JP5255981B2 - フレキシブル管用継手 - Google Patents

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Description

本発明は、フレキシブル管が正しく挿入されたか否か確認しやすいフレキシブル管用継手に関する。
特許文献1は、図11に示すようなフレキシブル管用継手を開示する。このフレキシブル管用継手は、継手本体200と、スリーブ202と、リングスプリング204と、Oリング206と、パッキン208と、押輪210と、を具備する。
継手本体200には、大径孔200aと中径孔200bと小径孔200cとが入口側より順に形成されている。スリーブ202は、継手本体200の中径孔200bに摺動自在に装着され、フレキシブル管300の先端部分と係合する。スリーブ202の入口側は継手本体200の大径孔200aにまで延びている。リングスプリング204は、環状に形成され、弾性変形によって拡縮し、荷重がかかっていない状態においてフレキシブル管300の谷部312外周に嵌入され、拡径した状態においててスリーブ202の入口側外面に装着される。押輪210は、継手本体200の入口側に螺着されている。押輪210と継手本体200との間には、Oリング206が嵌め込まれている。押輪210の内周面にはパッキン208が装着されている。押輪210の内奥端付近の内径は、谷部312外周にリングスプリング204が嵌入したときのそのリングスプリング204の外径よりも小さい。
特許文献2は、図12(A)、(B)に示すようなフレキシブル管用継手を開示する。このフレキシブル管用継手は、継手本体250と、リテーナ部材252と、押輪254と、防水パッキン256とを備える。
継手本体250は、管挿入孔270を有する。管挿入孔270には、フレキシブル管300が挿入される。
リテーナ部材252は、管挿入孔270の中に配置される。リテーナ部材252は、後方突起252aを有する。後方突起252aは、フレキシブル管300の外面の谷部312に差し込まれる。
押輪254は、リテーナ部材252の後方突起252aをフレキシブル管300の外面の谷部312に差し込んだ状態で固定する。また、押輪254は、継手本体250の管挿入孔270内で軸方向にスライドする。したがって、押輪254は、リテーナ部材252の後方突起252aがフレキシブル管300の谷部312へ嵌まり込まない位置と、リテーナ部材252の後方突起252aがフレキシブル管300の谷部312へ嵌まり込んだ状態を保持する位置との間で変位可能である。
防水パッキン256は、フレキシブル管300と継手本体250との間をシールする。
さらに、図12(A)、(B)に示すフレキシブル管用継手には、ロック機構が設けられている。このロック機構は、次に述べる状態で押輪254をロックする。その状態とは、後方突起252aが谷部312へ嵌まり込んだ状態である。このロック機構は、ストップリング部材258と、第1溝260と、第2溝262と、第3溝264とによって構成される。
ストップリング部材258は、C字状の部材である。第1溝260は、継手本体250に形成されている。第1溝260には、ストップリング部材258の外周部が係合する。第2溝262も、継手本体250に形成されている。第2溝262にも、ストップリング部材258の外周部が係合する。第3溝264は、押輪254の外周面に形成されている。第3溝264には、ストップリング部材258の内周部が係合する。ストップリング部材258は、第3溝264に内周部が係合したまま、押輪254のスライドに応じて第1溝260から第2溝262へスライドする。
ストップリング部材258の外周部が第1溝260に係合しているとき、押輪254は、継手本体250に半挿入状態に仮止めされている。このときの押輪254の位置は、後方突起252aが谷部312へ嵌まり込まない位置である。ストップリング部材258の外周部が第2溝262に係合するとき、押輪254はロックされる。このとき、後方突起252aは、谷部312へ嵌まり込んだ状態に保持される。押輪254の押し込み量は、上述した第1溝260と第2溝262との間の距離にほぼ等しくなるように設定されている。
このフレキシブル管用継手によれば、押輪254を押込むと、良好なシール性を維持した状態でフレキシブル管300の接続を行うことができる。
特開平6−185680号公報 特開2003−176888号公報
しかしながら、特許文献1および2に開示されたフレキシブル管用継手では、フレキシブル管が正しく挿入されたか否か確認することが難しいという問題があった。
