JP2003123565A - 3ポジションスイッチ - Google Patents

3ポジションスイッチ

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JP2003123565A
JP2003123565A JP2001315408A JP2001315408A JP2003123565A JP 2003123565 A JP2003123565 A JP 2003123565A JP 2001315408 A JP2001315408 A JP 2001315408A JP 2001315408 A JP2001315408 A JP 2001315408A JP 2003123565 A JP2003123565 A JP 2003123565A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部が第3ポジションまで押し込まれた
後、第1ポジションまで可動部を復帰させる際に、第2
ポジションでオン状態となることのない3ポジションス
イッチを提供する。 【解決手段】 ペダルの位置が第1ポジションでは端子
NC、第2及び第3ポジションでは端子NOがオン状態
となるマイクロスイッチ(MS)26と、第1及び第2
ポジションでは端子NC、第3ポジションまで変位する
と端子NOがオン状態となると共に、一旦第3ポジショ
ンまで変位すると、第3及び第2ポジションでは端子N
O、第1ポジションまで変位すると端子NCがオン状態
となるMS27とを設ける。そして、MS27の端子N
CとMS26の端子COMとを接続すると共に、MS2
7の端子COMを入力端子IN、MS26の端子NOを
出力端子OA、MS27の端子NOとMS26の端子N
Cとを接続したものを反転出力端子OBとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動部が未操作時
の第1ポジションから第2ポジションまで変位するとオ
フ状態からオン状態に切り替わり、且つ第2ポジション
を越えて第3ポジションまで変位するとオフ状態に切り
替わる3ポジションスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プレス機等の各種工作機械に
は、操作時の安全性を確保するために、非常停止スイッ
チが設けられている。この非常停止スイッチは、工作機
械を操作する作業者の手の届く範囲に設けられており、
この非常停止スイッチを操作することで、工作機械が緊
急停止するように構成されている。
【0003】しかし、このような非常停止スイッチは、
作業者が意識的に操作する必要があり、必ずしも冷静な
対応が可能であるとは限らない非常時には、操作が遅れ
てしまう可能性があった。また、非常時には、単に非常
停止スイッチの操作が遅れるだけでなく、パニック状態
となって、操作中のスイッチを無意識のうちに強く押下
(握り締めたり、踏み込んだり)してしまう可能性があ
る。
【0004】そこで、このような無意識の操作が加えら
れた時にも、工作機械を確実に停止させることが可能な
イネーブルスイッチが提案されている。このイネーブル
スイッチは、規定値以下の小さな押圧力で操作された時
にのみオン状態となり、操作が解除された時だけでな
く、規定値を越える大きな押圧力で操作された時にもオ
フ状態となる3ポジションスイッチを利用し、この3ポ
ジションスイッチがオン状態にある時にのみ、工作機械
の動作を可能とするものである。
【0005】なお、3ポジションスイッチの具体的な構
成として、例えば特開平11−77579号公報には、
可動部への操作を解除した時に、可動部を初期位置(第
1ポジション)に復帰させるための付勢力を発生させる
主付勢部材に加えて、予め設定された中間位置(第2ポ
ジション)を越えて可動部が押下された時に反発力を発
生させる補助付勢部材を設け、第2ポジションにて可動
部がスイッチの可動接点と接触することによりスイッチ
がオン状態となり、また、第2ポジションを越えて第3
ポジションまで可動部が操作されると、可動接点との接
触が解除されることによりスイッチがオフするように構
成されたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された3ポジションスイッチでは、可動部が第2ポジ
ションを越えて第3ポジションまで操作されることでオ
フ状態となった後、可動部への操作を解除すると、可動
部が第1ポジションに復帰する途中で第2ポジションを
通過する際に、可動接点と接触することになる。その結
果、3ポジションスイッチが一時的にオン状態となるた
め、工作機械が再び動作してしまう可能性があり、十分
な安全性を確保できないという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、可動部が第3ポジショ
ンまで押し込まれた後、第1ポジションまで可動部を復
