JP5258333B2 - 旋回作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、キャビン及び空気調和装置を備える旋回作業車の技術に関する。
従来、運転席を覆うキャビンを備える旋回作業車の技術は公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。このような旋回作業車において、前記キャビン内の空気調和を行う空気調和装置を備えるものがある。前記空気調和装置は、前記キャビン内の温度を調節する。これによって、前記キャビン内の温度を、オペレータにとって快適な温度に保つことができる。
特開2007−92326号公報
上記の如く、空気調和装置を備える旋回作業車は、外気を取り込むために、前記キャビンの内部空間と外部空間とを連通する外気導入孔を備える。前記外気導入孔からは、雨水や、洗車の際に用いる水が誤って浸入する場合がある。前記外気導入孔から浸入した水は、前記外気導入孔と前記空気調和装置とを連通するダクト等の内部に溜まり、当該ダクト等の腐食や劣化の原因となるおそれがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、前記ダクト等の腐食や劣化を防止することができる旋回作業車を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、運転席(35)を覆うキャビン(30)に空気調和装置(100)を備えた旋回作業車において、前記空気調和装置(100)は、カバー(150)と、エアコンユニット(140)と、ダクト(130)と、外気通路部材(120)と、外気導入部材(110)とを備え、前記カバー(150)は、前記エアコンユニット(140)とダクト(130)を覆う構成とし、前記エアコンユニット(140)は、空気導入口(141)から導入した空気を冷却または加熱し、該冷却または加熱した空気を送風口(145)から前記カバー(150)の吹き出し口へと送風してキャビン(30)内へ送風する構成とし、前記ダクト(130)は、前記エアコンユニット(140)の空気導入口(141)と対向する位置にエアコンユニット(140)の空気導入口(141)と連通する連通孔(132)を備えるとともに、前記外気通路部材(120)の連通孔(122)と対向する位置に外気通路部材(120)と連通する連通孔(131)を備え、前記外気通路部材(120)は、外側面が開放された略箱状の部材であり、該外気通路部材(120)の開放部を前記外気導入部材(110)で覆う構成とし、前記外気導入部材(110)は、キャビン(30)の外部空間とを連通する少なくとも一つの外気導入孔(111)と、該外気導入孔(111)の上方及び側方を覆う、少なくとも一つのルーバー(112)を備えたものである。
請求項2においては、請求項1記載の旋回作業車において、前記外気導入部材(110)は、前記外気通路部材(120)の内部空間と前記キャビン(30)の外部空間とを連通する排水孔(113)を備えたものである。
請求項3においては、請求項1記載の旋回作業車において、前記カバー(150)は、前記エアコンユニット(140)のフィルタ(142)を脱着するフィルタ脱着孔(156)を備え、前記カバー(150)の前記フィルタ(142)の把持部(143)と対応する位置に前記把持部(143)がフィルタ脱着孔(156)から突出するように形成される凹部(157)を備えたものである。
請求項4においては、請求項1記載の旋回作業車において、前記カバー(150)は、前記エアコンユニット(140)が送風する風を前記キャビン(30)内の前下方に吹き出す前下方吹き出し口(151a)と、前記エアコンユニット(140)が送風する風を前記キャビン(30)内の後上方に吹き出す後上方吹き出し口(151c)と、前記エアコンユニットが送風する風を前記キャビン内の前上方に吹き出す前上方吹き出し口(151b)とを備えたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、外気導入孔からの水の浸入を防止することで、ダクトや外気通路部材等の腐食や劣化を防止することができる。
また、水の浸入によるエアコンユニットの故障の発生を防止することができる。
請求項2においては、外気導入孔から水が浸入してしまった場合、当該水をキャビンの外部へと排出することができる。
これによって、ダクトや外気通路部材等の腐食や劣化を防止することができる。また、水の浸入によるエアコンユニットの故障の発生を防止することができる。
