JP5132990B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の主として携帯電子機器の電源として利用される充放電可能な非水電解質二次電池等の二次電池の側面を絶縁性の外装体で覆う電池パックに関する。
近年、急速に普及しているビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の携帯電子機器の電源としては、充放電可能な直方体状の非水電解質二次電池、例えばリチウムイオン二次電池等が主として用いられている。リチウムイオン二次電池は、正極及び負極をセパレータを介して巻回した電極群、及び非水電解質を、アルミニウム又はアルミニウム合金製であり、直方体状をなすケースに収納して構成される。
このリチウムイオン二次電池(素電池)の一側面に、過充電及び過放電を防止するために電池電圧を制御する保護回路、及び素電池から外部へ電力を取り出し、又は外部から電力を取り込むための外部出力端子を有する保護回路基板を配置することにより電池コアが構成される。保護回路基板と素電池との間は接続用のリード板により電気的に接続されている。
電池コアの側面を絶縁性を有する、例えば合成樹脂製の外装枠で覆い、又は電池コアを例えば合成樹脂製の外装ケースに収納し、さらに電池の平面と、外装枠又は外装ケースとをラベルで覆うことで電池パックが得られ、この電池パックが携帯電子機器に装着される。
特許文献1には、素電池及び外装ケースを覆うラベルの、外装ケースの側面の稜に対応する部分、又は外装ケースの側面に形成された他の部分よりも突出した部分と周囲との会合部に位置する部分に、部材を取り除いた切除部、又は折り曲げ線に沿ったミシン目を形成した電池パックの発明が開示されている。
図9は、特許文献1の電池パックに用いられるラベル14を示す平面図、図10は、ラベル14の構成を示す縦断面図、図11は、ラベル14の他の構成を示す縦断面図である。
ラベル14は、矩形状を有し、電池コア(図示せず)の平面に貼着される平面部141と、電池コアを収納する外装ケース(図示せず)の側面に貼着される複数の側部142とを備えている。
ラベル14の、平面部141と側部142との境界部分、すなわちラベル14を電池コア及び外装ケースに貼着するときに折り曲げられる折り曲げ部には、該折り曲げ部が延びる方向に、ミシン目状に切り込み14a,14a,…が設けられている。
図10に示すように、ラベル14は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等からなる基材層14bの一部に、印刷により文字、図等を記録した記録層14cを形成し、該記録層14c及び基材層14bを例えばPP(ポリプロピレン)等からなる保護層14dで覆って構成される。ラベル14は、保護層14dで覆われないように構成される場合もある(図11参照)。
以上のように構成することで、ラベル14の折り曲げ部が浮き、ラベル14が剥がれることが抑制されている。
特開2003−282040号公報
特許文献1の電池パックにおいては、図10又は図11に示すように、ラベル14の折り曲げ部の厚み方向全体に切り込み14aが設けられているので、切り込み14aが設けられた部分の強度が弱くなっており、電池パックが落下した場合に、該切り込み14aを起点としてラベル14が裂け、電池パックの内部が露出したり、電池コアが飛び出したりするという問題があった。
そして、図9の破線で囲んだ部分のように、切り込み14aがラベル14の端縁部にかかって設けられている場合は、この端縁部にかかっている部分を起点として、ラベル14が裂けることが多かった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ラベルの折り曲げ部に、基材層の厚み方向の一部又は全部が欠落した欠落部を複数並設することにより、ラベルが浮き、剥がれることが抑制されるとともに、欠落部を起点としてラベルが裂けることが抑制されている電池パックを提供することを目的とする。
また、本発明は、欠落部を、折り曲げ部が延びる方向に、ラベルの端縁部と交わらない状態で、ミシン目状に設けることにより、折り曲げ部の全長に亘ってラベルが浮き、裂けることが良好に抑制されている電池パックを提供することを目的とする。
そして、本発明は、折り曲げ部が貼着される外装体の部分は曲面状をなし、該部分に対応させて欠落部を設けることにより、ラベルが浮くことが良好に抑制されている電池パックを提供することを目的とする。
