JP5258398B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の主として携帯電子機器の電源として利用される充放電可能な非水電解質二次電池等の電池の一部を絶縁性の外装体で覆ってなる電池パックに関する。
近年、急速に普及しているビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の携帯電子機器の電源としては、充放電可能な円筒状、又は直方体状の非水電解質二次電池、例えばリチウムイオン二次電池等が主として用いられている。リチウムイオン二次電池(素電池)の一例として、正極及び負極を、セパレータを介して巻回した電極群、及び非水電解質を、アルミニウム又はアルミニウム合金製であり、直方体状をなすケースに収納して構成されたものがある。
前記素電池の一側面に、過充電及び過放電を防止するために電池電圧を制御する保護回路、及び素電池から外部へ電力を取り出し、又は外部から電力を取り込むための出力端子を有する保護回路基板が配されて電池コアが構成される。保護回路基板と素電池との間は接続用のリードにより電気的に接続されている。
前記電池コアの四側面を、絶縁性を有する、例えば合成樹脂製の外装枠で覆い、又は電池コアを例えば合成樹脂製の外装ケースに収納する。さらに、この電池コアの両平面と、外装枠又は外装ケースとをラベルで覆うことで電池パックが得られ、この電池パックが携帯電子機器に装着される。
ところで、携帯電話機等の携帯電子機器は、使用者の不注意により水に濡れたり、水没したりする場合があり、この水濡れ等により、電源として用いられている電池パックの内部に水が浸入することがある。電池パックは、上述の外装枠等の外装体の内部に水が浸入した状態で使用された場合には、この水により短絡を起こして故障又は性能劣化が生じるという問題がある。
このように水没が原因で故障又は性能劣化が生じた電池パックは、完全に乾燥させた場合には、浸水の痕跡が残り難いことから、例えば、修理に持ち込まれても故障又は性能劣化の原因の究明が非常に困難であることが多い。このため、電池パックの内部に水が浸入した事実の有無の判断を容易にするために、水濡れ判定シールを備える電池パックが開発されている。
水濡れ判定シールは、吸水性の基材の一面に、例えば、文字、記号、図形(例えば水玉模様)をなすように水溶性インクを付着しており、電池パックの外装体に設けられた判定窓の内側に前記一面が配される。
前記水濡れ判定シールを備えることにより、外装体の内部に水が浸入した場合には、浸入した水が水濡れ判定シールに浸透して水溶性インクを滲ませるから、基材の一面に施された水玉模様が滲んで不鮮明になる。外装体の内部に浸水した電池パックを完全に乾燥させた場合においても、基材の水玉模様が滲んで不鮮明になった状態で乾燥されるから、水濡れ判定シールを前記外装体の窓部から視認することにより電池パックの内部に水が浸入したか否かを判定することができる。
特許文献1には、素電池に水濡れ判定シールを貼着し、ケースの水濡れ判定シールと対向する部分に判定窓を設け、その上に透明のラベルシールを貼着した電池パックの発明が開示されている。
特開平11−144695号公報
しかし、特許文献1の電池パックには、以下のような問題点がある。
特許文献1の実施例等のように、水濡れ判定シールのカバー部材として、機種名及び定格を印字した、いわゆる「機種銘板」を使用する場合、ラベルシールは、判定窓が設けられた基材層の一面に機種名及び定格を印字した後、該一面に、全面に粘着剤が塗着された、透明又は半透明の保護層を貼着して構成されることになる。従って、ラベルシールを外装体へ貼着した後、保護層の判定窓に対向する部分は、粘着剤が露出しており、その後の製造工程でゴミ等が付着し、外観不良品となる虞があった。また、出荷後の輸送途中や、消費者の使用中にも同様の不具合が生じ、市場クレームにつながる虞もあった。
そして、保護層の判定窓に対向する部分は、粘着剤が塗着されているので、ラベルシールの透明性又は半透明性が若干損なわれ、水濡れ判定シールの視認性が低下する虞があった。
特許文献1の他の実施例等のように、判定窓に対応させて小さい透明シートを貼着し、その上に「機種銘板」としてのラベルを貼着する場合においても、上述のゴミ付着の問題、及び粘着剤による視認性の低下についての問題は同様に生じる。
