JP5548476B2 - 旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑み、足下の障害にならないように足下スペースを確保した上で、運転席の前側方だけでなく前方からもエアーを吹き出させて運転席側への空調管理機能を向上させることのできるエアコン用吹出ダクト装置を提供することを目的とする。
前記エアコン用吹出ダクトは、運転席の前側方に配置されかつ旋回台の上板上に固定される第1通路形成部と、第1通路形成部の前部上に設けられると共に第1通路形成部から操縦装置に向けて内側方に突出する第2通路形成部とを有し、
第1通路形成部は、後部にエアコンユニットの送風口に連通される第1導入口が設けられ、前部にエアーを排出する第1導出口が設けられ、内側壁に運転席側へエアーを放出する吹出口が設けられ、
第2通路形成部は、外側下部が前記第1導出口に連通し、内側方突出部に運転席側へエアーを放出する吹出口が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、第1通路形成部の内側壁の前部が後部よりも左右方向外方に凹んでいて、第1通路形成部は前部が後部よりも幅狭になっている点にある。
本発明の最も好ましい技術的手段は、以下の通りである。
旋回台上に、運転席と、運転席の前方の操縦装置と、運転席の近傍に配置されたエアコンユニットと、運転席より前方でかつ操縦装置の側方でエアコンユニットから供給されるエアーを運転席側に吹き出すエアコン用吹出ダクトとが設けられており、前記エアコン用吹出ダクトは、運転席の前側方に配置されかつ旋回台の上板上に固定される第1通路形成部と、第1通路形成部の前部上に設けられると共に第1通路形成部から操縦装置に向けて内側方に突出する第2通路形成部とを有し、第1通路形成部は、後部にエアコンユニットの送風口に連通される第1導入口が設けられ、前部にエアーを排出する第1導出口が設けられ、内側壁に運転席側へエアーを放出する吹出口が設けられ、第2通路形成部は、外側下部が前記第1導出口に連通し、内側方突出部に運転席側へエアーを放出する吹出口が設けられ、前記第1通路形成部の左右方向内方に操縦ペダルが配置されており、前記第1通路形成部の内側壁の前部が後部よりも左右方向外方に凹むことにより、前記操縦ペダルの左右方向外側に位置する第1通路形成部の前部が、当該第1通路形成部の後部よりも幅狭になっていることを特徴とする。
前記第1通路形成部は、板金を折り曲げて形成した第1構成部材の上壁と、外側壁と、底壁と、さらに、板金を折り曲げて形成した第2構成部材の前壁と、前記内側壁と後壁とで囲まれて形成され、前記第2通路形成部は、板金を折り曲げて形成した第3構成部材の内側壁と、底壁と、外側壁と、さらに、板金を折り曲げて形成した第4構成部材の上壁と、前壁と、後壁とで囲まれて形成されていることを特徴とする。
図1において、1は超小旋回型のバックホーで例示した旋回作業機の上部構造を示しており、バックホー1はクローラ式の走行機体(図示せず)上に縦軸を介して旋回台2を旋回自在に搭載し、旋回台2の前部にはブーム、アーム、バケットを有する掘削装置(図示せず)が装着される。
旋回基板3の前端部に掘削装置のブーム及びブームシリンダを支持する支持ブラケット5が設けられ、旋回基板3の後部にエンジンが搭載され、旋回基板3上に、エンジンの前方を前後に仕切る仕切壁8と、支持ブラケット5と仕切壁8とを連結する左右一対の縦リブ9L,9Rとが設けられている。一対の縦リブ9L,9Rは互いに平行になって後方に延出され、後端が仕切壁8に溶接等により固着されている。
なお、旋回台2には操縦部12を取り囲むように、ロプス等の転倒保護装置が装着されるか、又は操縦部12を取り囲むようにキャビンが装着される。
左操縦台13L,13Rにアンロードレバー15が前上方に突設されいて、乗降に障害となる配置となっており、アンロードレバー15の引き上げによって、左右操作レバー14L,14Rによる旋回・アーム、ブーム・バケットの操作を不能にするように構成されている。
運転席11の下方及び前下に旋回台2の上板(ステップ)19が設けられている。旋回台2の上板(ステップ)19は、ユニット取付台21と脱着用ステップ板22とステップ小片23と前ステップ板24とを有している。
運転席11と走行操縦装置27との間の旋回台2上面に脱着用ステップ板22によって閉鎖可能な作業窓33が形成されている。
旋回台2の内部、即ち、旋回台2の上板19の下方に、エアコンユニット34の送気口とエアコン用吹出ダクト35の導入口とを連結するエアコン用送気ダクト36が設けられている。
前記エアコン用送気ダクト36のエアコンユニット34側は、前記作業窓33からユニット取付台21の下にエアコンユニット34の送気口に連通するように取り付けられている。エアコン用送気ダクト36のエアコン用吹出ダクト35側に、前記ステップ小片23が設けられ、このステップ小片23は脱着用ステップ板22と略同一高さで旋回台2に着脱自在に固定されている。
図3〜図9に示すように、本実施形態では、第1通路形成部39は、板金を正面視コの字状に折り曲げてなる第1構成部材41と、板金を平面視コの字状に折り曲げてなる第2構成部材42とを、箱形に組み合わせて互いに溶接されている。
