JP5255408B2 - 床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材の組立構造 - Google Patents

床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材の組立構造 Download PDF

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Description

本発明は、床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材の組立構造に関するものである。
従来から、床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材として、例えば、特許文献1及び特許文献2により示すものが知られている。
この特許文献1により示すものは、平面視矩形状の枠体を床に設けた開口に配設するものである。この開口に設置された枠体は、枠体の各辺をアルミニウム製の枠材によって構成してあり、各枠材の長手方向の両端を斜め45°に切断し、各枠材の端部同士を相互に突き合わせて、溶接やロウ付けにより接合し、矩形状に組み立てられたものである。
しかし、このような枠体においては、切断面同士を互いに付き合わせるため枠材の切断面は露出しないものの、溶接等により溶接ビード等が発生してしまい、その溶接面を仕上げなければ、その溶接ビード等によって手足を引掛けて怪我をしてしまうことになる。さらに、枠材を斜め45°に切断する必要があるため、手間が掛かるばかりか、切り落とした部分が無駄になってしまうという問題があり、そのうえ、溶接等により接合するため、その熱により生じる歪によって精度良く製作することが困難であり、更に言えば、あらかじめ溶接等して組み立てた状態の矩形状の枠として施工現場に搬入する必要があるため、持ち運びに不便なものであるという問題があった。
一方、特許文献2により示すものは、アルミニウムから成る枠材同士を合成樹脂製のジョイントピース(コーナー部材)を介して枠組みして、床に設けられた開口の周枠やその開口を閉塞する蓋の外枠を構成しており、このコーナー部材の連結凸部(嵌込片)を枠材に設けた連結凹部(被嵌込部)に嵌入しつつ、コーナー部材の嵌込片の突出基部である立面部に枠材の端部を、単に突き合せた状態で枠組みがなされている。
ところで、このような特許文献2の枠体の組立構造は、枠材を斜め45°に切断する必要がないため無駄になる材料が発生せず、また、作業現場に材料を搬入するに当たっても、簡単に作業現場で組み立てることができるので、枠材とコーナー部材とを分割して搬入することができる。しかしその一方で、このような特許文献2の枠体は、金属製の枠材の切断された端部(つまり切断面)のエッジ部分においては、非常に鋭利なものとなっている。そのため、コーナー部材の嵌込片の突出基部である立面部に枠材の端部を、ただ単に突き合せた状態であれば、枠材の上部のエッジ部分において、手足を引掛けて切傷等の怪我をしてしまうという問題があった。
特開2005−120756号公報 特開平9−310479号公報
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、手足を引掛けて怪我をすることなく、また、容易に且つ精度良く組み立てることができ、且つ運搬性にも優れ、さらに、枠材を切断するに当たって、無駄にする部分を発生させない床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材の組立構造を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明にあっては、金属製の枠材を合成樹脂製のコーナー部材により連結して平面視矩形状の枠体1を形成し、この枠体1が床に設けられた開口の周枠1aに用いられてなる床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材の組立構造であって、前記コーナー部材3は、平面視略L字状の縦壁33と、この縦壁33の下部に設けられた矩形状の底面部37と、この底面部37において前記縦壁33が設けられていない側面から互いに略直交するようにして設けられた嵌込片31と、前記縦壁33の上部に前記嵌込片31の突出方向と同方向