JP5260168B2 - 冷媒圧縮機 - Google Patents

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本発明は、冷媒圧縮機並びにこれを用いた冷凍装置及び空調機に関する。
近年、冷凍サイクルに使用する冷媒は、地球環境保全を目的にHFC(ハイドロフルオロカーボン)から自然系冷媒に移行している。特に、自然系冷媒としての炭化水素は、地球温暖化係数が低いという観点から、冷蔵庫の冷媒としてイソブタンが既に実用化されている。また、炭化水素は、欧州を中心に、冷凍ショーケースやルームエアコンの冷媒としても注目されている。
一方、冷凍サイクルの冷媒圧縮機に使用される冷凍機油は、摺動部の潤滑,シール部の密封,発熱部の冷却,電気的な絶縁等を担う役割を果たしている。そして、冷媒圧縮機の省エネルギー化,小型化,低騒音化,高効率化が要求される昨今では、冷凍機油の使用条件が苛酷となっている。したがって、このような苛酷な使用条件で冷媒圧縮機の信頼性を確保するため、優れた潤滑性が冷凍機油に要求されている。
冷凍機油としては、ポリオールエステル油やエーテル油がハイドロフルオロカーボン(HFC)系冷媒との相溶性が優れるとして使用されている。また、冷蔵庫では自然系冷媒であるR600a(イソブタン)用冷凍機油としてナフテン系鉱油やパラフィン系鉱油が冷媒との相溶性が良く、安価であることから広く使われている。
R290(プロパン)はこれら冷凍機油との相溶性が高すぎ、冷媒/冷凍機油混合液の粘度低下から発生する圧縮機の潤滑不良が懸念される。また、R290(プロパン)は分子中に塩素やフッ素を含まないため、冷媒自体の潤滑性が望めない。
これに対して、粘度低下防止のためハイドロカーボン(HC)冷媒と難溶性であるポリアルキレングリコール油を用いる方法がある(例えば、特許文献1参照)。また、潤滑性を上げるため、冷凍機油として高潤滑性のポリオールエステル油を用いる方法がある(例えば、特許文献2参照)。また、添加剤を添加することで潤滑性を向上させるため、リン系の極圧添加剤を添加する方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−129275号公報 特開2003−041278号公報 特開2003−275013号公報
特許文献1においては、ポリアルキレングリコール油自体の潤滑性が劣るため、摺動部の摩耗を起こしやすい。
特許文献2においては、冷凍機油であるポリオールエステル油が水分共存化において加水分解を起こしやすく、冷凍サイクルの閉塞や摺動部における腐食摩耗の原因になる。また、冷媒との相溶性が良いため、プロパンが冷凍機油に溶け込み過ぎると、冷媒圧縮機に封入するプロパンの量を予め増加させる必要がある。可燃性ガスであるプロパンの封入量を規制すると冷媒圧縮機が初期の性能を発揮しない場合も起こりうる。R290冷媒は可燃性であり、安全性の面において封入量は少ない方が好ましい。
特許文献3においては、リン系の添加剤が高温・高負荷状態では熱安定性に劣るため分解して燐酸を生成し、冷凍機油の劣化を促進させる原因となるおそれがある。
従って、自然系冷媒であるプロパンを使用した冷媒圧縮機においては、従来の冷媒圧縮機と比較して、潤滑性を向上させるとともに、冷凍機油へのプロパンの溶解量を低減することができる冷媒圧縮機が望まれている。
本発明は、潤滑性に優れるとともに、冷媒としてのプロパンの冷凍機油への溶解量を低減することができる冷媒圧縮機並びにこれを用いた冷凍装置及び空調機を提供することを課題とする。