また、ダクト内に水が浸入してしまった場合、当該水を、外気通路部材を介してキャビンの外部へと排出することができる。
これによって、ダクトや外気通路部材等の腐食や劣化を防止することができる。また、水の浸入によるエアコンユニットの故障の発生を防止することができる。
請求項3においては、フィルタの把持部を容易に把持することができる。これによって、エアコンユニットのメンテナンス時等におけるフィルタの脱着を容易に行うことができる。
請求項4においては、エアコンユニットが送風する風を、フロントガラスの下部、上部、及びサイドガラス等に効果的に当てることができる。これによって、フロントガラスやサイドガラスの霜取りや曇り取りを短時間で効果的に行うことができる。
まず、図1を用いて、本発明の一実施例に係る旋回作業車1の概略構成について説明する。
旋回作業車1は、掘削作業等を行う作業車両である。旋回作業車1は、主として、クローラ式走行装置2、旋回体3、掘削作業装置4等を備える。
クローラ式走行装置2は、旋回作業車1を前進または後進させるものである。
旋回体3は、主として旋回台10、エンジン20、キャビン30、ボンネット40等を備える。
旋回台10は、旋回体3の基礎となるものである。旋回台10は、クローラ式走行装置2に対して回動可能に支持される。
エンジン20は、旋回作業車1を駆動させる動力を発生するものである。エンジン20は、旋回台10の後部に備えられる。
キャビン30は、略箱状の部材である。キャビン30は、旋回台10の上部に備えられる。
ボンネット40は、エンジン20や油圧機器(図示せず)等の機器を覆うものである。ボンネットは、キャビン30の後方から右側方にかけて備えられる。
掘削作業装置4は、土砂等の掘削作業を行うものである。掘削作業装置4は、主としてブーム5、ブームシリンダ5a、アーム6、アームシリンダ6a、バケット7、バケットシリンダ7a等を備える。
ブーム5の一端は、旋回体3の前部左右中央付近に上下回動可能に支持される。ブームシリンダ5aの一端は、旋回体3の前部左右中央付近に連結される。ブームシリンダ5aの他端は、ブーム5に連結される。ブームシリンダ5aが伸縮することにより、ブーム5は上下に回動される。
アーム6の一端は、ブーム5の他端に上下回動可能に支持される。アームシリンダ6aの一端は、ブーム5の中途部に連結される。アームシリンダ6aの他端は、アーム6に連結される。アームシリンダ6aが伸縮することにより、アーム6は上下に回動される。
バケット7の一端は、アーム6の他端に上下回動可能に支持される。バケットシリンダ7aの一端は、アーム6の中途部に連結されるバケットシリンダ7aの他端は、バケット7に連結される。バケットシリンダ7aが伸縮することにより、バケット7は上下に回動される。
旋回作業車1は、上記ブーム5、アーム6、バケット7の回動動作を組み合わせることにより、掘削作業を行う。
次に、図2を用いて、キャビン30及びその内部の構成について説明する。
キャビン30は、主としてドア31、フロントガラス32、左サイドガラス33、右サイドガラス34等を備える。
ドア31は、キャビン30の左側面に備えられる。ドア31は、オペレータが旋回作業車1に乗降する際に開放される。
フロントガラス32は、キャビン30の前面に備えられる。左サイドガラス33は、ドア31に備えられる。右サイドガラス34は、キャビン30の右側面に備えられる。なお、フロントガラス32は、上下二つに分割された二枚のガラスを用いる構成であってもよい。
キャビン30の内部には、主として運転席35、操作レバー36・36、走行レバー37・37、空気調和装置100等が備えられる。
運転席35は、旋回作業車1のオペレータが着座するものである。運転席35は、キャビン30の内部空間の後方左右中央に備えられる。
操作レバー36・36は、掘削作業装置4の動作を操作するものである。操作レバー36・36は、運転席35の左右両側方にそれぞれ備えられる。
走行レバー37・37は、クローラ式走行装置の動作を操作するものである。走行レバー37・37は、運転席35の前方に備えられる。
空気調和装置100は、冷却または加熱した空気をキャビン30内に送風することで、キャビン30内の空気調和を行うものである。空気調和装置100は、キャビン30内の前方右側に備えられる。
以下では、図3〜図7を用いて、空気調和装置100の構成について説明する。
図3に示すように、空気調和装置100は、主として外気導入部材110、外気通路部材120、ダクト130、エアコンユニット140、カバー150等を備える。