に突出するよう設けられた覆い片32とを備え、前記枠材2は、前記開口が設けられた床の開口端部上面に当接するフランジ片22と、このフランジ片22から下方に向かって連設された縦片23と、この縦片23の下部に設けられ前記嵌込片31が嵌め込まれる被嵌込部21とを備え、前記被嵌込部21は、前記縦片23から床の開口中央側に向かって突出して床下収納庫又は床下点検口の蓋4が載置される横片25と、この横片25の突出方向の先端および基端のそれぞれから下方に向かって突設された垂下片26とを有しており、前記覆い片32に係止部36が設けられると共に前記フランジ片22に前記係止部36に係止される被係止部24が設けられ、前記コーナー部材の嵌込片31を枠材の被嵌込部21に嵌合して枠組みするとコーナー部材の覆い片32によって枠材のフランジ片22の端面上部われ、前記係止部36と前記被係止部24とが係止されるものであることを特徴とするものである。
このように構成したことで、床に設けられた開口の周枠1a又は周枠1aを配設した開口を閉塞する蓋に装着される外枠1bのフランジ片22の上面の鋭利なエッジ部分を、樹脂製のコーナー部材の覆い片32によって覆うことができるので、そのエッジ部分に手足等を引掛けて怪我をすることが無くなる。また、枠体1は枠材とコーナー部材により嵌合して枠組みされているから、簡単に枠体1を組立てることができて運搬性にも優れるという利点も有しており、更に、溶接等により接合していないから製作精度も良好となる。また、枠材を切断して形成するに当たって、その切断面を斜め45°で切断することなく、長手方向に垂直な方向で切断することができるので、無駄な部材の発生を大幅に減らすことができる。
また、嵌込片31を縦壁33の下部に設けると共に覆い片32を縦壁33の上部に設けてあり、コーナー部材3と枠材2との固定部分が離れて位置しているから、枠組みされた枠体1の強度を向上させることができる。これにより、枠体1が歪んで枠組みされるのを防止することができ、つまり、歪んで枠組みされた枠体1が床の開口に配設されることにより蓋4が設置できなくなるという事態を回避することができる。
また、請求項2に係る発明にあっては、請求項1に係る発明において、床に設けられた開口の周枠1aに用いられる枠体1であって、床に設けられた矩形状の開口に配設する枠体1の枠材2にあるフランジ片22から下方に向けて縦片23を連設し、コーナー部材3にある覆い片32から下方に向けて連設された縦壁33の枠材2が嵌め込まれる側の端部を当接部34とし、当接部34よりも枠材2側に突出先端が位置し且つ縦壁33の背面側に覆い壁35を設け、コーナー部材3の当接部34を枠材2の長手方向の端部に当接して縦片23と縦壁33の内側面が面一状になると共に枠材2の外側面に覆い壁35が位置して成ることを特徴とするものである。
このように構成したことで、請求項1に係る効果に加えて、枠材2の切断面の面仕上げをしていない結果、コーナー部材3の当接部34と枠材2の長手方向の端面との間に隙間が生じてしまった場合であっても、覆い壁35が設けてあるから、その隙間から床に設けられた開口の端部が見えてしまうということが無い。しかも、覆い壁35はコーナー部材3の背面側に設けてあるから、枠体1に蓋4を設置するに当たっても、覆い壁35と蓋4とが干渉することなく設置することができる。
本発明によれば、金属製の枠材から成る枠体を、床に設けられた開口の周枠に用いた場合であっても、エッジ部分が露出することが無くなるので、手足を引掛けて切傷等の怪我をしてしまうことがなくなる。しかも溶接接合を必要とせず、作業現場において簡単に枠組みすることができるから運搬性に優れるという利点も有しており、その上、枠材を長手方向に直角な方向で切断することができるので、無駄な部材が発生することもなく、コストの低減を図ることができる。
以下、本発明について添付図面に基づいて説明する。
本発明の一実施例として、床下収納庫に基づいて説明する。
本実施形態の床下収納庫は、床に設けられた開口の開口周縁に周枠1aとしての枠体1を配設し、その枠体1に有底箱状の収納本体8を取り付け、その収納本体8の下方からモルタルによりこの収納本体8を支持することで、床下収納庫の主体を構成している。そして更に、この周枠1a(枠体1)を配設して形成された開口には、その開口を閉塞するようにして開閉自在に設置された蓋4が設けられている。
