JP2008290167A - 切削加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多角形の角孔を切削する際に切削コーナーにRが残らないようにすると共に、切削面の面粗度が向上するようにバイトにビビリが発生しないようにする。
【解決手段】機械側から回転伝達を受ける入力軸3の回転運動をX軸用カム21及びY軸用カム37により角軸状運動に変換すると共に、変換にともない第1及び第2スライダHを追従スライドさせてバイト47による角孔形状や内コーナーをRが存在しないように切削し、かつ第1及び第2スライダの反対方向にスライドする第1及び第2バランスウエイトJにより本体の振動を抑えてビビリが発生しないようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、各辺間の内側コーナーが90度の凹入段部や四角形の角孔或いは辺間の内側コーナーが90度以上の凹入段部や六角形などの多角形の角孔を切削するもので、切削コーナーにRが残らないようにすると共に、切削面の面粗度が向上するように本体の振動を抑えバイトにビビリが発生しないようにした切削加工装置に関する。
エンドミルによるフライス作業において、角穴形状や内側コーナー部を直角に加工する際、エンドミルのR寸法が残り、角形形状に加工できない。
通常、このような加工を行なう場合、R寸法が小さくなるよう出来るだけ外径の小さい小径のエンドミルで加工を行なうしかなかった。
ところで、小径エンドミルの場合、刃物剛性不足にともない単位時間あたりの切削量の著しい低下や、最適条件にて加工を行なうための刃物回転数の確保及び刃物剛性不足による刃先の破損などがある。
このため、加工効率が大幅に低下すると共に、大幅なコストアップになる。
そこで、型彫り放電加工や、加工箇所が貫通加工の場合ワイヤーカット放電加工で行なうのが一般的である。
しかしながら、電極の製作や、型彫り、ワイヤー放電加工のいずれの場合、段取り変えが必要となり、かつワークの着脱芯出し作業による段取り時間が増加すると共に、加工速度も切削加工と比較すると大幅に遅くなるなどによって大幅なコストアップになる。
そこで、ワークに前もって設けてある下穴に角穴加工用刃体の角柱状刃部を圧入すると共に、ワークに対し相対的に自転できない角柱状刃部の歳差運動により角柱状刃部の先端面の周縁部でワークの下穴周面を下穴深さ方向に剪断切削しながら、下穴の断面形状を角柱状刃部の先端面の多角形状に加工するものがある(特許文献1参照)。
また、数値制御装置の補間制御と同等の制御によって、切刃の外端点が切削対象のインコーナ形状に合致する移動軌跡を描くように回転工具と被加工物とが工具底面に対し平行な面上で相対移動させ、これに同期して主軸回転、すなわち回転工具の回転を制御して、ピン角、微小アールのインコーナの切削を行なうようにしたものがある(特許文献2参照)。
ところで、特許文献1の角柱状刃部を歳差運動させながら剪断切断する方式にあっては、ワークに前もって下穴を加工しておくので、下穴の加工に手間がかかって大幅なコストアップになる。
また切断層の逃げのため、下穴の深さを角穴の加工深さよりも深くするか或いは下穴を貫通させる必要が(切断層の逃げのため)ある。
上記のような条件を具備しないと加工できない。すなわち、加工に条件がともなう問題があった。
特に、コーナー加工の場合、回転切削でないため刃物が逃げ(刃物の全周が加工形状に囲まれていないため逃げやすい)、加工精度が著しく低下する。
特許文献2の切削方式によると、数値制御できる機械でないと加工することができないと共に、数値制御にともなう機械側テーブルの移動にともないエネルギー的にもコストのアップになると共に、テーブルガイドの部分の摩耗により加工精度にも問題が発生する。
そこで、下穴の加工が不要になり、かつ入力軸の回転のみで角形状の加工ができると共に、ワークを積載した機械側テーブルを移動させる必要がないため、エネルギー的にもコストダウンとなり、又テーブルガイドの部分摩耗を防ぐと共に、数値制御が装備されていない機械でも辺間の内側コーナーが90度以上の凹入段部や六角形などの多角形の角孔を切削することができるようにした切削加工装置がある(特許文献3)。
特開平8−294809号公報 特開2002−182716号公報 特開2006−68881号公報
ところで、特許文献3の切削加工装置によると、入力軸の回転運動をX軸用カム及びY軸用カムにより強制的に角軸状運動に変換すると共に、変換にともない第1スライダ及び第2スライダを追従スライドさせてバイトによる角孔形状や内コーナーにRが存在しないように切削するようにしている。
