JP5256064B2 - はんだ供給装置および印刷装置 - Google Patents

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Description

この発明は、一方端に開口が形成された筒状のはんだ収納容器に収納されたはんだをはんだ印刷用マスクなどの被供給部に供給するはんだ供給装置およびはんだを基板に印刷する印刷装置に関するものである。
はんだ供給装置を適用する装置として、例えばプリント基板にはんだを印刷する印刷装置が知られている。この印刷装置では、プリント基板がマスクに対して、あるいはマスクが該プリント基板に対して正確に位置決めされ、プリント基板とマスクとが接合された後、はんだ供給装置からマスク上にはんだが供給された後に当該はんだがスキージにより広げられる。このとき、マスクに設けた開口部を介してはんだが基板の上面に印刷される。このようにはんだ供給装置を印刷装置に適用することによりマスクへのはんだの自動供給が行われている。
ところで、はんだは製造メーカから筒状のはんだ収納容器に収納された状態で提供される。そこで、はんだ収納容器からはんだを直接マスクに供給することができるはんだ供給装置が従来より提案されている。例えば特許文献1に記載の装置では、はんだ収納容器の開口に対して吐出アダプターが嵌入される。この吐出アダプターは円板型のピストンを有している。このピストンの外径ははんだ収納容器の内径と略同等に設定され、その外周面にはOリングが取り付けられている。Oリングは、ピストンをはんだ収納容器の開口部から嵌入したときにピストンとはんだ収納容器の間を封止するためのシール部材であり、ピストンとはんだ収納容器との間からはんだが漏れ出すのを防止する機能を有している。また、ピストン中心に吐出孔が設けられており、ピストンをはんだ収納容器に嵌入した後、はんだ収納容器の内底面に向けてピストンを相対移動させることによって、はんだ収納容器内のはんだが吐出孔を介して吐出され、はんだ印刷用マスクなどの被供給部に供給される。
特開2004−306102号公報(図1)
上記のように製造メーカから提供されるはんだ収納容器の各部寸法は製造メーカ毎に僅かづつ異なる。したがって、特許文献1に記載のはんだ供給装置では、はんだ供給用のピストンを各種準備しておく必要があり、汎用性に欠けていた。
また、はんだ供給装置を印刷装置に適用してはんだ印刷を連続的に行うと、はんだ収納容器内のはんだを使い切る頻度は比較的高く、例えば1日の操業中に1ないし数回程度であり、その都度、はんだ収納容器からピストンを抜き出し、はんだが充填された新品のはんだ収納容器にピストンを嵌入した後、再びはんだ供給装置にセットするという作業が必要となる。これらの作業のうち特にはんだ収納容器へのピストンの嵌入が最も手間取る作業であり、当該作業を容易なものとする技術が要望されている。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、種々のはんだ収納容器からはんだをはんだ印刷用マスクなどの被供給部に供給することができる汎用性に優れたはんだ供給装置および該はんだ供給装置を装備した印刷装置を提供することを第1目的とする。
また、この発明は、はんだ収納容器に嵌入したピストン部をはんだ収納容器の内底面に向けて相対的に移動させることではんだを供給するはんだ供給装置および該はんだ供給装置を装備した印刷装置において、はんだ収納容器へのピストン部の嵌入作業を容易化することを第2目的とする。
この発明は、一方端に開口が形成された筒状のはんだ収納容器に収納されたはんだを被供給部に供給するはんだ供給装置であって、上記目的を達成するため、先端面の中央部から後端面に貫通する吐出孔を有し、先端面をはんだ収納容器の内底面に向けた状態ではんだ収納容器の内壁面に沿って移動自在なピストン部と、ピストン部の側面に形成された第1環状溝に装着された第1シール部と、第1シール部によりピストン部とはんだ収納容器の間を常時シールしながらピストン部をはんだ収納容器に対して相対的に移動させる駆動手段とを備え、第1シール部は、第1環状溝の周方向において互いに合口部が異なる位置に配置されるように第1環状溝に装着された第1および第2シールリングと、第1および第2シールリングの内周部と第1環状溝の溝底部との間に介挿された弾性部材からなる第1環状部材とを有していることを特徴としている。
このように構成された発明では、第1シール部を構成する第1シールリング、第2シールリングおよび弾性部材からなる第1環状部材が次のように構成されている。すなわち、第1および第2シールリングがピストン部の第1環状溝に装着されるとともに、これらのシールリングの内周部と第1環状溝の溝底部との間に第1環状部材(弾性部材)が介挿されている。そして、第1シール部が装着されたピストン部をはんだ収納容器に嵌入していくと、各シールリングの外周部がはんだ収納容器の内壁面に沿って摺接し、第1環状部材の弾性力に抗しながらはんだ収納容器の径方向における各シールリングの寸法ははんだ収納容器の内径に応じたものとなっていく。したがって、はんだ収納容器の寸法が異なったとしても、はんだ収納容器の径方向における各シールリングの寸法がはんだ収納容器の寸法変動に応じて変化していく。しかも、各シールリングは内周部側から常に弾性力を受けているため、優れたシール性能が常時得られる。また、第1環状溝への装着のためにシールリングには一箇所合口部が設けられているが、第1環状溝の周方向において互いに合口部が異なる位置に配置されるように第1および第2シールリングは第1環状溝に装着されてシール性が確保されている。このように、はんだ収納容器の寸法が異なったとしても、はんだ収納容器とピストン部との間は確実にシールされており、この状態でピストン部がはんだ収納容器に対して相対的に移動させられてはんだ収納容器内のはんだが吐出孔を通じて被供給部に供給される。
