JP2005214221A - クラッチ制御装置及び自動変速機 - Google Patents

クラッチ制御装置及び自動変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005214221A
JP2005214221A JP2004018122A JP2004018122A JP2005214221A JP 2005214221 A JP2005214221 A JP 2005214221A JP 2004018122 A JP2004018122 A JP 2004018122A JP 2004018122 A JP2004018122 A JP 2004018122A JP 2005214221 A JP2005214221 A JP 2005214221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
control device
clutch
state
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004018122A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomitsu Terakawa
智充 寺川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2004018122A priority Critical patent/JP2005214221A/ja
Publication of JP2005214221A publication Critical patent/JP2005214221A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

【課題】
パーキングブレーキの作動状態を加味して好適な自動クラッチの制御を行うクラッチ制御装置を提供する。
【解決手段】 パーキングブレーキの作動状態を検出する第1のブレーキ検出装置と、フットブレーキの作動状態を検出する第2のブレーキ検出装置と、を備える車両の自動クラッチ制御装置に、以下の条件で、クリープを含む発進開始制御と、上記発進開始制御の終了を行わせる。自動クラッチ制御装置の制御部は、通常のアクセルが踏み込まれた場合に加え、車速が所定値以下で、アクセルが操作されていない状態において、パーキングブレーキが非作動状態であり、フットブレーキが作動状態から非作動状態に切り替った場合に、動力伝達を行う発進制御を開始する。発進制御を開始した自動クラッチ制御装置の制御部は、パーキングブレーキ又はフットブレーキのいずれかが作動状態となった場合に、前記発進制御を終了し、動力を遮断する。
【選択図】
図6

Description

本発明は、車両のクラッチ制御装置及び自動変速機に関し、特に、駐停車時等の動力伝達の開始/終了制御を行うクラッチ制御装置及び自動変速機に関する。
特開昭62−216842号公報には、ブレーキ操作状態を検知し、ブレーキ操作状態に応じてクリープの開始/終了を行う自動クラッチの制御装置が紹介されている。上記公報記載の技術に従えば、ドライバーは、渋滞走行や車庫入れ等の場面において、頻繁にアクセルとブレーキとを踏み替えることなく、車両の操縦を行うことができるとされている。
特開昭62−216842号公報
ところで、車両に備えられるブレーキには、上記公報に記載されたフットブレーキの他に、駐車時等に作動されるパーキングブレーキがある。上記したクラッチの制御が渋滞時や車庫入れのみならず、所定の車速以下で適用されることに鑑みれば、上記パーキングブレーキの作動状態により同様の制御を行うことが考えられる。しかしながら、パーキングブレーキは、フットブレーキと異なり、車両の操作のために用いられるものではないため、その作動状態は、制御因子として用いられていないのが実情である。
本発明は、上記自動クラッチの制御装置の改良に関するものであって、その目的とするところは、パーキングブレーキの作動状態を加味してクラッチ制御を行うクラッチ制御装置及びこれを備える自動変速機を提供することにある。
前記課題を解決するための手段を提供する本発明の第1の視点によれば、パーキングブレーキ等の車両駐車時に作動させる第1のブレーキの作動状態を検出する第1のブレーキ検出装置と、フットブレーキ等の車両制動時に作動させる第2のブレーキの作動状態を検出する第2のブレーキ検出装置と、を備える車両の自動クラッチ制御装置において、以下の条件によって、クラッチ自動制御を行う自動クラッチ制御装置が提供される。まず、前記自動クラッチ制御装置の制御部は、通常のアクセルが踏み込まれた場合に加え、車速が所定値以下で、アクセルが操作されていない状態において、前記第1のブレーキが非作動状態であり、前記第2のブレーキが作動状態から非作動状態に切り替った場合に、動力伝達を行う駆動制御を開始する。そして、前記駆動制御を開始した自動クラッチ制御装置の制御部は、前記第1のブレーキ又は前記第2のブレーキのいずれかが作動状態となった場合に、前記駆動制御を終了し、動力を遮断する。
