JP5262277B2 - 半導体装置及び基板の接合方法 - Google Patents

半導体装置及び基板の接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、バンプが形成された半導体装置、及びバンプを用いた基板の接合方法に関する。
電子機器の小型化、薄型化に伴い、電子部品の高密度実装に対する要求が高まっている。高密度実装のために、半導体チップ等の電子部品を樹脂等で封止することなく裸の状態で、回路基板に直接搭載するフリップチップ実装が採用されている。近年、低コストで高密度実装に有利な方法として、半導体チップにめっき法で形成しためっきバンプや、金線の先端に形成した金ボールをパッド上に固定したスタッドバンプ等の金属バンプを用いた熱圧着接合、超音波接合等が注目されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−67256号公報
はんだバンプを溶融させて接合する方法では、バンプ下の半導体チップにはほとんど力が加わらない。これに対し、熱圧着接合、圧接接合においては、1バンプあたり20g重〜100g重程度の荷重が加えられ、超音波接合においては、1バンプあたり5g重〜30g重程度の荷重が加えられる。バンプに加えられる荷重に起因して、その下の半導体チップの表層部に応力が加わり、クラック等が発生する場合がある。
上記課題を解決するための半導体装置は、
第1の基板上に形成された導電パターンと、
前記導電パターンの上に配置され、導電材料からなるベース膜と、
前記ベース膜の上に配置され、最下面の外周線が、前記ベース膜の外周線よりも内側に配置されており、円錐台形状を有するバンプと
を有し、
前記ベース膜の厚さが前記バンプの厚さよりも薄く、
前記導電パターンの上面から前記バンプの頂部までの高さのうち、該バンプの占める割合が1/2以上であり、
前記ベース膜が複数の層を含み、各層の外周線が、その直下の層の外周線よりも内側に配置されており、前記バンプの底面の外周線が、前記ベース膜の最上層の外周線よりも内側に配置されており、
さらに、
前記第1の基板の、前記バンプが形成された面に対向する第2の基板と、
前記第2の基板の、前記第1の基板に対向する面に形成された電極パッドと
を有し、前記バンプの上面が前記電極パッドに固着されており、
前記ベース膜が、導電粒子を含む樹脂、または導電性高分子で形成されている
上記課題を解決するための接合方法は、
(a)表面に形成された導電パターンと、
前記導電パターンの上に配置された導電材料からなるベース膜と、
前記ベース膜の上に配置され、最下面の外周線が、前記ベース膜の外周線よりも内側に配置されており、円錐台形状を有するバンプと
を有し、
前記導電パターンの上面から前記バンプの頂部までの高さのうち、該バンプの占める割合が1/2以上とされており、
前記ベース膜が複数の層を含み、各層の外周線が、その直下の層の外周線よりも内側に配置されており、前記バンプの底面の外周線が、前記ベース膜の最上層の外周線よりも内側に配置されており、
前記ベース膜が、導電粒子を含む樹脂、または導電性高分子で形成されている第1の基板を準備する工程と、
(b)表面に電極パッドが形成された第2の基板を準備する工程と、
(c)前記バンプを前記電極パッドに接触させた状態で、前記第1の基板が前記第2の基板に近づく向きの荷重を加えて前記バンプを前記電極パッドに接合する工程と
を有する。

ベース膜を配置することにより、応力の集中を緩和し、クラックの発生を防止することができる。
図1A〜図1Gを参照して、第1の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。
図1Aに示すように、基板10が、半導体基板11、半導体素子20、及び多層配線層12を含む。半導体基板11は、シリコンやGaAs等の半導体で形成される。半導体素子20は、MISトランジスタ、MESトランジスタ等であり、半導体基板11の表面に形成される。多層配線層12は、半導体基板11及び半導体素子20の上に配置される。
基板10の表面に、最表面配線22が形成され、その一部にランド23が設けられている。最表面配線22及びランド23は、例えば金(Au)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等で形成されている。