ここで、第1環状溝内で第1シールリングを第2シールリングに対して先端面側に配置した場合には、第1シール部が装着されたピストン部をはんだ収納容器に嵌入する直前における、はんだ収納容器の径方向での第1シールリングの寸法が第2シールリングよりも小さくなるように構成するのが好適である。つまり、上記のような寸法関係を有する場合には、はんだ収納容器へのピストン部の嵌入が容易となり、作業性を向上させることが出来る。
また、第1環状溝に装着するシールリングの本数は2本に限定されるものではなく、例えば第1および第2シールリングの間に第3シールリングが配置されるように第1シール部を構成してもよい。このようにシールリングの本数を増やすことでシール性を高めることができるが、はんだ収納容器へのピストン部の嵌入を容易なものとするために、ピストン部をはんだ収納容器に嵌入する直前における、はんだ収納容器の径方向での第1および第2シールリングの寸法が第3シールリングよりも小さくなるように構成するのが望ましい。
また、シール部の個数も「1」に限定されるものではなく、例えば第1環状溝に対して先端面側でピストン部の側面に第2環状溝を形成し、その第2環状溝に第2シール部を設けてもよく、これによりシール性をさらに高めることができる。この場合においても、はんだ収納容器へのピストン部の嵌入を容易なものとするためには次のように構成するのが望ましい。すなわち、第2シール部については、例えば第2環状溝に装着された第4シールリングと、第4シールリングと第2環状溝との間に介挿された弾性部材からなる第2環状部材とで構成することができるが、嵌入の容易化を図るためには、第1および第2シール部が装着されたピストン部をはんだ収納容器に嵌入する直前における、はんだ収納容器の径方向での第4シールリングの寸法が第1シール部を構成するシールリングよりも小さくなるように構成するのが望ましい。
さらに、印刷装置において、上記のように構成されたはんだ供給装置と同一構成のはんだ供給ユニットを用いることで、はんだ収納容器の寸法が異なったとしても、はんだ収納容器毎にピストン部を準備しておくことなく、はんだ収納容器内のはんだをマスクの上面に供給することができ、マスクの下面に重ね合わされた基板の上面にはんだを印刷することができる。
以上のように、本発明によれば、ピストン部の側面に形成された第1環状溝に装着されてはんだ収納容器との間をシールする第1シール部は、第1環状溝に装着された第1および第2シールリングと、これらのシールリングの内周部と第1環状溝の溝底部との間に介挿された第1環状部材とを有している。このため、ピストン部がはんだ収納容器に嵌入されると、第1および第2シールリングははんだ収納容器の内壁面に摺接してはんだ収納容器の内径に応じた寸法となり、ピストン部とはんだ収納容器との間をシールする。したがって、はんだ収納容器の内径が多少異なったとしても、ピストン部を取り替えることなく、はんだをはんだ印刷用マスクなどの被供給部に供給することができる。
本発明にかかるはんだ供給装置の一実施形態を装備した印刷装置を示す斜視図である。 マスクを設置していない状態での印刷装置の概略構成を示す平面図である。 マスクを設置した状態での印刷装置の概略構成を示す側面図である。 印刷装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。 はんだ供給ユニットを示す図である。 シール部の構成を示す図である。 はんだ収納容器の交換作業を模式的に示す図である。 本発明にかかるはんだ供給装置の他の実施形態を示す図である。
図1は本発明にかかるはんだ供給装置の一実施形態を装備した印刷装置を示す斜視図である。同図においては、装置内部の構成を明示するために、本体カバーを取り外した状態が図示されている。また、図2はマスクを設置していない状態での印刷装置の概略構成を示す平面図であり、図3はマスクを設置した状態での印刷装置の概略構成を示す側面図である。さらに、図4は印刷装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。この印刷装置では、基台10上で基板搬送機構20が装置の前後方向(Y軸方向)に移動自在となっている。また、基台10上には一対のメインコンベア251a、251bを有するコンベアユニット25が設けられ、搬入コンベア31、31が装置の右側面部に設けられる一方、搬出コンベア32、32が装置の左側面部に設けられている。
