JP5263869B2 - 軸受シールおよびその軸受シール成形用金型 - Google Patents

軸受シールおよびその軸受シール成形用金型 Download PDF

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Description

この発明は、転がり軸受の軸受空間を密閉する軸受シールと、その軸受シールの成形用金型に関する。
転がり軸受の軸受空間を密閉する軸受シールとして、図4(I)に示したものが従来から知られている。この軸受シールは、芯金21と、その芯金21に固着されたゴムシール31とからなっている。
芯金21は、外輪40の内径面端部に形成されたシール溝41に圧入嵌合される屈曲部22と、その屈曲部22の軸受内部に位置する一端部から内方に向く外側フランジ23と、その外側フランジ23の内径端に大径端が連続して、小径端が大径端より軸受外部に位置するテーパ筒部24と、そのテーパ筒部24の小径端から内方に向く内側フランジ25とからなり、上記テーパ筒部24には折れ曲がり部24aが形成され、その折れ曲がり部24aより外側の大径テーパ筒部24bの軸心に対するテーパ角度αは折れ曲がり部24aより内側の小径テーパ筒部24cのテーパ角度βより大きくなっている。
ゴムシール31は、芯金21の軸受内部と対向する内表面に加硫されて、屈曲部22から内側フランジ25の中途に至る範囲を覆い、上記小径テーパ筒部24cの内表面を覆う部分は厚肉部32とされ、その厚肉部32の内径面に、内部リップ33、中間リップ34および外部リップ35の3つのリップが軸方向に間隔をおいて形成されている。
上記の構成からなる軸受シールにおいては、外輪40の内径面端部に形成されたシール溝41に屈曲部22を圧入嵌合する取付け状態において、ゴムシール31の3つのリップ33、34、35の先端部が軸受外部に向く折れ曲がり状態で内輪42の円筒状外径面43に弾性接触する状態となるため、極めて高いグリース密封性、防塵性および防水性を有し、しかも、内側フランジ25によって粒径の大きい砂塵等の異物が外部リップ35に衝突するのを防止することができるため、外部リップ35が損傷することが少なく、耐久性に優れているという特徴を有する。
ところで、上記従来の軸受シールにおいては、内側フランジ25における内表面の内周部がゴムシール31で覆われていないで露出しており、また、内部リップ33、中間リップ34および外部リップ35が薄肉厚であって成形後の脱型時に千切れ易いため、図4(II)に示すように、下型A、上型Bおよび中子Cからなる3分割金型を用いて成形する必要がある。
上記のような3分割金型においては、下型と上型とからなる2分割金型を用いてシールを成形する一般的なシール成形のように、成形された軸受シールを下型Aに残すことができないため、作業効率が極めて悪く、製造コストが高くつくという問題があった。
この発明の課題は、従来の軸受シールと同等のシール性を有する成形性に優れた軸受シールおよびその軸受シール成形用の金型を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明に係る軸受シールにおいては、外輪の内径面端部に形成されたシール溝に外径部が嵌合される芯金と、その芯金の軸受内部と対向する内表面に加硫接着されたゴムシールとからなり、前記芯金が、前記シール溝に嵌合される屈曲部と、その屈曲部の軸受内部に位置する一端部から内方に向く外側フランジと、その外側フランジの内径端に大径端が連続して、小径端が大径端より軸受外部に位置するテーパ筒部と、そのテーパ筒部の小径端から内方に向く内側フランジとを備え、前記ゴムシールが、芯金の屈曲部から内側フランジの中途に至る範囲を覆い、テーパ筒部の内表面を覆う部分を厚肉部とし、その厚肉部の内径面に内輪の外径面に弾性接触される3つのシールリップを軸方向に間隔をおいて設けた構成とされた軸受シールにおいて、前記厚肉部に形成された3つのリップのうちの最も外側に位置する外部リップ軸方向外方に、前記厚肉部より小径とされて内側フランジの内径面を覆う円筒状の小径厚肉部と、その小径厚肉部の端部に内側フランジの外表面を覆う薄肉厚の外面被覆部を連続して設けた構成を採用したのである。
