JP3113605B2 - 回転工具固定装置及びネジ山形成方法 - Google Patents

回転工具固定装置及びネジ山形成方法

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JP3113605B2 JP09094920A JP9492097A JP3113605B2 JP 3113605 B2 JP3113605 B2 JP 3113605B2 JP 09094920 A JP09094920 A JP 09094920A JP 9492097 A JP9492097 A JP 9492097A JP 3113605 B2 JP3113605 B2 JP 3113605B2
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    • Y10T408/94Tool-support
    • Y10T408/95Tool-support with tool-retaining means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中心軸を有する各一
基のハウジングおよび工具ホルダーを有する工具付属装
置アッセンブリーに関し、当該工具ホルダーは第一およ
び第二位置間にあるハウジングと相関する態様で軸方向
に誘導されることにより第一および第二位置のいずれか
において前記ハウジングと相関して半径方向に移動でき
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にネジ切穴は2段階の工程を介し
て形成される。具体的には、最初にドリリングなどの工
程を介して穴が形成される。この工程においてドリルビ
ットを用いて所望の穴位置において、穴中心軸周囲で前
記ドリルビットを駆動し、物体素材を加工対象物体から
除去する。第二段階においてタッピングなどの工程を介
して穴内にネジを形成する。この工程において穴内にタ
ッピング工具を挿入して穴中心軸周囲でこれを駆動し更
なる物体素材を除去して複数の歯形を形成する。この場
合、ドリルの中心軸に整合されたタッピング工具の中心
軸を採用することが好ましい。
【0003】ドリリングおよびタッピングから成る2段
階の機械加工工程のいずれの工程においても、広範囲に
性能特性が異なる工具付属装置アッセンブリーを必要と
する。例えば、ドリリング工程においては、工具付属装
置アッセンブリーと相関するドリルの制御範囲外の挙動
を最小限に抑制するためドリルを確実に保持できる工具
付属装置アッセンブリーを必要とする。計画通りに窄穴
するため、設計の中心軸に対してドリルの中心軸(即ち
形成される穴の中心軸)が移動することは非常に好まし
くないことである。形成された穴中心軸と計画された穴
中心軸との差違が許容公差よりも大きければ加工対象物
体はスクラップ化されるかもしれない。たとえ形成され
た穴中心軸と計画された穴中心軸との差違が所定公差範
囲内であっても計画された穴と形成された穴との間の相
対的僅少差違が発生することにより、タッピング工具の
損傷または破壊を予防するために、穴内にネジを形成す
るタッピング工程において計画された中心軸と相関する
タッピング工具の中心軸を転位できうることが要求され
る。従って、上記事故を避けるために、ドリル付属装置
アッセンブリーはドリルビットを頑丈に固定保持できる
のがより望ましい。
【0004】対照的に、好ましいタッピング工具付属装
置アッセンブリーの一つは、当該アッセンブリーの中心
軸と相対的かつ比較的自由に半径方向および軸方向にタ
ッピング工具を移行または浮動させることができるもの
である。半径方向の移行または浮動は、当該工具付属装
置アッセンブリーの中心軸に対して相対的に半径方向の
当該工具の中心軸の転位運動として特徴付けられる。穴
形成工程において形成された穴(ドリル穴)の中心軸
が、計画された穴中心軸に正確に整合されていない場合
にタッピング工具が損傷することを予防するためにも、
タッピング工具が半径方向の移行運動できることが望ま
しい。また全体的に加工対象物体のための公差面で望ま
しくかつ許容できるのであれば、穴穿設において半径方
向の浮動がより大きい公差を許す結果となる。半径方向
の浮動を含む種々の実施例がアメリカ合衆国特許USP4,1
11,442, USP4,439,075およびUSP4,547,101に開示されて
いる。
【0005】タッピング工具付属装置アッセンブリーに
おいても軸方向の浮動は望ましい。加工工程においてタ
ッピング工具が自己の中心軸回りの回転を一定の速度で
行なう場合には、一般的に加工対象物体内に挿入するタ
ッピング工具の送り率は工具保持装置アッセンブリーの
送り率よりも大きい。送り率の相違を調節するために
は、工具が工具付属設備アッセンブリーから離脱する事
故の発生またはタッピング工具が損傷を蒙るのを予防す
るための当該工具アッセンブリーの送り率とタッピング
工具の回転速度とを同調させる特殊なかつ相対的に高価
な設備を購入することもできる。しかしこれに代えて、
タッピング工具を一定の回転速度で回転させかつ工具付
属設備アッセンブリーと相関して自己の送り率をもって
タッピング工具を軸方向に移動できるように工具保持ア
ッセンブリーを設計することも可能である。軸方向の浮
動形態を含む種々の設計技法がアメリカ合衆国特許USP
4,364,694およびUSP4,514,115に開示されている。
【0006】前記ドリル付属装置アッセンブリーが工具
保持アッセンブリーと相関するほぼ一定の位置により好
ましい態様で工具を保持し、かつ前記タッピング工具付
属設備アッセンブリーのより好ましい態様で前記工具保
持アッセンブリーと相関して工具をほぼ自由に移動させ
ると仮定すれば、通常、これらの2段階になる機械加工
工程は異なった2種の工具設備アッセンブリーを作動し
て実施される。従って、更なる結果として、通常の場
合、ネジ切り穴形成のための2段階工程はドリル加工後
およびタッピング加工前に工具付属設備アッセンブリー
自体を変更するか、または一つの機械上でドリル加工し
他の機械上でタッピング加工を行なうことにより実施さ
れる。
【0007】工具設備アッセンブリーの変更によるかま
たは異種の2つの機械設備の稼動によるかのいずれの場
合においても生産コストの増大を招きかつ生産性は低下
する。例えば、各加工段階の合間に工具付属設備アッセ
ンブリーを変更する場合には、ドリル付属設備アッセン
ブリーを切り放し、タッピング工具付属設備アッセンブ
リーを装着し、その後にタッピング工具の中心軸が計画
された穴の中心軸に確に整合できるようにタッピング工
具の心立てを行なうため時間を浪費する。さらに異なる
2種の機械を作動する場合、一方の機械から他方の機械
に加工対象物体を移行させ、その後にタッピング工具の
中心軸が計画通りに穴の中心軸に正確に整合できるよう
に加工対象物体の心立てを行なうため時間を浪費する。
仮により通常的な位置自在の複数の垂直式または水平式
スピンドル機械の代わりに1基のマシニングセンターを
利用する場合でも、工具交換のためにある程度の時間を
必要とする。消失時間の増大および不整合とエラー発生
率の増加に伴い生産コストは増大し、さらに/または生
産性水準が低下する。本発明は、ネジ穴加工の際の工具
の着け外しや、装置の取り替えが不要であり、段取り時