この搬入コンベア31ははんだを印刷すべき未処理の基板1を支持しながらX軸方向に搬送するために設けられたものである。そして、基板搬送機構20をY軸方向に移動し、基板搬送機構20上のコンベア251a、251bを搬入コンベア31、31と搬出コンベア32、32間に位置決めした状態で搬入コンベア31、31が駆動されると、印刷処理前の基板1が基板搬送機構20に設けられたコンベア251a、251bに送り込まれる。
この基板搬送機構20は平面視で矩形形状を有する可動板21を有しており、この可動板21が図示を省略する駆動ユニット群により水平面(XY平面)内で2次元的に移動させられ、また上下方向に昇降移動させられるとともに鉛直軸に対して回転させられる。また、可動板21上には、コンベアユニット25と、基板クランプユニット(図示省略)と、バックアップユニット27とが設けられている。
コンベアユニット25では、一対のコンベア251a、251bがX軸方向に沿って延設されている。これらのコンベア251a、251bはY軸方向に所定間隔だけ離間しながら配置されており、前側のコンベア251aは可動板21に取り付けられた前側支持部材により支持される一方、後側のコンベア251bは可動板21に取り付けられた後側支持部材により支持されている。そして、可動板21の高さ位置を調整して一対のコンベア251a、251bを搬入コンベア31、31および搬出コンベア32、32と同一の高さに位置決めした状態で、搬入コンベア31、31が駆動されるとともに、基板搬送機構制御部43によりコンベア251a、251bが駆動されると、搬入コンベア31、31から送り込まれる未処理の基板1をコンベア251a、251bが受け取る。また、この状態で搬出コンベア32、32が駆動されるとともに、基板搬送機構制御部43によりコンベア251a、251bが駆動されると、後述するようにして印刷処理を受けた処理済基板1をコンベア251a、251bは搬出コンベア32、32に搬送する。なお、搬入コンベア31、31の間のY軸方向間隔、コンベア251a、251bの間のY軸方向間隔、および搬出コンベア32、32の間のY軸方向間隔は、不図示のそれぞれ独立のコンベア幅調整装置により可変とされており、印刷開始前の段取り工程において基板1の幅に合わせて調整される。
また上記した2本の支持部材には、基板クランプユニットを構成するクランプ片がそれぞれ取り付けられている。そして、基板搬送機構制御部43によるシリンダなどのアクチュエータの作動によりクランプ片が駆動されてコンベア251a、251b上の基板1を側方から支持する。また、このアクチュエータを逆方向に駆動することでクランプ片による基板1の側方支持が解除される。
さらに上記した2本の支持部材の間に位置するように、バックアップユニット27が可動板21上に配置されている。このバックアップユニット27はバックアッププレート271と、複数のバックアップピン272と、バックアッププレート271と可動板21の間に配置されてバックアッププレート271を昇降駆動する昇降機構部(図示省略)とを備えている。バックアップピン272はバックアッププレート271から上方に立設されており、バックアップピン272の先端部により基板1の下面を下方から支持可能となっている。そして、基板搬送機構制御部43により昇降機構部を作動させることでバックアッププレート271を上方に移動させてコンベア251a、251bから基板1の上昇位置決めを行う。すなわち、バックアッププレート271の上昇移動によりバックアップピン272の先端がコンベア251a、251b上の基板1と当接し、さらに上昇することでバックアップピン272が基板1の下面を下方側から支持しながら基板1をコンベア251a、251bから上方に持ち上げ、基板1の上面がクランプ片の上面と面一となるようにする(バックアップ)。一方、バックアッププレート271を下降させることでバックアップピン272からコンベア251a、251bに基板1が戻され、さらにバックアップピン272が基板1の下方に退避する。
また、この基板搬送機構20では、制御ユニット40の基板搬送機構制御部43により可動板21がX軸方向、Y軸方向、R軸方向(鉛直軸回りに回転する方向)に移動することで上記のようにしてバックアップピン272でバックアップされながらクランプ片で保持される基板1がマスク51に対して位置決めされる。このマスク51はマスク枠(マスクフレーム)52の下面側に薄板状のステンシルを張りつけたものであり、基板搬送機構20の上方でマスククランプユニット50によりマスク枠52が保持されてマスク51が、基台10に固定されたフレーム部材11に、固定配置される。
このマスク51の上方位置には、はんだ供給ユニット60とスキージユニット70とが配置されており、はんだ供給制御部44からの制御指令に応じてはんだ供給ユニット60が作動することでマスク51上にはんだが供給される。また、スキージ制御部45からの駆動指令に応じてスキージユニット70のスキージ71がY軸方向に往復移動することで、マスク51上のはんだがマスク51上に広げられる。このとき、マスク51に設けた開口部を介してはんだが基板1の上面に印刷される。このようにはんだ供給ユニット60が本発明の「はんだ供給装置」に相当し、またスキージユニット70が本発明の「印刷ユニット」に相当している。なお、はんだ供給ユニット60の構成および動作に詳細については後で詳述する。
