JP5255948B2 - 工具マガジン、自動工具交換装置および工作機械 - Google Patents

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本発明は、工具マガジン、自動工具交換装置および工作機械に関する。
ワーク(被加工物)の加工を行う加工装置として、加工装置のスピンドルに取り付けられるツールシャンクを自動で交換するためのATC(Automatic Tool Changer、自動工具交換装置)を備える加工装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の加工装置では、ATCは、ツールシャンクを保持する工具マガジンを備えている。この工具マガジンは、優れたバネ特性を有する材質からなる一枚部材によって形成されている。また、この工具マガジンには、ツールシャンクを保持するための撓み保持部(板バネ部)が一体で形成されている。
特開2006−123167号公報
特許文献1に記載の工具マガジンには、ツールシャンクを保持するための板バネ部が一体で形成されているため、工具マガジンの形状が複雑になる。したがって、工具マガジンの加工が複雑になり、工具マガジンのコストが嵩む。
そこで、本発明の課題は、コストを削減することが可能な工具マガジンを提供することにある。また、本発明の課題は、かかる工具マガジンを備える自動工具交換装置および工作機械を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、工具またはワークが固定される工具ホルダを保持する複数の工具保持部を備え、所定の回転駆動機構に連結されて回転する工具マガジンにおいて、複数の工具保持部は、工具マガジンの回転中心を中心として略円環状に配置され、工具保持部には、工具ホルダが配置される配置溝が工具マガジンの径方向外側端から回転中心に向かって窪むように形成され、工具保持部は、配置溝に配置される工具ホルダを保持するための2個の保持用磁石を備え、2個の保持用磁石は、配置溝の、回転中心側に配置されるとともに、工具マガジンの径方向と工具マガジンの軸方向とに直交する方向で所定の隙間をあけた状態で配置されていることを特徴とする。
本発明の工具マガジンでは、工具保持部が工具ホルダを保持するための保持用磁石を備えている。そのため、工具マガジンの形状を簡略化しても配置溝に配置される工具ホルダを保持することができる。したがって、本発明では、工具マガジンの複雑な加工を不要とすることが可能となり、工具マガジンのコストを削減することが可能になる。
また、本発明では、保持用磁石は、配置溝の、回転中心側に配置されているため、保持用磁石によって回転中心側に向かって工具ホルダが吸引される。したがって、工具マガジンの回転時に工具ホルダに遠心力が生じても、工具ホルダを確実に保持することが可能になる。
さらに、本発明では、2個の保持用磁石は、工具マガジンの径方向と工具マガジンの軸方向とに直交する方向で所定の隙間をあけた状態で配置されているため、隙間をあけた状態で配置される2個の保持用磁石によって、工具ホルダを2箇所で吸着することが可能となり、工具保持部で保持される工具ホルダのずれを防止することが可能なる。したがって、工具マガジンで工具ホルダを適切に保持することが可能になる。
本発明において、工具ホルダには、回転止め用のキー溝が形成され、工具保持部は、2個の保持用磁石の間に形成されキー溝に係合する回転止め突起を備えることが好ましい。このように構成すると、工具保持部で保持される工具ホルダの回転を防止することが可能となり、工具マガジンで工具ホルダを適切に保持することが可能になる。
本発明において、工具ホルダは、保持用磁石に吸着される略円柱状の吸着部を備え、吸着部には、径方向内側に向かって窪む略円環状の凹部が形成され、工具保持部は、工具マガジンの径方向と工具マガジンの軸方向とに直交する方向の両側から凹部に係合する2個の係合突起を備えることが好ましい。このように構成すると、工具保持部で保持される工具ホルダの、工具マガジンの径方向と工具マガジンの軸方向とに直交する方向でのずれ、および、工具マガジンの軸方向でのずれを防止することが可能となり、工具マガジンで工具ホルダを適切に保持することが可能になる。
