JP5265209B2 - 視覚再生補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は患者の視覚を再生するための視覚再生補助装置関する。
近年、失明治療技術の一つとして、複数の電極が形成された基板を有する体内装置を体内に埋植し、網膜を構成する細胞を電気刺激して視覚の再生を試みる視覚再生補助装置の研究がされている。このような視覚再生補助装置は、例えば、体外装置を用いて撮像された映像を所定の信号に変換して体内に設置された体内装置に送信し、電極から刺激パルス信号を出力して網膜を構成する細胞を電気刺激することにより、視覚の再生を試みる装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような装置では、眼球に設置する基板上に複数の電極を所定のパターンで配列し、各々の電極に電気刺激パルス信号を送るためのリード線(導線)を配線している。このような装置の電極の形成、配線には、半導体集積回路作製に用いられるフォトリソグラフィー等が利用されており、電極及びリード線が薄膜状とされている。
特開2003−230590号公報
このような装置では、患者が知覚する視覚の解像度を向上させるために、電極数を増やすと共に高密度に配置する(電極間の間隔を小さくする)ことが求められている。このため、各電極に接続するリード線は、電極数が多くなることで配線が複雑になる。さらに、配置密度が高くなることで配線する空間が小さくなる。
また、このような装置では、体内への長期埋植に耐える耐久性と、好適に網膜を構成する細胞を電気刺激できるようにある程度の厚みを持たせた電極が必要とされる。しかしながら、特許文献1の装置では、薄膜形成法を用いているため電極形成において厚みを持たせることが難しい。このため、金属の切り出し等により厚みを有した電極(以下、バルク電極と呼ぶ)を用いる手法が考えられているが、バルク電極と薄膜状のリード線とを接続することが難しい。一方で、リード線をバルク電極と同様に金属から切り出して、このリード線(以下、バルク線と呼ぶ)とバルク電極と溶接(熔接)等で接続する手法が考えられるが、バルク線は薄膜形成法により形成されるリード線のように配線の自由度が高くなく、その結果、電極を高密度に配置することが難しい。
上記従来技術の問題点に鑑み、基板上にバルク電極を高密度に配置できる視覚再生補助装置を提供することを技術課題とする。
上記技術課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。 (1) 所定の基板上に複数の電極を格子状に配置した電極アレイと、患者の視覚を形成する視覚神経系を構成する細胞又は組織を電気刺激するために前記導線を介して前記電極から電気刺激パルス信号を出力する制御手段と、該制御手段から前記電気刺激パルス信号を前記電極に伝送するために前記制御手段と前記電極とを繋ぐ導線と、を備える視覚再生補助装置において、
前記導線は前記制御手段側から前記各電極に向けて折れ曲がることなく直線状に平行に並べて配列され、
前記電極アレイは,前記制御手段側から前記直線状に平行に並べて配列された導線の進行方向に向って一列に並ぶ複数の電極の配置軸線と前記直線状に並ぶ導線の軸線とが所定の角度で交差するように前記導線に対して所定の角度傾いた状態で,前記直線状に平行に並べて配列された導線の端部に電極が接続されて形成されている
ことを特徴とする。
本発明によれば、基板上にバルク電極を高密度に配置できる。
本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は視覚再生補助装置の外観を示した概略図、図2は視覚再生補助装置における体内装置を示す図である。
視覚再生補助装置1は、図1及び図2に示すように、外界を撮影するための体外装置10と、網膜を構成する細胞に電気刺激を与え視覚の再生を促す体内装置20とからなる。体外装置10は、患者が掛けるバイザ11と、バイザ11に取り付けられるCCDカメラ等からなる撮影装置12と、外部デバイス13、一次コイルからなる送信手段14等にて構成されている。
