JP5254963B2 - スイッチの操作装置及び教示用ペンダント - Google Patents

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Description

この発明は、左右何れか一方の手で選択的に操作されるスイッチの操作装置、及びこの操作装置を備えた教示用ペンダントに関する。
操作者の操作によって回路を開閉するスイッチとして、両手で操作できるようにしたものがある。例えば、工場内で機器の制御に用いられる教示用ペンダントは、筐体の前面に制御対象の機器に対する入力操作を受け付けるスイッチを配置し、イネーブルスイッチの操作子を配置している。操作者は、一方の手で側方から筐体を把持し、他方の手でスイッチを操作する。イネーブルスイッチの操作子は、筐体を把持している手で操作される。
イネーブルスイッチは、操作子を、操作されていない無操作位置、軽く押し込まれた第1操作位置、及び強く押し込まれた第2操作位置の3位置に変位自在に備えている。教示用ペンダントは、イネーブルスイッチの操作子が第1操作位置にある時にのみ前面のスイッチの操作が有効にされ、操作子が無操作位置又は第2操作位置にある時にはスイッチの操作が無効にされる。操作子が第2操作位置から無操作位置に変位する時には、第1操作位置でもスイッチの操作は無効にされたままである。
操作者が操作子を第1操作位置まで操作して機器を制御している間に機器に異常を生じた場合、操作者が操作子から手指を離すか、又は操作子を強く押し込むことでスイッチの操作が無効にされ、機器の動作を停止させることができる。
通常、操作者は、利き手とは反対の手で筐体を把持し、利き手でスイッチを操作する。右利きの操作者及び左利きの操作者の何れもが、教示用ペンダントを快適かつ安全に使用できるようにすべく、イネーブルスイッチの操作子は、左右何れの手でも操作できるようにされている。
それぞれの操作子が左右それぞれの手で操作される2個のイネーブルスイッチを設けた操作装置や、左右それぞれの手で操作される2個の操作子を備え、2個の操作子のそれぞれで単一のイネーブルスイッチを動作させるようにした操作装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3650728号公報
しかしながら、従来の操作装置では、左右それぞれの手で操作される2個の操作子が備えられているため、左右の手の操作状態が一致しない可能性があり、この場合にスイッチのオン/オフ状態をどのように特定するかが問題になる。
例えば、教示用ペンダントの操作者が、両手でイネーブルスイッチを動作させる2個の操作子のそれぞれを操作している場合、制御対象の機器に異常を生じた時に左右の手で異なる操作を行うと、機器の動作を停止できずに危険状態が継続する可能性がある。また、2個のイネーブルスイッチを備えた教示用ペンダントでは、同様の状況で安全性を確保するために、各イネーブルスイッチの信号を制御する必要を生じ、コストの上昇を招く。
このような問題は、イネーブルスイッチを備えた教示用ペンダントだけでなく、2ポジションのスイッチを備えた装置においても生じうる。
この発明の目的は、単一の操作子を左右何れか一方の手で選択的に操作できるようにして、2種類の操作状態が同時に成立することを防止できるスイッチの操作装置、及びこれを備えることで操作者の安全性を確保することができる教示用ペンダントを提供することにある。
この発明のスイッチの操作装置は、操作子及び保持手段を備えている。操作子は、少なくとも1つのスイッチを収納する筐体の表面に露出し、スイッチをオン状態又はオフ状態に動作させる。保持手段は、操作子を第1の操作領域と第2の操作領域との何れか一方で選択的に操作できる状態に保持する。
保持手段は、操作子を、第1の操作領域で第1の方向に沿って複数の操作位置の間に変位自在に保持するとともに、第2の操作領域で第1の方向と異なる第2の方向に沿って複数の操作位置の間に変位自在に保持する。操作子は、複数の操作位置のそれぞれに位置する時に前記スイッチをオン状態又はオフ状態にする。保持手段は、操作子を軸支する軸部を備えている。第1の方向及び第2の方向は中立位置から軸部を中心とする回転方向に沿って互いに反対の方向である。
保持手段は、操作子の動作をスイッチに伝達する第1及び第2の連絡子であって、操作子の第1の方向への動作にのみに連動する第1の連絡子、及び操作子の第2の方向への動作のみに連動する第2の連絡子を備えている。第1及び第2の連絡子は、それぞれ下端部を支点にして揺動自在に片持ち支持され、中間部にスイッチの可動部に当接する当接部が形成され、上端部が操作子に係合する。
スイッチは3ポジションのイネーブルスイッチであり、操作子が位置する複数の操作位置はイネーブルスイッチをオフ状態とする無操作位置、イネーブルスイッチをオン状態とする第1操作位置、及びイネーブルスイッチをオフ状態とする第2操作位置である。
この構成では、操作子は、第1の操作領域で操作できる状態と第2の操作領域で操作できる状態との何れか一方を選択して使用され、第1の操作領域と第2の操作領域とで同時に操作されることがない。このため、スイッチが操作子によって同時に異なる状態にされることがない。
この構成においては、操作子が第1の操作領域と第2の操作領域とで同時に操作されないようにし、スイッチが操作子によって同時にオン状態及びオフ状態となるように動作されることを防止できる。
また、操作子を中立位置から第1の操作領域で第1の方向に向かって回転させることで、操作子が複数の位置のそれぞれに達した時にスイッチをオン状態及びオフ状態にすることができる。また、操作子を中立位置から第2の操作領域で第2の方向に向かって回転させることで、操作子が複数の位置のそれぞれに達した時にスイッチをオン状態及びオフ状態にすることができる。
さらに、第1の連絡子は操作子の第1の方向への動作にのみに連動し、第2の連絡子は操作子の第2の方向への動作のみに連動する。第1の領域での操作子の操作を第1の連絡子を介してスイッチに伝達させ、第2の領域での操作子の操作を第2の連絡子を介してスイッチに伝達させることができる。このため、スイッチを動作させるための操作子の操作量を調節することができる。
