JP5262414B2 - 信号発生器、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

信号発生器、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、読取画質を向上できるクロック信号を生成する信号発生器、読取画質を向上できる画像読取装置および画像形成装置に関する。
一般に、原稿画像を読み取る画像読取装置では、原稿台に載置された原稿を露光装置によって露光し、その原稿の反射光をラインイメージセンサに入射させて原稿を読み取り、該ラインイメージセンサから出力されるアナログ画像信号をサンプリングし、デジタル信号に変換して読取画像データを形成している(例えば、特許文献1参照)。
図11は、画像読取装置の光学系の構成例を示している。
図11において、画像読取装置の筐体1の上面には、コンタクトガラス2(原稿台)が配設されており、このコンタクトガラス2には、読取原稿3が載置される。通常、読取原稿3の背面には、読取原稿3の読取面をコンタクトガラス2へ密着させるための圧板が設けられているが、図11では、省略している。また、コンタクトガラス2の左端(読取開始位置)には、シェーディング補正用の白基準画像を構成するため白基準板4が設けられている。
ランプ5は、読取原稿3の原稿面を照明するものであり、原稿面からの反射光は、第1ミラー6、第2ミラー7、および、第3ミラー8を順次反射して、レンズ11に導かれ、レンズ11により集束されて、読取制御基板12に設けられたCCDラインイメージセンサ13に照射される。
また、ランプ5と第1ミラー6は、第1キャリッジ9に搭載されて副走査方向SSへ往復移動されるとともに、第2ミラー7および第3ミラー8は、第2キャリッジ10に搭載されて副走査方向SSへ往復移動する。また、コンタクトガラス2からCCDラインイメージセンサ13までの光路長を維持するために、第2キャリッジ10は、第1キャリッジ9の1/2の速度で移動される。
また、スキャナモータ14は、第1キャリッジ9および第2キャリッジ10を駆動するためのものである。
図12は、CCDラインイメージセンサ13の出力信号からデジタル画像信号を得るまでの読取制御基板12のブロック図を示す。
まず、CCDラインイメージセンサ13から駆動パルスに同期して画像信号Ve(偶数番目),Vo(奇数番目)が出力され、エミッタフォロワ回路16a,16bを介し、コンデンサ17a,17bによって交流結合される。交流結合後のオフセット電位は、クランプ回路18a,18bにより直流再生される。
その後、サンプルホールド回路(S/H)19a,19bによって外部からのタイミング信号に応じて画像信号の電圧レベルをサンプルホールドして、2系統の画像信号Ve(偶数番目画素),Vo(奇数番目画素)の信号レベルを連続した(CCDラインイメージセンサ13のリセットノイズ等を除去した)画像信号に変換する。
CCD出力のオフセットレベル(無光状態での画像信号レベル)は黒オフセット補正回路20a,20bにて適正なアナログオフセットが印加され、画像信号の負側の飽和を防いでいる。
その後、画像信号Ve,Voの電圧レベルを、ある所定のレベルになるように増幅回路(PGA)21a,21bにて信号増幅し、アナログ/デジタル変換回路(ADC)22a,22bによって10ビットのデジタル画像データDe,Doに変換され、マルチプレクス回路(MPX)23においてeven(偶数番目)/odd(奇数番目)画素の合成がなされる。
通常、クランプ回路18a,18b、サンプルホールド回路19a,19b、黒オフセット補正回路20a,20b、増幅回路21a,21b、アナログ/デジタル変換回路22a,22bは集積化され信号処理集積回路装置(AFE;Analog Front
End)24に構成されている。
こうして得られた10bitの画像データは、IF部(図示略)を介して後段の画像処理部(図示略)に伝送され、この画像処理部により、シェーディング補正や、ガンマ補正などのデジタル処理が施される。
また、CCDラインイメージセンサ13および信号処理集積回路装置24の駆動に必要なタイミング信号(φ1,φ2,SH,φ2L,CP,RS,SPL)はタイミング信号発生回路25にて生成される。なお、これらのタイミング信号については、後述する。
CCDラインイメージセンサ13および信号処理集積回路装置24の駆動のタイミング信号は、外部のCPU(図示略)からタイミング信号発生回路25間の通信ラインを介して、タイミング信号発生回路25のレジスタにデータをセットし、その値によって駆動タイミングを調整することが可能である。
タイミング信号発生回路25は、水晶振動子などの発振器26の出力を基準クロック信号として使用する。また、周波数拡散クロック発生回路27によって、基準クロックは周波数拡散(後述)が施されている。
さて、このような従来の画像読取装置においては、画素密度が高くなるほど、また、画像の読取スピードが速くなるほど、画像を読み取るCCDラインイメージセンサ13などの光電変換素子や、その後段で光電変換素子が出力する画像信号に各種信号処理を施す信号処理集積回路装置24を駆動するときのクロック周波数が高くなってしまい、それに伴い電磁波の不要輻射が多くなるという不具合があった。
そこで、これらの不具合を防止するため、クロック周波数を生成するのに用いる発振器の後段に周波数拡散をする部品(図12の場合は周波数拡散クロック発生回路27)を設けたり、発振器内部に周波数拡散機能を設けたりすることにより、周波数のピーク部分の不要輻射強度(放射ノイズ)を低減する方法が提案されている。