外部デバイス13には、CPU等の演算処理回路を有するデータ変調手段13a、視覚再生補助装置1(体外装置10及び体内装置20)の電力供給を行うためのバッテリ13bが設けられている。データ変調手段13aは、撮影装置12にて撮影した被写体像を画像処理し、さらに得られた画像処理後のデータを、視覚を再生するための電気刺激パルス用データに変換する処理を行う。送信手段14は、データ変調手段13aにて変換された電気刺激パルス用データ及び後述する体内装置20を駆動させるための電力を所定の信号、本実施形態では、電磁波として体内装置20側に伝送(無線送信)する。この電磁波には、電気刺激パルス用データと電力が重畳されている。また、送信手段14の中心には図示なき磁石が取り付けられている。磁石は後述する受信手段31との位置固定に使用される。
バイザ11は眼鏡形状を有しており、図1に示すように、患者の眼前に装着して使用することができるようになっている。また、撮影装置12はバイザ11の前面に取り付けてあり、患者に視認させる被写体を撮影することができる。
次に、体内装置20の構成を説明する。図2(a)は、体内装置20の外観を示し、図2(b)は刺激部40の断面を示した図である。体内装置20は、大別して体外装置10から送信される電気刺激パルス信号用データや電力を電磁波にて受け取る受信部(受信ユニット)30と、網膜を構成する細胞を電気刺激する刺激部(刺激ユニット)40により構成される。受信部30には、体外装置10からの電磁波を受信する2次コイルからなる受信手段31や、制御部32が設けられている。制御部32は、受信手段31にて受信された電気刺激パルス用データと電力とを分けるとともに、電気刺激パルス用データを基に、視覚を得るための電気刺激パルス信号と、電気刺激パルス信号と対応する(電気刺激パルス信号を出力させる)電極を指定する電極指定信号等を含む制御信号とに変換し、刺激部40へ送信するための役割を有している。
これら受信手段31や制御部32は、基板33上に形成されている。なお、受信部30には送信手段14を位置固定させるための図示なき磁石が設けられている。電極44と対向電極(帰還電極)34の間に電流パルスを印加することにより神経への刺激が行われる。 また、刺激部40は、電気刺激パルス信号を出力する複数の電極44、刺激制御部42(制御手段)、これらを設置する基板43を含む。各電極44は、後述する作製方法(接続形態)にて各々が刺激制御部42に接続される(詳細は後述する)。刺激制御部42は、制御部32から送られてきた制御信号(電極指定信号を含む)に基づいて、対応する電気刺激パルス信号を電極44の各々へ振り分けるマルチプレクサ機能を有する。電極44には生体適合性が高い導体、例えば金や白金、窒化チタン、酸化イリジウム等の貴金属が用いられる。各電極44は、外径(基板43上に出た部分)が100〜500μm、高さが100〜500μmに形成される。本実施形態で用いられる基板43は、眼内、特に、層状の眼組織内に設置されるため、眼球の形状に沿うことが好ましく、層間(層内)に長期埋植されても患者の負担が少ないことが好ましい。このため、基板43は、パリレン(ポリパラキシリレンの略称。なお、パリレンは登録商標)、ポリプロピレン、ポリイミド等、生体適合性が高く、所定の厚さにおいて折り曲げ可能(フレキシブル)な材料を長手方向に延びた平板状に加工したものを用いる。基板43の厚みは、10〜100μmとされる。この基板43には、電極44と刺激制御部42が電気的に接続する導線であるワイヤ41が配置される。ワイヤ41は、生体適合性の高い導体、例えば、金、白金、白金イリジウム等の貴金属から形成され、その表面を生体適合性を有すると共に絶縁性を有する素材、例えば、パリレン、テフロン(登録商標)、ウレタン、ポリイミド等の樹脂にて被覆される。ワイヤ41は、前述の金属のバルク材(金属塊)からの切り出し、プレス加工、射出成型のいずれの処理にてワイヤ状(細線状)に成型される。