また、スイッチを3ポジションのイネーブルスイッチとし、複数の操作位置はイネーブルスイッチをオフ状態とする無操作位置、イネーブルスイッチをオン状態とする第1操作位置、及びイネーブルスイッチをオフ状態とする第2操作位置としているため、この操作装置を教示用ペンダントに適用した際に、本体を把持した左右何れか一方の手による操作子の操作により、イネーブルスイッチを用いて作業者の安全を確保することができる。
また、保持手段には、さらに第1の操作領域と第2の操作領域とのうち選択された何れか一方の領域で操作子を操作不能にするロック手段を設けることも好適である。ロック手段により、第1の操作領域と第2の操作領域との何れか一方の領域での操作子の操作を確実に禁止して、他方の領域でのみ操作子を操作可能にすることができる。
この発明によれば、単一の操作子を左右何れか一方の手で選択的に操作できるようにして、コストの上昇を招くことなく2種類の操作状態が同時に成立することを防止できる。また、作業者の安全性を確保することができる。
(A)〜(C)は、この発明の第1の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。 (A)〜(C)は、この発明の第2の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。 (A)〜(F)は、この発明の第3及び第4の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。 (A)〜(C)は、この発明の第5の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。 (A)〜(F)は、この発明の第6及び第7の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。 (A)〜(F)は、この発明の第8及び第9の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。 (A)〜(I)は、この発明の第10の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。 (A)及び(B)は、この発明の第11及び12の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図である。 (A)及び(B)は、この発明の第13の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図及び横断面図である。 (A)及び(B)は、この発明の第14の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図及び縦断面図である。 (A)及び(B)は、この発明の第15の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図及び縦断面図である。 この発明の第16の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの横断面図である。 (A)及び(B)は、この発明の第17の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図及び縦断面図である。 (A),(B)は、この発明の実施形態に係る教示用ペンダントの正面図及び背面図である。 (A),(B)は、この発明の別の実施形態に係る教示用ペンダントの要部の斜視面図である。
符号の説明
1 本体
2 操作子
3 軸
4 スイッチ
5,6 連絡子
10 操作装置
21 第1の操作領域
22 第2の操作領域
31 中立位置
32,33 操作位置
100 教示用ペンダント
図1(A)〜(C)は、この発明の第1の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。操作装置10は、本体1、操作子2、軸3、スイッチ4を含む。本体1は、中空筐体形状を呈し、上面に開口部11を備えている。本体1は、軸3を備え、スイッチ4を収納している。本体1は、内部で操作子2を軸3周りに軸支している。
操作子2は、円弧部2A、突出部2B、当接部2Cを含む。円弧部2Aの一部及び突出部2Bは、開口部11から本体1の外部に露出している。突出部2Bは、操作者の手指の先で操作される。当接部2Cは、スイッチ4の可動部4Aに上方から当接する。
スイッチ4は、内部に可動側接点及び固定側接点を備えている。可動側接点は、可動部4Aの上下方向の移動に伴って固定側接点に対して離間及び接触する。
操作子2の突出部2Bは、図中右側及び左側から操作することができる。本体1の上面には、操作者が図中右側から右手指で突出部2Bを操作する第1の操作領域21と、図中左側から左手指で突出部2Bを操作する第2の操作領域22と、が本体1の幅方向(X方向)に沿って構成される。操作領域21及び操作領域22は、X方向における中央部で互いの一部が重複している。突出部2Bは、操作力が作用していない状態で、図1(A)に示すように第1の操作領域21と第2の操作領域22とが重複する部分内に位置する中立位置31に停止している。
突出部2Bに図中右側又は左側に向かう操作力が作用すると、突出部2Bが図中右側又は左側に移動するように、操作子2が軸3周りに時計方向又は反時計方向に回転する。
図1(B)に示すように、操作者が突出部2Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部2Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子2は軸3周りに時計方向に回転する。この回転に伴って当接部2Cがスイッチ4の可動部4Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ4がオン状態となる。
図1(C)に示すように、操作者が突出部2Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部2Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子2は軸3周りに反時計方向に回転する。この回転に伴って当接部2Cがスイッチ4の可動部4Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ4がオン状態となる。