この印刷処理の後に、基板搬送機構20は再び搬入コンベア31、31と搬出コンベア32、32間に移動して位置決めされる。そして、上記バックアップおよび基板クランプ動作と逆の動作で印刷済基板1をコンベア251a、251bに戻した後、基板搬送機構20のコンベア251a、251bが基板搬送機構制御部43により駆動されることで印刷処理を受けた処理済基板1が搬出コンベア32、32に搬送される。その後、搬出コンベア32、32が駆動されると、印刷処理済の基板1が印刷装置から搬出される。
この実施形態では、基板1の複数のフィデューシャルマーク等を撮像するための基板カメラ81がフレーム部材11に固定されたビーム12に沿ってX軸方向に移動自在に取り付けられている。また、基板搬送機構20にはマスク51下面の複数のフィデューシャルマーク(図示せず)を撮像してマスク51の位置や種類等を識別するためのマスクカメラ82がX軸方向に移動される。基板搬送機構20がY軸方向に移動自在であることにより、基板カメラ81、マスクカメラ82はそれぞれ、X方向、Y方向に離間した複数のフィデューシャルマーク等を撮像し、それらの位置を認識可能としている。
さらに、基板搬送機構20のY軸方向の前側にクリーナー90が取り付けられており、基板搬送機構20のY軸方向移動に伴ってクリーナー90がY軸方向に移動する。このクリーナー90は基板1へのはんだの印刷処理によりマスク51に付着したはんだ等をクリーニング除去する装置である。
上記のように構成された印刷装置では、印刷装置全体を制御する制御ユニット40が設けられている。この制御ユニット40は、演算処理部41と、プログラム記憶部42と、基板搬送機構制御部43と、はんだ供給制御部44と、スキージ制御部45とを有している。この演算処理部41はCPU等により構成されており、プログラム記憶部42に予め記憶されている印刷プログラムにしたがって印刷装置各部を制御して印刷処理を繰り返して行う。また、基板搬送機構制御部43は基板搬送機構20に組み込まれた各種モータやエアシリンダなどのアクチュエータを制御してコンベア251a、251bによる基板1の搬入および搬出、マスク51に対する基板1の位置決めなどを行う。また、はんだ供給制御部44は次に詳述するはんだ供給ユニット60を制御してマスク51へのはんだの供給を行う。さらに、スキージ制御部45はスキージ71の動作を制御する。なお、同図中の符号46は印刷プログラムやエラーメッセージなどを表示したり、作業者が制御ユニット40に対して各種データや指令などの情報を入力するための表示/操作ユニットである。また、符号47は入出力制御部であり、マスク51上のはんだを検出する検出センサーなどの検出結果を受け取り、演算処理部41に与える。
次に、図4、図5および図6を参照しつつはんだ供給ユニット60の構成および動作について説明する。図5ははんだ供給ユニットを示す図であり、同図(a)は正面図であり、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図である。はんだ供給ユニット60は、スキージユニット70に対してユニット本体602がX軸方向に移動自在に取り付けられており、はんだ供給制御部44によりX軸駆動モータ604を作動させることでユニット本体602がX軸方向に移動させられる。
このユニット本体602の正面側(Y軸方向の前側)には、図5に示すように、容器支持部材606が配置されており、はんだ収納容器608に吐出アダプター610の先端部612を嵌入して一体化したアダプタ付容器614を容器支持部材606に印刷装置の正面側(図5(b)の左手側)から着脱自在となっている。つまり、はんだ収納容器608は一方端に開口が形成された円筒状容器であり、その内部では略円形断面を有する凹部状内部空間が形成されるとともに、メーカから供給された時点では内部空間にはんだが予め収納されている。一方、吐出アダプター610の先端部612がはんだ収納容器608の内径より狭いフランジ形状に仕上げられ、はんだ収納容器608内に嵌入可能となっている。この実施形態では、吐出アダプター610が本発明の「ピストン部」に相当しており、後述するようにはんだ収納容器608に嵌入した吐出アダプター610をはんだ収納容器608の内壁面に沿って相対移動可能となっている。
また、吐出アダプター610の先端部612をはんだ収納容器608内に嵌入した際に、先端部612とはんだ収納容器608の内壁面の間に隙間を生じさせない、つまりシールを確保するため、この実施形態では先端部612に環状溝616、618が形成されるとともに、環状溝616、618にシール部620、622がそれぞれ装着されている。
