JP5256913B2 - アクセルペダル踏力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アクセルペダルの踏力を制御するアクセルペダル踏力制御装置に関する。
特許文献1には、高回転高負荷側の第1運転方式と第1運転方式より燃費効率の高い低回転低負荷側の第2運転方式とを切り換えて実施する内燃機関に適用され、車両の運転領域が第2運転方式が実施される第2運転領域から第1運転方式が実施される第1運転領域に切り換わる際に、運転領域が第2運転領域から第1運転領域へ切り換わる直前の第2運転領域内における境界運転領域内に入るとアクセルペダルの踏込反力(踏力)を急激に増大させるようにした技術が開示されている。
特開2003−120339号公報
しかしながら、このような特許文献1においては、車両の発進時に、アクセルペダルに対して適切な踏込反力(踏力)を与えるものではないため、車両の発進時に運転者がアクセルペダルを踏み込み過ぎてしまい、車両発進時における燃費が悪化してしまうという問題がある。
そこで、本発明のアクセルペダル踏力制御装置は、車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから所定時間の間、アクセルペダルの踏力を増加させ、車両の発進後、前記所定時間の間アクセルペダルが踏み込まれていない場合には、アクセルペダルの踏力の増加分を一気に取り除くことを特徴としている。
発進時には、車両駆動力が静摩擦力に打ち勝って車が動き始めるまでの間に時間的な遅れが発生するため、運転者がアクセルペダルを踏み込み過ぎる傾向あるので、発進時にアクセルペダルの踏力を増加させることで、アクセルペダルの踏み込み過ぎを防止して、発進時における燃費の低減を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るアクセルペダル踏力制御装置が搭載される車両の駆動系の概略構成を示す説明図である。図2は、本発明に係るアクセルペダル踏力制御装置のシステム構成及びそのアクセルペダル踏力制御装置の構成を示す概略平面図である。図3は、本発明に係るアクセルペダル踏力制御装置の構成を示す概略側面図である。
図1に示すように、直列4気筒の内燃機関1には、発進要素としてのトルクコンバータ2を介して有段自動変速機3が接続されている。そして、この自動変速機3は、終減速装置4を介して駆動輪5へ動力を伝達している。図1中の6は、駆動輪5の回転速度から車速を検知する車輪速センサであり、この車輪速センサ6の出力信号は、後述する踏力変更手段を制御するコントロールユニット7に入力されている。
尚、アクセルペダル踏力制御装置が適用される車両としては、内燃機関1にトルクコンバータ2を介して有段自動変速機が接続された構成(いわゆるAT車)に限定されるものではなく、内燃機関1にトルクコンバータ2を介して無段自動変速機(図示せず)が接続されたもの(いわゆるCVT車)や、内燃機関1に発進クラッチ(図示せず)を介して自動変速機が接続されたもの(いわゆる自動MT車)にも適用可能である。尚、前記発進クラッチは、発進時(Dレンジで車速ゼロ付近)にはクラッチをスリップさせてクリープ力を発生させるもので、停止時はクラッチ開放、通常走行時はクラッチ締結となるものである。
このコントロールユニット7には、アクセルペダル8の踏み込み量からアクセル開度を検知するアクセルポジションセンサ9(後述)、自動変速機2のセレクト位置を検出するセレクト位置センサ10、車両の傾きから道路勾配を検知する加速度センサ11等の各種センサからの信号が入力されている。
また、コントロールユニット7には、方向指示器(図示せず)による方向指示操作(右ウインカーONあるいは左ウインカーON)を検知する方向指示スイッチ12からの信号が入力されている。
また、さらに、コントロールユニット7には、ブレーキペダル13が踏み込まれた場合にオン信号を発生し、ブレーキペダル13が踏み込まれていない場合にオフ信号を発生するブレーキスイッチ14からの信号が入力されている。尚、図1中の15は、スロットルバルブである。
図2及び図3に示すように、アクセルペダル8は、回転軸17に設けられてその回転軸17を支点として揺動するとともに、一端が車体18に固定され、他端が回転軸17に固定されるリターンスプリング19により反力を与えられる。また、回転軸17の一端を車体18に軸受20を介して回転自在に支持する一方、回転軸17の他端付近に、前述のアクセルポジションセンサ9が設けられている。