帰させる際に、第2ポジションでオン状態となることの
ない3ポジションスイッチを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の発明である請求項1記載の3ポジションスイッチは、
外部からの操作により、未操作時の第1ポジションから
第2ポジションを経由して第3ポジションまで変位する
と共に、操作が解除されると第1ポジションに復帰する
可動部を有している。
【0009】この可動部の変位に応じて、スイッチ回路
部は、第1及び第2外部端子間の電気的な接続状態を、
第1ポジションではオフ状態、第2ポジションではオン
状態、第3ポジションではオフ状態とし、且つ第3ポジ
ションから第1ポジションに復帰するまでの間はオフ状
態に保持する。
【0010】なお、スイッチ回路部は、一端が第1外部
端子に接続された第1要素スイッチと、一端が第2外部
端子に接続され、前記第1要素スイッチと共に前記第1
及び第2外部端子間に直列接続された第2要素スイッチ
とを備えており、動作伝達手段が、これら第1及び第2
要素スイッチに可動部の動作を伝達する。
【0011】具体的には、[表1]に示すように、第1
及び第2要素スイッチのいずれか一方(以下「前者の要
素スイッチ」という)は、動作伝達手段によって、可動
部が第2ポジションを越えて第3ポジションに達すると
オン状態からオフ状態に切り替わり、第3ポジションに
達した後に第2ポジションを越えて第1ポジションに復
帰すると、オフ状態からオン状態に切り替わる。また、
第1及び第2要素スイッチのいずれか他方(以下「後者
の要素スイッチ」という)は、動作伝達手段によって、
可動部が前記第1ポジションにある時にはオフ状態とな
り、第2ポジション及び第3ポジションにある時にはオ
ン状態となる。
【0012】
【表1】
【0013】つまり、図9に示すように、前者の要素ス
イッチをA,後者の要素スイッチをBとして、可動部が
第1ポジションにある時(図9(a)参照)には、前者
の要素スイッチAがオン状態となるが、後者の要素スイ
ッチBがオフ状態となるため、全体としてはオフ状態と
なる。この状態から可動部が第2ポジションに変位する
と(図9(b)参照)、前者の要素スイッチAはオン状
態のままであるが、後者の要素スイッチBがオフ状態か
らオン状態に切り替わるため、全体としてはオン状態と
なる。更に、可動部が第3ポジションまで変位すると
(図9(c)参照)、後者の要素スイッチBはオン状態
のままであるが、前者の要素スイッチAがオン状態から
オフ状態に切り替わるため、全体としては再びオフ状態
となる。
【0014】この状態から可動部が第2ポジションに変
位すると(図9(d)参照)、いずれの要素スイッチ
A,Bともオンオフ状態に変化がないため、全体として
はオフ状態が保持され、その後、可動部が第1ポジショ
ンまで変位すると(図9(e)参照)、前者の要素スイ
ッチAがオフ状態からオン状態に切り替わるが、後者の
要素スイッチBもオン状態からオフ状態に切り替わるた
め、全体としてはオフ状態が保持されることになる。
【0015】このように、本発明の3ポジションスイッ
チでは、可動部が第2ポジションに操作されてオン状態
にある時に、第1或いは第3ポジションのいずれに変位
する操作が行われてもオフ状態に切り替わるだけでな
く、可動部が第3ポジションに変位後に可動部を変位さ
せた時に、第2ポジションでオン状態となることなく、
オフ状態を保持したまま第1ポジションまで復帰させる
ことができる。
【0016】従って、本発明の3ポジションスイッチ
を、例えば機器のイネーブルスイッチとして使用した場
合、可動部を強く操作することでオフ状態になった後、
可動部への操作が解除された時に、機器が再起動してし
まうことを確実に防止でき、機器の安全性を向上させる
ことができる。
【0017】しかも、本発明の3ポジションスイッチで
は、可動部の変位に対して、それぞれが異なるオンオフ
状態を示す二つの要素スイッチを組み合わせることによ
り、全体として、上述のようなオンオフ状態を実現して
いるため、可動部の動作を各要素スイッチに伝達する動
作伝達部の構成を簡単なものとすることができる。
【0018】具体的には、例えば請求項2記載のよう
に、可動部と連動し、第1及び第2要素スイッチのいず
れか一方を、可動部が第1及び第2ポジションにある時
にオン状態、第3ポジションにある時にオフ状態にする
第1伝達手段と、可動部と連動し、第1及び第2要素ス
イッチのいずれか他方を、可動部が第1ポジションにあ
る時にオフ状態、第2及び第3ポジションにある時にオ
ン状態にする第2伝達手段とを設け、更に、可動部が第
3ポジションにある時に第1伝達手段と係合し、この第
1伝達手段と可動部との連動を阻止する連動阻止手段
と、可動部が第2ポジションを越えて第1ポジション側
に変位すると、連動阻止手段による係合を解除して、第
1伝達手段の可動部との連動を回復させる連動回復手段