これら2本の環状溝616、618のうち先端部612の先端面側に位置する環状溝616に装着されたシール部620は、3本のシールリング624、626、628とOリング630を有している。より詳しくは、環状溝616に対して弾性部材からなるOリング630が装着された後にシールリング624、626、628がさらに装着されている。これらシールリング624、626、628はフッ素系樹脂材料などにより形成されており、環状溝616への装着のために一箇所に合口部632、634、636をそれぞれ有している。そこで、シール性を確保するため、この実施形態では環状溝616の周方向において合口部632、634、636が互いに異なる位置(約120゜の角度間隔位置)に配置されるようにシールリング624、626、628は環状溝616に装着されており、環状溝616内では先端面側(図6(a)の上方側)からシールリング624、626、628が順番に積層された状態で重ね合わされ、しかもシールリング624、626、628は各内周面と環状溝616の溝底面の間に介挿されたOリング630の弾性力を受けて各外周面が環状溝616から径方向に突出している。なお、本実施形態では、円形断面を有するOリング630を用いているため、図6(b)に示すように、3本のシールリングのうち真ん中に位置するシールリング626が最も突出し、シール部620の外径WS2がはんだ収納容器608の内径WPよりも若干大きくなるように、環状溝616、Oリング630およびシールリング624、626、628の形状および寸法が設計されている。
また、環状溝616に対し反先端面側に位置する環状溝618にも、シール部620と同様の構成を有するシール部622が装着されている。すなわち、シール部622は3本のシールリング640、642、644とOリング646を有しており、環状溝618の周方向において合口部648、650,652が互いに異なる位置(約120゜の角度間隔位置)に配置されるようにシールリング640、642、644は環状溝618に装着されている。また、環状溝618内では先端面側(図6(a)の上方側)からシールリング640、642、644が順番に積層された状態で重ね合わされ、しかもシールリング640、642、644は各内周面と環状溝618の溝底面の間に介挿されたOリング646の弾性力を受けて各外周面が環状溝618から径方向に突出している。シール部622においても、Oリング646が円形断面を有しているため、図6(b)に示すように、3本のシールリングのうち真ん中に位置するシールリング642が径方向に最も突出している。なお、この実施形態では、シール部622の外径WS1ははんだ収納容器608の内径WPよりも若干大きくなるだけでなく、シール部620の外径WS2よりも大きくように、環状溝618、Oリング646およびシールリング640、642、644の形状および寸法が設計されている。
このように本実施形態では、環状溝618が本発明の「第1環状溝」に相当し、この環状溝618に装着されるシール部622が本発明の「第1シール部」であり、それを構成している3本のシールリング640、642、644がそれぞれ「第1シールリング」、「第3シールリング」および「第2シールリング」に相当するとともに、Oリング646が本発明の「第1環状部材」に相当している。さらに、環状溝616が本発明の「第2環状溝」に相当し、この環状溝616に装着されるシール部620が本発明の「第2シール部」であり、シールリング642が「第4シールリング」に相当するとともに、Oリング630が本発明の「第2環状部材」に相当している。
このようにシール部620、622が装着された吐出アダプター610の先端部612をはんだ収納容器608の内部に嵌入すると、まず最初に先端部612がはんだ収納容器608の内壁面に沿って入り込み、シール部620のシールリング624、626、628の外周部がこの順序ではんだ収納容器608の内壁面に摺接し、Oリング630の弾性力に抗しながら環状溝620内に押し遣られる。さらに嵌入が進行すると、次のシール部622についてもシール部620と同様にシールリング640、642、644の外周部がこの順序ではんだ収納容器608の内壁面に係合し、Oリング646の弾性力に抗しながら環状溝622内に押し遣られる。その結果、図6(c)に示すようにシール部620、622により吐出アダプター610とはんだ収納容器608のシール性が良好に確保される。
また、吐出アダプター610をはんだ収納容器608に嵌入して一体化したアダプタ付容器614は次のようにしてはんだ供給ユニット60にセットされる。はんだ収納容器608の外側面には、図5に示すように環状の段差部654が形成されており、アダプタ付容器614をはんだ収納容器608に装着した際に段差部654が容器支持部材606に形成された係合部656に係合されて支えられるとともに、吐出アダプター610の後端部668がユニット本体602に接続された抑えプレート658と係合する。このようにアダプタ付容器614をはんだ供給ユニット60にセットした際、アダプタ付容器614の容器側は容器支持部材606に係合される一方、アダプタ側は抑えプレート658を介してユニット本体602に接続される。
