JP5268381B2 - 遊技媒体計数機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に使用されるパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を計数するための遊技媒体計数機に関する。
遊技者がパチンコ機やパチスロ機などの遊技機においてゲームに入賞して獲得した遊技媒体の計数は、遊技機島の島端や遊技店のカウンターなどに設置された遊技媒体計数機を使用して行われる。計数の結果は、レシートや、磁気カード、ICチップなどの記憶媒体に記録されて発行される。遊技者は、発行されたレシートや記憶媒体などをもって景品交換カウンターまで行き、記録されている遊技媒体の数量と等価の景品と交換する。
このような遊技媒体計数機のなかには、遊技媒体の投入口にシャッターを取り付けたもの(特許文献1)や、計数機内に収納されている計数手段への流出口にシャッターを設けた構造のもの(特許文献2)がある。従来、シャッターを設けることの主要な目的は、特許文献1にみられるように不正行為の防止にあり、例えば鍵を所有する遊技店の店員や、会員カードによって登録された遊技者など許可された者だけが開錠してシャッターを開放することができるようになっている。なお、特許文献2は、特定の遊技者に対するサービスの一環としてのシャッターの利用を発明の目的に掲げている。
特開2003−19342号公報 特開平9−173622号公報
遊技媒体の投入を禁止するシャッター機構を備えた従来の遊技媒体計数機は、一旦シャッターが公正に開放されたあとは、シャッターの開閉状態と関係なしに計数手段の作動が可能となるようになっている。しかるに、本発明の遊技媒体計数機は、遊技媒体の計数時に発生する騒音の軽減を最大の目的とし、その目的のために蓋体(シャッターなど)を利用することを特徴とするものである。また、同時に、不正行為の防止も図ろうとするものである。この場合の不正行為とは、計数部に電波を発射したり、特殊な道具を計数機内部に侵入させたりして計数手段に誤作動を引き起こさせ、投入した遊技媒体の個数よりも遥かに多い計数結果を違法に取得するという行為を指す。
本発明は、上記の如き課題に鑑みなされたもので、請求項1の発明は、遊技媒体が投入される投入口と、この投入口を開閉自在に蓋をする蓋体と、前記投入口に投入された遊技媒体を計数する計数手段とを備えた遊技媒体計数機であって、前記蓋体の閉蓋状態を検知する検知手段と、この検知手段が前記蓋体の閉蓋を検知している状態にあるときにのみ前記計数手段の作動を許可する制御部とを備え、前記制御部は、前記検知手段が前記蓋体の閉蓋状態から開蓋状態に移行したのち再度閉蓋状態となったことを検知したときに前記計数手段の作動を許可し、前記計数手段に装着された検知手段が計数する遊技媒体の存在を検知しなくなったときに前記計数手段を停止させるとともに、前記蓋体の閉蓋状態から開蓋状態への移行には、該遊技媒体計数機に備えたロック機構の解除を必要とし、前記蓋体の少なくとも周縁部の一部を磁性体によって形成し、前記蓋体が閉蓋された状態において、少なくとも前記磁性体形成部に対向する計数機本体の周縁部に電磁石または電磁石によって帯磁するように形成された磁性体を配設するとともに、前記制御部は、前記計数手段の作動と連動させて電磁石への通電を開始させ、前記制御部は、前記計数手段による計数後に実行される前記計数手段の停止と連動させて前記電磁石への通電を停止させることを特徴とする遊技媒体計数機である。
このような構成により、遊技媒体計数機に備えた計数を開始するためのスタートボタンが押下されても、遊技媒体の投入口に開閉自在に設けた蓋体が開蓋状態にある間は、計数は開始されない。すなわち、蓋体を閉じたあとでなければ、スタートボタンの作動が効かないようになっている。計数時には必ず蓋体が閉じた状態にあるので、遊技媒体同士の衝突などによって発生する音を蓋体が遮音して、外部に漏れる騒音を軽減させる。