間が短く、且つ加工精度に優れる工具付属装置を提案す
ることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1記載の発明は、中心軸を有するハウジング
と、工具保持部および当該工具保持部から軸方向に間隔
をおいて配設されるマウント部を有する工具ホルダー
と、前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウ
ント部のうちの一方に配設された突起体と、前記ハウジ
ングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部のうちの
他方に配設された受容部であって、前記工具ホルダーが
実働状態で前記ハウジングに固定されたとき、前記ハウ
ジングおよび前記工具ホルダーの一方の少なくとも一部
が、他方内に有るように、前記突起体を受容するための
受容部とを含み、前記ハウジングおよび前記工具ホルダ
ーの前記マウント部のいずれか一方に設けられた第1表
面と、前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの前記マ
ウント部の他方に設けられ前記第1表面に対して軸方向
に対面する第2表面を含み、各表面は少なくとも部分的
に前記中心軸の周囲に延伸して相互に接触可能であっ
て、前記工具ホルダーが実働状態にあるとき前記ハウジ
ングに向かう前記工具ホルダーの軸方向運動を制限し、
かつ、前記第1および第2の表面のうちの少なくとも一
方は前記中心軸に直交する平面に対し非平行であり、前
記ハウジングおよび前記工具ホルダーの一方を他方に向
けて軸方向に付勢して前記第1および第2の表面を互い
に当接させる付勢手段をさらに含むことを特徴とする
工具固定装置である。
【0009】請求項2記載の発明は、前記第1表面は断
面的に見て実質的に平坦であることを特徴とする請求項
1に記載の回転工具固定装置である。
【0010】請求項3記載の発明は、前記第1および第
2表面は断面的に見て実質的に平坦であることを特徴と
する請求項1に記載の回転工具固定装置である。
【0011】請求項4記載の発明は、前記第1表面は前
記中心軸に対し第1の角度にあり、第2表面は前記中心
軸に対し第2の角度にあり、第2の角度は実質的に第1
の角度と同一であることを特徴とする請求項3に記載の
回転工具固定装置である。
【0012】請求項5記載の発明は、前記第1および第
2表面は実質的に完全に前記中心軸周囲に延伸すること
を特徴とする請求項4に記載の回転工具固定装置であ
る。
【0013】請求項6記載の発明は、前記突起体および
前記受容部は前記工具ホルダーが実働状態にあるとき前
記工具ホルダーおよび前記ハウジングが半径方向に相対
的に移動できるように相対配置されたことを特徴とする
請求項1乃至5のいずれかに記載の回転工具固定装置で
ある。
【0014】請求項7記載の発明は、前記突起体は環状
の外面を有し前記受容部は環状の内面を有し、かつ前記
突起体が前記受容部内で心出しされたとき前記突起体外
面と前記受容部内面間に空間が存在することを特徴とす
る請求項1乃至6のいずれかに記載の回転工具固定装置
である。
【0015】請求項8記載の発明は、前記空間は 0.000
27乃至 0.0016 インチの空間であることを特徴とする請
求項7に記載の回転工具固定装置である。
【0016】請求項9記載の発明は、前記第1および第
2表面は相互に接触可能であり、これにより前記工具ホ
ルダーが実働状態にあるとき前記ハウジングに相関する
前記工具ホルダーの半径方向への運動を制限することを
特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の回転工具
固定装置である。
【0017】請求項10記載の発明は、前記工具ホルダ
ーが前記ハウジングから軸方向に離脱する運動を制限す
るため両者間において協働する制限手段をさらに含むこ
とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の回転
工具固定装置である。
【0018】請求項11記載の発明は、中心軸を有する
ハウジングと、工具保持部および当該工具保持部から軸
方向に間隔をおいて配設されるマウント部を有する工具
ホルダーと、前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの
前記マウント部のうちの一方に配設された突起体と、前
記ハウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部
のうちの他方に配設された受容部であって、前記工具ホ
ルダーが実働状態で前記ハウジングに固定されたとき、
前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの一方の少なく
とも一部が、他方内に有るように、前記突起体を受容す
るための受容部とを含み、前記ハウジングおよび前記工
具ホルダーの前記マウント部のいずれか一方に設けられ
た第1表面と、前記ハウジングおよび前記工具ホルダー
の前記マウント部の他方に設けられ前記第1表面に対し
て軸方向に対面する第2表面を含み、各表面は少なくと
も部分的に前記中心軸の周囲に延伸して相互に接触可能
であって、前記工具ホルダーが実働状態にあるとき前記
ハウジングに向かう前記工具ホルダーの軸方向運動を制
限し、前記工具ホルダーが前記ハウジングから軸方向に
離脱する運動を制限するため両者間において協働する制
限手段をさらに含み、前記制限手段は前記工具ホルダー
および前記ハウジングのいずれか一方に配設されたピン
および前記工具ホルダーおよび前記ハウジングのいずれ
か他方に配設された前記ピン受け入れ用の軸方向に長い
スロットで構成され、当該スロットは前記ピンと当接す
る表面により境界されていることを特徴とする回転工具
固定装置である。
【0019】請求項12記載の発明は、前記工具ホルダ
ーを前記ハウジングに向けて軸方向に付勢するために前
記工具ホルダーおよび前記ハウジング間において作動す
るスプリング部材をさらに含むことを特徴とする請求項
1乃至11のいずれかに記載の回転工具固定装置であ
る。
【0020】請求項13記載の発明は、前記工具ホルダ
ーおよび前記ハウジングのいずれか一方に配設されたピ
ンを有し、前記スプリング部材が当該ピンに当接するこ
とを特徴とする請求項12に記載の回転工具固定装置で
ある。
【0021】請求項14記載の発明は、前記工具ホルダ
ーは軸方向に直面する表面により境界される第2の受容
部を有し、前記スプリング部材は少なくとも部分的に当
該第2の受容部内部に位置し、かつ前記スプリング部材
は前記ピンおよび前記第2受容部を境界する前記の軸方
向に直面する表面との間において圧縮されることを特徴
とする請求項12又は13に記載の回転工具固定装置で
ある。
【0022】請求項15記載の発明は、中心軸を有する
ハウジングと、工具保持部および当該工具保持部から軸
方向に間隔をおいて配設されるマウント部を有する工具
ホルダーと、前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの
前記マウント部のうちの一方に配設された突起体と、前
記ハウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部