枠体1は、図3に示すように、金属製の枠材2と、合成樹脂製のコーナー部材3と、から構成されており、4つの枠材2をコーナー部材3を介して連結することで平面視矩形状を成して形成されている。この各枠材2はすべて略同じ長さで形成されており、各枠材2をコーナー部材3により連結したものは、平面視で正方形状を成す枠体1を構成している。
本実施形態の枠材2は、金属を押出成形して成る長尺状の部材を、長手方向に垂直な断面により切断することで、各枠材2が形成されている。この枠材2は、図1及び図2に示すように、床に設けられた開口部分の端部上面に当接するフランジ片22と、このフランジ片22から下方に向けて連接された縦片23と、この縦片23の下部から床の開口中央側に向けて水平方向に連設された被嵌込部21と、被嵌込部21における床の開口中央側の下端部から水平方向に連設された収納本体受片28と、を備えている。
フランジ片22には被係止部24が設けられている。この被係止部24は、枠材2に設けられたフランジ片22の長手方向の両端部で、且つ、フランジ片22の長手方向に直角な方向の略中間部に設けられており、本実施形態における被係止部24は、平面視略コ字形状の外縁を成す切り込み24aが、フランジ片22の長手方向の両端部(つまり、切断面)からフランジ片22の中央側に向けて形成されている。
被嵌込部21は、蓋4の載置部62が載置される横片25と、その横片25の長手方向に直角な方向の両端部(つまり、横片25の断面における両端)から下方に向けて突設される垂下片26と、その垂下片26の上下方向の略中間部において互いに内向するようにして突設された突片27と、から構成されている。この突片27は垂下片26の長手方向の全長(つまり、枠材2の長手方向の全長)に亘って連続して突設されている。また、横片25には固着具挿通穴252が穿設されており、この固着具挿通穴252に皿ねじを挿通したときに、横片25の上面と皿ねじの頭部の上面とが面一状となるようにするために、皿もみ加工が施してある。また、横片25の長手方向の両端部から僅かに中央側に位置する部位には、被係止孔251が穿設されている。
収納本体受片28は、被嵌込部21にある床の開口中央側の垂下片26(つまり、縦片23とは離れた側の垂下片26)の下端部から、床の開口中央側に向けて水平に突設されている。収納本体受片28の長手方向(枠材2の長手方向)の略中間部には、収納本体8に設けられた収納本体設置用突起82を挿通するための、長孔から成る収納本体用孔281が穿設されている。なお、この収納本体受片28の長手方向の両端部は、隣り合う枠材2の収納本体受片28同士が干渉するのを防ぐために斜め45°に僅かにカットされたカット部29が設けられている。
本実施形態のコーナー部材3は、合成樹脂により形成されている。コーナー部材3は、図1に示すように、上下方向に立設し且つ平面視略L字形状にて形成された縦壁33が設けられており、その縦壁33の水平方向の両端面(すなわち、枠材2が嵌め込まれる側の端部)は、枠材2の長手方向の端部が当接する当接部34となっている。また、この縦壁33の下部には矩形状の底面部37が設けられており、この底面部37の上面の略中央部には、凹段部38が形成されている。縦壁33と連設されていない底面部37の側面からは嵌込片31が突設しており、底面部37から突設する各嵌込片31が互いに略直交するようになっている。さらに、縦壁33の上部には、前述の嵌込片31の突出方向と同じ方向(同方向)となるように覆い片32が設けられており、この覆い片32は縦壁33の上端部と連設している。また、この覆い片32の裏面(つまり、覆い片32の下面)には、枠材2のフランジ片22に設けられた切り込み24aから成る被係止部24に嵌まり込む係止部36が設けられている。この係止部36は、覆い片32の裏面から下方に向けて突設された突条36aにより構成されており、前述の嵌込片31の突出方向と同じ方向において、覆い片32の裏面の略全長に亘って設けられている。
しかも、この縦壁33の背面側(つまり、縦壁33の外側)には覆い壁35が設けられている。この覆い壁35は、嵌込片31が設けられている高さから覆い片32に近接する高さ(すなわち、覆い片32と覆い壁35の上端部との間には僅かな隙間が設けられている)にまで、連続して設けられており、縦壁33の水平方向の端部(すなわち、当接部34)よりも枠材2側にその突出先端が位置するようにして、縦壁33とは一体的に成形されている。
