JP5263099B2 - 研磨ブラシの成形方法及び装置 - Google Patents
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Description
このようにベルト端面を研磨する研磨ブラシを備えたブラシ研磨装置においては、当該研磨ブラシの軌道上にドレッシング部を設け、研磨ブラシの毛先が不揃いとなることを防止し、研磨精度を向上させるという技術は公知となっている(特許文献1参照)。
金属リング端面を研磨する研磨ブラシの成形方法であって、
略円筒状に線状部材が束ねられることにより構成された前記ブラシを複数配置して前記ブラシ先端部を傾斜加工する傾斜加工工程と、
前記傾斜加工工程により傾斜加工されたブラシを周状に配置して回転駆動しながら、当該ブラシ先端部に研磨手段を押圧することで前記線状部材の先端形状を所定の形状に慣らし加工する先端部慣らし加工工程と、
を有するものである。
前記先端部慣らし加工工程は、前記傾斜加工されたブラシをモータにより回転駆動しながら、前記モータの回転負荷電流値を検出し、前記回転負荷電流値が予め設定した所定範囲の値となるように制御するものである。
前記モータの回転負荷電流値が、前記所定範囲の負荷電流値となった際に、前記モータの回転駆動が停止して前記慣らし加工を終了するものである。
前記所定の形状は、前記傾斜加工されたブラシ先端部の突出方向に向かうにしたがって前記線状部材の先端角度が徐々に鋭角となるものである。
請求項1から請求項4の何れか一項に記載した研磨ブラシの成形方法を適用する装置であって、
略円筒状に線状部材が束ねられることにより構成された前記ブラシを複数配置して前記ブラシ先端部を傾斜加工する傾斜加工手段と、
前記傾斜加工手段により傾斜加工されたブラシを周状に配置して回転駆動しながら、当該ブラシ先端部に研磨手段を押圧することで前記線状部材の先端形状を所定の形状に慣らし加工する先端部慣らし加工手段と、
を有するものである。
前記傾斜加工手段は、前記ブラシの傾斜加工する部位を露出させた状態で前記ブラシを傾斜拘束する保持具を備えるものである。
本実施形態に係る研磨ブラシの成形方法及び装置は、図10に示すCVTリングを製造する工程において、リング切断工程により金属製円筒状ドラムを複数の金属リングに切断した後、リング切断工程の次工程であるCVTリングの端面に、R付け(R形状に加工すること)を行う端部R付け工程において用いられる研磨ブラシの慣らし加工に適用することが可能である。端部R付け工程は、図10に示すように研磨ブラシによりリング端部のバリ取りを行うとともにR付けを行って所定のR形状にする工程である。
まず、本実施形態に係る研磨ブラシの成形方法を適用する研磨ブラシ成形装置の概略構成について図1、図2を用いて説明する。
なお、本実施形態においては、研磨ブラシの成形装置としてブラシ先端加工装置10と慣らし加工装置20とをそれぞれ独立して構成しているが、特に限定するものではなく、ブラシ先端加工装置と慣らし加工装置とを一体的な装置となるように構成して連続的に研磨ブラシの傾斜加工及び慣らし加工を行う成形装置を構成することも可能である。以下に、各装置の構成について具体的に説明する。
なお、スライド機構としては、上記ローラに限定するものではなく、台座部下面を摺動面として、搬送面9上を摺動させる機構としてもかまわない。
慣らし加工装置20は、前記ブラシ先端加工装置10により傾斜加工されたブラシ1を周状に配置して回転駆動しながら、当該ブラシ1先端部に研磨手段を押圧することで前記線状部材2の先端形状を所定の形状に慣らし加工する手段であり、図2に示すように、平板状の基部11と、回転駆動手段であるモータ12と、設備ホルダー13と、研磨手段14と、カバー15と、回転駆動制御手段16とを主に備える。
このように構成された設備ホルダー13に固定される複数のブラシ1は、軸部13aを中心とする円周上に周状に配置される。また、各ブラシ1は、傾斜加工された先端部の傾斜面が回転方向へ向くように固定される。
横棒部23は、その一端が支柱部21上端に回動自在に軸支されるとともに、横棒部23の他端は、操作者が把持して上下に操作するためのハンドル23aを備える。横棒部23の中途部には、横棒部23を上下方向に貫通する開口部23bが開口されており、当該開口部23bを挿通して支柱部22上端部にボルト24の一端が締結される。また、前記横棒部23には、横棒部23一端と開口部23bとの間の下側部分に研磨部材である平板状のヤスリ25(本実施形態においてはダイヤモンドヤスリ)を具備する。支柱部22上端とボルト24頭部との間は、横棒部23が所定高さ上下可能となるとなるように保持されている。これにより、操作者は、ハンドル23aを把持して図2に示す上下矢印方向に操作することにより所定の高さ範囲にて横棒部23を回動することが可能となる。また、横棒部23下面が、支柱部22上端に当接した場合には、横棒部23は水平状態となる。
本実施形態に係る研磨ブラシの研磨方法は、新品ブラシセット工程S10と、傾斜加工工程S20と、先端部慣らし加工工程S30と、を主に有する。以下、各工程について説明する。
すなわち、新品ブラシセット工程S10では、未加工の新品ブラシ1(図3参照)を収納孔8aに収納し、ブラシ保持具8下部に形成された締結孔に対してブラシ保持具8外側から締結部材である締結用ボルト8bの一端を前記基準面4に係合した状態で締結することで、ブラシ1を位置決めした状態で傾斜拘束し、ブラシ1の先端部の傾斜加工する部位をブラシ保持具8の上端部8cから所定量露出した状態でセットする。