この実施形態では、容器支持部材606を上下移動させるために、ユニット本体602にはんだ吐出モータ660が取り付けられるとともに、上下方向に延設されたボールねじ軸662がはんだ吐出モータ660の回転駆動力を受けて回転する。このボールねじ軸662の下方端はユニット本体602に軸支される一方、上方端にはボールねじブラケット664を介して容器支持部材606が接続されている。したがって、はんだ供給制御部44からの動作指令に応じてはんだ吐出モータ660が作動すると、容器支持部材606が上下方向に移動してはんだ収納容器608を上昇または下降させる。このように実施形態では、吐出アダプター610をユニット本体602に固定したまま、はんだ収納容器608を昇降させることで吐出アダプター610をはんだ収納容器608の内壁面に沿って相対移動させている。このため、はんだ収納容器608が下降してはんだ収納容器608の内底面と吐出アダプター610の先端面との距離が縮まると、その移動距離に応じた量のはんだがはんだ収納容器608から吐出アダプター610の吐出孔666を介して下方に押し出される。
この吐出孔666の出口側(図5(b)の下方側)には、ガイド流路670が形成されたガイドブロック部材672が取り付けられており、上記のようにして吐出孔666から吐出されるはんだをガイド流路670を介してガイドブロック部材672の供給口674からマスク51(図3)に向けて供給可能となっている。
この供給口674の近傍位置にはシャッター部材676が配置されている。このシャッター部材676は供給口674を塞ぐ閉塞位置と供給口674から離れた開放位置との間で移動自在となっており、はんだカットシリンダ678により両位置の間で移動させられる。すなわち、はんだ供給時以外においてはシャッター部材676は閉塞位置に位置して供給口674からはんだが供給されるのを防止している。そして、はんだ供給が必要となったタイミングではんだ供給制御部44から駆動指令がはんだカットバルブ(図示省略)に与えられてはんだカットシリンダ678のピストン(図示省略)が所定方向に移動することでシャッター部材676は開放位置に移動し、これによってはんだ供給が開始される。なお、はんだ供給を停止する場合には、これとは逆方向にはんだカットシリンダ678のピストンが移動してシャッター部材676は供給口674に移動する。このシャッター移動により供給口674から連続的に吐出していたはんだはカットされ、供給口674からのはんだ供給は停止される。
次に、オペレータなどによるはんだ収納容器608の交換作業について図7を参照しつつ説明する。図7ははんだ収納容器の交換作業を模式的に示す図である。はんだSが収納された新品のはんだ収納容器608をはんだ供給ユニット60にセットする場合、はんだ収納容器608の蓋(図示省略)を容器から取り外して開口させるとともに、吐出アダプター610の先端部612を下方を向けた鉛直状態ではんだ収納容器608内に嵌入する(同図(a)、(b))。この嵌入前においては、図6(b)に示すようにOリング630の弾性力によってシールリング624、626、628が環状溝616から径方向に突出し、またOリング646の弾性力によってシールリング640、642、644が環状溝618から径方向に突出している。そして、嵌入開始直後においてはまず先端側のシール部620のシールリング624、626、628がはんだ収納容器608の内壁面に摺動しながら吐出アダプター610の先端部612が入り込んでいく。さらに吐出アダプター610を押し下げていくと、さらにシール部622のシールリング640、642、644がはんだ収納容器608の内壁面に摺動しながら吐出アダプター610の先端部612が入り込んでいき、収納容器608内のはんだが吐出孔666内に進入し、はんだの大気接触面が吐出孔666内の上昇して行く。なお、先端部612の嵌入量については、オペレータによる押し込み量により適宜調整することができる。通常、はんだの大気接触面が吐出孔666の端部開口近くに到達するまで先端部612の嵌入が行われる。
次に、吐出アダプター610をはんだ収納容器608に嵌入して一体化したアダプタ付容器614を上下反転させた状態、つまり吐出孔666の開口部が下向きの姿勢ではんだ供給ユニット60にセットする(同図(c))。これによりはんだ供給ユニット60による自動はんだ供給の準備が完了する。その後、はんだSのマスク51への供給要求が発生する度に、スキージ制御部45がスキージ71をY軸方向に移動させることでスキージ71と一体的にはんだ供給ユニット60がY軸方向に移動させられて位置決めされる。その位置決め後に、はんだ供給制御部44がX軸駆動モータ604を駆動してはんだ供給ユニット60をX軸方向に移動させる。こうしてはんだ供給ユニット60が所定のY軸方向に位置決めされた状態ではんだ供給ユニット60がX軸方向に移動するが、その移動中にはんだSをマスク51に供給すべく、はんだ供給ユニット60ははんだ吐出モータ660によりはんだ収納容器608を下降させてはんだ収納容器608内のはんだSを吐出孔666に圧送するとともに、はんだカットシリンダ678を作動させてシャッター部材676を開放位置に移動させる。これにより、はんだ供給が開始されてはんだSがマスク51上でライン状に供給される。はんだSを一定量供給した後に、はんだ供給ユニット60の移動およびはんだ収納容器608の下降が停止されるとともに、はんだカットシリンダ678が逆方向に作動してシャッター部材676が閉塞位置に戻されてはんだ供給ユニット60からのはんだ供給が停止される。このような自動はんだ供給は断続的に繰り返され、はんだ収納容器608内のはんだSが全部消費されると、演算処理部41はその旨のメッセージを表示/操作ユニット46に表示してオペレータに容器交換が必要なことを知らせる。