このような構成は、蓋体が閉蓋されて施錠された待機の状態にあるときにロック機構を解除し、蓋体を一旦開蓋状態に移行させて遊技媒体を投入したのち、改めて蓋体を閉じるという過程を経ないと、計数が実行されないというものである。そして、計数用のスタートボタンの押下によって計数手段が始動し、計数手段に装着された検知手段が通過する遊技媒体の存在を検知しなくなったときに、計数手段は自動的に停止する。したがって、計数時の閉蓋による騒音の軽減効果のほかに、蓋体が閉蓋したままの状態のときに行われる不正行為に対しては、前記の過程を経ていないことから計数が開始することはない。さらに、蓋体の開蓋にはロック機構の解除を必要とし、このロック機構の解除には、鍵による開錠や、より安全性に高いものとして磁気カードや指紋などの個人認証に基づいて行われることが必要であるから、不正に開蓋して行われる不正行為も防止する。
このような構成は、電磁石の磁石の作用によって蓋体が遊技媒体計数機の本体側に引き付けられて密着することになり、遊技媒体の投入口での蓋体の密閉度を高めるとともに、蓋体自体が計数によって生じる振動に共振して、新たな騒音源となることを防止する。電磁石は、計数手段の作動と連動させたものであるから、スタートボタンの押下と同時に電気の供給を受けて、磁力を発生するようになる。なお、ここで使用される電磁石は、遊技媒体の全面と接触するほど広い面積を持つものではなく、また遊技媒体の一部と当接しただけでその遊技媒体の流下を妨げるほど強力な磁力を持つものでもない。また、磁気カードなどの磁気記憶媒体を使用するものや、センサなどに磁気部品が使用されている機種のものは、これらの部品が電磁石の磁気の影響を受けないように、計数機の製造設計にあたって設置位置などに配慮する必要がある。
このような構成は、遊技媒体の計数が終了すれば、電磁石に磁石としての効力を持たせる必要はなくなるから、計数の終了と連動させて、直ちに電磁石に対する電気の供給を自動的に停止するようにしたものである。
本発明によれば、遊技媒体の計数は、遊技媒体計数機の投入口を覆う蓋体が閉蓋状態にあるときにのみ実行されるので、計数に伴って生じる音を蓋体が遮音して、外部に漏れる騒音を軽減させる。また、蓋体が閉じた状態から鍵などによってロック機構を解除して一旦開蓋状態にしてから遊技媒体を投入し、その後、蓋体を閉じる過程を経るという構成とすることにより、蓋体が閉蓋状態にあるときの不正行為も、蓋体が開蓋状態にあるときの不正行為も防止することができる。
電磁石による磁石の作用によって、蓋体と計数機本体とが密着して密閉度が増すことになるから、蓋体による遮音効果は一層大きくなる。また、計数によって蓋体自体が共振することに起因する騒音の発生も抑えることができる。遊技媒体の計数の終了とともに電磁石への電気の供給が自動的に停止して磁石としての効力は失われ、蓋体を楽に開けることができるようになる。
(第1の実施の形態)次に、本発明の第1実施例について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本発明の遊技媒体計数機の一例として、スロットマシンなどの遊技機に使用されるメダルを計数するメダル計数機1を示す斜視図である。メダル計数機1の上部手前側には矩形状の開口が設けられて、投入されるメダルを受け入れる投入口2を形成している。投入口2の内部には擂り鉢状の受皿3が配設され、その底部には、投入されたメダルを中央に集めて、下方に配設した計数手段4(図2参照)に送り出すための円形のメダル流下口5が開設されている。メダル流下口5の中心には、計数手段4の作動とともに回転して、投入によってできたメダルの山を攪拌することによってメダルのスムーズな流下を促がす攪拌棒6が、上方に向かって覗いている。
メダル計数機1の上部後背部に設けた操作表示部7の傾斜したパネル面には、液晶ディスプレイ8のほかに、スタートボタン9,店員呼出ボタン10,レシート発行ボタン11といった各種ボタンが配設されている。また、操作表示部7の上部には、表示灯12が備えられている。さらに、メダル計数機1の正面下部には、レシート発行口13およびカード挿入口14が配設されている。さらに、投入口2には、後背部から手前側に引き出して投入口2を塞ぐことのできる開閉自在な蓋体の一例としてのスライドシャッター15が組み込まれ、図例において半開きの状態で描かれている。スライドシャッター15の上面に突設された取っ手16を摘まんで閉蓋状態とすることにより、計数時の騒音が遮音される。計数機本体には、閉蓋時にスライドシャッター15の前端部と係合して閉蓋状態からの開放を禁止するロック機構17が装備されている。