本発明は、この問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、フレキシブル管が正しく挿入されたか否か確認しやすいフレキシブル管用継手を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、フレキシブル管用継手10は、継手本体20と、弾性変形可能なシール材22とを備える。シール材22は、継手本体20内に収容される。継手本体20内にはフレキシブル管300が挿入される。フレキシブル管300の外周部には、円周方向全周に延びる山部310と谷部312とが管軸方向へ交互に並設されている。シール材22には、中央に管挿入孔60hが形成されている。管挿入孔60hにフレキシブル管300が挿入される。シール材22は、フレキシブル管300が挿入されるとフレキシブル管300と継手本体20との間をシールする。シール材22は、管挿入孔60hと、接触部60bと、密封部60cとを有する。接触部60bは、管挿入孔60h内に少なくとも一部が配置される。接触部60bは、フレキシブル管300の先端部が管挿入孔60hに挿入されるとフレキシブル管300の先端部に接触してフレキシブル管300の先端部から力を受ける。密封部60cは、接触部60bに接続される。密封部60cは、フレキシブル管300と継手本体20との間を密封する。継手本体20は、挿入口40と、第1収容部42と、第2収容部44と、流体漏出路120,124,126とを有する。挿入口40にはフレキシブル管300が挿入される。第1収容部42は、挿入口40の奥に形成され、その挿入口40に連通される。第1収容部42は、フレキシブル管300の先端部が挿入されるまで密封部60cを収容する。第2収容部44は、第1収容部42の奥に形成され、第1収容部42に連通され、かつ、フレキシブル管300の先端部がシール材22の接触部60bに接触してシール材22を第1収容部42の奥方向に押し込むとフレキシブル管300と密封部60cとを収容する。流体漏出路120,124,126は、継手本体20の外部と第2収容部44とに連通する。第1収容部42が、第1収容部42の内周面が密封されていない状態で密封部60cを収容する。第2収容部44が、フレキシブル管300の先端部と第2収容部44の内周面との間が密封部60cにより密封される状態でフレキシブル管300の先端部と密封部60cとを収容する。流体漏出路120,124,126のうち第2収容部44に連通する部分が、第2収容部44の内周面のうち密封部60cによって密封される部分に形成されている。継手本体20が、シール材縮径案内部48をさらに有する。シール材縮径案内部48は、第1収容部42と第2収容部44との間に形成され、第1収容部42と第2収容部44とに連通され、第1収容部42から離れるにつれ窄まる。併せて、密封部60cが、接触部60bに接触したフレキシブル管300によって第1収容部42の奥方向へ押し込まれる際、シール材縮径案内部48によって縮径され、フレキシブル管300の谷部312にかみ合うことで、フレキシブル管300の外周面と第2収容部44の内周面との間を密封する。併せて、流体漏出路120,124,126が、第2収容部44の内周面のうちシール材縮径案内部48との境界に形成される凹部130を有する。
フレキシブル管300の先端部が挿入されるまで、第1収容部42の内周面が密封されていない状態で密封部60cが第1収容部42に収容されている。フレキシブル管300の先端部がシール材22の接触部60bに接触してシール材22を第1収容部42の奥方向に押し込むとフレキシブル管300と密封部60cとが第2収容部44に収容される。フレキシブル管300と密封部60cとが第2収容部44に収容されているとき、フレキシブル管300の先端部と第2収容部44の内周面との間が密封部60cにより密封される。流体漏出路120,124,126のうち第2収容部44に連通する部分は、第2収容部44の内周面のうち密封部60cによって密封される部分に形成されている。これにより、フレキシブル管300の先端部がシール材22の接触部60bに接触してシール材22を第1収容部42の奥方向に押し込むまで、第2収容部44から流体漏出路120,124,126へ流体を漏出させることが可能になる。その結果、フレキシブル管300が正しく挿入されたか否か確認しやすいフレキシブル管用継手10を提供できる。
密封部60cは、管挿入孔60hに挿入されたフレキシブル管300によって第1収容部42の奥方向へ押し込まれる際、シール材縮径案内部48によって縮径され、フレキシブル管300の谷部312にかみ合うことで、フレキシブル管300の外周面と第2収容部44の内周面との間を密封する。凹部130が、第2収容部44の内周面のうちシール材縮径案内部48との境界に形成されているので、密封部60cと谷部312とがかみ合うのと前後して、第2収容部44から流体漏出路120,124,126へ流体を漏出させることができなくなる。それまでは、第2収容部44から流体漏出路120,124,126へ流体を漏出させることが可能である。その結果、正しく挿入されたか否か確認しやすいフレキシブル管用継手10を提供できる。
本発明によれば、フレキシブル管が正しく挿入されたか否か確認しやすくできる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
