JP2009187785A - パック電池 - Google Patents

パック電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2009187785A
JP2009187785A JP2008026421A JP2008026421A JP2009187785A JP 2009187785 A JP2009187785 A JP 2009187785A JP 2008026421 A JP2008026421 A JP 2008026421A JP 2008026421 A JP2008026421 A JP 2008026421A JP 2009187785 A JP2009187785 A JP 2009187785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue piece
notch
battery pack
exterior body
sheet material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008026421A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamagami
康博 山上
Keiichi Hori
啓一 堀
Junichi Fukumori
淳一 福森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2008026421A priority Critical patent/JP2009187785A/ja
Publication of JP2009187785A publication Critical patent/JP2009187785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】パック電池の小型化に寄与し、且つ外装缶の底面に底蓋を容易に取り付けることができるパック電池を提供する。
【解決手段】ラベルにおいて、巻き付け部分61の下縁61bから舌片62が延出され、巻き付け部分61に1対の切欠部分63a,63bが形成されている。ラベルの内面に粘着剤を塗布し、その中央部分に、樹脂モールド部20を形成した素電池10に底蓋30をセットしたものを貼り付ける。外装缶の底面に配した底蓋30を取り巻くように底蓋30の外面に沿って舌片62を折り返して、舌片62の先端部62aを外装缶の側周面に貼り付けて、底蓋30を固定する。巻き付け部61の残り部分を外装缶の側周面に巻き付けながら貼り付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、素電池が内蔵されたパック電池に関する。
携帯電話機やPDAなどの携帯機器において、小型化、低コスト化への要請に伴い、その駆動電源として、角形の素電池と保護回路基板とを絶縁性ケース内に収納したパック電池が用いられている。
角形電池は、有底筒状外装缶に電極体が収納されて封口された構造で、外観は扁平な四角形状であって、現在開発されているものは厚みが相当薄く設定されている。
素電池の外装缶には通常、Al合金などの金属材料が用いられるが、外装缶の表面がケースで覆われることによって外装缶と外部との間で絶縁性を確保することができる。
このようなパック電池は、携帯機器の小型化、薄型化にとって有利であるが、パック電池自体も小型化、薄型化することが求められている。
そのために例えば、素電池とこれに対向配置された保護回路基板との間隙を樹脂で充填すると共に保護回路基板を樹脂で覆うように樹脂モールド成形することも行われている。
また、素電池をハードケース内に収納するのではなく、素電池の外装缶の表面を、絶縁性テープなどで被覆することによって、パック電池の小型化及び薄型化を図ることも考案されている。このタイプのパック電池において、外装缶の側周面及び底面に一括してテープを被着すると、テープに撓みが生じて外観が粗悪になることもあるので、外装缶の外周面をテープで被覆し、外装缶底面に樹脂製の底蓋を装着したものも考案されている。
特開2003-282036号公報
この場合、接着剤あるいは両面テープなどを用いれば、底蓋を外装缶の底面上に装着することができる。
しかし、通常の接着剤は、その接着剤が硬化するまでに時間を要する。また、両面テープで接着する場合も、位置合わせしながら接着するのに時間を要し作業も煩雑である。
これに対して、特許文献1には、樹脂底蓋に突起を設けて、その突起で外装缶の側周面を挟み込むようにしたものが開示されている。この場合、上記のような問題は生じないが、外装缶の側周面上に突起が位置するので、突起の厚み分だけパック電池の厚みが増える。
