−1,3−プロパンジカルボン酸アンモニウム等が好ましいものとして挙げられる。
これらのうち、良好なめっき性能、水への溶解の容易さ、鉛フリー半田ボールによる優れた半田接合強度、入手の容易さ、低コスト等の観点から、シュウ酸ナトリウム、シュウ酸カリウム、シュウ酸アンモニウム、マロン酸ナトリウム、マロン酸カリウム、マロン酸アンモニウム、コハク酸ナトリウム、コハク酸カリウム、コハク酸アンモニウム、グルタル酸ナトリウム、グルタル酸カリウム、グルタル酸アンモニウム、アジピン酸ナトリウム、アジピン酸カリウム、アジピン酸アンモニウム等が特に好ましい。
本発明の電解金めっき液中の、上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)の含有量については特に限定はないが、電解金めっき液全体に対して、好ましくは1g/L〜500g/L、より好ましくは10g/L〜300g/L、特に好ましくは50g/L〜200g/Lである。なお、上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)を2種以上使用するときは、上記数値はそれらの合計含有量を示す。含有量が少なすぎると、鉛フリー半田ボールによる優れた半田接合強度が得られなかったり、電導塩成分が不足した状態になることから、金の析出効率が低下してしまう場合がある。一方、含有量が多すぎると、上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)が水に溶解が困難になる場合があり、また本発明の上記効果の更なる増加は期待できないことから不経済である場合がある。
上記の「式(1)で表されるジカルボン酸(塩)」についての記載は、本発明の電解金めっき液中に存在する形態を特定するものであるが、本発明の電解金めっき液の調液の際に、溶解させる原料として、上記の「式(1)で表されるジカルボン酸(塩)」を用いることも好ましい。
本発明の電解金めっき液は、上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)に加えて、更に上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)を必須成分として含有する。構造の異なる2種類のジカルボン酸(塩)を併用することによって、鉛フリー半田ボールを用いた場合であっても、ニッケル皮膜上の金めっき皮膜において、優れた半田接合強度が得られる。
上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)において、X及びXは、互いに同一であっても異なっていてもよい、H、Na、K又はNHを示す。H、Na、K又はNHは、電解金めっき液中で、上記シアン化金塩や「式(1)で表されるジカルボン酸(塩)」等と、陽イオンが交換した状態で存在していてもよい。
上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)は、1種の使用に限定されず2種以上を併用することができる。
上記式(2)において、Yは、水素原子、アルキル基又はヒドロキシアルキル基を示すが、良好なめっき性能、水への溶解の容易さ、鉛フリー半田ボールによる優れた半田接合強度、入手の容易さ、低コスト等の観点から、水素原子、炭素数1〜5個のアルキル基又は炭素数1〜5個のヒドロキシアルキル基が好ましく、水素原子、炭素数1〜3個のアルキル基又は炭素数1〜3個のヒドロキシアルキル基が特に好ましい。具体的には、Yは、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基等が特に好ましい。また、上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)は、イミノジカルボン酸誘導体、又はその塩であることが好ましい。
上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)の具体例としては、例えば、イミノジ酢酸、イミノジ酢酸ジナトリウム、イミノジ酢酸ジカリウム、イミノジ酢酸ジアンモニウム、メチルイミノジ酢酸、メチルイミノジ酢酸ジナトリウム、メチルイミノジ酢酸ジカリウム、メチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、エチルイミノジ酢酸、エチルイミノジ酢酸ジナトリウム、エチルイミノジ酢酸ジカリウム、エチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、プロピルイミノジ酢酸、プロピルイミノジ酢酸ジナトリウム、プロピルイミノジ酢酸ジカリウム、プロピルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ブチルイミノジ酢酸、ブチルイミノジ酢酸ジナトリウム、ブチルイミノジ酢酸ジカリウム、ブチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、アミルイミノジ酢酸、アミルイミノジ酢酸ジナトリウム、アミルイミノジ酢酸ジカリウム、アミルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシメチルイミノジ酢酸、ヒドロキシメチルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシメチルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシメチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシプロピルイミノジ酢酸、ヒドロキシプロピルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシプロピルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシプロピルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシブチルイミノジ酢酸、ヒドロキシブチルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシブチルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシブチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシアミルイミノジ酢酸、ヒドロキシアミルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシアミルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシアミルイミノジ酢酸ジアンモニウム等が、良好なめっき性能、水への溶解の容易さ、鉛フリー半田ボールによる優れた半田接合強度、入手の容易さ、低コスト等の観点から好ましいものとして挙げられる。