また、本実施形態のコーナー部材3にある上記嵌込片31の平面視略中央部に、上下方向に撓む係止片311と、この係止片311の上面に上方に向けて突設し且つ枠材2に穿設された被係止孔251と係合する係止突起312と、が設けられている。なお、この係止突起312は嵌込片31の先端に近づくほど高さが低くなる断面三角形状に形成されている。さらに、嵌込片31の下部には、枠材2の被嵌込部21にある突片27をスライド自在に挟むようにして設けられた断面略L字形状のガイド片39が設けられている。なお、本実施例におけるガイド片39は、嵌込片31の外側に設けられたガイド片39と嵌込片31の内側に設けられたガイド片39とは、僅かに水平方向の突出長さを相違させている。つまり、2つのガイド片39の形状を互いに異ならせることにより、コーナー部材3に枠材2を嵌合して枠組みさせる際に、間違って枠組みしてしまうのを防ぐための工夫がなされている。
このように構成された枠材2とコーナー部材3とを連結し、枠体1を枠組みするには以下のようにして行なう。
枠材2の被嵌込部21にコーナー部材3に設けられた嵌込片31を嵌入して、枠体1の枠組みを行なうのであるが、詳しくは、枠材2の被嵌込部21にある横片25と突片27との間に、コーナー部材3の嵌込片31を挿通していくと、嵌込片31の上面に設けられた係止突起312が枠材2の横片25の端部に当接する。そのまま被嵌込部21に嵌込片31を押し込むと、係止突起312が押圧されて係止片311が下方に撓み、被嵌込部21に嵌込片31が嵌まり込むことができるようになる。その状態で嵌込片31を押し込み続けることで、枠材2に設けられた被係止孔251に係止突起312が差し掛かり、係止片311の撓みが復元して被係止孔251に係止突起312が係止される。
図2に示すように、この被係止孔251に係止突起312が係止するのと同時に、枠材2の縦片23の長手方向の端部がコーナー部材3の縦壁33にある当接部34に当接又は近接するようになっており、枠材2の縦片23とコーナー部材3の縦壁33の内側面が略面一状になるようになっている。さらに、コーナー部材3の覆い片32の下面に設けられた突条36a(すなわち、係止部36)の端部が、枠材2のフランジ片22に設けられた切り込み24a(すなわち、被係止部24)に嵌まり込むようになっており、つまり、コーナー部材3の係止部36が枠材2に設けられた被係止部24に係止される。このとき、枠材2のフランジ片22の端部上面がコーナー部材3の覆い片32によって上方から覆うようになっており、枠材2の切断面である長手方向の端部のフランジ片22の上部に現れるエッジ部が露出しないように、コーナー部材3の覆い片32で覆うようになっている。
このようなコーナー部材3に対する枠材2の接合作業を繰り返せば、平面視矩形状を成す枠体1の枠組みが完了する。
このようにして設けられた枠体1は、上述のように、コーナー部材3の覆い片32によって枠材2のフランジ片22の端面上部を覆うようになっており、つまり、合成樹脂製のコーナー部材3により覆うことで金属製の枠材2の切断面に現れるエッジ部が露出しないため、エッジ部分によって手足を引掛けて切傷を負ってしまう心配も無い。また、枠材2を形成するに当たり、長尺状に設けられた部材を長手方向に直角な断面で切断して形成することができるので、無駄になる部材がほとんど発生しないという利点も有している。
また、上記のように、コーナー部材3の嵌込片31を枠材2の被嵌込部21に嵌合して枠組みを成しているから、簡単に枠体1を枠組みすることができる。つまり、溶接接合をしないため、作業現場において枠組みすることができ、運搬性に優れ、その上、溶接熱による歪が生じることも無くなる。
また、枠材2の被嵌込部21にコーナー部材3の嵌込片31を挿通するに当たって、ガイド片39が突片27をスライド自在に挟むようにして設けられているから、スムーズに嵌合して枠組みすることができ、それに加えて、ガイド片39を設けることにより嵌込片31の強度を補強する効果も奏している。
また、枠材2の切断に当たって、製作上の誤差により直線状に切断することができず、コーナー部材3の縦壁33の当接部34と枠材2の縦片23の長手方向の端部との間に隙間が生じてしまった場合であっても、コーナー部材3の縦壁33の背面(外側面)に覆い壁35を設けてあり、枠材2の外側面に覆い壁35が位置しているから、その隙間から床の開口端面が見えてしまうのを回避でき、その結果、外観が損なわれるのを防ぐことができる。