のうちの他方に配設された受容部であって、前記工具ホ
ルダーが実働状態で前記ハウジングに固定されたとき、
前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの一方の少なく
とも一部が、他方内に有るように、前記突起体を受容す
るための受容部とを含み、前記ハウジングおよび前記工
具ホルダーの前記マウント部のいずれか一方に設けられ
た第1表面と、前記ハウジングおよび前記工具ホルダー
の前記マウント部の他方に設けられ前記第1表面に対し
て軸方向に対面する第2表面を含み、各表面は少なくと
も部分的に前記中心軸の周囲に延伸して相互に接触可能
であって、前記工具ホルダーが実働状態にあるとき前記
ハウジングに向かう前記工具ホルダーの軸方向運動を制
限し、回転軸と、ドリル部と、当該ドリル部と相関して
軸方向に間隔をもって位置するタッピング部とを具備す
る工具と組み合わされ、当該工具を前記工具ホルダー上
で実働状態に維持するための協働手段が前記工具ホルダ
ーおよび前記工具の間に配設され、前記工具ホルダーは
前記第1および第2表面が当接状態のとき前記ハウジン
グと相関する第1の軸方向位置にあり、かつ前記第1お
よび第2の表面が当接しないように前記工具ホルダーが
前記ハウジングから軸方向に離別するとき前記ハウジン
グと相関する第2の軸方向位置にあり、かつ前記工具ホ
ルダーが第2位置にあるとき前記工具ホルダーが前記ハ
ウジングと相関して半径方向に移動できるよう前記ハウ
ジングと前記工具ホルダーが相対配置されたことを特徴
とする回転工具固定装置である。
【0023】請求項16記載の発明は、前記工具ホルダ
ーが前記第2位置から前記第1位置に移行する際に前記
工具ホルダーと前記ハウジングが半径方向にお互いに相
関して整合されるように第1および第2表面が形成され
ていることを特徴とする請求項15に記載の回転工具固
定装置である。
【0024】請求項17記載の発明は、前記工具ホルダ
ーは中心軸を有し、かつ当該中心軸が前記ハウジングの
中心軸と整合し両軸が実質的に一致するように前記第1
および第2表面が形成されていることを特徴とする請求
項1乃至16のいずれかに記載の回転工具固定装置であ
る。
【0025】請求項18記載の発明は、前記工具ホルダ
ーが前記第2位置から前記第1位置に移行した際に前記
工具ホルダーが前記ハウジングと相関して半径方向に固
定されるように第1および第2表面が形成されているこ
とを特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の
回転工具固定装置である。
【0026】請求項19記載の発明は、前記第1および
第2表面は断面的に見て実質的に平坦であり、各表面は
実質的に完全に前記中心軸周囲に延伸していることを特
徴とする請求項18に記載の回転工具固定装置である。
【0027】請求項20記載の発明は、前記突起体は環
状の外面を有し、前記受容部は環状の内面を有し、かつ
前記工具ホルダーが前記第2位置にあるとき前記工具ホ
ルダーは前記ハウジングと相関して半径方向に浮動でき
ることを特徴とする請求項15乃至19のいずれかに記
載の回転工具固定装置である。
【0028】請求項21記載の発明は、中心軸を有する
ハウジング、中心軸を有する工具ホルダー、および当該
ハウジングにおいて実働状態にある当該工具ホルダーを
維持しかつ第1の位置および第2の位置の間において前
記ハウジングと相関して前記工具ホルダーが行なう軸方
向運動を誘導するため前記ハウジングと前記工具ホルダ
ーの間で協働する手段を有し、前記第1の位置において
前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの間の相対的半
径方向運動が防止され、かつ前記第2の位置において前
記工具ホルダーは前記ハウジングと相関して半径方向に
浮動できることを特徴とする回転工具固定装置である。
【0029】請求項22記載の発明は、ドリル部および
タッピング部を具備する回転工具と結合し、前記工具ホ
ルダーが第1の位置にあるとき前記ドリル部が加工対象
物体を貫通し、かつ前記工具ホルダーおよび前記ハウジ
ングは実質的に固定した相対位置を有し、前記工具ホル
ダーが第2の位置にあるとき前記タッピング部が加工対
象物体内に進入し、これにより前記工具ホルダーは第1
の位置から離れて前記ハウジングに対して軸方向に離脱
し、前記工具が前記ハウジングと相関して半径方向に浮
動できることを特徴とする請求項21に記載の回転工具
固定装置である。
【0030】請求項23記載の発明は、(1)中心軸を
有するハウジング、ドリル部とタッピング部とを具備す
る回転工具、および前記ハウジングにおいて実働状態に
ある工具ホルダーを維持しかつ、前記ハウジングと前記
工具ホルダー間の相対的半径方向運動が防止される第1
位置および前記工具ホルダーが前記ハウジングと相関し
て半径方向に浮動可能である第2位置の間において前記
ハウジングと相関して前記工具ホルダーが行なう軸方向
への相対的運動を誘導するため前記ハウジングと前記工
具ホルダー間において協働する手段を有する工具固定装
置を使用し、(2)第1段階の進行率で前記ハウジング
を第1方向に前進させながら前記工具ホルダーを初速で
回転させることにより前記ドリル部を第1段階の進行率
をもって第1方向に前進させて加工対象物体内部に穿穴
を形成するステップと、(3)前記工具ホルダーを初速
で回転し第1段階の進行率で第1方向に前進させながら
前記タッピング部を前進させて加工対象物体内部に進入
させこれにより前記タッピング部が加工対象物体と噛み
合い、その結果、前記タッピング部は第1段階の進行率
よりも速い進行率で第1方向に前進しこれにより前記工
具ホルダーを第2位置に進入させて複数のネジ山を形成
するステップと、(4)前記回転工具を穿穴済の加工対
象物体から退出させるステップとの各ステップを備える
ネジ山形成方法である。請求項24記載の発明は、中心
軸を有するハウジング、ドリル部とタッピング部とを具
備する回転工具、および前記ハウジングにおいて実働状
態にある工具ホルダーを維持しかつ、前記ハウジングと
前記工具ホルダー間の相対的半径方向運動が防止される
第1位置および前記工具ホルダーが前記ハウジングと相
関して半径方向に浮動可能である第2位置の間において
前記ハウジングと相関して前記工具ホルダーが行なう軸
方向への相対的運動を誘導するため前記ハウジングと前
記工具ホルダー間において協働する手段を有する工具固
定装置であって、第1段階の進行率で前記ハウジングを
第1方向に前進させながら前記工具ホルダーを初速で回
転させることにより前記ドリル部を第1段階の進行率を
もって第1方向に前進させて加工対象物体内部に穿穴可
能であり、続いて前記工具ホルダーを初速で回転し第1
段階の進行率で第1方向に前進させながら前記タッピン
グ部を前進させて加工対象物体内部に進入させこれによ
り前記タッピング部が加工対象物体と噛み合い、その結
果、前記タッピング部は第1段階の進行率よりも速い進
行率で第1方向に前進しこれにより前記工具ホルダーを
第2位置に進入させて複数のネジ山を形成することがで
き、さらに前記回転工具を穿穴済の加工対象物体から退
出させてネジ山形成が可能であることを特徴とする回転
工具固定装置である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明は、一つの形態において、