図4に示すように、外気導入部材110は、キャビン30の右側面30aの一部を構成する略長方形板状の部材である。図5及び図6に示すように、外気導入部材110には、外気導入部材110の上部から上下中途部にかけて、外気導入部材110の右側面と左側面とを連通する複数の外気導入孔111・111・・・が備えられる。外気導入部材110の右側面には、複数のルーバー112・112・・・が備えられる。ルーバー112・112・・・は、外気導入孔111・111・・・の上方、右側方、及び前後両側方を覆うように備えられる。外気導入部材110の下部には、外気導入部材110の一側と他側とを連通する第一排水孔113が備えられる。
外気通路部材120は、右側面が開放された略箱状の部材である。外気通路部材120の左側面121には、左側面121の一側と他側とを連通する連通孔122が備えられる。左側面121の下端と外気通路部材120の底面123の上側面との間には、所定間隔の隙間が設けられる。底面123の左端は、平面視(図5)において、後述するダクト130の左方まで延設される。底面123の上側面の上下位置は、外気導入部材110の第一排水孔113の下端の上下位置と略同一に構成される。底面123の右端は、外気導入部材110と当接される。
ダクト130は、前後方向に長い略箱状の部材である。ダクト130の右側面前部であって、外気通路部材120の連通孔122と対向する位置には、ダクト130の内部空間と外部空間とを連通する連通孔131が備えられる。ダクト130の左側面後部には、ダクト130の内部空間と外部空間とを連通する連通孔132が備えられる。連通孔132は、当該連通孔132の下端が、ダクト130内部の底面から所定距離だけ離間するように形成される。ダクト130の底面前部であって、外気通路部材120の底面123と対向する位置には、ダクト130の内部空間と外部空間とを連通する第二排水孔133が備えられる。
エアコンユニット(室内機)140は、熱交換器や送風機等から構成される。エアコンユニット140の右側面後部であって、ダクト130の連通孔132と対向する位置には、エアコンユニット140内に空気を導入するための空気導入口141が備えられる。エアコンユニット140の空気導入口141近傍には、正面視略矩形状のフィルタ142が備えられる。フィルタ142は、フィルタ142を通過する空気から、当該空気に混入した塵挨等を分離する。フィルタ142の左側面の上下略中央部には、把持部143が突設される。把持部143は、エアコンユニット140の左側面に備えられたフィルタ脱着孔144を介して左方へ突出する。把持部143を把持し、左方へ引き抜くことによって、フィルタ脱着孔144を介してフィルタ142を取り外すことができる。エアコンユニット140の前面には、エアコンユニット140により冷却または加熱された空気を、エアコンユニット140の外部へと送風するための送風口145が備えられる(図3参照)。
図5から図7及び図9に示すように、カバー150は、エアコンユニット140、ダクト130等を覆う略箱状の部材である。図7及び図9に示すように、カバー150は、左側面152、前面、後面、前上面154、及び後上面155等を備える。カバー150には、エアコンユニット140により送風された空気をキャビン30内へ送るための前下方吹き出し口151a、前上方吹き出し口151b、後上方吹き出し口151cが備えられる。前下方吹き出し口151aは、カバー150の左側面152前部に、左側方へ向けて備えられる。前下方吹き出し口151aには、風向き変更部材153a・153aが回動可能に備えられる。風向き変更部材153a・153aを回動操作して調節することにより、前下方吹き出し口151aから吹き出される空気の向きを変更することができる。前上方吹き出し口151bは、カバー150の前上部に前下方へ傾斜して設けられる前上面154に、前上方へ向けて備えられる。前上方吹き出し口151bには、風向き変更部材153b・153bが回動可能に備えられる。風向き変更部材153b・153bを回動操作して調節することにより、前上方吹き出し口151bから吹き出される空気の向きを変更することができる。後上方吹き出し口151cは、カバー150の後上部に後下方左側へ傾斜して設けられる後上面155に、後上方へ向けて備えられる。後上方吹き出し口151cには、風向き変更部材153c・153cが回動可能に備えられる。風向き変更部材153c・153cを回動操作して調節することにより、後上方吹き出し口151cから吹き出される空気の向きを変更することができる。また、後上面155の後上方吹き出し口151cの近傍(本実施例においては、後上方吹き出し口151cの運転席35側(左側))には、空気調和装置100の操作部101が設けられている。操作部101は、送風量調節具、吹き出し口切替具、及び温度調節具等を備える。