とを設ければよい。
【0019】つまり、連動阻止手段と連動回復手段とい
う簡易な構成により、第1伝達手段にて操作される要素
スイッチのオンオフ状態に、可動部の動作に対するヒス
テリシスを持たせることができ、上述した動作伝達部の
動作が実現されるのである。ところで、スイッチ回路部
には、請求項3記載のように、外部の信号線が接続され
る第3外部端子と、第1要素スイッチXと相補的な動作
をし、一端が第1外部端子に接続され、他端が第3外部
端子に接続された第3要素スイッチX’と、第2要素ス
イッチYと相補的な動作をし、一端が前記第1及び第2
要素スイッチX,Yの共通接続端に接続され、他端が前
記第3外部端子に接続された第4要素スイッチY’とを
設け、第1外部端子を入力端子、第2外部端子を出力端
子、第3外部端子を反転出力端子とするように構成して
もよい(図10参照)。
【0020】この場合、第1及び第2外部端子間がオン
状態(即ち、第1及び第2要素スイッチX,Yがいずれ
もオン状態)の時には、第3及び第4要素スイッチ
X’,Y’がオフ状態となるため、第1及び第3外部端
子間はオフ状態となる。一方、第1及び第2外部端子間
がオフ状態(即ち、第1及第2要素スイッチX,Yのう
ち少なくとも一方がオフ状態)の時には、まず、第1要
素スイッチXがオフ状態であれば、第3要素スイッチ
X’がオン状態となるため、第2及び第4要素スイッチ
Y,Y’の状態によらず、第1及び第3外部端子間はオ
ン状態となり、また、第2要素スイッチYがオフ状態で
あれば、第4要素スイッチY’がオン状態となるため、
第1及び第3スイッチX,X’がいずれの状態にあって
も、第1及び第3外部端子間はオン状態となる。
【0021】つまり、第1及び第3外部端子間のオンオ
フ状態は、第1及び第2外部端子間のオンオフ状態とは
反対の状態(相補的な状態)をとることになる。従っ
て、本発明の3ポジションスイッチによれば、互いに反
転してはいるが同等な状態を示す出力が第2及び第3外
部端子から2重に得られることになるため、この2重の
出力を用いて冗長性のある機器を構成することが可能で
あると共に、両出力は互いに反転したものであるため、
これら出力に接続する機器に応じて使用しやすい外部端
子を選択でき、使い勝手も向上させることができる。
【0022】次に、請求項4記載の3ポジションスイッ
チでは、可動部を操作する押圧力が予め設定された規定
値以下である場合には、可動部の変位を予め設定された
第2ポジションまでに制限し、押圧力が規定値を越える
場合には、可動部の変位を第2ポジションを越えた第3
ポジションまで許容する動作制限部を備えている。
【0023】このような動作制限部を備えた本発明の3
ポジションスイッチでは、可動部が第2ポジションを超
えて変位を開始する時に大きな押圧力が必要となるた
め、可動部を2段階動作させることができる。なお、本
発明の3ポジションスイッチは、様々な用途に用いるこ
とができるが、例えば、工作機械等のイネーブルスイッ
チとして使用されるフットスイッチに好適であり、その
場合、請求項5記載のように、足踏操作が可能なペダル
が上述の可動部となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。図1は、本発明が適用された実施形態の
フットスイッチの平面図であり、図2は、そのP−P断
面図である。
【0025】なお、本実施形態のフットスイッチ2は、
工作機械のイネーブルスイッチとして使用されるもので
あり、図1及び図2に示すように、足踏操作用のペダル
4を備えている。このペダル4は、ケース基部6に固定
されたペダル取付板8が軸支するシャフト10を介して
取り付けられており、このシャフト10を挟んで、一方
の側にペダル4、他方の側に動作板12が延設されてい
る。つまり、ペダル4と動作板12とは、一方が下降す
る時には他方が上昇するよう連動して動作するように構
成されている。
【0026】また、ペダル4の下部には、ペダル4を上
方向に付勢する戻しバネ16と、ペダル4を押下する押
圧力が規定値以下の時には、ペダル4の変位を、ペダル
4が当接する中間位置(以下「第2ポジション」とい
う)までに制限し、ペダル4を押下する押圧力が規定値
を超える時には、その形状が変形することにより、ペダ
ル4の変位を、第2ポジションを超えた最大下降位置
(以下「第3ポジション」という)まで許容して、ペダ
ル4の2段階操作を可能とするステップ動作機構18と
が設置されている。また、動作板12の下部には、戻し
バネ16がペダル4を付勢することにより下降した動作
板12に当接して、未操作時のペダル4及び動作板12
の位置(以下「第1ポジション」という)を決めるスト
ッパ20が設けられている。
【0027】ここで、ステップ動作機構18は、対向配
置された一対の側壁40を有しており、この側壁40の
間に設けられた第1の支軸42に、一端が回動自在に支