本発明の工具マガジンは、工具マガジンを回転駆動する回転駆動機構を備える自動工具交換装置に用いることができる。この自動工具交換装置では、工具マガジンのコストを削減することが可能になるため、自動工具交換装置のコストを削減することが可能になる。また、この自動工具交換装置は、工具ホルダが取り付けられる主軸を備える工作機械に用いることができる。この工作機械では、工具マガジンのコストを削減することが可能になるため、工作機械のコストを削減することが可能になる。
以上のように、本発明の工具マガジン、自動工具交換装置および工作機械では、コストを削減することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(工作機械および自動工具交換装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる工作機械1の正面図である。図2は、図1に示す自動工具交換装置8の、カバー14を取り外した状態を示す正面図である。
本形態の工作機械1は、たとえば、ワーク2の表面の切削等を行う旋盤、フライス盤、研削盤あるいはマシニングセンタ等である。また、本形態の工作機械1は、卓上への設置が可能な小型のものである。
この工作機械1は、図1に示すように、ワーク2を加工する工具3が固定される工具ホルダ4と、工具ホルダ4が取り付けられる主軸(回転軸)5と、ワーク2を固定するチャック部材6と、チャック部材6が載置されるテーブル7とを備えている。また、工作機械1は、主軸5に取り付けられる工具3を自動で交換するための自動工具交換装置(ATC)8を備えている。本形態では、主軸5に取り付けられる工具3は工具ホルダ4ごと交換される。
主軸5は、工具ホルダ4を保持・解放するためのチャック機構を備えている。この主軸5は、回転駆動機構に連結されており、ワーク2の加工時に回転する。また、主軸5は、たとえば、図1の左右方向へ主軸5を移動させる左右移動機構、および、上下方向へ主軸5を移動させる上下移動機構に連結されており、ワーク2の加工時等に、図1の左右方向および上下方向へ移動可能となっている。
テーブル7は、たとえば、図1の紙面垂直方向へテーブル7を移動させる前後移動機構に連結されており、ワーク2の加工時等に、チャック部材6とともに前後方向へ移動可能となっている。
ATC8は、複数の工具ホルダ4を保持する工具マガジン11を備えている。工具マガジン11は、回転駆動機構12に連結されており、上下方向を軸方向として回転可能となっている。また、工具マガジン11は、図2の左右方向へ工具マガジン11を移動させる移動機構13に連結されており、回転駆動機構12とともに、図2の左右方向へ移動可能となっている。ATC8の上側部分は、図1に示すように、カバー14で覆われている。
回転駆動機構12は、工具マガジン11を回転させるための駆動モータおよび駆動モータの動力を工具マガジン11に伝達するための動力伝達機構等を備えている。移動機構13は、工具マガジン11を左右方向へ移動させるための駆動モータ、エアシリンダ等の駆動源15、駆動源15の動力を工具マガジン11に伝達するための動力伝達機構および工具マガジン11を左右方向へ案内するためのガイド機構等を備えている。
(工具ホルダの構成)
図3(A)は、図1に示す工具ホルダ4の平面図であり、(B)は(A)のE−E方向から工具ホルダ4を示す側面図である。
工具ホルダ4は、たとえば、JISB6339で規定されるツールシャンク17とプルスタッド18とから構成されている。図3(B)に示すように、プルスタッド18は、ツールシャンク17の上端に固定されている。また、工具3は、ツールシャンク17の下端側に固定されている。
本形態のツールシャンク17は、たとえば、呼び番号「BT−15」または「BT−10」あるいは「BT−5」によって特定される小型のものである。なお、ツールシャンク17はその他の呼び番号で特定されるものであっても良い。
図3(B)に示すように、ツールシャンク17の上下方向の略中心部分は、他の部分に比べて外径の大きな略円柱状に形成されている。この外径の大きくなった部分は、工具マガジン11を構成する後述の保持用磁石22に吸着される吸着部17aとなっている。上下方向における吸着部17aの中心には、径方向内側に向かって窪む略円環状の凹部17bが形成されている。凹部17bの、上下方向の両側に形成される側面は、径方向外側に向かうにしたがって上下方向外側に広がる傾斜面17cとなっている。
また、吸着部17aには、主軸5に取り付けられる工具ホルダ4の回転を防止するための回転止め用のキー溝17dが形成されている。このキー溝17dは、図3(A)に示すように、180°ピッチで2箇所に形成されている。また、キー溝17dは、吸着部17aの上端から下端側に向かって形成されている。なお、工具ホルダ4によっては、キー溝17dが形成されない場合もある。