即ち、図13の波形S1に示すようなスペクトル特性のクロック周波数は、周波数拡散器によりクロックを周波数拡散させることで図13の波形S2に示すようなスペクトル特性となり、不要輻射強度(放射ノイズ)は格段に低減する。
しかし、前記従来の画像読取装置の回路構成において、アナログ系の前記タイミング信号発生回路に周波数拡散クロック発生回路27を使用すると、CCD出力波形の変化が原因で、同一濃度のレベルの画像を読み取った場合でも画像信号のレベルが1主走査ライン中で周期的に変動し、レベルの高低が発生してしまった。この現象について、図14を参照して説明する。
従来より、CCD駆動クロックとして、発振精度が50ppm〜100ppmといった高精度の基準クロックから生成することが一般であるが、不要輻射強度の不具合への対策で周波数拡散を行った場合には、図14(b)に示すように横軸を時間、縦軸を周波数とすると、時間経過と共に周波数が変化することになる。即ち、基準クロックの周波数(基準周波数)を中心として、±0.5%、±1.0%といった所定の幅で滑らかに周波数が推移するように構成されている。
このように、規則正しい周波数拡散周期(変調周期)をもっており、基準周波数に対してクロック周期が短くなる方向(高周波側:+側周期)へ所定の変調幅分変化した後は、同じ特性カーブに沿ってクロック周期が長くなる方向(低周波側:−側)へ所定の変調幅分変化するといった変調サイクルを繰り返し、基準周波数に戻る。
これにより、変調周期の1/2毎に基準周波数と位相があうタイミングが発生することになる。
図14(a)は、この変調周期に対する画像レベルの変動を示しており、横軸を時間、縦軸を画像レベルとした場合、変調周期に同期して画像レベルが変動する。
図14(a),(b)では、1ライン中での画像レベルの変動を示したが、これを何ラインも繰り返していると、結果として図15に示すようにレベルの高低がスジKK1,KK2として読取画像に細かく表われ、人間の目にはモアレ状になって見えてくるという不具合となる。
このような不具合、つまり変調周期に同期した画像レベルの変動要因として以下2つが大きな要因として分かっている。
(1)CCD出力のオフセットレベルの変動
(2)サンプリングポイントのズレ
まず、「(1)CCD出力のオフセットレベルの変動」について説明する。
図16は、CCDラインイメージセンサ13を駆動するためのタイミングチャートの例である。
CCDラインイメージセンサ13で駆動に必要なタイミングクロックは、フォトダイオードから得られた信号電荷をアナログシフトレジスタで電荷転送を行う為の転送クロックφ1,φ2、転送された信号電荷を電圧変換し、CCD外に出力するソースフォロワ回路に設けられているフローティングキャパシタを画素毎にリセットするRSクロック、CCD出力波形のオフセットレベルを決めるCPクロック、電荷転送の最終段に必要なφ2Lクロック、露光時間と露光時間の間にフォトダイオードにたまった電荷をアナログシフトレジスタに転送するSH信号、信号処理集積回路装置24においてサンプルホールド回路のタイミングを規定するSPLクロックがある。
これらのうち、RSクロックおよびCPクロックは、装置を高速駆動していくと必ずオーバーラップ領域が発生してしまう。このとき実際にCCDラインイメージセンサ13の出力波形のオフセットレベルを決めるのはRSクロックの立下りエッジからCPクロックの立下りエッジの期間となる。
いま、RSクロックとCPクロックに周波数拡散がかかっていると、その影響でRSクロックの立下りエッジからCPクロックの立下りエッジの期間が周期的な変化が発生することになる(図17参照)。これによりCCD出力のオフセットレベルが変調周期に同期して変動してしまい、結果的に、前記の画像データの変動となって表われてしまう。
次に、「(2)サンプリングポイントのズレ」について説明する。
CCDアナログ出力はφ2Lクロックの立下りエッジを基準にある一定時間(出力遅延時間)分遅れて、その画像信号出力期間が始まる(図18参照)。この期間をサンプルホールド回路においてサンプルホールドするのであるが、φ2LクロックおよびSPLクロックに周波数拡散がかかっていると、φ2L立下りエッジからSPL立下りエッジの期間が変調周期に同期して変化することになる。
出力遅延時間は一定なので、アナログ波形上のサンプルポイントも僅かながらであるが周期的にずれてしまう。図18上では画像信号出力期間は平坦に記してあるが、実際のCCD波形の出力期間はなまった波形になっており、サンプルポイントがずれると、アナログ/デジタル変換された後のデジタル画像信号出力は変化してしまう。これにより変調周期に同期した画像データの変動を生んでしまう。
特開2005−151296号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、不要輻射強度の不具合への対策で周波数拡散を行った場合に生じる不具合を解消することができる信号発生器、画像読取装置および画像形成装置を提供すること目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる信号発生器は、時間的に連続したクロック信号を発生させるクロック信号発生部と、前記クロック信号発生部によって発生したクロック信号を周波数変調させた周波数拡散クロック信号を発生させる周波数拡散クロック信号発生部と、発生した周波数拡散クロック信号から、周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成し、生成した固定遅延の遅延量に応じて前記周波数拡散クロック信号の位相を遅延させる信号遅延部と、