持された第1ローラリンク46aと、同様に側壁40の
間に形成された第2の支軸44に、一端が回動自在に支
持された第2ローラリンク46bと、第1及び第2の支
軸42,44にそれぞれ支持された第1及び第2ローラ
リンク46a,46bの各固定端とは反対側の端部であ
る各自由端を、相互に且つ回動自在に連結するピンリン
ク46cとからなるローラチェーン46を備えている。
【0028】そして、第2の支軸44には、第2ローラ
リンク46bの自由端を、第1の支軸42側に向けて付
勢するねじりコイルばねからなる付勢機構48が取り付
けられている。また、側壁40の間には、第2ローラリ
ンク46bの自由端が、第1ローラリンク46aの自由
端から第2ローラリンク46bの固定端(即ち第2の支
軸44)を結ぶ仮想線より上側に位置する停止位置を超
えて変位することのないように、第2ローラリンク46
b或いはピンリンク46cに当接して両リンク46b,
46cの変位を規制するストッパ(図示せず)が設けら
れている。
【0029】つまり、ペダル4を介して第1ローラリン
ク46aの自由端に上方からの押圧力が加えられた時
に、第2ローラリンク46bの自由端が、第1の支軸4
2側に向けて屈曲してしまったり、第2ローラリンク4
6b及びピンリンク46cが一直線上に保持されてしま
い、いくら押圧力を加えてもローラチェーン46を変位
させることができない状態となることを防止するように
されている。
【0030】このように構成されたステップ動作機構1
8では、ローラチェーン46に外部からの力が加えられ
ていない場合、付勢機構48の付勢力によって、ローラ
チェーン46は、図2に示す所定の形状、即ち第2ロー
ラリンク46bとピンリンク46cとが予め設定された
角度をなし、且つ第1ローラリンク46aの自由端が第
1の支軸42,第2の支軸44,及び第2ローラリンク
46bの自由端より上側に位置する形状に保持される。
【0031】そして、外部操作によりペダル4が、戻し
バネ16に抗して変位すると、第1ローラリンク46a
の自由端近傍に当接する。この時、ペダル4を介して第
1ローラリンク46aの自由端に加わる押圧力が、予め
設定された規定値以下である場合、ローラチェーン46
は変形することなく、付勢機構48の付勢力によって保
持された形状を維持する。このため、ペダル4の変位
は、図3に示すように、第1ローラリンク46aの自由
端と当接する位置までに制限されることになり、この時
のペダル4の位置が第2ポジションとなる。
【0032】一方、第1ローラリンク46aの自由端に
加わる押圧力が、予め設定された規定値を超えている場
合、ローラチェーン46は、付勢機構48の付勢力に抗
して、第2ローラリンク46bとピンリンク46cとが
成す角度がより鋭角的になるような形状に変化し、第1
ローラリンク46aの自由端はペダル4と共に変位(下
降)する。このため、ペダル4は、図4に示すように、
第2ポジションを超えて、第2ローラリンク46bの自
由端に当接する位置まで変位することになり、この時の
ペダル4の位置が第3ポジションとなる。
【0033】また、ペダル4を操作する押圧力を解除す
ると、戻しバネ16の付勢力によってペダル4が第1ポ
ジションに復帰すると共に、付勢機構48の付勢力によ
ってローラチェーン46も、図2に示す元の形状に復帰
する。なお、ローラチェーン46を付勢機構48の付勢
力に抗して変形させるのに要する押圧力は、付勢機構4
8の付勢力、及び第2ローラリンク46bとピンリンク
46cとの屈曲状態を適宜変更することにより、調整す
ることができる。
【0034】次に、本実施形態のフットスイッチ2にお
いて、動作板12の上方には、動作板12の両側部にて
それぞれケース基部6に固定されたスイッチ取付板2
2,23を介してスイッチ回路24,25が設置されて
いる。これらスイッチ回路24,25は、左右対称な配
置である以外、全く同様に構成されているため、ここで
はスイッチ回路24についてのみ説明する。なお、図5
は、スイッチ回路24周辺のみを抽出して示した図面で
あり、(b)は(a)における右側面図である。
【0035】図示のように、スイッチ回路24は、一対
のマイクロスイッチ26,27を備え、各マイクロスイ
ッチ26,27は、下方、即ち動作板12に向けて垂設
されたアクチュエータ26a,27aが、所定長さだけ
押し込まれると接点の状態が切り替わるように構成され
ている。なお、マイクロスイッチ26,27は、いずれ
も、共通端子COM,常時閉路端子NC,常時開路端子
NOを備えた単極双投型のスイッチからなり、具体的に
は、アクチュエータ26a,27aが未操作時の位置で
ある自由位置にある時には、共通端子COMと常時閉路
端子NCとの間がオン状態、共通端子COMと常時開路
端子NOとの間がオフ状態となり、アクチュエータ26
a,27aが予め設定された動作位置以上に押し込まれ
ると、マイクロスイッチ26,27の状態は反転し、即