操作者が操作領域21で突出部2BをX1方向に操作位置32まで操作した場合、及び操作領域22で突出部2BをX2方向に操作位置33まで操作した場合のいずれでも、スイッチ4はオフ状態からオン状態に変化する。操作者が操作領域21で突出部2BをX1方向に操作した場合には、突出部2Bは操作領域22から外れ、操作領域22で突出部2Bを操作することができない。操作者が操作領域22で突出部2BをX2方向に操作した場合には、突出部2Bは操作領域21から外れ、操作領域21で突出部2Bを操作することができない。したがって、操作子2は左右何れか一方の手でのみ選択的に操作でき、スイッチ4において2種類の操作状態が同時に成立することを防止できる。
図2(A)〜(C)は、この発明の第2の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。この実施形態に係る操作装置110は、本体1内にX方向に沿って2個のスイッチ41及び42を備えている。その他の構成は、操作装置10と略同様であり、操作装置10と同一の符号を付して説明を省略する。
図2(B)に示すように、操作者が突出部2Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部2Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子2は軸3周りに時計方向に回転する。この回転に伴って当接部2Cがスイッチ41の可動部41Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ41がオン状態となる。
図2(C)に示すように、操作者が突出部2Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部2Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子2は軸3周りに反時計方向に回転する。この回転に伴って当接部2Cがスイッチ42の可動部42Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ42がオン状態となる。
操作者が操作領域21で突出部2BをX1方向に操作位置32まで操作した場合にはスイッチ41がオフ状態からオン状態に変化し、操作領域22で突出部2BをX2方向に操作位置33まで操作した場合にはスイッチ42がオフ状態からオン状態に変化する。操作者が操作領域21で突出部2BをX1方向に操作した場合には、突出部2Bは操作領域22から外れ、操作領域22で突出部2Bを操作することができない。操作者が操作領域22で突出部2BをX2方向に操作した場合には、突出部2Bは操作領域21から外れ、操作領域21で突出部2Bを操作することができない。したがって、操作子2は左右何れか一方の手でのみ選択的に操作でき、スイッチ41とスイッチ42とが互いに異なる2種類の操作状態を同時に成立させることを防止できる。
図3(A)〜(F)は、この発明の第3及び第4の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。図3(A)〜(C)に示す操作装置120は、本体1内に連絡子5,6をさらに備えている。その他の構成は操作装置10と略同様であり、操作装置10と同一の符号を付して説明を省略する。
連絡子5と連絡子6とは、本体1内で軸3の長手方向に配置されている。連絡子5,6は、それぞれの下端部5A,6Aを支点に揺動自在に支持され、中間部にスイッチ4の可動部4Aに当接する当接部5B,6Bが形成されており、上端部5C,6Cが操作子2に係合している。
図3(B)に示すように、操作者が突出部2Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部2Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子2は軸3周りに時計方向に回転する。この回転に伴って連絡子5が時計方向に揺動して当接部5Bでスイッチ4の可動部4Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ4がオン状態となる。
図3(C)に示すように、操作者が突出部2Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部2Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子2は軸3周りに反時計方向に回転する。この回転に伴って連絡子6が反時計方向に揺動して当接部6Bでスイッチ4の可動部4Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ4がオン状態となる。
操作子2の回転を連絡子5,6によってスイッチ4に伝達させることにより、操作子2に作用した操作力が連絡子5,6で増力されてスイッチ4の可動部4Aに作用する。スイッチ4をオン状態にするために必要な操作子2の操作力を小さくすることができ、操作子2の操作を容易にすることができる。また、連絡子の形状を別の適切な形状に変更することにより、操作力を大きくすることができ、操作子の移動量(ストローク)を大きくしたり小さくしたりすることもできる。このように、連絡子の適切な形状により、操作量(操作力やストローク)を調節することができる。
図3(D)〜(F)に示す操作装置130は、操作装置120のスイッチ4及び連絡子5,6に代えて、2個のスイッチ41,42及び連絡子135,136を備えたものである。スイッチ41とスイッチ42とは、軸3の長手方向に沿って配置されている。連絡子135,136は、当接部135B,136Bのそれぞれを上端部135C,136Cに近接させて備えている。
図3(E)に示すように、操作者が突出部2Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部2Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子2は軸3周りに時計方向に回転する。この回転に伴って連絡子135が時計方向に揺動して当接部135Bでスイッチ41の可動部41Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ41がオン状態となる。