(工具マガジンの構成)
図4は、図2のF−F方向から工具マガジン11を示す平面図である。図5は、図4のG−G方向から工具マガジン11を示す側面図である。図6は、図4に示す磁石固定部材23およびガイド部材24の構成を説明するための平面図である。図7は、図6のH−H方向から磁石固定部材23およびガイド部材24の構成を説明するための図である。
工具マガジン11は、略円板状に形成されたベース板21を備えている。図4に示すように、ベース板21の径方向の中心には、回転駆動機構12が連結される連結孔21aが上下方向に貫通するように形成されている。連結孔21aの中心は、工具マガジン11の回転中心Oとなっている。また、ベース板21には、工具ホルダ4が配置される複数の配置溝21bが形成されている。この配置溝21bは、ベース板21の径方向外側端(すなわち、工具マガジン11の径方向外側端)から回転中心Oに向かって窪むように形成されている。また、配置溝21bは、上下方向から見たときの形状が略U形状になるように形成されている。本形態では、同形状の6個の配置溝21bが略等角度ピッチでベース板21に形成されている。
また、工具マガジン11は、配置溝21bに配置される工具ホルダ4を保持するための保持用磁石22(以下、「磁石22」とする。)と、磁石22が固定される磁石固定部材23と、工具ホルダ4を磁石22に向かって案内するガイド部材24とを備えている。本形態では、各配置溝21bに対応するように、2個の磁石22と、1個の磁石固定部材23と、2個のガイド部材24とが配置されている。
また、本形態では、1本の配置溝21bと、2個の磁石22と、1個の磁石固定部材23と、2個のガイド部材24とによって、1個の工具ホルダ4を保持する工具保持部25が構成されている。すなわち、本形態の工具マガジン11は、6個の工具保持部25を備えており、6個の工具ホルダ4の保持が可能となっている。6個の工具保持部25は、図4に示すように、回転中心Oを中心として略円環状に配置されている。
磁石22は、永久磁石であり、扁平な直方体状に形成されている。本形態では、後述のように、2個の磁石22に1個の工具ホルダ4が吸着されており、磁石22は、工具マガジン11の回転時に工具ホルダ4に生じる遠心力よりも2個の磁石22による工具ホルダ4の吸着力が大きくなるような磁力を有している。
磁石固定部材23は、ベース板21に固定される直方体状の固定部23aと、工具ホルダ4のキー溝17dに係合する回転止め突起23bとを備えている。
固定部23aは、配置溝21bの径方向内側端よりも径方向内側で、ベース板21に固定されている(図4参照)。具体的には、ベース板21の径方向に直交する平面と磁石22の固定面(磁石固定面)23cとが略平行になるとともに、磁石固定面23cが径方向外側に向くように、固定部23aがベース板21の上面に固定されている。また、磁石22が、配置溝21bの径方向内側部分に配置されるように(すなわち、磁石22が、配置溝21bの、回転中心O側に配置されるように)、固定部23aが固定されている。さらに、配置溝21bの径方向内側端から配置溝21bに向かって回転止め突起23bが突出するように、固定部23aが固定されている。
回転止め突起23bは、2個の磁石固定面23cの間に形成されている。すなわち、回転止め突起23bは、2個の磁石22の間に形成されており、2個の磁石22は、ベース板21の軸方向(すなわち、図4の紙面垂直方向)とベース板21の径方向とに直交する方向X(以下、この方向を「第1方向X」とする。)で所定の隙間をあけた状態で配置されている。また、磁石22は、回転止め突起23bとの間にわずかな隙間をあけた状態で、または、回転止め突起23bに当接した状態で、磁石固定面23cに固定されている。
回転止め突起23bの幅は、キー溝17dの幅よりもわずかに狭くなっている。また、本形態では、回転止め突起23bの下端部分は、回転止め突起23bの上端部分よりも径方向外側に突出している。
ガイド部材24は、ベース板21に固定される直方体状の固定部24aと、工具ホルダ4の凹部17bに係合する係合突起24bとを備えている。
固定部24aは、図4に示すように、第1方向Xにおける配置溝21bの端部よりも第1方向Xの外側で、ベース板21に固定されている。具体的には、第1方向Xにおける配置溝21bの端部から配置溝21bに向かって係合突起24bが突出するように、ベース板21の上面に固定部24aが固定されている。また、係合突起24bの先端(図7の左右方向の内側端)の間隔が、工具ホルダ4の、凹部17bが形成された部分の外径よりも若干、広くなるように、固定部24aが固定されている。