ち、共通端子COMと常時閉路端子NCとの間がオフ状
態、共通端子COMと常時開路端子NOとの間がオン状
態となる。
【0036】そして、一方のマイクロスイッチ26のア
クチュエータ26aの先端にはローラ28が取り付けら
れ、また、このローラ28が当接する動作板12上の部
位には、動作板12からの突出量を調整可能なボルト3
0が取り付けられており、動作板12(即ちペダル4)
に連動してアクチュエータ26aが上下動するようにさ
れている。但し、ボルト30の突出量は、ペダル4が第
1ポジションにある時には、アクチュエータ26aが自
由位置にあり、ペダル4が第2ポジションまで変位する
と、アクチュエータ26aが動作位置まで押し込まれる
ように調整されている。
【0037】また、他方のマイクロスイッチ27のアク
チュエータ27aの下部には、スイッチ取付板22に固
定されたガイド部32,33により、アクチュエータ2
7aを操作するための操作杵34が上下方向に摺動自在
に保持されてている。この操作杵34は、中央部及び下
部の2カ所から係合軸36,37が突設されていると共
に、上部のガイド部32内に保持された部分には、図6
(a)に示すように、他の部分より細径の係合溝34a
が形成されている。また、ガイド部32には、係合溝3
4aとの係合が可能な球体38aと、この球体38aを
操作杵34の摺動経路に向けて付勢するスプリング38
bとを備えた係合部材38が取り付けられている。
【0038】なお、上側の係合軸36の取付位置は、係
合軸36,37の間に位置する動作板12が上昇方向に
変位する際にこれと当接し、ペダル4が第3ポジション
に達した時には、図6(b)に示すように、係合軸36
を介して動作板12と連動する操作杵34によって、ア
クチュエータ27aが動作位置まで押し込まれるように
設定されている。但し、図6(a)及び(b)は、ガイ
ド部32,33を断面図にて表すことにより、操作杵3
4周辺の構成を明確にしたものである。
【0039】また、係合部材38を有するガイド部32
の取付位置は、ペダル4が第3ポジションまで変位した
時に、係合部材38の球体38aが操作杵34の係合溝
34aと係合するように調整されている。つまり、ペダ
ル4が一旦第3ポジションまで操作されると、操作杵3
4は、動作板12との連動が解除され、アクチュエータ
27aが動作位置に押し込まれた状態を保持するように
されている。
【0040】また、下側の係合軸37の取付位置は、係
合部材38によって操作杵34が係止されている状態
で、ペダル4が第3ポジションから第2ポジションまで
変位してきた時に、下降方向に変位する動作板12と当
接し、動作板12が更に下降方向に変位すると、図6
(a)に示すように、係合溝34aと球体38aとの係
合を強制的に解除するように設定されている。
【0041】従って、マイクロスイッチ27のオンオフ
状態は、ペダル4の操作に対してヒステリシスを有した
ものとなり、具体的には、ペダル4が第3ポジションま
で操作された時に状態が反転し、一旦状態が反転した後
は、ペダル4が第2ポジションを越える位置まで復帰し
た時に元の状態に戻ることになる。
【0042】なお、係合軸36,37は、動作板12側
だけでなく、スイッチ取付板22側にも突出しているた
め、スイッチ取付板22には、操作杵34の移動経路に
沿ってスリット22a(図5(a)参照)が形成されて
いる。また、ガイド部32は、スイッチ取付板22に形
成された長孔22bを用いて固定されており、ガイド部
32の取付位置、ひいては係合部材38を構成する球体
38aの上下方向の位置を簡単に調整できるようにされ
ている。
【0043】ここで、図7(a)は、スイッチ回路24
を構成するマイクロスイッチ26,27の各端子間の接
続状態を表す説明図である。図7(a)に示すように、
スイッチ回路24では、マイクロスイッチ27の常時閉
路端子NCとマイクロスイッチ26の共通端子COMと
が接続され、マイクロスイッチ27の常時開路端子NO
とマイクロスイッチ26の常時閉路端子NCとが接続さ
れている。そして、マイクロスイッチ27の共通端子C
OMが入力端子IN、マイクロスイッチ26の常時開路
端子NOが出力端子OA、マイクロスイッチ27の常時
開路端子NO及びマイクロスイッチ26の常時閉路端子
NCが、反転出力端子OBとなる。
【0044】そして、これらスイッチ回路24の入力端
子IN,出力端子OA,反転出力端子OBが、ケース基
部6の端部に設けられた図示しないケーブルコネクタ
(図示せず)に接続され、ケーブルコネクタを介して外
部の信号線に接続されるように構成されている。
【0045】このように構成された本実施形態のフット
スイッチ2では、ペダル4に対する操作が行われておら
ず、図2に示すように、ペダル4が第1ポジションにあ
る時には、マイクロスイッチ26,27のアクチュエー
タ26a,27aは、いずれも自由位置にあるため、図
8(a)に示すように、両マイクロスイッチとも常時閉