図3(F)に示すように、操作者が突出部2Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部2Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子2は軸3周りに反時計方向に回転する。この回転に伴って連絡子136が反時計方向に揺動して当接部136Bでスイッチ42の可動部42Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ42がオン状態となる。
2個のスイッチ41,42を備えた場合でも、操作子2の回転を連絡子135,136によってスイッチ41,42のそれぞれに伝達させることにより、操作子2に作用した操作力が連絡子135,136で増力されてスイッチ41,42の可動部41A,42Aに作用する。スイッチ41,42をオン状態にするために必要な操作子2の操作力を小さくすることができ、操作子2の操作を容易にすることができる。また、上述のように、連絡子の適切な形状により、操作量を調節することができる。
なお、図7(A)〜(C)に示すように、本体191内で軸3と同芯上に配置された捩じりコイルバネ7を備え、捩じりコイルバネ7の両端を操作子192に当接させ、操作子192に対して図7(A)に示す中立位置に復帰する方向の弾性力を作用させるようにしてもよい。
また、スイッチ4が3ポジションのイネーブルスイッチである場合、操作領域21内に第1操作位置32A及び第2操作位置32Bを設定し、操作領域22内に第1操作位置33A及び第2操作位置33Bを設定する。この場合に、図7(A)〜(C)に示した捩じりコイルバネ7に加えて、図7(D)〜(F)に示す捩じりコイルバネ8、又は図7(G)〜(I)に示す捩じりコイルバネ9を設けてもよい。これによって、中立位置31から第1操作位置32A,33Aまでの操作子192の操作力と、第1操作位置32A,33A(操作位置33Aは図示せず。)から第2操作位置32B,33B(操作位置33Bは図示せず。)までの操作子192の操作力と、に変化を与えることができる。
コイルバネ7及び8を用いる場合、操作子192の前後面を同一形状とし、本体191内におけるコイルバネ7及び8のそれぞれの端部の位置に差異を与える。操作子192には、中立位置31から第1操作位置32A,33Aまで回転する間にはコイルバネ7の弾性力のみが作用し、第1操作位置32A,33Aから第2操作位置32B,33Bまで回転する間にはコイルバネ8の弾性力が加わる。
コイルバネ7及び9を用いる場合、本体191内におけるコイルバネ7及び9のそれぞれの端部の位置を同一にし、操作子192の前後面を異なる形状とする。操作子192には、中立位置31から第1操作位置32A,33Aまで回転する間にはコイルバネ7の弾性力のみが作用し、第1操作位置32A,33Aから第2操作位置32B,33Bまで回転する間にはコイルバネ9の弾性力が加わる。なお、コイルバネ7〜9の弾性力は操作子192の操作性を考慮して任意に設定することができ、コイルバネ7の弾性力とコイルバネ8,9の弾性力とに差異を与えることもできる。また、操作子192に中立位置31に向かう方向の弾性力を付与できることを条件として、捩じりコイルバネ7〜9以外の弾性部材を設けてもよい。
図4(A)〜(C)は、この発明の第5の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。操作装置140は、本体141内に操作子142を矢印X方向に沿って移動自在に備えている。操作子142は、平面部142A、突出部142B及び当接部142C,142Dを備えている。その他の構成は、操作装置10と略同様であり、同一の符号を付して説明を省略する。
突出部142Bに図中右側又は左側に向かう操作力が作用すると、突出部142Bを含む操作子142の全体が図中右側又は左側に移動する。
図4(B)に示すように、操作者が突出部142Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部142Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子142はX1方向にスライドする。このスライドに伴って当接部142Cがスイッチ4の可動部4Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ4がオン状態となる。
図4(C)に示すように、操作者が突出部142Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部142Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子142はX2方向にスライドする。このスライドに伴って当接部142Dがスイッチ4の可動部4Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ4がオン状態となる。
操作者が操作領域21で突出部142BをX1方向に操作位置32まで操作した場合、及び操作領域22で突出部142BをX2方向に操作位置33まで操作した場合のいずれでも、スイッチ4はオフ状態からオン状態に変化する。操作者が操作領域21で突出部142BをX1方向に操作した場合には、突出部142Bは操作領域22から外れ、操作領域22で突出部142Bを操作することができない。操作者が操作領域22で突出部142BをX2方向に操作した場合には、突出部142Bは操作領域21から外れ、操作領域21で突出部142Bを操作することができない。したがって、操作子142は左右何れか一方の手でのみ選択的に操作でき、スイッチ4において2種類の操作状態が同時に成立することを防止できる。
図5(A)〜(F)は、この発明の第6及び第7の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。図6(A)〜(C)に示す操作装置150は、本体151内にX方向に沿って2個のスイッチ41及び42を並列に備えている。その他の構成は、操作装置140と略同様であり、操作装置140と同一の符号を付して説明を省略する。
図5(B)に示すように、操作者が突出部152Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部152Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子152はX1方向にスライドする。このスライドに伴って当接部152Cがスイッチ41の可動部41Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ41がオン状態となる。