本発明は、上記課題に鑑みて、パック電池の小型化に寄与し、且つ外装体の底面に底蓋を容易に取り付けることができるパック電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、有底筒状の外装体に発電要素が収納され封口された素電池と、外装体の底面を覆う底蓋と、外装体の側周面に巻きつけられたシート材とを備えるパック電池において、シート材に、巻きつけ部分の縁から延出して前記底蓋の外面上を横切る舌片を設けると共に、巻きつけ部分に切欠を形成し、舌片は先細り形状に形成し、切欠は舌片の先端部の形状に相応して凹入する形状とした。そして、舌片を、底蓋の外面に沿って折り返し、その先端部が切欠に挿入された状態で外装体の側周面に貼り付けた。
上記本発明において、さらに以下のようにすることが好ましい。
素電池の外装体が扁平直方体状である場合、舌片を、外装体主表面の幅方向中央部に位置させる。
舌片をシート材の巻き付け方向中央部分に設け、切欠をその一部を巻き付け方向一端部に、残りを巻き付け方向他端部に形成する。
切欠内において、舌片はシート材の巻きつけ部分と重ならない状態で挿入位置させる。
切欠および舌片が位置する外装体側周面部分には、シート材の上からラベル材を貼着する。
シート材を、粘着剤で外装体の側周面に貼り付ける場合、外装体の側周面において曲率が相対的に小さい領域では、粘着剤を塗布しない、または単位面積あたりの粘着剤塗布量を相対的に少なくする。
上記本発明のパック電池によれば、素電池外装体の側周面にシート材が巻きつけられ、底面は底蓋で覆われているので、このシート材及び底蓋によって外装体の表面全体を絶縁することができ、且つ、素電池を樹脂ケースに収納したパック電池と比べて、パック電池の厚みが小さくなり、従って、パック電池の小型化、特に薄型化に寄与する。
また、シート材に、巻きつけ部分の縁から延出して底蓋の外面上を横切る舌片を形成し、その舌片を、底蓋の外表面に沿って折り返し、先端部を側周面に貼り付けたので、この舌片によって底蓋を外装体底面に固定することができる。従って、短時間で確実に底蓋を外装体底面上に固定することができ、パック電池を製造するコスト及び時間を短縮できる。
また、舌片の先端部は、シート材に形成された切欠に挿入された状態で、外装体の側周面に貼り付けられているので、その箇所でシート材どうしの重なりを避けることができ、
パック電池の厚み低減に寄与する。
さらに舌片の先端部は先細り形状であり、切欠の形状がその先端部の形状に相応して凹入しているので、切欠の幅は底の方で狭くなっている。すなわち、外装体の底面に沿ったシート縁から切欠に入り込む角部分が直角よりも大きい角度(鈍角)となるように、切欠の内縁が傾斜していることになる。
従って、この角部分が外装体の側周面から剥がれにくいので、外装体表面を長期にわたって絶縁並びに保護することができる。また、シート材が剥がれにくいので、シート材の浮きが発生しにくくなり、外観上、良好である。
素電池の外装体が扁平直方体状である場合、舌片を外装体主表面の幅方向中央部に位置させれば、底蓋の中央部分を舌片で取り巻いて、底蓋を外装体底面にしっかりと固定することができる。
舌片をシート材の巻き付け方向中央部分に設け、切欠をその一部を巻き付け方向一端部に、残りを巻き付け方向他端部に形成すれば、ラベル貼り付け時に舌片の先端部と切欠との位置合わせが容易である。
切欠および舌片が位置する外装体側周面部分に、シート材の上からラベル材を貼着すれば、舌片先端部の縁および切欠の縁がラベル材で覆われ、舌片先端部と切欠との隙間も塞ぐことができる。
シート材を粘着剤で外装体の側周面に貼り付ける場合、外装体の側周面において曲率が相対的に小さい領域でシート材にシワが発生しやすいが、この部分で粘着剤を塗布しないか、単位面積あたりの粘着剤塗布量を相対的に少なくすれば、シワの発生を抑えることができる。
以下では、本発明を実施する最良の形態について、一例を示して説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、本発明の構成および作用・効果をわかりやすく説明する一例であって、本発明は、その本質的な特徴以外に何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
(パック電池の全体構成)
図1はパック電池1の展開斜視図である。
このパック電池1は、図1に示すように、扁平な直方体形状の素電池10、当該素電池10の上端面を覆うように形成された樹脂モールド部20、素電池10の底面を覆う底蓋30、素電池10の側面を被覆する絶縁性のラベル60(シート材)及びラベル70から構成されている。