係合突起24bの下面は、第1方向Xにおける配置溝21bの内側に向かうにしたがって上方向に傾斜する傾斜面24cとなっている。傾斜面24cの傾斜角度は、工具ホルダ4の傾斜面17cの傾斜角度とほぼ等しくなっている。係合突起24bの先端の厚さは、工具ホルダ4の凹部17bの底面の幅(上下方向の幅)よりもわずかに狭くなっている。
本形態では、2個の磁石22によって1個の工具ホルダ4が吸着されて、工具保持部25に工具ホルダ4が保持される。工具保持部25に工具ホルダ4が保持されている状態では、吸着部17aの外周面におけるキー溝17dの縁の近傍部分が2個の磁石22に吸着されている(図4参照)。また、工具ホルダ4のキー溝17dに回転止め突起23bが係合している。さらに、図5に示すように、第1方向Xの両側から工具ホルダ4の凹部17bにガイド部材24の係合突起24bが係合している。
(工具の交換動作)
工作機械1では、以下のように、主軸5に取り付けられる工具3の交換が行われる。
工具3の交換前の工具マガジン11では、少なくとも1個以上の工具保持部25で工具ホルダ4が保持されていない状態となっている。すなわち、少なくとも1個以上の工具保持部25が空いた状態となっている。
工具3の交換時には、移動機構13が駆動して、工具マガジン11が主軸5側へ移動する。また、空いている工具保持部25の配置溝21bの径方向外側端が主軸5側に向くように、回転駆動機構12が駆動して、工具マガジン11が回転する。
一方、主軸5側では、主軸5に保持されている工具ホルダ4の吸着部17aが工具マガジン11の工具保持部25の高さに合うように、上下駆動機構が駆動して、主軸5が移動する。また、工具ホルダ4の凹部17bが係合突起24bに案内されて、吸着部17aが磁石22に吸着されるように、左右移動機構が駆動して、主軸5が工具マガジン11側に移動する。吸着部17aが磁石22に吸着されると、主軸5は、チャック機構を解放状態にして、工具ホルダ4を解放した後、上下駆動機構によって上昇する。主軸5が上昇すると、主軸5から工具ホルダ4が外れる。
その後、主軸5に取り付けられる工具3が固定されている工具ホルダ4が主軸5側を向くように、工具マガジン11が回転する。また、この工具ホルダ4の上方から主軸5が下降して、チャック機構で工具ホルダ4を保持する。その後、主軸5は、工具保持部25から工具ホルダ4が外れるように、工具マガジン11から離れる方向へ移動し、工具保持部25から工具ホルダ4が外れると、主軸5に取り付けられる工具3の交換が終了する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、工具保持部25が工具ホルダ4を保持するための磁石22を備えている。そのため、ベース板21等の形状を簡略化しても配置溝21bに配置される工具ホルダ4を保持することができる。したがって、本形態では、工具マガジン11を構成するベース板21等の複雑な加工が不要となり、工具マガジン11のコストを削減することができる。
本形態では、磁石22は、配置溝21bの径方向内側部分に配置されている。そのため、磁石22によって回転中心O側に向かって工具ホルダ4が吸引される。したがって、工具マガジン11が回転した際に工具ホルダ4に遠心力が生じても、工具ホルダ4を確実に保持することができる。
本形態では、工具保持部25に保持されている工具ホルダ4は、第1方向Xで所定の隙間をあけた状態で配置される2個の磁石22に吸着されている。また、本形態では、工具保持部25に保持されている工具ホルダ4の凹部17bに第1方向Xの両側からガイド部材24の係合突起24bが係合している。そのため、工具保持部25で保持される工具ホルダ4の第1方向Xでのずれを防止することができる。
また、工具保持部25に保持されている工具ホルダ4の凹部17bに第1方向Xの両側からガイド部材24の係合突起24bが係合しているため、工具保持部25で保持される工具ホルダ4の上下方向でのずれを防止することができる。さらに、本形態では、工具保持部25に保持されている工具ホルダ4のキー溝17dに、回転止め突起23bが係合しているため、工具保持部4で保持される工具ホルダ4の回転を防止することができる。