尚、本実施形態では、アクセルペダル8の踏み込み量と内燃機関1のスロットルバルブ15とが連動する構成とし、アクセルペダル8の踏み込み量の増大に応じて内燃機関1のスロットル開度が増大する。
そして、前記踏力変更手段は、回転軸17の回転に摩擦力を与える摩擦部材21a,21bと、その摩擦力を制御する摩擦力制御手段としての可変フリクションプレート21とを有している。ここでは、摩擦部材21aを回転軸17の前記他端に機械的に結合して設ける。また摩擦部材21bを、摩擦部材21aと対向して配置し、スプライン等により、固定軸22にその軸方向移動自在かつ回転を規制して設けるとともに固定軸22を車体18に支持して車体18側と機械的に結合する。さらに、アクチュエータ(例えば電磁ソレノイド)23を車体18に設ける。
可変フリクションプレート21は、アクチュエータ23の作動で摩擦部材21bの軸方向(図2における矢印A1方向)の移動量(作動量)を変化させることができ、これにより、摩擦部材21aと摩擦部材21bとの間の摩擦力を制御することができる。つまり、アクチュエータ23の作動を、コントロールユニット7で制御することで、アクセルペダル8の踏力を変更可能になっている。
そして、本実施形態においては、図4及び図5に示すように、車両発進時に運転者がブレーキペダル14を離してから、車速が予め設定された所定車速(例えば4km/h)に達するまでの間、アクセルペダル8の踏力を増加(例えば5N)させる。
図4は、車両発進時にブレーキペダル13を離してから、車速が予め設定された所定車速に達した後にアクセルペダル8が踏まれた場合を示すタイミングチャートであり、図5は、車両発進時にブレーキペダル13を離してから、車速が予め設定された所定車速に達するまでにアクセルペダル8が踏まれた場合を示すタイミングチャートである。
図4に示すように、車速が予め設定された所定車速に達するまでの間アクセルペダル8が踏み込まれない場合には、車速が所定車速に達した時点で、車両発進時にアクセルペダル8に付与された踏力の増加分を一気に取り除くようにしている。
一方、図5に示すように、車速が予め設定された所定車速に達するまでにアクセルペダル8が踏み込まれた場合には、車速が所定車速に達すると、車両発進時にアクセルペダル8に付与された踏力の増加分を徐々に減少させて取り除くようにしている。
尚、車速が予め設定された所定車速に達するまでにアクセルペダル8が踏み込まれた場合においては、図5中に破線で示すように、アクセルペダル8に付与した踏力の増加分を、アクセルペダル8が一旦戻される(アクセルペダル8が踏み込まれていない状態)まで付与し続け、アクセルペダルが戻された時点で取り除くようにすることも可能である。
車両の発進時には、車両駆動力が静摩擦力に打ち勝って車が動き始めるまでの間に時間的な遅れが発生するため、運転者がアクセルペダル8を踏み込み過ぎる傾向あるので、本実施形態のように、発進時にアクセルペダル8の踏力を増加させることで、アクセルペダル8の踏み込み過ぎを防止して、発進時における燃費の低減を実現することができる
また、車速が予め設定された所定車速に達するまでの間アクセルペダル8が踏み込まれない場合には、車両発進時にアクセルペダル8に付与された踏力の増加分が一気に取り除くことで、必要でないときは、アクセルペダル8に不要な踏力を発生させないようにすることで、アクセルペダル8の操作性を向上させることができる。
そして、車速が予め設定された所定車速に達するまでにアクセルペダル8が踏み込まれた場合には、車速が所定車速に達すると、車両発進時にアクセルペダル8に付与された踏力の増加分を徐々に減少させて取り除くことで、アクセルペダル8の踏力の急激な減少によりアクセルペダル8の踏み込みすぎを防止することができる。また、アクセルペダル8の踏力が急激に減少することによる違和感を運転者に与えてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態においては、車両発進時に加速要求が高い場合には、ブレーキペダル13を離してから車速が所定車速に達するまでの間アクセルペダル8の踏力を増加させることを中止するように設定されている。ここで、車両発進時に加速要求が高い場合としては、本実施形態では、交差点で一旦停止してから行う右折、急な登り坂での発進、路肩に停車している状態から車線に入るとき、車庫入れ等の場合を想定している。従って、車両発進時に方向指示器が操作され方向指示スイッチ12により右ウインカーがオン状態(点滅状態)となっていることが検知された場合(交差点での右折、路肩からの車線進入)、車両発進時に加速度センサ11により車両の傾きが検知されている場合(登り坂での発進)、車両発進時にセレクト位置センサ10により自動変速機3のセレクトレバーがリバースレンジにあることが検知された場合(車庫入れ)には、車両発進時の加速要求が高いと判断してアクセルペダル8の踏力を増加させることを中止する。つまり、方向指示スイッチ12、加速度センサ11、セレクト位置センサ10は、加速要求判定手段に相当するものとなる。