図1に示すように、素電池10の幅方向をX方向、素電池10の高さ方向をY方向、厚み方向をZ方向ということとする。
(素電池10,樹脂モールド部20)
素電池10のタイプは特に限定されないが、ここではリチウムイオン二次電池とする。
素電池10は、Al合金からなる扁平な有底筒状の外装缶11に、電極体及び電解液(不図示)が収納され、電池蓋12で封口されて構成されている。
外装缶11は、その側周面が、平面部11aと曲率の小さい曲面部11bとで構成され、平面部11aの形状は略直方形である。
外装缶11の底面は、図では隠れているが、電池蓋12と同様の長円形状である。
図2は、樹脂モールド部20の構造を示す分解斜視図である。
樹脂モールド部20は、素電池10の電池蓋12上に、保護回路基板40などを覆うように樹脂をインサート成型したものである。樹脂モールド部20の材料には、アクリルニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリアミド(PA)ウレタン系樹脂などが用いられる。
樹脂モールド部20の内部においては、図2に示すように、素電池10に、負極端子13が設けられた側に保護回路基板40が取り付けられている。また、素電池10と保護回路基板40との間には、PTC保護素子51、リード板52,53、絶縁板54、Ni−Alクラッド板55が介挿されている。
素電池10の負極端子13は、PTC保護素子51を介して保護回路基板40の負極リードと接続されている。具体的には、PTC保護素子51は、PTC素子本体51aと、これを挟んで配された1対の素子電極51b,51cとから構成され、一方の素子電極51bは素電池10の負極端子13に接続され、他方の素子電極51cはリード板53に接続されている。そしてリード板53は、保護回路基板40の負極リードに接続されている。
また、素電池10の電池蓋12は正極端子を兼ねており、リード板52を介して保護回路基板40の正極側リードと接続されている。
なお、電池蓋12にはクラッド板55を介してリード板52が接続されている。このクラッド板55は、例えばNiーAlからなり、Al合金からなる電池蓋12と、Niからなるリード板52との間に介挿されることによって、両者が良好に接合される。
PTC保護素子51と素電池10の電池蓋12との間には絶縁板54が介挿されている。この絶縁板54は、素子電極51b,51cと素電池10の電池蓋12とを絶縁する役割と共に、樹脂モールド部20を形成するときに樹脂が安全弁15に流れ込むのを防止する役割を果たす。
保護回路基板40の裏面側には、素電池10と外部との間で入出力される電力の制御などを行う保護回路(不図示)が配設されている。また、保護回路基板40には、複数の入出力端子41および保護回路の動作を確認するためのテスト用端子42が設けられている。
この入出力端子41は、樹脂モールド部20に設けられた窓21から外部に露出している。
樹脂モールド部20の外表面には、水没シール22が貼り付けられている。このような水没シール22は、テスト用端子42の保護のためにも、貼られている。テスト用端子42の保護のために、利用される水没シール22は、以下のようにして、省略することができる。上述のように、インサート成形するときに、テスト用端子4上に樹脂モールド部20の一部である樹脂膜を成形、形成する。そして、保護回路の動作を確認するときは、針のような先端が鋭利なテストピンをテスト用端子4上に押圧することにより、樹脂膜を貫通して、テスト用端子4と電気接続して、テストを行うことができる。この場合、水没シール22は、別の場所に貼られることになる。
(ラベル60,70)
ラベル60及びラベル70は、例えばPETシート,PPシートなどの合成樹脂シートで形成され、その厚みは0.1mm程度である。
図1に示すように、ラベル60は、素電池10の外装缶11の側周面に巻き付けられる巻き付け部分61と、当該巻き付け部分61から延出する舌片62とを有している。
巻き付け部分61の長さは、外装缶11の側周面の長さと略同等であり、巻き付け部分61の幅は、外装缶11の側周面の高さと略同等である。
図3(a)はパック電池1の外観を示す斜視図、図3(b)は、図3(a)のA−A線断面図である。図3(a)に示すように、巻き付け部分61は、外装缶11の側周面を全体的に覆うように貼り付けられ、巻き付け部分61の両端にある端縁61cどうしは互いに近接している。
また、巻き付け部分61の上縁61aは樹脂モールド部20の外周面上に長円形状に巻き付けられ、巻き付け部分61の下縁61bは底蓋30の外周面上に長円形状に巻き付けられている。