さらに、コーナー部材3の嵌込片31を枠材2の被嵌込部21に嵌め込むのとは別に、コーナー部材3の覆い片32と枠材2のフランジ片22との重なり部分において覆い片32に係止部36を設けて、係止部36と被係止部24とを係止させたから、枠組みされた枠体1のねじれ方向に対する強度を向上することができる。
このようにして構成された枠体1は、以下のように床下収納庫に配設される。
本実施例の床下収納庫が設置される開口部は、図4に示すように、床板Cの下に取付用根太Aが配設されており、この取付用根太Aの内周面に受枠補強根太Bが固設されている。この受枠補強根太Bは、床板Cの上面よりも下方に位置して固設されており、詳しくは、枠材2のフランジ片22の下面から被嵌込部21の垂下片26の下端までの寸法Lと同じ寸法だけ、受枠補強根太Bの上面が床板Cの上面から下がった位置となるように固設されている。
上述したように枠組みされた枠体1を、この床に設けられた開口に配設するに当たっては、図5に示すように、受枠補強根太Bの上面に収納本体受片28と垂下片26の下端部を載置すると共に、フランジ片22の下面を床板Cの上面に当接した状態を維持したまま、枠材2の横片25に設けられた固着具挿通穴252に皿ねじ(皿木ねじ)を挿通し、枠材2の下方にある受枠補強根太Bに螺合して固設する。
そして、この床に設けられた開口に配設された枠体1(周枠1a)内に有底箱状の収納本体8を挿通して設置するのであるが、収納本体8の下方の空間には収納本体8を支持するモルタルをあらかじめ配設しておき、その後、モルタル上に収納本体8を支持させると共に枠体1に収納本体8を設置する。
枠体1に収納本体8を設置するには、図6に示すように、この収納本体8の開口外縁に設けられたフランジ部81を、この枠材2の収納本体受片28に設置する。収納本体8のフランジ部81の裏面からは突起から成る収納本体設置用突起82が下方に向けて突設されており、枠材2の収納本体受片28に穿設された収納本体用孔281に挿通し係合して位置決めができるようになっている。
このようにして構成された床下収納庫には、その開口を閉塞する蓋4が開閉自在に設置されている。
本実施形態の蓋4は、図7、図8及び図11に示すように、蓋4の主体を構成し平面視正方形の板状部材から成る蓋体41と、この蓋体41の外周を囲む外枠1b(枠体1)と、蓋体41の下面に設けられた補強材42と、蓋体41の上面に設けられた把持部43と、を備えている。
蓋4の外枠1b(枠体1)は、金属製の外枠用の枠材6と、合成樹脂製の外枠用のコーナー部材7と、から構成されており、4つの枠材6をコーナー部材7を介して連結することで平面視矩形状を成して形成されている。更に言えば、この各枠材6はすべて略同じ長さで形成されており、各枠材6をコーナー部材7により連結したものは、平面視で正方形状を成す外枠1bを構成している。
この外枠1b用の枠材6は、床に設けられた開口の周枠1aと同様に、金属を押出成形して成る長尺状の部材を、長手方向に垂直な断面により切断することで、各枠材6が形成されている。この枠材6は、蓋体41を差し込む断面略コ字形状を成す蓋体差込部61と、その蓋体差込部61の下部に設けられた載置部62とを備えている。
この蓋体差込部61は、蓋体41の端部上面に当接するフランジ片63から下方に向けて外枠縦片64が連設され、この外枠縦片64の下端部からフランジ片63と略平行するように外枠横片65が連設することで構成されている。フランジ片63の下面と外枠横片65の上面からは、互いに向き合うようにして外枠突片66が突設されており、外枠縦片64と外枠突片66とで外枠用の被嵌込部67を構成している。さらに、外枠縦片64には蓋体41の側端部と固着一体化するための固着具挿通孔68が穿設されている。
載置部62は、蓋体差込部61の外枠横片65における床の開口中央側の端部(外枠縦片64からの突出先端)から下方に向けて連設された載置用縦片621と、載置用縦片621の下端部から外方に向けて連設された載置用横片622とで構成されている。