なお、ワイヤ41は貴金属の細線を複数縒り合わせて作製してもよい。ワイヤ41がこのような縒り線の場合、単線の場合と比べて柔軟性及び強度が確保できる。ワイヤ41の厚み(径)は、基板43のフレキシブル性や長期設置性に好ましい程度の厚み、例えば、10〜100μmとされる。従って、ワイヤ41に被覆を含めた厚み(径)は、おおよそ10〜100μm程度とされる。基板43上に実装された刺激制御部42はワイヤ41を介して基板43上に複数個形成された電極44と接続される。後述する電極44の作製方法により、ワイヤ41が基板43にて覆われることにより、ワイヤ41の金属部分は絶縁性を有する被覆に二重に覆われるため、ワイヤ41部分に体液等の浸潤がしても、漏電等の可能性が低くなる。なお、ワイヤ41は基板43に覆われるため、ワイヤ41各々が必ずしも被覆されていなくてもよい。
刺激制御部42は、各半導体素子の組合せにより機能を果たす半導体の集積回路であり、半導体基板上に集積回路を機能させるパターン配線が形成された面を基板43側にして接合されている。また、詳細な説明は略すが、刺激制御部42は、その周囲を金等の生体的g構成の高い貴金属に覆われており(周囲が貴金属メッキ処理されて)、生体からの浸潤等を低減させる構成とされる。なお、刺激制御部42は、セラミックスや金属にて形成された気密ケースを用いて密封処理される構成としてもよい。このような場合、刺激制御部42は、ケースに設けられたビアを介してワイヤ41と接続される。
なお、詳細は後述するが、電極44は、基板43上に格子状のパターン、ここでは正方格子状(N行N列(N×N)の正方行列状)のパターンにて配置され、ワイヤ41を介して刺激制御部42と電極44とが各々接続される。
また、体内において離れた位置に置かれる受信部30と刺激部40とは複数のワイヤ(導線)50によって電気的に接続されている。ワイヤ50は、体内に設置された際に眼球運動に対応した伸縮性、耐久性を備えることが好ましく、上述のワイヤ41と同様の素材にて作製される。受信部30に一端を接続されたワイヤ50は、基板43に配置された刺激制御部42のパッド(図4にて説明する)に接続される。図示は略すが、ワイヤ50と刺激制御部42は、溶接や圧着等により接続され、その接続部分は周囲を生体適合性及び絶縁性を有する樹脂にて被覆される。また、ワイヤ50は、取扱いし易いように、生体適合性の高い素材、例えば、シリコーン、パリレン等により作製されたケーブル51に収められる。
なお、図示は略すが、受信部30は、ケーブル51、対向電極34を外に出して、気密性の高いケースに収められ、そのケースの蓋を密閉される。さらに、ケースの上から生体適合性がよく絶縁性を有する樹脂等でコーティングされる。これにより、受信部30はハーメチックシールされる。
次に、電極44について説明する。図3は電極44付近の模式的断面図である。図4は電極44、ワイヤ41、刺激制御部42との関係を説明するための基板43の模式的上面図である。図5はワイヤ41と電極44の接続方法(基板43の作製方法)を説明するための模式的断面図である。
基板43には、電極44とこれに接続される導線(ワイヤ41)とが配置されている。電極44は、丸みを持ち(半球状に突出し)直接生体に接触し電気刺激パルス信号を出力させる先端部であるヘッド部44aと、ヘッド部44aと反対方向に所定長さだけ延びワイヤ41が接合される柱部材(軸部)44bから構成される。また、柱部材44bには、ヘッド部44aと反対側に形成され、電極44を基板43から抜けることを抑制する役目を果たすワッシャ(座金、ハトメ)46が接合される。ワッシャ46は、柱部材44bに貫入され、柱部材44bの先端がかしめられる(塑性変形)ことで、電極44と一体となる環状の部材である。このため、ワッシャ46は基板43内に包埋されていることが好ましい。なお、ワッシャ46は、電極44と同様に生体適合性を有する素材にて成型される。ここでは、ワッシャ46は、電極44と同じ素材のプレス加工等で成型されるものとする。