また、上記軸受シールを成形する成形用の金型においては、合わせ面に凹部を有し、その凹部の底面に前記小径厚肉部の内径面を成形する下部コアが形成された下型と、その下型に対する合わせ面に、ゴムシールの厚肉部の内径面および各リップを成形する上部コアが形成された開閉可能な上型とからなり、前記凹部の内周に、内側フランジを下向きとして挿入される芯金のテーパ筒部の外周面を密着状態に支持するテーパ状のセット面と、そのセット面の大径端に連続して外側フランジを支持する支持面とを設け、かつ、下型の合わせ面に芯金の屈曲部の他端部が挿入される挿入溝を設け、前記下型にセットされた前記芯金と型締めされた上型の間にシール部材成形用のキャビティを設けた構成を採用したのである。
上記の構成からなる金型を用いて軸受シールを成形するに際しては、下型内に芯金と未加硫ゴム材料をセットし、上型の型締めを行ってゴムシールを成形する。
ここで、芯金のセットに際しては、内側フランジを下にして下型の凹部内に芯金を挿入し、かつ、屈曲部の他端部を挿入溝に挿入して、テーパ筒部の外周面をセット面に密着させると共に、外側フランジを支持面で支持するようにする。
ゴムシールの成形後、上型を型開きすると、3つリップのそれぞれからゴムシールに引張り力が負荷されることになるが、内側フランジの内径面を覆う小径厚肉部は厚肉であり、その小径厚肉部に連続して設けられた外面被覆部は内側フランジを包み込んでいるため、ゴムシールが芯金から剥離されるようなことはなく、成形品は下型に残されることになる。その成形品は下型に設けられたエジェクタにより上方に突き出して下型から取り出すようにする。
ここで、小径厚肉部の内径面に外部リップの外面に沿う環状溝を設けると、外部リップの径方向長さを他の残りの2つのリップとほぼ同じ長さとして内輪に対する接触圧の均一化を図ることができ、外部リップのみが内輪との接触によって偏摩耗するのを防止することができる。
また、内側フランジの内径と環状溝の内径との半径差を0.1mm以上1.0mm以下とし、あるいは、環状溝の内径と小径厚肉部の内径との半径差を0.1mm以上1.0mm以下とし、さらに、小径厚肉部の外端面から環状溝に至る部分の軸方向長さをリップの厚みより長くすると、ゴムシールの剛性を高めることができ、上型の離型時に小径厚肉部が下型の環状部に係合して抜止めとなるので、下型に成形品を確実に残すことができる。
上記のように、この発明に係る軸受シールにおいては、前記ゴムシールの外部リップから軸方向外方に延びて内側フランジの内径面を覆う円筒状の小径厚肉部と、内側フランジの外表面を覆う薄肉厚の外面被覆部を連続して設けたことにより、ゴムシールの剛性を高めることができると共に、芯金に対する結合力を高めることができ、下型と上型とからなる2分割金型によって軸受シールの成形を可能とすることができ、コストの低減を図ることができる。
また、軸受に対する軸受シールの組込み状態において、3つのリップの先端部は軸受外部に向く折れ曲がり状態で内輪の円筒状外径面に弾性接触するため、従来の軸受シールと同様に、極めて高いグリース密封性、防塵性および防水性を得ることができ、しかも、内側フランジの内径面を覆う小径厚肉部によって粒径の大きい砂塵等の異物が最も外側に位置するリップに衝突するのを防止することができるため、リップの耐久性の低下を抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図3に基づいて説明する。図1に示すように、この発明に係る軸受シールSは、芯金1と、その芯金1に固着されたゴムシール11とからなっている。
芯金1は薄鋼板のプレス成形品からなる。この芯金1は、図2に示す外輪40の内径面端部に形成されたシール溝41に圧入嵌合される屈曲部2と、その屈曲部2の軸受内部に位置する一端部から内方に向く外側フランジ3と、その外側フランジ3の内径端に大径端が連続して、小径端が大径端より軸受外部に位置するテーパ筒部4と、そのテーパ筒部4の小径端から内方に向く内側フランジ5とを有している。