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる画像読取装置は、読取画像の光像を受光して受光量に応じたアナログ画像信号を出力する光電変換素子と、前記アナログ画像信号をサンプリングして連続したアナログ画像信号にし、必要な電圧量に増幅するアナログ処理回路と、前記アナログ処理回路の出力を量子化してデジタル画像信号を生成するアナログ/デジタル変換回路と、時間的に連続したクロック信号を発生させるクロック発振器と、前記発振器によって発生したクロック信号を周波数変調させて周波数拡散クロック信号を発生させる周波数拡散クロック信号発生部と、前記周波数拡散クロック信号発生部から前記光電変換素子および前記アナログ処理回路を駆動する複数の駆動クロック信号を発生させるクロック信号発生部と、前記複数の駆動クロック信号のうち少なくとも1つについて、当該駆動クロック信号とは別の駆動クロック信号の特定のエッジタイミングを基準として周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成し、前記固定遅延を当該駆動クロック信号に与えて所望のタイミングを得る信号遅延部と、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる画像形成装置は、読取画像の光像を受光して受光量に応じたアナログ画像信号を出力する光電変換素子と、前記アナログ画像信号をサンプリングして連続したアナログ画像信号にし、必要な電圧量に増幅するアナログ処理回路と、前記アナログ処理回路の出力を量子化してデジタル画像信号を生成するアナログ/デジタル変換回路と、時間的に連続したクロック信号を発生させるクロック発振器と、前記発振器によって発生したクロック信号を周波数変調させて周波数拡散クロック信号を発生させる周波数拡散クロック信号発生部と、前記周波数拡散クロック信号発生部から前記光電変換素子および前記アナログ処理回路を駆動する複数の駆動クロック信号を発生させるクロック信号発生部と、前記複数の駆動クロック信号のうち少なくとも1つについて、当該駆動クロック信号とは別の駆動クロック信号の特定のエッジタイミングを基準として周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成し、前記固定遅延を当該駆動クロック信号に与えて所望のタイミングを得る信号遅延部と、前記デジタル画像信号に基づいて画像形成を行う画像形成部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、ある2クロック間のエッジ間の時間が周波数変調の影響で変化させると特性が変化してしまうような部分に対して、片方のクロックのエッジを使って固定遅延を生成し、その遅延量をつかってもう片方のクロックのエッジを生成することによって、2クロック間のエッジ間の時間が周波数変調がかかっても変化しないようにすることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる信号発生器、画像読取装置および画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態では、本発明の信号発生器を、スキャナを備えた画像読取装置に適用した例を示すが、スキャナを備え、かつスキャナで読み取ることにより生成されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換して画像形成を行う複写機、スキャナ装置、ファクシミリ装置、およびコピー機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能を一つの筐体に収容した複合機等の画像形成装置にも適用することが可能である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる画像読取装置におけるCCDラインイメージセンサ13の出力信号からデジタル画像信号を得るまでの読取制御基板12のブロック図を示す。なお、同図において、図12と同一部分および相当する部分には、同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態では、タイミング信号発生回路25では、SSCG27からの出力を源振クロックとして、PLL回路25hにより逓倍された後、クロックφ1,φ2、SH、クロックφ2Lを形成するデバイダ/位相調整回路25a、リセット信号RS(RSクロック)とクランプ信号CP_org(CP_orgクロック)を形成するデバイダ/位相調整回路25b、クランプ回路18a,18bに出力する信号CLPを形成するデバイダ/位相調整回路25c、サンプルホールド回路(S/H)19a,19bに出力するサンプルホールドパルスSPLを形成するデバイダ/位相調整回路25d、アナログ/デジタル変換回路(ADC)22a,22bに出力する変換タイミング信号ADCLKを形成するデバイダ/位相調整回路25e、マルチプレクサ回路(MPX)23に出力する信号を形成するデバイダ/位相調整回路25fに出力され、それぞれのデバイダ/位相調整回路25a〜25fにより、適宜に分周されて、必要なタイミング信号(タイミングクロック)が形成される。各クロックはPLL内部の逓倍クロック単位でパルス幅、位相が調整可能となっている。