巻き付け部分61の下縁61b側には、舌片62が延出する位置とZ方向に対向する位置に、舌片62の先端部62aが挿入される切欠63が形成されている。この舌片62は、図3(b)に示すように、底蓋30の外表面に沿って折り返されている。そして舌片62の先端部62aが、切欠63に挿入された状態で外装缶11の側周面(平面部11a)に貼り付けられている。
なお、図1,3,4に示す例では、舌片62が下縁61bから延出する位置と、切欠63が形成される位置とは、共に平面部11aにおけるX方向中央部である。また、ラベル60はミラー対称形状であって、ラベル60の中で舌片62は巻き付け方向(X方向)中央部に位置し、ラベル60の巻き付け方向(X方向)一端部に形成された切欠部分63aと他端部に形成された切欠部分63bが合せられて台形状の切欠63が形成されている。
舌片62の先端部62aは先細り形状であり、一方、巻き付け部分61に形成された切欠63も、舌片62の先端部62aの形状に相応して凹入した形状であって、切欠63の幅が底の方で狭くなっている。そして、舌片62の先端部62aは、この切欠63に挿入された状態で、外装缶11の側周面に貼り付けられている。
このように底蓋30を取り巻くように舌片62が貼り付けられているので、底蓋30は、外装缶11の底面と舌片62との間に挟まれた状態で固定される。特に、舌片62が底蓋30の中央部分30aに巻き付けられているので、底蓋30が外装缶11の底面にしっかりと固定される。
また、舌片62の先端部62aが、当該先端部62aの形状に相応する形状の切欠63に挿入された状態で貼り付けられているので、この部分でシート材どうしが重なることなく、外装缶11の側周面を被覆することができる。
図3に示すように、ラベル70が、平面部11a上に貼り付けられた舌片62の先端部62aの上から貼り付けられている。このラベル70によって、先端部62aの縁及び切欠63の縁が覆われ、先端部62aと切欠63との間に残っている隙間も塞がれるので、外装缶11の側周面は完全にラベルで絶縁される。
このラベル70の表面には、文字、模様などが印刷されている。
(パック電池の組み立て方法)
素電池10に保護回路基板40などを配して樹脂モールド部20を形成する。
一方、図1に示すように、巻き付け部分61の下縁61bから舌片62が延出され、巻き付け部分61の下縁61bと端縁61cとが交わる角部分に1対の切欠部分63a,63bが形成されたラベル60を準備し、図4に示す様にラベル60の内面に粘着剤を塗布したものを準備する。粘着剤としては、例えばアクリル系の粘着剤を用いる。
図4において、斜線で塗りつぶした領域はラベル60に粘着剤を塗布する領域を示している。
当図に示すように、ラベル60には、その内面全体にわたって粘着剤を塗布するが、曲面部11b(すなわち外装缶11の側周面の中で曲率の小さい領域)と対面する領域にのり殺し部66(粘着剤を塗布しない、または単位面積あたりの粘着剤塗布量を少なくした領域)を設けておくことがシワの発生を抑える上で好ましい。
そして、図4に示すように、粘着剤を塗布したラベル60の中央部分に、上記樹脂モールド部20を形成した素電池10を貼り付けるとともに、素電池10の底面に底蓋30をセットする。ここで、底蓋30と外装缶11の底面との間に接着剤を塗布しておくことが望ましい。
外装缶11の底面にセットした底蓋30を取り巻くように底蓋30の外面に沿って舌片62を折り返して、舌片62の先端部62aを外装缶11の側周面に貼り付ける。舌片62の内面に塗布されている粘着剤によって、舌片62は瞬時に底蓋30表面及び外装缶11の側周面に貼り付けられる。それに伴って、底蓋30は、舌片62と外装缶11の底面に挟まれて固定される。
このようにして底蓋30を固定した状態で、巻き付け部分61の残り部分を外装缶11の側周面に巻き付けながら貼り付ける。
上記のようにラベル60がミラー対称形状であるため、この舌片62及び巻き付け部分61の貼り付け工程において、舌片62の先端部62aと切欠63との位置合わせが容易である。
そして、その上からラベル70を貼り付けることによってパック電池ができあがる。
底蓋30と外装缶11の底面との間に接着剤が塗布されている場合、そのまま放置しておけば時間経過に伴って接着力が向上する。
(本実施形態のパック電池による効果)
外装缶11の側周面が、厚みの小さいラベル60及びラベル70で被覆されているので、外装缶11は外部から絶縁されると共に保護される。そして、素電池を樹脂ケースに収納したパック電池と比べると、同じ素電池を用いてもパック電池のサイズを小さくでき、特に厚みを低減できる。