路端子NCの側がオン状態となり、スイッチ回路24
は、出力端子OAがオフ状態、反転出力端子OBがオン
状態となる。
【0046】次に、ペダル4に対する操作が行われた
が、ペダル4を操作する押圧力が、ステップ動作機構1
8が作動する規定値以下である場合には、図3に示すよ
うに、ペダル4の変位は第2ポジションまでに制限され
る。この第2ポジションでは、マイクロスイッチ26の
アクチュエータ26aが動作位置に達するため、図8
(b)に示すように、マイクロスイッチ26の状態が反
転して、マイクロスイッチ26の常時開路端子NOと、
マイクロスイッチ27の常時閉路端子NCとがオン状態
となる。その結果、スイッチ回路24は、出力端子OA
がオン状態、反転出力端子OBがオフ状態に切り替わ
る。
【0047】また、ペダル4を操作する押圧力が、ステ
ップ動作機構18が作動する規定値を超えている場合に
は、図4に示すように、ペダル4が第2ポジションを超
えて第3ポジションまで変位する。この第3ポジション
では、マイクロスイッチ27のアクチュエータ27aも
動作位置に達するため、図8(c)に示すように、マイ
クロスイッチ27の状態が反転し、両マイクロスイッチ
26,27とも常時開路端子NOがオン状態となる。そ
の結果、スイッチ回路24は、出力端子OAがオフ状
態、反転出力端子がオン状態に切り替わる。
【0048】その後、ペダル4への操作が解除され、ペ
ダル4が第2ポジションまで復帰した場合、マイクロス
イッチ26のアクチュエータ26aは、まだ動作位置に
あり、また、マイクロスイッチ27のアクチュエータ2
7aも、係合部材38により係止された操作杵34によ
って動作位置に保持されたままとなるため、図8(d)
に示すように、第3ポジションの時と同じ状態が保持さ
れる。
【0049】そして、ペダル4が第2ポジションを越え
て第1ポジションまで復帰すると、マイクロスイッチ2
6の状態が反転すると共に、係合部材38との係合が解
除された操作杵34が、アクチュエータ27aから離脱
することにより、マイクロスイッチ27の状態も反転
し、図8(e)に示すように、両マイクロスイッチ2
6,27とも、常時閉路端子NCがオン状態となる初期
状態に復帰する。この時、両マイクロスイッチ26,2
7の状態が同時に反転するが、スイッチ回路24は、出
力端子OAがオフ状態、反転出力端子OBがオン状態の
まま保持される。
【0050】つまり、本実施形態のフットスイッチ2お
いて、出力端子OAは、ペダル4の操作に従って、第1
ポジションでオフ状態、第2ポジションでオン状態、第
3ポジションでオフ状態となり、その後、第3ポジショ
ンから第1ポジションに復帰する時には、途中でオン状
態になることなく、オフ状態のまま復帰する。これとは
逆に、反転出力端子OBは、反転出力端子OBは、ペダ
ル4の操作に従って、第1ポジションでオン状態、第2
ポジションでオフ状態、第3ポジションでオン状態とな
り、その後、第3ポジションから第1ポジションに復帰
する時には、途中でオフ状態になることなく、オン状態
のまま復帰する。
【0051】以上説明したように、本実施形態のフット
スイッチ2においては、ペダル4が第2ポジションに操
作されてスイッチ回路24,25の出力端子OAがオン
状態にある時に、ペダル4を踏み込む操作を解除する
か、逆にペダル4を強く踏み込む操作が行われることに
より、ペダル4が第1或いは第3ポジションのいずれに
変位したとしてもオフ状態に切り替わり、しかも、ペダ
ル4が第3ポジションに変位した後に、ペダル4を踏み
込む操作が解除された時にも、第2ポジションを通過す
る際にスイッチ回路24,25の出力端子OAがオン状
態となることなく、出力端子OAのオフ状態を保持した
ままペダル4を第1ポジションまで復帰させることがで
きる。
【0052】従って、本実施形態のフットスイッチ2に
よれば、ペダル4を強く踏み込むことで工作機械を緊急
停止させた後、ペダル4の踏み込みを解除した時に、工
作機械が再起動してしまうことを確実に防止でき、工作
機械操作時の安全性を向上させることができる。
【0053】しかも、本実施形態のフットスイッチ2に
よれば、上述のようなオンオフ状態を実現するスイッチ
回路24,25を、ペダル4の変位に対してそれぞれが
異なるオンオフ状態を示す二つのマイクロスイッチ2
6,27を組み合わせることにより構成しているため、
ペダル4(ひいては動作板12)の動作をマイクロスイ
ッチ26,27のアクチュエータ26a,27aに伝達
するための構成(ローラ、ボルト、操作杵、係合軸、ガ
イド部、係合部材)を簡易なものとすることができる。
【0054】また、本実施形態のフットスイッチ2で
は、ペダル4の2段階動作を可能とするために設けられ
たステップ動作機構18が、ペダル4が第2ポジション
を超えて変位を開始する時に最も大きな押圧力を必要と
し、その後は、変位が進む程より小さな力でペダル4を