柱部材44bは、ワッシャ46を通すために使用され、その長さ(柱の高さ)は、ワッシャ46を通すのに充分な長さを持ち、後述する作製方法にて電極44が作製された際に、ワイヤ41とワッシャ46との間に空間を持たせるのに充分な長さを持つ。また、柱部材44bは、ワッシャ46が接合された際に、ワイヤ41を柱部材44bの側面に沿って、複数本、ここでは、2本程度配置できる程度の空間(柱の高さ)を持つものとする。従って、ヘッド部44aの下方の基板43内には複数のワイヤ41が配置できる構成とされる。また、柱部材44bの外径は、50〜500μm程度とされる。電極44の外径は、100〜800μm(ヘッド部44aと同様)、基板43から突出した部分の高さは100〜800μm(基板43に包埋されたヘッド部44aが基板43から突出した高さ)とされることが好ましい。
なお、電極44、ワッシャ46及びワイヤ41は、前述のように成型されるものとし、本明細書ではバルク部材と呼ぶこととする。なお、ヘッド部44aの形状は、図示するように半球状としたが、これに限るものではなく、網膜を構成する細胞を電気刺激できる構成であればよく、例えば、針状に先端に向かって尖った形状でもよい。
次に、図4に基づいて、電極44とワイヤ41及び刺激制御部42との関係を説明する。図示されるように、基板43上にはワイヤ41がその長手方向に沿って直線状に並んで配置されている。また、電極44が正方格子(本実施形態では5×5の正方行列、つまり、N=5の正方行列状に配置され格子状の電極アレイを形成している。ここでは、説明の簡便のため、1行1列、2行1列、…、5行1列に該当する電極44に(1,1)のように符号を付した。また、電極44を2重円で示し、外側の円がヘッド部44aの外径、内側の円が柱部材44bの外径を示すものとする。前述したように、ヘッド部44aと柱部材44bとの間には各電極44に接続されるワイヤ41以外のワイヤ41が通ることのできる空間(外側の円と内側の円との間)Sが形成されている(電極44の斜線部領域)。なお、電極44同士の配置間隔(ある電極44の上下左右方向の電極44の側面間の距離)は、50〜500μm程度とされる。
図示されるように、正方行列状に並んだ電極44からなる電極アレイが基板43の長手方向(ワイヤ41の進行方向)に対して傾いて(角度を持って)形成されている。より具体的には、刺激制御部42側から延びるワイヤ41の進行方向に向って一列に並ぶ複数の電極44の配置軸線Lと基板43上に直線状に並ぶワイヤ41の軸線とが所定の角度θ(例えば1〜20度程度)で交差するようにワイヤ41に対して電極アレイが傾いた状態で形成されている。
このようなワイヤ41に対する電極アレイの傾きはアレイを形成する電極44の数(行列)にもよるが、一列に並ぶ電極44に対して各々接続するワイヤ41が基板に等間隔で直線状に配置するのに必要な傾きを有していればよい。具体的には、Nを正方行列の階数(本実施形態では、N=5)とおくと、θ=arctan(1/N)となるようにワイヤ41と電極アレイとの角度を定める。ワイヤ41を等間隔に配置されることにより、それぞれのワイヤ41が平行な関係とされる。
また、図4において、刺激制御部42はその外形を点線で示し、各ワイヤ41と刺激制御部42とを接続するためのボンディングパッド42aを刺激制御部42の点線内に模式的に示す。パッド42aは、電極44と対応するように、格子(正方行列)状に配置され、パッド42aの各々にワイヤ41が接続される。なお、パッド42aは電極44のような大きさを必要とせず電極44と比べて小さい径にて作製できるため、パッド42aとワイヤ41の各々の接続において、あるパッド42aと接続されるワイヤ41が他のパッド42aと接触することはない。なお、ボンディングパッドの配置パターンは、電極44のような格子状にしなくてもよい。刺激制御部42とボンディングパッドとの電気的な接続が確保されると共に、ワイヤ41が直線状に基板43に配置される配置パターンであればよい。