上述のようにパック電池の組み立て工程において、巻き付け部分61から延出された舌片62を用いて底蓋30を外装缶11の底面に容易に瞬時に固定することができる。従って、底蓋30を外装缶11の底面との間に接着剤を塗布しなくても底蓋30を外装缶11の底面に固定することができ、その後のパック電池1の製造工程も容易である。
さらに、上記のように切欠63の幅は底の方で狭くなっており、切欠63の内縁64a,64bが下縁61bに対して傾斜しているので、外装缶の底面に沿った下縁61bと切欠63の内縁64a,64bとが交わる角部分65a,65bの角度∠Θが鈍角(∠Θ>90°)となっている。
ここで、図5(b)に示すように角部分165a,165bの角度が直角の場合、この角部分165a,165bからラベルが剥がれる可能性があるが、図5(a)に示すラベル60においては角部分65a,65bの角度が鈍角であるため、当該角部分65a,65bが底蓋30の側周面及び外装缶11の側周面から剥がれにくくなる。従って、ラベル60による外装缶11表面の絶縁性を長期にわたって維持することができる。
なお、角部分65a,65bの角度∠Θが大きいほど、当該角部分が剥がれにくくなることは、図5(a)に示すように角部分65aをその頂点から一定の距離Lだけ、二等辺三角形状の部分(斜線塗りした部分)を剥すときの仕事量を考察することによっても分かる。別の見方をするなら、図5(a)の実施例においては、図5(b)と比較するなら、図5(c)にて、Aとして示される接着面積が拡大した部分が存在することより、ラベル60が剥がれにくい。そして、ラベル60の浮きが発生しにくくなり、外観上、良好である。
すなわち、この高さLの二等辺三角形の面積Sが、角部分をその頂点から一定距離Lだけ剥すのに必要な仕事量に相当すると考えられるが、当該三角形の面積SはL2tan(Θ/2)であるので、∠Θが大きいほど角部分を一定距離Lだけ剥がすのに必要な仕事量が大きい。従って、∠Θが大きいほど角部分が剥がれにくいことになる。そして、特に、図4中の部分拡大図に示すように底蓋30の外周が若干大きくて外装缶11の外周との間に段差があると、ラベル60が、めくり上がり、剥がれやすくなるが、本実施例では、上記の構成であることより、剥がれにくい。
また、外装缶11の側周面の中で曲率が小さい曲面部11bにおいては、ラベル60にシワが発生しやすく、特に、図4中の部分拡大図に示すように底蓋30の外周が若干大きくて外装缶11の外周との間に段差があると、その上にラベル60を貼り付けたときにラベルが底蓋30の上に乗り上げてシワが発生しやすい。これに対して、ラベル60に粘着剤を塗布するときに、曲面部11bに相当する部分で粘着剤塗布量を小さくするか上記のり殺し部66のように粘着剤を塗布しないようにしておくと、ラベル60を巻き付けたときに底蓋30の上に乗り上げてもシワが発生しくにい。
(ラベル60の変形例)
なお、上記図3に示す例では、ラベル60はミラー対称形状であって、舌片62がラベル60の巻き付け方向中央部に位置し、ラベル60の巻き付け方向両端部に切欠部分63a及び切欠部分63bが形成されていたが、図6に示すように、端縁61cに対する舌片62及び切欠63の位置を巻き付け方向にずらしたラベル60を用いても、同様に実施することができる。
本発明は、携帯電話機やPDAなどの携帯機器に用いる薄型のパック電池に適用できる。
実施の形態に係るパック電池の展開斜視図である。 樹脂モールド部20の構造を示す分解斜視図である。 パック電池1の外観を示す斜視図、及びそのA−A線断面図である。 実施の形態に係るパック電池の組み立て方法を説明する図である。 実施の形態において、ラベル60の角部分を示す図である。 ラベル60の一変形例を示す図である。
符号の説明
1 パック電池
10 素電池
11 外装缶
11a 平面部
11b 曲面部
20 樹脂モールド部
30 底蓋
61a 上縁
61b 下縁
61c 端縁
62 舌片
62a 先端部
63 切欠
64a,64b 内縁
65a,65b 角部分
60 ラベル
70 ラベル

Claims (6)

  1. 有底筒状の外装体に発電要素が収納され封口された素電池と、前記外装体の底面を覆う底蓋と、前記外装体の側周面に巻きつけられたシート材とを備えるパック電池において、
    前記シート材は、巻きつけ部分の縁から延出して前記底蓋の外面上を横切る舌片を有すると共に、前記巻きつけ部分には切欠が形成され、
    前記舌片は先細り形状に形成される一方、前記切欠は当該舌片の先端部の形状に相応して凹入する形状を有し、
    前記舌片が、前記底蓋の外面に沿って折り返され、その先端部が前記切欠に挿入された状態で前記外装体の側周面に貼り付けられていることを特徴とするパック電池。
  2. 前記素電池の外装体は扁平直方体状であって、