以下、本発明のある実施形態を図面に基づき説明する。図1は、本発明のある実施形態にかかるフレキシブル管用継手10を、シール材22押し込み前の状態で示す半欠截断面図である。図2は、本発明のある実施形態にかかる継手本体20を示す半欠截断面図である。図3は、同継手本体20を押輪24が挿入される方向から見た側面図である。図4の(a)は、本発明のある実施形態にかかるシール材22の断面図である。図4の(b)は、同シール材22の背面図である。図4の(c)は同シール材22の側面図である。図5は、シール材22の接触部60bが先端掛止め部材70のクリック部材72bを乗り越えた状態で示す、本発明のある実施形態にかかるフレキシブル管用継手10の半欠截断面図である。図6は、フレキシブル管300の差込み完了後の状態で示す同フレキシブル管用継手10の半欠截断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るフレキシブル管用継手10は、継手本体20と、シール材22と、押輪24などとを備える。継手本体20内には、フレキシブル管300が挿入される。シール材22は、継手本体20の内部に収容される、弾性変形可能な部材である。押輪24は、この継手本体20に、押込み代を残す半挿入状態で接続される。押輪24は、シール材22よりも後述する挿入口40側に配置される。
フレキシブル管300は、図1に示すように、外周部に円周方向全周に延びる山部310と谷部312とを管軸方向へ交互に並設し、その外周を塩化ビニールなどの合成樹脂層314で被覆したものである。本実施形態においては、フレキシブル管300は、金属製である。
図1に示すように、継手本体20には、通過路30が形成されている。通過路30は、フレキシブル管300の先端部が挿入され、シール材22が収容され、かつ、流体が通過する通路である。図2に示すように、通過路30は、挿入口40と、第1収容部42と、第2収容部44と、シール材縮径案内部48と、抜止縮径案内部50とを有する。これらの中で最も入口側にあるのは挿入口40である。これらの中で最も内奥側にあるのは第2収容部44である。
挿入口40には、フレキシブル管300が挿入される。第1収容部42は挿入口40の奥に形成される。第1収容部42は挿入口40に連通される。なお、本発明の説明において、「連通」とは、通路を介して二つの空間を連続状態にすることを意味する。ここでいう「通路」には管状のものだけでなく単なる孔も含まれる。何らかの物質が通過できるのであれば、その通路内に何かが詰め込まれていてもよい。第1収容部42の内周面には、耐火パッキン溝94が設けられている。耐火パッキン溝94は、円周方向に設けられている。耐火パッキン溝94には、耐火パッキン104が嵌め込まれている。耐火パッキン104は、熱膨張性黒鉛入りゴムなどからなる。第2収容部44は、フレキシブル管300の先端部と上述したシール材22とを収容する。第2収容部44の内奥端にはストッパー部46がある。ストッパー部46は、第2収容部44に比べ、継手本体20の中心軸方向へ突出している。第1収容部42と第2収容部44との間すなわち第1収容部42の奥にはシール材縮径案内部48が設けられている。シール材縮径案内部48は、第1収容部42から離れるにつれ窄まる形状である。第1収容部42と挿入口40との間には抜止縮径案内部50がある。抜止縮径案内部50は、挿入口40から離れるにつれ窄まる形状である。
図2に示すように、継手本体20内のストッパー部46には先端掛止め部材70が配置されている。先端掛止め部材70は、金属や硬質樹脂などで形成されている。先端掛止め部材70は、拡縮径自在で一部に切欠きが設けられたリング部72aと、弾性変形自在な複数のクリック部材72bとを有する。リング部72aの外径部は、ストッパー部46の外径側に設けた円周溝74a内に係合している。クリック部材72bは、リング部72aの内径部の数箇所から第2収容部44内に向けて突出しており、その先端には爪が設けられている。クリック部材72bが複数個設けられているのは、それが好ましいことだからである。
また、継手本体20には、流体漏出路120が設けられている。流体漏出路120は、第2収容部44と継手本体20の外部とに連通する、流体を漏出させるための路である。本実施形態において、流体漏出路120は、凹部130と、溝部132とを有する。凹部130は、第2収容部44の内周面のうち、シール材縮径案内部48との境界に形成されている。溝部132は、シール材縮径案内部48の内周面に形成されている。溝部132は、シール材縮径案内部48の内周面において螺旋を描いている。溝部132がこのように形成されているので、流体漏出路120は、シール材縮径案内部48から挿入口40までと選択透過性部材100とを介して継手本体20の外部に連通することとなる。
凹部130がシール材縮径案内部48と隣り合う部分に形成されているのは、次に述べる2つの理由による。第1の理由は、フレキシブル管300によってシール材22が第2収容部44の奥へ押し込まれる際、後述する密封部60によってここが密封されるためである。第2の理由は、フレキシブル管300の外周面と第2収容部44の内周面との間が密封部60によって密封されていないとき、フレキシブル管300の中の流体がここから流体漏出路120を通って継手本体20の外部へ漏出できるためである。図1から明らかなように、フレキシブル管300の外周面と第2収容部44の内周面との間が密封部60によって密封されていないとき、流体漏出路120がシール材22によって塞がれている。しかしながら、流体漏出路120は密封部60によって密封されている訳ではないので、フレキシブル管300の中を流れた流体が流体漏出路120に流れ込むと、その流体はシール材22を押し広げて継手本体20の外へ漏出する。