ここで、ある電極44に注目した場合、この電極44が持つ空間Sに別の電極44に接続されたワイヤ41が通る。これは、ヘッド部44aの外径に対して、基板43内に配置される柱部材44bの外径を充分に小さくしたことで、ワイヤ41が配置される基板43内の空間(空間S及び隣接する電極44の間の空間)を確保したことに依っている。このようにして、ワイヤ41の軸線と電極44の1列の配置軸線Lとが角度θを持つような関係とされても、ワイヤ41がこのワイヤ41と接続されていない他の電極44と干渉しない(他のワイヤ41、電極44に応力を受けない)構成とされる。従って、隣接するワイヤ41同士が干渉することなく、直線状に刺激制御部42へと延びることができる。
以上のようにして、各電極44と刺激制御部42とを接続する各々のワイヤ41が直線的に基板43に配置されることとなる。各ワイヤ41に対し電極44で構成される電極アレイが傾いて配置されるためバルク材で構成された電極(バルク電極)44を基板43上に高密度に配置できる。また、ワイヤ41が配置される基板43内の空間を確保する構成とすることで、電気刺激パルス信号を出力するヘッド部44aを大きくすると共に、電極44を密集して(高密度に)配置しても各ワイヤ41を直線的に基板43に配置することができる。従って、さらに電極44を基板43上に高密度に配置できる。また、バルク材であるワイヤ41に曲げる等の負担を掛けることなく、電極44と刺激制御部42とを接続することができる。これにより、長期に安定して動作する刺激部40ができる。
次に、電極44が形成された基板43(刺激部40)の作製方法を、図5に基づき説明する。図5(a)は、電極44にワイヤ41を接続するステップを示した図である。
電極44の柱部材44bに絶縁被覆されたワイヤ41の先端を置き、レーザ溶接や抵抗溶接等の溶接技術が用いて接続(溶接)を行う。この際、ワイヤ41の溶接箇所は、溶接時の熱により、絶縁用樹脂による被覆が取り除かれた状態で接続されることとなる電気的に接続される。このとき、ワイヤ41は、ヘッド部44aに近づけておくことが好ましい。なお、電極44とワイヤ41の接続は、圧着加工等を用いた機械的接続であってもよい。
次に、このように電極44にワイヤ41が接続された状態で、柱部材44bにワッシャ46を通す。このとき、ワッシャ46とワイヤ41との間にワイヤ41が1本入る程の空間をあけておく(ヘッド部44aとワッシャ46との間にワイヤ41が垂直方向に2本入る空間をあけておく)。ワッシャ46の内径は、柱部材44bの外径よりも若干大きく形成されている。また、柱部材44bの先端部は、ワッシャ46に貫入された際に、柱部材44bの先端部が突出するような長さとされている。なお、ヘッド部44aとワッシャ46との間にワイヤ41が2本入る空間(領域)を作るために、ヘッド部44aの下面に柱部材44bよりも径が大きくヘッド部44aよりも径が小さくワイヤ41の厚みを持つ段差を設ける構成としてもよい。
その後、柱部材44bの先端部をプレス加工することにより、柱部材44bとワッシャ46とがかしめられ、電極44とワッシャ46とが固着(接続)され、ヘッド部44aの下方に位置する柱部材44bの周囲の領域に空間Sが形成される(図4(a)参照)。このようなステップを各電極に対して行い、各ワイヤ41に各電極44を接続する。なお、ワッシャ46と電極44の固着には、プレス加工等の機械加工に限るものではなく、溶接等を用いてもよい。
図5(b)は、ワイヤ41が各々接続された複数の電極44を所定の治具に並べるステップを示した図である。治具70には、ワイヤ41が接続された電極44が配置される。治具70には、ヘッド部44aが収まる径を有する孔71が、正方行列状に形成されている。治具70には、例えば、平板状の金属等にレーザ加工や機械加工により孔が形成されたものを用いる。孔71の径は、ヘッド部44a収められた状態で、孔71とヘッド部44aとの間に隙間がない程度されることが好ましい。また、孔71の深さはヘッド部44aの高さと同じか、それよりも若干浅く形成される。各孔71に電極44を配置すると、図5(b)に示される状態となる。