図1Bに示すように、基板10、最表面配線22、及びランド23の上に、感光性ポリベンゾオキサゾールを用いて、厚さ3μmの保護膜25を形成する。通常のフォトリソグラフィ技術を用いて、保護膜25に開口25aを形成する。開口25aの平面形状は、例えば直径80μmの円形である。開口25aの底面にランド23の表面が露出する。ランド23の縁は、保護膜25で被覆される。
図1Cに示すように、保護膜25の上面、及び開口25aの内面を覆うように、シード層27を形成する。シード層27には、例えば厚さ0.2μmのチタンタングステン(TiW)膜が用いられ、スパッタリングにより成膜される。
図1Dに示すように、シード層27の上に感光性レジスト膜30を形成する。レジスト膜30の厚さは、例えば4μmとする。通常のフォトリソグラフィ技術を用いて、レジスト膜30に開口30aを形成する。開口30aの平面形状は、例えば直径70μmの円形である。平面視において、開口30aは、保護膜25に形成されている開口25aに内包される。開口30a内のシード層27の上に金(Au)を電解めっきすることにより、ベース膜31を形成する。ベース膜31の厚さは、例えば3μmとする。
図1Eに示すように、レジスト膜30及びベース膜31の上に、感光性レジスト膜35を形成する。感光性レジスト膜35の厚さは、例えば30μmとする。レジスト膜35に、開口35aを形成する。開口35aの側面は、上方に向かって開口35aの平断面が狭くなるように傾斜している。開口35aの底面における直径は例えば40μmである。開口35aの底面に露出しているベース膜31の上にAuを電解めっきすることにより円錐台状のバンプ36を形成する。バンプ36の高さは、例えば25μmとする。なお、開口35aの側面を円柱面とし、円柱状のバンプ36を形成してもよい。
図1Fに示すように、レジスト膜35及び30を剥離する。これにより、レジスト膜30で覆われていたシード層27が露出する。
図1Gに示すように、露出しているシード層27をエッチング除去する。基板10の表面に形成されたランド23の上に、バンプ36が残る。バンプ36とランド23との間には、ベース膜31が配置される。その後、基板10をダイシングし、半導体チップに分割する。
図2Aに、バンプ36の配置の一例を示す。チップに分割された基板10の表面に、複数のバンプ36が行列状に100個配置されている。分割後の基板10は、例えば一辺の長さが5mmの正方形であり、厚さは0.5mmである。なお、図2Bに示すように、チップに分割された基板10の縁に沿って複数のバンプ36を配置してもよい。
図3Aに、基板10を回路基板40に実装した状態の断面図を示す。回路基板40の表面に、複数の電極パッド41が形成されている。基板10に形成されたバンプ36を、対応する電極パッド41に接触させて超音波を印加することにより、両者を固着させる。
図3Bに、バンプ36と電極パッド41との拡大断面図を示す。バンプ36の上面を、電極パッド41に接触させた状態で、1バンプ当り10g重の荷重を加えた状態で、50kHzの超音波を1.5秒間印加する。これにより、バンプ36が電極パッド41に接合される。
比較のために、ベース膜を配置しない構造の半導体チップを作製し、上記実施例と同じ条件でバンプと電極パッドとの接合を行った。
図4に、比較例による半導体チップのバンプ36を電極パッド41に接合した状態の断面図を示す。ランド23に、バンプ36の底面の外周線に沿ってクラック48が発生する場合があった。このクラック48は、バンプ36に荷重を印加したときに、バンプ36の底面の外周部分に応力が集中することにより発生すると考えられる。
図3Bに示した第1の実施例においては、ベース膜31が、ランド23とバンプ36との間に配置されている。このため、ランド23の特定箇所への応力の集中が緩和される。これにより、ランド23にクラックが発生することはなかった。
ベース膜31による応力集中緩和効果を得るために、バンプ36の最下面の外周線を、ベース膜31の外周線よりも内側に配置する必要がある。ベース膜31を厚くしすぎると、ベース膜31の外周に応力が集中してしまい、応力集中緩和効果が得られなくなる。このため、図1Gに示した接合前の状態において、ランド23の上面からバンプ36の頂部までの高さのうち、バンプ36の占める割合が1/2以上になるように、ベース膜31の厚さ、及びバンプ36の高さを調整することが好ましい。
上記第1の実施例では、シード層27及びベース膜31の厚さを、それぞれ0.2μm及び3μmとした。シード層27は、Auの電解めっき時に電極として用いられるが、図3Bに示したように、バンプ36に荷重が印加されるときには、シード層27とベース膜31とが同一の平面形状を持つ。従って、シード層27とベース膜31との2層を、応力の集中を緩和するための広義の「ベース膜」と考えることができる。応力集中を緩和させるために、広義の「ベース膜」の厚さを2μm以上にすることが好ましい。