さらに、前記実施例の方法では、水濡れ判定シールのカバー部材が小さな透明シートであるため、製造工程において該透明シールの貼着を忘れるという問題が発生する虞があった。この場合、水濡れ判定シールは、カバー部材で覆われないことになり、外部から容易に水が浸入できるので、電池パックの内側から水濡れ判定シールに水が浸透したか否かを判断することができなくなる虞があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、水濡れ判定窓を覆う被覆シールの部分(判定窓の開口部に対向する部分)にゴミ付着の問題が生じず、外観品位が良好であり、水濡れ判定シールの視認性が良好であるとともに、被覆シールの外装体への貼着を確実に確認することができる電池パックを提供することを目的とする。
第1発明に係る電池パックは、素電池、及び該素電池が充電又は放電するための端子を有し、前記素電池の一面に配される端子基板を備える電池コアと、前記電池コアの一面に貼着され、前記電池コアの水濡れを判定する水濡れ判定シールと、前記水濡れ判定シールを露出させる第1窓部が設けられ、前記電池コアの一部を覆う外装体と、前記水濡れ判定シールを視認可能に覆う状態で、前記外装体の前記第1窓部周縁部に貼着される被覆シールとを備える電池パックにおいて、前記外装体には前記第1窓部に隣接させて、第2窓部が設けられており、前記被覆シールは、不透明であり、前記水濡れ判定シールを露出させる第3窓部が設けられ、前記第2窓部を塞ぐように構成され、両面に粘着剤が塗着された基材層と、光透過性を有し、前記基材層の一面に重ね合わされる保護層とを備えることを特徴とする。
ここで、「素電池の一面」、及び「電池コアの一面」の「一面」は、素電池、及び電池コアの平面であっても、側面であってもよい。
本発明においては、被覆シールの保護層には粘着剤は塗着されておらず、保護層の第3窓部の開口部に対向する部分に粘着剤が塗着されていないので、ゴミ付着の問題が生じない。そして、水濡れ判定シールの視認性が低下する虞もない。
そして、被覆シールは、第2窓部を塞ぐように外装体に貼着されるので、第2窓部の内側が視認されないことを確認することで、被覆シールの外装体への貼着を確実に確認することができる。
第2発明に係る電池パックは、第1発明において、前記基材層は、前記外装体が有する色に近似する色に着色してあることを特徴とする。
本発明においては、電池パックの外観品位が良好である。
第3発明に係る電池パックは、第1又は第2発明において、前記電池コア及び外装体の一部に貼着し、又は巻き付けるラベルを備え、前記ラベルは、前記被覆シールの一部に重ね合わせるように、貼着し、又は巻き付けてあることを特徴とする。
本発明においては、被覆シールが容易に脱落したり、剥がれたりすることが防止されるとともに、被覆シールの外部への露出を抑制することができ、電池パックの外観品位が良好になる。
第4発明に係る電池パックは、第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記水濡れ判定シールは、前記第2窓部に対向するように延設されていることを特徴とする。
本発明においては、水濡れ判定シールに記録された文字、図形、記号等の視認の有無により、被覆シールの外装体への貼着の有無を確実に判断することができる。
第5発明に係る電池パックは、第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記水濡れ判定シールは、前記端子基板上に貼着されていることを特徴とする。
本発明においては、第2窓部からの端子基板、又は水濡れ判定シールの視認の有無により、被覆シールの外装体への貼着の有無を確実に判断することができる。
第6発明に係る電池パックは、第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記端子基板上に、金属板の実装処理、金属めっき処理、及び半田塗布からなる群から選択される表面処理を施してある部分を有し、前記第2窓部は、前記部分に対向するように設けられていることを特徴とする。
第7発明に係る電池パックは、第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記端子基板上に、シルクスクリーン印刷により、前記外装体が有する色とは異なる色に着色してある部分を有し、前記第2窓部は、前記部分に対向するように設けられていることを特徴とする。
第8発明に係る電池パックは、第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記端子基板上に、前記外装体が有する色とは異なる色のレジストが塗着されている部分を有し、前記第2窓部は、前記部分に対向するように設けられていることを特徴とする。