図5及び図7に示すように、カバー150の左側面152であって、エアコンユニット140のフィルタ脱着孔144と対向する位置には、カバー150の内部空間と外部空間とを連通するフィルタ脱着孔156が備えられる。カバー150には、フィルタ脱着孔156の上下略中央付近において、凹部157が形成される。凹部157は、フィルタ142がエアコンユニット140に装着されている際に、フィルタ142の把持部143がフィルタ脱着孔156から突出する程度の深さに形成される。また、カバー150は、フィルタ142がエアコンユニット140に装着されている際に、把持部143が平面視(図5)においてカバー150の左側面152よりも左方へ突出しないように形成される。このように構成することにより、フィルタ脱着孔156から突出した把持部143を容易に把持することができる。これによって、フィルタ142の脱着を容易に行うことができ、エアコンユニット140のメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、把持部143は、カバー150の左側面152より左方へ突出することがないため、オペレータが誤って把持部143に接触するおそれがない。また、外観性を向上させることができる(図7参照)。
次に、図8を用いて、上記の如く構成された空気調和装置100における、防水及び排水に関する構成について説明する。
外気導入部材110の外気導入孔111・111・・・の周囲には、ルーバー112・112・・・が備えられる。これにより、雨水や、洗車時に用いる洗浄水が、外気導入孔111・111・・・を介してキャビン30の外部空間からキャビン30(外気通路部材120)の内部空間へ浸入することを防止できる。
前記水が、外気導入孔111・111・・・から外気通路部材120内へと浸入してしまった場合、当該水は、外気通路部材120の底面123上を流動し、外気導入部材110の第一排水孔113からキャビン30外部へ排出される。これにより、外気通路部材120内へ浸入した水を早期にキャビン30外部へと排出し、外気通路部材120の腐食や劣化等を防止することができる。また、底面123を左方から右方にかけて下方へと傾斜させる構成とすることで、第一排水孔113からの水の排出をより確実に行うこともできる。
水が、連通孔122及び連通孔131を介してダクト130へと浸入してしまった場合、当該水は、ダクト130の底面上を流動し、第二排水孔133から外気通路部材120の底面123上へと排出される。底面123上へと排出された水は、底面123上を流動し、外気導入部材110の第一排水孔113からキャビン30外部へ排出される。これにより、ダクト130内へ浸入した水を早期にキャビン30外部へと排出し、ダクト130の腐食や劣化等を防止することができる。また、ダクト130の底面を後方から前方にかけて下方へと傾斜させる構成とすることで、第二排水孔133からの水の排出をより確実に行うこともできる。
また、ダクト130の連通孔132は、当該連通孔132の下端が、ダクト130内部の底面から所定距離Hだけ離間するように形成されている。これにより、水が、連通孔122及び連通孔131を介してダクト130へと浸入してしまった場合であっても、当該水が、ダクト130の底面上を流動し、連通孔132からエアコンユニット140へと浸入することを防止できる。
次に、図5、図6及び図9を用いて、上記の如く構成された空気調和装置100による空気調和の態様について説明する。
図5及び図6に示すように、キャビン30の外部の空気は、外気導入部材110の外気導入孔111・111・・・を介して、外気導入部材110の右側方(キャビン30の外部空間)から左側方(外気通路部材120の内部空間)へと導入される。外気通路部材120の内部空間に導入された空気は、連通孔122及び連通孔131を介してダクト130へと導入される。ダクト130に導入された空気は、ダクト130内を前方から後方へ流通する。当該空気は、連通孔132及び空気導入口141を介してエアコンユニット140へと導入される。エアコンユニット140に導入された空気は、フィルタ142を通過した後、エアコンユニット140により冷却または加熱され、所定の温度に調節される。温度調節された空気は、送風口145を介してエアコンユニット140外へと送風される。図9に示すように、エアコンユニット140から送風された空気は、カバー150が備える前下方吹き出し口151a、前上方吹き出し口151b、及び後上方吹き出し口151cを介して、キャビン30内へと導入される。このようにして、キャビン30内の温度が調節される。