1基の工具付属設備アッセンブリーに下記が配設され
る。即ち、中心軸を有する1基のハウジング、1つの工
具保持部と当該工具保持部から軸方向に間隔をもって配
設された1つのマウント部とを有する1基の工具ホルダ
ー、前記ハウジングおよび当該工具ホルダーのうちの一
方に配設された1基の突起体、そして前記ハウジングお
よび当該工具ホルダーのマウント部の他の一方に配設さ
れ少なくとも前記ハウジングおよび工具ホルダーの一部
分が内在できるように前記突起体を収容する1基の受容
部(receptacle)、なおそのうちの一つは他の内部に存在
し、かつ前記工具ホルダーは前記ハウジング上において
作動状態にある。さらに、軸方向に対面する第1および
第2の表面が配設され、それぞれが前記ハウジングおよ
び前記工具ホルダーのマウント部の上部にあり、少なく
とも部分的に中心軸周囲に延伸し、かつ作動状態にある
前記工具ホルダーを有する前記ハウジングに向かう工具
ホルダーの軸方向運動を制限するために前記第1および
第2表面は相互に接触可能である。前記第1および第2
表面の少なくとも一方は中心軸に直交する一つの平面に
対し非平行状態にある。
【0032】前記第1および第2表面は中心軸周囲全体
に延伸しても良い。また第1および第2表面の一方また
は双方は断面的に見て平面であっても良い。
【0033】一つの形態において第1表面は中心軸に対
し第1の鋭角状態にあり、第2表面は第1角度と同一の
第2の鋭角状態にある。
【0034】前記の突起体および受容部は以下に記述す
るように、前記工具ホルダーおよびハウジングが一つの
相対的軸位置にあって双方が互いに相対的に一つの半径
方向に移動しうるように突起体および受容部は相対的な
次元を有する。一つの形態において、前記突起体は環状
の外面を有し、一方前記の受容部は環状の内面を有し、
当該突起体は当該受容部内において心立てされ、これら
内外表面は0.00027 〜0.0016インチの間隔をもって半径
方向に配設される。
【0035】一つの形態において、作動状態にあってか
つ前記ハウジングと相関する第1の軸位置にある前記工
具ホルダーを有する前記ハウジングと相関する前記工具
ホルダーの半径方向の運動を制限するために前記第1お
よび第2表面は相互に接触可能である。この工具ホルダ
ーが前記ハウジングと相関して第2の軸位置から第1の
位置に移行する際に工具ホルダーが不変的にハウジング
と相関的に半径方向に整合されるように前記第1および
第2表面が整形されても良い。第2の軸位置で第1およ
び第2表面は接触しない。前記工具ホルダーおよびハウ
ジングはそれぞれの軸が殆ど一致した状態で一線上に整
合されても良い。前記工具ホルダーが第2位置から第1
位置に移行する際に前記第1および第2表面は前記ハウ
ジングと相関して半径方向に前記工具ホルダーを実質的
に固定させても良い。
【0036】前記工具ホルダーが前記ハウジングから離
れ行く軸方向の運動を制限しても良い。一つの形態にお
いて、この制限措置は前記工具ホルダーまたは前記ハウ
ジング上部に配設した一本のピンと、このピンを受領す
るために前記工具ホルダーおよびハウジングの他方に延
伸スロットを配設することにより達成される。この延伸
スロットは前記ピンと隣接する一つの表面の間で境界さ
れる。
【0037】通常、前記工具ホルダーは前記ハウジング
に向けて付勢され、この付勢は一本のスプリング部材に
より達成できる。
【0038】一つの形態において、前記工具ホルダーは
一つの軸方向に直面する一つの表面により境界される第
2の受容部を有し、前記スプリング部材の少なくとも一
部が当該第2の受容部内に位置し、当該スプリングは前
記ピンと第2受容部を境界する前記軸方向に直面する表
面により圧縮される。
【0039】前記工具アッセンブリーは、回転軸、第1
のドリル部、および第1ドリル部と相関し軸方向に間隔
を有する第2のタッピング部を有する1基の工具との組
み合わせ形態で配設されても良い。当該工具は前記工具
ホルダー上部の作動位置に維持される。相互に隣接する
第1および第2表面を有する前記ハウジングと相関する
第1の軸位置およびハウジングから軸方向に離れ去る前
記工具ホルダーを伴う前記ハウジングと相関する第2の
軸位置に当該工具ホルダーが位置する。ここで工具ホル
ダーがハウジングから軸方向に離脱する際には前記第1
および第2表面は当接しない。当該工具ホルダーが第2
の位置にある際に工具ホルダーがハウジングと相関的に
半径方向に移動できるようにハウジングと工具ホルダー
は相関的な次元にある。
【0040】本発明の他の形態において、各々が中心軸
を有する1基のハウジングと1基の工具ホルダーを有す
る1基の工具付属装置アッセンブリーが提供され、また
これらはそれぞれハウジング上部において作動状態にあ
る工具ホルダーを維持するためかつ前記ハウジングと工
具ホルダー間の相対的半径方向への運動が、実質的に防
止される第1位置aと、工具ホルダーがハウジングと相
関して半径方向に浮動できる第2位置bの間でハウジン
グと相関して工具ホルダーが軸方向に移行する動作を誘
導するため前記ハウジングと前記工具ホルダー間で協動
する構成が提供される。
【0041】本発明は同時にネジ切り穴の形成方法をも
提供する。この形成方法は下記のステップを含む。即
ち、第1の中心軸を有するハウジングがある工具付属装
置アッセンブリー、1つのドリル部と1つのタッピング
部を有し前記工具ホルダー上部に位置する1基の回転工
具、および前記ハウジング上部において作動状態にある
工具ホルダーを維持するためかつ第1位置aと第2位置
b間においてハウジングと相関的になされる工具ホルダ
ーの軸方向への移動を誘導するためハウジングと工具ホ
ルダー間を協動させる構成を提供する。ここで、第1位
置aにおいてハウジングと工具ホルダー間の半径方向へ
の運動が防止され、第2位置bにおいて工具ホルダーは
ハウジングと相関して半径方向に浮動できる構成に成
る。
【0042】本発明の形成方法はさらに下記を含む。前
記ドリル部を加工対象物体内で駆動して一つの穴孔を形
成できるように前記ハウジングを第1段階の進行率で第
1方向に前進させながら前記工具ホルダーを第1段階の
速度で回転させるステップ、その後、タッピング部が加
工対象物体に係合するために、工具ホルダーを第1段階
の速度で回転させながら第1段階の進行率で第1方向に
前進させ、前記タッピング部を加工対象物体に形成され
た穴孔内部に前進させて填め込み、その結果、タッピン
グ部は第一段階の進行率よりも大きい進行率で第1方向
に前進することにより前記工具ホルダーは浮動可能の第
2位置内に移動する。その後、当該工具を加工対象物体
内から引き出す。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例に成る1基の工具付属装置アッセ
ンブリーの部分断面図であり、同装置は協動する各1基
の工具ホルダーとハウジングを含み、同工具ホルダーは
ハウジングと相関して第1の位置にあり、図において本
工具付属装置アッセンブリーは1基の自動化されたドリ
リングヘッドに実働状態で接続されている。図2は図1
に示す自動化されたドリリングヘッドから解離された工
具付属装置アッセンブリーを示す。図3はハウジングと
相関して最遠部に延伸した位置にある図2に示す工具ホ
ルダーを示す。図4は本発明のもう一つの実施例として
通常のドリル装置に適用可能に設計された工具付属装置
の断面図を示す。図5は自動工具交換機を具備するマシ
ニングセンターに適用可能に設計された本発明のさらな
る実施例の断面図を示す。
【0044】本発明の好ましい一実施例は、自動化ドリ
リングヘッド8である。自動化ドリリングヘッド8は、
アメリカ合衆国特許 USP4,902,176 に "Electric drill
inghead"として紹介された構成に、本発明を適用した事
例である。当該ドリリングヘッド8は部分的に図1に図
示される。本発明によれば、1基の浮動式工具ホルダー
14の第1端部12に相当する一つの実働位置に1基の
工具10が固定される。当該工具ホルダー14はその先
端に工具保持部15と他の端部16にマウント部を有す
る。当該工具ホルダー14の上部(図面右側)には、一
つの突起体17が設けられ、この突起体17は、ハウジ
ング22の第1端部20に配設された受容部18(recep
tacle)内に設定される。当該ハウジング22上部には実
働状態の工具ホルダー14が位置する。一方、前記ドリ
リングヘッド8に接するラム28の受容部(receptacle)
26内には前記工具ホルダーハウジング22の第2端部
24が配設される。このラム28は前記ドリリングヘッ
ド8に接するボデイ32内部の受容部(receptacle)30
内に配設される。なお、変形例として、当業者に知られ
ているように前記突起体17をハウジング22に、また
前記受容部18を工具ホルダー14に配設しても良い。
【0045】操業中において、前記工具ホルダーハウジ
ング22は1つの駆動スリーブ34を介して前記ドリリ
ングヘッド8により駆動される。この駆動スリーブ34
は複数のネジ山36を介して前記ハウジング22の第2
端部24に装着される。前記駆動スリーブ34の回転に
伴い、これらネジ山36を介して回転動力は前記工具ホ
ルダーハウジング22に伝導される。
【0046】前記工具ホルダーハウジング22の回転動
力は1本の駆動ピン38を介して前記浮動式工具ホルダ
ー14に伝導される。この駆動ピン38は前記工具ホル
ダーハウジング22内において直径方向に相対する一対
の穴40および浮動式工具ホルダー14内に配設された
一対の延伸スロット42を貫通している。当該駆動ピン
38はその両端において1つの止め輪44により前記工
具ホルダーハウジング22に固定される。この止め輪4
4は当該工具ホルダーハウジング22外面に穿設された
1つの溝46内に配設される。前記延伸スロット42の
両側47との相互作用を介して前記駆動ピン38が工具
ハウジング22の回転動力を前記浮動式工具ホルダー1
4に伝導している間は当該浮動式工具ホルダー14は工
具ハウジング22と相関して自己の中心軸に沿って軸方
向に自由に伸縮する。この理由は前記駆動ピン38の幅
よりも前記延伸スロット42の軸方向の長さが長いため
である。
【0047】前記工具10を前記工具ホルダー14に固
定するために、前記浮動式工具ホルダー14の第1端部
12において受容部(receptacle)50内に1つのコレッ
ト48が配設される。ネジ山を介して前記浮動式工具ホ
ルダー14の第1端部12に固定されるコレットナット
52を用いて前記コレット48は解離可能状態で前記受
容部50内部に保持される。前記コレット48を使用す
ることにより複数のドリルおよびタッピング工具など多
数の異なった工具類を脱着自在に前記浮動式工具ホルダ
ー14に固定できる。
【0048】図1および図2に示す本発明の一実施例に
おいてドリリング工程を行なう場合、工具10の中心軸
は前記工具ホルダー14の中心軸と相関して確実に固定
された状態に維持される。より好ましくは、前記工具ホ
ルダー14は前記工具ホルダーハウジング22の第1端
部12において表面(第2表面)56と隣接する表面
(第1表面)54を有する。図2に示すように、好まし
くは当該表面54は前記工具ホルダー14の中心軸に対
し角度θ分だけ傾斜し、一方別の表面56は好ましくは
角度θに対し補角α分だけ傾斜する。断面図に示すよう
に、両表面54および56は平面(平坦面)である。よ
り好ましくは、角度θは60〜61°間にあり、最も好
ましくは60°である。一方、角度αは60〜61°間
にあり、最も好ましくは60°である。代替方法とし
て、例えば補足的曲面または噛み合った両表面54/5
6をもって半径方向の移動を防止する何らかの協働的方
法を具現できる他の形状を用いて前記表面54/56を
作成できる。
【0049】図示の矢印62で表現される第1方向の前
記ハウジング22に向かう前記工具ホルダー14の運動
は両表面54/56の相互作用により制限される。第1
方向は別の矢印64で表現される前記工具ホルダーハウ
ジング22の送り方向と反対の方向にある。前記両表面
54/56の相互作用は前記浮動式工具ホルダー14の
凹部50内の工具10の心出しに寄与する。即ち、好ま
しくはこの心出し工程により前記工具10、工具ホルダ
ー14、および自動化ドリリングヘッド8の一つの共通
中心軸を維持できる。
【0050】タッピング工程を実施する場合、前記浮動
式工具ホルダー14に装着されている工具10は前記工
具ホルダーハウジング22の中心軸と相関して工具ホル
ダー14と工具10の両者が半径方向に移動または浮動
できる。この場合、図3に示すように、前記両表面54
と56は非接触関係にあり、かつ前記工具ホルダーハウ
ジング22の中心軸方向に沿っており、また中心軸に平
行なラインに沿っている。より好ましくは、前記工具ホ
ルダー14の環状外面表面と前記工具ホルダーハウジン
グ22の環状内面の間に僅かながらも半径方向の間隔6
6が存在していることが望ましく、この間隔の存在によ
り工具ホルダーハウジング22の中心軸と相関して工具
ホルダー14に固定された工具10が半径方向に移動で
きる。最も好ましくは、0.00027 〜 0.0016 インチの半
径方向の間隔66があれば良い。
【0051】さらには、前記工具ホルダー14は矢印6
4に示されるように、工具ホルダーハウジング22と相
関して工具10の送り方向において軸方向に移動でき
る。この場合、工具ホルダー14は工具ホルダーハウジ
ング22と相関した態様で同ハウジング22に軸方向に
固定されていないので、工具ホルダー14は工具ホルダ
ーハウジング22の送り速度よりも速い速度で軸方向に
移動できることになる。これと代わりに工具ホルダー1
4は前記駆動ピン38を介して工具ホルダーハウジング
22に固定できる。当該駆動ピン38は前記工具ホルダ
ー14内に配設された一対の前記延伸スロット42を貫
通して配設される。当該延伸スロット42の長さは軸方
向において駆動ピン38の幅より長いので、前記工具ホ
ルダーハウジング22に相関して前記工具ホルダー14
は中心軸および中心軸に平行なラインに沿って伸縮自在
である。この工具ホルダー14の矢印62方向の運動
は、図2に示すように、連結した表面54/56により
制限される。また矢印64方向の運動も図3に示すよう
に前記駆動ピン38と前記延伸スロット42の最深部表
面68との相互作用により制限される。
【0052】前記駆動ピン38と前記工具ホルダー14
の端部16の表面との間において作用する一本のスプリ
ング70が工具ホルダー14の受容部(receptacle)72
内部に配設される。このスプリング70の配設により、