図4の(a)〜(c)に示すように、本実施形態にかかるシール材22は、胴部60aと、接触部60bと、密封部60cと、連結部60dと、抜止部60eとを有する。シール材22の中央には管挿入孔60hが形成されている。管挿入孔60hにはフレキシブル管300が挿入される。胴部60aと、接触部60bと、密封部60cと、連結部60dと、抜止部60eとは、一体となっている。胴部60aは筒状である。胴部60aの内径はフレキシブル管300の山部310の外径とほぼ同一である。接触部60bは、胴部60aに接続され、かつ、管挿入孔60h内にその一部が配置されている。後述する説明から明らかなように、接触部60bは、フレキシブル管300の先端部が管挿入孔60hに挿入されるとフレキシブル管300の先端部に接触してフレキシブル管300の先端部から力を受ける。密封部60cがフレキシブル管300の谷部312にかみ合うことにより、継手本体20の内周面とフレキシブル管300の外周面とがシールされる。密封部60cは、胴部60aの後端部に外向きに張り出している。連結部60dは、この密封部60cの後方に設けられ、密封部60cと抜止部60eとを連結する。連結部60dの内径は、胴部60aの内径より大きい。抜止部60eは、この連結部60dの後端部すなわち密封部60cよりも挿入口40に近い位置に配置される。継手本体20の中にシール材22が収容されたとき、抜止部60eの内径は、連結部60dの内径より小さく、フレキシブル管300の山部310の外径より大きい。継手本体20の中にシール材22が収容されたとき、抜止部60eの外径は、連結部60dの外径より大きい。
胴部60a、密封部60c、および連結部60dはゴム製である。これらの素材として用いられるゴムの例には、NBR(Acrylonitrile-Butadiene Rubber)、SBR(Styrene-butadiene rubber)、EPDM(ethylene propylene rubber)などがある。
接触部60bには、黄銅製座金などの補強芯金60fが埋込まれている。接触部60bの材質は、胴部60a、密封部60cおよび連結部60dと同一材料で形成されていてもよいし、異なる材料で形成されていてもよい。
抜止部60eは、胴部60a、密封部60cおよび連結部60dよりも硬い材料で形成される。そのような材料の例として、黄銅などの金属材料や硬質樹脂がある。複数の抜止部60eが連結部60dの後端部に接続される。これらの抜止部60eは、円周方向に並ぶように配置される。抜止部60e同士は、所定間隔をおいて離れている。抜止部60eの後端の外周には外周テーパ面62が設けられている。この外周テーパ面62は、挿入口40の方向すなわち後端に向かって窄まっている。
このシール材22は、フレキシブル管300の差込み前(初期状態)において、図1に示すように配置される。すなわち、初期状態において、接触部60bおよび胴部60aが第2収容部44内に収容され、密封部60cが第1収容部42内に収容され、かつ抜止部60eが挿入口40内あるいは抜止縮径案内部50内に収容されるように、シール材22は配置される。
再度図1を参照しつつ、押輪24について説明する。本実施形態にかかる押輪24は、筒部76aと鍔部76bとを有する。筒部76aと鍔部76bとは一体となっている。筒部76aは、継手本体20の挿入口40側に配置され、継手本体20に接続される。挿入口40の中において筒部76aは軸方向に移動可能である。筒部76aの中を、フレキシブル管300が挿通可能である。鍔部76bは、この筒部76aの入口側後端部の外周に設けられている。鍔部76bは、後述する嵌入予定部77を挟んで継手本体20に対向している。鍔部76bの外径は、挿入口40の孔径より大きい。
筒部76aは、パッキン溝78を有する。パッキン溝78は、筒部76aの入口側後端の内周に設けられている。パッキン溝78は、円周方向に形成されている。パッキン溝78には、防水パッキン80が嵌め込まれている。防水パッキン80は、EPDMなどで作られている。防水パッキン80の断面はT形状である。防水パッキン80の円周方向数箇所には、ピン形状の選択透過性部材100が埋設されている。選択透過性部材100は、気体を透過するが固体や液体は透過しない。これにより、ガス漏れ検査が可能である。選択透過性部材100は、例えば、連続多孔質膜を含むシート材、あるいは連続気孔を有する多孔質体である。前者の連続多孔質膜は、四フッ化エチレン樹脂粉体を成形することによって得られる。後者の多孔質体は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルアクリレートなどの熱可塑性樹脂粉体から成形することによって得られる。
筒部76aのうち挿入口40の中に配置される側の端の外周には、案内テーパ面82aが設けられている。案内テーパ面82aの形状は先細状である。案内テーパ面82aの勾配は、継手本体20に設けられた抜止縮径案内部50とほぼ同一である。筒部76aのうち挿入口40の中に配置される側の端の内周には、押輪テーパ面82bが設けられている。押輪テーパ面82bは、挿入口40の奥に向かって広がる先拡がり状である。