第6乃至第8発明においては、端子基板に、金属板の実装処理、金属めっき処理、及び半田塗布からなる群から選択される表面処理(通常は金、銀、銅等の金属色に着色されている)、シルクスクリーン印刷(通常は白色に着色されている)、又はレジスト塗着(通常は緑色に着色されている)が施されている場合の該部分の色と、外装体の色とを対比することができ、被覆シールの外装体への貼着の有無をより確実に判断することができる。
第9発明に係る電池パックは、第1乃至第8発明のいずれかにおいて、前記外装体の前記被覆シールを貼着する部分は、他の部分より凹ませてあることを特徴とする。
本発明においては、被覆シールの外装体への貼着後に、被覆シールと前記他の部分とが略同一平面上にあるように構成することで、電池パックの外観品位が良好になる。
本発明によれば、被覆シールの保護層の第3窓部に対向する部分に粘着剤が塗着されていないので、ゴミ付着の問題が生じず、電池パックの外観品位が良好であり、水濡れ判定シールの視認性も良好である。
そして、被覆シールは、第2窓部を塞ぐように外装体に貼着されるので、第2窓部の内側が視認されないことを確認することで、被覆シールの貼着を確実に確認することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電池パック1を示す斜視図、図2は、電池パック1を示す分解斜視図、図3は、外装枠5の拡大斜視図である。
電池パック1の電池コア2の素電池21は角型平板状をなし、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池であり、正極及び負極をセパレータを介して巻回した電極群、並びに非水電解質を、アルミニウム又はアルミニウム合金製のケースに収納してなる。
素電池21の一側面には、絶縁部材(図示せず)を介して負極端子(図示せず)が設けられている。
素電池21の負極端子が設けられている前記一側面には、保護回路基板(端子基板)3が配されている。保護回路基板3は、素電池21と対向する面に、素電池21の過充電又は過放電等を防止するための保護回路が実装され、該保護回路を樹脂モールドしてなる保護回路実装部3aを有する。そして、保護回路基板3の外面の一端部側には、外部へ電力を取り出し、また逆に充電のために外部から電力を取り込むための正極端子、負極端子、及び温度端子である出力端子3b,3b,3bが金めっきにより設けられている。該外面の出力端子3b,3b,3bが設けられている部分以外の部分には、例えば熱硬化性エポキシ樹脂等からなり、緑色を有するレジスト部3cが塗着されている。
保護回路基板3の外面の他端部側には、水濡れ判定シール4が貼着されている。水濡れ判定シール4は、略矩形状をなし、吸水性を有する上質紙等からなる基材の表面に、赤色の水玉模様をなすように水溶性インクを付着してある。
保護回路基板3の接続端子と前記負極端子とがリードにより接続され、保護回路基板3の他方の接続端子と、素電池21の前記一側面に平行な他側面とがリードにより接続されている。負極端子が設けられた部分以外の素電池21の全体が正極(端子)とされる。
素電池21の四側面には、例えばポリカーボネート(PC)製、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)製等からなり、矩形状を有する外装枠5が嵌め合わされる。外装枠5の枠辺部5aの一端部側には、前記出力端子3b,3b,3bを露出させるための窓部5b,5b,5bが設けられている。枠辺部5aの他端部側には水濡れ判定シール4を露出させるための判定窓(第1窓部)5cが設けられ、判定窓5cに隣接させて貼着確認窓(第2窓部)5dが設けられている。枠辺部5aの判定窓5c及び貼着確認窓5dが設けられている略矩形状の部分は、他の部分より凹んだ被覆シール貼着部5eとされている。
一例として、外装枠5は黒色に着色されている。
略矩形状を有する被覆シール6は、判定窓5cを視認可能に覆い、貼着確認窓5dを塞ぐ状態で、被覆シール貼着部5eの、判定窓5c及び貼着確認窓5dの周縁部上に貼着される。
図4は、被覆シール6の拡大斜視図、図5は、被覆シール6の長手方向の縦断面図である。図4において、粘着剤63は省略してある。
被覆シール6は、基材層61と保護層62とを備える。
基材層61は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂製のフィルムであり、黒色に着色され、水濡れ判定シール4を露出させる窓部61aが設けられている。基材層61は、該窓部61aが設けられている枠状の部分と、貼着確認窓5dを塞ぐ板状の部分とからなる。そして、該窓部61aを除いた両面に例えばアクリル樹脂等からなる粘着剤63が塗着されている。