風向き変更部材153a・153aを調節することにより、前下方吹き出し口151aからキャビン30内へ送風される空気をキャビン30内の前下方に向けて吹き出し、オペレータの足下、フロントガラス32の下部及び左サイドガラス33等に当てることができる。風向き変更部材153b・153bを調節することにより、前上方吹き出し口151bからキャビン30内へ送風される空気をキャビン30内の前上方に向けて吹き出し、フロントガラス32上部等に当てることができる。風向き変更部材153c・153cを調節することにより、後上方吹き出し口151cからキャビン30内へ送風される空気をキャビン30内の後上方に向けて吹き出し、オペレータや右サイドガラス34等に当てることができる。上記の如く構成することにより、空気調和装置100からキャビン30内へ送風される空気を、フロントガラス32、左サイドガラス33、及び右サイドガラス34に効果的に当てることができる。これによって、フロントガラス32、左サイドガラス33、及び右サイドガラス34に霜が付いたり曇ったりした場合には、霜取りや曇り取りを短時間で行うことができる。また、風向き変更部材153a・153a・153b・153b・153c・153cを調節することでキャビン30内の空気の循環を円滑に行うことができる。これによって、キャビン30内の各位置の温度差を小さくし、オペレータにとって快適な環境に整えることができる。
以上の如く、本実施形態の旋回作業車1は、運転席35を覆うキャビン30と、空気導入口141より導入した空気を冷却または加熱し、当該空気をキャビン30内へ送風することで空気調和を行うエアコンユニット140と、エアコンユニット140の空気導入口141と対向する位置に連通孔132を備え、エアコンユニット140に空気を導くダクト130と、ダクト130と連通接続され、ダクト130に空気を導く外気通路部材120と、外気通路部材120の内部空間とキャビン30の外部空間とを連通する少なくとも一つの外気導入孔111・111・・・を備える外気導入部材110と、を備える旋回作業車1であって、外気導入部材110は、キャビン30の外部空間側に、外気導入孔111・111・・・の上方及び側方を覆う少なくとも一つのルーバー112・112・・・を備えるものである。このように構成することにより、外気導入孔111・111・・・からの水の浸入を防止することで、ダクト130や外気通路部材120等の腐食や劣化を防止することができる。また、水の浸入によるエアコンユニット140の故障の発生を防止することができる。
また、外気導入部材110は、外気通路部材120の底面123と対応する位置に、外気通路部材120の内部空間とキャビン30の外部空間とを連通する少なくとも一つの第一排水孔113を備えるものである。このように構成することにより、外気導入孔111・111・・・から水が浸入してしまった場合、当該水をキャビン30の外部へと排出することができる。これによって、ダクト130や外気通路部材120等の腐食や劣化を防止することができる。また、水の浸入によるエアコンユニット140の故障の発生を防止することができる。
また、外気通路部材120の底面123は、ダクト130の下方まで延設され、ダクト130は、外気通路部材120の底面123と対向する位置に、ダクト130の内部空間と外部空間とを連通する少なくとも一つの第二排水孔133を備える。このように構成することにより、ダクト130内に水が浸入してしまった場合、当該水を、外気通路部材120を介してキャビン30の外部へと排出することができる。これによって、ダクト130や外気通路部材120等の腐食や劣化を防止することができる。また、水の浸入によるエアコンユニット140の故障の発生を防止することができる。
また、ダクト130の連通孔132は、ダクト130の底面から所定距離Hだけ離間して形成されるものである。このように構成することにより、ダクト130内に水が浸入してしまった場合、当該水がエアコンユニット140内へ流入することを防止することができる。これによって、水の浸入によるエアコンユニット140の故障の発生を防止することができる。