また、バンプ36の最下面の外周線とベース膜31の外周線とで囲まれた輪帯状領域の幅が狭すぎると、ベース膜31を配置した十分な効果が得られない。応力の集中を緩和させるために、この輪帯状領域の幅を、バンプ36の最下面の直径の35%以上にすることが好ましい。
はんだバンプを溶融させて接合を行う場合には、バンプの下の導電パターンに殆ど荷重が加わらないため、クラックの発生はない。ベース膜を配置する効果は、バンプに荷重を加えて接合を行う場合に有効である。特に、1つのバンプ当り5g重以上の荷重を加えて接合を行う場合に、効果が顕著である。
図1Aに示した多層配線層12の上に、電極パッドの配置及び間隔を調整するための再配線層を配置してもよい。この場合、最表面配線22は、この再配線層の最も上の配線に対応する。再配線層を形成した後、個片に分割したパッケージは、一般にウエハレベルパッケージ(WLP)またはウエハレベルチップサイズパッケージ(WL−CSP)と呼ばれる。
図5A〜図5Cを参照して、第2の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。
図5Aに示すベース膜31の形成までの工程は、図1Dに示した第1の実施例による半導体装置の製造方法の工程と共通である。第2の実施例では、Auめっき時にマスクとして用いたレジスト膜30を除去することなく。ベース膜31及びレジスト膜30の上に、2層目のレジスト膜50を形成する。2層目のレジスト膜50に、開口50aを形成する。開口50aは、平面視においてベース膜31に内包される。すなわち、開口50aの外周線が、ベース膜31の外周線よりも内側に配置される。開口50aの底面に露出しているベース膜31の上にAuを電解めっきすることにより、2層目のベース膜51を形成する。
同様に、開口54aが形成されたレジスト膜54をマスクとして、2層目のベース膜51の上に、3層目のベース膜55を形成する。3層目のベース膜55は、平面視において2層目のベース膜51に内包される。
図5Bに示すように、開口58aが形成されたレジスト膜58をマスクとして、3層目のベース膜55の上にAuを電解めっきすることにより、バンプ36を形成する。バンプ36の最下面の外周線は、その直下の3層目のベース膜55の外周線よりも内側に配置される。1層目〜3層目のベース膜31、51、及び55の各々の厚さは、例えば3μmである。一例として、1層目のベース膜31の外周線と2層目のベース膜51の外周線との間の輪帯状部分の幅は15μmであり、2層目のベース膜51の外周線と3層目のベース膜55の外周線との間の輪帯状部分の幅は10μmであり、3層目のベース膜55の外周線とバンプ36の最下面の外周線との間の輪帯状部分の幅は5μmである。
図5Cに示すように、レジスト膜30、50、54、及び58を除去する。その後、露出しているシード層27をエッチング除去する。
第2の実施例では、ランド23とバンプ36との間に配置されたベース膜が3層構造を有する。ベース膜を構成する1つの層の外周線は、その直下の層の外周線よりも内側に配置される。すなわち、ベース膜が雛壇状になっている。
基板10をダイシングし、半導体チップに分割した後、半導体チップを回路基板に実装した。実装時には、1バンプ当り10g重の荷重を加えた状態で、50kHzの超音波を1.5秒間印加した。このとき、ランド23にクラックは発生しなかった。
第2の実施例のように、ベース膜を雛壇状にしても、応力の集中を緩和させる効果が得られる。
第2の実施例においては、最も下のベース膜36の外周線と、バンプ36の最下面の外周線で囲まれた輪帯状部分の幅を、バンプ36の最下面の直径の35%以上とすることが好ましい。また、ランド23の表面からバンプ36の頂部までの高さのうちバンプ36の占める割合を1/2以上とすることが好ましい。また、第2の実施例では、ベース膜を3層で構成したが、2層で構成してもよく、4層以上で構成してもよい。
第2の実施例では、ベース膜の各層を形成する際に、下のベース膜形成時に用いたレジスト膜を残し、その上にさらにレジスト膜を重ねて形成した。この変形例として、ベース膜の各層を形成する度にレジスト膜を除去し、シード層27の上に新たにレジスト膜を形成してもよい。