ここで、クロックφ1、φ2は、CCDラインイメージセンサ13内のフォトダイオードアレイから得られた信号電荷をアナログシフトレジスタに転送した後、アナログシフトレジスタ上で電荷転送を行うための転送クロックである。SH信号は、露光時間と露光時間の間にフォトダイオードに蓄積された電荷をアナログシフトレジスタに転送するためのタイミング信号である。クロックφ2Lは、アナログシフトレジスタ最終段のアウトプットゲートのONタイミングを定める最終段転送クロックであり、このタイミングでフローティングキャパ下にう電荷が転送される。リセット信号RSは、CCDラインイメージセンサ13内に設けられ、画像信号をCCDラインイメージセンサ13外に出力するためのソースフォロワ回路に設けられたフローティングキャパシタの電圧を、画像信号の1画素毎に初期状態に戻すタイミングクロックである。CP信号は、CCDラインイメージセンサ13の出力波形のオフセット電圧を決定するための内部のクランプタイミングを決定するためのタイミングクロックである。
複数あるCCDラインイメージセンサ13および信号処理集積回路装置24のタイミングクロックのうち、CCDラインイメージセンサ13を駆動するCPクロックの一方のエッジタイミング(すなわち、立上りエッジタイミングまたは立下がりエッジタイミング)は、初期段階としてタイミング信号発生回路25から出力されるRSクロックの一方のエッジタイミングと同じタイミングで生成しておいて、その初期段階のCPクロックをDLL(Delay Locked Loop)回路31にて遅延させたものを最終的なCPクロックとしてCCDラインイメージセンサ13に入力している。
ここで、CP_orgクロックおよびRSクロックの生成について説明する。図2は、CP_orgクロックおよびRSクロックを生成するデバイダ/位相調整回路25bの構成を示す回路図である。
発振器(OSC)26の源振クロックをSSCG27で受けて、そのクロックに周波数変調をかけて、PLL回路25hに入力する。そして、PLL回路25hにより必要周波数にまで逓倍したクロックPLL_ckを生成し、分周回路251に入力する。
分周回路251ではPLL_ckを8分周した8つの等間隔に位相がずれた8分周クロック1〜8を生成する。
そして、セレクタCP_org1(符号252a)およびセレクタCP_org2(符号252b)においてCP_orgクロックで発生させたいクロックエッジの位相に相当する8分周クロックを選択する。そして、セレクタによって選択された2本の8分周クロックの排他的論理和をEX−OR回路254で算出することによって目的のCP_orgクロックを生成する。
RSクロックも同様に、セレクタRS1(符号253a)およびセレクタRS2(符号253b)においてRSクロックで発生させたいクロックエッジの位相に相当する8分周クロックを選択する。そして、セレクタによって選択された2本の8分周クロックの排他的論理和をEX−OR回路255で算出することによって目的のRSクロックを生成する。
ここで、セレクタCP_org1,セレクタCP_org2,セレクタRS1,セレクタRS2等のセレクタに対するセレクト信号はタイミング信号発生回路25内部のレジスタ部(不図示)から入力される。レジスタ部へは、タイミング信号発生回路25の外部のCPUからのシリアル通信によって適当な値が書き込まれる。
図3は、PLL_ck、8分周クロック、CP_orgクロック、RSクロックのタイミングチャートである。この図3のタイミングチャートでは、CP_orgクロックは8分周クロック1と8分周クロック4を選択した場合を示し、RSクロックは8分周クロック2と8分周クロック4を選択した場合を示している。
次に、DLL回路31について説明する。図4は、DDL回路31の構成の一例を示している。
入力されるCP_orgクロック(タイミング信号発生回路25から出力されるCPクロック)信号は、遅延要素を64段直列接続してなる遅延回路32に入力される。遅延回路32の最終段の出力は、位相比較器(PC)33の一方の入力端に加えられている。
また、遅延回路32の各段の出力は、遅延セレクタ34により、いずれか1つが選択されて、出力回路を構成する排他的論理和回路35の一方の入力端に加えられている。この排他的論理和回路35の他方の入力端には、CP_orgクロックの立下がりエッジから固定遅延を生成するか立上りエッジから固定遅延を生成するかを指定するための信号ESが加えられている。
また、遅延セレクタ34が選択する遅延量の指定は、遅延量レジスタ36に記憶される遅延量設定値DLYによりなされる。遅延量レジスタ36は、この遅延量設定値DLYを保存するためのものであり、記憶される遅延量設定値DLYは、例えば、CPUなどの外部装置から適宜に書き換えることができる。
また、入力されるCP_orgクロックは、入力回路を構成する排他的論理和回路37の一方の入力端に加えられている。また、排他的論理和回路37の他方の入力端には、CP_orgクロックの立下がりエッジから固定遅延を生成するか立上りエッジから固定遅延を生成するかを指定するための信号ESが加えられている。
排他的論理和回路37の出力は、位相比較器33の他方の入力端に加えられている。位相比較器33は、入力される2つの信号の位相差に応じた信号を出力し、その出力信号は、ループフィルタ38により、ノイズが除去された状態で、遅延回路32の各段の遅延要素に加えられる。
ループフィルタ38の周波数特性は、SSCG27の変調周波数を通過させない(減衰させる)特性であり、そのカットオフ周波数は、SSCG27の変調周波数より十分に小さい周波数となっている。より具体的には、一例として、ループフィルタ38の各定数R1,R2,Cは、次のように決定される。
カットオフ周波数=1/2πC(R1+R2)
SSCG(周波数拡散クロック発生回路)変調周波数=30kHz
(カットオフ周波数が30kHz小さくなるようにR,Cを設定する)
このように、外部よりCP_orgクロックを入力して、その立下りエッジ間で、1周期を64分割する遅延量を生成する。最大遅延量を位相比較器33にフィードバックし、その位相差を電圧量として出力し、ループフィルタ38でノイズ除去をして1ステップ当りの遅延量を更新する。このような帰還をかけることによってCP_orgクロック1周期を等間隔に64等分する遅延量が得られる。このため、固定遅延の遅延量は、SSCG27による周波数拡散の際の変調に応答せず、従って、周波数拡散の変調周期の影響を受けない値となる。
遅延量を立上りエッジ基準で生成したい場合は、ES端子の論理を切り換えればよい。またCP_orgクロックはSSCG27による周波数拡散がかかっているので、位相比較器33の出力はSSCG27の変調周期に同期して変動している。しかしループフィルタ38の周波数特性がSSCG27の変調周波数を通過させない(減衰させる)特性にしているため、得られる遅延ステップは、周波数変調がかかったCP_orgクロックの平均周期を64等分したものとなる。
そして、図5に示すように、0〜63(64段)のうち、遅延量設定値DLYで指定された遅延量で外部にCPクロックとして出力される。このときのCP_orgクロックの立下りエッジからCPクロックの立下りエッジは周波数拡散クロック発生回路27の周波数拡散の影響のない、安定した遅延差となっている。
このようにして、本実施の形態では、CCDラインイメージセンサ13に入力されるRSクロックの立下りエッジ(CP_orgの立下りエッジと同位相)からCPクロックの立下りエッジの期間が、DLL回路31で周波数拡散の変調周期の影響を受けない一定の遅延量に規定されるので、SSCG27による周波数拡散の影響を除去することができ、CCD出力のオフセットレベルが変動するような不具合を解消することができる。その結果、従来装置で生じていた画像データの変動を抑制することができ、読取画像の画質を向上することができる。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2にかかる画像読取装置におけるCCDラインイメージセンサ13の出力信号からデジタル画像信号を得るまでの読取制御基板12のブロック図を示す。なお、同図において、図1,12と同一部分および相当する部分には、同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態では、タイミング信号発生回路25では、SSCG27出力を源振クロックとして、内部でPLL回路(図示略)によって逓倍し、その逓倍クロックを分周して、CCDラインイメージセンサ13および信号処理集積回路装置24の各駆動クロックを生成している。各クロックはPLL内部の逓倍クロック単位でパルス幅、位相が調整可能となっている。
複数あるCCDラインイメージセンサ13および信号処理集積回路装置24のタイミングクロックのうち、サンプルホールド回路19a,19bを駆動するSPLクロックは、タイミング信号発生回路25から出力されるSPL_orgクロックをDLL(Delay Locked Loop)回路41で遅延させることで生成している。このときSPL_orgクロックの一方のエッジタイミング(すなわち、立下りエッジタイミングまたは立上りエッジタイミング)は、同じくタイミング信号発生回路25から出力される最終段シフトパルス信号(φ2Lクロック)の一方のエッジタイミングと同じタイミングで生成しておく。
図7は、DDL回路41の構成の一例を示している。
入力されるSPL_orgクロック(タイミング信号発生回路25から出力されるSPLクロック)信号は、遅延要素を64段直列接続してなる遅延回路42に入力される。遅延回路42の最終段の出力は、位相比較器(PC)43の一方の入力端に加えられている。
また、遅延回路42の各段の出力は、遅延セレクタ44により、いずれか1つが選択されて、出力回路を構成する排他的論理和回路45の一方の入力端に加えられている。この排他的論理和回路45の他方の入力端には、SPL_orgクロックの立下がりエッジから固定遅延を生成するか立上りエッジから固定遅延を生成するかを指定するための信号ESが加えられている。
また、遅延セレクタ44が選択する遅延量の指定は、遅延量レジスタ46に記憶される遅延量設定値DLYによりなされる。遅延量レジスタ46は、この遅延量設定値DLYを保存するためのものであり、その記憶内容は、例えば、CPUなどの外部装置から適宜に書き換えることができる。
また、入力されるSPL_orgクロックは、入力回路を構成する排他的論理和回路47の一方の入力端に加えられている。また、排他的論理和回路47の他方の入力端には、SPL_orgクロックの立下がりエッジから固定遅延を生成するか立上りエッジから固定遅延を生成するかを指定するための信号ESが加えられている。
排他的論理和回路47の出力は、位相比較器43の他方の入力端に加えられている。位相比較器43は、入力される2つの信号の位相差に応じた信号を出力し、その出力信号は、ループフィルタ48により、ノイズが除去された状態で、遅延回路42の各段の遅延要素に加えられる。
ループフィルタ48の周波数特性は、SSCG27の変調周波数を通過させない(減衰させる)特性であり、そのカットオフ周波数は、SSCG27の変調周波数より十分に小さい周波数となっている。より具体的には、一例として、ループフィルタ48の各定数R1,R2,Cは、次のように決定される。
カットオフ周波数=1/2πC(R1+R2)
SSCG(周波数拡散クロック発生回路)変調周波数=30kHz
(カットオフ周波数が30kHz小さくなるようにR,Cを設定する)