本発明に係る冷媒圧縮機は、モータと、モータに回転軸を介して連結されて冷媒を圧縮する圧縮機部とを、冷凍機油を貯溜する密閉容器内に収納し、冷媒はR290であり、冷凍機油はポリアルキレングリコールを基油としてグリセリンの一部を脂肪酸と反応させエステル化した化合物を含有し、基油が含有する化合物の割合は0.1〜1.0質量%であり、前記グリセリンは(式1)のモノエステル(RはH若しくはアルキル基)又は(式2)のジエステルであることを特徴とする冷媒圧縮機。

本発明によれば、潤滑性に優れるとともに、冷媒としてのプロパンの冷凍機油への溶解量を低減することができる冷媒圧縮機並びにこれを用いた冷凍装置及び空調機を提供することができる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る密閉型冷媒圧縮機の断面図である。密閉型冷媒圧縮機には、ロータリ方式,スクロール方式,レシプロ方式等があるが、以下、スクロール方式の密閉型冷媒圧縮機を一例として説明する。
冷媒圧縮機は、油溜めを兼ねた密閉容器1内に圧縮機部2と電動機部3とが収納されている。圧縮機部2は旋回スクロール4,固定スクロール5,フレーム6,クランク軸7,オルダムリング8を主要構成要素としている。密閉容器1には外部サイクルと連通する吸入パイプ9が密封接続されている。電動機部は回転子10と固定子11とからなり、回転子10には鋳鉄製のクランク軸7が嵌着されている。クランク軸7は偏心部12を有し、一端側に中空状に軸穴13が形成されている。また、フレーム6の外周部は密閉容器1に固定されており、クランク軸7の回転を受ける軸受を備える。クランク軸7の偏心部12には旋回スクロール4が回転自在に取付けられている。フレーム6に設けられた溝と旋回スクロールの反ラップ側の台板に設けられた溝にはオルダムリング8が摺動自在に配設され、旋回スクロールは自転することなく公転する。また、底部には冷凍機油14が貯溜されており、この冷凍機油は、摺動部へと給油される。
本実施例に係る冷媒圧縮機に使用される冷凍機油14(以下、符号を省略して単に「冷凍機油」ということがある。)は、ポリアルキレングリコール油にグリセリンの一部を脂肪酸と反応させエステル化した化合物を含有する。具体的には、ポリアルキレングリコールとしては、例えば、ポリエチレングリコール,ポリイソピロピレングリコール,ポリエチレングリコール・ポリイソピロピレングリコール共重合体,ポリイソプロピレングリコールモノブチルエーテル,ポリエチレングリコール・ポリイソピロピレングリコール共重合体のモノブチルエーテル,ポリエチレングリコールジメチルエーテル,ポリエチレングリコールジエチルエーテル,ポリエチレングリコールジプロピルエーテル,ポリエチレングリコールジブチルエーテル,ポリエチレングリコールメチルエチルエーテル,ポリエチレングリコールメチルプロピルエーテル,ポリエチレングリコールメチルブチルエーテル,ポリエチレングリコールエチルプロピルエーテル,ポリエチレングリコールエチルブチルエーテル,ポリエチレングリコールプロピルブチルエーテル,ポリイソプロピレングリコールジメチルエーテル,ポリイソプロピレングリコールジエチルエーテル,ポリイソプロピレングリコールジプロピルエーテル,ポリイソプロピレングリコールジブチルエーテル,ポリイソプロピレングリコールメチルエチルエーテル,ポリイソプロピレングリコールメチルプロピルエーテル,ポリイソプロピレングリコールメチルブチルエーテル,ポリイソプロピレングリコールエチルプロピルエーテル,ポリイソプロピレングリコールエチルブチルエーテル,ポリイソプロピレングリコールプロピルブチルエーテル、1,2−ビス(メトキシポリエチレンオキシ)エチレン、1,2−ビス(メトキシポリエチレンオキシ)プロピレン、1,2−ビス(メトキシポリエチレンオキシ)ブチレン、1,2−ビス(エトキシポリエチレンオキシ)エチレン、1,2−ビス(エトキシエチレンオキシ)プロピレン、1,2−ビス(エトキシポリエチレンオキシ)ブチレン、1,2−ビス(プロポキシポリエチレンオキシ)エチレン、1,2−ビス(プロポキシポリエチレンオキシ)プロピレン、1,2−ビス(プロポキシポリエチレンオキシ)ブチレン、1,2−ビス(ブトキシポリエチレンオキシ)エチレン、1,2−ビス(ブトキシポリエチレンオキシ)プロピレン、1,2−ビス(ブトキシポリエチレンオキシ)ブチレン、1,2−ビス(メトキシポリイソプロピレンオキシ)エチレン、1,2−ビス(メトキシポリイソプロピレンオキシ)プロピレン、1,2−ビス(メトキシポリイソプロピレンオキシ)ブチレン、1,2−ビス(エトキシポリイソプロピレンオキシ)エチレン、1,2−ビス(エトキシポリイソプロピレンオキシ)プロピレン、1,2−ビス(エトキシポリイソプロピレンオキシ)ブチレン、1,2−ビス(プロポキシポリイソプロピレンオキシ)エチレン、1,2−ビス(プロポキシポリイソプロピレンオキシ)プロピレン、1,2−ビス(プロポキシポリイソプロピレンオキシ)ブチレン、1,2−ビス(ブトキシポリイソプロピレンオキシ)エチレン、1,2−ビス(ブトキシポリイソプロピレンオキシ)プロピレン、1,2−ビス(ブトキシポリイソプロピレンオキシ)ブチレン等である。
冷凍機油の粘度(JIS K2283で測定)は、圧縮機のスクロール式圧縮機の場合では、40℃における粘度が40〜100mm2/sの範囲が好ましい。粘度40mm2/s未満の場合、冷媒が溶解した粘度が低くなってしまい、圧縮機内部での油膜が十分に保持されず潤滑性を保つことができない。更には、圧縮部のシール性を保つこともできない。これに対して粘度100mm2/sを越えると、粘性抵抗,摩擦抵抗等の機械損失が増大し、圧縮機効率が低下する。
表1は、グリセリン部分エステル配合による摩耗量の変化を示している。また、図2は、添加剤配合油の耐摩耗性評価結果を示す図である。表1及び図2は、ファレックス摩耗試験におけるグリセリンの一部を脂肪酸と反応させエステル化した化合物の添加と摩耗量の関係を示している。
本試験では化学式(1)式に示すポリアルキレングリコール油を用いた。粘度は40℃で約57.1cm2/sである。
CH2O−(C(CH3)HCH2O)n−CH3 ・・・化学式(1)
(平均分子量:Mw≒1200)
試験条件として、冷凍機油をポリアルキレングリコール油(PAG油VG56),荷重300lb,時間1h,回転速度290min-1,温度80℃,慣らし運転50lb,10min,雰囲気airでファレックス試験を行った。このような試験条件において、グリセリンの一部をオレイン酸と反応させてエステル化した本実施例の添加剤を0.1質量%添加した場合、添加しない場合に比べてピン+Vブロックの摩耗量が約30%低減した。また、1.0質量%添加した場合は約50%低減した。しかし、添加剤を3.0質量%添加したところ摩耗量は添加しない場合とあまり変わらなかった。従って、油性剤の添加量は1.0質量%以下が望ましい。
図3は、冷凍装置用の冷凍サイクル構成図である。冷凍装置は、冷媒圧縮機15,凝縮器16,減圧装置17、及び蒸発器18を備える。冷媒圧縮機15は、低温低圧の冷媒ガスを圧縮し、高温高圧の冷媒ガスを凝縮器16に送る。凝縮器16に送られた冷媒ガスは、その熱を空気中に放出しながら高温高圧の冷媒液となり、減圧装置17に送られる。減圧装置17を通過する高温高圧の冷媒液は、絞り効果により低温低圧の湿り蒸気となり蒸発器18へ送られる。蒸発器18に送られた冷媒は、周囲から熱を吸収して蒸発する。蒸発器18を通過した低温低圧の冷媒ガスは、再び冷媒圧縮機15に吸い込まれる。このようにして冷凍サイクルが繰り返される。このような冷凍サイクルにおいて、冷凍機等では低温度の蒸発器温度(−40℃以下)を必要とする。