その後、刺激制御部42と各ワイヤ41とを接続する(刺激制御部42の図示を略す)。ハーメチックシールされ、ボンディングパッド42aが露出された刺激制御部42を治具70上に配置する。このとき、正方行列状に配置された電極44(孔71)に対して、図4に示されるようにワイヤ41が互いに干渉せず直線状となるように、各ワイヤ41に張力を掛ける。刺激制御部42をワイヤ41が前述のような直線状となる治具70上の位置に置く。そして、各々のワイヤ41が直線状となるように、ワイヤ41に張力を掛けつつ各々のパッド42aと溶接する。このとき、図5(b)に示されるヘッド部44aとワッシャ46との間にはワイヤ41が配置されることとなる。
図5(c)は、治具70に電極44が配置された状態でCVD(化学気相成長)法を用いて基板43を形成するステップを示した図である。基板43となる素材の成長はワッシャ46側(電極44の底面側)から行われる。具体的には電極44が配置された治具70を成長装置(蒸着装置)内に入れ、パリレン等の生体適合性が高く絶縁性の高い基板用材料を治具70上に成長させる。治具70が平板状であるため、形成された基板43も平板状とされる。処理を行う時間等を調節することにより、基板43は先に説明した厚みにて形成される。これにより、ワイヤ41を基板43に内包した状態で、折り曲げ可能なフレキシブル性を持つ基板43が平板状に成形されることとなる。
このようにして、形成された基板43を治具70から剥離させることにより、ワイヤ41が基板43に内包され、電極44が基板43上に露出した状態でパリレンにて外側を被覆されワイヤ41及び電極44が接続された刺激制御部42が得られる。なお、形成された基板43の不要部分は切断、除去される。
このような手順を経ることによって刺激制御部42及び電極44が複数配置された基板43を持つ刺激部40が作製される(図2、4参照)。
なお、ワイヤ41は、基板43に内包される構成に限るものではない。ワイヤ41は、絶縁性の皮膜を持つため、ワイヤ41の一部が基板43の外に露出されていてもよい。基板43にワイヤ41がまとめられ、刺激部40が取扱い易い構成(ここでは、電極44が平板状に配置された状態で取り扱う構成)であればよい。
なお、ワッシャ46とヘッド部44aとの間の空間S(図4参照)には、ワイヤ41が配置されると共に樹脂が入り込むこととなる。これによりワッシャ46が抜け止めとなって、電極44が基板43が脱落しにくくなる。なお、電極44は、基板43から抜け出にくい構造であればよく、例えば、ワッシャ46と電極44を組み合せる構成とせず、ワッシャ46と電極とが組み合わされたような形状を持つ電極を金属等により一体成形してもよい。
以上のようにして、基板43上にバルク材で構成される電極44が作製されると共に電極44に接続されるバルク材であるワイヤ41を直線状に配置して、電極44と刺激制御部42とが接続された刺激部40が得られる。
なお、以上の説明では、ワイヤ41は同一平面上に配置される構成としたが、これに限るものではない。ワイヤ41が互いに干渉することなく直線的に配置されていればよい。例えば、ワイヤ41が上下方向に配置される構成であってもよい。具体的には、前述の実施形態では、ヘッド部44aからワッシャ46までの間にワイヤ41が上下方向に2本配置できる空間を形成した。この空間に、ワイヤ41を上下に2本通す構成とする。これにより、ワイヤ41を前述の実施形態よりも高密度に配置できる。このとき、ワイヤ41と柱部材44bとの接続箇所(高さ位置)はワイヤ41の上下関係によって異なることとなる。これにより、電極44をさらに高密度に配置することができる。
図6は、刺激部40を眼内に埋植した状態を示す概略図である。対向電極34は図示するように眼内中央の前眼部寄りの位置に置かれる。これによって、網膜E1は電極44と対向電極34(対向電極)との間に位置することとなる。電極44からの電気刺激パルス信号電流が効率的に網膜を貫通することとなる。