図1に示すように、筒部76aのうち継手本体20の内周に対向する面にはスナップリング収容保持溝84が設けられている。スナップリング収容保持溝84は、円周方向に設けられている。一方、図2に示すように、継手本体20の挿入口40の内周には、第1のスナップリング係合溝90と第2のスナップリング係合溝92とが設けられている。これらはそれぞれ円周方向に延びている。第2のスナップリング係合溝92が、第1のスナップリング係合溝90よりも挿入口40から遠い位置に設けられている。第1のスナップリング係合溝90内の奥側溝壁には溝テーパ面90aが形成されている。溝テーパ面90aは、第1収容部42の方向へ向かって窄まっている。
スナップリング収容保持溝84より後側(鍔部76bが設けられている側)には防水パッキン溝86が設けられている。この防水パッキン溝86には防水パッキン102が嵌め込まれている。
本実施例に係るフレキシブル管用継手10は、第1の位置決め保持機構と、第2の位置決め保持機構とを備えている。第1の位置決め保持機構は、押輪24の先端部を初期位置に位置決め保持する。図1は、押輪24が初期位置に位置決め保持されている状態(半挿入状態)を示している。図1から明らかなように、ここで言う初期位置とは、フレキシブル管300の差込み前における、シール材22の抜止部60eの後を意味する。第2の位置決め保持機構は、押輪24の先端部を完全な押込み位置に位置決め保持する。図6は、押輪24の先端部が完全な押込み位置に位置決め保持されている状態を示している。図6から明らかなように、ここで言う完全な押込み位置とは、フレキシブル管300の差込みに伴い第2収容部44内にまでシール材22が押込まれた後における、シール材22の抜止部60eとの間に僅かな隙間を置いた位置を意味する。
図1に示すように、第1の位置決め保持機構は、押輪24のスナップリング収容保持溝84と、スナップリング106と、継手本体20の第1のスナップリング係合溝90と、被覆樹脂層110とによって構成されている。スナップリング106は、欠縁部を有しており、弾性変形によって外形が変化する。スナップリング収容保持溝84には、スナップリング106の内周部が嵌め込まれて収容されている。第1のスナップリング係合溝90には、スナップリング106の外周部が係合されている。被覆樹脂層110は、半挿入状態の押輪24のうち継手本体20から露出した部分の外面と通過路30の外面の一部とに密着するように被せられている。これにより、被覆樹脂層110は、嵌入予定部77に接していることになる。嵌入予定部77とは、押輪24の筒部76aのうち、スナップリング106の外周が第1のスナップリング係合溝90に嵌め込まれているときには継手本体20から露出し、かつ、スナップリング106の外周が第2のスナップリング係合溝92に嵌め込まれているときには挿入口40の中に配置される部分のことである。その結果、鍔部76bは、嵌入予定部77を挟んで継手本体20に対向していることになる。被覆樹脂層110は、挿入口40の内周面と押輪24の筒部76aとの間の隙間よりも大きい厚みを有し、かつ、熱収縮性のプラスチック製のフィルムからできている。熱収縮性のプラスチック製のフィルムに代え、熱収縮性のプラスチック製のシート、あるいはそのようなプラスチックでできたチューブでできていてもよい。被覆樹脂層110の素材としては、ポリスチレン収縮フィルム、ポリオレフィン収縮フィルム、ポリエステル収縮フィルム、ポリプレン収縮フィルムなど、環境に配慮した非塩ビ系素材が好ましい。
第1の位置決め保持機構により、押輪24は、上述した初期位置に位置決め保持される。これにより、半挿入状態の押輪24に不測の力が作用しても、継手本体20の中に押し込まれにくくなる。
第2の位置決め保持機構は、押輪24のスナップリング収容保持溝84と、スナップリング106と、継手本体20の第2のスナップリング係合溝92とによって構成されている。上述したように、第2のスナップリング係合溝92は、通過路30の内周において、第1のスナップリング係合溝90よりも挿入口40から遠い位置に、これに並べて設けられている。被覆樹脂層110が外された後、半挿入状態の押輪24が挿入口40の中に押込まれると、スナップリング106が第1のスナップリング係合溝90の溝テーパ面90aから滑り出す。その後さらに押輪24が押込まれると、スナップリング106が第2のスナップリング係合溝92に嵌まる。これにより、押輪24の先端部は、完全な押込み位置に位置決め保持される。上述したように、図6は、スナップリング106が第2のスナップリング係合溝92に嵌まった状態を示す。
なお、押輪24の押込み代であるストローク長さS(図5参照)は、第1のスナップリング係合溝90と第2のスナップリング係合溝92との間の距離にほぼ等しくなるように設定されている。
次に、上述したフレキシブル管用継手10にフレキシブル管300を接続する要領について図1、図5、および、図6を参照しつつ説明する。
図1のような、フレキシブル管300の接続前におけるフレキシブル管用継手10の在庫・保管時や搬送時などにおいては、第1の位置決め保持機構が、半挿入状態の押輪24が不用意に押込まれる事態を生じにくくする。すなわち、スナップリング106の外周部と第1のスナップリング係合溝90との係合作用や、嵌入予定部77に設けられた被覆樹脂層110の支持作用により、上述した事態の発生は防止される。