図4は、空調機用の冷凍サイクル構成図である。冷凍装置は、冷媒圧縮機15,凝縮器16,減圧装置17,蒸発器18、及び四方弁19を備える。冷媒圧縮機15は、低温低圧の冷媒ガスを圧縮し、高温高圧の冷媒ガスを四方弁を介して凝縮器16に送る。凝縮器16に送られた冷媒ガスは、その熱を空気中に放出しながら高温高圧の冷媒液となり、減圧装置17に送られる。減圧装置17を通過する高温高圧の冷媒液は、絞り効果により低温低圧の湿り蒸気となり蒸発器18へ送られる。蒸発器18に入った冷媒は、周囲から熱を吸収して蒸発する。蒸発器18を通過した低温低圧の冷媒ガスは、再び圧縮機に吸い込まれる。このようにして冷凍サイクルが繰り返される。四方弁19により冷媒流路を切り替えることにより、凝縮器16と蒸発器18の作用が入れ替わる。このような冷凍サイクルにおいて、ルームエアコン等では中温度の蒸発器温度(−10℃以下)を必要とする。
図5は添加剤配合油の二層分離温度を示す図であり、R290/冷凍機油の相溶性を示している。相溶性はJIS K 2211「冷凍機油」4.12(冷媒との相溶性)に従った。横軸に添加量、縦軸に二層分離温度を示す。現在のルームエアコンでは、二層分離温度は8℃ぐらいであるが、新たに寒冷地対応も含めて考えた場合、二層分離温度は−10℃以下が望ましい。本実施例で用いたポリアルキレングリコール油(VG56)は化学式(1)に示す構造のものである。この冷凍機油とR290との二層分離温度は−16℃であり−10℃以下を満足している。また、本発明に係る油性剤を添加した場合、添加剤の添加量が2.0質量%以下であれば二層分離温度は変化がないが、3.0質量%添加した場合の二層分離温度は−10℃と上昇した。従って、ポリアルキレングリコール油の場合は添加量2.0質量%、好ましくは1.0質量%以下が望ましい。
表2は添加剤の添加量と流動点変化の関係を示している。試験方法はJIS K2269「原油及び石油製品の流動点並びに石油製品曇り点試験方法」による。冷凍機油がサイクル内で流動点以下の温度で冷やされた場合、冷凍機油の凝固が起こり、摺動部に油が供給されなくなり、焼き付きによる損傷が起こる可能性がある。本実施例で用いた添加剤は流動点が20℃であり、冷凍機油に添加することにより冷凍機油の流動点を高める可能性がある。そこで、添加剤の添加量をかえて化学式(1)のポリアルキレングリコール油に添加し、流動点を測定したところポリアルキレングリコール油に3wt%添加した場合でも、流動点は−40℃以下であり、蒸発器の温度をこえることはないので問題ないことが確認された。
本発明の冷媒はR290(プロパン)であり、R290(プロパン)は分子中に塩素やフッ素を含んでいないことから、ハイドロフルオロカーボン(HFC)冷媒系と比べて冷媒自身の潤滑性が期待できず、圧縮機の耐摩耗性を低下させる。
本発明に係る冷凍機油(ポリアルキレングリコールを基油としてグリセリンの一部を脂肪酸と反応させエステル化した化合物を含有する冷凍機油/上記(式1)のモノエステル又は上記(式2)のジエステルで表されるグリセリンの一部を脂肪酸と反応させてエステル化した化合物を含有せしめてなるポリアルキレングリコール油を基油とした冷凍機油)を用いることで、冷媒/冷凍機油混合液の潤滑性を確保できる。また、R290(プロパン)と溶けにくいポリアルキレングリコール油を用いることにより冷媒溶解度を低下させ十分な油膜確保を可能にし、封入冷媒量を低減することができる。