一方、受信手段31は、体外装置10に設けられた送信手段14からの信号(電気刺激パルス用データ及び電力)を受信可能な生体内の所定位置に設置される。例えば、図1に示すように、患者の側頭部の皮膚の下に受信部30(図では受信手段31のみ示している)を埋め込むとともに、皮膚を介して受信部30と対向する位置に送信手段14を設置しておく。受信部30には、送信手段14と同様に磁石が取り付けられているため、埋植された受信部30上に送信手段14を位置させることにより、磁力によって送信手段14と受信部30とが引き合い、送信手段14が側頭部に保持されることとなる。
なお、ワイヤ50を束ねたケーブル51は、側頭部に埋め込まれた受信部30から側頭部に沿って皮膚下を患者眼に向かって延び、患者の上まぶたの内側を通して眼窩に入れられる。眼窩に入れられたケーブル51は、図5に示すように強膜E3の外側を通り、基板43に設置された刺激制御部42に接続される。
なお、本実施形態では、体内装置20(刺激部40)の設置位置を強膜E3側に位置させて、強膜E3側(脈絡膜側)から網膜E1を構成する細胞を電気刺激する構成としたが、これに限るものではない。電極を配置する基板がフレキシブルであることが好ましい部位で患者眼の網膜を構成する細胞を好適に刺激することが可能な位置に電極を設置することができればよい。例えば、層間に電極及び基板を設置すればよい。体内装置を患者眼の眼内(網膜上や網膜下)に置き、電極が形成されている基板先端部分を網膜下(網膜と脈絡膜との間)や網膜上に設置させるような構成とすることもできる。
以上のような構成を備える視覚再生補助装置において、その動作を図7に示す制御系のブロック図を基に説明する。図1に示す撮影装置12により撮影された被写体の撮影データ(画像データ)は、データ変調手段13aに送られる。データ変調手段13aは、撮影した被写体を患者が認識するために必要となる所定のデータパラメータ(電気刺激パルス用データ)に変換し、さらに電磁波として伝送するのに適した変調信号を生成し、送信手段14より電磁波として体内装置20側に送信する。
また同時に、データ変調手段13aは、バッテリ13bから供給されている電力を前述した変調信号(電気刺激パルス用データ)の帯域と異なる帯域の電磁波として前記変調信号と合わせて体内装置20側に送信する。
体内装置20側では、体外装置10より送られてくる変調信号と電力とを受信手段31にて受け取り、制御部32に送る。制御部32では受けとった信号から、変調信号が使用する帯域の信号を抽出するとともに、この変調信号に基づいて電気刺激パルス用パラメータ信号と制御信号とを形成し、電極指定信号である制御信号を刺激制御部42に送信する。
刺激制御部42は、受け取った信号に基づき電力及び制御信号を抽出する。刺激制御部42は、制御信号に基づき制御部32から供給される電気刺激パルス信号を各電極44に分配し、出力させる。各電極44から出力される電気刺激パルス信号によって網膜E1を構成する細胞が電気刺激され、患者は視覚(擬似光覚)を得る。なお、制御部32は、受信手段31により体内装置20を駆動させるための電力を得る。
なお、以上説明した本実施形態では、電極44は、階数がNの正方行列としたが、これに限るものではない。格子状のパターンにて複数の電極44が配置される構成であればよく、N行M列の行列状に電極44が配置される構成であってもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、電極44と刺激制御部42とを接続するワイヤ41を直線状に配置すると共に、それぞれのワイヤ41が平行となるような構成としたが、これに限るものではない。各ワイヤ41が互いに干渉することなく、直線状に配置される構成であればよい。