本発明によれば、第1、第2の2種類のブレーキの作動状態を加味し、車両の操作場面に応じた、より的確なクラッチの自動制御が実現される。またこの場合において、各ブレーキの特性・用途に応じた駆動制御の開始・終了条件を設定しているため、これらブレーキの操作状態を検知するスイッチに、故障検出機能等を追加する必要もない。
続いて、車両発進時の発進制御に、本発明に係る駆動制御装置を適用した、その好ましい実施の形態について説明する。本発明に係る自動クラッチ制御装置を搭載する車両には、車両駐車時に作動させるパーキングブレーキ(第1のブレーキ)の作動状態を検出する第1のブレーキ検出装置と(図1の54参照)、車両制動時に作動させるフットブレーキ(第2のブレーキ)の作動状態を検出する第2のブレーキ検出装置(図1の52参照)と、アクセルの操作量を検出するアクセル操作量検出装置と、が備えられている。自動クラッチ制御装置の制御部(図1の50;ECU)には、上記第1、第2のブレーキ検出装置及びアクセル操作量検出装置が接続されている。
また、自動クラッチ制御装置の制御部(図1の50参照;ECU)には、クラッチアクチュエーター(図1の23参照)が接続され、クラッチレバー(レリーズフォーク;図1の22参照)の移動量を調節することで、摩擦クラッチ(図1の21a参照)による変速機(図1の30)側への動力伝達が可能となっている。
上記自動クラッチ制御装置の制御部(図1の50参照;ECU)は、クリープを含めた発進制御の開始条件として、アクセルがON(踏み込みがなされている状態)であるという場合に加えて、パーキングブレーキがOFF(非作動状態)であり、フットブレーキがON(作動状態)→OFF(非作動状態)に切り替った場合にも、発進制御を開始するよう条件が設定される。一方、上記発進制御は、アクセルがOFF(踏み込み量が0である状態)であるという場合に加えて、フットブレーキ又はパーキングブレーキのいずれかがON(作動状態)である場合にも、終了するよう条件が設定される。
上記のとおり発進制御の開始・終了条件が設定された自動クラッチ制御装置は、パーキングブレーキがON(作動状態)である場合は、クリープを含む発進制御が必ず終了されるものとなり、その一方で、パーキングブレーキのみがOFF(非作動状態)である場合にクリープを含む発進制御を開始することはないため、パーキングブレーキの状況に応じた適切な車両制御が実現される。例えば、エンジンをかけたままでの駐車中に、上記パーキングブレーキ(第1のブレーキ)の作動状態を検出する第1のブレーキ検出装置(図1の54参照)がOFF故障(実際にブレーキが作動しているにも拘らず、OFF(非作動状態)と検知する)が生じた場合においても、変速機(図1の30参照)側に、動力が伝達される事態を確実に回避することが可能となる。
なお、通常の運転の発進・停止操作の場面では、フットブレーキ(第2のブレーキ)に加えて、アクセル操作が伴うため、上記通常運転時に支障が生じることはない。また、坂路発進等において、パーキングブレーキ(第1のブレーキ)が用いられる際にも、アクセル操作を伴うため、パーキングブレーキ(第1のブレーキ)がOFFである場合にも、発進制御が開始することが可能である。下り坂でパーキングブレーキ(第1のブレーキ)が用いられる特別な場合を考慮すれば、適宜、勾配センサやジャイロスコープ等の路面の勾配の判定装置等を加えて、発進条件に加味すればよい。
また、ドライバーの利便性を考慮すれば、後述するように、シフト操作がなされた場合にも、上記発進制御を開始するよう条件に加えることも好ましい。
続いて、本発明を具体化した一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施例に係る自動クラッチ制御装置を搭載した車両システムの概略構成図である。図1を参照すると、本実施例に係る車両システムは、エンジン10と、ダイヤフラムスプリング式の自動クラッチ20と、自動変速機30と、自動クラッチ20の制御装置となるECU50と、を備えている。
自動クラッチ20は、機械式(乾燥単板式)の摩擦クラッチ21と、クラッチレバー(レリーズフォーク)22と、クラッチレバー(レリーズフォーク)22を介して摩擦クラッチ21による回転伝達を操作するクラッチ用アクチュエータ23とを備えている。
摩擦クラッチ21は、自動変速機30の入力軸31と一体的に回転するクラッチディスク21aを備えている。摩擦クラッチ21は、フライホイール10aに対するクラッチディスク21aの圧着荷重を変化させることで、フライホイール10a及びクラッチディスク21a間の回転伝達量を増減可能となっている。