外枠1b用のコーナー部材7は、合成樹脂により形成されている。このコーナー部材7は、上下方向に立設し且つ平面視略L字形状にて形成された外枠縦壁72が設けられている。この外枠縦壁72の水平方向の端部からは、嵌込片73が突設されており、この嵌込片73は互いに略直交するようにして設けられている。また、外枠縦壁72の上部には、前述の嵌込片73の突出方向と同じ方向となるように覆い片74が設けられており、この覆い片74は外枠縦壁72の上端部に連接して設けられている。その上、このコーナー部材7の下部には、前述の覆い片74と同じ方向となるように下覆い片75が設けられており、この下覆い片75は外枠縦壁72の下端部に連設して設けられている。さらに、コーナー部材7の下端部(つまり、下覆い片75の下部)には下面視略矩形状の突部71が設けられている。嵌込片73の先端側にある突部71の側面は、垂直面に形成されており、枠材6にある載置部62の長手方向の端部と当接又は対向して位置するようになっている。
このように構成された枠材6とコーナー部材7とを連結し、蓋4を組み立てるには以下のようにして行なう。(図7乃至図9及び図11参照)
枠材6の外枠縦片64と外枠突片66とで形成する被嵌込部67に、コーナー部材7に設けられた嵌込片73を嵌入する。被嵌込部67に嵌込片73を嵌入していくと、外枠1b用の枠材6のフランジ片63の長手方向の端部上面を、コーナー部材7の覆い片74が覆うと共に、外枠1b用の枠材6の外枠横片65の端部下面を、コーナー部材7の下覆い片75が覆うようになっている。このとき、枠材6にある載置部62の長手方向の端部が、コーナー部材7の下端部にある突部71に当接又は対向して位置するようになっており、載置部62の長手方向の端部の切断面に現れるエッジ部分が露出しないように、コーナー部材7の突部71が該エッジ部分を覆って設置される。
このようにして外枠1b用の枠材6とコーナー部材7との連結を行い、枠材6を3つ連結した状態であるコ字形状としたものを形成する。この状態に組み立てた枠材6の蓋体差込部61に向けて板状の蓋体41を差し込み、所定の位置に蓋体41を位置させる。その後、枠材6の外枠縦片64にある固着具挿通孔68に固着具を挿通して、枠材6と蓋体41とを固着一体化し、コ字形状の開放面に設置すべき枠材6を連結して設置し、同様に固着具により枠材6と蓋体41とを固着するようにする。
次に、図11に示すように、ねじ等の固着具により、外枠1bが装着された蓋体41の下面に補強材42を固設すると共に、蓋体41の上面に設けられた凹み部(図示せず)に取っ手を螺設して把持部43を設ける。このようにして、蓋4が完成する。
このような枠材6の組立構造によると、金属製の枠材6の載置部62の長手方向の端部(つまり切断面)にあるエッジ部分を、合成樹脂製のコーナー部材7の突部71により覆っているから、載置部62の長手方向の端部にエッジ部分により手足を引掛けて切傷などの怪我を起こすことがなくなる。その上、枠材6のフランジ片63や外枠横片65を、コーナー部材7の覆い片74と下覆い片75とで覆うようにしているから、この点においても、枠材6の長手方向の端部にあるエッジ部分で怪我をすることが防止されている。
なお、蓋4のコーナー部材7の下端部に突部71を設けてあるが、床に設けられた開口の周枠1aのコーナー部材3の底面部37の略中央には凹段部38が設けてあるから、蓋4を、床に設けられた開口の周枠1a上に設置した場合であっても、ガタツキを生じさせることなく設置することができる。更に言えば、蓋4に載置部62が設けてあることにより、補強材42を設置した場合であっても、床に設けられた開口の周枠1aに補強材42が干渉することなく設置することができるうえに、蓋4を床上に載置するに当たっても、安定して載置しておくことができるという利点も有している。
以上、床下収納庫に基づいて本発明の枠材2の組立構造を説明したが、本発明の枠材2の組立構造は床下収納庫に限定されるものではなく、床下点検口の開口に配設するものや、その床下点検口を閉塞する蓋4においても同様に適用することができる。
また、本実施形態の周枠1a用のコーナー部材3や外枠1b用のコーナー部材7は、合成樹脂により成形したが、合成樹脂は、例えば、ABS樹脂、変性PPO(ポリフェニレンオキサイド)、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂、熱可塑性エラストマー、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂等を好適に使用することができ、特に限定されるものではない。さらに、本実施形態の周枠1a用の枠材2や外枠1b用の枠材6は、アルミニウムにより成形したが、アルミニウム合金やステンレス等のように、金属により成形したものであれば特に限定されない。