図5(C)に示すように、操作者が突出部152Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部152Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子152はX2方向にスライドする。このスライドに伴って当接部152Dがスイッチ42の可動部42Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ42がオン状態となる。
図5(D)〜(F)に示す操作装置160は、本体161内にX方向に沿って2個のスイッチ41及び42を互いに対向させて備えている。その他の構成は、操作装置140と略同様であり、操作装置140と同一の符号を付して説明を省略する。
図5(E)に示すように、操作者が突出部162Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部162Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子162はX1方向にスライドする。このスライドに伴って当接部162Cがスイッチ41の可動部41AをX1方向に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ41がオン状態となる。
図5(F)に示すように、操作者が突出部162Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部162Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子162はX2方向にスライドする。このスライドに伴って当接部162Dがスイッチ42の可動部42AをX2方向に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ42がオン状態となる。
操作装置150及び160においても、操作子152及び162を左右何れか一方の手でのみ選択的に操作でき、スイッチ41とスイッチ42とが互いに異なる2種類の操作状態を同時に成立させることを防止できる。
図6(A)〜(F)は、この発明の第8及び第9の実施形態に係るスイッチの操作装置の断面図である。図6(A)〜(C)に示す操作装置170は、本体1内に連絡子175,176をさらに備えている。その他の構成は操作装置140と略同様であり、操作装置140と同一の符号を付して説明を省略する。
連絡子175と連絡子176とは、本体171内で前後方向に沿って配置されている。連絡子175,176は、それぞれの下端部175A,176Aを支点に揺動自在に支持され、中間部にスイッチ4の可動部4Aに当接する当接部175B,176Bが形成されており、上端部175C,176Cが操作子172に係合している。
図6(B)に示すように、操作者が突出部172Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部172Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子172はX1方向にスライドする。このスライドに伴って連絡子175が時計方向に揺動して当接部175Bでスイッチ4の可動部4Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ4がオン状態となる。
図6(C)に示すように、操作者が突出部172Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部172Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子172はX2方向にスライドする。このスライドに伴って連絡子176が反時計方向に揺動して当接部176Bでスイッチ4の可動部4Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ4がオン状態となる。
操作子172の回転を連絡子175,176を介してスイッチ4に伝達させることにより、操作子172に作用した操作力が連絡子175,176で増力されてスイッチ4の可動部4Aに作用する。スイッチ4をオン状態にするために必要な操作子172の操作力を小さくすることができ、操作子2の操作を容易にすることができる。また、上述のように、連絡子の適切な形状により、操作量を調節することができる。
図6(D)〜(F)に示す操作装置180は、操作装置170のスイッチ4及び連絡子175,176に代えて、2個のスイッチ41,42及び連絡子185,186を備えたものである。スイッチ41とスイッチ42とは、矢印X方向及び本体171の前後方向の異なる位置に配置されている。連絡子185,186は、当接部185B,186Bのそれぞれを上端部185C,186Cに近接させて備えている。
図6(E)に示すように、操作者が突出部182Bに図中右側へ向かうX1方向の操作力を作用させると、突出部182Bは操作領域21内を中立位置31から操作位置32まで変位し、操作子182はX1方向にスライドする。このスライドに伴って連絡子185が時計方向に揺動して当接部185Bでスイッチ41の可動部41Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ41がオン状態となる。
図6(F)に示すように、操作者が突出部182Bに図中左側へ向かうX2方向の操作力を作用させると、突出部182Bは操作領域22内を中立位置31から操作位置33まで変位し、操作子2はX2方向にスライドする。このスライドに伴って連絡子186が反時計方向に揺動して当接部186Bでスイッチ42の可動部42Aを下方に押圧し、可動側接点が固定側接点に接触してスイッチ42がオン状態となる。
2個のスイッチ41,42を備えた場合でも、操作子182の回転を連絡子185,186によってスイッチ41,42のそれぞれに伝達させることにより、操作子182に作用した操作力が連絡子185,186で増力されてスイッチ41,42の可動部41A,42Aに作用する。スイッチ41,42をオン状態にするために必要な操作子182の操作力を小さくすることができ、操作子182の操作を容易にすることができる。また、上述のように、連絡子の適切な形状により、操作量を調節することができる。