ポリアルキレングリコール油に添加する油性剤の割合は0.1〜1.0質量%好ましい。油性剤の添加比率が0.1質量%未満の場合、十分な油性皮膜の形成は難しく摺動部の耐摩耗性が十分に確保できない。また、1.0質量%を越える量では油/冷媒との相溶性の低下を起こしたり、添加剤が基油の潤滑性を阻害する可能性がある。
本発明に係る冷凍機油に、酸化防止剤,酸捕捉剤,消泡剤,金属不活性剤等を添加することもできる。特に、ポリアルキレングリコール油は酸化劣化を起こしやすく吸湿性が高いことから、水分持ち込み量が増加する。従って、PETフィルム等のモータ絶縁材料の加水分解による劣化が生じる可能性が高く、酸化防止剤,酸捕捉剤の配合が必要である。酸化防止剤としては、フェノール系であるDBPC(2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール)が好ましい。酸捕捉剤としては、エポキシ系,カルボジイミド系などがあるが、脂肪族のエポキシ化合物が好ましい。
冷凍装置や空調機に用いる混合油の粘度(JIS K 2283で測定)は、圧縮機の種類によって異なるが、スクロール式圧縮機では40℃における粘度が40〜100mm2/sの範囲が好ましい。粘度40mm2/s未満の場合は冷媒が溶解した冷凍機油の粘度が低くなってしまい、圧縮機内部での油膜が十分に保持されず潤滑性を保つことができない。更には、圧縮部のシール性を保つことも困難である。これに対して、粘度100mm2/sを越えると、粘性抵抗,摩擦抵抗等の機械損失が増大し、圧縮機効率を低下させる。
本発明はR290(プロパン)冷媒を用いた圧縮機に関するものであり、本発明に係る圧縮機は、冷凍装置又は空調機等に使用される冷凍サイクルに適用することが可能である。
密閉型冷媒圧縮機の断面図。 添加剤配合油の耐摩耗性評価結果。 冷凍機用の冷凍サイクル構成図。 空調機用の冷凍サイクル構成図。 添加剤配合油の二層分離温度。
符号の説明
1 密閉容器
2 圧縮機部
3 電動機部
4 旋回スクロール
5 固定スクロール
6 フレーム
7 クランク軸
8 オルダムリング
9 吸入パイプ
10 回転子
11 固定子
12 偏心部
13 軸穴
14 冷凍機油
15 圧縮機
16 凝縮器
17 減圧装置
18 蒸発器
19 四方弁

Claims (6)

  1. モータと、前記モータに回転軸を介して連結されて冷媒を圧縮する圧縮機部とを、冷凍機油を貯溜する密閉容器内に収納する冷媒圧縮機において、
    前記冷媒はR290であり、前記冷凍機油はポリアルキレングリコールを基油としてグリセリンの一部を脂肪酸と反応させてエステル化した化合物を含有し、
    前記基油が含有する前記化合物の割合は0.1〜1.0質量%であり、
    前記グリセリンは(式1)のモノエステル(RはH若しくはアルキル基)であることを特徴とする冷媒圧縮機。
  2. 請求項1において、前記化合物の脂肪酸部分がオレイン酸であることを特徴とする冷媒圧縮機。
  3. 請求項1又は2において、前記冷凍機油は少なくとも酸捕捉剤及び酸化防止剤の何れかを含有することを特徴とする冷媒圧縮機。
  4. 請求項1乃至の何れかにおいて、前記冷媒圧縮機はスクロール式圧縮機であり、前記冷凍機油の粘度は40℃において40〜100mm2/sであることを特徴とする冷媒圧縮機。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載の冷媒圧縮機,凝縮器,膨張機構及び蒸発器と、これらを接続する冷媒配管と、を備えた冷凍サイクル。
  6. 請求項に記載の冷凍サイクルを備えた冷凍装置又は空調機。
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