液晶ディスプレイ8には、操作手順案内や、メダルを計数した結果情報などが表示される。レシート発行口13は、計数機本体に収納されているレシート発行機(図示せず)から計数結果を印字したレシートを発行するための開口である。カード挿入口14は、計数機本体に収納されているカードリーダ(図示せず)に会員カードや店員カードを挿入して読み取らせるための開口である。スタートボタン9は、メダルの計数を開始する際に押下するボタンであり、店員呼出ボタン10は、会員カードを保有していない遊技者がメダルの計数を開始するに当たり遊技店の店員を呼出すために押下するボタンである。レシート発行ボタン11は、計数結果の印字されたレシートを受け取るために押下するボタンである。また、表示灯12は、通常はメダル計数機1の電源がONの状態にあることを報知するために装飾を兼ねて点灯し、店員呼出ボタン10が押下されたときには、その旨を周囲に知らしめるために光の色や点灯パターンなどを変えて点灯するようになっている。
図2は、図1に示すメダル計数機1の(a)は一部正面の断面図、(b)は一部側面の断面図である。スライドシャッター15は、何枚もの帯板を並列させて面状に組み上げたもので、帯板と帯板との間は例えばピンによって連結されて、例えば腕時計の金属バンドのように一定範囲で回動自在に構成されている。また、スライドシャッター15は、その両側縁を投入口2の近傍の両側部に水平に延設させたガイドレール18と係合させて、スライド開閉式の蓋体として形成されている。
ガイドレール18は、図2(b)に示すように、計数機本体の後背部で下方に向かって湾曲して形成されている。スライドシャッター15を開蓋状態とするときは、取っ手16を摘まんで後方にスライドさせる。これによって、スライドシャッター15は、湾曲部に倣って曲折しながら計数機本体の内部に収容される。一方、スライドシャッター15が完全に閉じた状態におかれたことは、計数機本体の最前部に組み込んだ検知手段19aによって検知される。この検知手段19aは、例えば遮光型のフォトセンサが使用される。反射型のフォトセンサや、機械接点式の検知センサなどを採用することもできる。
ロック機構17は、スライドシャッター15が閉蓋状態にあるときに施錠するものである。ロック機構17の施錠・開錠は、最も簡単なものでは鍵が採用される。あるいは、ロック機構17を閉蓋と同時に鍵の掛かるオートロックとすることもできる。さらに、ソレノイドのような電気的な駆動力によって揺動する係合片を施錠位置と開錠位置との間で移動させる方式のオートロック機構を採用することができる。オートロック機構17の解除には磁気カードなどの記憶媒体による認証を必要とし、この認証がなければ、鍵は開錠できない。また、記憶媒体の代わりに、指紋に代表される生体認証などを採用したりすることによって、操作性や安全性をより一層高めることができる。そして、いずれの方式であっても、閉蓋状態におかれているスライドシャッター15を不正に開蓋して行う不正行為を防止することができる。
計数手段4は、周知のホッパー装置を用いたものであるので詳細な説明は省略するが、大略、回転する円板4aの上に落下したメダルが遠心力によって円板4aの外周部に寄せられ、外周縁の一部に開設されたメダル通路4bを通じて1枚ずつ繰り出される間に計数されるというものである。メダル通路4bの途中には、計数のための検知手段19bが配設されている。この検知手段19bも、検知手段19aと同様のものが使用される。