したがって、本形態では、工具保持部25に保持される工具ホルダ4を正しい姿勢で保持するができる。その結果、主軸5に取り付けられる工具3の交換を適切に行うことができる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、工具保持部25のそれぞれが2個の磁石22を備えているが、工具保持部25が備える磁石22の数は1個でも良いし、3個以上であっても良い。工具保持部25が1個の磁石22を備えている場合には、たとえば、回転止め突起23bが形成されていない磁石固定部材23の磁石固定面の中心部分に磁石22を固定すれば良い。また、上述した形態では、磁石22は永久磁石であるが、磁石22は電磁石であっても良い。さらに、上述した形態では、2個の磁石22が配置溝21bの径方向内側部分に配置されているが、2個の磁石22は配置溝21bの第1方向Xの両端部分に配置されても良い。
上述した形態では、工具保持部25で保持される工具ホルダ4は磁石22に吸着されている。すなわち、工具ホルダ4は磁石22に接触している。この他にもたとえば、工具ホルダ4と磁石22とが非接触の状態で、磁石22に工具ホルダ4が吸引されて、工具保持部25に工具ホルダ4が保持されても良い。
上述した形態では、工具マガジン11は、6個の工具保持部25を備えているが、工具マガジン11が備える工具保持部25の数は、2個以上であれば良い。また、上述した形態では、工具マガジン11は、上下方向を軸方向として回転可能になっているが、工具マガジン11は、水平方向または水平方向に対して所定の角度だけ傾斜した方向を軸方向として回転可能になっていても良い。また、上述した形態では、工具ホルダ4に工具3が保持されているが、工具ホルダ4に棒状のワーク2が保持されても良い。
本発明の実施の形態にかかる工作機械の正面図である。 図1に示す自動工具交換装置の、カバーを取り外した状態を示す正面図である。 (A)は、図1に示す工具ホルダの平面図であり、(B)は(A)のE−E方向から工具ホルダを示す側面図である。 図2のF−F方向から工具マガジンを示す平面図である。 図4のG−G方向から工具マガジンを示す側面図である。 図4に示す磁石固定部材およびガイド部材の構成を説明するための平面図である。 図6のH−H方向から磁石固定部材およびガイド部材の構成を説明するための図である。
符号の説明
1 工作機械
2 ワーク
3 工具
4 工具ホルダ
5 主軸
8 ATC(自動工具交換装置)
11 工具マガジン
12 回転駆動機構
17a 吸着部
17b 凹部
17d キー溝
21b 配置溝
22 磁石(保持用磁石)
23b 回転止め突起
24b 係合突起
25 工具保持部
O 回転中心

Claims (5)

  1. 工具またはワークが固定される工具ホルダを保持する複数の工具保持部を備え、所定の回転駆動機構に連結されて回転する工具マガジンにおいて、
    複数の前記工具保持部は、前記工具マガジンの回転中心を中心として略円環状に配置され、
    前記工具保持部には、前記工具ホルダが配置される配置溝が前記工具マガジンの径方向外側端から前記回転中心に向かって窪むように形成され、
    前記工具保持部は、前記配置溝に配置される前記工具ホルダを保持するための2個の保持用磁石を備え
    2個の前記保持用磁石は、前記配置溝の、前記回転中心側に配置されるとともに、前記工具マガジンの径方向と前記工具マガジンの軸方向とに直交する方向で所定の隙間をあけた状態で配置されていることを特徴とする工具マガジン。
  2. 前記工具ホルダには、回転止め用のキー溝が形成され、
    前記工具保持部は、2個の前記保持用磁石の間に形成され前記キー溝に係合する回転止め突起を備えることを特徴とする請求項記載の工具マガジン。
  3. 前記工具ホルダは、前記保持用磁石に吸着される略円柱状の吸着部を備え、
    前記吸着部には、径方向内側に向かって窪む略円環状の凹部が形成され、
    前記工具保持部は、前記工具マガジンの径方向と前記工具マガジンの軸方向とに直交する方向の両側から前記凹部に係合する2個の係合突起を備えることを特徴とする請求項1または2記載の工具マガジン。
  4. 請求項1からいずれかに記載の工具マガジンと、前記工具マガジンを回転駆動する回転駆動機構とを備えることを特徴とする自動工具交換装置。
  5. 請求項記載の自動工具交換装置と、前記工具ホルダが取り付けられる主軸とを備えることを特徴とする工作機械。
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