上記第1及び第2の実施例では、ベース膜に、バンプと同じ材料、すなわちAuを用いたが、他の金属を用いてもよい。なお、信頼性の観点から、ベース膜とバンプとに、同じ金属を用いることが好ましい。
図6A〜図6Dを参照して、第3の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。
図6Aに示すシード層27を形成するまでの工程は、第1の実施例において、図1Cに示したシード層27を形成するまでの工程と共通である。
図6Bに示すように、シード層27の上に、メタルマスク60を載置する。メタルマスク60の厚さは、例えば10μmであり、開口25aに対応する位置に、直径75μmの円形の開口60aが形成されている。スクリーン印刷技術を用いて、開口60a内のシード層27の上に、銀ペースト等の導電ペースト61aを堆積させる。メタルマスク60を取り除いた後、150℃で1時間の熱処理を行うことにより、銀ペーストを硬化させる。
図6Cに示すように、銀粒子を含む樹脂からなる導電膜61が形成される。導電膜61の厚さは8μmであり、その平面形状は直径70μmの円形である。シード層27及び導電膜61の上に、レジスト膜65を形成する。レジスト膜65を露光、及び現像することにより、開口65aを形成する。開口65aは、平面視において導電膜61に内包される。
シード層27を電極として、開口65a内の導電膜61の上にAuを電解めっきすることにより、バンプ36を形成する。
図6Dに示すように、レジスト膜65を剥離する。その後、露出したシード層27をエッチング除去する。
第3の実施例では、導電膜61が、接合時における応力の集中を緩和させる機能を持つ。第1の実施例の場合と同じ条件で、半導体チップを回路基板に実装したところ、ランド23にクラックは発生しなかった。
第3の実施例では、導電膜61に、銀粒子等の導電粒子を含む樹脂を用いたが、導電性を持つ高分子材料を用いてもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
以上の第1〜第3の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の基板上に形成された導電パターンと、
前記導電パターンの上に配置された導電材料からなるベース膜と、
前記ベース膜の上に配置され、最下面の外周線が、前記ベース膜の外周線よりも内側に配置されているバンプと
を有し、
前記ベース膜の厚さが前記バンプの厚さよりも薄い半導体装置。
(付記2)
前記導電パターンの上面から前記バンプの頂部までの高さのうち、該バンプの占める割合が1/2以上である付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記ベース膜が、複数の層を含み、ある層の外周線が、その直下の層の外周線よりも内側に配置されており、前記バンプの底面の外周線が、前記ベース膜の最上層の外周線よりも内側に配置されている付記1または2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記ベース膜は、導電粒子を含む樹脂、または導電性高分子で形成されている付記1または2に記載の半導体装置。
(付記5)
さらに、
前記第1の基板の、前記バンプが形成された面に対向する第2の基板と、
前記第2の基板の、前記第1の基板に対向する面に形成された電極パッドと
を有し、前記バンプの上面が前記電極パッドに固着されている付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記6)
前記バンプは、円柱状または円錐台形状を有する付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記7)
前記ベース膜の外周線と、前記バンプの最下面の外周線とで囲まれた輪帯状部分の幅が、前記バンプの最下面の直径の35%以上である付記6に記載の半導体装置。
(付記8)
さらに、
前記第1の基板及び前記導電パターンを覆い、該導電パターンの上面の一部を露出させる開口が設けられている保護膜を有し、
前記ベース膜は、前記開口内に配置されている付記1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記9)
(a)表面に形成された導電パターンと、
前記導電パターンの上に配置された導電材料からなるベース膜と、
前記ベース膜の上に配置され、最下面の外周線が、前記ベース膜の外周線よりも内側に配置されているバンプと