本発明のメダル計数機1は、磁石の作用を利用しない構造とすることもできるが、本実施例では、電磁石を付設した事例について紹介する。すなわち、スライドシャッター15が、非磁性体である合成樹脂などによって主要な部分が形成されたものである場合に、スライドシャッター15の両側部裏面には、磁性体である鋼板製の小片(図示せず)が一列に貼着されている。また、これに対向するガイドレール18には、スライドシャッター15の前記小片列と当接する部位に、細長い鋼製の帯板20が貼着される。さらに、この帯板20の下方には、複数の電磁石21が、磁極となる部分を帯板20に接触させて配置されており、電磁石21に通電することによって発生する磁力が、帯板20を帯磁させるようになっている。その結果、通電時には帯板20の全体が磁石として作用してスライドシャッター15の鋼板製の小片列を引き付ける。蓋としての密閉度が高まるので、より一層の遮音効果が得られ、計数によって生じる振動によって蓋体自体が共振して騒音源となることも避けられる。
なお、磁気媒体を利用した会員カードなどでは、電磁石21による磁気の影響によってカードデータの消滅などの不測の事故を招かないように、カード挿入口14の設置位置が設定されている。すなわち、カード挿入口14は、会員カードなどを電磁石21に近づける必要のない計数機本体の最前となる正面の下部に設けている。また、スライドシャッター15は、全体を鋼板によって形成したものであっても構わないが、電磁石を組み込んだ構造とする場合は、上記のような配慮をしてもなお会員カードなどを誤ってスライドシャッター15の上に落としたり載せたりしたときの事故を防ぐために、既述のように、スライドシャッター15の裏面両側部にのみ磁性金属を使用し、それ以外を合成樹脂などによって形成したものが好ましい。
操作表示部7の内部には、制御部を形成する制御基板22が収納されている。図3は、本メダル計数機1の仕組みを制御部の作用と関連させて説明するフローチャートである。制御部は、CPU,RAM,ROMによって構成されており、制御基板22は、計数手段4の駆動装置,液晶ディスプレイ8,スタートボタン9,店員呼出ボタン9,レシート発行ボタン10,表示灯12,レシート発行口13を備えたレシート発行機,カード挿入口14を備えたカードリーダ,電磁石21と接続し、さらにスライドシャッター15の閉蓋を検知する検知手段19aおよび計数手段4においてメダルの通過を検知する検知手段19bと接続して、これらの機器と制御部との間で情報の送受信を行うものである。
図3のS01(ステップ01の略、以下同様)において、閉蓋を検知する検知手段19aからスライドシャッター15の閉蓋状態を検知したという出力があったときのみ、次に進むことができる(S01のYES)。スタートボタン9が押下されると(S02)、計数手段4が始動すると同時に(S03)、電磁石21に電気が通じて、磁石の作用によってスライドシャッター15が投入口2の側に引き付けられる(S04)。ただし、計数手段4が作動を開始してから例えば5秒間といった所定の時間が経過しても、計数手段4の検知手段19bが計数するメダルの通過を検知しなかった場合は(S05のNO)、S06およびS07に進んで、計数手段4が停止するとともに、電磁石21への電気の供給が止められる。これは、開蓋状態にあったときにメダルの投入が行われないままスライドシャッター15が閉じられて、スタートボタン9が押下された場合の処置である。
計数するメダルの存在が確認できた場合は(S05のYES)、計数手段4が停止することなく作動して(S08)、計数するメダルの存在が確認できている間中、作動を続ける(S09のYES)。そして、例えば5秒間といった所定の時間が経過しても計数するメダルの存在を確認することができなくなった場合は(S09のNO)、計数手段4を停止させると同時に(S10)、電磁石21への電気の供給が止められる(S11)。計数結果はレシートに記録され、レシート発行ボタン11の押下によって(S12)、レシート発行口13よりレシートが発行される(S13)。S13および前記S07ののちは、初めの待機状態に戻る。