このように、車両発進時のレスポンスを優先する場合には、アクセルペダル8の踏力の増加を中止すれば、運転者の意図を反映したスムースな運転を実現することができる。
図6は、本発明に係るアクセルペダル踏力制御装置の流れを示すフローチャートである。
ステップ(以下、単にSと記す)1では、車両が停車中であるか否かを判定し、車両が停車中であれば今回のルーチンを終了し、車両が停車中ではない場合にはS2へ進む。車両が停車中であるか否かは、ブレーキスイッチ14がONとなっているか、自動変速機3のギアポジションがニュートラルとなっているか、等によって判定する。
S2では、車速が所定車速以下であるか否かを判定し、所定車速以下であればS3へ進み、そうでない場合にはS5へ進む。
S3では、車両発進時の加速要求が高いか否かを判定する。具体的には、方向指示器が操作され方向指示スイッチ12により右ウインカーがオン状態(点滅状態)となっていることが検知された場合(交差点での右折、路肩からの車線進入)、加速度センサ11により車両の傾きが検知されている場合(登り坂での発進)、セレクト位置センサ10により自動変速機3のセレクトレバーがリバースレンジにあることが検知された場合(車庫入れ)には、車両発進時の加速要求が高いと判断し、アクセルペダル8の踏力を増加させることなく今回のルーチンを終了し、車両発進時の加速要求が高くないと判断された場合(加速要求が高いと判断される以外の場合)には、S4へ進んでアクセルペダル8の踏力を増加させる。
S5では、現在アクセルペダル8の踏力を増加させた状態であるか否かを判定し、増加させている場合にはS6へ進み、増加させていない場合には今回のルーチンを終了する。
S6では、アクセルペダル8の踏力を増加させている際にアクセルペダルが踏み込まれたか否かを判定し、アクセルペダル8の踏力を増加させている際にアクセルペダルが踏み込まれている場合にはS7へ進み、アクセルペダル8の踏力を増加させている際にアクセルペダルが踏み込まれている場合にはS8へ進む。つまり、車速が予め設定された所定車速に達するまでにアクセルペダル8が踏み込まれた場合にはS7へ進み、車速が予め設定された所定車速に達するまでの間アクセルペダル8が踏み込まれない場合にはS8へ進む。
そして、S7では、アクセルペダル8に付与された踏力の増加分を徐々に減少させて取り除く。一方、S8では、アクセルペダル8に付与された踏力の増加分を一気に取り除く。
尚、上述した実施形態においては、道路の勾配に応じて、アクセルペダル8の踏力を増加させる際に用いる前記所定車速を可変設定とすることも可能である。道路の勾配は、例えば、前記加速度センサ12によって検知し、図7に示すように、道路の勾配が大きいほど、前記所定車速が小さくなるように設定する。登り坂での発進では、車速の上昇が遅いので、道路の勾配が大きいほど前記所定車速を小さく設定することで、アクセルペダル8の踏力を増加させている期間が過度に長くなってしまうことを防止することができる。
そして、道路の勾配に応じて、アクセルペダル8の踏力の増加量を可変設定とすることも可能である。この場合には、図8に示すように、道路の勾配が大きいほど、アクセルペダル8の踏力の増加量が少なくなるように設定する。強い登り勾配では、後退しないように平坦路に比べてアクセルペダル8を多く踏む必要があるため、道路の勾配が大きいほどアクセルペダル8の踏力の増加量が少なくなるように設定することで、過度にアクセルペダル8の踏力の増加量が多くなって、アクセルペダル8の操作性が悪化してしまうことを防止することができる。
また、上述した実施形態においては、車両発進時に運転者がブレーキペダル13を離してから、車速が予め設定された所定車速に達するまでの間、アクセルペダル8の踏力を増加させているが、車両発進時に運転者がブレーキペダル13を離してから予め設定された所定時間の間、アクセルペダル8の踏力を増加させても、アクセルペダル8の踏み込み過ぎを防止して、発進時における燃費の低減を実現することができる。