フレキシブル管300の接続に際しては、先ず、フレキシブル管300(このフレキシブル管300の先端部分の合成樹脂層314は予め剥離されている。その結果、このフレキシブル管300の山部310と谷部312とが露出している。)を、押輪24の入口側から継手本体20の挿入口40内に差し込む。フレキシブル管300は、シール材22の中を、抜止部60e、連結部60d、密封部60c、胴部60aの順に通過する。その後、フレキシブル管300の先端部は、シール材22の接触部60bに当接する。その際、シール材22の密封部60cは外向きに張り出す形に形成されているので、フレキシブル管300の差込み時にその密封部60cが障害になるようなことない。フレキシブル管300の先端部はシール材22内にスムーズに挿入できる。
図5に示すように、シール材22の接触部60bに当接するまでフレキシブル管300が差込まれると、シール材22の胴部60aは第2収容部44の奥へ押込まれる。この押込みに伴い、シール材22の密封部60cはシール材縮径案内部48の窄まり側に移動する。密封部60cは、シール材縮径案内部48に押されて内向きに縮径変形する。密封部60cは、シール材縮径案内部48を通過して第2収容部44内に引き込まれるや否やフレキシブル管300の谷部312にかみ合う。その際、密封部60cは、谷部312の斜面312aに密着する。これと同時にシール材22の抜止部60eが抜止縮径案内部50の窄まり側に移動する。抜止部60eは、抜止縮径案内部50によって縮径方向に押されながら第1収容部42に引き込まれる。これにより、フレキシブル管300の先端部の外周面と継手本体20の第2収容部44の内周面との間がシール材22によって確実に密封シールされる。そこが密封シールされることで、フレキシブル管300内を流れる流体がフレキシブル管300の先端部からフレキシブル管300の先端部外周と継手本体20の第2収容部44内周との間を経て漏れ出るのを防止できる。フレキシブル管300が少々変形していたとしても、その効果はほとんど低下しない。なお、フレキシブル管300の先端部とシール材22の接触部60bとの間でもシール機能を期することができる。
続いて、フレキシブル管300がさらに差込まれると、シール材22の接触部60bの内径部およびフレキシブル管300の先端部の内面が先端掛止め部材70のクリック部材72bに係合する。シール材22の接触部60bの内径部およびフレキシブル管300の先端部の内面がクリック部材72bに係合するのは、シール材22の接触部60bの内径部およびフレキシブル管300の先端部の内面が、クリック部材72bと第2収容部44の内周面との間を通過した後である。クリック部材72bは、シール材22の接触部60bの内径部およびフレキシブル管300の先端部の内面が通過している間、弾性変形している。これより、クリック部材72bは、接触部60bの内径部を乗り越えることとなる。この接触部60bがクリック部材72bを通過する時、クリック作用により、施工者は手応えを感じる。これにより、フレキシブル管300が所定深さまで差込まれたことを施工者は実感できる。
さらに、そのようにフレキシブル管300の先端部が先端掛止め部材70のクリック部材72bに係合し、かつ、抜止部60eが谷部312に入り込むことで、フレキシブル管300が振れるのを抑制できる。
なお、第2収容部44の内周面のうち流体漏出路120の凹部130の周囲はシール材22によってこのときまでに密封されている。そのため、フレキシブル管300がフレキシブル管用継手10に正しく接続されていれば、フレキシブル管300の中を通過した流体が流体漏出路120を辿って継手本体20の外へ漏出することはない。
フレキシブル管300の差込み完了後には、被覆樹脂層110を押輪24から外す。被覆樹脂層110が外れると、押輪24を押込み代(図5に示すストローク長さSのこと)分だけ完全に押込む。この押し込みに伴い、スナップリング106は、継手本体20の第1のスナップリング係合溝90の溝テーパ面90aに沿って第1のスナップリング係合溝90から滑り出す。スナップリング106の内周面は、スナップリング収容保持溝84内に嵌め込まれたままである。溝テーパ面90aに沿って移動するため、スナップリング106は縮径するよう弾性変形する。そして、押輪24が完全に押し込まれた時点で、スナップリング106の外周部が第2のスナップリング係合溝92に嵌まる。スナップリング106の外周部が第2のスナップリング係合溝92に嵌まる時、それまで縮径していたスナップリング106は拡径する。これにより、シール材22が通過路30の入口側方向へ戻り移動するのを防止できる。図6は、押輪24が完全に押し込まれた状態を示す。押輪24の先端部は、シール材22の抜止部60eの後側に位置する完全な押込み位置に保持される。このとき、図6から明らかなように、シール材22によるシール状態は確保される。
また、押輪24の完全な押込みに伴い、押輪24の先端部の押輪テーパ面82bがシール材22の抜止部60eの外周テーパ面62に近接し、かつ、対向する。この後、フレキシブル管300に対して継手本体20から引き抜く方向に引抜力がかかると、外周テーパ面62は、挿入口40の方向に少し移動して、押輪テーパ面82bに接触する。外周テーパ面62は、押輪テーパ面82bに接触すると、押輪テーパ面82bから反力を受ける。外周テーパ面62が押輪テーパ面82bから反力を受けると、抜止部60eの一部として外周テーパ面62の背面側に配置された嵌入部分63は、フレキシブル管300の谷部312に嵌まり込む。外周テーパ面62が押輪テーパ面82bから反力を受け、かつ、嵌入部分63がフレキシブル管300の谷部312にその反力を伝達することで、フレキシブル管300の抜け出しは阻止される。