図8(A)及び(B)は、この発明の第11及び12の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図である。第11及び12の実施形態に係るスイッチの操作装置300及び400は、操作子302及び402の第1の方向又は第2の方向の何れか一方への変位を選択的に規制するロック手段を備えている。ロック手段は、第1の操作領域と第2の操作領域との選択された何れか一方の領域内において操作子を操作不可能な状態にする。
図8(A)に示す操作装置300は、ロック手段としてストッパ303を回転自在に備えている。操作子302は、操作子302A及び302Bからなる。操作子302A及び302Bのそれぞれの裏面には、突起304が形成されている。操作子302が中立位置にある状態で、ストッパ303を時計方向又は反時計方向に回転させると、ストッパ303が操作子302の裏面側に形成された突起304に図中左側又は右側から当接する。この当接により、操作子302Bの第2の操作領域322での第2の方向への変位、又は操作子302Aの第1の操作領域321での第1の方向への変位が規制される。
例えば、図8(A)に示すように、ストッパ303を反時計方向に回転させると、ストッパ303が操作子302Aの突起304に図中右側から当接する。この当接により、操作子302Aは、第1の操作領域321で第1の方向(図中紙面垂直方向)に変位させることができなくなり、第2の操作領域321で第2の方向(図中紙面垂直方向)にのみ変位させることができる。操作子302Bを図中紙面垂直方向に押圧して変位させることでスイッチ40が操作される。
なお、図8(A)に示す例ではストッパ303を操作子302の下方に配置しているが、ストッパ303を操作子302の上方に配置してもよい。また、回転するストッパ303に代えて、図中左右方向に沿って直線的に移動するストッパであって第1の操作領域又は第2の操作領域で操作し302の裏面に係合するストッパを備えてもよい。
図8(B)に示す操作装置400は、ロック手段としてのカバー403を操作子402の前面で左右方向に沿って移動自在に備えている。カバー403を右側又は左側に移動させることで、操作子402の前面における第1の操作領域421側又は第2の操作領域422側のいずれかが被覆される。これによって、操作者は、カバー403によって被覆された第1の操作領域421又は第2の操作領域422の何れか一方の領域内で、操作子402に触れることができず、操作子402を第1の操作領域421内の第1の方向又は第2の操作領域422内の第2の方向に変位させることができなくなる。
例えば、図8(B)に示すように、カバー403を左側に移動させると、操作子402の前面における第2の操作領域422側が被覆され、第1の操作領域421側にのみ操作子402が露出する。したがって、操作子402は、操作領域421内の第1の方向にのみ変位させることができ、操作領域422内の第2の方向に変位させることはできなくなる。
図9(A)及び(B)は、この発明の第13の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図及び横断面図である。この実施形態に係る操作装置500は、保持部材によって操作子502を第1の操作領域521と第2の操作領域522との間に移動自在に保持する。
操作装置500は、保持部材として溝部503A及び503Bを備えている。操作子502には、溝部503A及び503Bのそれぞれに嵌入する突起502A及び502Bが形成されている。溝部503A及び503Bは、互いに対称となる形状を呈し、水平溝と円弧溝とを連結して構成されている。操作子502は、突起502A及び502Bが溝部503A及び503Bの水平部を移動することで、第1の操作領域521と第2の操作領域522との間を移動する。
なお、図9(A)において、突起502A及び502Bは操作子502の上下面のそれぞれに一対ずつ形成されており、溝部503A及び503Bは操作子502の上方及び下方のそれぞれに一対ずつ設けられている。
操作子502を図中右方向又は左方向に移動させると、操作子502は第1の操作領域521又は第2の操作領域522に位置する。操作子502は、溝部503A及び503Bに対する突起502A及び502Bの嵌入により、第1の操作領域521に位置している状態では第1の方向にのみ変位し、第2の操作領域522に位置している状態では第2の方向にのみ変位する。
例えば、図9(B)に示すように、操作子502が第1の操作領域521側に位置している時には、突起502Aが溝部503Aの水平溝と円弧溝との連結部分に位置し、突起502Bが溝部503Bの水平溝の端部に位置する。この場合には、操作者の指が図中左側から操作子502に届かないため、操作者は操作子502を押圧操作することができない。仮に操作者の指が図中左側から届いて操作子502の図中左側の部分に操作装置500の内部に向かう押圧力が作用しても、操作子502は、溝部503Bの水平溝に対する突起502Bの嵌入によって変位することがない。操作子502の図中右側の部分に操作装置500の内部に向かう押圧力が作用すると、操作子502は、突起502Bを支点にして突起502Aが円弧溝内を図中下方向に移動することにより、第1の方向に変位する。この変位によって操作子502がスイッチ40を操作する。
図10(A)及び(B)は、この発明の第14の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図及び縦断面図である。この実施形態に係る操作装置600は、保持部材によって操作子602を第1の操作領域621と第2の操作領域622との間に移動自在に保持する。
操作装置600は、保持部材としてスライド軸603を備えている。スライド軸603は、長手方向を図中左右方向に平行にして操作装置600の内部に配置されている。操作子602の裏面上部には、スライド軸603に外嵌する係止部602Aが形成されている。操作子602は、係止部602Aがスライド軸603に外嵌することにより、スライド軸603の長手方向に沿って第1の操作領域621と第2の操作領域622との間を移動する。