第1発明に係る電池パックは、二平面及び四側面を有する直方体状をなす素電池と、該素電池の少なくとも四側面を覆う外装体と、基材層、及び該基材層の一面に貼着される保護層を含んでなり、前記素電池の平面と側面との境界部分で折り曲げられる折り曲げ部を有し、前記素電池及び外装体の一部又は全部に貼着されるラベルとを備える電池パックにおいて、前記ラベルの折り曲げ部には、前記保護層との境界面を越えない状態で、前記基材層の厚み方向の一部又は全部が欠落した欠落部が複数並設されていることを特徴とする。
ラベルを外装体に貼着するときに、弾性によりラベルを剥がそうとする反力(復帰力)により、前記折り曲げ部が貼着される部分に浮きが発生しやすい。本発明においては、折り曲げ部に欠落部が設けられているので、前記反力が粘着力より小さくなり、浮きの発生が抑制され、浮きが進行してラベルが剥がれることが抑制されている。
加えて、欠落部は、ラベルの基材層に設けられ、保護層には設けられていないので、電池パックが落下等した場合に、欠落部を起点としてラベルが裂けることが保護層により防止されている。
第2発明に係る電池パックは、第1発明において、前記欠落部は、前記折り曲げ部が延びる方向に、前記ラベルの端縁部と交わらない状態で、ミシン目状に設けられていることを特徴とする。
本発明においては、折り曲げ部が延びる方向に欠落部がミシン目状に設けられているので、折り曲げ部の全長に亘ってラベルが浮き、剥がれることが抑制されている。
また、ラベルはその端縁部に生じた切れ目を起点として裂けることが多いが、本発明においては、欠落部がラベルの端縁部と交わらないように設けられているので、ラベルが裂けることがさらに抑制されている。
第3発明に係る電池パックは、第1又は第2発明において、前記折り曲げ部が貼着される前記外装体の部分は曲面状をなし、前記欠落部は、前記部分に対応させて設けられていることを特徴とする。
本発明においては、折り曲げ部が貼着される外装体の部分が曲面状であり、該部分に対応するラベルの範囲内に欠落部が設けられているので、ラベルが浮くことがさらに良好に抑制されている。
第1発明によれば、ラベルの折り曲げ部に、基材層の厚み方向の一部又は全部が欠落した欠落部を複数並設しているので、ラベルが浮き、剥がれることが抑制されている。そして、欠落部を起点としてラベルが裂けることが保護層により防止されている。
第2発明によれば、折り曲げ部が延びる方向に、ラベルの端縁部と交わらない状態で、欠落部をミシン目状に設けているので、折り曲げ部の全長に亘って、ラベルが浮き、裂けることが良好に抑制されている。
第3発明によれば、折り曲げ部が貼着される外装体の部分が曲面状をなし、欠落部が前記部分に対応させて設けられているので、ラベルが浮くことがさらに良好に抑制されている。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電池パック1を示す分解斜視図、図2はラベル4を示す平面図、図3はラベル4の構成を示す縦断面図、図4はラベル4を示す分解斜視図である。
電池パック1の電池コア2の素電池21は角型平板状をなし、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池であり、正極及び負極をセパレータを介して巻回した電極群、並びに非水電解質を、アルミニウム又はアルミニウム合金製のケースに収納してなる。素電池21の一側面には、絶縁板(図示せず)を介して負極端子(図示せず)が設けられ、これと対向する他側面には、リード取付板21aが設けられている。負極端子が設けられた部分以外の素電池21の全体が正極(端子)とされる。
素電池21の負極端子が設けられている前記一側面に隣接する側面には、両面粘着性の固定テープ(図示せず)が貼付されており、該固定テープには、保護回路部22を支持した状態で、基板ホルダ23の第1側板部23aが貼着されている。基板ホルダ23の第2側板部23bは、前記負極端子が設けられている前記一側面に当接されている。
保護回路部22の基板22aの素電池21と対向する面には、素電池21の過充電又は過放電等を防止するための保護回路(図示せず)が設けられている。そして、基板22aの外面側には、外部へ電力を取り出し、また逆に充電のために外部から電力を取り込むための正負極と温度端子である外部出力端子22b,22b,22bが金メッキにより設けられている。
第1リード板22cにより、基板22aの電極と前記負極端子とが接続され、第2リード板22dにより、基板22aの他方の電極と、リード取付板21aを介し素電池21の他側面とが接続されている。