これを受けたオペレータは空になったはんだ収納容器608と吐出アダプター610をはんだ供給ユニット60から一体的に取り出す(同図(d))。このとき、はんだ供給ユニット60がはんだ吐出モータ660を作動させてはんだ収納容器608を上昇させるようにしてもよく、このようにアダプタ付容器614からのはんだ供給ユニット60の取り外し前に吐出アダプター610の先端部612をはんだ収納容器608の開口近傍まで移動させると、その移動中に吐出孔666およびガイド流路670に残留しているはんだが逆流してはんだ収納容器608内に戻され、取り外し中にはんだSが吐出孔666から漏れ出すのを確実に防止することができる。また、その後に行う吐出アダプター610のはんだ収納容器608からの抜き出し作業が楽になる。
はんだ供給ユニット60から取り出したアダプタ付容器614については上下反転させた後(同図(e))に、吐出アダプター610をはんだ収納容器608からの抜き出す(同図(f))。そして、吐出アダプター610を新品のはんだ収納容器608に装着する(同図(a))。このように吐出アダプター610が繰り返し使用される。もちろん、次に使用するはんだSの種類が異なる場合には、抜き出した吐出アダプター610に対して洗浄処理を施して吐出アダプター610に付着しているはんだSを取り除いていおくのが望ましく、また次に使用するはんだSが同一種類のものであったとしても、吐出アダプター610に洗浄処理を施してもよいことは言うまでもない。
以上のように、この実施形態によれば、吐出アダプター610とはんだ収納容器608との間のシール性を確保するためのシール部620、622がいずれも3本のシールリングとOリングで構成されており、次のようにしてシール構造が形成される。すなわち、吐出アダプター610をはんだ収納容器608に嵌入していくと、図6(b)および(c)に示すように、各シールリングの外周部がはんだ収納容器608の内壁面に沿って摺接し、Oリングの弾性力に抗しながらはんだ収納容器608の径方向(同図の左右方向)における各シールリングの寸法ははんだ収納容器608の内径に応じたものとなっていく。したがって、はんだ収納容器608の開口の寸法が多少異なったとしても、さらに先端部612の嵌入方向と直交する径寸法が、先端部612の嵌入方向で変化したとしても、寸法変動に応じてはんだ収納容器608の径方向における各シールリングの寸法も変化していく。
また、各シールリングは内周部側から常に弾性力を受けているため、優れたシール性能が常時得られる。さらに、各シール部620、622では、環状溝の周方向において互いに合口部が異なる位置に配置されるようにシールリングが環状溝に装着されているため、全周方向においてシール性が確保されており、優れたシール性が得られる。
また、上記実施形態では、各シール部620、622では、3本のシールリングのうち真ん中に位置するシールリングが最も突出するように構成しているので、はんだ収納容器608への吐出アダプター610の嵌入が容易となり、作業性を向上させることが出来る。
さらに、上記実施形態では、吐出アダプター610の長手方向において先端面側にシール部620を、このシール部620に対し後端部側(図6の下方側)にシール部622を設けた、2段階のシール構造を採用しているため、シール性を高めることができる。しかも、本実施形態では、はんだ収納容器608への吐出アダプター610の嵌入前におけるシール部620、622の外径WS2、WS1が
WS2<WS1
となるように構成されている。このため、はんだ収納容器608への吐出アダプター610の嵌入が容易となり、作業性を向上させることが出来る。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、シール部620、622の2段階シール構造を採用し、いずれのシール部620、622について複数本のシールリングを用いているが、本発明の「第1シール部」に相当するシール部622を複数本のシールリングとOリングで構成しているため、先端面側のシール部620(本発明の「第2シール部」に相当)をシール部622よりも簡易なシール構成、例えば1本のシールリングとOリングで構成してもよい。
また、上記実施形態では、シール部620、622の2段階シール構造を採用しているが、シール部622のみからなる1段階のシール構造を採用してもよい。また、シール部622を3本のシールリングとOリングで構成しているが、シールリングの本数は「3」に限定されるものではなく、2本や4本以上で構成することができる。例えば図8に示すように吐出アダプター610の先端部612の側面に単一の環状溝680を形成し、当該環状溝680に対して2本のシールリング682、684とOリング686とを有するシール部688を装着してもよい。すなわち、第1環状溝680にOリング(第1環状部材)686を装着した後に、第1シールリング682の合口部690と第2シールリング684の合口部692とが環状溝680の周方向において互いに異なる位置(約180゜の角度間隔位置)に配置されるようにシールリング682、684を環状溝680に装着してもよい。このように構成された吐出アダプター610を用いた場合も上記実施形態と同様にはんだ収納容器608の寸法が多少異なったとしても、寸法変動に応じてはんだ収納容器608の径方向における各シールリングの寸法も変化していき、種々のはんだ収納容器608からはんだをはんだ印刷用マスク51(図3)に供給することができる。