しかしながら、X軸用カム及びY軸用カムによる強制的な角軸状運動に変換するので、重心が回転中心から外れてアンバランスになる。このため、振動が発生して、バイトにビビリが起生して切削面の面粗度が悪くなる。すなわち、平清な切削面でない。このビビリの発生は、回転数の増大にともない顕著になる。
すると、加工精度が悪く、バイトの欠損などの不都合が発生すると共に、ビビリを極力抑制するために回転数を低速にすると加工能率が大幅に低下するなどの問題があった。
そこで、この発明は、上述のような問題を解決した切削加工装置を提供することにある。
上記のような課題を解決するために、この発明は、機械に対し不回転状態に接続するケーシングと、このケーシングの末端から挿入してフリーに回転するように軸承すると共に、上記機械側から回転伝達を受けるように設けた入力軸と、この入力軸の先端側に末端側を屈曲及び屈曲による軸方向変位が生じても回転伝達可能な自在継手を介し連結した中間軸と、この中間軸の外側に軸承すると共に、ガイド手段により前後方向にスライドするように設けた第1スライダと、この第1スライダの端面に対向させて上記入力軸の先端に共に回転するように設けたX軸用カムと、このX軸用カムの回転にともない上記第1スライダを前後方向にスライドさせるように設けた第1連動手段と、上記第1スライダの外側に配置してガイド手段により前後方向にスライドするように設けた第1バランスウエイトと、上記第1スライダのスライドの反対方向に上記第1バランスウエイトをスライドさせる第1スライド変換手段と、上記中間軸の先端側に末端側を屈曲及び屈曲による軸方向変位が生じても回転伝達可能な自在継手を介し連結した先軸と、この先軸の外側に軸承すると共に、ガイド手段により左右方向にスライドするように設けた第2スライダと、この第2スライダの端面に対向させて上記中間軸と共に回転するように設けたY軸用カムと、このY軸用カムの回転にともない上記第2スライダを左右方向にスライドさせるように設けた第2連動手段と、上記第2スライダの外側に配置してガイド手段により左右方向にスライドするように設けた第2バランスウエイトと、上記第2スライダのスライドの反対方向に上記第2バランスウエイトをスライドさせる第2スライド変換手段と、上記先軸の先端ホルダに保持したバイトとからなる構成を採用する。
すると、入力軸の回転運動をX軸用及びY軸用カムにより角軸状運動に変換すると共に、変換にともない第1及び第2スライダを追従スライドさせてバイトによる角孔形状や内コーナーをRが存在しないように切削し、又第1及び第2スライダのスライドの反対方向に第1及び第2バランスウエイトをスライドさせて本体の振動を抑えバイトにビビリが発生するのを阻止する。
以上のように、この発明の切削加工装置によれば、入力軸の回転を中間軸から先端にバイトを保持させた先軸にそれぞれの先端と末端を連結する自在継手を介し伝達すると共に、X軸用カムとY軸用カムとで追従スライドする第1及び第2スライダによって回転運動を角形状運動に変換するので、バイトにより角孔形状や内コーナーを切削し、しかもRの存在しない切削が、入力軸の回転のみで加工ができて、ワークを積載した機械側テーブルを移動させる必要がないため、エネルギー的にもコストダウンとなり、かつ数値制御が装備されていない機械でも辺間の内側コーナーが90度以上の凹入段部や六角形などの多角形の角孔を切削加工できると共に、第1及び第2スライダのスライドの反対方向に第1及び第2スライド変換手段を介し第1及び第2バランスウエイトをスライドさせてバイトにビビリが発生するのを阻止するので、切削面の面粗度が大幅に向上する(平滑な切削面になる)と共に、バイトの損傷がなく、又高速度回転による切削が可能なため加工能率が大幅にアップする特有な効果がある。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の実施形態では、図1から図11に示すように、機械Aに対し不回転状態に接続するケーシング1には、ケーシング1の末端から挿入してベアリング2を介しフリーに回転するように軸承すると共に、機械A側から回転伝達を受ける入力軸3が設けてある。
上記の機械Aに対するケーシング1の不回転状態の接続及び入力軸3の回転伝達は、図1に示すように回転スピンドル4に設けてあるテーパー孔5に入力軸3の末端から突出するテーパーシャンク6を嵌入して回転の伝達を行ない、機械Aにケーシング1をボルト7のねじ込みにより固定したが、各種周知の方式(図示省略、例えば特開2006−68881号の方式)など採用して目的を達成するようにすることもある。