    前記舌片は、前記外装体主表面の幅方向中央部に位置していることを特徴とする請求項1記載のパック電池。
  3. 前記舌片は、前記シート材の巻き付け方向中央部分に設けられ、
    前記切欠は、その一部が巻き付け方向一端部に、残りが巻き付け方向他端部に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のパック電池。
  4. 前記切欠内において、前記舌片はシート材の巻きつけ部分と重ならない状態で挿入位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のパック電池。
  5. 前記切欠および舌片が位置する外装体側周面部分には、
    前記シート材の上からラベル材が貼着されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のパック電池。
  6. 前記外装体の側周面には、曲率が相対的に小さい領域が存在し、
    前記シート材は、
    粘着剤で前記外装体の側周面に貼り付けられており、
    前記曲率が相対的に小さい領域では、粘着剤が塗布されていない、または単位面積あたりの粘着剤塗布量が相対的に少ないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のパック電池。
JP2008026421A 2008-02-06 2008-02-06 パック電池 Pending JP2009187785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026421A JP2009187785A (ja) 2008-02-06 2008-02-06 パック電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026421A JP2009187785A (ja) 2008-02-06 2008-02-06 パック電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009187785A true JP2009187785A (ja) 2009-08-20

Family

ID=41070823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008026421A Pending JP2009187785A (ja) 2008-02-06 2008-02-06 パック電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009187785A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182050A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 シャープ株式会社 携帯機器
KR101775546B1 (ko) * 2012-03-29 2017-09-06 삼성에스디아이 주식회사 이차전지
CN107331901A (zh) * 2017-08-29 2017-11-07 东莞阿李自动化股份有限公司 一种电池折边装置
KR20180031444A (ko) * 2016-09-20 2018-03-28 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
JP2018519629A (ja) * 2015-06-10 2018-07-19 エルジー・ケム・リミテッド 電池パックのシート取付装置
JP2020516018A (ja) * 2017-07-21 2020-05-28 エルジー・ケム・リミテッド バッテリーパック

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1021890A (ja) * 1996-07-04 1998-01-23 Toshiba Battery Co Ltd 電池パック
JP2003282036A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Sanyo Electric Co Ltd パック電池

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1021890A (ja) * 1996-07-04 1998-01-23 Toshiba Battery Co Ltd 電池パック
JP2003282036A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Sanyo Electric Co Ltd パック電池