例えば、ワイヤ41の一部が互いに平行でない関係であってもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、患者眼の強膜E3に基板43を設置し、強膜E3を介して網膜E1を電気刺激する構成としたが、これに限るものではない。患者の視覚を形成する視覚神経系を構成する細胞又は組織を電気的に刺激する構成であればよい。例えば、電気刺激パルス信号を出力する電極を有する刺激部を眼内の視神経乳頭部や眼外の視神経部分に配置し、刺激部への電力供給や指令信号を送る送信部を患者の皮下等の離れた場所に配置して、視神経を電気刺激する構成としてもよい。また、電極を有する刺激部を視交叉や外側膝状体、大脳皮質等の視覚神経系の高次視覚処理を行う組織に配置し、それぞれの組織を構成する細胞を刺激する構成としてもよい。例えば、大脳皮質の後頭葉であれば、錐体細胞等を刺激する又は視覚野V1、V2等を刺激する等である。また、以上説明した本実施形態では、撮像装置からの画像データをデータ変調手段にて所定の信号に変換し、送信手段にて信号を体内へと送る体外装置と、体外装置からの信号を受信手段にて受け、その信号に基づいて各電極から電気刺激パルス信号を出力する体内装置と、で構成される体外撮像型の視覚再生捕縄装置を例に挙げたがこれに限るものではない。眼内に撮像装置やデータ変調手段等を埋植する体内撮像型の視覚再生補助装置であってもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、ワイヤ41がヘッド部44aとワッシャ46の間の空間に配置されるように柱部材44bと接続する構成としたがこれに限るものではない。ワイヤ41を互いに干渉することなく基板43に配置できる構成であればよく、ヘッド部44aの下方で柱部材44bの周囲の領域にワイヤ41が配置される構成であればよい。例えば、電極44の底面(ワッシャ46をかしめるために変形された柱部材44bの底面)又はワッシャ46にワイヤ41を熔接する構成としてもよい。この場合でも、ワイヤ41は軸部(ここでは、柱部材44b)に接続されるものとする。これにより、ワイヤ41を配置する際に柱部材44bが邪魔になりにくくなる。従って、ワイヤ41及び電極44を高密度に基板43上に配置できるようになる。
視覚再生補助装置の外観を示した概略図である。 本実施形態における視覚再生補助装置の体内装置を示した概略図である。 電極44付近の模式的断面図である。 電極44、ワイヤ41、刺激制御部42の関係を示した図である。 刺激部40を作製する手順を模式的に示した図である。 体内装置を体内に設置した状態を示した図である。 本実施形態における視覚再生補助装置1の制御系を示したブロック図である。
符号の説明
1 視覚再生補助装置
10 体外装置
20 体内装置
30 受信部
31 受信手段
32 制御部
34 対向電極
40 刺激部
41 ワイヤ
42 刺激制御部
42a ボンディングパッド
43 基板
44 電極
46 ワッシャ
50 ワイヤ
51 チューブ
70 治具
71 孔

Claims (1)

  1. 所定の基板上に複数の電極を格子状に配置した電極アレイと、患者の視覚を形成する視覚神経系を構成する細胞又は組織を電気刺激するために前記導線を介して前記電極から電気刺激パルス信号を出力する制御手段と、該制御手段から前記電気刺激パルス信号を前記電極に伝送するために前記制御手段と前記電極とを繋ぐ導線と、を備える視覚再生補助装置において、
    前記導線は前記制御手段側から前記各電極に向けて折れ曲がることなく直線状に平行に並べて配列され、
    前記電極アレイは,前記制御手段側から前記直線状に平行に並べて配列された導線の進行方向に向って一列に並ぶ複数の電極の配置軸線と前記直線状に並ぶ導線の軸線とが所定の角度で交差するように前記導線に対して所定の角度傾いた状態で,前記直線状に平行に並べて配列された導線の端部に電極が接続されて形成されている
    ことを特徴とする視覚再生補助装置。
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