ところで、シール材22の接触部60bの内径部およびフレキシブル管300の先端部の内面が、クリック部材72bと第2収容部44の内周面との間を通過していないまま、押輪24を完全に押込み、かつ、フレキシブル管300の中に適切な圧力をかけて流体を通過させると、フレキシブル管300が挿入口40の方向へ押し戻される。フレキシブル管300が挿入口40の方向へ押し戻されると、それに伴いシール材22も挿入口40の方向へ移動するので、密封部60cによる密封は解除される。密封部60cによる密封が解除されると、フレキシブル管300の中を通過した流体を流体漏出路120を辿って継手本体20の外へ漏出させることが可能になる。このため、フレキシブル管300をフレキシブル管用継手10に接続した後、フレキシブル管300の中に流体を通過させることで、フレキシブル管300がフレキシブル管用継手10に正しく接続されているか否かを、容易に知ることができる。ただし、フレキシブル管300がフレキシブル管用継手10に正しく接続されているか否かを知るために利用できる流体の種類は、フレキシブル管用継手によって異なる。本実施形態の場合、フレキシブル管300の中をガスが通過しているとき、それを知ることができる。フレキシブル管300の中を通過したガスは、凹部130、溝部132、および、選択透過性部材100を経て、継手本体20の外へ漏出する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよいのはもちろんである。
たとえば、シール材22は、密封部60cのようにフレキシブル管300の谷部312にかみ合う部分を複数有していても良い。これにより、フレキシブル管用継手10のシール性は向上する。
また、流体漏出路120の断面形状や配置は、上述したものに限られない。
図7は、本実施形態の第1の変形例にかかる流体漏出路の断面形状を示す図である。図7に示す流体漏出路は、上述した溝部132に代え、溝部134を有する。図7に示す流体漏出路において、溝部134の断面形状は、図2に示す溝部132のような二等辺三角形ではなく、直角三角形に近い形状となっている。また、図7に示す溝部134が描く螺旋のピッチは、図2に示す溝部132が描く螺旋のピッチと異なる。このため、図7においては、溝部134が2箇所に表れている。
図8は、本実施形態の第2の変形例に係る流体漏出路124の断面形状を示す図である。図9は、本実施形態の第2の変形例にかかる継手本体20を押輪24が挿入される方向から見た側面図である。本変形例に係る流体漏出路124も、シール材縮径案内部48の内周面に形成されている。本変形例に係る流体漏出路124の中心軸は、継手本体20の中心軸と交差する。また、本変形例に係る流体漏出路124は、第2収容部44の内周面のうち密封部60cによって密封される位置に開口している。流体漏出路124は、図9に示すように1箇所のみに設けられてもよいし、複数の箇所に設けられても良い。
図7ないし図9に示す変形例に限らず、流体漏出路は、第2収容部44の内周面のうち、第2収容部44の奥へ押し込まれた密封部60cによって密封される位置に開口しておればよい。さらに、流体漏出路の経路は、上述したものに限定されない。図10は、本実施形態の第3の変形例に係る流体漏出路126の断面形状を示す図である。本変形例にかかる流体漏出路126は、第2収容部44の内周面のうち、第2収容部44の奥へ押し込まれた密封部60cによって密封される部分に開口しており、かつ、継手本体20を貫通することで、継手本体20の外部と連通する。
通過路の構成も、上述したものに限定されない。通過路の構成が上述したものと異なっている場合、流体漏出路は、次の要件を満たすものであればよい。その第1の要件は、通過路の壁面のうちシール材(フレキシブル管300と継手本体との間をシールするもの)によってシールされる部分に開口していることである。第2の要件は、フレキシブル管300の外周面と通過路の壁面との間がシール材によってシールされていないとき、通過路に挿入されたフレキシブル管300の中の流体が流体漏出路を通って継手本体の外部へ漏出できることである。そのようなものの具体例としては、通過路の内周面の一部に溝が刻まれているものが考えられる。
シール材22も構造も、上述したものに限定されない。たとえば、接触部60bは、図4に示したような形状ではなく、胴部60aと同様の形状で若干肉厚の部材であってもよい。その場合、接触部60bは、フレキシブル管300の山部310と接触した際、摩擦力を受ける。これにより、シール材22は、第1収容部42の奥方向に押し込まれる。