絶縁性を有する合成樹脂製のケース3は、保護回路部22の外部出力端子22b,22b,22bを露出させるための窓部32a,32a,32aが設けられた側板部32と、これに対向する側板部33と、これらに隣接する側板部34,34とが、底板部31に周設された一面開口の箱体状をなしている。側板部32,33,34,34の開口縁部32b,33a,34a,34aは曲面状をなしている。
絶縁性を有するラベル4は、矩形状を有し、電池コア2の平面に貼着される平面部41と、該平面部41から垂下し、ケース3の側板部34,34,32,33に貼着される側部42,42,43,44,44とからなる。
ラベル4の平面部41と側部42,42,43,44,44との境界部分、すなわちラベル4を電池コア2及びケース3に貼着するときに折り曲げられる折り曲げ部42a,42a,43a,44a,44aには、該折り曲げ部42a,42a,43a,44a,44aが延びる方向と交叉する方向(短手方向)の略中央部に、該折り曲げ部42a,42a,43a,44a,44aが延びる方向(長手方向)に沿って、ミシン目状に切り込み(欠落部)4a,4a,…が設けられている。
図3に示すように、ラベル4は、例えばPET製の基部の裏面にアクリル系粘着剤を塗布してなる基材層4bの一部に、印刷により文字、図等を記録した記録層4cを形成してあり、該記録層4c及び基材層4bを、例えばPP製のラミネート材にアクリル系粘着剤を塗布してなる透明の保護層4dで覆って構成される。
図3及び図4に示すように、前記切り込み4a,4a,…は、前記基材層4bのみに設けられており、保護層4dには設けられていない。切り込み4a,4a,…は、基材層4bの下面まで達しないように、すなわち、切れ目として設けてもよいが、図3に示すように基材層4bの下面まで達するように設けた方が、ラベル4をケース3に貼着する際に、ラベル4の浮きがより抑制されるので好ましい。
切り込み4aの平面視の長さ及び間隔は特に限定されるものではなく、また、該長さ及び間隔を一定にする必要はないが、該長さ及び間隔を一定にした方が、ラベル4をケース3に貼着する際に、折り曲げ部42a,42a,43a,44a,44aが延びる方向に均一にラベル4の浮きを抑制することができるので好ましい。
そして、切り込み4a,4a,…は、ラベル4の端縁部と交わらないように設けられている。
このラベル4の製造方法の一例として、台紙に基材層4bとなるシートを貼着し、所定位置に切り込み4a,4a,…を設けた後、基材層4b上に、印刷により文字、図等を記録して記録層4cを形成し、保護層4dとなるシートを貼着した後、ラベル4,4,…を切り出す方法が挙げられる。
前記電池コア2は、外部出力端子22b,22b,22bが窓部32a,32a,32aから露出する状態で、ケース3に収納される。そして、前記ラベル4の平面部41を電池コア2の露出面に貼付し、窓部32a,32a,32aを露出させた状態で、側部42,42,43,44,44を、ケース3の側板部34,34,32,33に沿わせて貼着することで、電池パック1が得られる。
図5は、ラベル4がケース3に貼着された状態を示す一部側面図である。
ラベル4は、折り曲げ部42aがケース3の曲面状の開口縁部34aに沿って折り曲げられた状態で、ケース3に貼着されている。ラベル4の切り込み4aは、上述したように、開口縁部34aに対応する折り曲げ部42aの範囲Lの略中央部に設けられている。切り込み4aは該範囲L内に設ける必要がある。
以上のように構成された本実施の形態の電池パック1においては、ラベル4の折り曲げ部42a,42a,43a,44a,44aが延びる方向にミシン目状に切り込み4a,4a…が設けられているので、ラベル4をケース3に貼着するときに、折り曲げ部42a,42a,43a,44a,44aの全長に亘って、弾性による反力が粘着力より小さくなっており、浮きの発生が抑制され、ラベル4が剥がれることが抑制されている。そして、切り込み4aは、ラベル4の基材層4bに設けられ、保護層4dには設けられていないので、電池パック1が落下等した場合に、切り込み4aを起点としてラベル4が裂けることが保護層4dにより食い止められている。
なお、前記実施の形態1においては、切り込み4a,4a,…がラベル4の端縁部と交わらないように設けた場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。但し、切り込み4a,4a,…がラベル4の端縁部と交わらないようにした方が、ラベル4に裂け目が生じるのがさらに良好に抑制される。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る電池パックのラベル4を示す一部平面図である。