さらに、本実施形態の周枠1aや外枠1b(すなわち、枠体1)は、正方形状により形成してあるが、矩形状であれば長方形状であってもよく、特に限定されるものではない。
本発明の一実施形態の床に設けられた開口の周枠の要部分解斜視図である。 同上のコーナー部材と枠材とを一部組み立てた状態の斜視図であり、(a)は上方から見た斜視図であり、(b)は下方から見た斜視図である。 同上の床に設けられた開口の周枠(枠体)を組み立てた状態の斜視図である。 同上の床に設けられた開口を説明する斜視図である。 同上の開口部分の要部の一部を切断した斜視図である。 同上の床下収納庫を組み立て方法を説明する図であり(a)は収納本体を設置する直前の斜視図であり、(b)は収納本体を枠体に設置した状態を説明する要部断面図である。 同上の蓋の分解斜視図である。 同上の蓋の完成図の斜視図である。 同上の外枠用コーナー部材に外枠用枠材を接合した状態を示す下方から見た斜視図である。 同上の床に設けられた周枠上に蓋を設置した状態の要部断面図である。 同上の蓋を組み立て方法を説明する斜視図であり(a)は外枠に蓋体を差し込んだ状態の分解斜視図であり(b)は蓋の完成図の下方から見た斜視図である。
符号の説明
1 枠体
1a 周枠
1b 外枠
2 枠材
21 被嵌込部
22 フランジ片
23 縦片
24 被係止部
25 横片
251 被係止孔
252 固着具挿通穴
26 垂下片
27 突片
28 収納本体受片
281 収納本体用孔
29 カット部
3 コーナー部材
31 嵌込片
311 係止片
312 係止突起
32 覆い片
33 縦壁
34 当接部
35 覆い壁
37 底面部
38 凹段部
39 ガイド片

Claims (2)

  1. 金属製の枠材を合成樹脂製のコーナー部材により連結して平面視矩形状の枠体を形成し、この枠体が床に設けられた開口の周枠に用いられてなる床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材の組立構造であって、
    前記コーナー部材は、
    平面視略L字状の縦壁と、
    この縦壁の下部に設けられた矩形状の底面部と、
    この底面部において前記縦壁が設けられていない側面から互いに略直交するようにして設けられた嵌込片と、
    前記縦壁の上部に前記嵌込片の突出方向と同方向に突出するよう設けられた覆い片
    を備え、
    前記枠材は、
    前記開口が設けられた床の開口端部上面に当接するフランジ片と、
    このフランジ片から下方に向かって連設された縦片と、
    この縦片の下部に設けられ前記嵌込片が嵌め込まれる被嵌込部と
    を備え、
    前記被嵌込部は、
    前記縦片から床の開口中央側に向かって突出して床下収納庫又は床下点検口の蓋が載置される横片と、
    この横片の突出方向の先端および基端のそれぞれから下方に向かって突設された垂下片と
    を有しており、
    前記覆い片に係止部が設けられると共に前記フランジ片に前記係止部に係止される被係止部が設けられ、
    前記コーナー部材の嵌込片を前記枠材の被嵌込部に嵌合して枠組みするとコーナー部材の覆い片によって枠材のフランジ片の端面上部われ、前記係止部と前記被係止部とが係止されるものである
    ことを特徴とする床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材の組立構造。
  2. に設けられた矩形状の開口に配設する枠体の枠材にあるフランジ片から下方に向けて縦片を連設し、
    コーナー部材にある覆い片から下方に向けて連設された縦壁の枠材が嵌め込まれる側の端部を当接部とし、
    当接部よりも枠材側に突出先端が位置し且つ縦壁の背面側に覆い壁を設け、
    コーナー部材の当接部を枠材の長手方向の端部に当接して縦片と縦壁の内側面が面一状になると共に枠材の外側面に覆い壁が位置して成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の床下収納庫又は床下点検口に用いる枠材の組立構造
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