かかる算出式は、周波数拡散の変調周波数に応答しない定数としており、これにより、周波数拡散のかかったクロックを基準クロックとしても、周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成することが可能になる。
このように、外部よりSPL_orgクロックを入力して、その立下りエッジ間で、1周期を64分割する遅延量を生成する。最大遅延量を位相比較器43にフィードバックし、その位相差を電圧量として出力し、ループフィルタ48でノイズ除去をして遅延ステップを再設定する。このような帰還をかけることによってSPL_orgクロック1周期を等間隔に64等分する遅延量が得られる。
遅延量を立上りエッジ基準で生成したい場合は、ES端子の論理を切り換えればよい。またSPL_orgクロックはSSCG27による周波数拡散がかかっているので、位相比較器43の出力はSSCG27の変調周期に同期して変動している。しかしループフィルタ48の周波数特性がSSCG27の変調周波数を通過させない(減衰させる)特性にしているため、得られる遅延ステップは、周波数変調がかかったSPL_orgクロックの平均周期を64等分したものとなる。
そして、図8に示すように、0〜63(64段)のうち、遅延量設定値DLYで指定された遅延量で外部にSPLクロックとして出力される。このときのSPL_orgクロックの立下りエッジからSPLクロックの立下りエッジは周波数拡散クロック発生回路27の周波数拡散の影響のない、安定した遅延差となっている。
このようにして、本実施の形態では、CCDラインイメージセンサ13に入力されるφ2Lクロックの立下りエッジ(SPL_orgの立下りエッジと同位相)からSPLクロックの立下りエッジの期間が、DLL回路41で周波数拡散の変調周期の影響を受けない一定の遅延量に規定されるので、SSCG27による周波数拡散の影響を除去することができる。このため、φ2Lクロックの片エッジと、SPLクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)の間の時間の時間を固定とし、画像スジをおさえることができ読取画像の画質を向上することができる。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3にかかる信号処理装置の一例を示している。本実施の形態では、周波数拡散クロック発生回路27、タイミング信号発生回路925、DDL回路31、および、DDL回路41を1つの半導体集積回路装置(ASIC)50に構成したものである。
また、タイミング信号発生回路925は、周波数拡散クロック発生回路27から出力されるクロック信号を逓倍するPLL回路925a、信号SHを形成するゲート生成回路925b、クロックφ1、φ2を形成するデバイダ/位相調整回路925c、クロックRSを形成するデバイダ/位相調整回路925d、クロックCPを形成するデバイダ/位相調整回路925e、クロックφ2Lを形成するデバイダ/位相調整回路925f、クランプ回路18a,18bを作動する信号を形成するゲート生成回路925g、クロックSPLを形成するデバイダ/位相調整回路925h、アナログ/デジタル変換器22a,22bを駆動するクロックを形成するデバイダ/位相調整回路925i、および、マルチプレクサ23を駆動するクロックを形成するデバイダ/位相調整回路925jから構成されている。
このような実施の形態3の信号処理装置によれば、実施の形態1で説明したDLL回路31と実施の形態2で説明したDLL回路41の双方を備えているので、実施の形態1の効果と実施の形態2の効果を同時に実現することができる。
(変形例)
図10は、実施の形態3の変形例の信号処理装置の一例を示している。本変形例では、信号処理集積回路装置24、周波数拡散クロック発生回路27、タイミング信号発生回路925、DDL回路31、および、DDL回路41を1つの半導体集積回路装置(ASIC)60に構成したものである。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、ある2クロック間のエッジ間の時間が周波数変調の影響で変化させると特性が変化してしまうような部分に対して、一方のクロックのエッジタイミングから固定遅延を生成し、その遅延量(固定遅延)を使って他方のクロックのエッジを生成することによって、2クロック間のエッジ間の時間が、周波数変調がかかっても変化しないようにできる。
また、RSクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)と、CPクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)の間の時間が周波数変調の影響で変化すると、CCD出力のオフセット電圧が変調周期に応じて変化してしまい、それが読取画像にスジを出してしまうが、DLLを採用してRSクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)を使って固定遅延生成し、その遅延量を使ってCPクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)のタイミングを生成する(このとき遅延量ゼロの時のCPクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)とRSクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)は同位相にする。)ことによって、RSクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)と、CPクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)の間の時間の時間を固定とし、画像スジをおさえることができる。