前記自動化ドリリングヘッド8のリターンストロークの
途中に前記タッピング工具がネジ切りされた穴と確実に
噛み合い、かつ工具10がタッピング済の穿穴から完全
に離脱した後に工具10が次の操業サイクルヘの準備の
ために自動的に心出しされることが確実になる。
【0053】最も望ましくは、図1乃至図5に示す本発
明の実施例に付帯して示されるように、Cutting Tools,
Inc.がDRAPの商標で市販している工具を使用し、工
具類を交換変更することなく前記のドリリング工程とタ
ッピング工程が実施されることである。このDRAP商
標に成る工具は望ましくは二重の溝彫がなされた一つの
ツイストドリルの形状に成るイニシャル部74を有し、
穿穴を形成するため素材を除去する目的で使用される。
前部74に続く中間部76は一つのタッピング工具とし
て形成され、望ましくは4個までの丸い長大な溝と複数
のカッター歯を具備し、当該工具が加工対象物体内部に
進入すると即座に穴部のドリル加工済部分をタッピング
加工する。当該工具の残余の末梢部78は直線状の端末
部(シャンク)として形成され前記コレット48内部に
配設される。通常の分離型ドリルビットおよびタッピン
グ工具の代わりに単一のDRAP工具を使用することに
より、一個の自動化ドリリングヘッド、ドリルプレスま
たはマシニングセンターの使用による単一工程を介して
ネジ切り穴を機械加工でき、工具類および工具付属設備
アッセンブリーまたは機械類の交換変更を必要としな
い。
【0054】前述のドリリング/タッピング兼用実施作
業の開始時点において、前記工具ホルダー14は図2に
示すように前記ハウジング22と相関した第1の軸方向
位置にあり、前記工具ホルダー表面54は前記ハウジン
グ表面56と当接する。ここで前記工具10は第1の速
度で回転しながら一つの加工対象物体に向かって軸方向
に前進する。即ち、工具10は前記ドリリングヘッド8
により第1段階の速度で図1に示す右側から左側に駆動
される。ドリリングヘッド8が工具10を前進させるに
伴い、前記表面54/56間の協働作用により前記工具
ホルダー14およびハウジング22の中心軸は実質的に
一致するようになり、一致状態を持続する。前記ハウジ
ング22と相関する工具ホルダー14の半径方向の運動
は工具ホルダー14の第1位置において実質的に防止さ
れる。
【0055】前記ドリル部70が加工対象物体を所定の
深さまで貫通した時点で前記のタッピング部72は加工
対象物体と噛み合う。この噛み合いが実現した時点から
前記工具10は前記ドリリングヘッド8により工具ホル
ダー14の前進速度より大きい第2段階の速度で前進さ
せられる。これにより、前記工具ホルダー14は図3に
示すように前記ハウジング22と相関する第2の軸方向
位置に到達する。ここで前記工具ホルダー表面54は前
記ハウジング表面56から離別する。前記第2位置にお
いて、仮に僅少な不整合が存在していても、前記工具ホ
ルダー14は前記ハウジング22と相関して半径方向に
浮動し穿穴内部に進入する。
【0056】前記工具10が加工対象物体から引き出さ
れた時点において、前記工具ホルダー14は前記スプリ
ング70により自己の当初位置まで引き戻され次回の加
工サイクルに備える。
【0057】図1乃至図3はそれぞれ1基の自動化ドリ
リングヘッドと連動する形態で本発明の好ましい実施例
を例示しているが、本発明はこのような応用用途にのみ
限定されるものではない。図4はASAタイプのストレ
ートシャンクの機械工具を使用する形態での本発明のさ
らなる実施例を例示する。図5は自動工具交換機を具備
するマシニングセンターで使用できるように1基のV−
フランジタイプのテーパシャンクを具備する本発明のさ
らなる実施例を例示したものである。
【0058】本発明の他の態様、目的、および利点は明
細書、図面、および請求項各項の精査により理解できる
ものである。
【0059】
【発明の効果】本発明の回転工具付属装置は、ネジ穴加
工の際の工具の着け外しや、装置の取り替えが不要であ
り、段取り時間が短い効果がある。また本発明の工具付
属装置は、加工精度に優れる効果がある。本発明の工具
付属装置によると、ネジ穴加工の生産コストが減少し、
生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に成る1基の工具付属装置ア
ッセンブリーの部分断面図である。
【図2】ドリリングヘッドから解離された実施例の工具
付属装置アッセンブリーの断面図である。
【図3】ハウジングと相関して最遠部に延伸した位置に
ある図2に示す工具付属装置アッセンブリーの断面図で
ある。
【図4】本発明のもう一つの実施例として通常のドリル
装置に適用可能に設計された工具付属装置アッセンブリ
ーの断面図である。
【図5】自動工具交換機を具備するマシニングセンター
に適用可能に設計された本発明のさらなる実施例の工具
付属装置アッセンブリーの断面図である。
【符号の説明】
8 自動化ドリリングヘッド 10 工具 14 浮動式工具ホルダー 15 工具保持部 17 突起体 16 端部(マウント部) 18 受容部 22 ハウジング 26 受容部 38 駆動ピン 42 延伸スロット 48 コレット 50 受容部 54 表面(第1表面) 56 表面(第2表面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 595041419 1700N.Penny Lane Sch aumburg,IL 60173 Uni ted States of Amer ica (56)参考文献 特開 平2−9531(JP,A) 特開 平1−183314(JP,A) 実開 昭51−69178(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23G 1/46 B23Q 3/12

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸を有するハウジングと、工具保持
    部および当該工具保持部から軸方向に間隔をおいて配設
    されるマウント部を有する工具ホルダーと、前記ハウジ
    ングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部のうちの
    一方に配設された突起体と、前記ハウジングおよび前記
    工具ホルダーの前記マウント部のうちの他方に配設され
    た受容部であって、前記工具ホルダーが実働状態で前記
    ハウジングに固定されたとき、前記ハウジングおよび前
    記工具ホルダーの一方の少なくとも一部が、他方内に有
    るように、前記突起体を受容するための受容部とを含
    み、前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウ
    ント部のいずれか一方に設けられた第1表面と、前記ハ
    ウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部の他
    方に設けられ前記第1表面に対して軸方向に対面する第
    2表面を含み、各表面は少なくとも部分的に前記中心軸
    の周囲に延伸して相互に接触可能であって、前記工具ホ
    ルダーが実働状態にあるとき前記ハウジングに向かう前
    記工具ホルダーの軸方向運動を制限し、かつ、前記第1