本発明の電解金めっき液中の上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)の含有量については特に限定はないが、電解金めっき液全体に対して、好ましくは0.1g/L〜200g/L、より好ましくは0.5g/L〜100g/L、特に好ましくは1g/L〜50g/Lである。なお、上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)を2種以上使用するときは、上記数値はそれらの合計含有量を示す。電解金めっき液中の含有量が少なすぎると、鉛フリー半田ボールによる優れた半田接合強度が得られなかったり、電導塩成分が不足した状態になることから、金の析出効率が低下してしまう場合がある。一方、含有量が多すぎると、本発明の効果の更なる増加は期待できず不経済となる場合がある。
上記の「式(2)で表されるジカルボン酸(塩)」についての記載は、本発明の電解金めっき液中に存在する形態を特定するものであるが、本発明の電解金めっき液の調液の際に、溶解させる原料として、上記の「式(2)で表されるジカルボン酸(塩)」を用いることも好ましい。
上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)と、上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)の、本発明の電解金めっき液中での含有比は特に限定はないが、上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)の含有量は、鉛フリー半田ボールによる優れた半田接合強度の観点から、上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)の含有量の、1〜100質量倍が好ましく、1.5〜50質量倍がより好ましく、2〜20質量倍が特に好ましい。
本発明の電解金めっき液は、電解金めっき液中に、同時に上記式(1)で表されるジカルボン酸(塩)、及び、上記式(2)で表されるジカルボン酸(塩)を含有することを特徴としている。このことによって、鉛フリー半田ボールを用いた場合であっても、特にニッケル皮膜上において、優れた半田接合強度が得られる金めっき皮膜が得られるようになる。更に、上記したそれぞれの含有量及び/又は含有量比においてその効果が著しい。
本発明の電解金めっき液には、上記の必須成分以外に必要に応じて、めっき液のpHを一定に保つための緩衝剤、金めっき皮膜の金結晶径を調整するための結晶調整剤、金めっき皮膜のピンホール除去若しくはめっき液の泡切れを良好にするための界面活性剤、金めっき皮膜を平滑にするための光沢剤等を、本発明の電解金めっき液中に適宜含有させて用いることができる。
本発明の電解金めっき液に必要に応じて含有される緩衝剤としては、周知の緩衝剤であれば特に限定はないが、ホウ酸、リン酸等の無機酸;クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等のオキシカルボン酸等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を混合して用いることができる。また、これらの塩となっていてもよい。
本発明の電解金めっき液中の緩衝剤の含有量は特に限定はないが、通常1g/L〜500g/L、好ましくは10g/L〜100g/Lである。めっき液中の緩衝剤の含有量が少なすぎると、緩衝効果が発揮され難い場合があり、一方、多すぎる場合は緩衝効果の上昇が見られず不経済の場合がある。
結晶調整剤としては、周知の結晶調整剤であれば特に限定はないが、タリウム、セリウム、鉛、アンチモン、ヒ素、ビスマス、テルル等の金属の塩、又は、これらの金属を含有する化合物等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を混合して用いることができる。
本発明の電解金めっき液中の結晶調整剤の含有量(質量)は特に限定はないが、通常1ppm〜50ppm、好ましくは2ppm〜20ppmである。めっき液中の結晶調整剤の含有量が少なすぎると、結晶調整効果が発揮され難い場合があり、一方、多すぎる場合は結晶調整効果の上昇が見られず不経済の場合がある。
界面活性剤としては、周知の界面活性剤であれば特に限定はないが、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤又はカチオン系界面活性剤が用いられる。これらは1種又は2種以上を混合して用いることができる。
ノニオン系界面活性剤としては、ノニフェノールポリアルコキシレート、α−ナフトールポリアルコキシレート、ジブチル−β−ナフトールポリアルコキシレート、スチレン化フェノールポリアルコキシレート等のエーテル型ノニオン系界面活性剤;オクチルアミンポリアルコキシレート、ヘキシニルアミンポリアルコキシレート、リノレイルアミンポリアルコキシレート等のアミン型ノニオン系界面活性剤等が挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩;ポリオキシエチレンノニルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩;アルキルベンゼンスルホン酸塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、2−ウンデシル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−ステアリル−N、N−ジメチル−N−カルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルアミンオキシド等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、ラウリルトリメチルアンモニウム塩、ラウリルジメチルアンモニウムベタイン、ラウリルピリジニウム塩、オレイルイミダゾリウム塩又はステアリルアミンアセテート等が挙げられる。
これらは1種又は2種以上を混合して用いることができるが、好ましくはノニオン系界面活性剤又は両性界面活性剤である。
本発明の電解金めっき液中の界面活性剤の含有量は、好ましくは0.01g/L〜20g/Lであるが、所望の性能を発揮すればよく、特に含有量を限定するものではない。
光沢剤としては、周知の光沢剤であれば特に限定はないが、ピリジン骨格を有するアミン化合物等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を混合して用いることができる。