クラッチ用アクチュエータ23は、直流電動モ−タ24の駆動によりロッド25を前方又は後方に移動(進退)させてクラッチレバー(レリーズフォーク)22を作動させる。例えば、図1の初期状態では、レリーズベアリング27、ダイヤフラムスプリング28を介して、プレッシャプレート29に圧着荷重が生じており、フライホイール10aに対するクラッチディスク21aの圧着荷重が加えられ、エンジン10側からの回転を伝達可能な状態となっている。一方、クラッチレバー(レリーズフォーク)22が作動されると、レリーズベアリング27がフライホイール10a側に移動し、ダイヤフラムスプリング28が変形され、フライホイール10aに対するクラッチディスク21aの圧着荷重は低減されるようになっている。また、クラッチ用アクチュエータ23によるロッド25の移動量は、クラッチストロークセンサ26により、検知可能となっている。
自動変速機30は、入力軸31及び出力軸32を備えており、自動変速機30の入力軸31は、摩擦クラッチ21側からの動力を伝達可能に連結され、出力軸32は、図示しない車軸側に動力を伝達可能に連結されている。なお、自動変速機30には、変速段の切り替えを操作するための変速用アクチュエータを備えており、変速用アクチュエータを駆動することにより複数の変速段を構成可能となっている。
更に、図1の上段を参照すると、車室側に配設され車両運転者により操作されるアクセルペダル14、ブレーキペダル51、サイドブレーキ53が示されており、それぞれ、アクセルペダル14の操作量(アクセル開度)を検出するアクセルセンサ15、ブレーキペダル51の操作を検出するブレーキSW52、サイドブレーキ53のオン・オフを検出するサイドブレーキSW54が設けられている。
ECU50(自動クラッチ制御装置)は、マイクロコンピュータ(CPU)を中心に構成されており、各種プログラム及びマップ等を記憶したROM、各種データ等の読み書き可能なRAM、バックアップ電源なしでデータの保持が可能なEEPROM等を備えているほか、上述したアクセルセンサ15、クラッチストロークセンサ26、ブレーキSW(センサ)52、サイドブレーキSW54のほか、スロットルセンサ、エンジン回転数センサ、入力軸回転数センサ、ギアセンサ等の各種センサが接続されている。ECU50は、その搭載するプログラムにより、上記した各種センサからの入力値に基いて、車両運転状態(スロットル開度、アクセル開度、エンジン回転数、摩擦クラッチ21による回転伝達状態、入力軸回転数、車速、シフト位置、ブレーキ踏み込み量、サイドブレーキ操作等)を検知し、これら車両運転状態に応じて、クラッチ用アクチュエータ23のほか、スロットル用アクチュエータ、ISCバルブ、変速用アクチュエータ等を制御する。
続いて、上記した構成からなる自動クラッチ20を制御するECU50(自動クラッチ制御装置)の動作について、図面を参照して、詳細に説明する。図2は、ECU50で実行される制御概要を表したフローチャートである。まず、ECU50は、イニシャル処理を実施した後(ステップS001)、例えば4msec毎に入力処理(ステップS002、ステップS003)、要求シフト位置演算(ステップS004)、エンジン制御(ステップS005)、後述する各種のクラッチ制御(ステップS006)、ミッション制御(ステップS007)、出力処理(ステップS008)の順で処理を実行する。
続いて、上記したクラッチ制御(ステップS006)における処理内容について説明する。図3は、図2のクラッチ制御の判定フローの一例を表したフローチャートである。図3を参照すると、まず、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、シフト位置が要求シフト位置であるか否かを判定し(ステップS101)、シフト位置が要求シフト位置と異なる場合は、自動クラッチ20に対する所定の変速制御を実施する(ステップS102)。
続いて、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、シフト位置がニュートラル(N)であるか否かを判定し(ステップS103)、シフト位置=要求シフト位置である場合(ステップS101のNo)であっても、シフト位置がニュートラルである場合は、自動クラッチ20を動力断側に操作する停車制御を実施する(ステップS104)。
一方、シフト位置がニュートラルでない場合(ステップS103のNo)、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、更に、車速が所定値以上であるか否かを判定し(ステップS105)、車速が所定値以上である場合は、自動クラッチ20を動力伝達側に保持する走行制御を実施する(ステップS106)。