また、入力軸3の先端に中間軸8の末端を屈曲及び屈曲による軸方向変位が生じても回転伝達可能な自在継手9を介し連結し、この中間軸8の外側には、ベアリング2を介し軸承すると共に、ガイド手段Bにより前後方向にスライドする第1スライダCが設けてある。
上記のガイド手段Bは、図1、2、3、7に示すように中心に入力軸3を貫通する環状板11と、この環状板11の下面両側から下方に突出する平行な二条のガイド突条12と、両ガイド突条12の下面に上面を重ねる押え板13とで構成され、押え板13の両端の透孔14に挿入したボルト15をガイド突条12の下面両端のネジ穴16にねじ込んで押え板13を組み付ける。上記の環状板11は、周縁複数の透孔17に挿通したボルト18をケーシング1のネジ穴19にねじ込んで取付ける。
上記の第1スライダCは、図1、2、3、7に示すようにガイド突条12間に嵌り込んで前後方向のスライドをガイドすると共に、中心に中間軸8を貫通させて、貫通部分をベアリング2を介し軸承する板状体20によって形成する。
また、第1スライダCの板状体20の板面に対向させて入力軸3の先端(図示下面で、環状板11内に納まるように嵌め込んで)には、入力軸3と共に回転するX軸用カム21が(図示の場合X軸用カム21の透孔22に挿入したボルト23を中間軸8の端面のネジ穴24にねじ込んで固定する)設けてある。
そして、X軸用カム21の回転によって第1連動手段Dを介し第1スライダCを前後方向にスライドするように連動させてある。
上記の第1連動手段Dは、図示の場合第1スライダCの前後方向の辺にそれぞれカムフォロア26を軸支して、この両カムフォロア26をX軸用カム21の外周面に接触させて行なうようにしたが、限定されず、例えばカムの板面の無端状の溝に回転子を嵌め込む方式などを採用してもよい。
さらに、第1スライダCの外側には、前後方向にスライドする第1バランスウエイトEが設けてある。
上記第1バランスウエイトEは、図示の場合、第1スライダCの前後方向の両端上に配置した弧状のウエイト27と、この両ウエイト27の両端にそれぞれ連結プルート28の端を孔10にねじ込んで連結するピン29とで構成されている。
そして、第1スライダCのスライドにともないスライドの反対方向に第1スライド変換手段Fによって第1バランスウエイトEをスライドさせるようにしてある。
上記の第1スライド変換手段Fは、図示の場合(図6、7など参照)、押え板13の中央に上下面を開放させて設けてある貫孔30にアーム31を貫通させて、このアーム31の中間をピン32を介し押え板13に揺動自在に支持させると共に、板状体20と連結プレート29とに設けてある切欠き33にアーム31の両端を嵌め込みにより係合関係にして構成したが、限定されずその他の構成によって第1スライダCのスライドの反対方向に第1バランスウエイトEをスライド(強制的に)させるようにする。
なお、図3に示すように、ケーシング1の内周面と片方のウエイト27の外周との間に圧縮状態とした反発用の例えばバネ34を組み込んで各連動部分にガタツキが発生しないようにしてある。
また、中間軸8の先端側に末端側を屈曲及び屈曲による軸方向変位が生じても回転伝達可能な自在継手9を介し先軸36を連結すると共に、ケーシング1にベアリング2を介し先軸36を軸承する。この先軸36の途中に先軸36と共に回転するY軸用カム37を設ける。
さらに、先軸36の外側にベアリング2を介し先軸36の回転を可能にし、かつガイド手段GによりY軸方向のスライドを許容した第2スライダHが設けてある。
上記のガイド手段Gは、図1、2、4、5、8に示すように、先軸36を貫通する環状板38と、この環状板38の下面前後の両側から突出する平行な二条のガイド突条39と、この両ガイド突条39に下面を重ねる押え板40と、この押え板40の下面左右の両側から下方に突出する平行な二条の突条41とで構成され、この突条41にガイド突条39をガイド突条39の透孔42に挿入して突条41にねじ込むボルト43により固定する。
また、第2スライダHの外側には、第2スライダHと共にY軸方向(左右方向)にスライドする第2バランスウエイトJが設けてある。
上記の第2バランスウエイトJは、図8に示すように、第2スライダHの外側に間隙を設けて嵌装する筒体44と、この筒体44の上縁に設けて前後の二辺がガイド突条39間に嵌り込んで左右方向のスライドをガイドする板状体45とによって構成されている。