この場合には、車両発進時に運転者がブレーキペダル13を離してから所定時間の間アクセルペダル8が踏み込まれない場合には、前記所定時間に達した時点で、車両発進時にアクセルペダル8に付与された踏力の増加分が一気に取り除くことで、必要でないときは、アクセルペダル8に不要な踏力を発生させないようにすることで、アクセルペダル8の操作性を向上させることができる。そして、車両発進時に運転者がブレーキペダル13を離してから所定時間の間にアクセルペダル8が踏み込まれた場合には、前記所定時間に達すると、車両発進時にアクセルペダル8に付与された踏力の増加分を徐々に減少させて取り除くことで、アクセルペダル8の踏力の急激な減少によりアクセルペダル8の踏み込みすぎを防止することができると共に、アクセルペダル8の踏力が急激に減少することによる違和感を運転者に与えてしまうことを防止することができる。
そして、道路の勾配に応じて、アクセルペダル8の踏力を増加させる際に用いる前記所定時間を可変設定とすることも可能である。登り坂での発進では、車速の上昇が遅いので、道路の勾配が大きいほど前記所定時間を小さく設定することで、アクセルペダル8の踏力を増加させている期間が過度に長くなってしまうことを防止することができる。
そして、上述した実施形態においては、加速度センサ11から検出値を用いて、道路の勾配を検知しているが、カーナビゲーションシステム等から現在位置と現在位置の地図情報が入手可能な場合には、この地図情報を基に道路の勾配を検知することも可能である。
上述した実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 自動変速機を備えた車両に搭載されたアクセルペダル踏力制御であって、ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検知するブレーキ検知手段と、アクセルペダルの踏力を変更する踏力変更手段と、を有し、車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから所定時間の間、アクセルペダルの踏力を増加させる。発進時には、車両駆動力が静摩擦力に打ち勝って車が動き始めるまでの間に時間的な遅れが発生するため、運転者がアクセルペダルを踏み込み過ぎる傾向あるので、発進時にアクセルペダルの踏力を増加させることで、アクセルペダルの踏み込み過ぎを防止して、発進時における燃費の低減を実現することができる。
(2) 自動変速機を備えた車両に搭載されたアクセルペダル踏力制御であって、ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検知するブレーキ検知手段と、車速を検知する車速検知手段と、アクセルペダルの踏力を変更する踏力変更手段と、を有し、車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから車両速度が所定車速に達するまでの間、アクセルペダルの踏力を増加させる。発進時には、車両駆動力が静摩擦力に打ち勝って車が動き始めるまでの間に時間的な遅れが発生するため、運転者がアクセルペダルを踏み込み過ぎる傾向あるので、発進時にアクセルペダルの踏力を増加させることで、アクセルペダルの踏み込み過ぎを防止して、発進時における燃費の低減を実現することができる。
(3) 前記(1)に記載のアクセルペダル踏力制御装置において、車両の発進後、前記所定時間の間アクセルペダルが踏み込まれていない場合には、前記アクセルペダルの踏力の増加分を一気に取り除く。これによって、必要でないときは、アクセルペダルに不要な踏力を発生させないことで、アクセルペダルの操作性を向上させることができる。
(4) 前記(2)に記載のアクセルペダル踏力制御装置において、車両の発進後、車両が前記所定車速に達するまでの間アクセルペダルが踏み込まれていない場合には、前記アクセルペダルの踏力の増加分を一気に取り除く。これによって、必要でないときは、アクセルペダルに不要な踏力を発生させないことで、アクセルペダルの操作性を向上させることができる。
(5) 前記(1)または(3)に記載のアクセルペダル踏力制御装置において、車両の発進後、前記所定時間の間アクセルペダルが踏み込まれた場合には、前記所定時間の経過後に前記アクセルペダルの踏力の増加分を徐々に減少させ取り除く。これによって、アクセルペダルの踏力の急激な減少によりアクセルペダルの踏み込みすぎを防止することができる。また、アクセルペダルの踏力が急激に減少することによる違和感を運転者に与えてしまうことを防止することができる。