また、φ2Lクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)と、SPLクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)の間の時間が周波数変調の影響で変化すると、CCDアナログ画像信号の画像信号出力期間中のホールドポイントが変調周期に応じて変化してしまい、サンプリングレベルが変調周期に応じて変化してしまい、それが読取画像にスジを出してしまうが、DLLを採用してφ2Lクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)を使って固定遅延生成し、その遅延量を使ってSPLクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)のタイミングを生成する(このとき遅延量ゼロの時のφ2Lクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)とSPLクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)は同位相にする。)ことによって、φ2Lクロックの片エッジと、SPLクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)の間の時間の時間を固定とし、画像スジをおさえることができる。
また、2つのクロックのエッジ間の時間を、クロックに周波数変調がかかっている状態であっても、それの影響を受けない固定時間とするために、基準となるクロックのエッジからDLL回路にて固定遅延を生成する際、位相比較のズレ量を遅延量に反映する際、ループフィルタの定数を周波数拡散の変調周波数に応答しない定数とすることによって、周波数拡散のかかったクロックを基準クロックとしても、その影響の無い固定遅延を生成することが可能になり、画像スジをおさえることができる。
また、2つのクロックのうち、遅延させたい方のクロックの遅延量を信号発生器外部からCPUを介した制御によって任意に調整可能とすることによって、使用しているデバイス(CCD)の仕様に合わせたタイミングを形成することができる。
また、基準となる方のクロックの一方のエッジ(立上りエッジもしくは立下りエッジ)を基準として固定遅延を生成する際、そのエッジの立上りエッジと使うか、立下りエッジを使うかをセレクトできるようにすることによって、使用しているデバイス(CCD)の仕様に合わせたタイミングを形成することができる。
また、クロックに周波数変調をかけるSSCG素子の変調周波数(変調周期)は、拡散幅、入力クロックの周波数によって変化するものである。そこで、使用する変調周波数にあわせて、DLLのループフィルタの定数を、使用する変調周波数がカットできるような定数に変更することで、あらゆる種類のSSCG素子に対応することができる。
また、クロック発生手段、周波数変調クロック生成手段(SSCG)、固定遅延生成手段(DLL)を同一パッケージ内に集積化(IC)することによって、少ない実装面積、低コストで前記装置を形成することができる。
また、クロック発生手段、周波数変調クロック生成手段(SSCG)、固定遅延生成手段(DLL)およびアナログ信号処理を行うAFE部を同一パッケージ内に集積化(IC)することによって、少ない実装面積、低コストで前記装置を形成することができる。
なお、上述した実施の形態では、スキャナ単体に対して、本発明を適用しているが、スキャナ機能を備えた画像形成装置、例えば、複写機やファクシミリ装置や複合機などについても、本発明を同様にして適用することができる。
実施の形態1にかかる画像読取装置におけるCCDラインイメージセンサ13の出力信号からデジタル画像信号を得るまでの読取制御基板12の構成例を示すブロック図である。 CP_orgクロックおよびRSクロックを生成するデバイダ/位相調整回路25bの構成を示す回路図である。 PLL_ck、8分周クロック、CP_orgクロック、RSクロックのタイミングチャートである。 実施の形態1のDDL回路の構成の一例を示したブロック図である。 実施の形態1のDDL回路の動作について説明するための波形図である。 実施の形態2にかかる画像読取装置におけるCCDラインイメージセンサ13の出力信号からデジタル画像信号を得るまでの読取制御基板12の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2のDDL回路の構成を示したブロック図である。 実施の形態2のDDL回路の動作について説明するための波形図である。 実施の形態3にかかる信号処理装置の一例を示したブロック図である。 実施の形態3の変形例にかかる信号処理装置の一例を示したブロック図である。 画像読取装置の光学系の一例を示した概略構成図である。 CCDラインイメージセンサ13の出力信号からデジタル画像信号を得るまでの読取制御基板12の従来例の構成を示したブロック図である。 周波数拡散の作用を説明するための波形図である。 不要輻射強度の不具合への対策で周波数拡散を行った場合の不具合を説明するための波形図である。 不要輻射強度の不具合への対策で周波数拡散を行った場合の不具合を説明するための概略図である。 CCDラインイメージセンサ13を駆動例を示したタイミングチャートである。 「CCD出力のオフセットレベルの変動」について説明するための波形図である。 「サンプリングポイントのズレ」について説明するための波形図である。