操作子602を図中右方向又は左方向に移動させると、操作子602は第1の操作領域621側又は第2の操作領域622側に位置する。操作子602は、第1の操作領域621側に位置している状態では図中右側からのみ押圧操作でき、第2の操作領域622に位置している状態では図中左側からのみ押圧操作できる。
例えば、図10(A)に示すように、操作子602が第1の操作領域621側に位置している時には、操作者の指が図中左側から操作子602に届かないため、操作者は操作子602を押圧操作することができない。操作者は、図中右側からのみ操作602を押圧操作できる。操作子602を押圧操作すると、操作子602はスライド軸603を支点に下部が操作装置600の内部に変位し、スイッチ40を操作する。
図11(A)及び(B)は、この発明の第15の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図及び縦断面図である。この実施形態に係る操作装置700は、保持部材によって操作子702を第1の操作領域721と第2の操作領域722との間に移動自在に保持する。
操作装置700は、保持部材としてスライド軸703及びカバー704を備えている。
スライド軸703は、長手方向を図中左右方向に平行にして操作装置700の内部に配置されている。操作子702の裏面上部には、スライド軸703に外嵌する係止部702Aが形成されている。操作子702は、係止部702Aがスライド軸703に外嵌することにより、スライド軸703の長手方向に沿って第1の操作領域721と第2の操作領域722との間を移動する。
カバー704は、スイッチ40を覆う形状を呈しており、スイッチ40の操作部に対向する部分に十字状のスリット704Aを備えている。スリット704Aには、操作子702の裏面の板状部704Cから突出した突起702Bが貫通する。
操作子702を図中右方向又は左方向に移動させると、操作子702は第1の操作領域721側又は第2の操作領域722側に位置する。この移動時に、突起702Bは、スリット704Aの水平部を移動する。操作子702は、第1の操作領域721側に位置している状態では図中右側からのみ押圧操作でき、第2の操作領域722に位置している状態では図中左側からのみ押圧操作できる。
例えば、図11(A)に示すように、操作子702が第1の操作領域721側に位置している時には、操作者の指が図中左側から操作子702に届かないため、操作者は操作子702を押圧操作することができない。操作者は、図中右側からのみ操作子702を押圧操作できる。図11(B)に示すように、操作子702を押圧操作すると、操作子702はスライド軸703を支点に突起702Bが操作装置700の内部に変位し、スイッチ40を操作する。このとき、操作子702の裏面側に突出した板状部702Cは、スリット704Aの垂直部に嵌入する。図11(A)に示すように、第2の操作領域722側では、スイッチ40はカバー704によって被覆されている。第2の操作領域722側でのスイッチ40の操作を確実に規制できる。
なお、操作装置600及び700では操作子602及び702の上部をスライド軸603及び703に係合させているが、操作子602及び702の下部をスライド軸603及び703に係合させるようにしてもよい。
図12は、この発明の第16の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの横断面図である。この実施形態に係る操作装置800は、保持部材によって操作子802を第1の操作領域821と第2の操作領域822との間に揺動自在に保持する。
操作装置800は、保持部材として回転軸803を備えている。回転軸803は、長手方向を図面に垂直にして操作装置800の内部に配置されている。操作子802は、回転軸803が貫通する孔部802Aが形成されている。操作子802は、回転軸803を中心に回転することで第1の操作領域821と第2の操作領域822との間を移動する。
操作子802を図中右方向又は左方向に回転させると、操作子802は第1の操作領域821側又は第2の操作領域822側に位置する。操作子802は、第1の操作領域821側に位置している状態では図中右側からのみ押圧操作でき、第2の操作領域822に位置している状態では図中左側からのみ押圧操作できる。
例えば、図12に示すように、操作子802が第1の操作領域821側に位置している時には、操作者の指が図中左側から操作子802に届かないため、操作者は操作子802を押圧操作することができない。操作者は、図中右側からのみ操作子802を押圧操作できる。操作子802を押圧操作すると、操作子802は図中二点鎖線で示すように回転軸803を支点に操作装置800の内部に変位し、スイッチ40を操作する。
なお、操作子802の断面形状は、操作子802の変位によってスイッチ40を確実に押圧できる形状を適宜選択することができる。
また、回転軸803を図中上下に移動自在に支持するとともに、上方に付勢する弾性部材を備えてもよい。操作子802に作用した押圧力により、操作子802の回転軸803に軸支されている部分でスイッチ40を確実に操作できる。
さらに、操作子802の変位を他の部材によって増幅してスイッチ40に伝達するようにしてもよい。
さらに、回転軸803の第1の端部を球面軸受で支持するとともに第2の端部を操作装置800内に向けて移動自在にし、かつ第2の端部を外側に付勢する弾性部材を設けることもできる。操作子802の押圧時に操作子802の第2の端部側が第1の端部側を支点に操作装置800内に向かって大きく変位し、スイッチ40をより確実に操作することができる。
図13(A)及び(B)は、この発明の第17の実施形態に係るスイッチの操作装置を備えた教示用ペンダントの背面図及び縦断面図である。この実施形態に係る操作装置900は、保持部材によって操作子902を第1の操作領域921と第2の操作領域922との間に揺動自在に保持する。
操作装置900は、保持部材として球面軸受903を備えている。球面軸受903は、操作子902の裏面上部を軸支する。操作子902は、球面軸受903を支点にして下部を図中右側及び左側に揺動させることができる。
操作子902を図中右方向又は左方向に移動させると、操作子902は第1の操作領域921側又は第2の操作領域922側に位置する。操作子902は、第1の操作領域921側に位置している状態では図中右側からのみ押圧操作でき、第2の操作領域922に位置している状態では図中左側からのみ押圧操作できる。