テーパ筒部4は、大径テーパ筒部4aと、その大径テーパ筒部4aの小径端に連続する小径テーパ筒部4bからなり、上記大径テーパ筒部4aの軸心に対するテーパ角度αは小径テーパ筒部4bのテーパ角度βより大きくなっている。
ゴムシール11は、芯金1の軸受内部と対向する内表面に加硫されて、芯金1の屈曲部2から内側フランジ5の外表面に至る範囲を覆っている。
ゴムシール11は、テーパ筒部4の内表面を覆う部分が厚肉部12とされ、その厚肉部12の内径面には径方向の段差が形成され、小径テーパ筒部4bの大径端部を覆う大径厚肉部12aの内径面に、内側リップ13、中間リップ14および外側リップ15の3つのリップが軸方向に間隔をおいて形成されている。
上記厚肉部12の外側リップ15から内側フランジ5の内径面に至る小径厚肉部12bの端部には、内側フランジ5の外表面を覆う外面被覆部16が連設されている。
小径厚肉部12bの内径面には、外側リップ15の外側面に沿って環状溝17が形成されている。ここで、内側フランジ5の内径よりも環状溝17の内径が大きい場合には、成形品を下型からエジェクタによって取り外すことができなくなる。一方、環状溝17と小径厚肉部12bの間に所定大きさの段差を設けないと成形品を下型に残すことができず、その段差が必要以上に大きくなり過ぎると、成形品を下型からエジェクタによって取り外す際に、小径厚肉部の拡径量が大きくなりすぎて取り出しが困難になり、亀裂などが発生するおそれがある。
そこで、環状溝17の内径と小径厚肉部12bの内径との半径差aは0.1mm以上1.0mm以下とされる。環状溝17の内径と内側フランジ5の内径との半径差も0.1mm以上1.0mm以下とされる。
また、小径厚肉部12bの外端面から環状溝17に至る軸方向長さLが3つのリップ13、14、15のそれぞれの厚みより短い場合も、下型に成形品を残すことができなくなるおそれがある。そこで、小径厚肉部12bの外端面から環状溝17に至る軸方向長さLは3つのリップ13、14、15のそれぞれの厚みより長くしてある。
上記の構成からなる軸受シールSにおいては、図2に示すように、外輪40の内径面端部に形成されたシール溝41に屈曲部2を圧入嵌合し、ゴムシール11の3つのリップ13、14、15の先端部それぞれが軸受外部に向く折れ曲がり状態で内輪42の円筒状外径面43に弾性接触させて軸受内部を密封する。
軸受シールSは、上記のように、内側リップ13、中間リップ14および外側リップ15のそれぞれ先端部が内輪42の円筒状外径面43に弾性接触する組付けであるため、従来の軸受シールと同等に、極めて高いグリース密封性、防塵性および防水性を得ることができる。
また、内側フランジ5の内径面を覆う小径厚肉部12bによって粒径の大きい砂塵等の異物が外側リップ15に衝突するのを防止することができ、外側リップ15が異物の衝突によって損傷するようなことはない。
図3は、上記の構成からなる軸受シールSの成形用金型を示す。この金型は、
下型50と、その下型50の上部に配置された上型51とからなり、上記上型51は下型50に対して開閉自在とされている。
下型50は、上型51に対する合わせ面に凹部52を有し、その凹部52の底面には軸受シールSの小径厚肉部12bの内径面を成形する下部コア53が形成されている。
また、凹部52の内周には、内側フランジ5を下向きとして挿入される芯金1のテーパ筒部4の外周面を密着状態に支持するテーパ状のセット面54が形成され、そのセット面54の大径端に連続して外側フランジ3を支持する支持面55と、その支持面55の周囲に芯金1の屈曲部2の外端部が挿入される挿入溝56とが形成されている。
上型51の下型50に対する合わせ面にはゴムシール11の厚肉部12の内径面および各リップ13、14、15を成形する上部コア57が形成されている。この上型51を型締めすることによって、下型50と上型51間にシール部材成形用のキャビティ58が形成される。
上記の構成からなる金型を用いて軸受シールを成形するに際しては、下型50内に芯金1と未加硫ゴム材料をセットし、上型51を型締めしてゴムシール11を成形する。
ここで、芯金1のセットに際しては、内側フランジ5を下にして下型50の凹部52内に芯金1を挿入し、かつ、屈曲部2の外端部を挿入溝56に挿入して、テーパ筒部4の外周面をセット面54に密着させると共に、外側フランジ3が支持面55で支持されるようにする。