(第2の実施の形態)次に、本発明の第2実施例について、図4〜図6を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一箇所には同符号を付し、同一箇所の詳細な説明は省略する。さて、図4は、本発明の遊技媒体計数機の一例として、第2実施例におけるメダル計数機1を示す斜視図である。このメダル計数機1の上部後背部に設けた操作表示部7の傾斜したパネル面には、液晶ディスプレイ8,スタートボタン9,店員呼出ボタン10,レシート発行ボタン11,およびレシート発行口13,カード挿入口14が配設されている。また、操作表示部7の上部には、表示灯12が備えられている。
矩形状をなすメダルの投入口2の後背縁には、蓋体の一例としての開閉扉30が枢支されて計数機手前側から上後方に向けて開扉できるように形成されている。開閉扉30は、図例において完全に開扉した状態で描かれている。開閉扉30は、枠体31と、この枠体31に嵌め込んだガラス板やアクリル板などからなる板状体32とによって構成されている。そして、開閉扉30の上面に突設された取っ手33を摘まんで閉蓋状態とすることにより、計数時における騒音が遮音される。また、投入口2の両側部には、閉蓋時の開閉扉30を受け止めるために段状に形成された係止受け部34が設けられている。計数機本体には、閉蓋時に開閉扉30の前端部と係合して閉蓋状態からの開放を禁止するロック機構17が装備されている。
図5は、図4に示すメダル計数機1の(a)は一部正面の断面図、(b)は一部側面の断面図である。開閉扉30の枠体31は、合成樹脂や鋼材などによって形成される。この第2実施例についても、電磁石を付設した事例について紹介する。電磁石を付設する場合は、枠体31を非磁性体である合成樹脂などによって形成するのがよい。枠体31の両側部裏面には、磁性体である鋼板製の帯板(図示せず)が貼着される。また、これに対向する係止受け部34には、開閉扉30の前記磁性体貼着部と当接する部位に、細長い鋼製の帯板20が貼着されている。さらに、この帯板20の下方には、複数の電磁石21が、磁極となる部分を帯板20に接触させて配置されており、電磁石21に通電することによって発生する磁力が、帯板20を帯磁させるようになっている。その結果、通電時には帯板20の全体が磁石として作用して開閉扉30の枠体31の鋼板製の帯板を引き付ける。蓋としての密閉度が高まるので、より一層の遮音効果が得られ、計数によって生じる振動によって蓋体自体が共振して騒音源となることも避けられる。
なお、本実施例の構成は、磁気媒体を利用した会員カードなどが、電磁石21による磁気の影響によってカードデータの消滅などの不測の事故に遭う心配は少ない。すなわち、開蓋状態では、開放した開閉扉30によってカード挿入口14が遮られるので、会員カードなどを挿入することができない。カードを挿入できるのは、開閉扉30が閉蓋状態にあるときに限られ、しかもカード挿入時点では、まだ電磁石21は通電されていないからである。
計数機本体の最前部には検知手段19aが組み込まれて、開閉扉30が閉じた状態におかれたことが検知される。計数手段4を構成するメダル通路4bには、通過するメダルを計数するための検知手段19bが配設されている。操作表示部7の内部には、制御部となる制御基板22が収納されている。
図6は、本メダル計数機1の仕組みを制御部の作用と関連させて説明するフローチャートである。制御部を形成する制御基板22は、計数手段4の駆動装置,液晶ディスプレイ8,スタートボタン9,店員呼出ボタン9,レシート発行ボタン10,表示灯12,レシート発行口13を備えたレシート発行機,カード挿入口14を備えたカードリーダ,電気駆動式のオートロックが組み込まれたロック機構17,電磁石21と接続し、さらに開閉扉30の閉蓋を検知する検知手段19aおよび計数手段4においてメダルの通過を検知する検知手段19bと接続して、これらの機器と制御部との間で情報の送受信を行うものである。
図6のS01において、閉蓋を検知する検知手段19aが開閉扉30の閉蓋を検知している状態にあるときのみ、次に進むことができる(S01のYES)。そして、会員カードなどが挿入されると(S02)、ロック機構17のオートロックが解除されて開蓋が可能となる(S03)。一旦開蓋状態となったことが確認されたのち(S04のYES)、再度閉蓋状態となると同時に(S05のYES)、ロック機構17が作動して、開閉蓋30が自動的にロックされる(S06)。