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101775546B1 (ko) * 2012-03-29 2017-09-06 삼성에스디아이 주식회사 이차전지
WO2015182050A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 シャープ株式会社 携帯機器
JPWO2015182050A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 シャープ株式会社 携帯機器
JP2018519629A (ja) * 2015-06-10 2018-07-19 エルジー・ケム・リミテッド 電池パックのシート取付装置
US10483505B2 (en) 2015-06-10 2019-11-19 Lg Chem, Ltd. Sheet attachment device for battery packs
KR20180031444A (ko) * 2016-09-20 2018-03-28 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
WO2018056628A1 (ko) * 2016-09-20 2018-03-29 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
KR102249893B1 (ko) 2016-09-20 2021-05-07 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
JP2020516018A (ja) * 2017-07-21 2020-05-28 エルジー・ケム・リミテッド バッテリーパック
JP7041805B2 (ja) 2017-07-21 2022-03-25 エルジー エナジー ソリューション リミテッド バッテリーパック
US11349168B2 (en) 2017-07-21 2022-05-31 Lg Energy Solution, Ltd. Battery pack
CN107331901A (zh) * 2017-08-29 2017-11-07 东莞阿李自动化股份有限公司 一种电池折边装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5113219B2 (ja) 二次電池
JP2009187785A (ja) パック電池
JP5526475B2 (ja) 薄型電池
WO2015166663A1 (ja) 携帯機器
KR100974570B1 (ko) 팩 외부 보호용 고강도 라벨을 포함하는 전지팩
WO2001069699A1 (fr) Cellule secondaire et procede de fixation des fils correspondant, et alimentation electrique du type batterie
JP2008305774A (ja) バッテリパック
JP2009259778A (ja) バッテリーパック
KR20090105835A (ko) 전지 팩 및 전지 팩 외부 케이싱
US8962178B2 (en) Battery pack
CN105322133B (zh) 二次电池
JP2004039310A (ja) パック電池
US10199619B2 (en) Secondary battery with frame unit
WO2019203129A1 (ja) 金属空気電池および金属空気電池の製造方法
JP5888548B2 (ja) 電池パック
JP2001250517A (ja) 電 池
KR20160013758A (ko) 배터리 팩
JP2008171726A (ja) 電池パック
JP4064000B2 (ja) バッテリーパック及び該バッテリーパックを用いた携帯機器
JP2008269851A (ja) 電池および電池の製造法
JP2001093496A (ja) 扁平電池の収容ケース及びそれを用いた電池パック
KR101300105B1 (ko) 절곡부 눈금이 형성된 전지팩 보호용 라벨 및 이를 이용한 전지팩
JP2007214025A (ja) ラミネート電池および組電池
JP3229241U (ja) フレキシブル電池
KR20190010228A (ko) 배터리 팩

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130625