また、旋回作業車1は、エアコンユニット140を覆い、エアコンユニット140のフィルタ142を脱着するためのフィルタ脱着孔156を有するカバー150を備え、カバー150は、フィルタ142の把持部143と対応する位置に、把持部143がフィルタ脱着孔156から突出するように形成される凹部157を備えるものである。このように構成することにより、フィルタ142の把持部143を容易に把持することができる。これによって、エアコンユニット140のメンテナンス時等におけるフィルタ142の脱着を容易に行うことができる。
また、カバー150は、エアコンユニット140が送風する風をキャビン30内の前下方に吹き出す前下方吹き出し口151aと、エアコンユニット140が送風する風をキャビン30内の後上方に吹き出す後上方吹き出し口151cと、エアコンユニット140が送風する風をキャビン30内の前上方に吹き出す前上方吹き出し口151bと、を備えるものである。このように構成することにより、エアコンユニット140が送風する風を、フロントガラス32の下部、上部、及びサイドガラス(左サイドガラス33及び右サイドガラス34)等に効果的に当てることができる。これによって、フロントガラス32や左サイドガラス33及び右サイドガラス34の霜取りや曇り取りを短時間で効果的に行うことができる。
本発明の実施の一形態に係る作業車両の構成を示した側面図。 同じくキャビンの構成を示した斜視図。 同じく空気調和装置の構成を示した斜視図。 同じく空気調和装置の配置構成を示した斜視図。 同じく空気調和装置の構成を示した平面断面図。 同じく図5におけるA−A断面を示す正面断面図。 同じく空気調和装置のカバーの構成を示した斜視図。 同じく空気調和装置の防水及び排水の様子を示した正面断面図。 同じく空気調和装置の送風の様子を示した側面図。
1 旋回作業車
30 キャビン
100 空気調和装置
110 外気導入部材
120 外気通路部材
130 ダクト
140 エアコンユニット
150 カバー

Claims (4)

  1. 運転席(35)を覆うキャビン(30)に空気調和装置(100)を備えた旋回作業車において、前記空気調和装置(100)は、カバー(150)と、エアコンユニット(140)と、ダクト(130)と、外気通路部材(120)と、外気導入部材(110)とを備え、前記カバー(150)は、前記エアコンユニット(140)とダクト(130)を覆う構成とし、前記エアコンユニット(140)は、空気導入口(141)から導入した空気を冷却または加熱し、該冷却または加熱した空気を送風口(145)から前記カバー(150)の吹き出し口へと送風してキャビン(30)内へ送風する構成とし、前記ダクト(130)は、前記エアコンユニット(140)の空気導入口(141)と対向する位置にエアコンユニット(140)の空気導入口(141)と連通する連通孔(132)を備えるとともに、前記外気通路部材(120)の連通孔(122)と対向する位置に外気通路部材(120)と連通する連通孔(131)を備え、前記外気通路部材(120)は、外側面が開放された略箱状の部材であり、該外気通路部材(120)の開放部を前記外気導入部材(110)で覆う構成とし、前記外気導入部材(110)は、キャビン(30)の外部空間とを連通する少なくとも一つの外気導入孔(111)と、該外気導入孔(111)の上方及び側方を覆う、少なくとも一つのルーバー(112)を備えたことを特徴とする旋回作業車。
  2. 請求項1記載の旋回作業車において、前記外気導入部材(110)は、前記外気通路部材(120)の内部空間と前記キャビン(30)の外部空間とを連通する排水孔(113)を備えたことを特徴とする旋回作業車。
  3. 請求項1記載の旋回作業車において、前記カバー(150)は、前記エアコンユニット(140)のフィルタ(142)を脱着するフィルタ脱着孔(156)を備え、前記カバー(150)の前記フィルタ(142)の把持部(143)と対応する位置に前記把持部(143)がフィルタ脱着孔(156)から突出するように形成される凹部(157)を備えたことを特徴とする旋回作業車。
  4. 請求項1記載の旋回作業車において、前記カバー(150)は、前記エアコンユニット(140)が送風する風を前記キャビン(30)内の前下方に吹き出す前下方吹き出し口(151a)と、前記エアコンユニット(140)が送風する風を前記キャビン(30)内の後上方に吹き出す後上方吹き出し口(151c)と、前記エアコンユニットが送風する風を前記キャビン内の前上方に吹き出す前上方吹き出し口(151b)とを備えたことを特徴とする旋回作業車。
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