ピリジン骨格を有するアミン化合物としては、2−アミノピリジン、3−アミノピリジン、4−アミノピリジン等が挙げられる。
本発明の電解金めっき液中の光沢剤の含有量は、好ましくは0.01g/L〜20g/Lであるが、所望の性能を発揮すればよく、特に含有量を限定するものではない。
本発明の電解金めっき液を用いて電解金めっきを行なうときは、下地めっき処理としてニッケルめっき皮膜を形成させておくことが好ましい。このときのニッケルめっき液は特に限定されるものではないが、一般に常用されているワット浴、スルファミン浴、臭化ニッケル浴等が好適である。また、使用するニッケルめっき液に、ピット防止剤、1次光沢剤又は2次光沢剤を必要に応じて含有させて用いることができる。ニッケルめっき浴の使用方法は、特に限定はなく定法に従って使用する。また、ニッケルめっき皮膜の膜厚も特に限定されるものではないが、0.5μm〜20μmであることが好ましく、特に好ましくは1μm〜10μmである。
上記した本発明の電解金めっき液のめっき条件は特に限定されるものではないが、温度条件としては、20℃〜80℃であることが好ましく、特に好ましくは25℃〜60℃である。また、めっき液のpHはpH2.0〜pH9.0であることが好ましく、特に好ましいのは、pH3.0〜pH8.0である。また、陰極電流密度は、0.1A/dm〜10A/dmであることが好ましく、特に好ましくは0.3A/dm〜5A/dmである。
本発明の電解金めっき液は、金めっき皮膜と下地金属との密着を良くする目的で行なわれるフラッシュ電解金めっき(「薄付け金めっき」、「金ストライク」ともいわれる)のための電解金めっき液(以下、「フラッシュ電解金めっき液」と略記する場合がある)として好適に使用できる。また、そのフラッシュ電解金めっき皮膜上に、更に所望の金膜厚まで厚付け電解金めっき処理するための電解金めっき液(以下、「厚付け電解金めっき液」と略記する場合がある)としても好適に使用できる。更に、フラッシュ電解金めっきをせずに、下地金属上に直接、厚付け電解金めっき処理するための電解金めっき液としても好適に使用できる。
本発明の電解金めっき液を用いて電解金めっきを行う場合、フラッシュ電解金めっき液として使用しても、厚付け電解金めっき液として使用しても、鉛フリー半田ボールによる半田接続強度が良好となるが、更なる鉛フリー半田ボール接続強度上昇の点から、その両方に本発明の電解金めっき液を使用することが好ましい。
本発明の電解金めっき液をフラッシュ電解金めっき(薄付け金めっき、金ストライク)用に用いる場合、金皮膜の厚みは特に限定はないが、0.001μm〜0.1μmが好ましく、0.01μm〜0.05μmが特に好ましい。また、その上に更に所望の金膜厚まで厚付け電解金めっき処理する場合、又は、下地金属上に直接、厚付け電解金めっき処理する場合の金皮膜の膜厚は特に限定はないが、好ましくは0.01μm〜20μm、特に好ましくは0.05μm〜5μmである。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。また、電解めっき液の組成中の濃度の数値は、その成分が結晶水を含むものである場合は、結晶水を入れない質量から求めた濃度の数値である。
また、フラッシュ電解金めっき処理をして、その上に更に所望の金膜厚まで厚付け電解金めっき処理する場合において、「フラッシュ電解金めっき液」と「厚付け電解金めっき液」の何れにも本発明の電解金めっき液を用いた実施例1〜3及び実施例6〜8、「フラッシュ電解金めっき液」のみに本発明の電解金めっき液を用いた実施例4、「厚付け電解金めっき液」のみに本発明の電解金めっき液を用いた実施例5を以下に示す。その片方のみに本発明の電解金めっき液を用いても本発明の効果が十分に奏せられる。
実施例1
半田接合強度の評価には、図1に示した半田ボールテスト基板を用いた。この半田ボールテスト基板は、レジスト厚み20μm、銅材厚み12μm、基板サイズ1mm(厚み)×40mm×40mmであった。
この半田ボールテスト基板に、PAC200(ムラタ株式会社製 商品名)を使用して、50℃で10分間脱脂処理を行い、その後水洗した。次いで、MEOX(ムラタ株式会社製 商品名)を使用して、30℃で1分間エッチング処理を行い、その後水洗した。次いで10容量%の希硫酸を使用して、25℃で1分間酸洗浄を行い、その後水洗した。
次いで、スルファミン酸ニッケルめっき液 SNコンク(ムラタ株式会社製 商品名)を500mL/L、市販の塩化ニッケルを10g/L、市販のホウ酸を30g/L、ピット防止剤#82(荏原ユージライト株式会社製 商品名)を2mL/Lの濃度で建浴したスルファミンニッケルめっき液を使用して、2A/dmの陰極電流密度に設定して、50℃で12分間ニッケルめっき処理を行い、ニッケル皮膜を5μm形成させ、その後水洗した。次いで10容量%の希硫酸を使用して、25℃で1分間酸洗浄を行い、その後水洗した。
下記組成のフラッシュ電解金めっき液1Lをビーカーにとり、その中で、2A/dmの陰極電流密度に設定して、25℃で30秒間フラッシュ電解金めっき処理を行い、その後水洗した。
[実施例1のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
マロン酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=1)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
次いで下記組成の厚付け電解金めっき液1Lをビーカーにとり、その中で、0.2A/dmの陰極電流密度に設定して、65℃で2分10秒間金めっき処理を行い、その後水洗した。
[実施例1の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
マロン酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=1)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
めっき処理後、水洗、乾燥し、以下の測定方法で評価を行った。結果を表1に示す。
[金皮膜の厚さの測定方法]
金皮膜が形成された半田ボールテスト基板の銅パッド部分について、蛍光X線分析装置SFT9255(セイコーインスツルメンツ株式会社製)を使用して、常法に従って金皮膜とニッケル皮膜の厚さを測定した。
[半田ボール接合強度の測定方法]
金皮膜が形成された半田ボールテスト基板の銅パッド部分にフラックスを塗布後、0.76mm径の鉛フリー半田ボール(Sn95.5質量%、Ag4質量%、Cu0.5質量%)を搭載し、ピーク温度条件250℃でリフローして融着した半田ボールに対し、図2に示すように常温で引っ張り強度を測定し、「半田ボール接合強度(gf)」とした。測定には、Dage #4000(Dage社製)を使い、また、引っ張り速度は、5000μm/Sに設定した。