保護層62は、例えばPET等の合成樹脂からなるフィルムであり、透明である。
被覆シール6は、基材層61の両面に粘着剤63を塗布し、窓部61aの形状に打ち抜いた後、保護層62を基材層61の一面に貼り合わせることで製造される。
被覆シール貼着部5eは枠辺部5aの他の部分より凹んでいるので、被覆シール6を貼着した場合に被覆シール6と前記他の部分とが面一になる。
ラベル7は、平面視が矩形状をなすラベル本体7aと、該ラベル本体7aの一方の長辺の一部から略U字状に突設された突設部7b,7cと、ラベル本体7aの他方の長辺の一部から略U字状に突設された突設部7dとを有する。
ラベル7は、例えばPET等の合成樹脂製のフィルムである基材層と、例えばPP(ポリプロピレン)等の合成樹脂のラミネート材からなるフィルムであり、略透明である保護層とを貼り合わせてなる。
ラベル本体7aの表面の一部には、印刷により、電池パック1の定格、注意事項等が記録されている(図示せず)。
ラベル7は、ラベル本体7aが電池コア2の表面に位置決めされて貼着され、電池コア2の側面に沿って折り曲げられ、電池コア2の裏面に端部同士が重ね合わされる状態で貼着される。このとき、突設部7b,7cは電池コア2の裏面側にL字状に折り曲げられて、端部がラベル本体7aの内側に折り込まれた状態で貼着される。突設部7dは、電池コア2の裏面側に、被覆シール6の貼着確認窓5dを塞ぐ部分を覆うようにL字状に折り曲げられ、端部がラベル本体7aの内側に折り込まれた状態で貼着される。
以上のようにして、電池パック1が構成される。
本実施の形態においては、被覆シール6の保護層62には粘着剤63は塗着されておらず、保護層62の窓部61aの外側に対応する部分(開口部に対向する部分)に粘着剤63が塗着されていないので、窓部61a側に粘着剤63が露出することがなく、ゴミ付着の問題が発生しない。また、水濡れ判定シール4の視認性が低下する虞もない。
さらには、被覆シール6を、被覆シール貼着部5eに貼着して、貼着確認窓5dを覆い隠すことにより、被覆シール6を貼着したか否かを目視により容易に確認することができ、被覆シール6を貼着し忘れるのを防止することができる。従って、判定窓5cの近傍が確実に防水されるので、水が水濡れ判定シール4の内側から浸透したか否かの判断が確実になされる。本実施の形態においては外装枠5の色は黒色であり、貼着確認窓5dから保護回路基板3に施された緑色のレジスト部3cが視認されるため、被覆シール6の貼着の有無をより効果的に確認することができる。
そして、ラベル7の突設部7dが被覆シール6の一部を覆うように貼着されているので、被覆シール6が脱落したり、剥がれたりするのが防止される。また、被覆シール6の外部への露出が減じるので、透明な保護層62により光が反射すること等による違和感が減じ、電池パック1の外観品位が良好である。
なお、本実施の形態においては、レジスト部3cを緑色、外装枠5を黒色、被覆シール6の基材層61を黒色に着色した場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。基材層61は貼付確認窓5dの内側が視認されないように不透明であればよい。
また、保護層62は透明である場合に限定されるものではなく、窓部61a及び判定窓5cを介して水濡れ判定シール6を視認できるように光透過性を有すればよく、半透明であってもよい。
そして、水濡れ判定シール4に、水溶性インクにより赤色の水玉模様が付されている場合につき説明しているがこれに限定されず、文字、記号、他の図形が付されていてもよい。
また、被覆シール貼着部5eが枠辺部5aの他の部分より凹んでいる場合には限定されない。但し、被覆シール貼着部5eが凹んでいる方が、被覆シール6を貼着した場合に被覆シール6と前記他の部分とが面一になるので好ましい。
さらに、ラベル7は基材層と保護層との2層構造に限定されるものではなく、PETフィルム等からなる基材層に印字した後、透明ニスを全面に塗布、又は印刷する等して、印字部等を保護するように構成してもよい。
被覆シール6も、PETフィルム製の基材層61と、PETフィルム製の保護層62とからなる場合には限定されない。
そして、水濡れ判定シール4は保護回路基板3上に貼着する場合に限定されず、電池コア2の面に直接貼着することにしてもよい。この場合、外装枠5の水濡れ判定シール4に対向する部分に判定窓5cを設け、該判定窓5cに隣接させて貼着確認窓5dを設ける。水濡れ判定シール4は、電池コア2の保護回路基板3が配されている側面に隣接する側面の端部に貼着し、外装枠5の角部を挟んで、貼着確認窓5dは保護回路基板3に対向し、判定窓5cは水濡れ判定シール4に対向するように設けることにしてもよい。