本実施の形態に係る電池パックは、ラベル4の折り曲げ部に、切り込み4e,4e,…が該折り曲げ部が延びる方向と交叉する方向に2列設けられている点が、実施の形態1に係る電池パック1と異なる。
本実施の形態においては、ミシン目状をなす切り込み4e,4e,…が前記方向に2列設けられているので、浮きが生じることがさらに良好に抑制され、ラベル4が剥がれることがさらに良好に抑制されている。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る電池パックのラベル4を示す一部平面図である。
本実施の形態に係る電池パックは、ラベル4の折り曲げ部に、切り込み4f,4f,…が該折り曲げ部が延びる方向に所定角度傾いた状態で設けられている点が、実施の形態1に係る電池パック1と異なる。
本実施の形態においては、切り込み4f,4f,…が前記方向に所定角度傾いた状態で設けられているので、ケース3の開口縁部の短手方向のより広い範囲に対応してラベル4の浮きの発生を抑制することができる。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る電池パックのラベル4を示す一部平面図である。
本実施の形態に係る電池パックは、ラベル4の切り込み4g,4g,…が、ラベル4の折り曲げ部が延びる方向に沿って、ハの字状に設けられている点が、実施の形態1に係る電池パック1と異なる。
本実施の形態においては、切り込み4f,4f,…が前記方向に所定角度傾いた状態で設けられているので、ケース3の開口縁部の短手方向のより広い範囲に対応してラベル4の浮きの発生を抑制することができる。
以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
[実施例]
実施の形態1に係る電池パック1につき、基材層4b及び保護層4dの厚みがそれぞれ45μm(うち粘着剤層の厚みが各20μm)であるラベル4を用いて、実施例の電池パック1を作製した。この実施例のラベル4は、切り込み4aの平面視の長さを1.0mm、切り込み4a,4a間の間隔を1.0mmとし、側部42,42,43,44,44の中央部側で切り込み4aの長さ又は間隔を0.7mm又は1.1mmにすることで調整し、切り込み4aの端部とラベル4の端縁部との距離を1.0mmに設定して作製した。この切り込み4a,4a,…は、折り曲げ部42a,42a,43a,44a,44aの短手方向の中央部に、基材層4bのみを貫通する状態で設けた。
[比較例1]
比較例1の電池パックは、図10に示したラベル14のように、切り込み14aがラベル14の厚み方向に、基材層14b、記録層14c及び保護層14dを貫通する状態で設けられたラベルを用いて作製した。この比較例1の切り込みは、ラベルの折り曲げ部の短手方向の中央部に設けた。
[比較例2]
比較例2においては、電池パック1のラベル4の切り込み4aの位置を、平面部41側の、図5に示す折り曲げ部42aの範囲Lを越える位置に変えてラベルを作製し、これを用いて電池パックを作製した。なお、比較例2のラベルの切り込みは、ラベルの端縁部にはかからない状態で設けた。
電池パックを落下させた場合にラベルに裂け目が発生するか否かを確認し、また、長時間放置時にラベルに浮きが発生するか否かを確認するために、以下の試験(1)及び試験(2)を行った。その結果について説明する。
[試験(1)]
まず、実施例の電池パック1及び比較例1の電池パックを各3個作製した。
試験(1)は、コンクリート上に、各面(六面)を下に向けた状態で電池パックを1.5mの高さから落下させるのを1サイクルとして、各電池パックにつき、ラベルに裂け目が生じるまで繰り返し、裂け目が生じていない場合は10サイクルまで繰り返した。その結果を下記の表1に示す。表1において、ラベルに裂け目が生じた場合を×とし、裂け目が生じていない場合を○としている。
Figure 0005132990
表1より、ラベル4の切り込み4aが基材層4bのみに設けられている実施例の場合、試験を10サイクル繰り返してもラベル4に裂け目が生じなかったのに対し、ラベルの切り込みが保護層を貫通する状態で設けられている比較例1の場合、ラベルに裂け目が生じたことが分かる。比較例1のラベルは、切り込みがラベルの端縁部にかかっている部分を起点として裂けていた。
以上より、ラベル4の切り込み4aを基材層4bのみに設けることで、保護層4dによりラベル4が裂けることが防止されることが確認された。