また、図8に示す実施形態において、はんだ収納容器608への吐出アダプター610の嵌入前におけるはんだ収納容器608の径方向での第1シールリング(先端面側にシールリング)682および第2シールリング(後端部側にシールリング)684の寸法関係については次のように設定するのが望ましい。すなわち、先端面側の第1シールリング682の寸法が後端部側の第2シールリング684よりも小さくなるように構成すると、はんだ収納容器608への吐出アダプター610の嵌入が容易となり、作業性を向上させることが出来る。
さらに、上記実施形態では、はんだ収納容器608を吐出アダプター610に向けて下降移動させることではんだSを供給するはんだ供給ユニット60に対して本発明を適用しているが、はんだ収納容器608を固定配置するとともに吐出アダプター610を上昇移動させたり、はんだ収納容器608および吐出アダプター610をともに移動させてはんだSを供給するはんだ供給ユニットに対しても本発明を適用することができる。
1…基板
44…はんだ供給制御部
51…印刷用マスク
60…はんだ供給ユニット(はんだ供給装置)
608…はんだ収納容器
610…吐出アダプター(ピストン部)
612…先端部
616…(第2)環状溝
618、680…(第1)環状溝
620…(第2)シール部
622…(第1)シール部
640、682…(第1)シールリング
642…(第3)シールリング
644、684…(第2)シールリング
646、686…Oリング(第1環状部材)
648、650、652、690、692…合口部
666…吐出孔
S…はんだ

Claims (5)

  1. 一方端に開口が形成された筒状のはんだ収納容器に収納されたはんだを被供給部に供給するはんだ供給装置において、
    先端面の中央部から後端面に貫通する吐出孔を有し、前記先端面を前記はんだ収納容器の内底面に向けた状態で前記はんだ収納容器の内壁面に沿って移動自在なピストン部と、
    前記ピストン部の側面に形成された第1環状溝に装着された第1シール部と、
    前記第1シール部により前記ピストン部と前記はんだ収納容器の間を常時シールしながら前記ピストン部を前記はんだ収納容器に対して相対的に移動させる駆動手段とを備え、
    前記第1シール部は、前記第1環状溝の周方向において互いに合口部が異なる位置に配置されるように前記第1環状溝に装着された第1および第2シールリングと、前記第1および第2シールリングの内周部と前記第1環状溝の溝底部との間に介挿された弾性部材からなる第1環状部材とを有していることを特徴とするはんだ供給装置。
  2. 前記第1環状溝内で前記第1シールリングは前記第2シールリングに対して前記先端面側に配置されており、
    前記第1シール部が装着された前記ピストン部を前記はんだ収納容器に嵌入する直前における、前記はんだ収納容器の径方向での前記第1シールリングの寸法が前記第2シールリングよりも小さくなっている請求項1記載のはんだ供給装置。
  3. 前記第1環状溝内で前記第1および第2シールリングの間に配置されて前記第1環状部材により前記はんだ収納容器の径方向に押圧される第3シールリングをさらに備え、
    前記第1シール部が装着された前記ピストン部を前記はんだ収納容器に嵌入する直前における、前記はんだ収納容器の径方向での前記第1および第2シールリングの寸法が前記第3シールリングよりも小さくなっている請求項1または2記載のはんだ供給装置。
  4. 前記第1環状溝に対して前記先端面側で前記ピストン部の側面に形成された第2環状溝に装着された第2シール部をさらに備え、
    前記第2シール部は、前記第2環状溝に装着された第4シールリングと、前記第4シールリングと前記第2環状溝との間に介挿された弾性部材からなる第2環状部材とを有し、
    前記第1および第2シール部が装着された前記ピストン部を前記はんだ収納容器に嵌入する直前における、前記はんだ収納容器の径方向での前記第4シールリングの寸法が前記第1シール部を構成するシールリングよりも小さくなっている請求項1ないし3のいずれか一項に記載のはんだ供給装置。
  5. 一方端に開口が形成された筒状のはんだ収納容器に収納されたはんだをマスクの上面に供給するはんだ供給ユニットと、前記マスクの下面に重ね合わされた基板の上面に前記はんだを印刷する印刷ユニットとを備えた印刷装置において、
    前記はんだ供給ユニットは、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のはんだ供給装置と同一の構成を有していることを特徴とする印刷装置。
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