本発明のある実施形態にかかるフレキシブル管用継手を、シール材押し込み前の状態で示す半欠截断面図である。 本発明のある実施形態にかかる継手本体を示す半欠截断面図である。 同継手本体を押輪が挿入される方向から見た側面図である。 (a)はシール材の断面図、(b)はシール材の背面図、(c)はシール材の側面図である。 シール材の接触部が先端掛止め部材のクリック部材を乗り越えた状態で示す、本発明のある実施形態にかかるフレキシブル管用継手の半欠截断面図である。 フレキシブル管の差込み完了後の状態で示す同フレキシブル管用継手の半欠截断面図である。 本発明のある実施形態の第1の変形例にかかる流体漏出路の断面形状を示す図である。 本発明のある実施形態の第2の変形例にかかる流体漏出路の断面形状を示す図である。 本発明のある実施形態の第2の変形例にかかる継手本体を押輪が挿入される方向から見た側面図である。 本発明のある実施形態の第3の変形例にかかる流体漏出路の断面形状を示す図である。 第1の従来例のフレキシブル管用継手の半欠截断面図である。 (A)は第2の従来例のフレキシブル管用継手を、フレキシブル管差込み途中の状態で示す断面図、(B)は同フレキシブル管用継手を、フレキシブル管差込み完了後の状態で示す断面図である。
10 フレキシブル管用継手
20,200,250 継手本体
22 シール材
24,210,254 押輪
30 通過路
40 挿入口
42 第1収容部
44 第2収容部
46 ストッパー部
48 シール材縮径案内部
50 抜止縮径案内部
60a 胴部
60b 接触部
60c 密封部
60d 連結部
60e 抜止部
60h 管挿入孔
60f 補強芯金
62 外周テーパ面
63 嵌入部分
70 先端掛止め部材
72a リング部
72b クリック部材
74a 円周溝
76a 筒部
76b 鍔部
77 嵌入予定部
78 パッキン溝
80,102 防水パッキン
82a 案内テーパ面
82b 押輪テーパ面
84 スナップリング収容保持溝
86 防水パッキン溝
90 第1スナップリング係合溝
90a 溝テーパ面
92 第2スナップリング係合溝
94 耐火パッキン溝
100 選択透過性部材
104 耐火パッキン
106 スナップリング
110 被覆樹脂層
120,124,126 流体漏出路
122 収容孔
130 凹部
132,134 溝部
200a 大径孔
200b 中径孔
200c 小径孔
202 スリーブ
204 リングスプリング
206 Oリング
208 パッキン
252 リテーナ部材
252a 後方突起
256 防水パッキン
258 ストップリング部材
260 第1溝
262 第2溝
264 第3溝
270 管挿入孔
300 フレキシブル管
310 山部
312 谷部
312a 斜面
314 合成樹脂層

Claims (1)

  1. 継手本体と、
    前記継手本体内に収容される弾性変形可能なシール材とを備え、
    フレキシブル管が前記継手本体内に挿入され、
    前記フレキシブル管の外周部には、円周方向全周に延びる山部と谷部とが管軸方向へ交互に並設されており、
    前記シール材には中央に管挿入孔が形成されていて、前記フレキシブル管が挿入されると前記フレキシブル管と前記継手本体との間がシールされるフレキシブル管用継手であって、
    前記シール材は、
    前記管挿入孔と、
    前記管挿入孔内に少なくとも一部が配置され、前記フレキシブル管の先端部が前記管挿入孔に挿入されると前記フレキシブル管の先端部に接触して前記フレキシブル管の先端部から力を受ける接触部と、
    前記接触部に接続され、前記フレキシブル管と前記継手本体との間を密封する密封部とを有し、
    前記継手本体は、
    前記フレキシブル管が挿入される挿入口と、
    前記挿入口の奥に形成され、前記挿入口に連通され、かつ、前記フレキシブル管の先端部が挿入されるまで前記密封部を収容する第1収容部と、
    前記第1収容部の奥に形成され、前記第1収容部に連通され、かつ、前記フレキシブル管の先端部が前記シール材の接触部に接触して前記シール材を前記第1収容部の奥方向に押し込むと前記フレキシブル管と前記密封部とを収容する第2収容部と、
    前記継手本体の外部と前記第2収容部とに連通する流体漏出路とを有し、
    前記第1収容部が、前記第1収容部の内周面が密封されていない状態で前記密封部を収容し、
    前記第2収容部が、前記フレキシブル管の先端部と前記第2収容部の内周面との間が前記密封部により密封される状態で前記フレキシブル管の先端部と前記密封部とを収容し、
    前記流体漏出路のうち前記第2収容部に連通する部分が、前記第2収容部の内周面のうち前記密封部によって密封される部分に形成されており、
    前記継手本体が、前記第1収容部と前記第2収容部との間に形成され、前記第1収容部と前記第2収容部とに連通され、前記第1収容部から離れるにつれ窄まるシール材縮径案内部をさらに有し、
    前記密封部が、前記接触部に接触した前記フレキシブル管によって前記第1収容部の奥方向に押し込まれる際、前記シール材縮径案内部によって縮径され、前記フレキシブル管の谷部にかみ合うことで、前記フレキシブル管の外周面と前記第2収容部の内周面との間を密封し、
    前記流体漏出路が、前記第2収容部の内周面のうち前記シール材縮径案内部との境界に形成される凹部を有することを特徴とする、フレキシブル管用継手。
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