第1通路形成部39は、底壁45の後部にエアコンユニット34の送風口に連通される第1導入口51が設けられ、かつこの第1導入口51を取り囲むようにステップ小片23との間に配置されるリング状のシール52が固着され、上壁43の前部に第1導出口53が設けられ、内側壁48の後部に運転席11側へエアーを放出する側方吹出口54が設けられている。
取付片55は固定部56と取付部57とをL字状に有し、取付片55の固定部56が外側壁44の下部外面に配置されて溶接等により固着され、取付片55の取付部57は底壁45の下面に沿って配置されて第1通路形成部39から内側方に突設されている。その突出部分に複数の取付孔58が形成されている。
図5に示すように、第1通路形成部39内の前部側に前上がりに傾斜した前整風板61が固設されており、また、第1通路形成部39内の後部側の上部に前上がりに傾斜した後整風板62が固設されており、第1導入口51から導入したエアーを第1導入口51から第1導出口53及び後述する第2通路形成部40の第2導入口75にスムーズに導くようになっている。
第1導出口53と第2導入口75とが上下に連通するように第1通路形成部39上に第2通路形成部40が載置されて溶接等により互いに固着されている。
なお、第1通路形成部39及び第2通路形成部40の外周面には図示省略の断熱材が貼り付けられている。
また、前記実施の形態では、運転席11の下方にエアコンユニット34を配置しているが、エアコンユニット34を運転席11の下方に限らず運転席11の側方その他の近傍に配置するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、第1通路形成部39の上壁43の前部に第1導出口53が設けられているが、これに代え、第1導出口53を第1通路形成部39の外側壁44又は内側壁48の上側前部その他に設けるようにしてもよい。
2 旋回台
11 運転席
19 上板(ステップ)
27 走行操縦装置
28 操縦ペダル
34 エアコンユニット
35 エアコン用吹出ダクト
39 第1通路形成部
40 第2通路形成部
43 上壁
45 底壁
48 内側壁
53 第1導出口
54 側方吹出口
68 底壁
76 上吹出口
77 後吹出口
Claims (3)
- 旋回台(2)上に、運転席(11)と、運転席(11)の前方の操縦装置(27)と、運転席(11)の近傍に配置されたエアコンユニット(34)と、運転席(11)より前方でかつ操縦装置(27)の側方でエアコンユニット(34)から供給されるエアーを運転席(11)側に吹き出すエアコン用吹出ダクト(35)とが設けられており、
前記エアコン用吹出ダクト(35)は、運転席(11)の前側方に配置されかつ旋回台(2)の上板(19)上に固定される第1通路形成部(39)と、第1通路形成部(39)の前部上に設けられると共に第1通路形成部(39)から操縦装置(27)に向けて内側方に突出する第2通路形成部(40)とを有し、
第1通路形成部(39)は、後部にエアコンユニット(34)の送風口に連通される第1導入口(51)が設けられ、前部にエアーを排出する第1導出口(53)が設けられ、内側壁(48)に運転席(11)側へエアーを放出する吹出口(54)が設けられ、
第2通路形成部(40)は、外側下部が前記第1導出口(53)に連通し、内側方突出部に運転席(11)側へエアーを放出する吹出口(76,77)が設けられ、
前記第1通路形成部(39)の左右方向内方に操縦ペダル(28)が配置されており、
前記第1通路形成部(39)の内側壁(48)の前部が後部よりも左右方向外方に凹むことにより、前記操縦ペダル(28)の左右方向外側に位置する第1通路形成部(39)の前部が、当該第1通路形成部(39)の後部よりも幅狭になっていることを特徴とする旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置。 - 前記操縦ペダル(28)の上方に第2通路形成部(40)が位置しており、第2通路形成部(40)の底壁(68)が第1通路形成部(39)から離れる内側方先端に行くに従って上方に向かうように傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置。
- 前記第1通路形成部(39)は、板金を折り曲げて形成した第1構成部材(41)の上壁(43)と、外側壁(44)と、底壁(45)と、さらに、板金を折り曲げて形成した第2構成部材(42)の前壁(47)と、前記内側壁(48)と後壁(49)とで囲まれて形成され、
前記第2通路形成部(40)は、板金を折り曲げて形成した第3構成部材(63)の内
側壁(67)と、底壁(68)と、外側壁(69)と、さらに、板金を折り曲げて形成した第4構成部材(64)の上壁(71)と、前壁(72)と、後壁(73)とで囲まれて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置。
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