[半田ボール接合強度の有意差の判定方法]
上記した半田ボール接合強度の測定方法にて測定された引っ張り強度データを、統計解析ソフトウェア JMP(SAS Institute JAPAN株式会社製)を使い、スチューデント(Student)のt検定を用いて、危険率5%未満を有意差があると判定した。危険率5%未満とは、間違える確立が5%未満であることを意味し、比較サンプル間の有意差が認められると統計処理上認識されている基準である。
実施例2
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[実施例2のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
マロン酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=1)
ヒドロキシエチルイミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=COH)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[実施例2の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
マロン酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=1)
ヒドロキシエチルイミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=COH)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
実施例3
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[実施例3のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
シュウ酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=0)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[実施例3の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
シュウ酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=0)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
実施例4
実施例1において、厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[実施例4の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
クエン酸カリウム 100g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
実施例5
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[実施例5のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
クエン酸カリウム 100g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
実施例6
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[実施例6のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
コハク酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=2)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[実施例6の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
コハク酸カリウム 60g/L(前記式(1)においてn=2)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
実施例7
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[実施例7のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
グルタル酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=3)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[実施例7の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
グルタル酸カリウム 60g/L(前記式(1)においてn=3)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
実施例8
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[実施例8のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
アジピン酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=4)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。
[実施例8の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
アジピン酸カリウム 60g/L(前記式(1)においてn=4)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
比較例1
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[比較例1のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
イミノジ酢酸 30g/L
クエン酸カリウム 100g/L
(前記式(1)の化合物なし)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[比較例1の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
イミノジ酢酸 30g/L