    および第2の表面のうちの少なくとも一方は前記中心軸
    に直交する平面に対し非平行であり、前記ハウジングお
    よび前記工具ホルダーの一方を他方に向けて軸方向に付
    勢して前記第1および第2の表面を互いに当接させる付
    勢手段をさらに含むことを特徴とする回転工具固定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1表面は断面的に見て実質的に平
    坦であることを特徴とする請求項1に記載の回転工具固
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2表面は断面的に見て
    実質的に平坦であることを特徴とする請求項1に記載の
    回転工具固定装置。
  4. 【請求項4】 前記第1表面は前記中心軸に対し第1の
    角度にあり、第2表面は前記中心軸に対し第2の角度に
    あり、第2の角度は実質的に第1の角度と同一であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の回転工具固定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2表面は実質的に完全
    に前記中心軸周囲に延伸することを特徴とする請求項4
    に記載の回転工具固定装置。
  6. 【請求項6】 前記突起体および前記受容部は前記工具
    ホルダーが実働状態にあるとき前記工具ホルダーおよび
    前記ハウジングが半径方向に相対的に移動できるように
    相対配置されたことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の回転工具固定装置。
  7. 【請求項7】 前記突起体は環状の外面を有し前記受容
    部は環状の内面を有し、かつ前記突起体が前記受容部内
    で心出しされたとき前記突起体外面と前記受容部内面間
    に空間が存在することを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれかに記載の回転工具固定装置。
  8. 【請求項8】 前記空間は 0.00027乃至 0.0016 インチ
    の空間であることを特徴とする請求項7に記載の回転
    具固定装置。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2表面は相互に接触可
    能であり、これにより前記工具ホルダーが実働状態にあ
    るとき前記ハウジングに相関する前記工具ホルダーの半
    径方向への運動を制限することを特徴とする請求項1乃
    至8のいずれかに記載の回転工具固定装置。
  10. 【請求項10】 前記工具ホルダーが前記ハウジングか
    ら軸方向に離脱する運動を制限するため両者間において
    協働する制限手段をさらに含むことを特徴とする請求項
    1乃至9のいずれかに記載の回転工具固定装置。
  11. 【請求項11】 中心軸を有するハウジングと、工具保
    持部および当該工具保持部から軸方向に間隔をおいて配
    設されるマウント部を有する工具ホルダーと、前記ハウ
    ジングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部のうち
    の一方に配設された突起体と、前記ハウジングおよび前
    記工具ホルダーの前記マウント部のうちの他方に配設さ
    れた受容部であって、前記工具ホルダーが実働状態で前
    記ハウジングに固定されたとき、前記ハウジングおよび
    前記工具ホルダーの一方の少なくとも一部が、他方内に
    有るように、前記突起体を受容するための受容部とを含
    み、前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウ
    ント部のいずれか一方に設けられた第1表面と、前記ハ
    ウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部の他
    方に設けられ前記第1表面に対して軸方向に対面する第
    2表面を含み、各表面は少なくとも部分的に前記中心軸
    の周囲に延伸して相互に接触可能であって、前記工具ホ
    ルダーが実働状態にあるとき前記ハウジングに向かう前
    記工具ホルダーの軸方向運動を制限し、前記工具ホルダ
    ーが前記ハウジングから軸方向に離脱する運動を制限す
    るため両者間において協働する制限手段をさらに含み、
    前記制限手段は前記工具ホルダーおよび前記ハウジング
    のいずれか一方に配設されたピンおよび前記工具ホルダ
    ーおよび前記ハウジングのいずれか他方に配設された前
    記ピン受け入れ用の軸方向に長いスロットで構成され、
    当該スロットは前記ピンと当接する表面により境界され
    ていることを特徴とする回転工具固定装置。
  12. 【請求項12】 前記工具ホルダーを前記ハウジングに
    向けて軸方向に付勢するために前記工具ホルダーおよび
    前記ハウジング間において作動するスプリング部材をさ
    らに含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか
    に記載の回転工具固定装置。
  13. 【請求項13】 前記工具ホルダーおよび前記ハウジン
    グのいずれか一方に配設されたピンを有し、前記スプリ
    ング部材が当該ピンに当接することを特徴とする請求項
    12に記載の回転工具固定装置。
  14. 【請求項14】 前記工具ホルダーは軸方向に直面する
    表面により境界される第2の受容部を有し、前記スプリ
    ング部材は少なくとも部分的に当該第2の受容部内部に
    位置し、かつ前記スプリング部材は前記ピンおよび前記
    第2受容部を境界する前記の軸方向に直面する表面との
    間において圧縮されることを特徴とする請求項12又は
    13に記載の回転工具固定装置。
  15. 【請求項15】 中心軸を有するハウジングと、工具保
    持部および当該工具保持部から軸方向に間隔をおいて配
    設されるマウント部を有する工具ホルダーと、前記ハウ
    ジングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部のうち
    の一方に配設された突起体と、前記ハウジングおよび前
    記工具ホルダーの前記マウント部のうちの他方に配設さ
    れた受容部であって、前記工具ホルダーが実働状態で前
    記ハウジングに固定されたとき、前記ハウジングおよび
    前記工具ホルダーの一方の少なくとも一部が、他方内に
    有るように、前記突起体を受容するための受容部とを含
    み、前記ハウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウ
    ント部のいずれか一方に設けられた第1表面と、前記ハ
    ウジングおよび前記工具ホルダーの前記マウント部の他
    方に設けられ前記第1表面に対して軸方向に対面する第
    2表面を含み、各表面は少なくとも部分的に前記中心軸