一方、車速が所定値未満である場合は(ステップS105のNo)、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、後述する発進/停止制御を実施する(ステップS107)。
続いて、上記した発進/停止制御(ステップS107)における処理内容について説明する。上記したECU50(自動クラッチ制御装置)による発進/停止制御は、停止モード、発進モード、停止移行モードの3つのモードがあり、これらを適宜切り替えて適切なクラッチ制御を行うものである。停止モードにおいては、クラッチ断状態を保持するようにクラッチ制御が実施され、発進モードにおいては、クラッチをアクセル開度とエンジン回転数から求まる目標位置に係合側に操作する制御が実施され、停止移行モードにおいてはクラッチを断状態となるように開放制御が実施される。
図4は、図3の発進/停止制御の処理における3相の制御モード(発進、停止、停止移行)の決定処理の一例を表したフローチャートであり、図5は、図4の処理で決定した制御モードによる具体の制御内容を説明するためのフローチャートである。まず、図4を参照すると、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、現在の制御モードを判定する(ステップS201、S207)。
上記ステップS201において、停止モードであると判定した場合(ステップS201でYes)、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、所定の発進開始条件に適合するか否かを判断すべく、前サイクルにおけるフットブレーキの状態であるブレーキSW52のバッファ値がONであるか否かを判定し(ステップS202)、ブレーキSW52のバッファ値がONである場合(ステップS202でYes)、続いて、現在のフットブレーキの状態であるブレーキSW52の入力値がOFFであるか否かを判定する(ステップS203)。ブレーキSW52の入力値がOFFである場合(ステップS203でYes)、更に、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、パーキングブレーキSW54の入力値がOFFであるか否かを判定し(ステップS204)、パーキングブレーキSW54の入力値がOFFである場合に(ステップS204でYes)、制御モードを発進モードに設定する(ステップS205)。
一方、上記ステップS202、S203、S204において、Noと判定した場合、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、アクセルの状態であるアクセルセンサ15の入力値がONであるか否かを判定し(ステップS206)、ここで、アクセルセンサ15の入力値がONである場合(ステップS206でYes)には、制御モードを発進モードに設定する(ステップS205)。従って、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、パーキングブレーキがOFF(非作動状態)であり、かつ、フットブレーキがOFF(非作動状態)からON(作動状態)に切り替った場合と、アクセルが操作された場合に、停止モードから発進モードへの切り替えを行うものとなっている。
一方、上記ステップS201、S207において、停止モードではなく発進モードであると判定した場合(ステップS201でNo→S207でYes)、停止移行モードに移行すべきか否かを判断すべく、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、ブレーキSW52の入力値がOFFであるか否かを判定し(ステップS208)、ブレーキSW52の入力値がOFFである場合(ステップS208でYes)、パーキングブレーキSW54がOFFであるか否かを判定し(ステップS209)、パーキングブレーキSW54の入力値がOFFである場合(ステップS209でYes)、停止移行モードへの移行は行わない。
一方、上記ステップS208又はステップS209において、ブレーキSW52の値がONである又はパーキングブレーキSW54がONである場合(ステップS208、S209でNo)、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、アクセルの状態であるアクセルセンサ15の入力値がONであるか否かを判定し(ステップS210)、ここで、アクセルセンサ15の入力値がONである場合(ステップS210でYes)には、停止移行モードへの移行は行わない。一方、アクセルセンサ15の入力値がOFFである場合(ステップS210でNo)の場合には、制御モードを停止移行モードに設定する(ステップS211)。従って、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、発進モード下において、パーキングブレーキ、又は、フットブレーキがON(作動状態)となった場合で、かつ、アクセルが操作されていない場合に、発進モードから停止移行モードへの切り替えを行うものとなっている。