ゴムシール11の成形後、上型51を型開きすると、3つリップ13、14、15のそれぞれからゴムシール11に引張り力が負荷されることになるが、内側フランジ5の内径面を覆う小径厚肉部12bは厚肉であり、その小径厚肉部12bに連続して設けられた外面被覆部16は内側フランジ5を包み込んでいるため、ゴムシール11が芯金1から剥離されるようなことはなく、上型51の離型時に小径厚肉部12bが下型50の環状部61に係合して抜止めとなるので、成形品は下型50に残されることになる。その成形品は、図3に鎖線で示すエジェクタ60の軸方向の移動により上方に突き出して下型50から取り出すようにする。
このように、軸受シールSは下型50と上型51からなる2分割金型によって成形することができるため、コストの低減を図ることができる。
この発明に係る軸受シールの実施の形態を示す断面図 図1に示す軸受シールを転がり軸受に組込んだ状態の断面図 軸受シールを成形する金型の断面図 (I)は、従来の軸受シールを示す断面図、(II)は、その軸受シールの成形用金型を示す断面図
符号の説明
1 芯金
2 屈曲部
3 外側フランジ
4 テーパ筒部
5 内側フランジ
11 ゴムシール
12 厚肉部
12b 小径厚肉部
13 内側リップ
14 中間リップ
15 外側リップ
16 外面被覆部
17 環状溝
40 外輪
41 シール溝

Claims (6)

  1. 外輪の内径面端部に形成されたシール溝に外径部が嵌合される芯金と、その芯金の軸受内部と対向する内表面に加硫接着されたゴムシールとからなり、前記芯金が、前記シール溝に嵌合される屈曲部と、その屈曲部の軸受内部に位置する一端部から内方に向く外側フランジと、その外側フランジの内径端に大径端が連続して、小径端が大径端より軸受外部に位置するテーパ筒部と、そのテーパ筒部の小径端から内方に向く内側フランジとを備え、前記ゴムシールが、芯金の屈曲部から内側フランジの中途に至る範囲を覆い、テーパ筒部の内表面を覆う部分を厚肉部とし、その厚肉部の内径面に内輪の外径面に弾性接触される3つのシールリップを軸方向に間隔をおいて設けた構成とされた軸受シールにおいて、
    前記厚肉部に形成された3つのリップのうちの最も外側に位置する外部リップ軸方向外方に、前記厚肉部より小径とされて内側フランジの内径面を覆う円筒状の小径厚肉部と、その小径厚肉部の端部に内側フランジの外表面を覆う薄肉厚の外面被覆部を連続して設けたことを特徴とする軸受シール。
  2. 前記小径厚肉部の内径面に前記外部リップの外面に沿う環状溝を設けた請求項1に記載の軸受シール。
  3. 前記内側フランジの内径と環状溝の内径との半径差を0.1mm以上1.0mm以下した請求項2に記載の軸受シール。
  4. 前記環状溝の内径と前記小径厚肉部の内径との半径差を0.1mm以上1.0mm以下とした請求項2又は3に記載の軸受シール。
  5. 前記小径厚肉部の外端面から環状溝に至る部分の軸方向長さをリップの厚みより長くした請求項2乃至4のいずれかの項に記載の軸受シール。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの項に記載の軸受シールの成形用金型において、合わせ面に凹部を有し、その凹部の底面に前記小径厚肉部の内径面を成形する下部コアが形成された下型と、その下型に対する合わせ面に、ゴムシールの厚肉部の内径面および各リップを成形する上部コアが形成された開閉可能な上型とからなり、前記凹部の内周に、内側フランジを下向きとして挿入される芯金のテーパ筒部の外周面を密着状態に支持するテーパ状のセット面と、そのセット面の大径端に連続して外側フランジを支持する支持面とを設け、かつ、下型の合わせ面に芯金の屈曲部の他端部が挿入される挿入溝を設け、前記下型にセットされた前記芯金と型締めされた上型の間にシール部材成形用のキャビティを設けたことを特徴とする軸受シール成形用の金型。
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