新品ブラシセット工程S10が終了したら、傾斜加工工程S20に移行する。
すなわち、傾斜加工工程S20では、新品ブラシセット工程S10によりブラシ先端加工装置10に傾斜拘束した状態でセットされた複数の新品ブラシ1の先端部を平面研削盤6の下方を前後方向(図1における左右矢印方向)にスライドさせることで、ブラシ保持具8の上端部8cから露出したブラシ1の先端部が平面研削盤6の研削面6aとブラシ保持具8の上端部8cとの間に挟まり平面研削盤6の回転駆動により研削されて図1丸印内に示すようにブラシ1の先端部を斜め形状に傾斜加工する工程である。
傾斜加工工程S20が終了したら、先端部慣らし加工工程S30に移行する。
すなわち、先端部慣らし加工工程S30では、まず、設備ホルダー13に設けられた開口部17a・17a・・・及び凹部18a・18a・・・にブラシ1を装填することで複数のブラシ1を立設して保持し、固定用ボルト19により締結することで傾斜加工されたブラシ1の先端部を支持円板17から所定量露出した状態で設備ホルダー13に固定する。この場合、ブラシ1の先端部における傾斜加工された部分が全て支持円板17の上方に露出するように、ブラシ1の固定を行う。
また、固定用ボルト19は、当該ボルト19の一端が前述した基準面4に係合した状態にて締結される。このように、固定用ボルト19が基準面4に係合した状態で締結されるので、図2に示すようにブラシ1先端部の傾斜加工面を一定方向に揃えた状態にて固定することが可能となり、研磨手段14(研磨部材)により研磨を行う際にブラシ1の適切な位置決めを行うことができる。
続いて、ブラシ1が固定支持された設備ホルダー13を慣らし加工装置20に取り付け、モータ12により所定方向に回転させながらブラシ1先端部に横棒部23に具備したヤスリ25を一定量押し付ける。その結果として、ブラシ1の先端部は、ヤスリ25により傾斜面の下方側から上方側(図8の矢印方向)へ向かって研磨され、ブラシ1の先端部形状が図8に示すような所定の形状に成形される。
すなわち、先端部慣らし加工工程S30では、回転駆動制御手段16によりモータ12を回転駆動する際の前記モータ12の回転負荷電流値を検出し(S40)、予め設定した所定範囲の負荷電流となるように制御する工程であり、回転負荷電流値を監視しながらモータ12の回転数を適宜制御する。この制御方法としては、回転駆動制御手段16により予め所定の負荷電流となるように負荷電流値の範囲を設定し、予め設定した負荷電流値の範囲になった際に、具体的には、この設定範囲よりも負荷電流値が大きい場合には、負荷電流値の監視を継続し、また、前記設定範囲よりも負荷電流値が小さくなった場合には、モータ12の回転駆動を自動的に停止して加工を終了する(S50)。
つまり、慣らし加工中のモータ12の電流値を回転駆動制御手段16により監視しておき、所定の電流値以下になると、慣らし加工を終了する。
また、ブラシ1先端部は、図8に示すような形状になっており、CVTリングを研磨するブラシ研磨装置に取り付けた直後から良品を生産することができる。
2 線状部材
4 基準面
8 ブラシ保持具
10 ブラシ先端加工装置
12 モータ
14 研磨手段
20 慣らし加工装置
Claims (6)
- 金属リング端面を研磨する研磨ブラシの成形方法であって、
略円筒状に線状部材が束ねられることにより構成された前記ブラシを複数配置して前記ブラシ先端部を傾斜加工する傾斜加工工程と、
前記傾斜加工工程により傾斜加工されたブラシを周状に配置して回転駆動しながら、当該ブラシ先端部に研磨手段を押圧することで前記線状部材の先端形状を所定の形状に慣らし加工する先端部慣らし加工工程と、
を有する研磨ブラシの成形方法。 - 前記先端部慣らし加工工程は、前記傾斜加工されたブラシをモータにより回転駆動しながら、前記モータの回転負荷電流値を検出し、前記回転負荷電流値が予め設定した所定範囲の値となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の研磨ブラシの成形方法。
- 前記モータの回転負荷電流値が、前記所定範囲の負荷電流値となった際に、前記モータの回転駆動が停止して前記慣らし加工を終了することを特徴とする請求項2に記載の研磨ブラシの成形方法。
- 前記所定の形状は、前記傾斜加工されたブラシ先端部の突出方向に向かうにしたがって前記線状部材の先端角度が徐々に鋭角となることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の研磨ブラシの成形方法。
- 請求項1から請求項4の何れか一項に記載した研磨ブラシの成形方法を適用する装置であって、
略円筒状に線状部材が束ねられることにより構成された前記ブラシを複数配置して前記ブラシ先端部を傾斜加工する傾斜加工手段と、
前記傾斜加工手段により傾斜加工されたブラシを周状に配置して回転駆動しながら、当該ブラシ先端部に研磨手段を押圧することで前記線状部材の先端形状を所定の形状に慣らし加工する先端部慣らし加工手段と、
を有する研磨ブラシの成形装置。 - 前記傾斜加工手段は、前記ブラシの傾斜加工する部位を露出させた状態で前記ブラシを傾斜拘束する保持具を備えることを特徴とする請求項5に記載の研磨ブラシの成形装置。
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