例えば、図13(A)に示すように、操作子902が第1の操作領域921側に位置している時には、操作者の指が図中左側から操作子902に届かないため、操作者は操作子902を押圧操作することができない。操作者は、図中右側からのみ操作子902を押圧操作できる。操作子902を押圧操作すると、操作子902は球面軸受903を支点に下部が操作装置900の内部に変位し、スイッチ40を操作する。
なお、図13に示す例では、球面軸受903によって操作子902の上部を球面支持したが、操作子902の下部を球面支持するものであってもよい。
図14(A)及び(B)は、この発明の実施形態に係る教示用ペンダントの正面図及び背面図である。教示用ペンダント100は、工場内で制御対象の機器に制御データを設定する際に用いられる。ディスプレイ11、スイッチ12、イネーブルスイッチ13及び操作装置200を備えている。
教示用ペンダント100は、中空筐体を呈し、前面にディスプレイ11及びスイッチ12を配置し、内部にイネーブルスイッチ13を収納しており、背面に操作装置1を配置している。ディスプレイ11は、制御データの内容等を表示する。スイッチ12は、操作者の一方の手指で操作され、制御データの設定入力を受け付ける。
イネーブルスイッチ13は、可動側端子を動作していない無操作位置、軽く押し込まれた第1操作位置、及び強く押し込まれた第2操作位置の3位置に変位自在に備えている。教示用ペンダント100は、イネーブルスイッチ13の可動側端子が第1操作位置にある時にのみスイッチ12の操作を有効にし、可動側端子が無操作位置又は第2操作位置にある時にはスイッチ12の操作を無効にする。可動側端子が第2操作位置から無操作位置に変位する時には、第1操作位置でもスイッチ12の操作を無効にしたままにされる。
操作者は、スイッチ12を利き手で操作できるように、利き手とは反対側の右手又は左手で教示用ペンダント100を側方から把持する。教示用ペンダント100の裏面で、教示用ペンダント100を把持している操作者の右手指が接触できる範囲が第1の操作領域121であり、教示用ペンダント100を把持している操作者の左手指が接触できる範囲が第2の操作領域122である。第1の操作領域121及び第2の操作領域122は、教示用ペンダント100の裏面で幅方向(X軸方向)に沿って配置されており、X軸方向における中央部で互いの一部が重複している。
教示ペンダント100の背面には、第1の操作領域121と第2の操作領域122との重複部分を含む範囲に開口部100Aが形成されている。この開口部100Aから一部を露出させて挟持ペンダント100の内部に操作装置200が収納されている。
操作者が右手で教示用ペンダント100を把持し、操作領域121内で右手指によって操作子201を操作している間には、操作子201は操作領域122から外れる。操作者が左手で教示用ペンダント100を把持し、操作領域122内で左手指によって操作子201を操作している間には、操作子201は操作領域121から外れる。
したがって、操作子201は、操作領域121又は操作領域122内の何れか一方でのみ選択的に操作することができる。両手で同時にスイッチ13を動作させることはできないため、2種類の操作状態が同時に成立することを防止でき、操作者を含め機器の近傍に居る他の作業者の安全性を確保することができる。
図15(A),(B)は、この発明の実施形態に係る教示用ペンダントに用いられる操作装置の斜視面図である。操作装置200は、図15(A)に示すように、本体202の上面にカバー202Aを備え、操作子201の円弧部201Aの露出部分を少なくすることで、操作子201の突起部201Bが両手で同時に操作されることを防止する。
また、操作装置210は、図15(B)に示すように、円弧部211Aの表面に複数のリブ211Fを設け、突起部211Bの操作による操作子211の移動時に操作者の手指やシート状の物体が本体212内に侵入することを防止するようにしてもよい。
なお、操作装置200又は210に代えてこれ以外の全ての実施形態で説明した操作装置1,110〜180の何れかを教示用ペンダント100に適用することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

Claims (3)

  1. 少なくとも1つのスイッチを収納する筐体の表面に露出した操作子であって、前記スイッチをオン状態又はオフ状態に動作させる操作子と、
    前記操作子を第1の操作領域と第2の操作領域との何れか一方で選択的に操作できる状態に保持する保持手段と、
    を備え
    前記保持手段は、前記操作子を、前記第1の操作領域で第1の方向に沿って複数の操作位置の間に変位自在に保持するとともに、前記第2の操作領域で前記第1の方向と異なる第2の方向に沿って複数の操作位置の間に変位自在に保持し、
    前記操作子は、複数の操作位置のそれぞれに位置する時に前記スイッチをオン状態又はオフ状態にするものであり、
    前記保持手段は、前記操作子を軸支する軸部を備え、前記第1の方向及び前記第2の方向は中立位置から前記軸部を中心とする回転方向に沿って互いに反対の方向であり、
    前記保持手段は、前記操作子の動作を前記スイッチに伝達する第1及び第2の連絡子であって、前記操作子の前記第1の方向への動作にのみに連動する第1の連絡子、及び前記操作子の前記第2の方向への動作のみに連動する第2の連絡子をさらに備え、
    前記第1及び第2の連絡子は、それぞれ下端部を支点にして揺動自在に片持ち支持され、中間部に前記スイッチの可動部に当接する当接部が形成され、上端部が前記操作子に係合するようにものであり、
    前記スイッチは3ポジションのイネーブルスイッチであり、前記操作子が位置する複数の操作位置は前記イネーブルスイッチをオフ状態とする無操作位置、前記イネーブルスイッチをオン状態とする第1操作位置、及び前記イネーブルスイッチをオフ状態とする第2操作位置であるスイッチの操作装置。
  2. 前記保持手段は、前記第1の操作領域と前記第2の操作領域とのうち選択された何れか一方の領域で前記操作子を操作不能にするロック手段をさらに備えた請求項1に記載のスイッチの操作装置。
  3. 請求項1又は2に記載のスイッチの操作装置を備え、前記操作子が本体を把持した左右何れか一方の手で選択的に操作される教示用ペンダント。
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