更に、上記ステップS201、S207において、停止モード、発進モードではなく停止移行モードであると判定した場合(ステップS201でNo→S207でNo)、停止移行モードから発進モード、停止モードのいずれに移行すべきか判断すべく、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、上記ステップS202と同様に、ブレーキSW52のバッファ値がONであるか否かを判定し(ステップS212)、ブレーキSW52のバッファ値がONである場合(ステップS212でYes)、続いて、上記ステップS203と同様に、ブレーキSW52の入力値がOFFであるか否かを判定する(ステップS213)。ブレーキSW52の入力値がOFFである場合(ステップS213でYes)、更に、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、パーキングブレーキSW54の入力値がOFFであるか否かを判定し(ステップS214)、パーキングブレーキSW54の入力値がOFFである場合に(ステップS214でYes)、制御モードを発進モードに設定する(ステップS215)。
一方、上記ステップS212、S213、S214において、Noと判定した場合、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、アクセルの状態であるアクセルセンサ15の入力値がONであるか否かを判定し(ステップS216)、ここで、アクセルセンサ15の入力値がONである場合(ステップS216でYes)には、制御モードを発進モードに設定する(ステップS215)。反対に、アクセルセンサ15の入力値がOFFである場合(ステップS216でNo)、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、自動クラッチ20のストロークセンサ26よりクラッチ位置が断位置であるか否かを判定し(ステップS217)、クラッチ位置が断位置である場合に、制御モードを発進モードに設定し(ステップS218)、クラッチ位置が断位置でない場合には、停止移行モードを保持する。
続いて、図5を参照して、上述の制御モードの判定結果に基く、ECU50(自動クラッチ制御装置)の具体の処理概要について説明する。まず、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、現在の制御モードを判定する(ステップS301、S304)。
上記ステップS301において、停止モードであると判定した場合(ステップS301でYes)、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、クラッチの断位置を保持する(ステップS302)。
一方、上記ステップS301、S303において、発進モードであると判定した場合(ステップS301でNo→ステップS303でYes)、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、アクセル開度、エンジン回転数を変数としてマップ等を利用し、クラッチの目標位置(クラッチストローク)を求め(ステップS304)、クラッチを係合側に制御する。なお、クラッチの係合制御は、応答性を追及すべく、クラッチ位置が前記目標位置から遠い場合には、基本的には最速で係合制御を行うものとし(ステップS305、S306でNo→ステップS308)、前記クラッチの目標位置が所定値1より断側(目標位置<所定値1)であり、目標位置が近い場合は(ステップS305でYes)、更に、クラッチ位置が所定値2より接側(クラッチ位置>所定値2)であるか否かを判定し、クラッチ位置が少なくとも所定値2の位置を越えた時点から一定の速度で係合制御する(ステップS307)。
一方、上記ステップS301、S303において、停止移行モードであると判定した場合(ステップS301でNo→ステップS303でNo)、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、車速からクラッチの目標位置(クラッチストローク)を求め(ステップS309)、クラッチを断側に制御する。ここでも、基本的には最速で断制御を行うものとし(ステップS312)、クラッチ位置が所定値3より断側となった時点以降は、所定の速度で断制御を行うものとする(ステップS311)。
最後に、ECU50(自動クラッチ制御装置)は、次サイクルのフットブレーキの切替状況の判定に利用すべく、ブレーキSW52の入力値をブレーキSWのバッファ値に格納する(ステップS313)。