クエン酸カリウム 100g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
(前記式(1)の化合物なし)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
比較例2
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[比較例2のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
クエン酸カリウム 100g/L
(前記式(1)及び前記式(2)の化合物なし)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[比較例2の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
クエン酸カリウム 100g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
(前記式(1)及び前記式(2)の化合物なし)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
比較例3
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[比較例3のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
シュウ酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=0)
ニトリロトリ酢酸 30g/L(前記式(2)で表される化合物がジカルボン酸ではなくトリカルボン酸)(前記式(2)において、Yの要件を満たしていない)
クエン酸カリウム 100g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[比較例3の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 8g/L(金属金として)
シュウ酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=0)
ニトリロトリ酢酸 30g/L(前記式(2)で表される化合物がジカルボン酸ではなくトリカルボン酸)(前記式(2)において、Yの要件を満たしていない)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
比較例4
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[比較例4のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
酢酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)で表される化合物がジカルボン酸ではなくモノカルボン酸)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[比較例4の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
酢酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)で表される化合物がジカルボン酸ではなくモノカルボン酸)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
比較例5
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[比較例5のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
クエン酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)で表される化合物がジカルボン酸ではなくトリカルボン酸)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[比較例5の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
クエン酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)で表される化合物がジカルボン酸ではなくトリカルボン酸)
イミノジ酢酸 30g/L(前記式(2)においてY=H)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
比較例6
実施例1において、フラッシュ電解金めっき液と厚付け電解金めっき液を以下の組成のものに代えた以外は、実施例1と同様にめっき処理を行った。その後、実施例1と同様の測定方法で評価を行った。結果を表1に合わせて示す。
[比較例6のフラッシュ電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
コハク酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=2)
グリシン 30g/L(前記式(2)で表される化合物がジカルボン酸ではなくモノカルボン酸)
クエン酸カリウム 80g/L
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
[比較例6の厚付け電解金めっき液の組成]
シアン化第1金カリウム 1g/L(金属金として)
コハク酸ナトリウム 60g/L(前記式(1)においてn=2)
グリシン 30g/L(前記式(2)で表される化合物がジカルボン酸ではなくモノカルボン酸)
クエン酸カリウム 80g/L
硫酸タリウム 15ppm(金属タリウムとして)
pH6.0
(pHは、6.0になるように10容量%の硫酸と1N水酸化カリウムにて調整した。)
Figure 0005268883
上記「半田ボール接合強度の有意差の判定方法」に従って測定・判定した結果を図3に示す。図3において、「ペアごとStudentのt検定0.05」とは、ペア間の相関、平均値間の差、ペア間の差についての検定を示す。図3において、半田ボール接合強度2000(gf)で、実施例と比較例が明確に分けられている。これは、実施例と比較例の半田ボール接合強度には有意差があり、実施例内の半田ボール接合強度のばらつきを見ているのではなく、実施例の半田ボール接合強度が明らかに比較例の半田ボール接合強度に比べて高いことを意味している。
測定結果より、フラッシュ電解金めっき液、厚付け電解金めっき液の両方に本発明の電解金めっき液を使用した実施例1〜3及び実施例6〜8では何れも、鉛フリー半田ボールを融着しても、半田接合強度が、従来技術の比較例1ないし比較例6に比べて明らかに優れていることが分かった。