押下することが可能となるように構成されている。従っ
て、ペダル4を強く踏み込む操作を行った時には、ペダ
ル4が第2ポジションを超えて変位する際にクリック感
が得られるため良好な操作感を得ることができるだけで
なく、第2ポジションを超えたペダル4を、確実に第3
ポジションまで到達させることができる。
【0055】なお、本実施形態において、ペダル4が可
動部、戻しバネ16及びステップ動作機構18が動作制
限部、スイッチ回路24,25の入力端子IN及び出力
端子OAが第1及び第2外部端子、スイッチ回路24,
25の反転出力端子OBが第3外部端子、マイクロスイ
ッチ26の常時開路端子NO側及びマイクロスイッチ2
7の常時閉路端子NC側が第1及び第2要素スイッチ、
マイクロスイッチ26の常時閉路端子NC側及びマイク
ロスイッチ27の常時開路端子NO側が第3及び第4要
素スイッチに相当する。また、動作板12,ローラ2
8,ボルト30が第1伝達手段、動作板12,ガイド部
32,操作杵34,係合軸36が第2伝達手段、係合部
材38が連動阻止手段、係合軸37が連動回復手段に相
当する。
【0056】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態
様にて実施することが可能である。例えば、スイッチ回
路24を構成するマイクロスイッチ26,27の各端子
間の接続は、図7(a)に示したものに限らず、図7
(b)に示すように、マイクロスイッチ26の常時開路
端子NOとマイクロスイッチ27の共通端子COMとを
接続すると共に、マイクロスイッチ27の常時開路端子
NOとマイクロスイッチ26の常時閉路端子NCとを接
続し、更に、マイクロスイッチ26の共通端子COMを
スイッチ回路24の入力端子IN、マイクロスイッチ2
7の常時閉路端子NCをスイッチ回路24の出力端子O
A、マイクロスイッチ27の常時開路端子NO及びマイ
クロスイッチ26の常時閉路端子NCを、スイッチ回路
24の反転出力端子OBとしても、全く同様の動作を得
ることができる。
【0057】また、上記実施形態では、本発明をフット
スイッチに適用した場合について説明したが、フットス
イッチに限らず、通常操作範囲を超えて可動部を押し込
むことによりオフ状態を実現するスイッチであれば、ど
のようなものに適用してもよい。
【0058】更に、上記実施形態では、第2及び第3ポ
ジションにて、マイクロスイッチ26,27のオンオフ
状態が切り替わるように構成されているが、実際には、
第2及び第3ポジションでは確実に状態が切り替わって
いるように、第2及び第3ポジションの少し手前(第1
ポジション側)のポイントで状態が切り替わるように構
成することが望ましい。
【0059】また、上記実施形態では、ペダル4が第3
ポジションから第1ポジションに復帰する際に、マイク
ロスイッチ26,27のオンオフ状態が第2ポジション
にて同時に切り替わるように構成されているが、実際に
は、全く同時に切り替わるようにすることは困難であ
る。従って、第3ポジションから第1ポジションに復帰
する際に第2ポジションでは、マイクロスイッチ26の
状態が切り替わった後に、マイクロスイッチ27の状態
が切り替わるように構成すること、即ち、マイクロスイ
ッチ26よりマイクロスイッチ27の方が、より第1ポ
ジション側のポイントで状態が切り替わるように構成す
ることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のフットスイッチの平面図である。
【図2】 図1におけるP−P断面図であり、ペダルが
第1ポジションに位置する時の状態を示したものであ
る。
【図3】 ペダルが第2ポジションに位置する時の状態
を表す断面図である。
【図4】 ペダルが第3ポジションに位置する時の状態
を表す断面図である。
【図5】 スイッチ回路近傍の構成を表す正面図、及び
その右側面図である。
【図6】 操作杵の動作を表す説明図である。
【図7】 スイッチ回路を構成するマイクロスイッチの
各端子間の接続を表す配線図である。
【図8】 スイッチ回路の状態の変化を表す説明図であ
る。
【図9】 本発明の主要部の構成・作用・効果を示す説
明図である。
【図10】 本発明の主要部の他の構成例を示す説明図
である。
【符号の説明】
2…フットスイッチ 4…ペダル 6…
ケース基部 8…ペダル取付板 10…シャフト 12…
動作板 16…戻しバネ 18…ステップ動作機構 20
…ストッパ 22…スイッチ取付板 22a…スリット 22b
…長孔 24…スイッチ回路 26,27…マイクロスイッ
チ 26a,27a…アクチュエータ 28…ローラ
30…ボルト 32…ガイド部 34…操作杵 34a…係合溝
36,37…係合軸 38…係合部材 38a…球体 38b…スプリン
グ 40…側壁 42,44…支軸 46…ローラチェーン 46a,46b…ローラリンク 46c…ピンリンク
48…付勢機構 COM…共通端子 NC…常時閉路端子 NO…常