そして、Y軸用カム37の回転によって第2連動手段D´を介し第2スライダHを左右方向にスライドするように連動させてあり、又第2スライダHのスライドにともないスライドの反対方向に第2スライド変換手段F´によって第2バランスウエイトJをスライドさせるようにしてある。
上記の第2連動手段D´は、第1連動手段Dの構成と同様につき、又第2スライド変換手段F´は、第1スライド変換手段Fの構成と同様につき構成の説明を省略する。
図中34は、板状体45の一方向の押し戻し用圧縮バネである。
なお、図10、11に示すX軸用カム21及びY軸用カム37は、四角形の角穴や図12に示すようにワークWの辺から内方にL形の段部Sや、コ字状の段部(図示省略)を切削する形状に限定されず、六角形の角穴(孔)加工のX軸用カム21、Y軸用カム37を使用して、六角穴を切削することもある。また、先軸36の先端ホルダ46には、バイト47が保持させてある。
上記ホルダ46に対するバイト47の保持は、図1に示すようにホルダ46の先端面から内方に向けて設けた穴48にバイト47の末端部を挿入し、ホルダ46の外周面から穴48に貫通するネジ孔49にネジ軸50をねじ込んで取付けるようにしてある。
なお、上記の各自在継手9には、例えばユニバーサルジョイントが使用されている。
次に上記構成の切削加工機による四角形の角穴の切削を図13のバイト移動量図に基づいて説明する。
まず、図13の(a)に示すように、ワークWの切削加工センターにバイト47のセンターを合致させると共に、バイト47の刃先を四角形の角穴の一辺の辺長の2等分位置になるように位相を決める。
次いで一方向に入力軸3を回転する。すると、入力軸3から自在継手9を介し中間軸8に中間軸8から自在継手9を介し先軸36に回転を伝えながら、バイト47を回転させてワークWを切削する。
その際共に回転するX軸用カム21によって第1スライダCを、またY軸用カム37によって第2スライダHをそれぞれスライド(入力軸3の45°回転により)させるのでバイト47による切削点が図10の(a)から図10の(b)に示すように移動させる。
上記の状況下からX軸用カム21によって第1スライダCを、またY軸用カム37によって第2スライダHをそれぞれスライドさせるので、バイト47による切削点が図13の(c)に示すように入力軸3の90°回転で辺長の二等分位置迄移動し、入力軸3の135°回転で図13の(d)に示すように辺長の終点に移動する。
この状況下からX軸用カム21によって第1スライダCを、またY軸用カム37によって第2スライダHをそれぞれスライドさせるので、バイト47による切削点が図13の(e)に示すように入力軸3の180°回転で辺長の二等分位置迄移動し、入力軸3の225°回転で図13の(f)に示すように、辺長の終点に移動する。
次にX軸用カム21によって第1スライダCを、またY軸用カム37によって第2スライダHをそれぞれスライドさせて、図13の(g)に示すように入力軸3の270°回転により辺長の二等分位置迄移動させ、図13の(h)に示すように入力軸3の315°回転により辺長の終点迄移動させ、然るのち、X軸用カム21によって第1スライダCを、またY軸用カム37によって第2スライダHをそれぞれスライドさせて、入力軸3の360°回転で図13の(i)に示すようにバイト47を図13の(a)に示す切削開始点に到達させる。
その結果、図13の(i)に示すように、ワークWの角穴Sが切削される。すなわち、バイト47が四角形の軌道を描くので、図13の(i)に示すような四角形角穴Sが切削される。
勿論、四角形の角穴Sのそれぞれのコーナーの切削は、X軸用カム21及びY軸用カム37による第1スライダC及び第2スライダHの強制的なスライドにともなうバイト47の正確な正方形の軌跡によってRが存在しない。そして、図13の(i)に示す四角形の角穴Sに、図12に示すように、ワークWに平面L形の段部Sや平面コ形の段部なども切削(図示省略)することもできる。
また、四角形のX軸用カム21にかえて六角形のX軸用カムを、四角形のY軸用カム37にかえて六角形のY軸用カムを用いる。すると、図14の(a)から(i)に示す切削工程図に示すように前述の六角形のX軸用カムと六角形のY軸用カム及び第1スライダC及び第2スライダHの追従スライドによってバイト47が六角形の軌跡移動し、六角形の角穴Sが切削できる。
なお、刃物(バイト47)サイズよりも大きい角穴を加工したい場合、座標を移動させて加工すれば、大きい角穴を加工することができるが、この場合、コーナー加工となり、回転切削でないと刃先が逃げ、加工精度が著しく低下する(刃物の全周が加工形状に囲まれていないと逃げやすい)。