また、保護回路基板3が素電池2の一面に配される場合に限定されず、保護回路が実装されていない端子基板が前記一面に配されるものであってもよい。
さらに、本実施の形態においては、電池コア2の四側面を外装枠5で覆う場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、電池コア2は、一面開口の外装ケース、又は上下の部分からなる外装ケースに収容されるものであってもよい。この場合、外装ケースにラベルを貼着してもよく、また、ラベルは使用しないことにしてもよい。
また、本実施の形態においては、素電池2がリチウムイオン二次電池である場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、ニッケル・水素二次電池、ニッケル・カドミウム二次電池等の他の二次電池であってもよく、一次電池であってもよい。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る電池パック11を示す分解斜視図である。図中、図2と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る電池パック11は、水濡れ判定シール14が外装枠5の貼着確認窓5dに対向する部分まで延設されていること以外は、実施の形態1に係る電池パック1と同一の構成を有する。
本実施の形態においては、貼着確認窓5dから水濡れ判定シール4に記録された水玉模様が視認されるか否かを判断することにより、被覆シール6の貼着の有無を確実に判断することができ、被覆シール6が確実に被覆シール貼着部5eに貼着され得る。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る電池パック31を示す分解斜視図である。図中、図2と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る電池パック31においては、保護回路基板3上の水濡れ判定シール4の貼着部分と隣接する部分に、電池パック31の製造工程において、種々の性能及び特性を検査するための電気検査用端子3d,3dが、出力端子3bと同様に金めっき処理により設けられている。外装枠5の被覆シール貼着部5eには電気検査用端子3d,3dを露出させるための検査窓5f,5fが設けられている。該検査窓5f,5fを通し電気検査用端子3d,3dに検査プローブを当接させて、電気的な検査が行われる。
本実施の形態においては、貼着確認窓5dから電気検査用端子3d,3dの金色が認識されるか否かを判断することにより、被覆シール6の貼着の有無を確実に判断することができ、被覆シール6が確実に被覆シール貼着部5eに貼着され得る。
また、本実施の形態においては検査窓5f,5fが貼着確認窓を兼ねているので、製造の工程数が増えることがない。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る電池パック41を示す分解斜視図である。図中、図2と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る電池パック41においては、保護回路基板3上の水濡れ判定シール4の貼着部分と隣接する部分に、シルクスクリーン印刷により、白色を有し、略矩形状をなす貼着確認部3eが設けられている。
本実施の形態においては、貼着確認窓5dから貼着確認部3eの白色が認識されるか否かを判断することにより、被覆シール6の貼着の有無を確実に判断することができ、被覆シール6が確実に被覆シール貼着部5eに貼着され得る。
なお、本実施の形態においては、外装枠5が黒色を有し、貼着確認部3eが白色を有する場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。外装枠5が白色を有し、貼着確認部3eが黒色を有するものであってもよく、外装枠5と貼着確認部3eとが明確に識別できるような色の組み合わせであればよい。
また、前記実施の形態3においては、金めっきにより設けられた電気検査用端子3d,3dが検査窓(貼着確認窓)5f,5fから視認される場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、本発明の電池パックは、保護回路基板3(端子基板)上の、他の金属によりめっきされた部分が貼着確認窓5dから視認されるものであってもよい。