更に、フラッシュ電解金めっき液、厚付け電解金めっき液のどちらか一方に、本発明電解金めっき液を用いても、フラッシュ電解金めっき、厚付け電解金めっき液の両方に用いた場合と同様に、鉛フリー半田接合強度が上昇することが分かった(実施例4及び実施例5)。
また、比較例1ないし比較例6の電解金めっき組成は、フラッシュ電解金めっき液、厚付け電解金めっき液のどちらにも本発明の電解金めっき液を用いていないので、鉛フリー半田接合強度が劣っていることが分かった。
本発明の電解金めっき液は、フラッシュ電解金めっき液、厚付け電解金めっき液のどちらに用いても、鉛フリー半田ボールを使った半田接合強度を従来技術よりも上昇させることが可能であり、環境に配慮した鉛フリー半田が用いられる電子部品の現在一般に実用化されている電解ニッケル/金めっき分野に広く利用されるものである。
本願は、2007年2月23日に出願した日本の特許出願である特願2007−043748に基づくものであり、それらの出願の全ての内容はここに引用し、本発明の明細書の開示として取り込まれるものである。

Claims (8)

  1. 少なくとも、シアン化金塩、下記式(1)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩、及び、下記式(2)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩を含有することを特徴とする電解金めっき液。
    Figure 0005268883
    [式(1)中、−C2n−は、直鎖の又は側鎖を有していてもよいアルキレン基を示し、X及びXは、互いに同一であっても異なっていてもよい、H、Na、K又はNHを示し、nは0以上の自然数を示す。]
    Figure 0005268883
    [式(2)中、X及びXは、互いに同一であっても異なっていてもよい、H、Na、K又はNHを示し、Yは、水素原子、アルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。]
  2. 該シアン化金塩が、シアン化金アルカリ金属又はシアン化金アンモニウムである請求項1記載の電解金めっき液。
  3. 該シアン化金塩が、シアン化第1金ナトリウム、シアン化第1金カリウム、シアン化第1金アンモニウム、シアン化第2金ナトリウム、シアン化第2金カリウム又はシアン化第2金アンモニウムである請求項2記載の電解金めっき液。
  4. 上記式(1)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩が、シュウ酸、シュウ酸ナトリウム、シュウ酸カリウム、シュウ酸アンモニウム、マロン酸、マロン酸ナトリウム、マロン酸カリウム、マロン酸アンモニウム、コハク酸、コハク酸ナトリウム、コハク酸カリウム、コハク酸アンモニウム、グルタル酸、グルタル酸カリウム、グルタル酸ナトリウム、グルタル酸アンモニウム、アジピン酸、アジピン酸ナトリウム、アジピン酸カリウム、アジピン酸アンモニウム、ピメリン酸、ピメリン酸ナトリウム、ピメリン酸カリウム、ピメリン酸アンモニウム、スベリン酸、スベリン酸ナトリウム、スベリン酸カリウム、スベリン酸アンモニウム、アゼライン酸、アゼライン酸ナトリウム、アゼライン酸カリウム、アゼライン酸アンモニウム、セバシン酸、セバシン酸ナトリウム、セバシン酸カリウム又はセバシン酸アンモニウムである請求項1ないし請求項3の何れかの請求項記載の電解金めっき液。
  5. 上記式(2)で表されるジカルボン酸若しくはジカルボン酸塩が、イミノジ酢酸、イミノジ酢酸ジナトリウム、イミノジ酢酸ジカリウム、イミノジ酢酸ジアンモニウム、メチルイミノジ酢酸、メチルイミノジ酢酸ジナトリウム、メチルイミノジ酢酸ジカリウム、メチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、エチルイミノジ酢酸、エチルイミノジ酢酸ジナトリウム、エチルイミノジ酢酸ジカリウム、エチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、プロピルイミノジ酢酸、プロピルイミノジ酢酸ジナトリウム、プロピルイミノジ酢酸ジカリウム、プロピルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ブチルイミノジ酢酸、ブチルイミノジ酢酸ジナトリウム、ブチルイミノジ酢酸ジカリウム、ブチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、アミルイミノジ酢酸、アミルイミノジ酢酸ジナトリウム、アミルイミノジ酢酸ジカリウム、アミルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシメチルイミノジ酢酸、ヒドロキシメチルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシメチルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシメチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシプロピルイミノジ酢酸、ヒドロキシプロピルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシプロピルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシプロピルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシブチルイミノジ酢酸、ヒドロキシブチルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシブチルイミノジ酢酸ジカリウム、ヒドロキシブチルイミノジ酢酸ジアンモニウム、ヒドロキシアミルイミノジ酢酸、ヒドロキシアミルイミノジ酢酸ジナトリウム、ヒドロキシアミルイミノジ酢酸ジカリウム又はヒドロキシアミルイミノジ酢酸ジアンモニウムである請求項1ないし請求項4の何れかの請求項記載の電解金めっき液。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れかの請求項記載の電解金めっき液を用いて電解金めっきを行うことによって得られたことを特徴とする金皮膜。
  7. 請求項1ないし請求項5の何れかの請求項記載の電解金めっき液を用いて、ニッケルめっき皮膜上に電解金めっきを行うことを特徴とする金皮膜の製造方法。
  8. 請求項1ないし請求項5の何れかの請求項記載の電解金めっき液を用いて、ニッケルめっき皮膜上に電解金めっきを行うことによって得られたことを特徴とするニッケル皮膜上の金皮膜。
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