上記のようなX軸用カム21及びY軸用カム37による第1スライダC及び第2スライダHを第1連動手段D及び第2連動手段D´によりスライドさせた際、第1スライド変換手段F及び第2スライド変換手段F´を介し第1バランスウエイトEは、第1スライダCのスライド方向の反対方向に、第2バランスウエイトJは、第2スライダHのスライド方向の反対方向に強制的にスライドさせる。
この反対方向にスライドする第1バランスウエイトE及び第2バランスウエイトJの重量で入力軸の回転運動をX軸用カム21及びY軸用カム37によって角軸状運動に変換させた際の本体の振動を打ち消して、ビビリをなくすることができる。
このため、切削面にビビリがなく良好な面粗度の切削ができると共に、バイト47の切損(切れの劣化)がなく、かつ高速度回転による加工が可能なため大幅な加工能率のアップになる。
この発明の切削加工装置を示す縦断正面図 同上の要部を示す縦断拡大正面図 図2のX−X線に沿う断面図 図2のY−Y線に沿う断面図 図2のZ−Z線に沿う断面図 第1スライド変換手段の部分を示す縦断拡大側面図 第1バランスウイエイトの部分を示す分解斜視図 第2バランスウイエイトの部分を示す分解斜視図 下面図 X軸用カムの平面図 Y軸用カムの平面図 切削加工したワークの斜視図 四角形の角穴の加工バイトの移動を示す平面図 六角形の角穴の加工バイトの移動を示す平面図
符号の説明
A 機械
B ガイド手段
C 第1スライダ
D 第1連動手段
E 第1バランスウエイト
F 第1スライド変換手段
G ガイド手段
H 第2スライダ
J 第2バランスウエイト
D´ 第2連動手段
F´ 第2スライド変換手段
1 ケーシング
2 ベアリング
3 入力軸
4 スピンドル
5 テーパー孔
6 テーパーシャンク
7 ボルト
8 中間軸
9 自在継手
11 環状板
12 ガイド突条
13 押え板
14 透孔
15 ボルト
16 ネジ穴
17 透孔
18 ボルト
19 ネジ穴
20 板状体
21 X軸用カム
22 透孔
23 ボルト
24 ネジ穴
26 カムフォロア
27 ウエイト
28 連結プレット
29 ピン
30 貫孔
31 アーム
32 ピン
33 切欠き
34 バネ
36 先軸
37 Y軸用カム
38 環状板
39 ガイド突条
40 押え板
41 突条
42 透孔
43 ボルト
44 筒体
45 板状体
46 ボルダ
47 バイト

Claims (1)

  1. 機械に対し不回転状態に接続するケーシングと、このケーシングの末端から挿入してフリーに回転するように軸承すると共に、上記機械側から回転伝達を受けるように設けた入力軸と、この入力軸の先端側に末端側を屈曲及び屈曲による軸方向変位が生じても回転伝達可能な自在継手を介し連結した中間軸と、この中間軸の外側に軸承すると共に、ガイド手段により前後方向にスライドするように設けた第1スライダと、この第1スライダの端面に対向させて上記入力軸の先端に共に回転するように設けたX軸用カムと、このX軸用カムの回転にともない上記第1スライダを前後方向にスライドさせるように設けた第1連動手段と、上記第1スライダの外側に配置してガイド手段により前後方向にスライドするように設けた第1バランスウエイトと、上記第1スライダのスライドの反対方向に上記第1バランスウエイトをスライドさせる第1スライド変換手段と、上記中間軸の先端側に末端側を屈曲及び屈曲による軸方向変位が生じても回転伝達可能な自在継手を介し連結した先軸と、この先軸の外側に軸承すると共に、ガイド手段により左右方向にスライドするように設けた第2スライダと、この第2スライダの端面に対向させて上記中間軸と共に回転するように設けたY軸用カムと、このY軸用カムの回転にともない上記第2スライダを左右方向にスライドさせるように設けた第2連動手段と、上記第2スライダの外側に配置してガイド手段により左右方向にスライドするように設けた第2バランスウエイトと、上記第2スライダのスライドの反対方向に上記第2バランスウエイトをスライドさせる第2スライド変換手段と、上記先軸の先端ホルダに保持したバイトとからなり、上記入力軸の回転運動を上記X軸用カム及びY軸用カムにより角軸状運動に変換すると共に、変換にともない第1及び第2スライダを追従スライドさせて上記バイトによる角孔形状や内コーナーをRが存在しないように切削し、かつ第1及び第2スライダの反対方向にスライドする第1及び第2バランスウエイトにより本体の振動を抑えビビリが発生しないようにすることを特徴とする切削装置。
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