スタートボタン9が押下されると(S07)、計数手段4が始動するとともに(S08)、電磁石21に電気が通じて、磁石の作用によって開閉扉30が投入口2の側に引き付けられる(S09)。ただし、計数手段4が作動を開始してから例えば5秒間といった所定の時間が経過しても、計数手段4の検知手段19bが計数するメダルの通過を検知しなかった場合は(S10のNO)、S11およびS12に進んで、計数手段4が停止するとともに、電磁石21への電気の供給が止められる。これは、開蓋状態にあったときにメダルの投入が行われないまま開閉扉30が閉じられて、スタートボタン9が押下された場合の処置である。
計数するメダルの存在が確認できた場合は(S10のYES)、計数手段4が停止することなく作動して(S13)、計数するメダルの存在が確認できている間中、作動を続ける(S14のYES)。そして、例えば5秒間といった所定の時間が経過しても計数するメダルの存在を確認することができなくなった場合は(S14のNO)、計数手段4を停止させると同時に(S15)、電磁石21への電気の供給が止められる(S16)。計数結果はレシートに記録され、レシート発行ボタン11の押下によって(S17)、レシート発行口13よりレシートが発行される(S18)。S18および前記S12ののちは、初めの待機状態に戻る。
本発明において、例えば第2実施例に示した開閉扉の30の板状体32を2重構造としたものを採用したり、計数機の筐体の内壁にシート状の吸音材を貼着したりすることによって、騒音の軽減効果をさらに向上させることができる。吸音材には、ガラス短繊維の綿状物からなるグラスウールを板状に成形したものや、ポリウレタンを発泡させてなるウレタンフォームを加工したものなどが使用される。
本発明の第1実施例の斜視図である。 図1の(a)は一部正面の断面図、(b)は一部側面の断面図である。 第1実施例の仕組みを説明するフローチャートである。 本発明の第2実施例の斜視図である。 図4の(a)は一部正面の断面図、(b)は一部側面の断面図である。 第2実施例の仕組みを説明するフローチャートである。
符号の説明
1 メダル計数機(遊技媒体計数機)
2 投入口
4 計数手段
7 操作表示部
9 スタートボタン
11 レシート発行ボタン
13 レシート発行口
14 カード挿入口
15 スライドシャッター(蓋体)
17 ロック機構
18 ガイドレール
19a,19b 検知手段
20 帯板
21 電磁石
22 制御基板(制御部)
30 開閉扉(蓋体)
34 係止受け部

Claims (1)

  1. 遊技媒体が投入される投入口と、この投入口を開閉自在に蓋をする蓋体と、前記投入口に投入された遊技媒体を計数する計数手段とを備えた遊技媒体計数機であって、
    前記蓋体の閉蓋状態を検知する検知手段と、この検知手段が前記蓋体の閉蓋を検知している状態にあるときにのみ前記計数手段の作動を許可する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記検知手段が前記蓋体の閉蓋状態から開蓋状態に移行したのち再度閉蓋状態となったことを検知したときに前記計数手段の作動を許可し、前記計数手段に装着された検知手段が計数する遊技媒体の存在を検知しなくなったときに前記計数手段を停止させるとともに、前記蓋体の閉蓋状態から開蓋状態への移行には、該遊技媒体計数機に備えたロック機構の解除を必要とし、
    前記蓋体の少なくとも周縁部の一部を磁性体によって形成し、前記蓋体が閉蓋された状態において、少なくとも前記磁性体形成部に対向する計数機本体の周縁部に電磁石または電磁石によって帯磁するように形成された磁性体を配設するとともに、前記制御部は、前記計数手段の作動と連動させて電磁石への通電を開始させ、
    前記制御部は、前記計数手段による計数後に実行される前記計数手段の停止と連動させて前記電磁石への通電を停止させる、
    ことを特徴とする遊技媒体計数機。
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