[試験(2)]
まず、実施例の電池パック1及び比較例2の電池パックを各3個作製した。
試験(2)は、温度40℃、湿度95%の条件で、各電池パックを恒温槽内に90日間放置し、10日毎に、ラベルに浮き(剥がれ)が発生しているか否かを観察することにより実施した。その結果を下記の表2に示す。表2において、ラベルの浮きが全く生じていない場合を○とし、浮きが発生している場合、浮きが発生している範囲を、ラベル側部の短手方向の長さで表し、「小」、「中」及び「大」の3段階で示している。
Figure 0005132990
表2より、切り込み4aが折り曲げ部の略中央部に設けられている実施例の場合、90日経過してもラベル4に浮きが発生しなかったのに対し、切り込みが前記範囲Lを越えて設けられた比較例2の場合、10日間の放置でラベルが浮き、次第に浮きの範囲が拡がっていることが分かる。
以上より、ラベル4の切り込み4aをケース3の開口縁部の曲面に対応する前記範囲L内に設けることにより、ラベル4の浮きの発生が抑制され、浮きがラベル4の端部側に進行して剥がれることが抑制されていることが確認された。
なお、前記実施の形態1乃至4においては、電池パック1の電池コア2が箱体状のケース3に収納される場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、電池コア2の四側面にコの字状をなす2個の外装枠を嵌め合わせ、ラベルを電池コアの平面に貼付した上で、外装枠に沿わせ、電池コアの裏面に至るように覆って構成するものであってもよい。この場合、電池コアの裏面と外装枠との境界に対応するラベルの折り曲げ部にも、保護層に至らない切り込みを、該折り曲げ部の長手方向に沿ってミシン目状に設けるのが好ましい。
また、前記実施の形態1乃至4においては、素電池21がリチウムイオン二次電池である場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、ニッケル・水素二次電池、ニッケル・カドミウム二次電池等の他の二次電池であってもよい。
本発明の実施の形態1に係る電池パックを示す分解斜視図である。 ラベルを示す平面図である。 ラベルの構成を示す縦断面図である。 ラベルを示す分解斜視図である。 ラベルがケースに貼着された状態を示す一部側面図である。 本発明の実施の形態2に係る電池パックのラベルを示す一部平面図である。 本発明の実施の形態3に係る電池パックのラベルを示す一部平面図である。 本発明の実施の形態4に係る電池パックのラベルを示す一部平面図である。 特許文献1の電池パックに用いられるラベルを示す平面図である。 ラベルの構成を示す縦断面図である。 ラベルの他の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 電池パック
2 電池コア
21 素電池
21a リード取付板
22 保護回路部
22a 基板
22b 外部出力端子
22c 第1リード板
22d 第2リード板
23 基板ホルダ
23a 第1側板部
23b 第2側板部
3 ケース
31 底板部
32、33、34 側板部
32b、33a、34a 開口縁部
4 ラベル
4a、4e、4f、4g 切り込み
4b 基材層
4c 記録層
4d 保護層
41 平面部
42、43、44 側部
42a、43a、44a 折り曲げ部

Claims (3)

  1. 二平面及び四側面を有する直方体状をなす素電池と、
    該素電池の少なくとも四側面を覆う外装体と、
    基材層、及び該基材層の一面に貼着される保護層を含んでなり、前記素電池の平面と側面との境界部分で折り曲げられる折り曲げ部を有し、前記素電池及び外装体の一部又は全部に貼着されるラベルと
    を備える電池パックにおいて、
    前記ラベルの折り曲げ部には、前記保護層との境界面を越えない状態で、前記基材層の厚み方向の一部又は全部が欠落した欠落部が複数並設されていることを特徴とする電池パック。
  2. 前記欠落部は、前記折り曲げ部が延びる方向に、前記ラベルの端縁部と交わらない状態で、ミシン目状に設けられている請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記折り曲げ部が貼着される前記外装体の部分は曲面状をなし、前記欠落部は、前記部分に対応させて設けられている請求項1又は2に記載の電池パック。
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