    の周囲に延伸して相互に接触可能であって、前記工具ホ
    ルダーが実働状態にあるとき前記ハウジングに向かう前
    記工具ホルダーの軸方向運動を制限し、回転軸と、ドリ
    ル部と、当該ドリル部と相関して軸方向に間隔をもって
    位置するタッピング部とを具備する工具と組み合わさ
    れ、当該工具を前記工具ホルダー上で実働状態に維持す
    るための協働手段が前記工具ホルダーおよび前記工具の
    間に配設され、前記工具ホルダーは前記第1および第2
    表面が当接状態のとき前記ハウジングと相関する第1の
    軸方向位置にあり、かつ前記第1および第2の表面が当
    接しないように前記工具ホルダーが前記ハウジングから
    軸方向に離別するとき前記ハウジングと相関する第2の
    軸方向位置にあり、かつ前記工具ホルダーが第2位置に
    あるとき前記工具ホルダーが前記ハウジングと相関して
    半径方向に移動できるよう前記ハウジングと前記工具ホ
    ルダーが相対配置されたことを特徴とする回転工具固定
    装置。
  16. 【請求項16】 前記工具ホルダーが前記第2位置から
    前記第1位置に移行する際に前記工具ホルダーと前記ハ
    ウジングが半径方向にお互いに相関して整合されるよう
    に第1および第2表面が形成されていることを特徴とす
    る請求項15に記載の回転工具固定装置。
  17. 【請求項17】 前記工具ホルダーは中心軸を有し、か
    つ当該中心軸が前記ハウジングの中心軸と整合し両軸が
    実質的に一致するように前記第1および第2表面が形成
    されていることを特徴とする請求項1乃至16のいずれ
    かに記載の回転工具固定装置。
  18. 【請求項18】 前記工具ホルダーが前記第2位置から
    前記第1位置に移行した際に前記工具ホルダーが前記ハ
    ウジングと相関して半径方向に固定されるように第1お
    よび第2表面が形成されていることを特徴とする請求項
    15乃至17のいずれかに記載の回転工具固定装置。
  19. 【請求項19】 前記第1および第2表面は断面的に見
    て実質的に平坦であり、各表面は実質的に完全に前記中
    心軸周囲に延伸していることを特徴とする請求項18に
    記載の回転工具固定装置。
  20. 【請求項20】 前記突起体は環状の外面を有し、前記
    受容部は環状の内面を有し、かつ前記工具ホルダーが前
    記第2位置にあるとき前記工具ホルダーは前記ハウジン
    グと相関して半径方向に浮動できることを特徴とする請
    求項15乃至19のいずれかに記載の回転工具固定装
    置。
  21. 【請求項21】 中心軸を有するハウジング、中心軸を
    有する工具ホルダー、および当該ハウジングにおいて実
    働状態にある当該工具ホルダーを維持しかつ第1の位置
    および第2の位置の間において前記ハウジングと相関し
    て前記工具ホルダーが行なう軸方向運動を誘導するため
    前記ハウジングと前記工具ホルダーの間で協働する手段
    を有し、前記第1の位置において前記ハウジングおよび
    前記工具ホルダーの間の相対的半径方向運動が防止さ
    れ、かつ前記第2の位置において前記工具ホルダーは前
    記ハウジングと相関して半径方向に浮動できることを特
    徴とする回転工具固定装置。
  22. 【請求項22】 ドリル部およびタッピング部を具備す
    る回転工具と結合し、前記工具ホルダーが第1の位置に
    あるとき前記ドリル部が加工対象物体を貫通し、かつ前
    記工具ホルダーおよび前記ハウジングは実質的に固定し
    た相対位置を有し、前記工具ホルダーが第2の位置にあ
    るとき前記タッピング部が加工対象物体内に進入し、こ
    れにより前記工具ホルダーは第1の位置から離れて前記
    ハウジングに対して軸方向に離脱し、前記工具が前記ハ
    ウジングと相関して半径方向に浮動できることを特徴と
    する請求項21に記載の回転工具固定装置。
  23. 【請求項23】 (1)中心軸を有するハウジング、ド
    リル部とタッピング部とを具備する回転工具、および前
    記ハウジングにおいて実働状態にある工具ホルダーを維
    持しかつ、前記ハウジングと前記工具ホルダー間の相対
    的半径方向運動が防止される第1位置および前記工具ホ
    ルダーが前記ハウジングと相関して半径方向に浮動可能
    である第2位置の間において前記ハウジングと相関して
    前記工具ホルダーが行なう軸方向への相対的運動を誘導
    するため前記ハウジングと前記工具ホルダー間において
    協働する手段を有する工具固定装置を使用し、(2)第
    1段階の進行率で前記ハウジングを第1方向に前進させ
    ながら前記工具ホルダーを初速で回転させることにより
    前記ドリル部を第1段階の進行率をもって第1方向に前
    進させて加工対象物体内部に穿穴を形成するステップ
    と、(3)前記工具ホルダーを初速で回転し第1段階の
    進行率で第1方向に前進させながら前記タッピング部を
    前進させて加工対象物体内部に進入させこれにより前記
    タッピング部が加工対象物体と噛み合い、その結果、前
    記タッピング部は第1段階の進行率よりも速い進行率で
    第1方向に前進しこれにより前記工具ホルダーを第2位
    置に進入させて複数のネジ山を形成するステップと、
    (4)前記回転工具を穿穴済の加工対象物体から退出さ
    せるステップとの各ステップを備えるネジ山形成方法。
  24. 【請求項24】 中心軸を有するハウジング、ドリル部
    とタッピング部とを具備する回転工具、および前記ハウ
    ジングにおいて実働状態にある工具ホルダーを維持しか
    つ、前記ハウジングと前記工具ホルダー間の相対的半径
    方向運動が防止される第1位置および前記工具ホルダー
    が前記ハウジングと相関して半径方向に浮動可能である
    第2位置の間において前記ハウジングと相関して前記工
    具ホルダーが行なう軸方向への相対的運動を誘導するた
    め前記ハウジングと前記工具ホルダー間において協働す
    る手段を有する工具固定装置であって、第1段階の進行
    率で前記ハウジングを第1方向に前進させながら前記工
    具ホルダーを初速で回転させることにより前記ドリル部
    を第1段階の進行率をもって第1方向に前進させて加工
    対象物体内部に穿穴可能であり、続いて前記工具ホルダ
    ーを初速で回転し第1段階の進行率で第1方向に前進さ
    せながら前記タッピング部を前進させて加工対象物体内
    部に進入させこれにより前記タッピング部が加工対象物
    体と噛み合い、その結果、前記タッピング部は第1段階
    の進行率よりも速い進行率で第1方向に前進しこれによ
    り前記工具ホルダーを第2位置に進入させて複数のネジ
    山を形成することができ、さらに前記回転工具を穿穴済
    の加工対象物体から退出させてネジ山形成が可能である
    ことを特徴とする回転工具固定装置。
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