を有し、前記導電パターンの上面から前記バンプの頂部までの高さのうち、該バンプの占める割合が1/2以上とされている第1の基板を準備する工程と、
(b)表面に電極パッドが形成された第2の基板を準備する工程と、
(c)前記バンプを前記電極パッドに接触させた状態で、前記第1の基板が前記第2の基板に近づく向きの荷重を加えて前記バンプを前記電極パッドに接合する工程と
を有する接合方法。
(1A)〜(1D)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図である。 (1E)及び(1F)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図であり、(1G)は、第1の実施例による半導体装置の断面図である。 (2A)は、第1の実施例による半導体装置の斜視図であり、(2B)は、第1の実施例の変形例による半導体装置の斜視図である。 (3A)は、第1の実施例による半導体装置を回路基板に実装した状態の断面図であり、(3B)は、接合部分を拡大した断面図である。 比較例による半導体装置を回路基板に実装したときの接合部分を拡大した断面図である。 (5A)及び(5B)は、第2の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図であり、(5C)は、第2の実施例による半導体装置の断面図である。 (6A)〜(6C)は、第3の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図であり、(6D)は、第3の実施例による半導体装置の断面図である。
符号の説明
10 基板
11 半導体基板
12 多層配線層
20 半導体素子
22 最表面配線
23 ランド(導電パターン)
25 保護膜
25a 開口
27シード層
30 レジスト膜
30a 開口
31 ベース膜
35 レジスト膜
35a 開口
36 バンプ
40 回路基板
41 電極パッド
48 クラック
50 レジスト膜
50a 開口
51 2層目のベース膜
54 レジスト膜
54a 開口
55 3層目のベース膜
58 レジスト膜
58a 開口
60 メタルマスク
61 導電膜
61a 導電ペースト

Claims (2)

  1. 第1の基板上に形成された導電パターンと、
    前記導電パターンの上に配置され、導電材料からなるベース膜と、
    前記ベース膜の上に配置され、最下面の外周線が、前記ベース膜の外周線よりも内側に配置されており、円錐台形状を有するバンプと
    を有し、
    前記ベース膜の厚さが前記バンプの厚さよりも薄く、
    前記導電パターンの上面から前記バンプの頂部までの高さのうち、該バンプの占める割合が1/2以上であり、
    前記ベース膜が複数の層を含み、各層の外周線が、その直下の層の外周線よりも内側に配置されており、前記バンプの底面の外周線が、前記ベース膜の最上層の外周線よりも内側に配置されており、
    さらに、
    前記第1の基板の、前記バンプが形成された面に対向する第2の基板と、
    前記第2の基板の、前記第1の基板に対向する面に形成された電極パッドと
    を有し、前記バンプの上面が前記電極パッドに固着されており、
    前記ベース膜が、導電粒子を含む樹脂、または導電性高分子で形成されている半導体装置。
  2. (a)表面に形成された導電パターンと、
    前記導電パターンの上に配置された導電材料からなるベース膜と、
    前記ベース膜の上に配置され、最下面の外周線が、前記ベース膜の外周線よりも内側に配置されており、円錐台形状を有するバンプと
    を有し、
    前記導電パターンの上面から前記バンプの頂部までの高さのうち、該バンプの占める割合が1/2以上とされており、
    前記ベース膜が複数の層を含み、各層の外周線が、その直下の層の外周線よりも内側に配置されており、前記バンプの底面の外周線が、前記ベース膜の最上層の外周線よりも内側に配置されており、
    前記ベース膜が、導電粒子を含む樹脂、または導電性高分子で形成されている第1の基板を準備する工程と、
    (b)表面に電極パッドが形成された第2の基板を準備する工程と、
    (c)前記バンプを前記電極パッドに接触させた状態で、前記第1の基板が前記第2の基板に近づく向きの荷重を加えて前記バンプを前記電極パッドに接合する工程と
    を有する接合方法。
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