(6) 前記(2)または(4)に記載のアクセルペダル踏力制御装置において、車両の発進後、車両が前記所定車速に達するまでの間アクセルペダルが踏み込まれた場合には、車両が前記所定車速に達すると前記アクセルペダルの踏力の増加分を徐々に減少させ取り除く。これによって、アクセルペダルの踏力の急激な減少によりアクセルペダルの踏み込みすぎを防止することができる。また、アクセルペダルの踏力が急激に減少することによる違和感を運転者に与えてしまうことを防止することができる。
(7) 前記(1)、(3)、(5)のいずれかに記載のアクセルペダル踏力制御装置において、道路の勾配を検知する道路勾配検知手段を有し、登り坂での発進の際には、道路の勾配が大きくなるほど、車両の前記所定時間を小さくなるように設定する。登り坂では、発進時に車速の上昇が遅いので、これによって、アクセルペダルの踏力を増加させている期間が過度に長くなってしまうことを防止することができる。
(8) 前記(2)、(4)、(6)のいずれかに記載のアクセルペダル踏力制御装置において、道路の勾配を検知する道路勾配検知手段を有し、登り坂での発進の際には、道路の勾配が大きくなるほど、車両の前記所定車速を小さくなるように設定する。登り坂では、発進時に車速の上昇が遅いので、これによって、アクセルペダルの踏力を増加させている期間が過度に長くなってしまうことを防止することができる。
(9) 前記(1)〜(8)のいずれかに記載のアクセルペダル踏力制御装置において、道路の勾配を検知する道路勾配検知手段を有し、登り坂での発進の際には、道路の勾配が大きくなるほど、前記アクセルペダルの踏力の増加量が少なくなるように設定する。強い登り勾配では、後退しないように平坦路に比べてアクセルペダルを多く踏む必要があるため、これによって、過度にアクセルペダルの踏力の増加量が多くなって、アクセルペダルの操作性が悪化してしまうことを防止することができる。
(10) 前記(1)〜(9)のいずれかに記載のアクセルペダル踏力制御装置において、車両発進時の加速要求の有無を判定する加速要求判定手段を有し、車両発進時に加速要求がある場合には、前記アクセルペダルの踏力の増加を中止する。これによって、車両発進後のレスポンスを優先する場合には、アクセルペダルの踏力の増加を中止することで、運転者の意図を反映したスムースな運転を実現することができる。
本発明に係るアクセルペダル踏力制御装置が搭載される車両の駆動系の概略構成を示す説明図。 本発明が適用されるアクセルペダル踏力制御装置のシステム構成及びそのアクセルペダル踏力制御装置の構成を模式的に示した説明図。 本発明が適用されるアクセルペダル踏力制御装置の概略を模式的に示す説明図。 車両発進時にブレーキペダルを離してから車速が予め設定された所定車速に達した後にアクセルペダルが踏まれた場合を示すタイミングチャート。 車両発進時にブレーキペダルを離してから車速が予め設定された所定車速に達するまでにアクセルペダルが踏まれた場合を示すタイミングチャート。 本発明に係るアクセルペダル踏力制御装置の流れを示すフローチャート。 道路の勾配から所定車速を算出するための特性線図。 道路の勾配からアクセルペダルの踏力の増加量を算出するための特性線図。
符号の説明
1…内燃機関
2…トルクコンバータ
3…自動変速機
7…コントロールユニット
8…アクセルペダル
9…アクセルペダルポジションセンサ
14…ブレーキスイッチ
17…回転軸
18…車体
19…リターンスプリング
20…軸受
21…可変フリクションプレート
21a…摩擦部材
21b…摩擦部材
22…固定軸
23…アクチュエータ

Claims (8)

  1. 自動変速機を備えた車両に搭載されたアクセルペダル踏力制御であって、
    ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検知するブレーキ検知手段と、
    アクセルペダルの踏力を変更する踏力変更手段と、を有し、
    車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから所定時間の間、アクセルペダルの踏力を増加させ
    車両の発進後、前記所定時間の間アクセルペダルが踏み込まれていない場合には、前記アクセルペダルの踏力の増加分を一気に取り除くことを特徴とするアクセルペダル踏力制御装置。
  2. 自動変速機を備えた車両に搭載されたアクセルペダル踏力制御であって、
    ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検知するブレーキ検知手段と、
    車速を検知する車速検知手段と、
    アクセルペダルの踏力を変更する踏力変更手段と、を有し、
    車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから車両速度が所定車速に達するまでの間、アクセルペダルの踏力を増加させ
    車両の発進後、車両が前記所定車速に達するまでの間アクセルペダルが踏み込まれていない場合には、前記アクセルペダルの踏力の増加分を一気に取り除くことを特徴とするアクセルペダル踏力制御装置。
  3. 自動変速機を備えた車両に搭載されたアクセルペダル踏力制御であって、
    ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検知するブレーキ検知手段と、
    アクセルペダルの踏力を変更する踏力変更手段と、を有し、
    車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから所定時間の間、アクセルペダルの踏力を増加させ
    車両の発進後、前記所定時間の間アクセルペダルが踏み込まれた場合には、前記所定時間の経過後に前記アクセルペダルの踏力の増加分を徐々に減少させ取り除くことを特徴とするアクセルペダル踏力制御装置。
  4. 自動変速機を備えた車両に搭載されたアクセルペダル踏力制御であって、
    ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検知するブレーキ検知手段と、
    車速を検知する車速検知手段と、
    アクセルペダルの踏力を変更する踏力変更手段と、を有し、
    車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから車両速度が所定車速に達するまでの間、アクセルペダルの踏力を増加させ
    車両の発進後、車両が前記所定車速に達するまでの間アクセルペダルが踏み込まれた場合には、車両が前記所定車速に達すると前記アクセルペダルの踏力の増加分を徐々に減少させ取り除くことを特徴とするアクセルペダル踏力制御装置。
  5. 自動変速機を備えた車両に搭載されたアクセルペダル踏力制御であって、
    ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検知するブレーキ検知手段と、
    アクセルペダルの踏力を変更する踏力変更手段と、
    道路の勾配を検知する道路勾配検知手段と、を有し、
    車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから所定時間の間、アクセルペダルの踏力を増加させ
    登り坂での発進の際には、道路の勾配が大きくなるほど、車両の前記所定時間を小さくなるように設定することを特徴とするアクセルペダル踏力制御装置。
  6. 自動変速機を備えた車両に搭載されたアクセルペダル踏力制御であって、
    ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検知するブレーキ検知手段と、
    車速を検知する車速検知手段と、
    アクセルペダルの踏力を変更する踏力変更手段と、
    道路の勾配を検知する道路勾配検知手段と、を有し、
    車両発進時に、運転者がブレーキペダルを離してから車両速度が所定車速に達するまでの間、アクセルペダルの踏力を増加させ
    登り坂での発進の際には、道路の勾配が大きくなるほど、車両の前記所定車速を小さくなるように設定することを特徴とするアクセルペダル踏力制御装置。
  7. 道路の勾配を検知する道路勾配検知手段を有し、登り坂での発進の際には、道路の勾配が大きくなるほど、前記アクセルペダルの踏力の増加量が少なくなるように設定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のアクセルペダル踏力制御装置。
  8. 車両発進時の加速要求の有無を判定する加速要求判定手段を有し、
    車両発進時に加速要求がある場合には、前記アクセルペダルの踏力の増加を中止することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のアクセルペダル踏力制御装置。
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