図6は、従来のクラッチ制御によるクリープ制御と、上記制御を適用した場合のクラッチ制御によるクリープ制御を比較・説明するための図である。図中ロジック1は、フットブレーキのみを制御因子とし、クリープ制御を行うこととしたロジックであり、図中ロジック2は、フットブレーキがOFFとなれば、クリープを開始し、パーキングブレーキとフットブレーキのいずれかがONとなった時点で、クリープを終了するとしたロジックである。図中(A)の区間は、パーキングブレーキOFFでフットブレーキをONからOFFに切り替えた区間であり、同(B)の区間は、(A)の状態からパーキングブレーキをONとした区間であり、同(C)の区間は、(A)の状態から再度パーキングブレーキOFFにした区間である。
従来のロジック1、従来のロジック2、本発明ロジックともに(A)の時点で、パーキングブレーキ、フットブレーキの双方がOFFとなるため、クリープが発生するが、従来のロジック1では、パーキングブレーキがONであるにも拘らず、(B)の区間でもクリープONが継続し、パーキングブレーキの状態を全く考慮していない制御が行われることになる。
一方、現状ロジック2では、パーキングブレーキがONであることを反映し、(B)の区間はクリープOFFとなるものの、(C)の区間で再度、両ブレーキがOFFとなった場合に、クリープONとなってしまうことになる。
しかしながら、本発明のロジックでは、(A)の部分のみクリープを実施し、(C)の区間の先頭でパーキングブレーキがOFFとなっても、クリープが実施されることはない。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した、発進制御の開始条件と、終了条件をもって、動力の伝達・遮断の制御を行うものであれば特に限定するものではなく、車両停止状態からの発進制御のみでなく、走行中における駆動制御にも適用できることはもちろんである。
本実施例に係る自動クラッチ制御装置を搭載した車両システムの概略構成図である。 本実施例に係る自動クラッチ制御装置で実行される制御概要を表したフローチャートである。 図2のクラッチ制御の判定フローの一例を表したフローチャートである。 図3の発進/停止制御の処理における3相の制御モードの決定処理の一例を表したフローチャートである。 図4の処理で決定した制御モードによる具体の制御内容を説明するためのフローチャートである。 従来のクラッチ制御によるクリープ制御と、本発明に係る制御を適用した場合のクラッチ制御によるクリープ制御を比較・説明するための図である。
符号の説明
10 エンジン
10a フライホイール
14 アクセルペダル
15 アクセルセンサ
20 自動クラッチ
21 摩擦クラッチ
21a クラッチディスク
22 クラッチレバー(レリーズフォーク)
23 クラッチ用アクチュエータ
24 直流電動モ−タ
25 ロッド
26 クラッチストロークセンサ
27 レリーズベアリング
28 ダイヤフラムスプリング
29 プレッシャプレート
30 自動変速機
31 入力軸
32 出力軸
50 ECU(自動クラッチ制御装置)
51 ブレーキペダル
52 ブレーキSW
53 サイドブレーキ
54 サイドブレーキSW

Claims (3)

  1. 車両の自動クラッチ制御装置において、
    車両駐車時に作動させる第1のブレーキの作動状態を検出する第1のブレーキ検出装置と、
    車両制動時に作動させる第2のブレーキの作動状態を検出する第2のブレーキ検出装置と、
    車速が所定値以下で、アクセルが操作されていない状態において、前記第1のブレーキが非作動状態であり、前記第2のブレーキが作動状態から非作動状態に切り替った場合に、動力伝達を行う駆動制御を開始し、前記第1のブレーキ又は前記第2のブレーキのいずれかが作動状態となった場合に、前記駆動制御を終了し、動力を遮断する制御部と、を備えること、
    を特徴とするクラッチ制御装置。
  2. クラッチストロークの自動制御を行う車両のクラッチ制御装置において、
    車両駐車時に作動させる第1のブレーキの作動状態を検出する第1のブレーキ検出装置と、
    車両制動時に作動させる第2のブレーキの作動状態を検出する第2のブレーキ検出装置と、
    シフトレバーの位置を検出するシフトレバー位置検出装置と、
    車速が所定値以下で、アクセルが操作されていない状態において、
    前記第1のブレーキが非作動状態であり、前記第2のブレーキが作動状態から非作動状態に切り替った場合と、
    前記第1のブレーキ及び第2のブレーキが非作動状態であり、シフトレバーが操作されていずれかの走行レンジが選択された場合に、動力伝達を行う駆動制御を開始し、
    前記第1のブレーキ又は前記第2のブレーキのいずれかが作動状態となった場合に、前記駆動制御を終了し、動力を遮断する制御部と、を備えること、