時開路端子 IN…入力端子 OA…出力端子 OB…反
転出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの操作により、未操作時の第1
    ポジションから第2ポジションを経由して第3ポジショ
    ンまで変位可能であると共に、前記操作が解除されると
    前記第1ポジションに復帰する可動部と、 外部の信号線が接続される第1及び第2外部端子と、 該第1及び第2外部端子間の電気的な接続状態を、前記
    可動部の変位に応じて、前記第1ポジションではオフ状
    態、前記第2ポジションではオン状態、前記第3ポジシ
    ョンではオフ状態とし、且つ前記第3ポジションから前
    記第1ポジションに復帰するまでの間はオフ状態に保持
    するスイッチ回路部と、 を備えた3ポジションスイッチであって、 前記スイッチ回路部は、 一端が第1外部端子に接続された第1要素スイッチと、 一端が第2外部端子に接続され、前記第1要素スイッチ
    と共に前記第1及び第2外部端子間に直列接続された第
    2要素スイッチと、 前記第1及び第2要素スイッチのいずれか一方が、前記
    可動部が前記第2ポジションを越えて前記第3ポジショ
    ンに達するとオン状態からオフ状態に切り替わり、前記
    第3ポジションに達した後に前記第2ポジションを越え
    て前記第1ポジションに復帰するとオフ状態からオン状
    態に切り替わると共に、前記第1及び第2要素スイッチ
    のいずれか他方が、前記可動部が前記第1ポジションに
    ある時にはオフ状態となり、前記第2ポジション及び前
    記第3ポジションにある時にはオン状態となるように、
    前記可動部の動作を前記第1及び第2要素スイッチに伝
    達する動作伝達部と、 を備えることを特徴とする3ポジションスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記動作伝達部は、 前記可動部と連動し、前記第1及び第2要素スイッチの
    いずれか一方を、前記可動部が前記第1及び第2ポジシ
    ョンにある時にオン状態、前記第3ポジションにある時
    にオフ状態にする第1伝達手段と、 前記可動部と連動し、前記第1及び第2要素スイッチの
    いずれか他方を、前記可動部が前記第1ポジションにあ
    る時にオフ状態、前記第2及び第3ポジションにある時
    にオン状態にする第2伝達手段と、 前記可動部が前記第3ポジションにある時に前記第1伝
    達手段と係合し、該第1伝達手段と前記可動部との連動
    を阻止する連動阻止手段と、 前記可動部が、前記第2ポジションを越えて前記第1ポ
    ジション側に変位すると、前記連動阻止手段による係合
    を解除して、前記第1伝達手段の前記可動部との連動を
    回復させる連動回復手段と、 からなることを特徴とする請求項1記載の3ポジション
    スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ回路部に、 外部の信号線が接続される第3外部端子と、 前記第1要素スイッチと相補的な動作をし、一端が前記
    第1外部端子に接続され、他端が前記第3外部端子に接
    続された第3要素スイッチと、 前記第2要素スイッチと相補的な動作をし、一端が前記
    第1及び第2要素スイッチの共通接続端に接続され、他
    端が前記第3外部端子に接続された第4要素スイッチ
    と、 を設け、前記第1外部端子を入力端子、前記第2外部端
    子を出力端子、前記第3外部端子を反転出力端子とした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の3ポジシ
    ョンスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記可動部を操作する押圧力が予め設定
    された規定値以下である場合には、前記可動部の変位を
    予め設定された第2ポジションまでに制限し、前記押圧
    力が規定値を越える場合には、前記可動部の変位を前記
    第2ポジションを越えた第3ポジションまで許容する動
    作制限部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3いずれか記載の3ポジションスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記可動部は、足踏操作が可能なペダル
    からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれ
    か記載の3ポジションスイッチ。
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