さらに、保護回路基板3に、金属板の実装処理、半田塗布等の他の表面処理が施されており、貼着確認窓5dから前記表面処理が施された部分が視認されるように構成されているものであってもよい。
本発明の実施の形態1に係る電池パックを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電池パックを示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る外装枠の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る被覆シールの拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る被覆シールの長手方向の縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電池パックを示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る電池パックを示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る電池パックを示す分解斜視図である。
符号の説明
1、11、31、41 電池パック
2 電池コア
21 素電池
3 保護回路基板
3a 保護回路実装部
3b 出力端子
3c レジスト部
3d 電気検査用端子
3e 貼着確認部
4 水濡れ判定シール
5 外装枠
5a 枠辺部
5b 窓部
5c 判定窓
5d 貼着確認窓
5e 被覆シール貼着部
5f 検査窓
6 被覆シール
61 基材層
61a 窓部
62 保護層
63 粘着剤
7 ラベル
7a ラベル本体
7b、7c、7d 突設部

Claims (9)

  1. 素電池、及び該素電池が充電又は放電するための端子を有し、前記素電池の一面に配される端子基板を備える電池コアと、
    前記電池コアの一面に貼着され、前記電池コアの水濡れを判定する水濡れ判定シールと、
    前記水濡れ判定シールを露出させる第1窓部が設けられ、前記電池コアの一部を覆う外装体と、
    前記水濡れ判定シールを視認可能に覆う状態で、前記外装体の前記第1窓部周縁部に貼着される被覆シールと
    を備える電池パックにおいて、
    前記外装体には前記第1窓部に隣接させて、第2窓部が設けられており、
    前記被覆シールは、
    不透明であり、前記水濡れ判定シールを露出させる第3窓部が設けられ、前記第2窓部を塞ぐように構成され、両面に粘着剤が塗着された基材層と、
    光透過性を有し、前記基材層の一面に重ね合わされる保護層と
    を備えることを特徴とする電池パック。
  2. 前記基材層は、前記外装体が有する色に近似する色に着色してある請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記電池コア及び外装体の一部に貼着し、又は巻き付けるラベルを備え、
    前記ラベルは、前記被覆シールの一部に重ね合わせるように、貼着し、又は巻き付けてある請求項1又は2に記載の電池パック。
  4. 前記水濡れ判定シールは、前記第2窓部に対向するように延設されている請求項1乃至3のいずれかに記載の電池パック。
  5. 前記水濡れ判定シールは、前記端子基板上に貼着されている請求項1乃至4のいずれかに記載の電池パック。
  6. 前記端子基板上に、金属板の実装処理、金属めっき処理、及び半田塗布からなる群から選択される表面処理を施してある部分を有し、
    前記第2窓部は、前記部分に対向するように設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の電池パック。
  7. 前記端子基板上に、シルクスクリーン印刷により、前記外装体が有する色とは異なる色に着色してある部分を有し、
    前記第2窓部は、前記部分に対向するように設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の電池パック。
  8. 前記端子基板上に、前記外装体が有する色とは異なる色のレジストが塗着されている部分を有し、
    前記第2窓部は、前記部分に対向するように設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の電池パック。
  9. 前記外装体の前記被覆シールを貼着する部分は、他の部分より凹ませてある請求項1乃至8のいずれかに記載の電池パック。
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