    を特徴とするクラッチ制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のクラッチ制御装置を備えた自動変速機。
JP2004018122A 2004-01-27 2004-01-27 クラッチ制御装置及び自動変速機 Withdrawn JP2005214221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004018122A JP2005214221A (ja) 2004-01-27 2004-01-27 クラッチ制御装置及び自動変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004018122A JP2005214221A (ja) 2004-01-27 2004-01-27 クラッチ制御装置及び自動変速機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005214221A true JP2005214221A (ja) 2005-08-11

Family

ID=34902723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004018122A Withdrawn JP2005214221A (ja) 2004-01-27 2004-01-27 クラッチ制御装置及び自動変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005214221A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009528498A (ja) * 2006-03-02 2009-08-06 ボルボ ラストバグナー アーベー ディスククラッチを制御するための方法及び装置
KR20180114357A (ko) * 2017-04-10 2018-10-18 현대자동차주식회사 차량용 발진 제어방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009528498A (ja) * 2006-03-02 2009-08-06 ボルボ ラストバグナー アーベー ディスククラッチを制御するための方法及び装置
KR20180114357A (ko) * 2017-04-10 2018-10-18 현대자동차주식회사 차량용 발진 제어방법
KR101976920B1 (ko) * 2017-04-10 2019-05-10 현대자동차주식회사 차량용 발진 제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3945387B2 (ja) 電動ブレーキ,その制御装置及び電動ブレーキの制御方法
JP4257019B2 (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP2005226701A (ja) 車両の制御装置
JP2004156619A (ja) マニュアルシフトトランスミッションを備えた自動車のドライブユニットを自動的に始動停止切り替えするための方法
JP5256913B2 (ja) アクセルペダル踏力制御装置
JP2006335314A (ja) 制動制御装置
JPS62292540A (ja) 制動力保持制御装置
JP4844366B2 (ja) ブレーキ装置
JP4996969B2 (ja) 補助ブレーキ制御装置
JPH11321599A (ja) 電気駆動ブレーキ装置
JP2005214221A (ja) クラッチ制御装置及び自動変速機
JP5251888B2 (ja) 坂道発進補助装置及びプログラム
JPH10236290A (ja) 車両の制動制御装置
JP4520845B2 (ja) 自動変速装置
JP2003278806A (ja) クラッチ制御装置
EP1300307A2 (en) Electric parking brake
JP2006027415A (ja) 電動パーキングブレーキ
JP4534840B2 (ja) ブレーキ制御装置
JP3689953B2 (ja) 電動車両用制動力保持装置
JP3624930B2 (ja) 坂道発進補助装置
JP7202897B2 (ja) 車両用制御装置
JP2000177549A (ja) 制動力保持装置
JP2010265978A (ja) 車両の制御装置
JP4432343B2 (ja) クラッチ制御システム
JP2006273090A (ja) 駐車ブレーキ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403