符号の説明
13 CCDラインイメージセンサ
24 信号処理集積回路装置
25,925 タイミング信号発生回路
26 発振器(OSC)
27 周波数拡散クロック発生回路(SSCG)
31,41 DDL回路

Claims (8)

  1. 時間的に連続したクロック信号を発生させるクロック信号発生部と、
    前記クロック信号発生部によって発生したクロック信号を周波数変調させた周波数拡散クロック信号を発生させる周波数拡散クロック信号発生部と、
    発生した周波数拡散クロック信号から、周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成し、生成した固定遅延の遅延量に応じて前記周波数拡散クロック信号の位相を遅延させる信号遅延部と、
    を備えたことを特徴とする信号発生器。
  2. 前記信号遅延部は、周波数拡散クロック信号に基づく信号のノイズを除去するフィルタ回路を備え、前記フィルタ回路による出力信号に基づいて、前記遅延量を更新することを特徴とする請求項1に記載の信号発生器。
  3. 前記フィルタ回路は、前記周波数拡散クロック信号発生部の変調周波数を遮断する特性を有することを特徴とする請求項2に記載の信号発生器。
  4. 読取画像の光像を受光して受光量に応じたアナログ画像信号を出力する光電変換素子と、
    前記アナログ画像信号をサンプリングして連続したアナログ画像信号にし、必要な電圧量に増幅するアナログ処理回路と、
    前記アナログ処理回路の出力を量子化してデジタル画像信号を生成するアナログ/デジタル変換回路と、
    時間的に連続したクロック信号を発生させるクロック発振器と、
    前記発振器によって発生したクロック信号を周波数変調させて周波数拡散クロック信号を発生させる周波数拡散クロック信号発生部と、
    前記周波数拡散クロック信号発生部から前記光電変換素子および前記アナログ処理回路を駆動する複数の駆動クロック信号を発生させるクロック信号発生部と、
    前記複数の駆動クロック信号のうち少なくとも1つについて、当該駆動クロック信号とは別の駆動クロック信号の特定のエッジタイミングを基準として周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成し、前記固定遅延を当該駆動クロック信号に与えて所望のタイミングを得る信号遅延部と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記信号遅延部は、前記複数の駆動クロック信号のうち前記光電変換素子に供給するクランプ信号の一方のエッジを、前記複数の駆動クロック信号のうち前記光電変換素子に供給するリセット信号の一方のエッジと同一タイミングで生成するとともに、前記リセット信号の一方のエッジのタイミングを基準に周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成し、前記固定遅延を前記クランプ信号に与えて所望のクランプ信号タイミングを形成することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記信号遅延部は、前記アナログ処理回路に供給するサンプリングクロック信号の一方の片エッジを、前記アナログ処理回路に供給する最終段シフトパルス信号の一方のエッジと同一タイミングで生成するとともに、前記最終段シフトパルス信号の一方のエッジのタイミングを基準に周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成し、前記サンプリングクロック信号に前記固定遅延を与えて所望のサンプリングクロック信号タイミングを形成することを特徴とする請求項4または5に記載の画像読取装置。
  7. 前記信号遅延部は、周波数拡散クロック信号に基づく信号のノイズを除去するフィルタ回路を備え、前記フィルタ回路による出力信号に基づいて、前記遅延量を決定することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の画像読取装置。
  8. 読取画像の光像を受光して受光量に応じたアナログ画像信号を出力する光電変換素子と、
    前記アナログ画像信号をサンプリングして連続したアナログ画像信号にし、必要な電圧量に増幅するアナログ処理回路と、
    前記アナログ処理回路の出力を量子化してデジタル画像信号を生成するアナログ/デジタル変換回路と、
    時間的に連続したクロック信号を発生させるクロック発振器と、
    前記発振器によって発生したクロック信号を周波数変調させて周波数拡散クロック信号を発生させる周波数拡散クロック信号発生部と、
    前記周波数拡散クロック信号発生部から前記光電変換素子および前記アナログ処理回路を駆動する複数の駆動クロック信号を発生させるクロック信号発生部と、
    前記複数の駆動クロック信号のうち少なくとも1つについて、当該駆動クロック信号とは別の駆動クロック信号の特定のエッジタイミングを基準として周波数拡散の影響の無い固定遅延を生成し、前記固定遅延を当該駆動クロック信号に与えて所望のタイミングを得る信号遅延部と、
    前記デジタル画像信号に基づいて画像形成を行う画像形成部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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